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『エッセイ、野村克也、1円~(文芸・小説、新書)』の電子書籍一覧

1 ~4件目/全4件

  • 1953年11月23日朝、
    あの日、高校三年生だった私は、南海のプロテストを受けるため、
    大阪球場のグラウンドに立っていた。
    甲子園とは全く無縁で、
    スカウトなど来たこともない弱小校の無名選手だった私だが、
    「プロ野球選手になる」という夢だけを心の支えに、
    無謀にもプロテストに挑んだのだった。

    このときから、私のプロ野球界での闘いは始まった。
    テスト生としてなんとかプロ入りした私に最初に与えられた役割は、
    投手の練習相手として、ただ球を受けるだけの「カベ」役だった。
    選手としては誰からも期待されず、
    使い捨てのブルペンキャッチャーとして
    黙々と投手の球を受けるだけの存在だった私は、
    名選手ひしめく球界をいかに這い上がっていったのか。
    プロ最下層から夢をつかんだ私自身の物語を初めて明かそう。
    素質もない凡人がまわりから一歩抜け出し、
    成功をおさめるためのヒントを読み取ってくれたら私はうれしい。

    「はじめに」 夢をつかむ人は「何か」持っている

    第1章 正しい目標設定が夢を実現する
    ~私はいかに夢を抱き、どうやってプロ入団をはたしたか
    貧困のなかから生まれた夢
    人生の分かれ道
    夢の支援者
    夢をかなえるための正しい目標設定
    運命のプロテスト
    など・・・

    第2章 成功する人だけが知っている努力の「方法」
    ~プロ最下層から這い上がった一軍昇格までの道
    野球ど素人からの挑戦
    努力が続く人の「考え方」
    この世界は「素質」がすべてなのか
    クビ宣告と一塁へのコンバート
    指導したくなるように思わせるのがプロの世界
    訪れた成功への「きっかけ」
    など・・・

    第3章 素質のない私が、いかにして「一流」となったか
    ~凡人が頂点を獲るための「考え方」とは
    素質では乗り越えられない壁を、どう超えるか
    技術的限界にぶつかっても、落胆する必要はない
    三冠王獲得で思い知った「人生の運」
    進歩とは変わること
    人生は、見ている人は必ずいる
    など・・・

    第4章 運や素質ではない「何か」が人生を決める
    ~何か持っている人の「何か」の正体を明かす
    正しい目標設定が、夢を近づけてくれる
    夢をつかむ「運」と「縁」の引き寄せ方
    夢を追い続ける情熱の育て方
    など・・
  • 言葉が人生を変える。
    亡き妻サッチーの一言が私の背中を押し続けた。

    「年齡を重ねるほど、自分に対して直言してくれる人がいなくなる。実は私にはひとりいる。いや、いた。それが、妻の沙知代である」
    急逝したサッチーとの思い出を含め、野村の哲学を育んだエピソードの数々。

    以下<序章 私はもともと弱い人間である>より抜粋

    南海ホークスを解任された私は、今後の身の振り方について早く考えなければならなかった。
    ただ、スキャンダルの影響が予想以上に大きく、予定されていた日本シリーズのゲスト解説の話もなくなり、
    「俺はもう、プロ野球の世界で生きていくことはできないのか……」とも思い始めていた。
    そんなとき、「東京に行こう!」と言い出したのが沙知代だった。
    自動車にわずかな荷物を載せ、東京へ向かうこととなった。
    まさに裸一貫での出発だった。
    しかし、私は生まれてこのかた関西で暮らしていた人間だっただけに、東京に何かアテがあるわけではなかった。
    「これからどうやって生きていけばいいんだ、俺は。お先真っ暗だ……」
    マイナス思考の私は心の底からしょげまくり、自動車を運転して東名高速を走っているときも、ひとりで愚痴ばかりこぼしていた。

    そんなとき、沙知代が大きな声で口にしたのが、「なんとかなるわよ」という言葉だったのである。
  • 正直に言う。私はイチローが好きではない。
    しかし、彼の才能に最初に目をつけたのはこの俺だ。
    名将がはじめて書いた 天才イチローvs凡人野村 究極の野球人間論

    【もくじ】
    第1章 イチローは本当に天才なのか イチローのバッティングを分析する
    天才とは何か/選球眼ならぬ「選球体」/変化球を待ちながらストレートを打つ/
    つまらせるのも技術のうち?/イチロー・ルーティーンに意味はあるのか?/努力の天才 ほか

    第2章 イチローと私
    「ええ選手やな……」/首脳陣に否定された“振り子打法”/「お手上げです」/
    イチロー攻略法はあるのか/もしイチローがヤクルトに来ていたら…… ほか

    第3章 イチローがメジャーに与えた衝撃
    海を渡ったはじめてのバッター/スモール・ベールボールの復権/
    ワンバウンドをファールして、「もらった!」/“持っている”男 ほか

    第4章 イチローの「言葉」を読み解く
    「結果はあとからついてくるという感覚は、たぶん持てないだろうし、持ちたくもない」
    「楽しんでやれとよく言われますが、僕にはその意味がわかりません」
    「僕のなかのスランプの定義というのは、感覚をつかんでいないことです」
    「初心を忘れないことっていうのは大事ですが、初心でプレーしてはいけないのです」 ほか

    第5章 イチローはONを超えたのか?
    首位打者に左バッターが多い理由/イチローが憧れた天才/二代目ONの器だった松井/
    攻・走・守 すべて超一流はイチローだけ/“人の気”をつかめなかった落合/イチローはONを超えたのか ほか

    第6章 イチローは変わったか
    イチローを認めなかった私/フォアボールはつまらない/チームで浮いていたイチロー/
    マスコミ軽視はファン軽視/原因は仰木に甘やかされたこと/WBCで変わったイチロー ほか
  • 弱きを知り、弱者として歩むことが、成功への最短距離である―。 最後の名将・野村克也、今こそ読むべき集大成の人生論。 「人は弱いから、結果を出せる」「私は間違いなく弱者だ。しかし、だからこそ勝負に勝つことができた」と語る著者の生き方・考え方の決定版がここに誕生。 経営者、リーダー、課長、はたまた新社会人……など全ビジネスパーソン必読の、弱くても最後に結果を出すための極意。 ・「自分が勝てる場所」を見つけることが活路を開く ・自己評価は甘い、他人の評価は正しい ・結果は自信をつけるもの。「結果が全て」では、本当の成長は見込めない ・「人を見て法を説け」。天才型と努力型の操縦法 ・人は誰しも、何らかの可能性を持って生まれている ・リーダーの仕事は「準備」に限る。本番で何もしないのがいいリーダーの条件 ・勝ったと思った瞬間が一番危ない。勝負の本質は「油断」「執念」

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