『日本文学、文学(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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突然はじまる介護生活
本書で「困った」をぜんぶ解決!
2025年、団塊の世代全員が75歳以上の後期高齢者になります。
75歳を超えると要支援・要介護の割合が一気に上昇。
介護生活は誰にでも起こりうるのです。
はじめての介護は突然やってくることが多く、
手続き、制度、サービス、お金のことなどではじめて知ることも多くあり、
たくさんの「困った」が出てくるはず。
本書では、専門家たちが介護にまつわる制度、手続きなどの基本、お金の話、
介護生活をサポートしてくれる商品、介護施設の選び方など、
さまざまな方面から介護について解説していきます。 -
【ブックガイド】ミステリから人間ドラマ、時代小説まで 「医療小説」の進化を追え! 【連載小説】あさのあつこ「おいち不思議がたり 旅立ち篇」/小路幸也「続・すべての神様の十月」/宮部みゆき「きたきた捕物帖」/朝井まかて「朝星夜星」ほか
【特集】ミステリから人間ドラマ、時代小説まで「医療小説」の進化を追え! 【ブックガイド】●予見か、警鐘か「危機の現代」こそ読むべき名作15選……末國善己 ◎“いま”と重なる感染症と人々の姿 ◎医療体制と行政制度の在り方を問う ◎外から焦点を当てることで見えるもの ◎時代小説・ファンタジーが描く医療 ◎PHP文芸文庫のおすすめ医療小説 ●あさのあつこ「おいち不思議がたり」シリーズ 【感動の最終回!】●坂井希久子 翠雨(後編) 雨の日は、一回休み(終)若者に絡まれ、怪我をした小笠原は、世直しオジさんに戻れないでいた。 【連載小説】●小路幸也 お稲荷さんをよろしく 続・すべての神様の十月2 商店街に古くからある喫茶店に、見慣れないギャルがやってきて……? ●近藤史恵 おはようおかえり5 小梅は妹に乗り移った曾祖母と、曾祖父の浮気相手を探すために梅田に行く。 ●朝井まかて 朝星夜星10 玉菊の件を糺せないまま、ゆきは大坂でホテル開業の準備を手伝っていた。 ●あさのあつこ おいち不思議がたり 旅立ち篇11 おいちは眼裏に浮かんだ死体が誰か確かめるべく、親分にある依頼をする。 ●西條奈加 六つの村を越えて髭をなびかせる者15 蝦夷地から江戸に戻った青嶋と徳内が、理不尽に捕らえられた理由とは。 ●宮部みゆき 子宝船 その二 きたきた捕物帖21 北一は村田屋治兵衛から、本を何冊か納める文庫づくりを依頼される。 ●山本一力 緋色の壺 その六 献残屋佐吉御用帖34 豊島屋の主・江三郎は、切り餅を持参し賭場に臨んだ佐吉の覚悟を確かめる。 -
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この物語は、私が住んでいる長野県北部の信濃町を舞台としています。信濃で初めて過ごした冬は何日も降り続く大雪の年で、あたり一面の真っ白い世界に驚きました。
私はよく雪の山を散歩し、たくさんの足あとを見つけました。その時、この足あとは何の足あとだろうと思い巡らしました。
この物語は私が信濃町を歩き、見て、実際に経験し、感じたことを元に描いています。
この物語を通して信濃の大自然の素晴らしさや、家族と友達の尊さを感じて頂ければ嬉しいです。(著者プロフィールより)
(※本書は2019/11/22に鬼灯書籍より刊行された書籍を電子化したものです。) -
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【目次】
1 この私、そしてぽく〈単細胞生物〉
2 WONDERFUL LIFE(ワンダフルライフ) 〈無脊椎動物〉
3 荒れた海辺〈魚類〉
4 見果てぬ夢〈両生類〉
5 EL CONDOR PA SA (エルコンドルバサ)〈爬虫類 ・ 鳥類〉
6 アフリカの日々〈霊長類・類人猿〉
7 聖プッシュ祭〈霊長類・猿人〉
(※本書は2015/10/17に鬼灯書籍より刊行された書籍を電子化したものです。) -
集大成となる詩創作25周年記念詩集ついに完成!
「知ること」とは言葉を体験することだ
あえて言わせていただくと、私の詩集というものは、どちらかというと哲学的なにおいのするものが多いということがあって、まあ哲学という世界観は、大変に好きな観念なのであるから仕方がないのだが、今回もそういった世界観で構成されたものである。(「あとがき」より)
(※本書は2018-06-26に鳥影社より発売された書籍を電子化したものです。) -
時は平安中期、天皇家と一体化するため血の争いに明け暮れ、
権力の中枢を占める藤原氏。政権が道長に収斂されてゆくとき……
不遇な中流貴族の娘はなぜ、世界屈指の物語を書くことができたのか。
多感な少女時代、早くして夫と死別、中宮の女房への抜擢、宮廷内の権謀術数、皇統の行方、物語に忍ばせた企み……
複雑な心境が吐露される文献から紫式部の実像と平安文化のリアルを描く。
紫式部の何が、どうすごかったのか? 何を書こうとしたのか? 一千年も読み継がれている人気の秘密とは!?
「名前は知っているけれど、作品も大体見当がつくけれど」という人でも大丈夫!
いま注目の日本古代文学研究者が語る、知っているようで知らない紫式部と『源氏物語』、教科書にはない面白さ! -
日本文化の特徴とは何か.幾度も反復されてきたこの問いに,著者は時間と空間の両面から切り込む.文学・絵画・建築など豊富な作品例,それらを貫く時間と空間の感覚,さらに宗教観や行動規範の分析から,「今=ここ」に生きる日本文化の特徴が鮮明に浮かび上がる.日本文化の本質,その可能性と限界を鋭く問う渾身の書き下ろし.
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新聞、雑誌、書物に掲載された、口絵・挿絵は、どのように描かれ、印刷されていたのか。小説の内容とどのように関係するのか。美麗な木版多色摺口絵の味わい方から、新聞や雑誌といった緊迫した制作現場での文章と絵とのぶつかりあいまで、フルカラーの150点を超える当時のイラストとともに紹介。坪内逍遙、尾崎紅葉、樋口一葉、島崎藤村、泉鏡花といった文豪たちと、渡辺省亭、鏑木清方、黒田清輝、鰭崎英朋ら絵師によるコラボレーションが生んだ、明治文学の知られざる諸相を明らかにする。 -
自宅で料理教室を開いている亜希子のもとに、ある日、不動産屋が訪ねてきた。近所の家にまつわる悪い噂について知りたいという。
亜希子は結婚していた頃、かつてそこに建っていた古い家の男と、いちどだけ関係を持ったことを思い出していた――(「幽霊」より)。
男と女の関係は静かにかたちを変えていく。
人を愛することの切なさとその愛情の儚さを描いた傑作小説集。 -
幻想とユーモアの玉手箱
海岸に流れ着いた巨人、蹴鞠に精進した人のもとに現れた鞠の精、白狗の妻となった女、吉祥天女像と交わった男、天狗の幻術くらべ、安倍晴明、紫式部、花山天皇、西行法師……、『日本霊異記』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの代表的な説話集から歴史書『大鏡』、紀行文『海道記』にいたる平安・鎌倉期の17作品から精選された珠玉の82編を収める。ファンタジーにユーモア、時には能芸や和歌を語る奇談の数々は、奇想天外、摩訶不思議、多情多恨、絢爛華麗、抱腹絶倒。稀代のアンソロジストが流麗な現代語訳で遺した美しくも哀れな古典幻想文学の花束をどうぞ! -
「踏むことのなかった犬のクソみたいな人生(笑)」
又吉直樹の初長編小説にして、『火花』『劇場』に続く第3弾小説が1万字を超える加筆を行い待望の文庫化!
38歳の誕生日に一通のメールが届いた。
呼び起こされる痛恨の記憶と目前に立ち上がるあの日々の続き。
漫画家を目指し上京した永山が住んだ、美術系の学生が集う共同住宅・通称「ハウス」。
飯島、田村、仲野、めぐみ、奥……同居人たちとの生活の中で降ってわいた希望と、
すべてを打ち砕いたある騒動。そして「おまえは絶対になにも成し遂げられない」という仲野の予言。
神様はなんで才能に見合った夢しか持てへんように設定してくれんかったんやろ。
それかゴミみたいな扱い受けても傷つかん精神力をくれたらよかったのに。
何者かになろうとあがいた青春と何者にもなれなかった現在、
上京以降の20年の末に永山に辿り着いた境地は? そして「人間」とは? -
長年連れ添った夫のPCで見つけたのは、若い女との親密なやり取りだった。
人を好きになってしまうことに、解などないのだ――。
恋愛小説の名手・谷村志穂が描く大本命不倫小説!
息子が就職して家を出たことを機に部屋を片付けていた香菜子。
クローゼットの奥にしまわれたPCを開き、夫のメールを見つけてしまう。
そこには、夫と女が親密に名前で呼び合い、
2人が子供のように育てていた猫が死んでしまったなど、
21年以上にわたるやりとりが書かれていた。
おかしい。21年前といえば、香菜子が必死に幼い息子を育てていた頃なのに。
夫と女の間に何があったのか。その後、彼女は「不倫小説の傑作」とも評価された
1冊の小説を出版していることが分かって――。 -
「あんな男といたら、不幸になるよ」この台詞があたしに突き刺さったのは、基樹と離れられない自分と重なったから。彼は浮気をしている。別れなきゃと言い聞かせても、今はただ一緒にいたい……(「彼女じゃないあたし」)ある映画を通して、戸惑い、嫉妬、希望――不器用に揺れ動く女性のリアルな感情を綴った8つの物語。それぞれに短歌を添えて贈る切ない小説集。
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君もどこかで聴いているだろうか? 忘れられないこのメロディーを――。走り出した恋心を加速させたあの旋律、会えなくなった友だちが大好きだったバンド、どうしようもなく淋しい夜に味方をしてくれた歌声、誰にも言えなかった気持ちを重ねて口ずさんだフレーズ……。音楽と共に刻まれた記憶は決して色褪せない。15の名曲と共に紡ぐ、切なさ響くショートストーリー集。【特別対談/小山田壮平】
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、新歌舞伎の劇作家として活躍し、江戸に関する豊かな知識にもとづいた作品で広く読者に愛された著者の作品を余すところなく堪能出来る。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では物理学者として優れた業績をあげるかたわら、夏目漱石に師事し、独自の視点で科学と文学を見事に融合させた著者の随筆作品を堪能できる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。怪奇幻想作家として知られる夢野久作。他にも、軍人、農園経営者、僧侶、謡曲教授、新聞記者と多くの顔をもっていた。本巻では、代表的な短篇を始め、詩、実父・杉山茂丸の評伝、能楽に関するエッセイと、特異な才能を発揮した著者の、多彩な作品群を見ることができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。若くして肺結核を患った著者が織り成す、病への不安と生への憧れからアンバランスで危うい魅力を放つ作品群。それらを通して、独自の美意識をもつ詩的散文世界を創りあげた繊細な感性に触れることが出来る。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。独特の繊細優雅な文体により、浪漫溢れる世界を築いた泉鏡花。本巻では、代表的な作品を小説・戯曲と双方から鑑賞することができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、代表作をはじめ、短篇、近代個人主義を論じた評論等、明治期最大の文豪であり、近代日本を代表する知識人の多彩な作品群を味わうことができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では近代文学の草創期に彗星のごとく現れ、名声をほしいままにしながら夭折した女流文学者の作品が一望できる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、童話作家・詩人・農村指導者・宗教思想家として多彩な面をもつ著者の代表作から、独自のユーモア、ファンタジー、そして普遍性をも兼ね備えた、唯一無二の世界を感じることができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。軍医として陸軍の最高位を極める一方で、文学においては批評、翻訳、歴史研究、小説、詩と多くの業績をもつ万能の天才・森鴎外。本巻では、明治を、ひいては日本を代表する文豪の比類なき名篇の数々を見渡すことができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、早くより詩才を発揮し、三行書きの表記法や、困窮した状態の中での生活詩人として、近代短歌に新領域を開きながらも、惜しくも夭折した若き文学者の表現、思想を堪能することができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、近代短篇小説の可能性を広げた著者による歴史的題材を基にした主要な作品をはじめ、遺稿として死後に発表されたもの、詩、発句までを収録。全篇を通して大正時代の文豪の芸術的・精神的変遷を辿ることができる。
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日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、赤貧のうちに脊椎カリエスに冒され、死ぬまでほとんど床についたきりの身でありながらも、近代俳句の提唱と短歌革新を主導。旺盛な精神活動に裏付けられた写生文による文章革新運動で後世に決定的な影響を与えた文学者の全貌が見て取れる。
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僕らはみんな、働いている! 最高の『職場小説』登場。派遣社員の広田、25歳。立場も待遇も違うけれど同じ職場で働く人々と日々会話を交わし、笑いあう。ささいなやりとりのかけがえのなさを描いた、著者初の「お仕事」小説。「ここに消えない会話がある」改題。
25歳の広田と岸、佐々木、26歳の別所、27歳の魚住と津留崎。6人は、大きな会社の中の小さな班「夕日テレビ班」で毎日深夜まで地味な仕事をしている。(ちなみに非正社員が3名、正社員が3名)恋人でも友達でもない、立場も微妙に違う、けれど同じ職場の同僚として会話を交わし笑いあう。仕事を詩的に描いた著者初の「職場小説」。平等とは何かを問う『ああ、懐かしの肌色クレヨン』も収録。 -
著者初の自伝的小説。遺品の中から見つかったテープは、文字の書けなかった母から息子への遺言だった…。社会全体が貧しく、家族間の体温が熱かった時代の感触が濃密に甦る。「在日」の運命を生き抜いた親子二代の物語。
太平洋戦争が始まる年、許嫁の父を訪ねて18歳の母は単身、朝鮮から日本に渡った。熊本で終戦を迎え、「在日」の集落に身を寄せる。そして、祖国の分断。正業に就くことも祖国に還ることもできない。貧困に喘ぎながら生きることに必死だった他の在日一世たちとともに、忍従の日々を過ごす。ひたむきに、「家族」を守るために――。かけがえのない母の記憶をたどり、切なる思いをつづった著者初の小説。 -
堀辰雄・立原道造・野村道夫など、追分を舞台に数々の名作を生んだ作家達の濃密な交流の跡を、現地での丹念な取材で追う昭和文壇史。〈解説〉大河内昭爾
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向田邦子のドラマに溶かし込まれた、秘められた「恋」とは? 晩年の恋に関する取材から明らかになった新事実・新証言をもとに、向田ワールドを再構築する。書き下ろし特別エッセイ「久世さんの一周忌に寄せて」を収録。
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小説の魅力、小説の言葉、小説とは何かについて平易に語り下した文学論。「物語を創り読む快楽は不滅である」とする信念に満ちた辻本人による最終的回答。
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些細な日常の出来事や着想から「霊感」を得、大きな一つの作品世界を構築していく作家・辻邦生の仕事ぶりを、半世紀を共にした夫人が彫琢の文章で綴る作品論的エッセイ集。
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高見順、尾崎翠、寺山修司、深沢七郎……。家出、漂流、彷徨。ふるさとを振り捨て、破天荒な人生を歩んだ一二人の作家たち。彼らを「その人」たらしめたのも、またふるさとだった。作家の原点を訪ねる列伝紀行。
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『坊っちゃん』の教師たちやマドンナの正体を探り、『吾輩は猫である』の主要登場人物のみならず千駄木界隈の住人を推察、『三四郎』の美彌子とマドンナを比較しつつ漱石のヒロイン像を論じる――歴史研究家がその分析手法を活かして人物や景観から時代背景までを考証する、知的興奮にみちた漱石文学論。
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昭和二年七月二十四日未明、芥川龍之介は睡眠薬により、自らの死を選んだ……。しかし、致死量に至る睡眠薬の入手は、芥川の治療のために出された処方によれば困難である──主治医の日記、龍之介の書簡などから、自死の真相に迫る、渾身のノンフィクション。第十七回新田次郎文学賞受賞作。
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文芸記者、ワイドショーのコメンテーター、そして『婦人公論』編集長を務めた著者が、担当編集者として、あるいは取材対象者として、近しく接した作家たちの意外な素顔を綴る。渡辺淳一、野坂昭如、開高健ら時代の寵児二十五人の知られざる私生活。
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性を通して人間の本質を追究し、文壇の第一線を歩み続けた作家・吉行淳之介。ダンディズムの奥底にあるしたたかな色気と知られざる魅力。病気、世間、文壇、スキャンダルの大津波の中を切り抜けた、怪しくも妖しい文士の姿とは? その作品と人物像の行間を炙り出す渾身の書き下ろし、待望の文庫化!
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いま17歳になったら、何がいちばんしたい? 47歳バツイチの柊子と幼い頃に別れた17歳の娘、美羽。久しぶりに再会した二人は、事故で心と体が入れ替わってしまう。青春時代に戻った柊子と、大人の世界に放り込まれた美羽の運命は?
47歳の経験と知恵があって、身体が17歳だったとしたら。あの頃、躊躇してできなかったこと、悔いの残ったことを、もう一度やり直せるとしたら。バツイチの柊子と、幼い頃に手放した娘の美羽の身体が、ある日、入れ替わった。久しぶりの学校の試験に四苦八苦しながらも若さを楽しむ柊子。一方いきなり30歳も身体だけが歳をとってしまった美羽は……。母と娘、女と女として向き合うふたりの運命は? -
39歳、独身。結婚って、幸せですか? 「結婚小説」を書くためにリサーチを始めた作家の貴世。潜入した蕎麦打ち合コンで、ある男性と出会い、遥か遠くにあった結婚がついに現実に!? 幸せのかたちを模索する恋愛小説。
貴世は39歳、独身、小説家。体験のない「殺人」は書けても、体験のない「結婚」が書けずに悩んでいる。そんな貴世が、結婚小説のリサーチのため蕎麦打ち合コンに潜入。なんと急性蕎麦アレルギーを発症するものの、朦朧とする意識の中で、ある男性と出会い……。出会いをよせつけない磁場を抜け出して、遠かった「結婚」がついに現実に!? 幸せを求めて、貴世が選んだ「私らしい結婚」の答えとは? -
「幸田文」の旅をしてみよう―。母の死、父・露伴から受けた厳しい躾、弟の死、継母との関わり…。そこから浮かび上がる「渾身」の姿。作家・幸田文はどのように形成されていったのか。その「作品」と「場所」を綿密に探りつつ、<幸田文>世界の真髄にせまる極上の書き下ろし、待望の文庫化。
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日本人としてこれだけは知っておきたい近現代の五十の名著を厳選。読みどころから作家の素顔まで即わかる、必読の一冊。
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もつれた愛は、恨まれずに終止符を打つ。人脈と情報を駆使して出世競争を勝ち抜く。逆境で友情と忠誠心をしみじみ感じる。交わされなかった和歌が語る、愛の濃さ……。人生の達人・光源氏を通して恋と出世と人間関係の綾を描き、宮仕えの男女を魅了した『源氏物語』。現代を生きるサラリーマンにも通じる、波乱と哀切のドラマがある。気鋭の古典文学研究者が案内する、『源氏物語』の世界へ、ようこそ!
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第一回芥川賞選評で「生活の乱れ」を指摘された太宰治。受賞の連絡を受け、到着した会場で落選を知らされた吉村昭。実名モデル小説を「興味本位で不純」と評された萩原葉子……。「私小説を生きる作家」として、良質な文学を世に問い続ける著者が、当時の選評を振り返りつつ、敬愛する名作の魅力を解き明かす。芥川賞落選史にみる、もうひとつの文学史。
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