『美術・アート、毎日新聞出版(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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漢字のふるさと中国と日本書道会の交流130年の精華。論文やエッセーには中国語訳を付し、日中書法交流の証として後世に伝える。書名の「信可楽也(しんからくや)」とは書聖・王羲之(おうぎし)の手による「蘭亭序」の一説で「まことに楽しむべきなり」の意。
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鳥の眼線で都市を描いた超絶技巧イラストマップ。「鳥になり壮絶な技法で日本を国会議事堂から喫茶店まで描ききったこの個人による芸術は唯一無二である」――筒井康隆。1960年代、日本。高度成長期の都市を精緻極まる鳥瞰図で記録した伝説のイラスト集が復活。内容を再構成し、サイズも大判にグレードアップした決定版。解説・福岡伸一。
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枡野俊明というと、ベストセラーを連発する和尚さん、とのイメージが強いかもしれないが、本業は庭園デザイナー。しかも現代において、臨済宗・曹洞宗を通じて「禅の庭」に取り組むただ一人の禅僧であり、いまや世界で大小さまざまのプロジェクトを手がけている。著者の造る「禅の庭」の特長は、施主の意向を最大限に聞きながらも、禅の思想に則って庭に深い精神性を与えることで、そこに暮らす人々、訪れる人々の心に平安をもたらすことを信条としているところにある。それぞれの地域の気候風土に寄り添って、現地の既存樹木や植生を活かして、庭の永続性を大切にしていることも、著者の「禅の庭」が広く求められる要因と言える。禅僧、庭園デザイナーのほか美大学教授としても新たな才能を育てている。本書は現代の石立僧・枡野俊明の全貌を紹介するオフィシャル作品集となるもの。
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※電子版に口絵は含まれておりません。
美術館の巡り方・作品の見方から、おっぱいとエロの真剣考察まで。
ゆる~くて限りなく深い!
初老3人が語るアートを楽しむ極意とは?
名画・名作を堪能したい!と思っても、人気の展覧会はどこも激混み。意外に初老のカラダにはきついもの。加えて、いまさら熱心に美術の“お勉強"もつらい……。そんなお悩みを解決する1冊。仲良し美術史家3人によるユニット「初老耽美派」が常設展をめぐって楽しみ方を紹介!ベテランたちがたどりついた美術鑑賞の極意とは?読めば、「美術ってこんなに気軽に楽しんでいいんだ!」と目からウロコ。さっそく美術館、博物館に出かけたくなるはずです。 -
導かれるようにたどり着いた
沖縄・久高島、オーストラリア・ウルルで出合った
空、海、光。
「この光景を見るために この地に、この時間に 来ることになっていたんだなぁと分かる。 みなさんが、めくるたび、旅をして 見えないものに出会い、何かを感じ 嬉しい気持ちに満たされます様に。 ただただ幸せな気持ちに あるいは心がまっさらに洗い流されますように」 愛に満ちたメッセージとともに、心を捉えた風景が甦る。
読むと不思議と心が凪ぎ、生きる力が充ちてくる、全ての心が洗われていく写真集。
CMディレクターとして卓抜なる才能を発揮。フリー転身後、映画監督、映像ディレクター、演出家、脚本家、コピーライター、作家、ラジオパーソナリティーなどジャンルを越えて、表現の領域を拡張し続ける著者初の写真集。 -
入園・入学、梅雨、夏休み、紅葉、ハロウィン、クリスマス、お正月――季節ごとにお部屋の壁を飾って楽しめる、おりがみで作る切り絵の作品集です。
原寸大の型紙を収録しているため、おりがみを置いて写し取り、ハサミで切るだけで簡単に切り絵を作ることができます。
カッターを使わないので幼い子でも安心。子どもが喜ぶかわいい動物や植物など季節のモチーフ約80種類を掲載。
さらに、お部屋飾りのアイデアや、切り絵を使ったオリジナルの暑中お見舞い・年賀状などのアレンジ案も紹介しているので、親子で春夏秋冬の季節感や一年のイベントをより楽しむことができる一冊です。
1章 かわいいなかまたち
くま、とり、ねずみ、たぬき、ひよこ、うさぎ、さる、きつね、パンダ、ねこ、いぬ、かたつむり、てんとう虫、ちょう、とんぼ、かぶとむし、くわがたむし、きんぎょ ほか
2章 たのしい季節のモチーフ
さくら、チューリップ、たんぽぽ、あじさい、あさがお、ヤシの木、イチョウ、もみじ、コスモス、かぼちゃおばけ、まじょ、キャンディ、ツリー、プレゼント、ベル、ゆきだるま、サンタのながぐつ、はつ日の出、かどまつ ほか
3章 うれしいかんたんアレンジ
春 入園おめでとう、春のお花畑
夏 雨ふりあじさい、暑中お見舞い
秋 紅葉の既設、ハロウィン
冬 クリスマス、年賀状 ほか -
「日本近代書道の父」と称される日下部鳴鶴の流れをくむ鳴鶴流第四代を継ぐ書家の著作。「字書きは文字学者でなければならない」という師匠の教えに従い、漢字の成り立ちなどについても研鑽を積み、それをまとめたのが、この一冊だ。
章立てがユニーク。「歩く文字、走る文字」「鷲づかみにされた心」「漢字でない漢字」「誠の花を学ぶ」「点は一生」の5章からなる。表意文字である漢字の意味や文字の誕生や変遷をたどり、漢字の魅力や書への思いや書聖、王羲之についても筆を進める。
書家の文字エッセーといった趣。「○(まる)」は三画で意味は四角であるなど、日ごろ接しているものだけに、改めて親しみが湧いてくる。だが、それだけではない。書の修行では「横棒三年、縦棒十年、点は一生」という。「先生になるにはその上にきちんとしたまるが書けなければならない」と、「○」の難しさも強調する。
文字と人間のかかわりは深く、歴史的にはたくさんの言語や文字が発生しては時代とともに消滅したり、大きく変化してきた。そうした中で、漢字だけが生き長らえているのは、漢字が表意文字であるという強みを持ち、書体は変わりながらも本質的には意味が変わらなかったことが大きいという。
それゆえに、中国では何千年も前の詩や文献を現代でも同じように読むことができ、それが古典的教養となって根付いている。漢字には、何千年と受け継がれてきた人類の知恵が秘められているということなのだ。
「意味を持つこと」が漢字の命であるという著者の指摘は新鮮に響く。読みやすく、手軽な漢字の入門書といえ、「漢字が嫌いだ」という人でも楽しく読める。 -
東洋のベニスと称えられた水辺の都市空間。
未公開の写真2万数千枚から失われた東京が甦る。
池田 信
1911年、東京生まれ。第一東京市立中学校(現在の都立九段高校)卒業。
1934年、東京都庁に入る。1969年、都立多摩教育会館館長などを歴任して退職。
都立日比谷図書館資料課長を務めていた1961年、休日を利用して東京の町並みの写真記録を開始する。
1968年、港区の写真2255点をまとめた『みなと写真散歩』を自費出版。
1987年6月4日、横浜市金沢区の自宅にて永眠。
享年75歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
歴代首相邸や政府・政党の建築物を訪ね、その空間と時間から権力者達の本性に迫る。
建築と政治の関係性という全く新たな視座を打ち立てるノンフィクション。
<目次>
「権力の館」の所在地
序論 テーマとアプローチ ――建築は政治を規定するか――
総論一 西園寺の「坐漁荘」と近衛の「荻外荘」――「衣食住足って政治を知る」世界――
総論二 「権力の館」をめぐる栄光と悲惨のパノラマ――『風見章日記』が捉える「建築と政治」――
序 権力の館 事始め
マッカーサー GHQ跡第一生命館 皇居を睥睨できぬひたすら実務の部屋
I 権力者の館
吉田茂 大磯御殿 政治も普請も道楽尽くす
吉田茂 目黒公邸 ワンマン好みの宮様の「光の館」
鳩山一郎 音羽御殿 人々を呼びこむ日だまりの丘
岸信介 御殿場邸 見果てぬ夢を館に託す
池田勇人 信濃町邸 箱根仙石原別邸 いつわりなき庭と石への執着 ほか
II 権力機構の館
首相官邸 上 保守本流は住まず、保守傍流と平成流が住む館
首相官邸 下 秩序と安定と孤高の館に「魔性の力」は蘇るか
貴族院・参議院 議事堂に埋め込まれた変わらぬ天皇秩序
衆議院 戦前戦後を生き抜いた垂直的な階層構造と配室 ほか
III 政党権力の館
自由民主党本部 出入り自由、機能重視の「繁華街」
砂防会館 インフラ整備を背景に、党本部そして政権派閥の館へ
宏池会事務所 風化する保守本流の聖地
日本社会党(社会民主党)本部 フル回転した江田人脈 ほか
結 権力の館 事納め
小沢一郎深沢邸 「要塞」と化す政権交代の象徴
「権力の館」の原風景とコラボレーション
――あとがきにかえて――
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