『哲学、文化、創文社オンデマンド叢書、1円~(実用)』の電子書籍一覧
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【内容紹介・目次・著者略歴】
たくましい生活力に内的規律を! 原水爆という形で尖端的に現れた科学主義による野蛮化の危機がひしひしと世界に迫っている今日、われわれは深い反省をもって「現代の賢者」オルテガの所論に耳を傾けるべきであろう。文化的荒廃のなかで若き世代の人たちは、オルテガのうちにこそ生の方向決定に、己がよき助言者と導師を見出すに違いない。
『目次』
1 テーマとの最初の小競合い
2 「在る」ことと「よく在る」こと/陶酔の「必要性」/必要としての過剰/技術の相対性
3 努力を節約するための力は努力である/節約された力の問題 創作された生
4 技術の深層地帯をパトロールする
5 自己を製造することとしての生/技術と願望
6 人間の超自然的運命/人間を導いてきた存在の諸プラン/チベットにおける国家の起源
7 「ゼントルマン」という類型/その技術的要求/「ゼントルマン」と「ヒダルゴー」
8 事物とその存在/物以前/人間・動物・道具/技術の発展
9 技術の諸段階
10 手仕事としての技術/技術者の技術
11 人間と技術はいかなる関係にあるか/古代の技術者
12 近代のテクニシズム/科学と仕事場/現代の奇蹟
知識人と他者
訳注
あとがき
オルテガ
1883~1955年。スペインの哲学者。マドリード大学で学士号、博士号取得。「生の理性」の思想を提唱。主著に、『ドン・キホーテをめぐる思索』『大衆の反逆』がある。
著書に、『オルテガ著作集(全8巻)』など多数ある。
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【内容紹介・目次・著者略歴】
道とは、日本的な価値観で、ある物事を通して、真理を追究、または自然かつ完璧な所作を目指し、精神の修練をすることでもある。本書では、茶、歌、能などの芸道と兵法などの武道も対象に、道を包括的に論ずる。
【目次】
はしがき
一 「道」の輪郭
二 世阿弥習道書
三 歌のみち
四 能芸の道
五 茶の湯の「道」
六 兵法の道
七 近古と近世の間で
八 「道」という名
九 中古に戻る
十 「道」の顕現
十一 入木の道
十二 絵画と道 付、結びの美知
寺田 透
1915~1995年。文芸評論家・フランス文学者、東京大学教養学部教授。東京帝国大学文学部仏文学科卒業。
著書に、『作家私論』『バロック芸術の精神』『バルザック 人間喜劇の研究』『文学その内面と外界』『絵画とその周辺』『詩的なるもの』『をりふしの批評』『理智と情念 作家論集(上下)』『表現の思想』『近代日本のことばと詩』『わが中世』『詩のありか』『ドラクロワ 1847~1852』『思想と造型』『芸術の理路 法楽帖1968』『ランボー着色版画集私解』『和泉式部 日本詩人選8』『北窓の眺め』『考える眼 絵画への愛と省察』『戦後の文学』『源氏物語一面 平安文学覚書』『道元の言語宇宙』『ことばと文体』『万葉の女流歌人』『無名の内面』『義堂周信・絶海中津 日本詩人選24』『ドストエフスキーを読む』『わが井伏鱒二 わが横浜』『道の思想』『文学の運命』『絵と文』『覚書き日本の思想』『枕草子 古典を読む』『足跡展望』 『海山かけて』『私本ヴァレリー』『不可測の振幅』『泉鏡花』『遷易不尽』など多数。 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
蘇軾を基軸に据えた宋代文人たちの多彩な詩境と、それを支える文学認識や修辞の考察を通し、宋詩と文人の綜合的な様相を浮き彫りにする。詩人を時代を生きる士大夫の生の全体性として把握し、詩作の営みの意味を追求するとともに、修辞の具体的な分析を通して豊かで深い文学の姿を提示する。著者の平易で落ち着いた筆致は、読者を文学史の諸相へと引き込み、文学の営みの普遍的価値の認識へと導いていく。宋詩研究に必須の研究。
【目次より】
I 蘇試の文学
一 蘇試の隠逸思想について 陶淵明との関係を中心として
二 蘇試の「和陶詩」について
三 蘇試の政治批判の詩について
四 蘇試の「南行集」の詩について
五 詩人における「狂」について 蘇試の場合
六 蘇賦の詩における修辞 誓喩・擬人法・典故
七 宋代の詩と詩論における「意」について 蘇試を中心として
八 蘇試と黄庭堅 自発主義と古典主義
九 風を繋ぎ影を捕える 蘇東波の詩
一〇 東波詞論考 作詞の場と作品の分析
一一 蘇東披の画論 題画詩を中心として
一二 蘇試の「墨戯」 文人画の形成
II 宋代詩人の詩と詩論
一 欧陽修の文章論
二 梅堯臣の詩論
三 王安石の詩と詩論
四 黄山谷 その詩と生涯
五 黄庭堅詩論考 典故の用法を中心として
六 陳師道の詩と詩論
七 陸游の詩における「憤激」と「閑適」
八 陳与義の詩と詩法について
九 楊万里の詩論と詩 近体詩を中心として
一〇 「風雲言志」考 朱熹における文学と哲学の統合
III 宋代詩論
一 宋代詩論に及ぼせる禅の影響
二 詩話にみる宋人の批評意識について
三 宋詩論にみる「平淡の体」について
四 滄浪詩話の研究
五 滄浪詩話 抒情の復権
IV 唐詩と宋代文学
一 王維「〓川集」の詩とその背景
二 李賀小論 比興の手法を中心として
三 李賀の詩 青春の彷徨
四 苦吟派の詩 孟郊試論
五 宋代詩人からみた李白と杜甫
六 宋人からみた白楽天 蘇東波の見方を中心に
七 宋の「話本」における人物形象
八 倪〓論
横山伊勢雄先生年譜・著作目録
あとがき
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横山 伊勢雄
1935-1997年。中国文学者。東京教育大学文学部卒業、博士課程修了。
東京教育大学、筑波大学、新潟大学で教鞭を執る。
著書に、『中国古典詩聚花 (1)』『宋代文人の詩と詩論』『唐詩の鑑賞』などがある。 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
福澤諭吉、幸徳秋水、夏目漱石など近代日本の形成期の思想から、西田幾多郎、鈴木大拙、和辻哲郎などより深化した日本思想を問う。
【目次より】
文明と社会
一 福沢諭吉における「文明」の研究
二 幸徳秋水における「反逆」の研究
キリスト教と仏教および哲学
三 内村鑑三に現われた神と人に関する考察
四 東洋的空と無の関連における西田幾多郎の哲学と鈴木大拙の禅について
文学と教養
五 夏目漱石 世界における日本の天才と文学の問題
六 和辻哲郎 日本的エートスとパトスの探究者
民族の歴史と教育思想
七 津田左右吉の精神と内容
八 森信三の日本的正気の心実学と教育的実践
あとがき
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山縣 三千雄
1914年生まれ。東京大学卒業。著書に、『アングロ・アメリカ文明』『アメリカ文明 そのグローバル化』『モンテスキューの政治・法思想』『塔と人間』『シェイクスピア 透明人間と鏡の世界』『神秘家と神秘思想』『日本人と思想』『ダンテ 創造と人間形成』『人間 幻像と世界』などがある。
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