『エッセイ、銀色夏生、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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旅の持つ活動的な感情が収まった後、そーっと浮かび上がってくるもの
これは数年前に行った旅で、帰ってからすぐに原稿にまとめたのですが、なぜかすぐに発表する気持ちになれず、そのままパソコンの中に寝かせていました。
それが今年の春、突然、あのインドの本を出したい!という思いがわき起こってきて、改めて原稿を読み返し、今の視点の解釈をところどころに追加して完成させました。
なんというかたぶん、外に出していい時期が来たというか、旅の持つ活動的な感情が収まった後の、そーっと浮かび上がってくるものを書き残したいという思いが私にあったのではないかと思います。 -
自分が幸せだと思いたいのか 人から幸せだと思われたいのか/本当に必要なものだけを残したらほとんどのものが消えた/孤独感はいつか底を打つ/わざわざ探すのではなく、たまたま出会う/人はそのままで素晴らしいけど、それだけじゃダメ/自分の心が嬉しくなることが魂の仕事/今ここにないものを求めない イラストと言葉によるメッセージ。
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他人の言うことさえ気にしなければ、人生はいたって幸福だ
ある夜に覚えた孤独感に導かれ、たどり着いた自然農の世界。最初は野菜の葉の区別もつかずタネの撒き方もわからなかった。
日々、新しい発見と失敗を繰り返し、次第に豊かに育っていく野菜を眺めては、その味をかみしめ、思いは深くまた沈む。
必要があって自然に生まれるものはどんなことでも大変じゃない。ゆっくりやればやるほど、その途中にあるものがよく見える。
土を触りながら草を刈りながら実感した出来事の1年間の記録。 -
庭の時間は、心をほどく。
子育てが一段落し、何にも左右されない「個人的幸福」の追求を続ける銀色さん。
あるとき美しいハーブ園に出会ったことをきっかけに、新たなテーマで理想の庭づくりを始めることにしました。
タイル貼りのテラス、小石の通路、大好きな桂の葉の匂い……細かいところまで自分ごのみに作った、自分だけの庭。
計画通りにいかないこともあるけれど、生き生きと茂る植物との暮らしは、素敵な発見の連続です。
日々工夫を重ねながら考えていたことや、四季折々の草花を見つめて感じたことを、写真とともに辿ります。
〈目次より〉
・庭という結界
・雑草の花の素敵さ
・バナナの木との長い戦い
・上から下を見る
・テイカカズラのいい匂い
・田の神さあ
・庭の植物でいろいろ
・窓は額縁
ほか多数 -
今、目の前のここが、今日の私たちの愛すべき世界で、見えているものが現実です。見えなくなったものをいつまでも追いかけるのはやめて、この世界でできることを今までと同じようにイキイキと体験したい。(文庫版あとがきより)
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スーパーマーケットでは
人生を考えさせられる。
人間とは。男とは。女とは。夫とは。妻とは。
老人とは。赤ん坊とは。犬とは。働くとは。
人の親切とは。生きるとは……。
これは、そんな、ありふれたようでいて、
日々、興味が尽きない
スーパーマーケットでの観察記です。 -
すごい人、おもしろい人、変な人、嫌な人、素敵な人が渦を巻く、妖精や妖怪も飛び交うテレビの森は奥深く、その流れは速い。速いものほど目で追っちゃうけど、遅いものにもいつか気づくね。いろんな楽しみ方があります(あとがきより)。ドラマ、お笑いからドキュメンタリーまで、テレビの中で光っている人たちについての、鋭く深い洞察エッセイ。
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これまで外界との交流を一切遮断して創作を続けてきた銀色夏生が初めて外にでた。インタビュー、サイン会、読者との対話、Q&Aなど、著者の新しい側面、創作への想いが伺える貴重な1冊。
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――あなたは不幸じゃない、あなたの幸福観がまちがっているだけだ。人は大人になるにつれて、生きる上での価値観をお金や権力や美や若さから、精神的なものへとスライドさせることができなければ、生きていることがとてもつらいものになるのではないか――
質問に答え、解放に導く。銀色夏生が今、思うこと。 -
きれいな奥さん。なんでも上手にこなす素敵な奥さん。幸せなご主人。こんなパッとしないご主人にどうしてあんなに美人の奥さんが? ……でも違います。誰にも言えませんが、僕の毎日は、ちょっと地獄なのです。とてもきれいでわがままな奥さんナオミと結婚したジュン。二人が繰り広げる愛と涙の日々を綴る、笑えてほんのり温かい長篇小説。
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銀色「晴れやかに生きていきたくない? いきたいよね」
冨田「そこが前提ですよね」
よくは知らないけど、どこか似たようなことをしていると感じる冨田さんとの会話の本。今この場所にいることも、いつかその場所にいたことも、これから先のどのことも、その時の「今」を通してしか感じることはできない。 -
黙々と歩いていると、いろんなことを考えて何らかの結論が出るのがいい。今回はずっと今後の人生について考えていた(「東海道を歩く」より)。紅葉の季節に訪れた尾瀬。滑川で深夜のホタルイカ漁見学。強迫神経症並みに苦手な“歩くこと”に挑戦した、東海道五十三次ウォーク。それぞれの道中で見たもの、食べたもの、発見したこと、交わした会話。
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詩と写真と文章と。不安定なものたちが象る均衡の世界
ふたりの恋は口にだせない 彼と彼女がきっと泣くから 一緒のとこをもし見られても 偶然会ったときっと言うのね――「バランス」より。ぐっと趣向をこらした散文・詩+写真の世界。 -
食べた、飲んだ、挑戦した……やっぱり人間は楽しいものだ
旅っていうのは、今の自分を知る時間でもある。今の自分を感じられる時間。自分の性格や自分の興味、価値を感じるものがわかる。2014年9月。バルセロナとパリへ。娘と短い旅行をした時の記録です。 -
青い海と緑の自然のケアンズへ!
気ままな親子三人(銀色・かんちゃん・さくぼう)が向かったのは、オーストラリアのケアンズ! 美しい海と自然に囲まれて、三人は超ゴキゲン。美しい写真とエッセイで綴るほのぼの旅行記。 -
「子ども」を主題にした詩と写真。銀色夏生の感性が光る一冊
私は、風景の写真をとるのが好きですが、人の写真をとるのも大好きです。けれど、人の写真をとる時はとても緊張します。知っている人でも知らない人でも、カメラを通して見ると、やけに神々しく感じられ、畏敬の念にうたれてしまうからです。人という不思議な、それぞれにすごいものを、写真の中で形として一瞬だけ写しとってしまうことに申しわけなさのようなものを感じているのかもしれません。けれどやはり自分なりの見方で、あるものの魅力的な側面をとらえるというのは、うきうきする作業です。 -
白い星のような山ボウシの花 大量に落ちたザクロに実……。
庭もまた思い通りに作ってみました。基本の形が完成したので、あとは今後の木々の成長を見守るのが楽しみです。 -
ひょんなことから始まった壁画かき。気づけば季節は冬から春へ――。
ここは九州の山の中。そこにある保育所の園長先生に、壁に絵をかいてくれませんか、と頼まれました。ちょっとかいてみたらおもしろくなってきたので、まわりの壁全部に絵をかかせてもらおうと思ったのです――。 -
もりだくさんの写真で綴る、家づくりエッセイ!!
理想の住処を求めて、ついに家を作るときがやってきた!こだわりと苦労の末に出来上がった家の仕上がりはいかに? -
かわいいものは、いつだって身近にある。作者の感じたかわいいものの世界
長い間に集めたかわいいと思うものや写真などを一冊にしてみました。そういうものは毎日の中にたくさんあって通りすぎてしまうことが多いのですが、これからも自分なりに気になるいろんなものをみつけていきたいです。 -
土産話のように気ままで楽しくうらやましい、作者と子どもの小さな旅行記
バリ島はしたたるような緑と雨しっとりと深く明るく、モルジブは青い海と白い砂と青い空のサンドイッチまぶしくてたまらない。 -
「ああいう人間に 生まれてきちゃったんだよ 世の中に」
ふたりの子どもとひとりの親がもみあいながら過ごす日々。いっときも同じ今はない。平凡な日常の中を「生きる」ということの驚きとやわらかな輝き。愛となみだと笑いの三重奏。 -
断食旅も収録! お役立ちでクスっと笑える、銀色流古都旅エッセイ!
銀色さんが旅に出た! 銀色目線の奈良、京都、松江の古都ぶらり旅に加え、魅力的な仲間と挑戦した断食の旅、幻のお散歩日記など、心がほんわかする旅日記を、イラストと写真も満載でお届け!
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