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『哲学、憲法・法律、創文社オンデマンド叢書、1円~(実用)』の電子書籍一覧

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    法思想とは、さまざまな人や団体が法に対して持つ考え方を知的に検討したもので、時代によって変遷する。日本近代の法思想を探究する。
    明治以降、西洋の法体系に出会い、日本の近代的な法律が誕生した。法はどうあるべきなのか、どのような思想に基づいているのかの歴史を解き明かす。
    【目次】
    I 啓蒙思想家たち
    1 西周における人間と社会
    一 朱子学と徂徠学
    二 『性法略』序
    三 『百一新論』
    四 『生性発蘊』
    五 『人世三宝説』
    六 『燈影問答』
    七 『兵賦論』
    八 続『兵賦論』
    九 『原法提綱』
    一〇 結語
    2 文久元年の津田真道
    3 穂積陳重の法進化論
    一 儒学・国学から進化論へ
    二 適者生存
    三 発展段階説
    四 祖先崇拝
    五 法理学と法哲学
    II 憲法学者たち
    1 日本憲法学の国家論
    一 穂積八束の国家論
    二 一木喜徳郎の国家論
    三 美濃部達吉の国家論
    四 美濃部・上杉論争
    五 宮沢俊義の国家論
    2 穂積八束伝ノート
    一 家系
    二 勉学
    三 留学
    四 栄光の座
    五 生活態度
    六 最後の年
    3 穂積憲法学
    一 家と国
    二 国体と政体
    三 立法事項と大権事項
    四 「立憲ノ美果」と「民衆専制」
    五 「一種の風潮」
    4 リチャード・H・マイニア『西洋法思想の継受』について
    5 美濃部達吉の法哲学
    6 上杉慎吉伝
    一 生い立ち
    二 初期の「機関説」
    三 留学中の「回心」
    四 大戦前の時代認識
    五 国体論争
    六 藩閥・政党・天皇
    七 普通選挙
    八 国家主義運動
    九 大正一五年秋
    一〇 国家形而上学
    一一 最晩年の上杉
    III 戦後法思想の諸問題
    1 敗戦史の法哲学
    2 国民主義と天皇制
    一 ポツダム宣言と「国体」
    二 美濃部達吉の「国体」護持論
    三 宮沢俊義の「八月革命説」
    四 尾高朝雄の「ノモス主権論」
    五 和辻哲郎の文化的天皇論
    六 何が残ったか?
    3 二つの憲法と宮沢憲法学
    4 マッカーサーと戦後民主主義
    一 一九四五年の世界
    二 マッカーサーの「正義」
    三 マッカーサー崇拝
    四 終末論的平和論
    五 マッカーサー父子とリンカン
    あとがき

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「民法理論の古典的体系とその限界」「民法における「公共の福祉」概念」など、民法学の巨匠による市民法に関する論文18編を収録する。
    【目次】
    はしがき
    凡例
    第一部 市民法論の構想
    第一章 民法理論の古典的体系とその限界
    第一節 問題の提起 第二節 古典的体系の素描 第三節 限界の意味 第四節 主観的権利論の限界 第五節 法律行為論の限界 第六節 結語
    第二章 法と権利に関するひとつの試論──民法学から
    第一節 権利の「生成」と「衰退」 第二節 法の性質と権利 第三節 市民法の変質と権利
    第三章 なぜ、いまサヴィニーか
    第一節 はじめに 第二節 「古典」理論への視座 第三節 古典理論の「批判」的検討 第四節 古典理論と現代の法現  第五節 古典理論の法規範性質論と現代の権利論 第六節 むすび
    第四章 法的判断論の構想──来栖・三部作によせて
    第一節 はじめに 第二節 「擬制」は現実を再生する 第三節 擬制論は普遍の置き去りか 第四節 「擬制」は「全体的直観」に基づく 第五節 おわりに
    第五章 競争秩序と民法──赤松美登里助教授を惜しむ
    第一節 はじめに 第二節 民法の研究と経済法の研究 第三節 民法学における競争秩序法研究の必然性 第四節 独占禁止法と民法との連結 第五節 おわりに
    第二部 信義則・権利濫用論
    第一章 民法における「公共の福祉」概念
    第一節 問題の提起 第二節 規範具体化と規範創造の機能 第三節 規範具体化の意味 第四節 規範創造の社会的意味 第五節 「公共の福祉」の所有階層化機能
    補論 信義則論ノート
    第一節 はじめに
    第二節 信義則論の具体的考察
    第二章 軍事基地用地の「賃貸借」と民法規範──とくに最高裁「板付」判決を中心として
    第一節 視点の設定(判例研究の方法論)
    第二節 最高裁「板付」判決の具体的検討 第三節 むすび
    補論 所有権の濫用──最高裁板付基地事件判決再論
    第三章 債務の一部不履行と債権者の反対給付義務
    第一節 はじめに 第二節 検討の対象 第三節 債務の一部不履行と債権者の義務 第四節 当事者双方の責に帰すべき事由による履行不能 第五節 むすび
    第三部 権利・民事違法論
    第一章 ドイツにおける権利論の変質
    第一節 日本民法理論の変質 第二節 ドイツ民法理論における権利の変質 第三節 結語
    補論 権利論の存立と変質・放棄

    原島 重義
    1925年生まれ。法学者。九州大学名誉教授。九州大学法学部卒業。専門は、民事法学。
    著書に、『法的判断とは何か 民法の基礎理論』』『民法学における思想の問題』『市民法の理論』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    民法学はどうあるべきなのか。「市民的実用法学」「利益衡量的実用法学」……。民法学の泰斗が民法を総合的にとらえ、その思想を探る。
    【目次】
    はしがき
    凡例
    第一部 民法学の方法と思想
    第一章 民法規範の抽象的性格について
    第一節 実定法規範に内在する「抽象的性格」 第二節 封建・近代・独占と「抽象的性格」 第三節 「抽象的性格」そのものの推移
    第二章 所有秩序と商品交換過程の法
    第一節 所有秩序の基礎法 第二節 資本の集中と所有秩序の変化
    第三章 民法学における思想の問題
    第一節 民法学の方向づけについて 第二節 「市民的実用法学」の社会的前提 第三節 「利益衡量的実用法学」の思想 第四節 民法の現代像の問題
    第四章 民法の性格規定と民法学の方法
    第一節 はじめに 第二節 実用法学としての民法学 第三節 民法の抽象性・一般性 第四節 民法の歴史的特徴 第五節 民法の積極面と消極面 第六節 民法のイデオロギー的性格
    補論 法律の社会的意味を考える可能性
    第五章 現実への対応と基本の見直し
    第一節 法律常識の不条理 第二節 不条理の系譜 第三節 社会の無理と法律構成の無理 第四節 例外の原則化 第五節 原則の再確認と古典的なもの
    第六章 市民法の見直し
    第七章 戦後の「二大論争」と民科
    第八章 心裡留保をめぐるエートス
    第九章 「不透明」ということを考える
    第十章 〈―つの全体をそのまま捉える〉ということ──『法的判断とは何か 民法の基礎理論』によせて
    第二部 民法研究の途上で
    第一章 研究生活を始めた頃
    第一節 手形裏書の社会関係──統一的有価証券法成立の可能性を探る 第二節 法律学と経済学との間 第三節 法哲学というもの 第四節 日本法学の歩み──そのリーガル・マインド 第五節 土地所有権への国家介入に関する感想──T教授への手紙
    第二章 法人の表見代理責任と不法行為責任──とくに非営利法人の場合
    第一節 問題の所在 第二節 通説の背景 第三節 通説の特異性 第四節 判例の概観 第五節 判例の検討 第六節 結語
    第三章 民法研究の途上で
    第四章 ヘーゲルとドイツ・ロマン主義──民法研究の途上で(二)
    第三部 三人の民法学者
    第一章 私の見た九大教授山中康雄の法律学
    第一節 はじめに 第二節 九大時代の山中法学 第三節 山中法学のスタンス
    第二章 ある講演のこと──磯村哲先生と「利益法学」
    第三章 法における擬制と判断──来栖三郎先生への手紙
    初出一覧

    原島 重義
    1925年生まれ。法学者。九州大学名誉教授。九州大学法学部卒業。専門は、民事法学。
    著書に、『法的判断とは何か 民法の基礎理論』』『民法学における思想の問題』『市民法の理論』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    サヴィニーは法的判断をどう考えたか。カントの「判断力批判」を起点に、サヴィニーの「現代ローマ法体系」、ヘーゲルの「大論理学」を考察。サヴィニーの法的判断論を理解するために、カントを介してヘーゲルを参照する試み。
    【目次より】
    はしがき
    凡例
    序章 歴史の解放
    第二章 法的判断の日常的体験から
    第三章 わが国の法状態 最高裁判例を素材に
    第四章 戦後の法学方法論
    第五章 「法における擬制」と「反省的判断力」
    第六章 美学的判断力から目的論的判断力へ
    第七章 感性・悟性・判断力から「知性的直観」
    第八章 理論と実務をつなぐ実践的作業
    第九章 実用法「学」における「認識」と「判断」
    第十章 サヴィニーの法的判断論
    終章 視座の据え直し
    引用文献

    原島 重義
    1925年生まれ。法学者。九州大学名誉教授。九州大学法学部卒業。専門は、民事法学。
    著書に、『法的判断とは何か 民法の基礎理論』』『民法学における思想の問題』『市民法の理論』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    法学者によるエッセイ集。民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など幅広い専門を持つ著者が、社会の事象などを読み解いた一冊。
    【目次】
    はしがき
    I 
    言葉の新鮮さについて
    取締官憲の意識
    現代警官論
    ルポルタージュ 家庭裁判所
    ある大臣答弁
    広島のこと
    助手になった前後
    II
    ある友人から来たはがきのこと
    ある機動隊長の発言
    法律ないし法律学の「無力」ということ
    刑事司法に対する批判について
    治安立法の機能と裁判の問題
    他方の言い分
    誘拐事件の続発に考える
    夕刊随想から
    庭の草 無神経 怒り ある暑い日の思い おとなの責任
    私の判例研究
    民事紛争処理制度のあり方と立法府
    III
    大学のこと
    おもしろい資料
    誤字
    時事解説放送から
    水俣病補償あっせんにおもう ビラはりは違法か 問題のある入国管理行政 患者の人権 偽計による自白
    名前の問題
    雑誌評コラムから
    法律以前の問題 税金の季節 人権と公共の福祉 国家機密 困った公害論
    弁護士のこと
    助手論文を本にするに際して
    聴く側の気持ち
    「姦通」と「自然の愛情」との間
    IV
    ふきのとう
    「自己の危険において行動する」
    弔辞──小川保弘君(民法学者)に
    弔辞──乙骨淑子さん(児童文学作家)に
    三十一年前の原稿
    仙台のこと
    ロンのこと
    一人前
    林竹二先生のこと
    年ごとに一編を選ぶ
    補遺──「思い出」三編
    あるドイツの学者の思い出
    斎藤忠昭君の思い出
    柳瀬先生の思い出

    広中 俊雄
    1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。
    著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、
    訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    民法学の泰斗が古稀を前にして、旅の思い出やさまざまな人々との出会いなど、清明な境地を淡々と語る珠玉の小編。

    【目次より】
    はしがき
    《年ごとの文章》 六十代
    ある手紙のこと
    ベルリオーズと太宰治
    世良さんの思い出
    民法の講義 三十五年 東北大学での最終講義
    文章を書くこと 若い人たちへ
    桃李不言下自成蹂
    私の高校時代
    盗聴警察官の個人責任を考える視点
    ”私の大学“ 法学部新入生への講演
    これからの仕事
    補遺 川島先生と私
    随想「けやき並木」二十四編
    年頭におもう
    ベビールーム
    野間さんの思い出
    仙台市内の温泉
    タバコ
    ヒロシマの市長
    冬のケヤキ並木
    文字の吟味
    医療過誤
    湾岸戦争のこと
    残業=麻薬論
    停年制度の効用
    困った診断書
    綾の「町おこし」
    長崎の路面電車
    春のケヤキ並木
    「東京風景」拾遺
    問われている大学
    ガダルカナル展
    診断書の話・続き
    警察の電話盗聴
    初夏のケヤキ並木
    人間の一人一人
    鉢植えのユズ

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    広中 俊雄
    1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。
    著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、
    訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    標題のもと,著者の歴史理論を形成してきた諸論考を、その成立事情、著者自身の研究史に占める位置を明らかにして編まれた論集。

    【目次より】

    凡例
    序論
    第一部 比較文明史的国制史論の形成と展開
    第一章 「世界史の基本法則」的歴史理論からの離脱
    I 「三二年体制」論の深化をめざして
    II 国家と法の類型論を求めて
    III 『日本資本主義発達史講座』と法学方法論
    第二章 比較文明史的国制史論
    IV 比較文明史的国制史論の基本構想
    補論1 〈国制史〉という概念について
    補論2 国制史学の研究史的位置づけ
    補論3 〈社会〉と〈国家〉 その実態と概念史
    補論4 西欧における国家形成と西欧封建社会の未開性についてのエンゲルスの見解
    補論5 文明時代の国制の諸形態およびその根拠について
    V 比較国制史・文明史論対話
    VI 「社会体制と法」の歴史理論 「近代経験と体制転換」の歴史的パースペクティブ
    VII 「文明化」概念
    第二部 国制史学の諸概念 普遍的基本概念の錬磨
    第一章 封建制
    VIII 封建制概念とアジアの封建制
    IX 歴史学的概念としての〈封建制〉と〈郡県制〉 「封建」「郡県」概念の普遍化の試み
    第二章 支配
    X 「支配のLegitimitat」概念再考 支配の法=権利根拠としてのLegitimitat
    XI 『経済と社会』「旧稿」における LegalitatとLegitimitat
    第三章 王権
    XII 商品・貨幣呪物と王カリスマ 『資本論』商品・貨幣呪物論の読解
    第三部 比較国制史・法制史の具体相 特殊的諸類型の探究
    第一章 所有
    XIII 日本近代土地法変革の比較法史的位置
    XIV 現代日本の所有問題とその歴史的文脈
    第二章 家族
    XV イエの比較国制史 中国・西欧・日本
    XVI 婚姻・離婚法史の日仏比較 中間団体の日本的類型の探究
    第三章 法
    XVII 現代法的状況の日本史的文脈 西欧史的文脈との対比において
    XVIII 西欧法の普遍性と特殊性 中国法との対比において
    補註
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    水林 彪
    1947年生まれ。法学者(日本法制史)。東京都立大学名誉教授、早稲田大学名誉教授。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科基礎法学専門課程修士課程修了。博士(法学)(一橋大学)。
    著書に、『日本通史2 封建制の再編と日本的社会の確立』『記紀神話と王権の祭り』『天皇制史論 本質・起源・展開 』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    日本国憲法をはじめ世界中で保障される基本的人権.今日われわれは,なぜそれを絶対的に且つ無条件に尊重すべきかという根拠を合理的に説明することができない.本書は,啓蒙時代以降自らを絶対化しオールマイティーとなった理性が,信仰を失ったことで現在どのように懐疑主義にむしばまれ、弱体化してしまったかを,自然法論の歴史を例証に説得的に描きだす.学問と信仰の相違点と共通点を明らかにする必要をとき,両者補い合ってこそ人間は真に豊かな知恵を授けられると語る,ユーモアにあふれた明快な講演.

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について   片岡千鶴子
    序言   稲垣良典
    目次
    第一日 学問の発展と理性
    はじめに
    言葉遣いと専門用語について
    理性とは何か、その働き
    理性の邪道
    いかにして私たちはものを自然に認識するか
    いかにして学問は発展するか
    ディコトミーの四種類
    各専門分野の方法論のディコトミー
    研究されるもののディコトミー――その一、人間とペルソナ
    学問の課題になったペルソナ概念の成立
    法と道徳というディコトミー
    存在と当為、現実と価値
    その他、学問の内容に関するディコトミー
    法的・社会的制度に関するディコトミーの増加
    学問の可能性と限界
    第二日 自然法論の歴史における理性と信仰の役割
    はじめに
    西洋文化における自然法論の登場
    自然法(論)の第一段階の「神聖化」
    自然法(論)の第二段階の「神聖化」(キリスト教化)
    中世神学者とローマ法学者の自然法の異なる理解
    理性と信仰を区別したスコラ学者の自然法の捉え方
    自然法論の世俗化の最初の徴候
    ホッブズの世俗化されていない思想とその自然法(論)
    カントの「自然法」イコール「理性法」
    理性による「聖」と「俗」の融合(ヘーゲル)
    現在の理性の衰弱とその原因
    世俗化と理性の衰弱の結果
    自然法論は生き残るか
    第三日 学問と信仰と人間
    はじめに
    学問の他に知恵もある
    二種類の知識
    信仰とは何か
    信仰、信頼、信念
    信仰と宗教
    西洋の法律と法学の内容となったキリスト教的な要素
    宗教を対象にする学問
    宗教哲学という学問
    弁神論と神学
    「哲学的信仰」もあるか
    日本人の「宗教なしの信仰」
    信仰と学問に共通する点
    学問に対する信仰の相違点と利点

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    ヨンパルト,ホセ
    1930~2012年。スペイン出身。法哲学者、カトリック司祭。上智大学名誉教授。
    ボン大学法学博士号取得。専門は、自然法。
    著書に、『法と道徳』(共著)『法哲学入門』『法の歴史性』『法と道徳』(共著)『人民主権思想の原点とその展開』(共著)『カトリックとプロテスタント 』『刑法の七不思議』『人間の尊厳と国家の権力』『法哲学案内』『日本国憲法哲学』『教会法とは何だろうか』『学問と信仰』『道徳的・法的責任の三つの条件』『正義の感覚・理論・実現』『知恵・ユーモア・愛』『人間の尊厳と生命倫理・生命法』『死刑』『法哲学で学んだこと』など多数。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    欧米に比べ、法意識が弱いと言われる日本人。私たちにとって法・法律とは何か。著者はまず、法と法律を明確に区別し、国家が定める法律を根拠づける広い意味での法の存在を指摘する。その上で日常生活の中から法や法律の問題を取り上げ、その意義や役割を平易に解説。更には近代国家の成立後わずか一五〇年で西洋法の導入に成功した日本における法の継受の歴史を辿ると共に、日本の法学を批判的に検討、法整備支援や法教育など新しい課題をも紹介する。基本的人権は私たちの生活や社会の仕組みを作る様々な法律の中に規定されているとの考えに基づき、人間と社会と法の関係を説き起こす講演。法に馴染みの薄い人文系読者にも良き入門書となろう。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子
    目次
    はじめに 私たちの生活と法律
    法律に対する無関心 生活と法律 法律による規律の意味 人が規範に従う種々相
    I 法と法律の区別 日本人は法が嫌いか
    言葉の区別 区別の歴史 規範とはなにか、その分類 法と法律の一応の定義 日本人は「法律嫌い」 法への関心 法と道徳
    ソフト・ロー 法教育
    II 人間・社会における法と法律
    一 人間・社会の諸側面
    二 法律の規律のしかた 抽象的に
    三 法律の規律のしかた 具体的に
    四 人間活動と法・法律
    a 生存の維持 経済
    b 人類の存続 家族
    c 人類の安全の確保
    d 学問・芸術
    e 宗教
    III 日本における法・法律と法学
    一 日本法の歩み
    二 日本の法学の特色
    三 まとめ

    あとがき

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    星野 英一
    1926~2012年。法学者。東京大学名誉教授。東京大学法学部卒業。文化功労者。
    著書に、『民法概論 I 序論・総則 改訂版』『民法概論 II 物権・担保物権 合本再訂版』『民法概論 III 債権総論[補訂版]』『民法概論 IV 契約 合本新訂版』『家族法』『借地・借家法』『民法の焦点PART1総論』『民法のすすめ』『民法のもう一つの学び方[改訂版]』『法学入門』『心の小琴に』『法学者のこころ』『ときの流れを超えて』『人間・社会・法』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「8月6日の夜は、焼け落ちた自宅から辛うじて逃げた母とともに野宿をして、翌日早くから父を捜すために広島の市街地の焼け跡をひとりで歩き回りました……。それは、見渡す限りの焼け跡を、見るも無慚な死者たちの悲惨な顔つきをつぎつぎに覗き込んで父の死骸を探す仕事だったのです……」。厳しい原爆体験を踏まえた戦争放棄の論理など、おりにふれ書き綴られた小論12篇。

    【目次より】
    はしがき
    《年ごとの文章》七十代
    時の問題「巡査の結婚」を書いたころ 法社会学への出発
    幸運だった民法典 「木二竹ヲ継イダヤウニ」なると穂積陳重が案じた一幕も
    来栖先生の思い出 『モダン・タイムス』のこと
    人間は出生と同時にすべて人格権の享有主体となる「私権ノ享有ハ出生二始マル」という条文の意味について
    商法修正案づくりと梅謙次郎の胸の内 法典調査会一八九三~九八年
    十二年を振り返る とくに”民法の体系“のこと 創価大学での最終講義
    唄さんのこと 一九五四年の家制度復活論にまつわる思い出など
    樋口君の報告「人間の尊厳VS人権?」について 報告に先立ち研究会の主宰者から(挨拶)
    綻びた日本民法典の体系と民法学の対処 「新版民法綱要」第一巻総論の刊行ヘ
    戦争放棄の思想について 憲法九条を考える視点 主として研究者を念頭に置いた公開講演
    《追補》二編
    I 祖川先生の思い出
    【参考】論説「科学者京都会議の政策的提言に対する疑問」(一九八一年)
    II 私のヒロシマ体験
    【参考】小説「炎の日」(一九五〇年)の一部削除とその復元に関する資料

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    広中 俊雄
    1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。
    著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、
    訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。

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