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『社会、文藝春秋(新書)』の電子書籍一覧

61 ~97件目/全97件

  • 日本がアメリカに「見捨てられる」? 憲法改正の前になすべきこととは? 新しい「国民安全保障」を緊急提言。キーワードは「軍による安全」「軍からの安全」「政治からの安全」!

    中国の軍事的膨張、北朝鮮の脅威、トランプ大統領が言及した日米同盟への不満……。激動の国際秩序のなか、日本の選択とは? 船橋洋一、五百旗頭薫、戸部良一、細谷雄一ら第一線の研究者が徹底討議、政府と軍、国民の三者が築く「国民安全保障国家」のあり方を提言する。

    【本書の内容】
    ・日本の安全保障のアキレス腱は「政治」にあり
    ・軍事組織、政府、国民の三者関係を考える
    ・政党政治と軍部との関係
    ・歴史の分岐点 近衛内閣はどこで挫折したのか?
    ・戦後体制のなかの自衛隊
    ・ネガティブ・コントロールからポジティブ・コントロールへ
    ・東日本大震災、湾岸戦争から学ぶ
    ・サイバー攻撃、宇宙戦争──新しい危機
    ・民主主義の“模範”イギリスが抱える問題
    ・海外での軍事貢献、国民はどう捉えるか
    ・インドネシア 民主化と国軍の関係
    ・「ナショナル・セキュリティ」が脅かされるとき
  • 内閣調査室は本当に謀略機関だったのか……謎のヴェールを剥がす第一級の歴史史料!

    松本清張は、昭和36年に「文藝春秋」に連載した『深層海流』で、「内調の役目がその辺を逸脱して謀略性を帯びていたとなれば、見逃すわけにはいかない」と書いた。あれから60年たっても、内調については関連する公文書も公開されなければ、組織の正史も作られておらず、依然としてその実態は謎のままだ。

    本書は、昭和27年に吉田茂首相が、旧内務官僚の村井順に命じて内閣調査室が発足したときの、4人のメンバーの1人、志垣民郎氏の手記である。この手記のポイントは、内調は日本を親米反共国家にするための謀略機関だったのか、という問いに明解に答えているところにある。

    志垣氏の主な仕事とは、優秀な学者・研究者に委託費を渡して、レポートを書かせ、それを政策に反映させることだった。これは、結果的に彼らを現実主義者にし、空想的な左翼陣営に行くのを食い止めた。そして本書には、接触した学者・研究者全員の名前と渡した委託費、研究させた内容、さらには会合を開いた日時、場所、食べたもの、会合の後に出かけたバーやクラブの名前……すべてが明記されている。まさに驚きの手記だ。

    100人を超えるリストの面々は豪華の一言に尽きる。時代を牽引した学者はすべて志垣氏の手の内にあった。とくに重要なのが藤原弘達。「時事放談」で知られる政治学者は、東大法学部で丸山真男ゼミに所属した俊才であった。「彼が左翼に行ったら、厄介なことになる」。そこで志垣氏は、彼を保守陣営に引っ張り込むために、あらゆる手立てを尽くす。戦後思想史を塗り替える爆弾的史料である。
  • 897(税込)
    著:
    橋下徹
    著:
    三浦瑠麗
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは?
    大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。
    国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか?
    選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる!

    主な論点

    ・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない
    ・マーケティング政治のすすめ
    ・「国民投票」はなぜ間違えるのか
    ・消費増税か資産課税か
    ・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源
    ・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている
    ・憲法9条改正の前にやるべきこと
    ・女性問題こそ現状打開の突破口
  • 現金が消えると、どのような社会になるのか!?
    「キャッシュレス国家」中国の実態を、北京在住の日本人経済学者が徹底分析!

    いま日本では国をあげてキャッシュレス化を推進しているが、そのはるか先を行くのが中国だ。スマホの決済アプリが広くいきわたり、いまや電子マネーで払えない場所はほとんどない。

    こうした経済システムは中国で「新経済」と呼ばれている。本書では、いま中国で続々と誕生している新ビジネスを紹介。カーシェアリングやシェア自転車といった有名なものにはじまり、料理や食材のデリバリー、無人カラオケ、小型フィットネスジム、さらには病院の受付、支払いまでスマホひとつで済んでしまう中国の今が分かる。

    では、なぜ中国で「新経済」が発展してたのか。その背景にはイノベーションによる経済成長を目指す中国政府の後押しがあったことを、データを駆使して示す。

    そして今、「新経済」はビジネスの枠を超えて、中国政府の社会統治(ガバナンス)に活用されようとしている。キャッシュレス経済とは個人情報を利便性と交換するシステムだ。だからプラットフォームには必然的に個人情報が集まる。個人の信用情報を用いた壮大な社会実験に取り組む中国の現状を考察する。

    最後に指摘するのが新経済の「影」だ。中国では新しいビジネスが数多く誕生しているが、成功ばかりでなく、失敗するケースも少なくない。そうした現実を指摘した上で、日本が「中国新経済」と、どのような協力関係を結べるのかを考察する。
  • 第4次産業革命で長期雇用が激減、大企業も姿を消すかもしれない。自分で自分の仕事を守る時代になる。雇用が減り、フリー型が増加する未来は悪夢なのか? それとも企業の拘束から解放される望ましい社会なのか? 労働法の第一人者が描き出す、未来の働き方と私たちの課題。

    ●社会が変われば、会社も変わる。現実空間の情報がサイバー空間に集積され、そのビッグデータをAIが分析。その結果が現実空間にフィードバックされ、フィンテックや自動運転といった革新的な製品・サービスが生まれる。これが第4次産業革命だ。

    ●会社が変わると、仕事も変わる。技術革新はビジネスモデルを変えるとともに、仕事も変える。会社員の「たな卸し」が始まり、定型作業はAIにとって代わられる。人間に残された仕事は創造的で独創的なものとなり、そうしたスキルを持つ人材が求められる。

    ●大打撃を受ける日本型雇用。長期の雇用を前提とした「日本型雇用」では、目まぐるしく変わるビジネスモデルに対応できなくなり、日本企業も、そのとき必要なスキルをもつスペシャリストを雇う欧米型に変化していく。

    ●雇用型から独立型へ。企業が雇用を減らす上に、スペシャリスト型のニーズが増えることによって、企業に所属せず、専門的スキルを提供するフリー型の働き方が主流になってくる。デジタル技術の発展により、企業と働き手のマッチングも簡単になることも、その流れを支える。

    ●働く環境が変わる。デジタル技術の発展は職場も大きく変える。ICTの発達で、会社に集まる必要性が薄くなり、勤務地や勤務時間帯にしばられない働き方が可能になる。これもフリー型の増加を促す。
  • トランプ「白人至上主義」の復活に警鐘を鳴らし、ヨットマンとしても愛した地球の環境悪化を憂慮する。「日本は中国に負けない」と断じ、国家の主体性のために、日本は新憲法を作り直せと提言する。
    三島由紀夫氏との最後の対談で語り合った「男にとって最高の美徳とは何か」、朴正煕と酒を酌み交わした一夜など、作家の眼でとらえた忘れがたい一瞬も。いま最も求められている警世の直言集。
    「この新書に収録した書き物は、今の世の中の在り様に苛立ち、切歯扼腕している私の心情の吐露に他ならない」

    (目次)
    はじめに
    第1章 トランプの誕生と白人支配の終焉
    白人ファースト再来の危うさ/日本は「白人の失敗」に学べ/「完全自立への道標」憲法論議の空しさ/尖閣諸島という国難/日本製の戦略ミサイルを/真の年男/地球はどうなる/角さんと飲んだビール

    第2章 中国との闘いは終わらない
    世界に堂々と理非を問え/総理は尖閣に行ってほしい/金より先のものがあるはずなのに/残酷な世界の原理/国家的喪失/真の大同とは何か/国を変え、日本人を変える/日中友好「欺瞞」と「幻想」の四十年は終わった

    第3章 今こそ憲法を作れ
    白人による支配と略奪の歴史/この国の将来/二人の朴さん/白人の世界支配は終わった/日本製の飛行機を/醜い日本語の憲法/横綱の張り手/尖閣をどうするのか/日本よ、そして東京よ!/日報問題には古く深い根がある/気の毒な日本の自衛隊/憲法に問われる国家の主体性/慰安婦、靖国、朴正煕
  • 「ポスト真実」時代の情報戦の勝者は?

    連日、けたたましく世界を騒がすトランプ大統領。
    あまりにもめまぐるしい“トランプ劇場”だが、
    その底には「ロシアゲート」疑惑の暗い河が流れ続けている――。
    読売新聞アメリカ総局長が、気鋭のロシア研究者とともに、
    稀代の大統領スキャンダルの実態に切り込む。
    トランプ周辺とロシアマネーとの深い関わり、
    反トランプ陣営の抱える問題、
    さらにはロシアの対米情報工作の実態がついに浮き彫りとなる!

    日本のメディアでは見えてこない「疑惑」の実態

    〇大統領VS.諜報機関の熾烈なバトル
    〇トランプの弾劾はあるか? 焦点は「司法妨害」
    〇信ぴょう性が疑われる「トランプ・ファイル」
    〇反トランプ陣営も抱える「疑惑」
    〇何が「真実」か? 米ロサイバー情報戦の最前線
    〇「ピザゲート事件」 現実を侵食するフェイク
    〇「2020年トランプ再選」の可能性は?
  • 穏やかな国民性で日本人に人気のタイ。だが、そんな明るいイメージの裏に、想像を絶するタブーがある。それは「王室」だ。

    ごく一般の人が、SNSに投稿した何気ないひと言によって「不敬罪」に問われ、30年近い懲役を科せられることもある。

    現在のタイの発展の最大の功労者は、2016年に死去したプミポン国王である。プミポン国王は第二次大戦後、王制の下でのタイ式民主主義を推し進め、数々の政治危機から国を救った。タイを繁栄と安定に導いた王室は、次第に絶対的な存在と目されるようになった。

    だが、1990年代以降、そんな王室に“対抗”する勢力が台頭してきた。タクシン元首相である。タクシンは地方農村への援助や公共投資によって貧しい人々の心を掴んだ。王室周辺は、そんなタクシンに警戒感を強めてゆく。結局、2006年にクーデターによってタクシンは国を追われた。

    しかしタクシン追放後、王室の権威はますます権力闘争に利用されるようになった。

    政治家、軍部、司法の重鎮たちが、政敵を追い落とすために「反王室」のレッテル貼り争いに興じる。経済格差が進行し、国民も分断の度合いを深めている。

    だが、不敬罪は海外メディアにも適用されるため、そんなタイの情勢は抑制的にしか伝えられてこなかった。タイに関する報道は核心に触れられず、読者に理解しづらいものだった。

    本書は、不敬罪で投獄された人の肉声やクーデターを実行した軍部関係者のインタビューなど、深い取材によって得られた貴重な情報が豊富に盛り込まれている。

    タイにおける王室とは何なのか? このテーマは、皇室を戴く日本人にとっても無関心ではありえない。
  • 今も世界のあちこちで民族問題の炎が噴出し続けている! テロの国際的拡散、移民・難民の増大、労働者間の国際競争、スコットランド。カタルーニャなど地域による独立論争、トランプ後のアメリカで台頭する白人至上主義、中東からの入国規制――。“民族オンチ”の日本人だからこそ知っておくべき、民族問題の現実と基礎理論をまとめた一冊。民族問題を理解するための推薦図書も提示。
  • 中国・北朝鮮は怯えている。
    日本人だけが知らない 世界最強の「戦争力」の真実!

    北朝鮮は核開発と弾道ミサイルの開発を続け、日本を標的にすると公言してはばからない。中国は海洋進出への野望をむき出しにし、東シナ海と尖閣諸島周辺での示威活動がニュースにならない日はないほどだ。そんな中、アメリカのトランプ大統領は在日米軍の撤退をチラつかせている。はたして私たち日本人は安全でいられるのか?
    結論からいえば、日米同盟は中国・北朝鮮に対して、きわめて有効に抑止力として機能している。たとえば中国・北朝鮮の潜水艦は、すべて日米に行動を捕捉され、ニックネームまでつけられている。隠密行動が最大の強みである潜水艦がこの有り様では、日米の手のひらの上で遊ばされているようなものだ。中国・北朝鮮は日米同盟の強力な軍事力に怯えているからこそ、表向きの粗暴さとは裏腹に、実際の行動はおとなしい。
    また、日米同盟はアメリカにとって死活的利益である。日本列島は地球の半分(西半球)でのアメリカの軍事力を支える「戦略的根拠地」として機能している。在日米軍基地は、出撃機能、インテリジェンス機能、ロジスティクス機能のどれをとっても米本土なみの戦略拠点であり、日本の基地負担は金額・割合とも世界ダントツである。
    もし日米同盟が解消されれば、アメリカは太平洋から中東に至る地域での覇権を喪失する。日本を失ったアメリカの言うことなど、ロシアや中国どころか北朝鮮も聞かなくなり、アメリカは世界のリーダーの座から即刻転落するだろう。そんなアメリカが、日米同盟をみずから手放すわけがない。
    本書は、日米同盟という世界最強の軍事力が、いかに中国・北朝鮮を抑え込んでいるかを具体的に解き明かす。
    また、中国が日米同盟に仕掛けている現代版「孫子の兵法」ともいえる「三戦」、「A2/AD」の思考も詳しく紹介。著者ならではの最新データも盛りだくさん。
    まさに本書1冊で丸わかり。防衛大臣より賢くなれる!
  • アメリカ・ファーストを掲げ、大統領となったドナルド・トランプ。選挙中は「日本と韓国は自前の防衛力を強化すべき」などと発言し、アジア太平洋地域でのアメリカのプレゼンスの後退、中国のさらなる台頭を許すのではないかといった予想もあった。しかし、当選後は日本の安倍首相と早々に会談するなど、日米同盟の強化を図っているようにも見える。トランプ時代が到来したアメリカで、いったい何が変わり、何が変わらないのか。中国との関係はどうなっていくのか。気鋭の政治評論家が分析する。
  • アメリカから日本人が見た日米の「ねじれ」と「非対称」の歴史。

    1853年のペリー来航から160年以上の時間が流れたが、日本とアメリカの関係には常に「ねじれ」と「非対称性」がつきまとっていた。
    そもそも黒船来航こそが「非対称な関係」の始まりだった。善意と無反省からの「押しつけ」と「ラブコール」を取り混ぜてくるアメリカ。右往左往するだけの日本。
    このパターンは戦後改革にも言えるし、近年の構造改革論議でも同じだ。

    この「非対称性」より問題なのは「ねじれ」である。
    どうして、心の奥に反米を抱えた勢力が長期間にわたって親米政権としてふるまってきたのか。
    民主主義と人権の概念を掲げる勢力がどうしてアメリカへの反感を持ち続けているのか。

    また、日本の知識層には反米感情がある一方で、アメリカの知日派はアメリカにおける知識層だという「ねじれ」もある。
    日本からアメリカへの視線は常に現実的で打算的である。
    だがアメリカから日本を見つめているのは、理想主義的で、哲学的・思索的な人々だ。
    残念ながら、そこに共通のフィールドがない。

    歴史認識問題、沖縄基地問題、集団的自衛権、そして台頭する中国の存在など、さまざまなリスクが絡み、大きなクライシスにさらされている日米関係。
    そこにある日米の「ねじれ」に在米作家が鋭く迫る。
  • 炎上はネットの中だけで起きているのではない!

    「ネット上で非難や誹謗中傷が殺到する」という現象を「炎上」という。
    だが、小泉「劇場」、橋下「劇場」、小池「劇場」のように、「劇場」と名のつく政治手法も、また社会の炎上の一形態なのである。演劇や映画がブームとなるのも典型的な炎上だ。

    ときとして社会を破壊する危険性のある炎上のメカニズムと対策を、保守の論客二人が対論形式でさぐる。

    【著者プロフィール】
    <佐藤健志(さとう けんじ)>
    評論家・作家。89年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。著書に『右の売国、左の亡国』『愛国のパラドックス』『戦後脱却で、日本は「右傾化」して属国化する』『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』『本格保守宣言』など多数。

    <藤井 聡(ふじい さとし)>
    京都大学教授。専門は公共政策論、都市社会工学。内閣官房参与(防災・減災ニューディール)。土木学会論文賞、日本社会心理学会奨励論文賞など受賞歴多数。『公共事業が日本を救う』など著書多数。『大阪都構想が日本を破壊する』で橋下徹元大阪府知事・大阪市長を批判して話題に。

    【目次】
    第一章  現代の「炎上」の基本メカニズム
    第二章  ジャン・アヌイの作劇に見る炎上の魅惑と詐術
    第三章  炎上における「隠蔽」の構造
    第四章  炎上にひそむ「知性のめまい」をさぐる
    第五章  炎上のメカニズムへの挑戦
    第六章  仮相と炎上の戦後史
    第七章  対談 炎上はコントロールできるのか
  • 朝鮮人は三人集まれば、四つの政党をつくる(スターリン)

    利己主義――ひと言で言えばそうなるかもしれません。冒頭に紹介されるスターリンのエピソードは秀逸です。朴槿恵大統領の弾劾・罷免・逮捕に見られた政治的、社会的なうねりは、まさにそうしたメンタリティーが表出したものです。
    また、500年続いた李氏朝鮮時代にはぐくまれた「両班になりたい」という感情も、あらゆるところで顔を出します。「現代の科挙」とも呼ばれる度を越した受験戦争や、誰しもが一度は国会議員になりたいと考える社会風土など、ひとつひとつが社会を歪ませているのです。

    これは「嫌韓本」ではありません。韓国を愛し、理解しようとつとめてきた筆者が見た、ありのままの韓国のルポルタージュです。
    筆者は朝日新聞の外信記者として長年、韓国とかかわり、現在はソウル支局長として日々の取材にあたっています。
    その筆者にして、今の韓国は、「病理」とも呼べる状況に陥っているとしか見えないところに、本書のテーマの深刻さがあります。

    風雲急を告げる北東アジア情勢において、韓国を理解するための絶好の1冊。

    【目次】
    第1章 政治
    スターリンは言った。「朝鮮人は三人集まれば、四つの政党をつくる」
    第2章 歴史
    背後にちらつく北朝鮮の影と日ごとに細る日韓のパイプ
    第3章 経済
    韓国全土に広がる不況と埋まらぬ格差
    第4章 教育
    壮絶なまでの学歴競争社会
    第5章 社会
    地縁・血縁・人脈が支配する世界
    第6章 軍事
    韓国の「三戦術」は、北朝鮮の「三つの切り札」に対抗できない
    第7章 外交
    米国と中国という二大国に挟まれ、身動きが取れない韓国外交
  • 地政学だけで国際政治や安全保障を語るなかれ。

    近年、国際政治を読み解くツールとして地政学が脚光を浴びてきた。土地という、変更の効かない要素を軸にした地政学は、たしかに百年単位の国家戦略を考えるうえで、重要な視点である。

    しかし、地政学だけで現実の国際政治を予測し、対応することは可能なのだろうか。

    とくに戦争は、地政学的、言い換えれば客観的な要素だけで起きるのではない。
    独裁国家であるなら独裁者の信念(もしくは誤信)、民主国家であるならば大衆の気分によって、戦闘の火蓋が切られることが多いのは、歴史が証明している。
    朝鮮戦争では、南進してもアメリカは参戦してこないという金日成の誤信から始まった。外国の例を持ち出さなくても、大東亜戦争は、客観的には敗戦必至の戦争であったにもかかわらず、国民の強い声に押されて始められた。

    よって、安全保障は客観性だけでなく、指導者や国民の感情といった主観的な要素が、もっとも大きなファクターになるのである。
    北朝鮮が、国際情勢を無視してミサイル実験を繰り返すのも、金正恩の主観に分け入らなければ理解することはできない。そして、大方の予想(これも客観的予測)を裏切って当選したトランプ米大統領の主観も、今後の世界の安全保障を大きく左右する。

    元自衛官にして安全保障の論客である筆者が長年温めてきた戦略論の決定版!

    【目次】
    第1章
    「見捨てられた人々」の逆襲が始まった
    第2章
    アメリカ合衆国が最大の懸念となった
    第3章
    第二次朝鮮戦争が始まる
    第4章
    米中戦争の可能性が「非常に高い」理由
    第5章
    だから戦争はなくならない
  • 政治を動かしているのは「イデオロギー」でも「政策」でもない。「人」だ。

    政治は、ルールがあるようでいてルールのない世界、組織立っているようでいて組織立っていない世界、
    理屈だけでは通用せず、運と実力がすべてを支配する世界。
    だからこそ、政治に緊張が生まれ、政治家の個性がますます引き立つ。

    本書に登場するのは、安倍晋三から菅義偉・二階俊博まで、いずれも今日の日本を動かす政治家25名。
    著者は、これまで政治家や官僚たちの貴重な証言を記録に残してきた「オーラル・ヒストリー」の第一人者。
    TBS「時事放談」の司会も務め、生の政治家にこれほど会ってきた政治学者は他にいない。
    その著者が、それぞれの政治家に「一対一」の真剣勝負で直接会い、その人物の核心にズバッと迫る。

    これを読めば日本の政治が断然面白くなる!

    (目次)
    ■安倍政権とは何か――麻生太郎、山口那津男、谷内正太郎、菅義偉、甘利明、安倍晋三
    ■自民党の力の秘密――古賀誠、野中広務、脇雅史、細田博之、高村正彦、二階俊博
    ■チャレンジャーの資格――石破茂、細野豪志、岡田克也、岸田文雄、谷垣禎一、小渕優子、舛添要一
    ■失敗の研究――仙谷由人、与謝野馨、小沢一郎
    ■清和会とは何か――森喜朗、小泉純一郎、福田康夫
  • 804(税込)
    著:
    石川結貴
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    スマホが手放せない! その先に待っているのは……

    10代のスマホ普及率は9割を超え、シニアでも約半数が活用するスマートフォン。
    圧倒的な便利さから「手放せない」人が多いのではないでしょうか。しかし、その裏には、「手放せない」のにはたくさんの理由があることが、綿密な取材から明らかになりました。

    ■スマホに管理される子育て
    ・母子手帳がアプリ化。子育ての相談はAIが24時間体制で応じてくれる
    ・アプリが授乳のタイミングをお知らせしてくれる。子育ての悩みは掲示板へ
    ・母親の目線を集めたい子供を描いた絵本『ママのスマホになりたい』がヒット
    ■がんじがらめの学生生活
    ・風呂の間も、寝るときも……すぐに返事をしなければならない「LINE」の恐怖
    ・グループから外されたらいじめがスタート
    ・「直接殴るのは怖いけど、LINEなら『死ね』って言えちゃう」手軽さ
    ■たこつぼ化するコミュニティ
    ・ソーシャルゲームの中だけでは「勇者」でいられるという孤独
    ・ゲームコミュニティーの居場所を維持するために課金を続ける人々
    ■いじらせ続ける、その秘訣
    ・動くモノを追いかけてしまう人間の心理
    ・トイレまでスマホを持っていく人の数とは?

    廃人にならず、賢くスマホと付き合う方法とは何か? スマホの論点が分かる一冊!

    目次
    ◆第1章 子育ての異変
    ◆第2章 スクールカーストとつながり地獄
    ◆第3章 すきま時間を埋めたくなる心理
    ◆第4章 エンドレスに飲み込まれる人々
    ◆第5章 「廃」への道
  • 国連・NGO・他国の介入が戦争を長引かせるのだ!
    ベストセラー『中国4.0』の著者、待望の最新作!

    著者は古今東西の歴史に通じる一方で、実際の戦場も経験しており、各国の安全保障アドバイザーとして活躍しています。
    そのルトワック氏はこう断言しています。良心や正義感、人道的配慮にもとづく国連、NGO、他国による中途半端な介入が、「戦争」を終わらせるのではなく、「戦争」を長引かせている、と。なにも戦争を奨励しているわけではありません。「本当の平和は、戦争の当事者自身が戦争を倦むほど、徹底的に戦った後でなければ訪れない」のです。
    「難民支援が難民を永続化させる」「軍事力ではなく同盟関係がすべてを制す」など、見誤りがちな「戦争」と「平和」の見方を正してくれます。

    また、「平和のためにこそ尖閣に武装人員を常駐させろ」「日本の「あいまいさ」が中国の誤解を生む」「北朝鮮の核・ミサイル能力を侮るな」「日本が国連常任理事国になる秘策」といった日本への具体的な提言も満載。

    【目次】
    日本の読者へ――日本の新たな独立状態と平和
    1 自己解題「戦争にチャンスを与えよ」
    2 論文「戦争にチャンスを与えよ」
    3 尖閣に武装人員を常駐させろ――中国論
    4 対中包囲網のつくり方――東アジア論
    5 平和が戦争につながる――北朝鮮論
    6 パラドキシカル・ロジックとは何か――戦略論
    7 「同盟」がすべてを制す――戦国武将論
    8 戦争から見たヨーロッパ――「戦士の文化」の喪失と人口減少
    9 もしも私が米国大統領顧問だったら――ビザンティン帝国の戦略論
    10 日本が国連常任理事国になる方法
    <訳者解説>
  • 教科書が教えない「二つの世界大戦の真実」!

    「歴史修正主義」とは戦前の日独を全面肯定する歴史観のことではありません。米英の外交に過ちはなかったのか、あったとすれば何が問題だったのか。それを真摯に探る歴史観のことです。

    「公式の歴史」ではベルサイユ体制と国際連盟体制を破壊した枢軸国(日独伊)の他国への侵略が第二次大戦の原因と説明されますが、実は英米参戦の「必要」や「理由」は後からでっち上げられました。
    ヒトラーによるユダヤ人抹殺は絶対に許されませんが、ナチスのユダヤ人差別が戦争の原因ではありません。
    ベルサイユ体制の不条理、チェンバレンの愚策(ポーランドの独立保障)、ポーランドの頑なな対独外交こそ、大戦の真の原因でした。

    「ヒトラーはどん底のドイツ経済を立て直した」
    「オーストリア国民はドイツへの併合を熱烈に歓迎した」
    「借金に追われていたチャーチルにとって、ナチス台頭は絶好のチャンスとなった」
    などと、本当のことを言ってしまうと、連合国が作り上げた戦後体制の正当性が崩れてしまうのです。

    二つの世界大戦は必要のない戦争だった。とくに第二次大戦はチャーチルとルーズベルトがいなければ起らなかった――。
    本書は二つの世界大戦の真実に迫ります。

    ●目次●
    第一章 第一次世界大戦の真実
    第二章 第一次世界大戦後の歴史解釈に勝利した歴史修正主義
    第三章 ドイツ再建とアメリカ国際法務事務所の台頭
    第四章 ルーズベルト政権の誕生と対ソ宥和外交の始まり
    第五章 イギリスの思惑とヒトラー
    第六章 ヒトラーの攻勢と、ルーズベルト、チェンバレン、そしてチャーチル
    第七章 ヒトラーのギャンブル
  • 日本企業がおこなっている新卒一括採用は悪なのか?  この一冊ですべてが分かる。

    「お祈りメール」という言葉をご存知ですか。就職活動生に対して企業が不採用を告げるとき、
    メールの末尾に、「今後のご活躍を“お祈り”しております」と、慇懃な定型文を付けること
    から付いた、不採用通知の“愛称”です。
    なかには何百回も“お祈り”されてしまい、人格を傷つけられたと思ってしまう学生も。

    そもそも、「新卒一括採用」というのは世界では珍しい形態です。
    なぜこの仕組みは成立したのか? 企業はなぜ日本型雇用に拘るのか? 
    欧米のようにサービス残業の無いジョブ型社会にすれば良いんじゃないか?
     ――色々な声が聞こえます。果たして問題の核心とはなんなのでしょうか。
    本書では歴史を振り返り、データをみて、海外と比較をした上で「採用問題」を解き明かします。

    著者はドラマにもなったマンガ、三田紀房「エンゼルバンク ドラゴン桜外伝」に登場する
    「雇用のカリスマ・海老沢康生」のモデル、海老原嗣生氏。
    本作では新卒採用に焦点を絞って分析し、ついには大学改革まで視野を広げた決定版!
    豊富な図版と平易な語り口で、難しいテーマが、この一冊でマル分かりです。
  • 上座はどこ? 会議や接待のときに迷うビジネスパーソン必読!

    「プロトコール」とは国際儀礼のこと。人と人との間で守るべきエチケットや
    マナーがあるように、国家間で守るべきエチケットのことを指す。
    儀典官室に十年あまり在籍し、国賓・公賓の接遇や昭和天皇の大喪の礼、
    今上天皇の即位の礼を裏方で支えた外務省きってのプロフェッショナルが
    思い出と共に綴る、プロトコール入門書。

    チャールズ皇太子とダイアナ妃、歴代アメリカ大統領、中国要人など
    数々のセレブリティ訪日の舞台裏を描きつつ、国家としての「おもてなし」が
    どのように行われるのか、一般人の知りえない世界を紹介。

    また、外国人に恥ずかしくない招待状の書き方、パーティや会議、
    レストランでの席次の決め方、車にお客様を乗せるときのマナー、
    パーティのメニューの決め方や知っておきたいドレスコードなど、
    グローバルに通用するマナーの教科書。

    前著『国際儀礼の基礎知識』を外務省出身の佐藤優氏が「ビジネスパーソンの
    必読書」と絶賛し、話題を呼んだ。
  • 『新・戦争論』『大世界史』に続く人気シリーズ第3弾!
    今回のテーマはリーダー論。
    「優れたリーダーが出にくくなった現代だからこそ、私たちは
    新たなリーダーの到来を待ち望んでしまう」(池上 彰)

    【おもな目次】
    ●第1章 リーダー不在の時代--新自由主義とポピュリズム●
    リーダー論が成り立たない時代/エリートの責任放棄/左右に共通するエリートのナルシズム など
    ●第2章 独裁者たちのリーダー論--プーチン・エルドアン・金正恩●
    リーダーに対する国民感情/国家に不可欠な暴力装置/北朝鮮のリーダー論 など
    ●第3章 トランプを生み出したもの--米国大統領選1●
    ドナルド・トランプと橋下徹/トランプの共和党乗っ取り作戦/民衆の破壊願望に乗るリーダー など
    ●第4章 エリートVS大衆--米国大統領選2●
    トランプ大統領で日本はどうなる?/教育が格差をつくりだす など
    ●第5章 世界最古の民主主義国のポピュリズム--英国EU離脱●
    国民投票が招いた国家統合の危機/アイルランドのパスポートを求める英国人 など
    ●第6章 国家VS資本●
    パナマ文書の情報源はどこか?/税率の高い日本から逃亡するエリート など
    ●第7章 格差解消の経済学●
    1%の増税で「教育の無償化」は可能/タンス預金の非合理性/静かなる取り付け騒ぎ ほか
    ●第8章 核をめぐるリーダーの言葉と決断--核拡散の恐怖●
    オバマと被爆者の対面に思わず泣いてしまった/オバマ広島訪問に冷ややかだった沖縄 ほか
    ●第9章 リーダーはいかに育つか?●
    伊勢志摩サミットの内情/角栄ブームをどう見るか?/リーダーは段階を経てつくられる ほか
  • 2016年5月27日、オバマ米大統領が、現職の米大統領として初めて、広島を訪問した。米国内ではずっと、「原爆の謝罪につながる」として避けられてきたヒロシマ訪問がなぜ可能になったのか。

    筆者は読売新聞のワシントン特派員として3年間アメリカに駐在したが、そのとき、アメリカ人が知っている日本の都市が、東京の次が広島であることに驚き、以来、ずっと広島と原爆に興味を抱いてきた。そして2011年、広島テレビの社長に就任したとき、ひとつの可能性に賭けてみようと思った。
    ――2016年のサミットは日本で開かれる。この年はオバマの最後の年でもある。そのとき、広島を訪問する可能性は、ある。

    筆者は地元メディア社長として、その人脈をフル稼働して、ヒロシマ訪問を動かしはじめた。広島市民の声をホワイトハウスに届けた「オバマへの手紙」をはじめ、日米両国でのロビー活動にいそしむなど、慎重に準備は進められた。そして――記憶に新しいオバマ訪問の舞台裏を、ダイナミックに描いたインサイドストーリー。

    ヒロシマの平和の心を世界へ。感動の秘話満載のルポルタージュ。
    オバマ広島演説(英文/日本語訳)を付録として掲載。
  • “最後のセーフティーネット”児童相談所は、なぜ虐待を見過ごして
    しまうのか?

    虐待された子どもの「最後のとりで」となるのが児童相談所です。
    必要とあらば親と引き離したり、一時保護所で預かったり、訪問や
    カウンセリングをして安全を確保する役所・・・のはずなのに、
    「児童相談所に何度も通報していたのに虐待死してしまった」
    という例が後を絶ちません。

    人手不足、専門家の不足といったハード面の限界は各メディアでも
    言われていますが、それは本質的な問題ではありません。

    本書で取り上げる問題の一例は――。
    ・心理的虐待、ネグレクトの相談終了の判断基準は「死ぬことはないから」
    ・虐待は手間と時間がかり責任を負いたくないので、学校、保育園などに
    押し付ける
    ・役所の中で児相は超不人気部署。お役所体質の問題が凝縮

    なぜ虐待が起きるのか、見過ごされるのか、どうしたらいいのか?
    著者は19年にわたり心理司として児相に勤め、2000人以上の家族と
    接してきたプロフェッショナル。15万部のベストセラー『教室の悪魔』を
    記したカウンセラーが、子どもたちの悲痛なか細い声を交えながら、
    満を持して問題のすべてを論じます。
  • 大ベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』に続く第2弾!
    現代最高の知識人、トッドの最新見解を集めた“切れ味抜群”の時事論集。
    テロ、移民、難民、人種差別、経済危機、格差拡大、ポピュリズムなど
    テーマは多岐にわたるが、いずれも「グローバリズムの限界」という問題に
    つながっている。英国EU離脱、トランプ旋風も、サッチャー、レーガン以来の
    英米発祥のネオリベラリズムの歴史から、初めてその意味が見えてくる。

    本書は「最良のトッド入門」でもある。知的遍歴を存分に語る第3章「トッドの歴史の方法」は、他の著作では決して読めない話が満載。
    「トッドの予言」はいかにして可能なのか? その謎に迫る 日本オリジナル版。

    「一部を例外として本書に収録されたインタビューと講演はすべて日本で
    おこなわれました。その意味で、これは私が本当の意味で初めて日本で
    作った本なのです」(「日本の読者へ」より)

    【目次】
    日本の読者へ――新たな歴史的転換をどう見るか?
    1 なぜ英国はEU離脱を選んだのか?
    2 「グローバリゼーション・ファティーグ」と英国の「目覚め」
    3 トッドの歴史の方法――「予言」はいかにして可能なのか?
    4 人口学から見た2030年の世界――安定化する米・露と不安定化する欧・中
    5 中国の未来を「予言」する――幻想の大国を恐れるな
    6 パリ同時多発テロについて――世界の敵はイスラム恐怖症だ
    7 宗教的危機とヨーロッパの近代史――自己解説『シャルリとは誰か?』
  • 子どもの6人に1人が貧困という日本社会。放置すれば43兆円が失われ、政府負担も16兆円増!

     日本では衣食住に困るような絶対的貧困は少ない。しかしギリギリの生活で教育へお金をかけられない家庭の子どもは将来の選択肢がせばまり、大人になってから得られる所得が減るだろう。となると回りまわって国の税収は減少。彼らが職を失うことになれば、生活保護や失業保険といった形で支出は増大する。子どもの貧困は「かわいそう」などという感情的な問題だけではなく、私たち一人ひとりの生活を直撃する重大な社会問題なのだ。
     本書では、データ分析、国内外での取り組み事例紹介に加え、生活保護世帯、児童擁護施設、ひとり親家庭の当事者たちへインタビューを収録。

    【おもな目次】
    <第1章 子どもの貧困大国・日本>
    貧困は「連鎖」する/子どもの貧困問題は「ジブンゴト」
    <第2章 子どもの貧困がもたらす社会的損失>
    子どもの貧困は何をもたらすのか?/社会的損失を防ぐために何が必要か?/子どもの貧困が閉ざす日本の未来
    <第3章 当事者が語る「貧困の現場」>
    ケース1(女性・二十代・自立援助ホーム出身)/ケース2(男性・十代・ひとり親家庭)など
    <第4章 貧困から抜け出すために>
    貧困の連鎖の正体とは/「社会的相続」への注目/ライフサイクル論
    <第5章 貧困対策で子どもはどう変わるのか>
    子どもの貧困対策に効果はあるのか?/幼児教育は生涯にわたって大きなインパクトをもたらす
    <第6章 子どもの貧困問題解決に向けて>
    「子どもの貧困対策プロジェクト」始動/家でも学校でもない第三の居場所を目指して
  • 838(税込)
    著:
    飯島勲
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    これが飯島流インテリジェンスの極意だ!小泉元首相の秘書官として活躍し、第二次安倍政権の内閣官房参与として首相官邸に復帰した飯島勲氏。いまや政治の要諦を誰よりも知る人物といえるでしょう。本書では小泉、安倍両政権を例に、外交、人事、原発問題等、政治のあり方を氏ならではの語り口で縦横に論じます。週刊文春で好評連載中の「激辛インテリジェンス」も収録。
  • 866(税込)
    著:
    陳破空
    訳者:
    山田智美
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    もし日米中が戦争したら? アメリカに亡命中の中国民主化運動家が、尖閣諸島、防空識別圏など最新情勢を踏まえ、香港・台湾でベストセラーとなった『仮如中美開戦』を日本向けにバージョンアップ。東シナ海、南シナ海に迫りくる危機、中国膨張の内幕を明かします。「軍国主義は日本ではなく中国だ」「文革世代、習近平の弱点」「開戦、そのとき中国の同盟国は?」「米中サイバー大戦」など、日本にはなかなか伝わってこない事実を鋭く分析。平和と中国民主化を願う著者からの、日本の読者へのメッセージが詰まっています。
  • 地理と地図――「地政学」が世界を再び支配する!地政学の要因とは、地理、歴史、エネルギー資源、民族、宗教、人口など、人間社会のリーダーシップや技術革新をもってしても変わらない、あるいは変わりにくいものを指す。地政学は決定論でも、ましてや運命論でもない。しかし国際秩序が不安定になると、それまでは隠れていた地政学的ファクターが露呈しやすくなる。いまこそ日本は、「変わらない、あるいは変わりにくい冷厳な現実」を見すえ、地政学的直観力を身につけなければならない。月刊「文藝春秋」の好評連載「新世界地政学」から厳選された51本と、書き下ろし1本を加えて書籍化。第1章 21世紀新世界第2章 グローバル地経学第3章 中国の夢第4章 米国リバランシング第5章 日本の戦略第6章 日本の統治
  • 2000年以降、中国は三度、その戦略を転換してきた。

    「チャイナ1.0」 =平和的台頭
    「チャイナ2.0」 =対外強硬路線
    「チャイナ3.0」 =選択的攻撃

    来たる「チャイナ4.0」とは、どのような戦略なのか? そして日本がとるべき道とは。
    戦略論の分野で世界的な名声を確立した本物のストラテジストが語る。

    戦略家ルトワックのセオリー
    ・大国は小国に勝てない
    ・中国は戦略が下手である
    ・中国は外国を理解できない
    ・「米中G2論」は中国の妄想
    ・習近平は正しい情報を手にしていない
    ・習近平暗殺の可能性
    ・日本は中国軍の尖閣占拠に備えるべし
  • 「日米安保条約があるから、アメリカは日本を守ってくれる」は幻想だった! 集団的自衛権の議論にも一石を投じる衝撃の事実。日米関係を長年、取材してきた著者は、40年以上前のアメリカ政府機密文書に記された、こんな文言を発見した。「米軍は日本本土を防衛するために駐留しているわけではなく(それは日本自身の責任である)、韓国、台湾、および東南アジアの戦略的防衛のために駐留している」こうしたアメリカの政策は今も継続されている。2015年4月に発表された日米の政府間文書「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」には、日本の防衛は日本の「責任」という記述が書き込まれているのだ。しかし、ガイドライン日本語版からは「責任」という重要なキーワードが消えていた。誰が、何のために、作為的な翻訳をしたのか。日米関係の転換点となった沖縄返還へさかのぼり、機密文書をもとに日米同盟の裏側と、そのあやうい現状を暴く。
  • 『新・戦争論――僕らのインテリジェンスの磨き方』に続く、最強コンビによる第2弾!いま世界は激動の時代を迎え、これまでの秩序が揺れ動いています。こうした混迷の時代こそ歴史を学ばなければいけません。現在の世界の動きをとらえ、各地で起きている事態を読み解くためには、その背景を知ることが必要なのです。高校時代、世界史が苦手だったという著者の一人、池上彰さんは、「歴史」を知るとは、生きていくために「自分」を知ることだと、いま感じているといいます。もう一人の筆者、佐藤優さんは、歴史を学ぶことは、主婦やビジネスパーソンにも意味がある、といいます。歴史を学ぶことで、自分では実際に経験できないことを代理経験することは、組織の理不尽さに直面したときにものをいうというのです。歴史を学ばない人は、どんな成功者やエリートであっても意外に脆いものだとか。中東、トルコ、中国、沖縄、ロシア、アメリカ、ドイツ……大きな節目にある「世界の今」を、「大世界史」でとらえなおし、そこからビリギャルの世界史的意義や日本の教育問題までの議論を収録した一冊。現代を生き抜くためには必要な知識をもたらす最強の教科書です。「最強の世界史勉強法」も巻末についています。
  • 東京五輪、サミットは大丈夫なのか?いま地球上をテロの嵐が吹きまくっている。国際テロ組織を抑え込む特効薬はインテリジェンス(情報)しかない。情報収集と防諜の極意を元警視総監が明かす!テロリストを制圧する秘密兵器……それは「情報」である。世界で発生するテロは、年間1万件以上にも及ぶ。だが、情報機関が未然に防いだテロ計画は、この数倍にものぼると言われている。テロリスト摘発のため、情報機関は尾行や監視などあらゆる手段を駆使し、ときにはテロ組織にスパイを潜入させて人的情報(ヒューミント)を収集する。作業はすべて隠密裏に遂行され、成果が華々しく報道されることはまずない。著者は警察時代、公安・外事畑を長く歩み、テロ組織や外国スパイとの闘いに明け暮れてきた。北朝鮮拉致工作員を追い詰めるために、コードネーム「パンドラ」作戦も指揮した経験をもつ。本書では今だからこそ明かせる体験や、過去の大物スパイの実例など豊富なエピソードを紹介しつつ、日本も早急に情報機関を作り、情報収集と防諜の態勢を整えるべしと説く。東京オリンピックや伊勢志摩サミットを控え、日本にもテロの脅威がしのびよる。中国や北朝鮮、ロシアなどのスパイ行為もいまだに活発におこなわれている。経済スパイ行為も止む気配がない。「情報」に甘い日本人への警告に満ちた一冊。
  • 名著を完全リニューアル「反日」精神構造の奥底には、どしがたい日本コンプレックスあり!盧武鉉政権時代の2006年に刊行されて大きな話題を呼んだ『日本離れできない韓国』。反日政策を推進した親北朝鮮・左翼が退潮し、保守を標榜する朴槿恵政権が誕生したが、韓国の反日は盧武鉉政権時代よりもますます激しさを増している。いったいなぜ、韓国は反日をやめられないのか?本書では、この数年以内に起こった・産経新聞支局長刑事告訴&出国禁止事件・アメリカ大使襲撃事件と安重根崇拝熱・五輪サッカーでの「独島」パフォーマンス・朴槿恵政権の中国への急接近などを新たな素材として加え、韓国人の民族意識と精神構造の奥底に迫る。韓国人の「最も嫌いな国」はダントツ1位で日本だ。しかし本書では、韓国人がいかに「日本」を過剰に意識しているのか、「日本離れ」をしようとするあまり、逆に日本に呪縛されていく悲哀と滑稽さを、政治、大衆文化、経済、社会事件、流行などから巧みに描き出す。著者は今の韓国社会の現状を、日本と聞くと条件反射的に反応する「反日パブロフの犬」と批判するが、韓国への愛情も忘れない。巷の嫌韓本とは一線を画す一冊。
  • 冷戦終結と欧州統合が生み出した「ドイツ帝国」。EUとユーロは欧州諸国民を閉じ込め、ドイツが一人勝ちするシステムと化している。ウクライナ問題で緊張を高めているのもロシアではなくドイツだ。かつての悪夢が再び甦るのか?
  • 東ドイツ出身の地味な物理学者は、いかにしてドイツ初の女性宰相という地位を得たのか。東ドイツの秘密警察との関係は?外遊先で、また閣議中に流した涙のわけ。恩人コール首相を追い落とした権力闘争、オバマ、プーチン、サルコジとの駆け引き……ヨーロッパの頂点に位置する「ドイツ帝国」最高権力者の知られざる実像に、熟練ジャーナリストが挑む。
  • アベンジャー=復讐者。アベンジャーは、人生の最後にすべてを投げ出して、怒りをぶつけ、他人を破壊することで、自己の尊厳を回復しようとする。2008年6月に東京・秋葉原で発生した17人が殺傷された未曾有の惨劇は、「アベンジャー(復讐者)型犯罪」という従来の犯罪とは異なる特性を持つものであることを日本で初めて論じたのが本書である。精神科医であり、犯罪病理学の専門家でもある著者が、FBIアカデミーの報告書など多くの研究を踏まえて、発達心理学、サイバー心理学、経済学、社会学など多面的な観点から問題の本質に迫る。わが子がアベンジャーにならないためにはどうすればいいのか。そして崩壊に向かう日本社会を再生するために進むべき道とは。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
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