『エッセイ、文春e-Books(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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著者・阿部智里さんが監修を務めた「八咫烏シリーズ」をより楽しむための副読本!
シリーズ公式Twitterアカウント「八咫烏の壺@yatagarasu_abc」で実施した、阿部智里さんと読者による一問一答企画を、電子書籍にまとめました。
「八咫烏の平均寿命は?」
「山内に温泉はありますか?」
「雪哉たちの好きな食べ物を教えて!」
「みんなの身長差は?」
など、八咫烏シリーズの世界やキャラクター設定、阿部さんご自身に関する【全149問】に阿部さんが回答。
さらに今回のために補足やまえがき&あとがきも追記した、充実の内容になっています。
巻末には付録として、『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』の人物相関図も収録。
『烏に単は~』コミカライズを担当した松崎夏未さんのイラストを使用しています。
■目次
・まえがき
・阿部智里さんと読者による一問一答(全149問)
・『烏に単は似合わない』人物相関図
・『烏は主を選ばない』人物相関図
・おわりに -
引退を機に明かす、人気番組の舞台裏
「これは僕の、テレビ界への遺言です」
32年間続けた放送作家を辞める鈴木おさむ氏が辞めるまでの半年間で綴った、
テレビの真実とヒット番組の裏側。
「これはテレビがテーマのエッセイ本ではありません。
32年間放送作家をやってきた僕からテレビへの遺言です。
大きく変わるテレビ。
変わるしかなくなったテレビ。
今までは書けなかったことを全部書きました。
辞めるからこそ伝えたかったこと、残すべきことを。
さよなら、テレビ。
ありがとう、テレビ。」
―― 鈴木おさむ -
ありきたりな「いつもの暮らし」にも、ときどき小さな幸せがある
コロナ禍前から半分隠居状態、同居の猫とも少々ディスタンスあり気味な関係。たまに出かけることもあるが、基本的にひとりで過ごす。事件と呼べるほどのことは何も起きない極めて平穏な日々。そんな生活の中でふと見つけた「茶柱」のような、ささやかな発見や喜びを綴ったエッセイ集。
インスタグラムに現れる動物にほのぼのし、絶景に縮み上がる。ベランダ菜園で生まれてきた野菜たちを親父気分で歓迎する。気のおけない先輩たちとの「婦人会」で、暑苦しくなくお互いを応援し合う。幼なじみとのバスツアーで「おつまみこんぶ」とバスガイドの素晴らしさを噛みしめる。キャットタワーが捨てられなくてひとり途方に暮れる――。日常を面白がろうとする姿勢から生まれた、ユーモアあふれる着眼点に思わずクスッと笑ってしまうこと間違いなしの一冊です。
【プロフィール】
小林聡美(こばやしさとみ)
1982年、スクリーンデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活動。主な著書に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『読まされ図書室』『聡乃学習』『わたしの、本のある日々』など。 -
◆新連載◆
・宮島未奈「婚活マエストロ」
マンションの大家に誘われて、婚活パーティに参加することになった猪名川健人。そこに現れたのは、妙に律儀な社長と、司会として生真面目にマイクを握る“婚活マエストロ”鏡原奈緒子だった
◆最終回◆
・今村翔吾「海を破る者」
・岩井圭也「われは熊楠」
◆読みきり◆
・荒木あかね「壊すのは簡単」
・コウイチ「9月の日記」
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.28
・西加奈子
私は私の身体で生きていく――。“女であること”から解放される8つの物語
◆book trek◆
・やがみ『僕の殺人計画』
・白川尚史『ファラオの密室』
◆レビュー◆
・秋山寛貴(ハナコ)「ところで、好きな本はなんですか?」
・いいだ(ゲームさんぽ)「ところで、好きな本はなんですか?」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第9回]中央ユーラシアから見る歴史
◆エッセイ◆
・ハイツ友の会・清水香奈芽「笑けるパターン」
・みな姉「『あいの里』の60歳・みな姉が綴る人生哲学」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第16回]牧歌的うどん店
[第17回]続・牧歌的うどん店 かき氷・おばあちゃん・パンクス
[第18回]千切りキャベツの成長譚
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第4回]オーストラリアの湖のほとりに現れた一晩限りのレストラン
◆連載小説◆
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
・一穂ミチ「アフター・ユー」
・伊岡瞬「追跡」
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・矢月秀作「桜虎の道」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」 -
元バンドマン芥川賞作家が邦ロックを切りまくる
「はっぴいえんど」から「King Gnu」「Ado」まで、この50年の邦楽ロック史を彩ったアーティスト全30組を語りつくす。
■本書で取り上げるアーティストたち
BUMP OF CHICKEN/NUMBER GIRL/54‐71/BUCK‐TICK/椎名林檎/bloodthirsty butchers/PENPALS/Silver Fins/Port of Notes/headphone seminar/相対性理論/進行方向別通行区分/鬼束ちひろ/X JAPAN/初音ミク/King Gnu/クリープハイプ/ART‐SCHOOL/BLANKEY JET CITY/L’Arc~en~Ciel/黒夢/TMN/凛として時雨/小室哲哉/神聖かまってちゃん/サカナクション/宇多田ヒカル/Ado/はっぴいえんど/syrup16g -
叩かれてもうまくいかなくても、しなやかに強く輝き続ける方法
私はずっと、私のためだけに存在する
私の椅子が欲しかった―― 一条ゆかり(漫画家)
めげず腐らず、花を咲かせた
13人の女たちに聞いた「私」の見つけかた。
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よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。
つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。
*毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯
*「自分なんて」とつい諦めてしまう
*人生が上手くいく人は自分とは違う人
*自分を信じることができない人…
そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。
■お話を聞かせていただいた13人
齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり
「週刊文春WOMAN」連載を加筆・編集したインタビューエッセイ! -
世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の最新短篇&エッセイ
「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」
好きな言葉は「原価いくら?」で、
現実こそが正しいのだと、強く信じている永岡。
同級生から、カルト商法を始めようと誘われた彼女は――。
信じることの危うさと切実さに痺れる8篇。
〈その他収録作〉
★生存
65歳の時点で生きている可能性を数値化した、
「生存率」が何よりも重要視されるようになった未来の日本。
生存率「C」の私は、とうとう「野人」になることを決めた。
★書かなかった小説
「だいたいルンバと同じくらいの便利さ」という友達の一言に後押しされて、クローンを4体買うことにした。
自分を夏子Aとし、クローンたちを夏子B、C、D、Eと呼ぶことにする。
そして5人の夏子たちの生活が始まった。
★最後の展覧会
とある概念を持つ星を探して、1億年近く旅を続けてきたK。
彼が最後に辿り着いた星に残っていたのは、1体のロボットだけだった。
Kはロボットと「テンランカイ」を開くことにする。
ほか全8篇。 -
『満願』『王とサーカス』で「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の国内部門1位でミステリーランキング3冠を2年連続で達成。
いま最も次回作が待ち望まれるミステリ作家・米澤穂信。
次々と魅力的な謎を生み出す作家の頭の中はどうなっているのか? 米澤さんの頭の中を満たしてきたのはどんな本たちなのか。
作家生活20年の節目に、米澤さんの心を捉え、人気ミステリ作家を形作ってきた本を一気見せ。
米澤さんが20年にわたって、様々な媒体に書きためてきた書評やお勧め本を一冊にまとめました。
「思うさまに大好きなミステリをお勧めしたい」という米澤さんの強い思いから、特別書き下ろし「私の心を捉えて離さないミステリ」(120枚!)&オリジナルコメンタリー(180枚!)収録。
米澤穂信ファン、ミステリファン、これからミステリ作家を目指す未来の書き手必携の一冊。 -
宮藤官九郎、阿部サダヲ、星野源…大人計画の秘密にせまる!
演劇界の常識に囚われない超・俳優集団を作った松尾スズキ。何に触れ誰と出会いどのように劇団を強固にしていったのか――。 -
1978年生まれの筆者の周囲にあったのは、茫漠たる郊外――ニュータウンだった。
その出発点から、戦後思想とはどのように映るのか?
大東亜戦争、象徴天皇、三島由紀夫、小林秀雄、福田恆存、柄谷行人、中上健次、
坂口安吾、あるいはロレンス、ピケティ……。思索を深めるにつれ、あらわれて
きたのは「政治と文学」という問題だった。
本書は、必ずしも「戦後批判」を志向していない、端的に「戦後よ、さよなら」と言うものだと考えてもらいたい、と筆者は言う。
「いずれにしろ、私は「政治と文学」のけじめを曖昧にしながら、いつかその両者が一致するだろうことを夢見るような「戦後」的な言葉については何の興味もないことだけは断っておきたい。私の描きたかったのは、人間の可能性ではなく、必然性であり、人間の自由ではなく事実だった。」 (あとがきより)
いま文芸、論壇界で注目を集める気鋭の批評家が戦後思想に新たな問題を提起する画期的論考!
【目次】
I部―政治と文学
郊外論/故郷論―「虚構の時代」の後に
三島由紀夫の宿命―〈文学―天皇―自決〉の連関について
「象徴天皇」の孤独
宿命としての大東亜戦争
「戦後」よ、さようなら
II部―文学と政治
中上健次と私
小説の運命
柄谷行人試論―〈単独者=文学〉の場所をめぐって
福田恆存とシェイクスピア、その紐帯
坂口安吾の「いたわり」
III部―幸福について
「落ち着き」の在処
ロレンスとピケティ―交換可能なものに抗して
小林秀雄の〈批評=学問〉論
落語の笑い―春風亭一之輔の方へ -
「コンビニ人間」で155回(2016年上半期)芥川賞を受賞し話題沸騰!
村田沙耶香さんが、愛するコンビニエンスストアに向け綴ったラブレター形式のエッセイ
≪前文お許しください。貴方と出会って17年ほどになりますが、こうしてお手紙を書くのは初めてのことですね。≫
作家、女優、映画監督など総勢26人が愛するものへの想いを綴ったアンソロジー『ラヴレターズ』(文藝春秋、2016年2月刊)。そこに収録され、偏執的なまでのコンビニ愛がクローズアップされた村田沙耶香さんのエッセイを、『コンビニ人間』発売に合わせて緊急無料配信します。
最終的に「コンビニと人間はセックスできるのか」という境地まで達する、新芥川賞作家の奇想とイマジネーションのうねり。是非『コンビニ人間』とあわせてお楽しみください! -
◆新連載
・寺地はるな「リボンちゃん」
幼い頃から美しいものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。数年ぶりに伯母の加代子に呼ばれ、彼女が営むテーラー城崎を訪れると、ある女性が若い頃に愛用していたビスチェのリフォームを頼まれて……
[はじまりのことば]
「下着」と聞いて思い出したのは、“ミジンコの刺繍”をしたキャミソール! 女性の下着はキュートでセクシー? そんな固定観念を解きほぐす新連載の始まりです
◆PICK UP
・宮島未奈「婚活マエストロ」
祝・2024年本屋大賞受賞!! 『成瀬は天下を取りにいく』が爆走中の宮島未奈が贈る、最強の〈婚活エンタメ〉
・小田雅久仁「夢魔と少女〈中篇〉」
大男に監禁された美少女を前に、夢魔たる私に何ができるのか? イチかバチかで夢に入り込むことにした私は……
◆最終回
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
ついに公開読書会当日。亡きマンマへの想いを胸に、読む会の面々は晴れ舞台で言葉を紡ぐ。感涙のフィナーレ!
・矢月秀作「桜虎の道」
託された遺言書の中身、そして狂気を帯びた元ギャング・平尾の行く末は? 桜田の闘い、堂々完結
◆有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート
・白井智之「ブラックミラー」
あなたが二日前に会った友人に、おかしなところはなかったですか? 警察に問われた僕は、あの日会った彼に対して抱いた違和感を思い出し……
・夕木春央「有栖川有栖嫌いの謎」
有栖川有栖だけはおすすめしない――ずらりと並んだコレクションの前でそう強弁する男、彼は一体何を隠しているのか
◆読みきり
・コウイチ「金曜日のミッドナイト」
テレビの取材でとある町にやってきたディレクター。住民たちに話を聞いて回るが――ここは、何かがおかしい
◆ロングインタビュー
作家の書き出し Vol.30 取材・構成 瀧井朝世
・千葉ともこ
闘う者たちは誓った。命を賭して、この大乱を終わらせる――胸熱の歴史エンターテインメント『火輪の翼』が生まれた背景に迫る!
◆book trek
・外山薫『君の背中に見た夢は』
・金子玲介『死んだ山田と教室』
・逢崎遊『正しき地図の裏側より』
◆グラビア&エッセイ
・岩井圭也「知の野人 南方熊楠を訪ねて」
「我は、この世界を知り尽くしたい」――博物学の巨星・南方熊楠が採集し遺した膨大な記録と対峙したとき、見えてくるものとは? 岩井圭也の和歌山紀行
◆レビュー
・安島隆「ところで、好きな本はなんですか?」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第12回]科学とは何なのか ~科学哲学の世界
◆連載小説
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
米価低迷、その原因は堂島米市場にあり? 苛立ちを募らせた大岡忠相はついに江戸商人を大坂へと差し向ける
・一穂ミチ「アフター・ユー」
闇雲に車を走らせる青吾の目に飛び込んできた電話ボックス。思わず中に入った青吾の指はつい多実の番号を押し……
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
ついにレストランの営業が再開! 料理を任された葉は熱心に仕事に励むが、母親が突然福岡からやってきて――
・伊岡瞬「追跡」
人に尻拭いをさせておきながら、その恩も忘れて増長し、挙句の果てに裏切った。あいつだけは絶対に許さない
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
シャンバラへの道は、はかなく遠い。それでも、そこへゆかねばならぬ者たちがいた
◆対談
・高瀬隼子×大前粟生「怖くてあたたかい小説の世界」
互いの新刊『め生える』『チワワ・シンドローム』を「怖い!」と評し合うお二人の創作の秘密に迫る初対談
◆エッセイ
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第21回]とんこつ遺伝子
[第22回]羊肉期の終り
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第6回]帰りの空港で味わった、つるつる博多うどん -
現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませる――
なにかを美しいと感じると呼吸が深くなる――
深い感動を呼んだデビュー作『ここじゃない世界に行きたかった』から3年。
総フォロワー数15万人超のSNSで、ライフスタイルから社会に対する問題提起まで、独自の視点が人気を博す著者が贈る新世代エッセイ集!
不妊治療の日々、ポカリスエットの少女たち……大反響noteからよりすぐった珠玉のエッセイ――
・秋の夕暮れ、桔梗の花
・古く美しい暮らしは、なぜ消えた?
・弱った心にてきめんに効く、欲しかった言葉
・スープストックで休ませて
・“意識高い系”おんなともだち
・“Farsickness”それは遠い場所への憧れ
・誰もが静寂の奏者となるこの場所で……etc.
現代社会でかき消されがちな小さな声に耳を澄ませると、新しい景色が見えてくる。
日常が静かに輝き出す“読むセラピー”本がここに。 -
映画監督の毎日は、平凡で、ドラマチック(ときどき爆笑)
血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔
「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、自律神経が狂うほど興奮し、夜中に全ての中継が終わった頃にはぐったりして机に向かう気力も失っている。「勇気を与えられた」はずなのに、いま目の当たりにしたアスリートの万分の一も頑張らずに寝る。お前はバカか、と自分でも思う。(本文より)
西川美和さんといえば、作品を発表する度に国内外で大きな話題と高い評価を得る人気映画監督です。また同時に、小説作品も直木賞候補に選ばれるなど、映画業界という枠を超え、文筆の世界でも名文家として知られています。
これまでも映画にまつわるエッセイ集などを多く刊行されている西川さんですが、本書はスポーツや時事問題など、映画から離れたテーマも数多く、第一線で活躍する映画監督の日常を綴ったものとして、これまでのエッセイ作品とはひと味もふた味も違った表情を見せています。
自身のランニング体験や青春時代の思い出をユーモラスに綴ったかと思えば、コロナ禍でのオリンピックやウクライナでの戦争、ハラスメント問題などに、日常ボケした私たちの心をひと刺しします。西川美和さんってこんなにチャーミングで、こんなに日々の問題に誠実なの!? と驚くことうけあいです。たとえば一日の終わりに一篇ずつ、名エッセイと映画監督の意外な素顔に浸ってみてはいかがでしょうか? -
大人気! 哲代おばあちゃんの本、第二弾
「長う生きてきた集大成が今の自分です。しょんぼりしよったら、人生を否定したみたいになりますね。心だけは柔らこうにして、おばあさんはいつも機嫌よう過ごしていたいです。なーんちゃって」(「はじめに」より)
「こんなかわいいおばあちゃんになりたい!」「人生の目標にしたい」という声が広島から全国に広がり、ベストセラーとなった『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の石井哲代さんのその後を追った続編。これまでの人生経験から得た「哲代さんが自分の心に言い聞かせている言葉たち」を一冊に。
足の痛みで入院したり、できることが少なくなったりして気落ちする日もあるけれど、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく、機嫌よく、しなやかに生きている哲代さん。そのありのままの姿を「中国新聞」のふたりの記者(53歳と50歳、合わせてちょうど103歳)がじっくりと取材し、心に響く哲代さんの言葉を丹念に紡いだシリーズ第二弾。
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事が生きがいに。近所の人からはいまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題になり、2023年1月に刊行した初めての著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』がベストセラーに。 -
会議に執筆、今年もマリコは大忙し
去年から勤め人となったマリコは年始から大忙し。
元気を出すためしっかりお餅を食べて、朝ドラの「舞い上がれ!」はかかさない。
理事長になって初めての卒業式。
エッセイよりだいぶ早い「挨拶文の締切」に面喰いつつも、
しっかり書き上げるマリコであった。夏になるころには「週刊文春」の
エッセイの担当者であったイイクボ青年が何と社長に就任。
コロナが明けてからは台湾を楽しみ、ルーマニアへの弾丸出張もなんのその。
「週刊朝日」が休刊し、山の上ホテルが休館になったり寂しいニュースもあったけど、
いつでも前向きなマリコに今日も世間の目は釘付けである。
「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、ついに35巻! -
村上さんが愛してやまないジャズ・レコードについて語る極上のエッセイ
「僕の大好きなジャズ・レコード188枚のことを書きました」
チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの黄金時代に数多くのジャケット・デザインを手がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。
手にとって見ているだけで素敵な音楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。 -
洋服選びもクローゼット整理も、もう迷走しない!
コーディネートのカウンセリングはもちろん、ショッピングや美容室への同行、自宅のクローゼットチェックやメイクレッスンまで行って、17年間で約3万人の人生を変えてきたパーソナルスタイリストが、自分らしい装い=「名刺服」で気持ちよく生きるための「似合わせテク」を大公開。
クローゼットを「収納場所」から「ワクワクする場所」に!
「週刊文春」連載コラムを書籍化。
*クローゼットの中の何を処分して、何を買い足せばいいの?
*ヌケ感、こなれ感ってどうすれば身につくの?
*おしゃれに見えるテッパンの色の組み合わせが知りたい!
*年を重ねても、ジーンズを格好よく穿きこなすには?
……ほか、大人のファッションのお悩みをすっきり解決!
霜鳥メソッドで幸せになった人々の素敵なエピソードもたっぷり収録。
この月には何を準備すればいいか一目でわかる「1年間のファッション・スケジュール表」、自身や家族の定年を機に片付けをしたい人必読の「65歳からのクローゼット整理術」のページも。
人生100年時代のバイブル!
第1章 「似合う」を見つけるテクニック教えます
第2章 春夏秋冬、おしゃれな大人の年間スケジュール
第3章 クローゼットを見れば人生がわかる
スペシャル企画 65歳からのクローゼット整理術 -
◆PICK UP
・小田雅久仁「夢魔と少女〈前篇〉」
・宮島未奈「婚活マエストロ」 第2話
◆別冊文藝春秋賞 受賞作掲載
・秋谷りんこ「ナースの卯月に視えるもの」
note主催の日本最大級の投稿コンテスト「創作大賞2023」で「別冊文藝春秋賞」を射止めた連作短篇の第1話、2話をお届け。審査員・新川帆立さんも絶賛の“泣けるミステリー”をお楽しみ下さい
◆ロングインタビュー
・モモコグミカンパニー
作家の書き出し Vol.29
・森見登美彦
◆book trek
・佐野徹夜『透明になれなかった僕たちのために』
・中村あき『好きです、死んでください』
◆連載小説
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
・一穂ミチ「アフター・ユー」
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
・伊岡瞬「追跡」
・矢月秀作「桜虎の道」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆エッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・ロングコートダディ・堂前透「俺はシロガネーゼ。君は?」
・前川ほまれ「一緒に映画を観たい人」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
第19回 トラウマバーベキュー
第20回 牛丼官兵衛
・今井真実「ひとりでまんぷく」
第5回 洋菓子店のキッシュで幸福感に包まれて
・三宅香帆「三宅香帆の『フェチ小説が読みたい!』」
第1回 綿矢りさの“アパレル小説”
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
第10回 援助と開発経済 ~どうすれば貧しい国は発展するか
第11回 源氏物語と平安貴族の時代 -
家族、映画、事件。赤裸々な告白
「次の生き方を模索するために、過去の自分に会う旅をしました。」(著者のことば)
2020年9月に大麻取締法違反容疑で逮捕されて以降、活動を自粛してきた俳優・伊勢谷友介の語り下ろし.
映画復帰第1作となる『ペナルティループ』が2024年3月に公開されるのを前に、これまで歩んできた人生の様々な場面(シーン)について、率直に語った。
幼少時代を過ごした北海道・函館の記憶、東京芸大入学、沖縄・渡嘉敷島やインドへの旅、複雑な家庭環境、齢の離れた異母兄・山本寛斎氏との交流、映画にかける思い、東日本大震災の際の活動、そして事件について。
自ら語ったさまざまなエピソードから、ひとりの人間の像が刻まれていく――そんな一冊だ。
【著者のことば】
「個の命は種の存続の為にある」ことに気がついてから、地球上で唯一、自らの未来を壊す生物である愚かな我々人類と、その社会の変革のイメージを育み、行動に変えることが僕の人生でした。それが出来なくなった今、次の生き方を模索するために過去の自分に会う旅をしました。他人や社会のために生きるのではなく、自分のための時間の使い方を探しに、過去の自分と向き合う旅です。お付き合いいただければ幸いです。 -
母・樹木希林と 父・内田裕也を たてつづけに喪った。
虚しさ、混乱、放心状態、ブラックホール……。
「人生の核心的登場人物を失い空っぽになった私は 人と出会いたい、と切望した」
谷川俊太郎 小泉今日子 中野信子 養老孟司 鏡リュウジ 坂本龍一 桐島かれん 石内 都 ヤマザキマリ 是枝裕和 窪島誠一郎 伊藤比呂美 横尾忠則 マツコ・デラックス シャルロット・ゲンズブール
独りで歩き出す背中をそっと押す、15人との〈一対一の対話〉 -
元乃木坂46の心理カウンセラーが、あなたのお悩みに回答します
「自分に自信を持つことができません」「友人に必要とされていない気がします」「朝、仕事を休む理由を考えてしまいます」「アイドルという夢は諦めた方がいいでしょうか」……そのお悩み、カウンセリングルームでお聴きします!
2011年から6年間「乃木坂46」のメンバーとして活動する裏で、適応障害を発症し、休業を経験。その後アイドルを卒業し、心理カウンセラーという新しい道を選んだ中元日芽香さんによる “カウンセリング・エッセイ”!
現役カウンセラーとして相談者に心強く寄り添いながら、そして素の「中元日芽香」の本音もたっぷりのぞかせながら、一般の方から募集した38のお悩みに回答します。
書き下ろしエッセイ「心理カウンセラーという仕事について」「カウンセラーだって悩むんだから大丈夫です」「人間は完璧ではない―私が経験した適応障害」も収録。
◆コメント
お悩みに答える本は、これまで識者・著名人から膨大な数が出版されています。私らしい温度感で、私らしい言葉選びで、相談者さんの感情に応答できるような一冊を形に残せたらと筆を執りました。
「これ他人に言っていいのかな」「誰かには話してみたいな、ひとりで抱えておくにはキツイな」といった、言葉にならない言葉ってありませんか。最初から順番に読んでもいいし、目次を見て気になるものから読んでもいいし。誰かの心の支えとなる一冊に仕上がっていたら嬉しいです。(「はじめに」より) -
24歳にして「世界のMAO」に――規格外の天才ピアニスト、待望の初著作
20か国・100都市。世界が彼のピアノに恋をした。
クラシック・シーンを更新し続ける24歳が綴った、2年間の全記録。
2019年、弱冠20歳で世界3大ピアノコンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞。
以降、世界のマエストロからラブコールを受け、数々の名門オーケストラとの共演を実現させてきた藤田真央さん。
現在はベルリンに拠点を移し、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭といった欧州最高峰の舞台で観客を熱狂させています。
・エッセイ&語り下ろしによる、2年間の全記録
音楽の殿堂・NYカーネギーホールのデビュー。
欧州音楽祭で、一流アーティストたちと魂の共演。
新解釈で挑んだモーツァルト。
アジア人差別に直面したベルリンでの新生活。
亡き恩師・野島稔先生と交わした約束。
――本物の天才のみが見ることを許された景色とは?
・写真もたっぷり収録
スカラ座、コンセルトヘボウから、雪山の中の古城ホテル、フランスの森のピアノまで。
カラー写真で世界各地でのコンサートの様子をお届け!
【藤田真央】
★世界中からラブコール! 20か国・100都市でコンサート
巨匠マエストロ、一流オーケストラからオファー殺到
★奇跡の音色と圧倒的実力
18歳で「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」優勝
20歳で「チャイコフスキー国際コンクール」2位
日本人初! 名門ソニークラシカルとワールドワイド契約
★もちろん、日本でも人気はダントツ!
映画「蜜蜂と遠雷」では奇才・風間塵役のピアノ演奏を担当 -
上手に年を重ねるための「斜めのジャンプ」とは。一田さんの自問自答エッセイ!
なんだか心配ごとだらけの
人生後半戦を助けてくれるもの。
***
まっすぐ進んで答えが見つからなかったら、
斜めにジャンプしてみればいい。
それは「新しいものさし」を持って、
怖さや不安を計り直すことなのだ――。
『暮らしのおへそ』編集ディレクター・イチダさんと考える「自問自答」エッセイ
目次
・年齢や親のことの「こわい」をおさらい
・仕事とお金の「こわい」をおさらい
・健康の「こわい」をおさらい
・人間関係の「こわい」をおさらい
・「こわい」とさよならする方法 -
ぼちぼち、きれぎれ生きてる日々
文芸誌で連載された足掛け7年に渡るエッセイを一挙収録。東京の片隅から世界へ、無限に広がっていく柴田聡子ワールド! -
◆新連載◆
・門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
かつて経済の中心には「米」があり、それは「証券」や「先物」に姿を変え、金融派生取引(デリバティブ)を発生させた。「金融市場(マーケット)」の誕生である――。
大坂堂島に実在した「米市場」を舞台に商人vs幕府の闘いを描く一大エンターテインメント!
・一穂ミチ「アフター・ユー」
ある日突然姿を消した恋人。彼女は自分の意志で消えたのか。それとも……。最悪の事態に怯えながら、残された青吾は手掛かりを求めて動き出す。
愛を問う、大人のための恋愛小説。
◆読みきり◆
・斜線堂有紀「妻貝朋希を誰も知らない」
・結城真一郎「大代行時代」
・荒木あかね「置き去りイヤリング」
・コウイチ「マサルの冷たい部屋」
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.27
・青山美智子
◆book trek◆
・多崎礼『レーエンデ国物語』
・ラランド・ニシダ『不器用で』
◆エッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
・今井真実「ひとりでまんぷく」
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
◆連載小説◆
・岩井圭也「われは熊楠」
・伊岡瞬「追跡」
・矢月秀作「桜虎の道」
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」[最終回]
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・今村翔吾「海を破る者」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」 -
男だって、泣いていいんだよ!
転んで泣く小さな男の子をみて、「泣くな、男だろ」と小声で呟く。そして、立ち上り駆け寄ってきた子を、「よしよし、偉いぞ」と頭を撫でてやる。強くあれ、雄々しくあれかしと、日本の男の子は育てられてきた。
いつからか。
日本の古典を紐解くと、英雄豪傑ほど派手に泣いている。「男泣き」という言葉もある。
そして、「なく」ことを示す字の多いこと多いこと。
啼、泣、号、呱、慟、啾、喞、これらはすべて「なく」ことを著わした字である。悲しくて泣く、大声を出して泣く、子供が泣く、遠くまで聞こえるほど泣く、声が出ず涙を流して泣く、さらにいえば,涕泣、慟哭、嗚咽、泣血、哀慟、歔欷、さめざめと泣く、めそめそと泣く……。
本書は、古典に見える泣く男の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫ろうという試みである。
材は主として、記紀、万葉、古今の歌集や、伊勢、平家、太平記など文学史書の類から採った。
トップバッターは須佐之男命! そして倭建命、大伴家持ときて、やや色好みの涙、在原業平、源頼政、泣きそうもない木曽義仲を経由して、楠木正成と豊臣秀吉、最後は吉田松陰でしめる。
もう、全編泣いてばかり。そう、男だって、いや、男だからこそ泣いていいんだよ、という本なのである。 -
現代文学の最前線に立つ姉弟の対話
ロシア文学者・奈倉有里と、小説家・逢坂冬馬。
文学界の今をときめく二人は、じつはきょうだいだった!
姉が10代で単身ロシア留学に向かった時、弟は何を思ったか。その後交差することのなかった二人の人生が、2021年に不思議な邂逅を果たしたのはなぜか。予期せぬ戦争、厳しい社会の中で、我々はどう生きるのか?
縦横無尽に広がる、知性と理性、やさしさに満ちた対話が一冊の本になりました。
◇目次◇
はじめに――逢坂冬馬
PART1 「出世しなさい」がない家 Family
PART2 作家という仕事 Literature
PART3 私と誰かが生きている、この世界について World
おわりに――奈倉有里 -
非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で
ウクライナ戦争、陰謀論、ポスト真実の時代、公共財の私物化、バワークラシー、ハラスメント……
非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で――
・権力者支配(パワークラシー)の国で上昇志向に駆られた人の振る舞い
・なぜ複雑な話は「複雑なまま」扱ったほうがよいのか
・人からの採点を待つ「被査定マインド」をやめる
・ものごとは原理よりも「程度の問題」で考える
・子どもたちを歓待し、承認し、祝福する大切さ……etc.
親切、品位、勇気……失われゆく徳目を明らかにし、
〈大人の頭数を増やす〉道しるべがここに -
「余命宣告」を受けた大人気声優が語るあの日のこと
『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる役で大人気だった後藤は、人気絶頂の中、突然無期限の活動休止を発表。彼女に何が起きたのか。 -
◆新連載
・岩井圭也「われは熊楠」
どれほど豊かな景色をその目に映していたのか? 博覧強記の超人・南方熊楠が焦がれ続けた世界の「秘密」と、狂おしき探究の日々を描いた新連載
[はじまりのことば]
自分が書かずして誰が書く――いつしかそう思い定めていた博物学者・南方熊楠の人生に、ついに挑む時がきた
・伊岡瞬「追跡」
火災現場で発見された“父親とその息子夫婦”の遺体。しかし三人は赤の他人だった。彼らが家族を装った目的とは? 世界の不穏な真実を暴くノンストップサスペンス
[はじまりのことば]
幕開けから、自分でも不安になるほど全力疾走! これまでの中で最もエンターテインメント性に富んだ作品です
◆読みきり
・渡辺優「死に至らぬ病」
◆インタビュー
作家の書き出し
・万城目学
◆book trek
・小田雅久仁『禍』
◆エッセイ
・須藤古都離「まだ存在しない人たちの声」
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第13回]好き好き懐石
[第14回]お伽の国の特級酒 あるいは毛糸玉の中のローマ
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第2回]妄想ホームステイ――ベルクワンダーランド
◆レビュー
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第7回]日本語と英語の不思議
◆連載小説
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《後篇》
・矢月秀作「桜虎の道」
・今村翔吾「海を破る者」
・高田大介「星見たちの密書 エディシオン・クリティーク」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」 -
2023年6月9日に逝去された平岩弓枝さん。
1932年に代々木八幡宮の宮司の娘として生まれた平岩さんは、劇作家の長谷川伸に師事。1959年、「鏨師」で直木賞を受賞しました。73年に始まった「御宿かわせみ」シリーズは、続編の「新・御宿かわせみ」シリーズにいたるまで、全34冊、30年以上にわたる長大シリーズとなりました。
また、平岩さんには脚本家としての顔もありました。主な作品には「肝っ玉かあさん」「ありがとう」、そしてNHK大河ドラマ「新・平家物語」などなど。
すばらしい物語を紡ぎ続け、さまざまな形で私たちに届けてくださった91年の生涯。ここに、平岩さんと「御宿かわせみ」の世界を振り返る、永久保存版のムックをお届けします。
【目次より】
秘蔵写真で振り返る平岩弓枝の軌跡
感動講演「日本のこころ」――小説家としての原点が語られる
直木賞受賞作「鏨師」全文掲載
「御宿かわせみ」傑作選 初春の客/白萩屋敷の月/祝言
「御宿かわせみ」座談会――るいや東吾を演じる歓び
新珠三千代×田村亮×小野田正
名取裕子×沢口靖子
高島礼子×中村橋之助
真野響子×黛りんたろう
対談 華麗なる交遊録
山田五十鈴/八千草薫/若尾文子/曽野綾子/阿川佐和子
特別インタビュー 作家人生五十年を語る
傑作エッセイ「わが来し方の記」 天皇の松/卒寿の春
蓬田やすひろの挿絵で見る「御宿かわせみ」登場人物
「御宿かわせみ」全作品リスト -
Twitterでも大反響!
松本清張賞受賞作の『屋上のウインドノーツ』、青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(高等学校部門)に選出された『タスキメシ』、そして『風に恋う』、『沖晴くんの涙を殺して』、『競歩王』……
青春小説の名手・額賀澪が満を持してお届けする読書感想文の書き方講座が
電子書籍オリジナルで登場!
目次
1 読書感想文は「自分のこと」を書いていい!
2 本を読みながらやっておくとおトクなこと
3 読書感想文を書いていこう!
4 魅力的な文章を書くヒント
5 高校生と額賀澪のQ&A
特別収録1 「星の盤側」
特別収録2 「星の盤側」読書感想文
学校では教えてくれない、目からウロコの攻略法満載!
「読書も読書感想文も苦手だなあ」と思っているあなたにこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 -
欽ちゃんの亡き妻への“ラブレター”
最後にぼくはこう言いたい――。亡くなって今夏で三年になる妻・澄子さんへの思いをはじめ、欽ちゃんの名言満載のエッセイ集。 -
悩めるオタクの魂の叫びを、ゆるっと解決!
「笑って創作したい」オタクのための必読書!――『私のジャンルに「神」がいます』真田つづる氏、推薦!!
絵描き字書き問わず、創作において悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!
「原作無視の二次創作が気になる」「過疎ジャンルで感想がもらえない」「40代で同人イベントはやめるべき?」「推しを死なせてしまう矛盾と苦悩」「神創作者の方程式とは?」といったお悩みから、書きおろし相談「十数年の推しカプとは別のカプにハマってしまったら」「お金を得ることと創作意欲のバランスをとるには」まで、創作に迷うすべての人に捧げる抱腹絶倒のエッセイ!! -
◆新連載◆
・高田大介「星見たちの密書 エディシオン・クリティーク」
二十歳の嵯峨野修理(さがのしゅり)をフランス郊外で出迎えたのは、ハーレーに乗った青年ギィ。ふたりは古地図を片手に、ルネッサンスの科学者たちが残した謎を解き明かす旅へ――。
◆読みきり◆
・荒木あかね「おむこさんは殺人鬼」
麦野加奈は彼との結婚を決めたばかり。それなのにどこか浮かない顔なのは……。
『此の世の果ての殺人』で第68回江戸川乱歩賞を史上最年少で射止めた新鋭のミステリーを読みきりでお届け!
◆中篇小説◆
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《中篇》
新太の失踪は、世間を騒がす“チワワテロ”と関係している? ついには第二、第三の事件まで起こり……
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.25 取材・構成 瀧井朝世
・河野裕『愛されてんだと自覚しな』
千年の愛は、一途でかろやか。最高にポップな〈モダン・ファンタジー〉、誕生!
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
バンクーバーでリサイタルを成功させた後は、アムステルダムへ。
◆エッセイ◆
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第1回]心置きなくスパイスラーメン
・宮島未奈「ミスターSASUKEの役割」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第12回]蘊蓄の悲哀
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第6回]民主主義を巡って ~思想と歴史~
◆連載小説◆
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・矢月秀作「桜虎の道」
・今村翔吾「海を破る者」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」 -
スゴすぎる弟子をもった“日本一有名な師匠”の思い
次々とタイトルを奪取し、将棋界を席巻する天才・藤井聡太。その師匠である杉本昌隆八段が、瞬く間に頂点に立った弟子との交流と、将棋界のちょっとユーモラスな出来事を綴ったエッセイ集。
週刊文春連載を単行本化。
藤井聡太とのエピソード満載!
先崎学九段との対談「藤井聡太と羽生善治」も特別収録。
【目次】
出会いの季節/指導の悲哀/対局前夜症候群/一門の不文律?
激闘!五番勝負/藤井二冠は「ずるい」?/棋風が変わる理由
「AI」との付き合い方/棋士の「勝負メシ」/走る棋士
藤井竜王「三つの武器」/師匠も記録達成/棋士の鉄道旅
棋士の涙/棋士と酒/棋士へのプレゼント/マスク緩和で? ほか -
お笑いが、僕の人生の全てを救ってくれた。
お笑いコンビ「パーパー」ほしのディスコ、初めての本。
死を意識するほどの絶望を感じていた少年時代の日々、赤ちゃんの頃から側にいてくれたキリンのぬいぐるみの思い出、人生のどん底で出会った『笑う犬の冒険』に救われた瞬間、高一のときに地元群馬に人気テレビ番組のロケがきて「芸人になる」と決意した日のこと、お笑い養成所時代の衝撃的な出来事、昔から大好きだった歌への想い、複雑な構成の家族のエピソード、捨て猫だったピーちゃん&現在の愛猫みゅう君との出会い、デビューCDの歌詞のモデルとなった彼女の話……。
マセキ芸能社の会員制サイトで連載した原稿を加筆・修正し、書き下ろしを大幅に加えて書籍化。
自身の生い立ちをはっきりと語ってこなかったほしのディスコが、これまで隠してきた素の自分をさらけだして綴った、愛とペーソスがきらめく自伝的エッセイ。
いつか自分の本を出すことが夢だったので、皆さんが元を取れるように精一杯書かせていただきました。「こんなおかしな奴もいるんだから、自分もまだ頑張れるな」と、少しでも思ってもらえたら嬉しいです。(はじめに より)
人が良過ぎて、一周回って逆に良い人。だからこの人には幸せになって欲しい。(クリープハイプ・尾崎世界観さんの帯コメント より) -
◆新連載◆
・矢月秀作「桜虎の道」
司法書士事務所で見習いとして勤務する桜田哲。一見冴えない感じの彼には、誰にも言えない裏の顔があって――
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《前篇》
ある日突然、全国の800人にチワワのピンバッジが付けられた。
謎めいたこの“チワワテロ”を追うことになったYouTuberのリリと琴美は……
◆対談◆
・島本理生×住野よる「『恋とそれとあと全部』刊行記念対談」
・北方謙三×橘ケンチ「EXILEと“情念”――それを書くのが仕事だよ」
・呉勝浩×有栖川有栖「ミステリーの可能性を追い求めて」
◆スペシャル◆
・藤田真央「Toi toi toi!」
クラシックの殿堂、NY・カーネギーホールでのリサイタルデビューにかける想いを、自ら綴ったスペシャル・エッセイ
・藤田真央「指先から旅をする」
・藤田真央×恩田陸「ピアノで、言葉で、世界を奏でる」
若き天才ピアニストと、音楽を愛する人気作家の初対談。
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.24 取材・構成 瀧井朝世
・冲方丁『マイ・リトル・ヒーロー』
著者に訊く
・コウイチ『計画書』
・四季大雅『わたしはあなたの涙になりたい』
◆ロングエッセイ◆
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第11回]「美食家」は死語になる
◆連載小説◆
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・今村翔吾「海を破る者」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第5回]安全保障を考える -
あの本の、あの一杯が、気になってしかたがない!
文学のとなりには、いつもお酒がある。
『茄子の輝き』のレモンサワー、酔わない山本周五郎、センセイの美しいお酌、太宰治とりんご酒、『しらふで生きる』、武田泰淳が助手席であける缶ビール、内田百間の「お酒運」、名前はまだない「猫」が飲んだビールの味……。
ツボな選書で味わうおいしいブックエッセイ!
★★★
『BOOKSのんべえ』は、
おいしいお酒と、ぐっとくる肴、
のんべえと、のんべえにひとこと言いたいひとの登場する、
小説と随筆を集めた本屋さん。
なにかと極端にふれがちなお酒との、
「ちょうどよい距離」を探して、
今日も店主はページをめくっています。 -
「僕のこと、書き残してね」――
2014年正月。いつも、出された食事を残さないことを心がけている「剛さま」(貴月は高倉健のことをそう呼んでいた)が、珍しく食事を残した。
2月、風邪のような症状を訴え、急速に体調が悪化していく。
病院に行きたがらない高倉を、泣き落としで無理やり連れていき、さまざまな検査を行う。
下された診断は「悪性リンパ腫」。
高倉は尋ねた。「何もしないとどうなるんでしょうか」。医師の答えは、「死にます」。
そこから、高倉と貴月、二人三脚での闘病が始まった――。
同年11月に死去するまで、何があったのか。二人の間で、どのようなやり取りが交わされていたのか。
そして、最後の一年を書ききるために、なぜ8年の歳月が必要だったのか。
人知れず、稀代の俳優に17年寄り添った女性が綴る手記。
◇目次◇
コロナ禍をみつめて
まえがき
第一章 冬うらら
第二章 花曇り
第三章 青時雨
第四章 夏の霜
第五章 山眠る
あとがき
高倉健、最後の手記
スペシャル寄稿 編集部からの10の質問に高倉健自らが筆をとった高倉健一問一答
高倉健 没後の活動記録 2014~2023 -
なんとマリコが理事長に! まさかの電撃就任。
年明け早々、38年ぶりの書き下ろし小説『奇跡』が大ヒット。
コロナの間隙を縫って行われた3年ぶりの桃見の会も大盛況。
今年もパワフルに東へ西へと大忙しと思いきや……
世間の予想を軽々と超えてくるのがマリコ流。
なんと母校日本大学の理事長に電撃就任!
大学の「マッチョな体質」を変えるための最初の一歩を踏み出したのだった。
昼間は理事長室に通い、夜には原稿、そして週末は全国を飛び回る。
理事長になっても我らのマリコは止まらない。
「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、ついに34巻! -
忽然と姿を消した人気コラムニストの約17年ぶりの新刊は、愛と笑いに溢れた120%ポジティブ闘病記!
2009年11月、頭に激痛が走り「くも膜下出血なので今すぐ開頭手術を」と診断されたのに、手術を拒否して病院から帰宅。1週間後に手術を決意し受けたところ、くも膜下出血とは別の箇所で脳梗塞を発症、左脳の1/4が壊死して、目覚めたときには、利き手だった右手に麻痺がでて「お母さん」「わかんない」の2語しか話せなくなっていた……。
1987年に『週刊文春』で「おじさん改造講座」の連載をスタートさせて以来、高速タイピングで小気味よい文章を次々と生み出してきたコラムニストが「言葉」を失う。そんな悲劇的な状況でも「絶望してもしょうがない」と明るく受け止めて、家族や友人、医師、言語聴覚士、理学療法士らに支えられながら、日々を楽しみつつ前向きにリハビリを続け、再び長い文章が書けるようになるまで。
「いずれ本を書くときの資料になるはずだ」と、カセットテープに録音しておいた手術前後の家族との会話、夫の当時の日記、実際の脳のMRI画像、担当の医師や言語聴覚士、理学療法士に著者本人が取材して得た証言を織り込んで、失語症になった当事者自らがパソコンのキーボードを一文字一文字打って綴った渾身のノンフィクション。
表紙の「脳みそちゃん」の製作は、人気ぬいぐるみ作家、片岡メリヤスさんが担当。 -
◆新連載◆
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
第一志望の慶應に合格し、晴れて上京。新生活への希望に胸を膨らませる僕を迎えたのは、「元」高校生社長と、暗い目をした不気味な男だった
◆読みきり◆
・高田大介「エディシオン・クリティーク」
第三話 ディレッタント、奇書を読む
文献学者・嵯峨野修理(さがのしゅり)が解き明かすべきは、世界最高峰の奇書「ヴォイニッチ写本」か、はたまた元妻の揺れ動く心か?
・天祢涼「一七歳の目撃」
引ったくりを目撃した高校生。犯人の正体を刑事にも黙っていたのにはある理由が――「仲田シリーズ」の最新短篇
・高丘哲次「殷世界転生」
現代日本に突如現れた古代中国都市。政府が対応に追われる中、零細私大のしがない研究者が担う極秘任務とは?
◆『光のとこにいてね』刊行記念◆
・対談 川上弘美×一穂ミチ
少女と少女、男と女、母と娘。「ふたり」を描くとき、そこには何かが宿る――。
・メッセージ&イラスト 志村貴子
◆ロングインタビュー◆
作家の書き出し Vol.23 取材・構成 瀧井朝世
・川上未映子
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第10回]味の素ラプソディ
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第4回]秀吉から家康へ
◆連載小説◆
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」[最終回]
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」 -
100年分の月刊「文藝春秋」から選び抜かれた100篇の随筆集
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き100篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。 -
よく寝てよく食べよくしゃべる。
こんなかわいいおばあちゃんになりたい!
「中国新聞」に“人生100年時代のモデル”として密着記事が連載され、
RCCテレビ「イマナマ!」にも出演し、広島で大人気!
102歳の哲代おばあちゃん、初めての本。
自分らしくご機嫌に老いるためのヒントが満載。
尾道市の山あいの町で畑仕事をしながら一人暮らしを続ける
哲代おばあちゃんの日常を追いながら、「長生きできる八つの習慣」
「生き方上手になる五つの心得」「私らしくいるための五カ条」などを紹介。
哲代おばあちゃんの名言やチャーミングな写真がてんこ盛りで、
読めば「うまいこと老いる」極意がわかり、元気がもらえます。
哲代おばあちゃんの「おいしい長生きレシピ」もカラーで掲載!
「老いるとできないことは増えるし、心がふさぐ日もあります。
でもね、嘆いてもしょうがない。私は自分を励ます名人になって、
心をご機嫌にしておくんです。人を変えることはできませんが、
自分のことは操作できますけえな。
そんなおばあさんのひとり言を集めたような本でございます。
あの世で夫も大笑いして読んでくれとることでしょう」(はじめに より)
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。
20歳で小学校 教員になり、56歳で退職してからは畑仕事。
近所の人からはいまだに「先生」と呼ばれている。
26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、
20年前に夫が亡くなってからは、親戚や近所の人に支えられながら
一人暮らしをしている。100歳を越えても元気な姿が
「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題に。 -
◆新連載◆
・大木亜希子 料理監修:今井真実「マイ・ディア・キッチン」
モラハラ夫との暮らしに見切りをつけ、白石葉はレストラン「Maison de Paradise」で住み込みシェフとして働くことに。読んで作って癒される! クッキング・レシピ付き
◆読みきり◆
・高田大介「エディシオン・クリティーク」
第二話 ディレッタント、言の葉を検(あらた)める
街外れの古書店で、古代ギリシア語辞典を調達した文献学者・嵯峨野修理(さがのしゅり)。挟まれていたのは上下逆さまに記された一葉の紙片――めくるめく奇書探訪の旅が始まった
・小川哲「Butter-Fly」
上京して二年がたった。僕はよく妄想し、架空のインタビュアーからの質問を受けていた。その日の質問は「この世で最も怖いものはなんですか」だった
◆スペシャル◆
・note×WEB別冊文藝春秋
「#2000字のホラー」結果発表
今の時代ならではの「怖さ」が詰まった投稿の数々、実に1847作。
◆ロングインタビュー◆
作家の書き出し Vol.22 取材・構成 瀧井朝世
・一穂ミチ
◆連載小説◆
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」[最終回]
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆エッセイ◆
・宇野碧「嵐の日に出逢ったものは」
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第9回]味噌煮のロマン
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第3回]人体という小宇宙 -
村上春樹のクラシック音楽談義第2弾
村上さんはクラシック音楽をこんなに愛しているのかと驚きをもって迎えられた書物の第2弾。よりマニアックになって帰ってきた。 -
◆新連載◆
・高田大介「エディシオン・クリティーク」
第一話 ディレッタント、近世を解く
失われたテクストの復元に勤しむ文献学者・嵯峨野修理(さがのしゅり)。
紙切れ一枚も彼の手にかかれば謎の宝箱に早変わり。『図書館の魔女』著者による知的探索ミステリー、開幕!
◆連載小説◆
・河野裕「愛されてんだと自覚しな」[最終回]
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆エッセイ◆
・櫻木みわ「湖(うみ)をわたって」
ひとつところに根をはり静かに暮らす――そんな生活に憧れていたはずなのに、私は気付けば船に飛び乗っていた
・麻布競馬場「麻布競馬場 誕生前夜」
◆レビュー◆
・波木銅「ゲームレビュー 人生は夜間飛行」
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第2回]「ソ連」という国があった
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.21 取材・構成 瀧井朝世
・河さき秋子
どうしたって家族に向ける感情は、千々に乱れる。老父を介護し、人生に惑う主人公に投影したものは――
著者に訊く
・荒木あかね『此の世の果ての殺人』
◆対談◆
・柊子(俳優)×若松節朗(監督)「書くことが演じることに、演じることが書くことに?がる」
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第7回]小生、蕎麦を語る
[第8回]ホルモン奉行、卒業。
・高田大介「異邦人の虫眼鏡 Vol.7 フランスで運転免許を取る」 -
◆一挙掲載◆
・知念実希人「機械仕掛けの太陽」
これは戦争だ――新型コロナウイルスという未知の脅威と対峙した医師や看護師が味わった筆舌に尽くせぬ恐怖と絶望、そして希望。現役医師・知念実希人が描く、真実の物語
◆読みきり◆
・大前粟生「サウナとシャツさん、ふつうの男」
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.20 取材・構成 瀧井朝世
・凪良ゆう
著者に訊く
・安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』
◆対談◆
・千葉ともこ×新川帆立「私たちはこうして作家になった」
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
・南木義隆「百合とリヴァイアサン」
・高田大介「異邦人の虫眼鏡 Vol.6 フランス中西部の奇妙な地名」
◆連載小説◆
・高野和明「踏切の幽霊」[最終回]
・一穂ミチ「光のとこにいてね」[最終回]
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆スペシャル◆
・note×WEB別冊文藝春秋 「#ミステリー小説が好き」
ベストレビュアー決定!
◆エッセイ◆
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第5回]パクチーのマズ味
[第6回]マズ味は文化だ
◆シネマレビュー◆
・波木銅「人生は夜間飛行」
映画は多数派を殺すためにある――『TITANE/チタン』について(※ネタバレあり) -
『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く第三弾にして完結編。
怒涛の500枚書き下ろし! 頭空っぽで楽しめる本の決定版!
修羅!腹痛との戦い
戦慄!催眠術体験
迷惑!十年ぶりのダンスレッスン
他力本願!引っ越しあれこれ
生活習慣病!スイーツ狂の日々
帰れ!北米&南米への旅etc……
一生懸命生きていたら生まれてしまったエピソード全20編を収録。
楽しいだけの読書をしたいあなたに贈る一冊です。 -
絶対にスマホなんか持つものか、あんなものは一生いらないと思っていた。しかし、今、私の手元にはiPhone8がある。まさかスマホ嫌いの私が、スマホを手にする日が来るとは、想像もしていなかった――携帯電話すら持ったことのない著者が、重すぎる腰を上げてスマホ購入を決断したのは、老いた愛猫に何かあったときにスムーズにタクシーを呼ぶためと、使っているパソコンに不具合が起きたときに仕事相手に連絡を取るためだった。しかし、いざ手に入れてみると、幾重にも要求されるパスワード地獄、キーボード無しの難儀な文字入力、生存確認として友人から義務付けられたゲームのわずらわしさ、いちいちしなければならない充電作業、文字の読みにくい小さな画面……便利よりも不便に感じることだらけなのであった。「スマホになじんでおりません」。
切実さに満ちながら、どこかクスっと笑ってしまう著者の奮闘エッセイ。 -
松本清張の全体像に取り組んだ長篇評論
生誕100年を迎えた人気作家・松本清張の複雑で陰影に富んだ作品群を読み解き、作家が生きた時代と作品の持つ意味を明らかにする -
貞淑という悪徳、“不真面目な”ヒロインたち、
不条理にキラキラのポストモダン、
結婚というタフなビジネス……
「男らしさ」「女らしさ」の檻を解き放て!
注目の批評家が贈る〈新しい視界がひらける〉本
・ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは?
・フェミニズムと優生思想が接近した危うい過去に学ぶ
・パク・チャヌク映画『お嬢さん』の一発逆転!〈翻案の効用〉とは
・『マッドマックス』の主人公がもつケアの力と癒やし
・「マンスプレイニング」という言葉はなぜ激烈な反応を引き起こすのか……etc.
閉塞する現代社会を解きほぐす、鮮烈な最新批評集! -
ガンの病床で作ったのも、俳句でした。
俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話に
あの人との逸話まで――縦横無尽に綴った仰天エッセイ!
リンパがんのステージIIIと診断され、ほとんどの連載もお休みに。
そんな中で綴ったのは、長年秘かに続けていた俳句について。
「俳句の季語は縄文である」と語る夢枕獏が、ずっと考えてきたこと、
今書いておきたいことを詰め込んだ“夢枕節”炸裂の闘病×俳句(!?)エッセイ。
【目次】
第一回 真壁雲斎が歳下になっちゃった
第二回 尻の毛まで見せる
第三回 オレ、ガンだからって、ズルくね
第四回 「おおかみに螢が一つ――」考
第五回 翁の周辺には古代の神々が棲む
第六回 すみません、寂聴さん書いちゃいました
最終回 幻句のことをようやく
補遺 野田さん
あとがき 言葉の力・そしてあれこれ -
◆NEW◆
・小川哲「walk」
何もかもが始まった、十八歳のあの春――。
『ゲームの王国』や『嘘と正典』で壮大な物語を紡いできた著者が初めて描く自らの上京・青春物語
◆ロングエッセイ◆
・藤田真央「指先から旅をする」
ミラノ・スカラ座デビュー! 突然の指揮者交代を乗り越え、「ポリーニ以来」と評された奇跡の夜
・谷津矢車「スピッツの仔」――愛を叫ぶ #02
歪でラブリーなサウンドがこの胸から離れない。スピッツ愛はいつしか自作の小説にも流れ込み……
・高田大介「異邦人の虫眼鏡 Vol.5 すべての道に名前がある」
道の名から、街の歴史が見えてくる。各国の住所表記の成り立ちを紐解き、都市の発達の軌跡をたどる
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.19 取材・構成 瀧井朝世
・浅倉秋成
『六人の嘘つきな大学生』で大ブレイクした著者の新作は“ネット炎上”もの!
◆エッセイ◆
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第3回]厨房の異常者
[第4回]料理はライブだ!
◆ブックレビュー◆
・白石直人
[第1回]ロシアとウクライナの歴史を紐解く
個別の事象から普遍を探る――気鋭の物理学者が、その琴線に触れた書籍を通して現代社会の「力学」を読み解く
◆連載小説◆
・高野和明「踏切の幽霊」
・河野裕「愛されてんだと自覚しな」
・二宮敦人「サマーレスキュー ポリゴンを駆け抜けろ!」
・冲方丁「マイ・リトル・ジェダイ」
・矢月秀作「幸福論」[最終回]
・一穂ミチ「光のとこにいてね」
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆短篇◆
・安東能明「夜の署長3 万引き犯」
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