『エッセイ、社会、学問、801円~1000円(文芸・小説、新書)』の電子書籍一覧
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認知症もガンも、いい〈香り〉で治療する
時代がやってきた!
視覚、味覚、聴覚などと並び、非常に身近な感覚でありながら、科学的にまだ謎が多く残る分野――それが「嗅覚」である。重度の認知症患者の症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげる〈香り〉。これまでの西洋医学では太刀打ちできなかった病状の治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最先端の臨床例からわかりやすく解き明かす。
■目次
第一章 嗅覚のメカニズム~ヒトはどのようにして<香り>を感じるのか
第二章 <香り>が人体におよぼす作用~アロマセラピーのサイエンス
第三章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く<香り>~メディカルアロマセラピーの最新研究
第四章 <香り>の効能を楽しむ~精油の使い方 -
社会正義はめんどくさい。
人種や性別、性的指向などによらず、誰もが「自分らしく」生きられる社会は素晴らしい。だが、光が強ければ強いほど、影もまた濃くなる。「誰もが自分らしく生きられる社会」の実現を目指す「社会正義(ソーシャルジャスティス)」の運動は、キャンセルカルチャーという異形のものへと変貌していき、今日もSNSでは終わりのない罵詈雑言の応酬が続いている──。わたしたちは天国(ユートピア)と地獄(ディストピア)が一体となったこの「ユーディストピア」をどう生き延びればよいのか。ベストセラー作家の書き下ろし最新作。
(底本 2023年8月配信作品) -
集団への帰属の欲求とは何を意味するのか。この欲求が他者に対する恐怖や殺戮へとつながってしまうのはなぜなのか――。グローバル化の進展は、さまざまな文化の保持者たちの基盤を揺るがし、時に偏狭で排他的な帰属意識を生み出してしまう。複数の国と言語、そして文化伝統の境界で生きてきた著者は、本書のなかで新しい時代にふさわしいアイデンティティのあり方を模索する。鍵となるのは、「言語」だ。言語を自由に使う権利を守ること、言語の多様性を強固にし、生活習慣のなかに定着させること、そこに世界の調和への可能性を見る。刊行後、大きな反響を呼んだ名エッセイ、ついに邦訳。文庫オリジナル。
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日本最年長お天気キャスター・森田さんが気象業界の50年余りと人生を語る
気象観測データや数値予報資料を解析し、気象予報を行う気象予報士。お天気キャスターを目指して資格を取得する人も増加しています。天気予報は毎日の生活だけではなく、農林水産業、交通機関、流通・小売業、イベント・旅行産業など多くの産業にも重要な情報です。本書では、気象業界や気象予報士の歴史や仕事内容を一望し、特殊な資格ならではのエピソードや魅力を紹介。また、気象予報士を目指す人たちへ向けて、適正や心構え、勉強法などについても解説します。
【目次】
■はじめに
■1章 幼少期から日本気象協会を独立するまで
甚大な被害を出した伊勢湾台風
プラネタリウムに憧れ、さまざまなアルバイトを経験
日本気象協会東海本部の職員になる
名古屋から東京へ
前代未聞の「3回連続穴あけ」事故を引き起こす
解説はわかりやすく、やさしく、自分の言葉で
生放送でアンパンをガブリ
倉嶋厚さんに憧れて
「今を語る天気予報」へ方向転換
天気予報のニーズは人それぞれ
独立のきっかけは湾岸戦争
洗濯指数と野村監督
■2章 気象予報士制度ができてから
会社設立と同時期に気象予報士制度ができる
夕刊紙の見出しに「森田さん落ちる!」
「あしたはあした」の意味
お天気キャスター養成所「森田塾」
気象予報士とお天気キャスターの違い
リアルタイムの解説が重要
「伊豆七島夕日生中継」でハプニング
死ぬかと思った「富士山頂生中継」
「日食病」を罹って12年
■3章 気象予報の歴史と発展
天気図、気象予報の始まりと歴史
気象観測がすべてのきほん
数値予報の誕生
天気予報における三種の神器
世界気象機関(WMO)
「気象業務法」と「気象予報士制度」
気象予報士の仕事と予報業務許可事業者とは
気象予報を行っている機関
気象予報士の勤務体制
■4章 気象予報士になるには
受験資格と試験内容
勉強の取り組み方
どうやって、どこで学ぶ?
学科試験と実技試験の勉強のポイント
参考書のステップ
理科嫌いの克服術
時間がない人の克服術
資格を取ってから
■5章 これからの気象予報士
気象予報士の適性
動物季節観測の廃止から発展継続へ向けて
「本物」を知る魅力を教えてくれた島バナナ
もし、天気予報がなかったら?
気象学は曖昧な学問
気象産業の課題、増える予報の種類
■おわりに -
ビジネス界出身大使が見たカトリックの聖地。
「日本経済の司令塔」経団連に身を置くこと半世紀。土光敏夫ら歴代会長に仕え、生え抜きトップとして事務総長まで務めあげた筆者は突如、世界13億の信徒を束ねるカトリックの総本山に民間大使として赴くことになった。
経団連とバチカン、対極に立った筆者ならではの日常の “気づき”は、資本主義の限界から現代日本の課題まで多岐に及ぶ。地道な人脈作りに始まり、あれよという間に教皇訪日を実現、そしてコロナ禍のなか帰国するまでの1500日。
<土光さんは「過去を振り返るな」「足跡を見るな」と繰り返しおっしゃっていた。それは私にとって座右の銘ともいえる。しかし、本書では、はじめて禁を破って在任1500日間弱のバチカン大使時代を振り返ろうと思う>(まえがき)
(底本 2021年11月発行作品) -
1950年代初頭、冷戦の激化を背景に起こった日本国憲法改正論。この動きに対し、シェイクスピアの翻訳で名高い英文学者が反応する。改憲派の主張は、アメリカによって押しつけられた憲法を廃し、日本人が自主的に憲法をつくることであった。しかし、かれらの主張は本当に妥当なのか。日本国憲法成立の事情を調べながら、浮かび上がった事実を平明率直にまとめたのが本書である。そこには国民がまたも騙され、個人の自由や権利が制約されることへの危機感があった。憲法という国民的利害の最も重大なものについて、われわれはどのように臨むべきなのか。著者の切実な訴えはいまも強く響く。
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著者と個性豊かな社会人で行っている勉強会、学生時代の恩師とのやりとり、さらには社会問題や時事ニュースを個性豊かに取り上げた、著者渾身のエッセイ集。
自由な発想なアイデアで問題解決に繋げる水平思考で考察を行い、提言や要点は著者のユニークな短歌で綴る。
あなたにも新たな気づきがあるはずです。 -
ファッションの魔法を取り戻す。1秒でも着られれば服になり、最大瞬間風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に巨大な熊手のコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルを題材に日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大反響を呼び、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。
目次
第1章 ファッションは広い場所を求めている(ストリートに飛び出した生々しいファッション;カテゴライズできない人間を提示する;ファッションの「祭り」で物語を表現する ほか)
第2章 ファッションの魔法を取り戻す(ヨーロッパで出会った新人たち;制服から漏れ出る個性に注目する;常識を取り外すために別空間を作る ほか)
第3章 ファッションは生きている(人間という中心軸があるからリアルになる;環境は人間を通して服に織り込まれる;世界トップレベルのプレッシャー ほか) -
これから大切な能力って何?
いまの子どもたちの文章読解能力は
本当に「危機的」?
未来の大学入試とは? 英語教育は必要?
そもそも日本人の大多数が、
ネイティブと同じ発音をする必要がどこにあるの?
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祖父母から孫へ、親から子へ――。
世代を超えて伝えたい、教育の「本質」を探る。
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教育とは、わからない未来を予想して、
あるいは来るべき未来社会を予想して、
「子どもたちに生きるための能力を授ける」という、
いささか無謀な行為である。
それでも20世紀前半くらいまでは、その予想は、
ある程度可能だったかもしれない。
たとえば自分の息子が、自分のあとを継いで漁師になることが
確実にわかっていれば、その子には、船の動かし方、釣り具や網の整備の仕方、
天候の予測のための知識、万が一の時の泳ぎ方といったことを教えておけばよかった。
しかし、いま私たちが直面し知ているのは、おおよそ以下のような問題である。
■まず、その子が、どんな職業に就くかまったく予想できない。
■たとえ親が子どもを漁師にしたいと考えても、そもそも22世紀に漁師という仕事が
あるかどうかがわからない。
■さらに、たとえ漁師という仕事が生き残ったとしても、そこで必要とされる
能力について予想がつかない。
■それは、漁業ロボットを操作する能力かもしれない。漁から販売までを一元化し、
六次産業化していくコーディネート力かもしれない。あるいは、養殖の技術や
遺伝子組み換えについての研究こそが、漁師の本分となるかもしれない。
■私が暮らす兵庫県豊岡市の隣町、カニ漁で有名な香美町では、多くのインドネシア人が
漁業実習生として漁に携わっている。もしかすると、これからの漁師に必要な能力は
インドネシア語の習得や、イスラムの習慣への習熟かもしれない。
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本書の中で、私は「教育」について考えていきたいと思う。
2020年の大学入試改革など、教育の大きな転換期を前に、私のこれまでの考えを、
ひとつにまとめて記しておくのも、本書の狙いの一つである。
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巻末に高校・大学の授業や、新入社員研修などにも活用可能な、付録「22世紀ための問題集」つき! -
【ご注意】※作品はレイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
混迷の30年をぶった斬り!
何が起きたか、なぜ起きたか。同時代に生きる二人が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。文庫版新章として「平成が終わった日」収録。ブック&シネマリスト50も充実!
◎福島原発事故(2011年)の予兆は、JCO臨界事故(1999年)にあり。
◎日本の「右傾化」は、PKO協力法(1992年)から始まった。
◎ピケティが予言していたゴーン逮捕(2018年)。
時代を通覧することで初めて見える平成の因果――バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場ほか、あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『平成史[固定レイアウト版]』 の文庫版となります。 -
夢のアメリカンライフ…なんて誰がいった? 夫の転勤で始まった親子3人“出たとこ勝負”のアメリカ生活は、「???」の連続だった…。
なんで「親子でお風呂」はいけないの?
花見もキャンプも酒が飲めないんだって
「卵かけごはん」がNGってどういうこと?
肩まで浸かれない風呂ばかりでどうする
人前で妻をベタ褒めするのはなぜ? etc.
でも、裏を返せば…アメリカから見た日本人も「???」だらけらしい。
生活習慣の違いから教育現場の現実、間違った日本観まで、今のアメリカが手に取るようによくわかる、“抱腹絶倒”の日米比較エッセイ。
「夫への転勤命令で、突然私のアメリカ行きが決まった時、友人たちは言ったもんだ。『いいよね、アメリカ。先進国だから生活楽だし、家広いし、英語ペラペラになるし、“夢のアメリカンライフ”ってヤツじゃん』って。でも、冗談じゃないってば…」(まえがきより)
花見酒に風呂上がりのビール、おいしくて新鮮な和食、肩まで浸かれるお風呂、そしてウォシュレット!「ああ、日本が恋しい…」
彗星のごとく現われた?“とほほエッセイ”の名手、誕生! -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。古老の昔話を聞くとき、子どもたちが一区切りごとに「おっとー」と相づちを打っていく風習「あどうがたり」。聞き手全員のあうんの呼吸が伝わり、物語は生き生きと展開していく。福井県若狭地方を拠点に全国の民俗文化を研究する敦賀短大講師の金田久璋さんが、各地で聞き取りし伝承を掘り起こしたエッセー集。福井新聞に1992年から連載された「伝承と風土のあいだ」など224編が並ぶ。「若狭は水の国であるとともに、杜(もり)の国である」と金田さん。自然や社会のさまざまな環境の中で共生し生きていくための深い視点が秘められた一冊だ。著者の金田氏は若狭路文化研究会の会長もつとめる。
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