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『エッセイ、コルク(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~17件目/全17件

  • 笑えて泣ける岸田家の日々のこと

    大反響を呼んだ単行本
    『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』が、
    ついに文庫化しました!
    かきたし原稿「表紙の絵の味」と、
    作家・一穂ミチさんの解説でパワーアップ!

    真夏の甲子園でホットコーヒーの売り子をしたり、
    試着に1時間かかるブラジャーを買ったりと、
    なぜか日々おもしろいことが起きてしまう作家・岸田奈美がつづる、
    情報過多の日々のこと。

    大丈夫な家族と、大丈夫じゃない日々を、
    疾走感あふれるリズミカルな文章で、
    軽やかにユーモラスにとびこえる。

    “弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった”
    “母に「死んでもいいよ」といった日”
    など傑作エッセイを多数収録。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    岸田奈美さんの初の単行本が2年半ぶりに文庫化します。
    この2年半の間に、岸田家にはいろんなことがあったと思います。
    そんな岸田さんの2年半の思いは、
    「文庫あとがき(おかわり)」でたっぷり語られています。
    また、かきたし原稿「表紙の絵の味」では、
    岸田さんが手がけた表紙のイラストについて、
    装丁家・祖父江慎さんとのやりとりの裏話が。
    そして、必見なのは作家・一穂ミチさんの「解説」です。
    解説では、私、思わず涙がこぼれました。
    ひと味ちがう岸田奈美ワールドをぜひご一読ください。

  • ●知的障害のある長男の出産、夫の突然死、生存率2割の大手術から生還するも、下半身麻痺となり、車椅子生活に__。

    ●幾多の試練が容赦なく襲いかかり、もはや命を絶つしかないと思ったその矢先、著者は「死にたいなら死んでもいいよ」という娘の一言に救われ、前へ踏み出す勇気を得たといいます。

    ●本書は過去年間180回以上もの講演を行い、人々に生きる勇気を与えている著者による初の自叙伝です。

    なぜ、彼女はかくも強いのか?
    なぜ、かくも明るく生きられるのか?
    ●特筆すべきは、折に触れ著者を前に進ませようとする娘であり作家・岸田奈美の存在。心の持ちようで人間の運命は決まると、読者に対しても深い示唆を与えてくれます。

    ●巻末に添えられた「娘から母への手紙」で、書名に秘められた真意が明らかになるとともに、深い感動が全身を貫いていくことでしょう。

    ●TEDx講演動画をはじめ、SNSで5万シェア

    ●朝日新聞「ひと」、テレビ「NEWS ZERO」ほか、メディア出演多数の著者による初めての著書

    (本書は、2017年に致知出版社から出版された内容を電子書籍化したものです)
  • "作家・岸田奈美の新たな代表作。
    著名人からも絶賛&感動の声続々!

    笑えて、泣けて、救われる。
    新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。


    「大好き」を言葉にし続けることが、
    こんなに笑えて泣けるなんて。 ――藤崎彩織


    笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。
    それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。
    しかもとびきり笑えるんですよ。 ――佐久間宣行


    腰を下ろした、彼女の目線。優しさと逞しさ。そして、ユーモア。
    今、世界に足りていないこれらに満ち溢れた、最高峰のエッセイ。
    岸田奈美は、運命に愛されている。 ――リリー・フランキー


    わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。
    嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。
    どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。
    ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。


    本作は小説誌『小説現代』で連載をしていた「飽きっぽいから、愛っぽい」を書籍化に際して、加筆修正したものです。

    【電子特典】
    noteの有料購読マガジン「キナリ★マガジン」で発表したショートエッセイ「たまたき」を電子書籍特典として収録。"
  • ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊の1500字×1642日の思考の記録、書籍化!!!!!!!!
    エッセイから小説まで、作家・品田遊の脳内を覗く超贅沢な一冊!

    ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。1642日分の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超贅沢な一冊が出来上がりました!
    1ページ目から読み進めるも良し、気になる見出しを読むも良し、たまたま開いたページを読むも良しの、読みどころがぎっしり詰まった328ページ。

    ―――
    記憶
     日記を毎日書くようになってから月日が経つのが明らかに早くなった。
     というより、過去が近くなった、と言うべきか。できごとを細かく記録することによって、去年の出来事でも日記をたよりに「ああ、あったな」と具体的に思い出せるようになった。
    3年前の日記と3ヶ月前の日記に質的な違いをあまり感じない。過去の「遠さ」は内容の曖昧さに由来するのか。
     私は記憶を距離的にとらえているのかもしれない。みんなもそうだろうか。現在の記憶が近くに、過去の記憶が遠くに並んでいるようなイメージだ。完璧な記憶能力の持ち主にとって、5年前と3日前にどれほどの違いがあるのだろう? 内容の鮮明さに違いがないとすれば、そこには単に時間的な前後関係の違いしかない、といえるはずだ。そういう人たちにとっての過去の日々は、本棚に並ぶ背表紙のようなものなのだろうか。いや、整列している必要もなく、ただ個別の本が一冊ずつ散らばっていてもいいのだ。
    (本文 「記憶」より)
    ―――
  • 【電子書籍特典】
    岸田家オフショットを5点掲載(*既出の写真も含まれます)

    人生の大きな困難を乗り越えられたのは家族のおかげ。
    元気おすそわけエッセイ集。

    長男の知的障害を伴うダウン症を受け止めた矢先、最愛の夫が39歳で急逝。
    自分が一家の大黒柱となって奮闘中、大動脈解離となり
    手術の後遺症で車椅子生活を余儀なくされて――。
    死にたいほど落ち込みもしたけれど、前を向けたのは
    心の中に生きる夫と大事な子供たちがいてくれたから……。

    七転び八起き人生をユーモアまじえて綴ります!



    第1章 私の人生を変えた3つの出来事
    頼りの娘から「死んでもいいよ」と言われた日
    専業主婦歴15年でまさかの再就職活動
    今も心で聞く「あほちゃうか」は万能フレーズ
    落ち込んでいる時にプラス思考になる方法
    まゆ毛とオシャレと私
    自信とは自分を信頼してつくるもの
    差別していたのは、他でもない自分だった
    自分を信じることができれば、怖いものはなくなる

    第2章 いつも家族を笑顔にする優しい長男
    ダウン症で知的障害のある息子・良太
    周りに「知ってもらうこと」、本人に「伝えること」
    必要なのは、「特別な存在」にしないための「特別な支援」
    職場や学校で障害のある人と接するときは?――良太が教えてくれたこと
    山本五十六の教えと信じる力
    「ママ、トゥーリ、つくって」から始まる連想ゲーム!
    良太とスイミングスクールにまつわるエピソード

    第3章 顔も心もパパと瓜二つな頼りになる長女
    生まれた時から父親と瓜二つの娘・奈美
    誰かを大切にできるのは、誰かから大切にされた人
    思い込みと使命感のアドバイスをやめる
    親子の対話は、安全地帯を見つけることから
    アンパンマンは人格を否定しない
    「幸せがこわい」と感じた日のこと

    第4章 案ずるより産むがやすし、横山やすし!
    ママにできることはまだあるかい?――赤べこの思いを伝えたい
    私の家族はダイバーシティ
    あなたのおにぎりは、丸ですか、三角ですか
    間違えて乗った電車が時には目的地に運ぶ
    これからの時代に求められるのは「優しい人」
    息子が仕事をサボって帰ってきた!?

    第5章 岸田家のコロナ物語
    「なんか話し方、怖いで」
    変化は慣れると役に立つ
    「明日仕事ある?」と毎日質問する息子のルール
    「大丈夫や! 寝とき! 」
    幸せとは何なのかを知れた2020年。幸せに生きると決めた2021年
    ビビンバが教えてくれた生きる意味

    第6章 「死んでもいいよ」から「生きるんやで」へ
    さらなる試練
    命を助けていただいたこと
    のんびりのび太くんになろうと心に決めた退院前夜
    良太の揺れる心 鬼電の巻
    良太の揺れる心 行く?行かない?の巻
    聖火の道を歩き……いや、走り終えて
  • 851(税込)
    作者:
    平野啓一郎
    レーベル: コルク
    出版社: コルク

    本書は、現代の純文学からミステリーまでの11作品を題材に、物語をより深く楽しく味わうコツを、人気小説家がわかりやすく解説。小説を読んだ後、SNSで、作品の感想を書いたり、意見交換ができるようになる1冊です。

    「冒頭で、私は、動物行動学者のティンバーゲンによる『四つの質問』を紹介している。これは、文学に限らず、映画にも美術にも通用する問いであり、何かを鑑賞したあと、人とそれについて話をしたり、自分で感想を書いたりする際には有効な着眼点となるだろう」(本書「文庫版によせて」より抜粋)

    <本書で解説する作品>
    ●ポール・オースター『幽霊たち』
    ●綿矢りさ『蹴りたい背中』
    ●ミルチャ・エリアーデ『若さなき若さ』
    ●高橋源一郎『日本文学盛衰史――本当はもっと怖い「半日」』
    ●古井由吉『辻――「半日の花」』
    ●伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』
    ●瀬戸内寂聴『髪――「幻」』
    ●イアン・マキューアン『アムステルダム』
    ●美嘉『恋空』
    ●フョードル・ドストエフスキー『罪と罰』
    ●平野啓一郎『本心』

    PHP新書版に、『罪と罰』『本心』の解説を新規追加し、再編集。
  • 笑えて泣ける岸田家の日々のこと

    車いすユーザーの母、
    ダウン症で知的障害のある弟、
    ベンチャー起業家で急逝した父――

    文筆家・岸田奈美がつづる、
    「楽しい」や「悲しい」など一言では
    説明ができない情報過多な日々の出来事。
    笑えて泣けて、考えさせられて、
    心がじんわりあたたかくなる自伝的エッセイです。

    もくじより
    ◎弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった
    ◎どん底まで落ちたら、世界規模で輝いた
    ◎グーグル検索では、見つからなかった旅
    ◎先見の明を持ちすぎる父がくれたもの
    ◎忘れるという才能

    【編集担当からのおすすめ情報】
    noteやTwitterで話題となっている岸田奈美さん。
    岸田さんの文章は、人の感情をゆさぶる力があります。岸田さん節が炸裂するギャグに爆笑した次の瞬間、涙があふれてきます。私など、
    読んだ後、見える世界の景色がきっと美しく清々しいものになるはず。ぜひ体験してみてください。
  • シリーズ2冊
    01,359(税込)
    著者:
    岸田奈美
    レーベル: コルク
    出版社: コルク

    笑えて、ときに泣けてしまう爆走エッセイ!

    この本を読んで後悔する人はいない。
    むしろ感謝に満ちると思う。岸田家にも自分にも、明日があることに。
    ――矢野顕子さん激賞!

    異例の大反響!
    『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』から1年、
    ゲラゲラ笑えて、ときにしんみり、なんだか救われてしまう爆走エッセイ第2弾の登場です。

    ◎車いすユーザーの母のために、「全財産を使って外車を買った」。
    (えらいことになる話より)

    ◎「24歳の弟は字が書けない(はずだった、怪文書を読むまでは)」のに、
    岸田奈美さんの初単行本『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の
    ノンブル(ページ数)を書くまで。(おすそわけをもらう話より)

    ◎隣家がリビングで焼きいもをして火事になった「東京は火の用心、恋用心」
    (東京でひとり暮らす話)

    ◎iDeCoの書類を書きながら、生きる希望について考えた「30年後、きみが
    いない世界で」(これからのわたしに宛てる話より)

    …など。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    岸田奈美さんがこの1年間でブログサービス「note」に書き綴ったエッセイから、
    もっと多くの方に届けたいエッセイを厳選して掲載したのが本書です。
    ノンブル(ページ数)は前著『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』と同様に、
    弟の良太さんが丁寧に丁寧に書いています。
    岸田さんの文章は、思わず吹き出して笑ってしまったり、
    涙が蛇口のごとくあふれたり、ジェットコースター並みに、感情が揺れ動きます。
    そして、私は、読み終えたときに、見えていた景色が変わりました。
    なにかに悩んでいるとき、苦しいとき、モヤモヤするとき、
    きっと力になってくれる一冊だと思います!

    【電子書籍特典】
    ショートエッセイ「梅吉という犬の話」
  • 1,568(税込)
    著者:
    岸田奈美
    レーベル: コルク
    出版社: コルク

    父は他界
    弟はダウン症
    母は車いすユーザー、からのコロナ禍に生死をさまよう大手術
    間におじいちゃんの葬式が挟まって
    ついには、おばあちゃんがタイムスリップ
    ーー残された長女(作家)にすべてのタスクは託された

    次々におそいかかる「もうあかんわ」なラインナップ

    なのにどうして、こんなに面白い文章が出来上がってしまうのか
    読んでる側はいったいなんで、こんなに救われてしまうのか!?

    【人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ】

    3月10日から4月15日までの岸田奈美のnoteに書かれた、泣けて笑える祈りの日々
    放った言葉を本人の手で見事に体現した、読後、拍手喝采のエッセイです

    < 3/10 岸田奈美のnoteより>

    現代社会が抱える闇の全部盛りが、かっぱ寿司のすし特急に飛び乗ってやってきた!?!?!?!??! !
    チャップリンは「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」と言った。
    わたしことナミップリンは「人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」と言いたい。

    悲劇は、他人ごとなら抜群におもしろいのだ。
    ユーモアがあれば、絶望に落っこちない。
    常々そう思っていたけど、気づいたのは、ユーモアは当事者に向けるものじゃない。
    悲劇を喜劇に変えるためのユーモアは、そこにいない聞き手、つまり第三者にしか向けられないものなのだ。
    理不尽なこの日々を、こうやって笑い飛ばしてもらえたら、わたしはそれで救われる。
    同情も憐憫もほしくない。
    やるべきことも全部わかっているので、家に来て手伝ってほしいわけでもない。
    ただ、笑ってほしい。
    だって、このストレスフルな時間も、心のどこかでわたしは「たしかにしんどいけど、これはこれで、おもしろいよな」って思っているのだ。
    そういう明るい自分を、わたしは見失いたくない。

    でも、このままやったら、もうあかんわ。
    そんなわけで、前置きが長くなりましたが、読者さんにお願いがあります。
    今日から母が退院して落ち着くまで、毎日21時に、noteで日記を書きます。
    時間のある人は、どうか、読んでいってください。
    読んでくれる人がいるだけで、わたしは、語る意味があります。
    悲劇をわたしがnoteで書けば書くほど、喜劇になっていきます。

    タイトルは「もうあかんわ日記」です。
    もうあかんので。あかんくなる前に、助けてください。

    【もくじ(一部抜粋)】

    ○「もうあかんわ日記」をはじめるので、どうか笑ってやってください
    ○ プリズンブレイクドッグ
    ○ 祖父のアルゴリズム葬儀
    ○ 他人のためにやることはぜんぶ押しつけ
    ○ 何色かわからん龍の背に乗って
    ○ いつも心にクールポコ
    ○ もしも役所がドーミーインなら
    ○ 姉弟はそういうふうにできている
    ○ まだあかんくないわ
    ○ 退院ドナドナ……ほか
  • 550(税込)
    著者:
    パン子他
    レーベル: コルクスタジオ
    出版社: コルク

    「おもしろい文章が、読みたーい!」コロナ禍の東京で辛い日々を過ごしていた作家・岸田奈美の魂の叫びから、noteを舞台にした文章コンテスト「キナリ杯」が爆誕! おもしろい文章の書き手に10万円を贈ろう…と始めたら、続々と協力者が集まり【賞金総額100万円&50賞】という一大イベントに!?

    どこかの誰かの人生の一部が綴られた多彩な受賞作品を、岸田奈美のコメントと共に一部収録。「文章」を通してつながり励ましあった、あの春の記録です。

    【著者一覧】
    パン子、ヨッピー、おおがきなこ、西智弘、長谷川未緒、とらみな、ice|家永初美、島田彩、理、森のカルロス大根、優まさる、かのうおりがみ 令和の電車男、mauchii_、スイスイ、nomi3、青野鉄平/SFM!店主、村上牛、とだっち、カラエ智春、サンシャイン 坂田光、大塚拓馬、浜田綾、あらしろひなこ、グミが好き、のりまき、飯尾早紀、みやまなつみ、かえるさん@エンタメ企業人事、いちとせしをり、小林美鈴、コニシナツコ、momo、フクイチ、ひらいめぐみ、小山コータロー、なべとびすこ、サトウカエデ、氷壁にアイスアックス、しりひとみ、Sae、たろべえ@脳損傷母と一緒!、伊吹天花、はる華、みずのつくる、橘、したら領、ひさとみなつみ、バイク川崎バイク、ひろおみ、5歳、世界史の鳩
  • 豊かでオリジナリティあふれる写真家が、日本にはたくさん。
     彼ら彼女たちのこと、もっと知りたい! と思ったとき、手にとってもらいたい本を、電子書籍でご用意しました。 
     ひとりの写真家のこれまで・いま・これからを、「ひとり一冊」のかたちで丸ごと閉じ込めています。
    平成という時代が培った表現者たちの軌跡を、読み解いていきましょう。

     本書は代官山蔦屋書店北村写真機店で定期開催しているトークイベント「写真を読む夜」での内容をベースにしています。毎回第一線の写真家を招き、作品や考えのすべてを聴きながら回を重ね、奥山由之、高橋恭司、佐内正史、若林信吾、小林紀晴、青山企、川島小鳥、川内倫子、米原康正、藤代冥砂など、これまでにおよそ70人が登場しました。
    これらの写真家が順次、「写すひと」の電子書籍にも登場していく予定です。

    第一弾となる本書では、高橋恭司の回を収録。
  • 1,760(税込)
    著者:
    平野啓一郎
    レーベル: ――
    出版社: コルク

    文学とは、芸術とは、社会とは、「生きる」とは、何か――

    作家生活二十年の平野啓一郎。『透明な迷宮』『マチネの終わりに』『ある男』執筆時に、作家は何を考えてきたのか。

    文学、思想、美術、音楽、エンタテインメントから社会問題まで、広範なテーマに亘る六十七篇の論考を集成した、
    待望の最新批評・エッセイ集。

    「私たちは、今日、巨大な世界との対峙を余儀なくされている。なるほど、個々には葦の一本に過ぎまいが、
    しかし、決して孤立した葦ではない。古今東西に亘って、たくましく繁茂し続けている一群の葦であり、
    宇宙を包み込むのは、その有機的に結び合った思考である。」(「後書き」より)

    (収録作品)

    I
    私達自身のような「夭折の天才」――ドナルド・キーン『石川啄木』
    愛に翻弄された父と子、そして女――フランソワ・モーリアック『愛の砂漠』
    「気持ち悪い」文学の最高峰――小島信夫『城壁』
    森鴎外「鶏」――アンケート:「美しい日本語」とは何なのか?
    「「愚」と云ふ貴い徳」の弁護人――谷崎潤一郎
    『細雪』の妙子――アンケート:谷崎潤一郎名キャラ図鑑
    傑作群の底に流れていたもの――谷崎潤一郎「創作ノート」
    混沌を秩序化する技術――三島由紀夫『小説読本』
    木乃伊にならなかった知の木乃伊取り――澁澤龍彦
    個人の一生と人類の罪――追悼・林京子
    思い出すことなど――瀬戸内寂聴
    「否定性」と「私ら」――大江健三郎
    「稔りの飽和」の静かな重み――古井由吉『ゆらぐ玉の緒』
    疾駆し、「ゆきき」する若き詩人――吉増剛造『GOZOノート 1 コジキの思想』
    人間を知っている作家――キム・ヨンス
    アーレントの「反ユダヤ主義」を読みながら
    情報に“勝ち負け”はあるのか?――レジス・ドブレ『メディオロジー宣言』
    昭和プロレスの“リアリティ”
    俯瞰と没入――菊地信義『菊地信義の装幀1997~2013』
    “我が事”としての西洋政治思想史――小野紀明『西洋政治思想史講義――精神史的考察』
    〈顔〉で向かい合う自己と他者――鷲田清一『〈ひと〉の現象学』
    テロと昭和――中島岳志『血盟団事件』

    II
    初めて小説を書いた年齢
    未来には絶望しない――『ドーン』を振り返って
    あなたといる時の自分――アンケート:I Love You. の翻訳は?
    一区切りついた、という実感
    桜の中で、時が重なり合う
    自分を解釈してもらう喜び――オーダーメイドについて
    出版激動期の「文学と金」
    飯田橋文学会縁起
    文士劇出演顛末
    フランスと私

    III
    肉体と油彩
    「禍」としての才能――テオドール・シャセリオー
    窃視された裸体――ドガ《たらいを洗う女》
    北九州と、屋根の上の記憶――木村伊兵衛『川開き』
    “遺影画”の世界――横尾忠則『日本の作家 222』
    人間の居場所――広川泰士『BABEL ORDINARY LANDSCAPES』
    深澤直人さんの仕事――『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲』展
    「現実の現実性」に向けて――『トーマス・デマンド』展
    アルゲリッチの《夜のガスパール》のために
    アロイジウス・ベルトラン『夜のガスパール』より(平野啓一郎訳)
    偉大さと親近感と――小川隆夫『マイルス・デイヴィスの真実』
    八十年代の亡霊
    芸人と「分人」
    共感の境界はどこに?――『第9地区』
    「インセプション」としてのフィクション――クリストファー・ノーラン『インセプション』
    悪役次第――クリストファー・ノーラン『ダークナイト ライジング』

    IV
    「カミナリおやじ」とは誰だったのか?
    排外主義デモ
    ローンと事なかれ主義
    「日本批判」のジレンマ
    食品ロスと貧困
    「自己責任」論
    戦争への想像力
    「信頼」と社会の合理性
    「面倒臭い」がない世界
    顔に結びつけられる自己
    ネットと選挙干渉
    手術から修理へ
    見かけと実体
    模倣と影響力
    外国人としての被災
    伝記と身内話の間
    更新される郷愁
    釣り好きの祖父の酒
    自宅にウイスキー・ボトル
    Circle of Life
  • 桐島かれんが世界各地で見つけてきた手仕事や工芸品、日々愛用する生活雑貨、そして希少なアンティーク。物が導く、旅、暮らし、家族の思い出を凝縮した一冊。電子版限定で写真点数を大幅に増やし、可能なものはすべてカラーで紹介。さらに「ブーツ」「スーツケース」の項目も特別収録!!

    ――「カワイイもの」「ステキなもの」との出合いを求める私の旅は、秘境の密林を探索するようにスリリングです。パリの蚤の市で見つけた年代物のレース、インドのベルボーイが着ていたのを5ドルで譲ってもらった可愛い制服、タイの骨董屋の片隅で埃まみれになっていた仏像、あわや大喧嘩というところまで粘って値切りまくったモロッコの絨毯、ベトナムの朝市に並ぶチープでキュートな台所用品……。
     一つひとつは大したものではありませんが、あっとひと目惚れして断固手に入れ持ち帰ったものは、それだけでも自分にとってはミュージアム・ピースのように価値があるのです。そして、そんな宝が一つずつ集まって来て、私の暮らしをより豊かに彩ってくれています。好きなものだけに囲まれて生きるほど幸せなことはありません。
    ――(はじめに)より
  • 桐島かれん、桐島ノエル、桐島ローランド、類稀な3つの個性を、女手一つで育て上げた作家・桐島洋子の“放牧式”子育てとは。
    40歳を目前にして1年間の大休暇を宣言し渡米、古き良き70年代の
    イースト・ハンプトンを舞台に、自由で大胆な育児を楽しむシングルマザーの記録。
  • 330(税込)
    著:
    桐島洋子
    レーベル: ――
    出版社: コルク

    大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
    “フリーセックス”が謳われた60年代後半のアメリカ。
    そこで筆者が目撃した、アングラ新聞のセックス広告、夫婦交換パーティー、未婚の母の家…。
    エスカレートする性の解放の中、救われない人間の孤独が、いたましい程むき出しになったアメリカの姿を、女性ならではの視点で鋭く抉る、衝撃のルポ。
  • 418(税込)
    著:
    桐島洋子
    レーベル: ――
    出版社: コルク

    桐島かれん、ノエル、ローランド。
    シングルマザーとして三人の幼子を背負いながら海外各地を放浪し、前向きに逞しく生きる母が、小さな相棒たちに贈る“わが愛と冒険の記録”。
    従来の女性像を打ち破り、革新的生き様を貫く作家・桐島洋子の自伝的処女作。
    電子書籍刊行にあたり、初公開となるプライベート写真も多数追加収録。
  • 2,200(税込)
    著:
    山城むつみ
    レーベル: ――
    出版社: コルク

    「今、ここ」と繋ぐ、文芸批評の臨界点
    中野重治、小林秀雄、ドストエフスキーらの言葉を手がかりに、今日的事象の背後から我々を歴史的に拘束する「問題」を読み解く。代表作『ドストエフスキー』に並走する野心的時評集。書き下ろし「補論切断のための諸断片」収録。

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