『ノンフィクション、朝日新聞出版(実用、新書)』の電子書籍一覧
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超人気軍事研究家が、ロシアによる北方領土を含めたオホーツク海における軍事戦略を述べる。この地で進む原子力潜水艦配備の脅威を明らかにし、終わりの見えないウクライナ戦争との関連を指摘し、日本の安全保障政策はどうあるべきか提言する。
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3世紀のメソアメリカで10万人が暮らしたとされる謎の古代都市テオティワカン。「月」「太陽」「羽毛の蛇」ピラミッドはどうつくられたのか。40年間現地で発掘調査を続ける著者が構造、生贄(いけにえ)埋葬の実態を明かす。貴重なカラー図版多数。
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さまざまな人の善意で設立された、こどもホスピス「うみそら」。ここで過ごした家族の物語を描き、グリーフケアなどの課題にも踏み込む。こどもたちの思い、家族の葛藤、ボランティアの奮闘など、「うみそら」に集まった人びとの足跡を丹念に追った感動の記録。
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2020年から2年半、特派員として現地に暮らし、イランの実体を追ったノンフィクション。国にはびこる真の「悪」とはいったいなにか。世界最大のテロ支援国家、嫌米国家の動きから米中ロの覇権争い、世界の勢力図の実相が見えてくる。
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外科医から70歳近くで訪問診療医となった著者が見てきた、700人超の生老病死。自分が死ぬということを認識しないまま亡くなる患者がいかに多いか。一方で、自らの人生に深く根差した死を実現する人もいる。多死社会のなかで、いかに自分の老いと死にきちんと向き合っていくか、豊富な実例をもとに考察する。
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本塁打王、2度目のMVPを獲得し、プロスポーツ史上最高額でロサンゼルス・ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平。渡米以来、その進化の過程を見続けた米国のジャーナリストが語る「二刀流」のすごさとは。データ分析や取材を通して浮かび上がってきた独自の野球哲学、移籍後の展望など徹底解説する。
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異常なほど娘に執着した母親。やがて彼女は薬物依存症に陥った。「いっそ死んでくれ」と願う娘と「産むんじゃなかった」と悔やむ母。母に隠されたコンプレックス、そして依存症家族の未来とは。医師として活躍する著者の知られざる告白。
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2.26事件では凶弾を浴び、昭和天皇に懇願されて、戦局が絶望的な時期に首相になった鈴木貫太郎。「戦争継続だ」と軍部も国民も欺き、「終戦」にこぎつけた。92歳になった孫娘が、苦悩する祖父の素顔と波乱の一生を描く。監修・解説は昭和史の泰斗・保阪正康。
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天安門事件後も「関与政策」を支持したアメリカはなぜ「対中強硬」に変わったのか。表向きの覇権争いとは別の「対中強硬」に突き進んだ真相を追う。台湾海峡有事など日本にとっての地政学的リスクにも迫る。ニクソン訪中団にも同行した高官ら第一級証言による国際ノンフィクション。
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2014年以降、北朝鮮による拉致問題に進展は見られない。当時の交渉のキーマン「ミスターX」の正体をはじめ、交渉過程やストックホルム合意前後の舞台裏、帰国者の証言を分析した「極秘文書」、田中均氏ら重要人物たちへのインタビューから交渉の行方を追う。解説・斎木昭隆氏。
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2019年12月、アフガニスタンで起きた人道NGO「ペシャワール会」の中村哲医師の殺害事件。朝日新聞記者や現地助手は、その実行犯を特定。犯行グループの素性や人脈を徹底的に調べ上げ浮かび上がった背後には、国際テロ組織や諜報機関の存在があった。3年半にわたる追跡取材の記録。
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「野の花診療所」では今日も誰かがこの世を去っていく。死はつらく、悲しい現場ではあるけれど、必ずどこかに人間の持つ温かみやユーモアがある。鳥取で長年ホスピスをやってきた医師が、死に向かう人々とその家族の健闘をうつしだしたエッセイ。
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1939年9月1日、英仏と同盟を結ぶ「軍事大国ポーランド」に攻め込んだドイツは、わずか1カ月で掌握。ヒトラーとスターリンの密約により同国を分割併合する。「第二次世界大戦の発火点」とされる戦いの核心に迫る戦記ノンフィクション。
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90歳で白血病・認知症の父と、84歳で寝たきり・目の見えない母を介護することになった著者。両親の愛着たっぷりの家での在宅介護を目標に介護福祉士の資格まで取得したものの……。福祉サービスをはじめ、お役立ち情報満載の介護奮闘記。
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18歳で欧州のビッグクラブに加入し、将来を嘱望された宮市選手。だが、その後の歩みは苦難の連続だった。極め付きが10年ぶりの日本代表戦での右膝前十字靱帯断裂。4度の手術を経てなお、なぜ前を向き続けられたのか。その力の源泉に迫る。
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こんな羽生結弦、見たことない
競技者を超えて “絶対王者”の新境地
全112ページ、孤高の表現者と蜷川実花による唯一無双の写真集
■蜷川実花の完全撮り下ろし! 6シーン64カットを収録
真っ赤な衣装、通称“赤マグマ”に身を包み、鬼気迫る表情を見せたかと思えば、美しい藤棚の前で儚げにたたずむ……。6つのシチュエーションから切り取った、これまでに見たことのない羽生さんをお届けします。
日本を代表する表現者同士が生み出した貴重な写真の数々は一枚たりとも見逃せません。2023年8月7日発売「AERA8月14-21日合併」で大きな話題を呼んだ「赤バラ」、「青傘」の未公開ショットもお楽しみに。
■羽生結弦 独占インタビューを完全収録
昨夏、プロフィギュアスケーターとして新たにスタートを切るや、数々のチャレンジを重ね、史上初の東京ドーム単独公演を実現。11月には自身初となる単独ツアーを控えるなど、フィギュアスケートに新たな歴史を刻み続けている羽生さん。自ら道を切り拓いてきた1年を振り返りながら、そこで得た収穫やスケートへの思い、見えてきた可能性まで、語りつくしたインタビューを余すところなく収録しました。聞き手には、スポーツライターの松原孝臣さんを迎えています。
■プロ転向1年 アイスショー全記録
プロ転向後、初の単独アイスショー「プロローグ」から、3万5千人を観客動員した東京ドーム公演「GIFT」、ゆかりの深いスケーターやゲストを迎えて行った「notte stellata」と、プロスケーターとして3つの公演を完徹。そして出演した「スターズ・オン・アイス」、毎年恒例の「ファンタジー・オン・アイス」の5公演について、写真とともに記録します。
■羽生結弦に聞く 100問100答
撮影の合間を縫って、羽生さんに100の質問をお聞きしました。「好きな駄菓子」「行ってみたい場所」「子どもの頃好きだった遊具」「持っているなかで一番大きなプーさんのサイズ」などカジュアルな質問から、「スケートをしていてよかったと思う瞬間」「10年後は何をしている?」など100問に回答。どの答えからも、羽生さんのまっすぐな人柄が伝わってきます。
■撮影ドキュメント263分
蜷川実花が撮り下ろした263分を13のオフショットとともに、誌上でお届けします。メイクルームに入る前に、「先にあいさつを」とスタッフのもとを訪ねるシーンやフィッティングの様子、撮影時のやりとりまで記録しました。唯一無二の写真が生まれた裏側をご覧ください。
■羽生結弦の伴走者たち
選手時代から羽生さんの表現を支えてきた3人のクリエーターのインタビューも収録。プログラムの音を支える音響デザイナー・矢野桂一さん、楽曲制作を担い、プライベートでも親交の深いピアニスト・清塚信也さん、そして細部までこだわり尽くされているコスチュームの衣装デザイナー・伊藤聡美さんに、クリエイティブを通して見えた羽生さんの素顔をお聞きしました。
【CONTENTS】
・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session1
・巻頭コラム「ただ一人到達し得た孤高の世界」
・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session2
・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session3
・独占インタビュー「スケートの心地よさ 表現できる幸せをなくさないようにしたい」
(聞き手:松原孝臣)
・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session4
・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session5
・100問100答 PART1
・氷上を鮮やかに彩るコスチュームデザインの世界
・羽生結弦の伴走者たち(伊藤聡美、清塚信也、矢野桂一)
・Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 GIFT公演後一問一答
・プロ転向1年の軌跡 アイスショー全記録「氷上に置いてきた夢をつかみとるために」
・100問100答 PART2
・DOCUMENT 263min 羽生結弦×蜷川実花フォトセッション舞台裏
・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session6
・蜷川実花 セッションを終えて「すべてを超越する『羽生結弦』という表現」
・extra On AERA Covers 2018-2023 -
さまざまな国の人が集まる大阪・ミナミ。日本屈指の繁華街に、移民の子どもを支える市民団体「Minamiこども教室」がある。著者は記者としての取材を兼ね、ボランティアを続けてきた。「移民のルーツをもつ子どもたち」と接するなかで見えてきた「共生」の本質を、多数のエピソードから描く。
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「百人斬り」や虐殺人数など南京事件をめぐる論争は続く。しかし当時の日本の新聞が何をどう報じたかを検証した研究や著作はない。本書は南京陥落前後の全国紙〈地方版含む〉と地方紙を渉猟し、当時の新聞が何を書き、何を書かなかったか具体的に描く。
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久米宏、初の書き下ろし自叙伝が待望の文庫化! メディアに生きた日々を色鮮やかにつづる。ラジオで頭角を現した新人時代、国民的番組「ザ・ベストテン」「ぴったし カン・カン」、報道を変えた革命的な番組「ニュースステーション」まですべてをつづる。
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「やんちゃだった僕を初めて認めてくれた」。かまいたち・濱家さんがそう話すのは、小学校時代の恩師である久保敬先生のこと。常に生徒の良い所を褒め、伸ばそうとする姿を生徒はキャッチしていた。定年を迎えた久保先生と、大人になったかつての教え子を訪ね、「先生」の在り方を探る。
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「おおきくなったらしょうぎのめいじんになりたいです」
と夢を綴った6歳の少年。
それから14年後――
朝日新聞大好評連載、待望の第二弾!
高校生棋士として熱戦を繰り広げた藤井聡太。
数々の最年少記録を打ち立て、華々しい偉業を重ねるまでには、
知られざる試練が待ち受けていた――。
初タイトル獲得から、五冠となるまで戦いぶりを収めた他、
名人を獲得して七冠を達成するまでの軌跡をまとめた「特別編」を収載。
密着取材で垣間見えた、藤井の知られざる素顔とは。
貴重なカラー口絵も満載!
【目次】
第一章 奮闘編――高校生棋士の熱戦
和服デビューの早指し戦
「序盤の村山」が温めてきた妙手
詰将棋の第一人者が感じる新たな可能性
夢の新旧「中学生棋士」対決、まさかの結末
羽生善治との2度目の対戦
初のタイトル挑戦へあと1勝で痛恨のミス
超早指し戦で「一流」の手を披露
「西の王子」破り、初の王位リーグ入り
など
第二章 黎明編――タイトル挑戦に立ちはだかる壁
〝ジェット機〞藤井の桁違いのスピード感
千田に押し切られ、逃した3連覇
初黒星の朝日杯、解説会での鋭い読み
年上の後輩、初参加で先にタイトル挑戦権
5度目の正直で藤井に勝つ
消費時間3時間半VS.30分からの逆転劇
「大横綱でも難しい」勝率8割のすごさ
順位戦唯一の黒星
「将棋を食べてるようだ」
など
第三章 戴冠編――歴史を塗り替える少年
永瀬との「芸術作品」の激戦
終盤の鋭い踏み込み、棋士たちはどよめいた
和服姿に込めた師匠の思い
残り10分、永瀬の猛襲に異彩放つ受け
佐々木勇気との対局「最も印象的」
「バケモノ」が放ったありえない手
受け師・木村のわなをかいくぐる
最年少17歳11カ月、ついにタイトル獲得
「AIが6億手読んで示した手」の裏側
再び塗り替えられた将棋界の歴史
など
第四章 試練編――棋界の主人公たちとの激闘
谷川と「新旧天才の激闘」
1500万円で落札された封じ手
三冠への第一歩、羽生善治との戦い
初のタイトル獲得、ようやく「本編」へ
二冠同士、豊島との激突
最年少で通算200勝、だが――
対局後の食事で垣間見えた師弟の魅力
「結果が出なかった」30秒将棋を物にする
など
第五章 画期編――逆転負けの「あの日」を超える
公式戦6連敗、難敵・豊島将之との戦い
「犠打」で形勢逆転、B級1組へ
雪辱に燃える渡辺明に、負け覚悟の一手
終電まで続いた三浦の反省会
「高校生棋士」に前向きな別れ
藤井を追いかけ続ける男
「こんな手、人間業じゃない!」
など
第六章 躍動編――全冠制覇という理想
タイトル数より「中身の濃さ」、最優秀棋士賞に
「鬼のすみか」初戦、深夜の反撃
挑戦するのは羽生か豊島か
初のタイトル防衛戦、海を眺めていた
藤井が着た和服「いつもきれいに畳まれている」
「ラスボス」が口にした謙虚すぎる言葉
最年少18歳11カ月で最高段位の九段
竜王に挑戦、豊島との番勝負がうれしい
不敗の三冠誕生の夜に初めて語った言葉
泣き腫らす藤井が写る、一枚の写真
など
第七章 蒼天編――揺るぎない心技体
もっと強くなった先に、思い描く蒼天は
対局ラッシュ下、藤井の体調管理
「どんどん強くなる」、豊島との激闘が証明
「藤井さんはかわいいものが好き」?
羽生との大一番、攻防兼ねた終盤の妙手
豊島の読みのほころびを見抜いた!
揺るぎない心技体のみなもと
冬将軍・渡辺明との戦いへ
振り飛車は「考えたことがないです」
ニコニコ、藤井のユーモラスな横顔
など
第八章 五冠編――頂上はどこにあるか?
難敵キノコ克服宣言!
「読書感想文、苦手なんです」
19歳の双肩にかかる重み
渡辺明の「不敗神話」に終止符
A級昇級、千田に敗れ持ち越し
将棋のことを考えながら歩く姿
仲の良い師弟の「勝ち星競争」
地理好きの素顔、見えない頂めざし続けて
佐々木勇気との熱戦、A級昇級なるか
など
第九章 疾走編――止まらない防衛ロード
「誰が藤井に勝つのか」の時代
天童で人間将棋「うれしゅうござる」
藤井との初タイトル戦、永瀬「しがみついていく」
六冠めざす第一歩で敗れる
十七世名人・谷川から藤井へ受け継がれるもの
20年ぶりの2回千日手、連勝を止めた永瀬
子ども「一番強かったプロ棋士は?」
など
最終章 特別編――名人を摑んだ6歳の少年
「絶対に取りたい」名人への特別な思い
14年前の「自分に教えてあげたい」
順位戦の勝率・9割1分9厘の衝撃
一般棋戦・タイトル戦を全て制覇
平成の大名人VS.令和のスーパースター
歴史に対峙した藤井と渡辺
「自分は棋士の価値を信じています」
「藤井聡太の時代」の到来 -
佐賀藩士で二刀流の達人、牟田文之助は1853年から2年間、剣術修行の旅に出て「諸国廻歴日録」という日記を残した。秋田から江戸、九州の道場を訪ね歩いた記録から、時代小説とは全く異なる剣術修行の実態や旅の様子がわかる。
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検閲があるなか、真実はどこまで伝えられたのか。夫から、息子からの手紙で家族は何を知ったか。日中戦争から太平洋戦争までの兵と家族・故郷の交信の記録から、修羅の戦場を兵たちがいかに生きたか、死んだかを読み解く貴重な記録。
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心にもない「死刑判決文」を書かされた熊本は懊悩(おうのう)し、裁判官を辞め、やがて行方不明となる。事件から40年以上が経ち、突然マスコミの前に現れて「あの裁判は間違っていた」と語り出す。償いなのか、売名行為なのか? 大幅加筆で[完全版]として緊急出版!!
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朝日新聞の大人気連載が待望の文庫化!
タイトル獲得の舞台裏から睡眠時間、勉強法まで、
将棋界の歴史を動かした不世出の棋士を知る決定版。
どのような環境で生まれ育ち、どのように将棋と出合い、強くなっていったのか。
本人、家族、個性豊かな対戦相手の棋士の取材で浮かび上がった、
ニューヒーローの素顔と、強さの本質。
自宅での本人インタビューの様子や、
家族提供の貴重な写真もカラー口絵で多数収載。
[目次]
【第一章】 成長編 ――誕生、将棋との出合い
2002年「羽生世代」の時代
聡太をつくった子育て法
6歳、夢は名人
「早くおじいちゃんになりたい」
「名人を超えてみせろ」
奨励会への登竜門
「選ばれた才能の持ち主」の手
将棋盤を覆って号泣、母がひっぺがした
9歳、詰将棋で大人に次々と勝つ
始まりの「クリームソーダ」
【第二章】 修業編――史上最年少棋士の誕生
小4、関西奨励会へ
羽生や加藤一二三より早い初段
トップアマのアパートに通う日々
中高一貫校への受験を決めた理由
「神業としか言いようがない」詰将棋の速さ
鉄道好き、公式戦帰りに各駅停車の旅
豊島将之との練習将棋
東京での武者修行
匿名でネット対局、中1でプロ並みの点に
幹事の予想を覆す勝ちっぷり
振り飛車に敗れる
序盤の活路はAIに
プロ入り争いは最終戦へ
史上最年少棋士の誕生
【第三章】 飛躍編 ――驚異の29連勝の舞台裏
「神武以来の天才」との初戦
「ジョーズに攻めてクルーニー」
「優勝できたのは望外です」
色紙に書いた27手詰め
「炎の七番勝負」で羽生と対決
有力な「将棋めし」は
「神に選ばれた」20連勝
大人びた読書で培った言語感覚
藤井家を訪ねる
「相対的にというよりは、絶対的に強くなりたい」
睡眠時間、学校生活、勉強法について
異様な興奮と静寂
連勝止めた佐々木「私たち世代の意地」
豊島が指さなかった手を指摘
「やっぱり強いな」AIの影響感じた豊島
対照的なプロ入りをした「しょったん」
「意表をつこう」増田の秘策
藤井と対照的な指導法
【第四章】 挑戦編――「雲の上」の存在との戦い
ブームの到来
将棋一本か進学か
近づけど、なかなか届かぬタイトル戦
「雲の上」の名人を破る
「肉を切らせて骨を断つ」最短の勝ち
羽生先生と「夢の対決」
「1〜2カ月で、グンと強く」脅威感じた斎藤
「追われる怖さ感じた」
広瀬「国民的スターとどう戦うか」
「藤井君の本気」を引き出す
都成を奮起させた谷川の苦言
【第五章】 激闘編――トップ棋士への道
藤井の「恩返し」
脈々と引き継がれる師匠の願い
「趣味」の詰将棋で浮かべた笑顔
猛スピードで詰将棋を解く幼稚園児がいた!
藤井に公式戦で勝った最年長棋士
羽生と一騎打ちの将棋大賞選考
井上一門4人目の刺客
歴史に残る「ホームラン」の一手
「寝て起きると強くなっている」
トップ棋士の条件
45歳苦労人、スーパースターに挑む
「1分将棋でも本当に正確」
最後の新人王戦へ
初めての番勝負で最年少優勝
「弟」を気遣う姉弟子
「棋士」でいる間、母は
【第六章】 鮮烈編――師弟の絆
まさに「最先端の将棋」
最年少、最速100勝へ
藤井の丁寧な感想戦
A級棋士に圧巻の指し回し
和装の「勝負服」で師匠は挑んだ
「歴史的瞬間」は最終局へ
行方「この子と真剣勝負か」
渡辺明とのギリギリの戦い
あの子もこの子も将棋教室へ
「振り駒」には弱い
八段に昇った師匠
「共に戦える日を待っている」
目隠し詰将棋に4秒で正解
藤井が仕掛けた「毒まんじゅう」
【第七章】 鍛錬編――しのぎを削る棋士たち
藤井が描く新しい棋士像
平成生まれの名人が語る危機感
受けの名手・木村へ、宣言通りの鋭い攻め
「率直に言って、強すぎる」
将棋以外もうまくなった
難敵・久保「タフな対局」
その歩を取るか!
超早指し戦で羽生も感嘆「ポカしない」
豊島が採用した藤井の「あの構想」
くじ運嘆いた佐々木の負けん気
森内「ライバルの存在で強くなる」
屋敷「記録はいつかは破られる」
「藤井キラー」? 好敵手・大橋の場合
【最終章】 特別編 ――二冠獲得の熱狂
残された「最年少タイトル挑戦」の目
棋士はコロナ禍とどう向き合ったか
和服ではなくスーツを着た理由
「藤井、勝ちです」
「早熟のスター棋士」VS「遅咲きの苦労人」
新たな物語の始まり
【解説】文本力雄(ふみもと子供将棋教室塾長)
※本書は2020年11月に発売された同名タイトルの書籍の文庫化です。 -
2016年米大統領として初の広島訪問を果たしたオバマ氏との抱擁で知られる森重昭氏は8歳で被爆。一命を取り留めた。会社勤めをしながら、原爆投下時、米兵捕虜12人が被爆死した事実を知り、その遺族を突き止めた。核の前に「敵も味方もない」との一心から遺族探しと慰霊に捧げた半生を妻・佳代子氏とともに語り尽くす。
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「普天間の周りには何もなかった」「きれいな日本語がしゃべれない」「座り込みの意味を理解していない」「0日にした方がよくない?」──。沖縄の基地反対運動に向けられる嘲笑と冷笑。“5周遅れ”のデマは、なぜ繰り返されるのか。沖縄の戦後史から“抗議”の実像に迫る。
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沖縄返還から半世紀、核をめぐる日米の「密約」を示す新文書が見つかった。朝日新聞編集委員が、紙面では伝えきれない文書の内容・意義と佐藤首相の「密使」若泉敬氏の動きを深掘りする。さらに「カネ」に関する密約を暴いた西山太吉・元毎日新聞記者への生前最後のインタビューを掲載。
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問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ悪化するのだろう。DVやアルコール依存、母娘問題など、家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて田房永子氏が新たに解説を寄稿。
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W杯カタール大会・ドイツ戦で劇的ゴールをあげ、日本を勝利に導いた浅野拓磨。歓喜の瞬間はいかにしてもたらされたのか。逆境におかれても、決して「W杯であげる夢のゴール」をあきらめることのなかった4年半の歩みを自らの言葉で振り返る。
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「同級生と話が合わない。なじめたことは一度もない。授業はクソつまらない」……IQ130以上がひとつの基準ともされるギフテッド。強い個性ゆえに周囲になじめない現実を描く。朝日新聞の人気連載「ギフテッド 才能の光と影」を加筆。
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クリエイティブの力で“ふるさと”は輝きを取り戻せるのか。未曽有の大災害から復興へのプロセスを歩む「福島のブランディング」を県クリエイティブディレクターの箭内とジャーナリストの河尻がリレー形式で紹介しながら、情報発信と地域活性の未来を考える。
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「水曜どうでしょう」ディレクターによる最新エッセイ。2020年から22年の3年間を綴る。全国を回っていた著者がコロナ禍で一転、北海道に腰を据え、赤平のどうでしょうハウスでバードウォッチング……。頭を柔らかくするヒントがたくさん詰まっている。
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日本人はなぜ、こんなにもポテチが好きなのか?〈アメリカ〉の影、〈経済大国〉の狂騒、〈格差社会〉の波……。ポテトチップスを軸に語る戦後食文化史×日本人論 /『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ─コンテンツ消費の現在形』で注目の著者、待望の新刊!
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日清・日露戦争で日本は負け、アジア太平洋戦争では勝った! いま最も注目されている近現代史研究の第一人者が常識の裏側を照射し、歴史の真実を明らかにする。「新しい戦前」のなか、逆転の発想による画期的な戦争論。待望の一冊。
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幕末に生まれて94年。無類の植物学者、牧野富太郎が生涯を懸けて進めた研究は、分類学と呼ばれる、多様性を可視化させる研究だ。多種多様な植物が地球上に生息することを知らしめ、物言わぬ命の豊饒さを書物に残したその存在を、植物分類学の第一人者が悠々たる筆致で照らす書き下ろし。2023年度NHK連続テレビ小説「らんまん」モデルを知るための絶好の書!
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村田兆治、山田久志、東尾修、江川卓、掛布雅之、高橋慶彦、石毛宏典など、昭和のプロ野球で活躍したあの名選手37人が、絶対に忘れない1球を告白する。それは誰もが記憶するあの名場面だったり、球史にも残らない小さなワンプレーだったり……。
スタジアムのカクテル光線に照らされた男たちが放った、まばゆい一瞬の輝きは、私たち野球ファンの目に灼きついて何十年経っても色あせることがないが、それは当事者である元プロ野球選手たちにとっても同じだった。永久保存版のベースボールドキュメント!!
<登場する37人の元プロ野球選手/敬称略>
若松勉、高橋慶彦、長池徳士、大石大二郎、河埜和正、新井宏昌、福本豊、梨田昌孝、中尾孝義、松永浩美、角盈男、石毛宏典、長崎慶一、山口高志、柏原純一、柳田真宏、山田久志、柴田勲、竹之内雅史、山下大輔、東尾修、若菜義晴、松本匡史、遠藤一彦、山本和行、平野譲、牛島和彦、八重樫幸雄、村田兆治、江川卓、掛布雅之、水沼四郎、栗橋茂、宇野勝、淡口憲治、安田猛、篠塚和典 -
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漫画界のアカデミー賞といわれるアイズナー賞を4度受賞し、アメリカ、フランスをはじめ世界中で大人気の鬼才・伊藤潤二。画業35周年を迎えたいま、はじめて自らの頭のなかをさらけ出す待望の一冊。名作が生まれた裏話から、アイデアの源泉、キャラ、ストーリーへの思いまで……。奇想天外・奇奇怪怪な世界の作り方をぜんぶ書く! -
『朝鮮民謡選』を読み耽った少女時代。30歳を過ぎた頃、心に残った仏像がすべて朝鮮系であることに気づく。50代で学び始めたハングルははたして魅力あふれる言葉だった。隣国語のおもしろさを詩人の繊細さで紹介する。
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酒造りは経験と勘がものを言う世界だ。しかし大学を出たばかりの若者たちが、熟練の杜氏をもうならせる日本酒を造ってしまう事件が起きる。孤立無援、悪戦苦闘、ど根性、そして……。彼らが全国新酒鑑評会でも金賞を連発する謎に迫る、元気が出るノンフィクション。
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ロシアによるウクライナ侵攻から1年。現場でしか知り得ない豊富な取材ルポを、10の論点のもとに構成。実際に現地で何が起きたのか。虐殺の全容、原発の恐怖、世界の未来──。様々な角度から戦争を浮き彫りにする一冊。
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土佐の商家に生まれながら植物学への情熱に目覚め、学問のため東京へ上った牧野富太郎。並外れた学者魂で研究に没頭するあまり生家の財産を使い果たす有り様だったが、菓子屋の娘・壽衞との出会いがその後の彼の人生を大きく変えていく。異能の学者の異なる側面を描いた傑作評伝。
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住まいの近くに必ずある、中・近世の城郭跡。自然に触れて心が豊かになり仕事への意欲もわく。いいことずくめの城歩き。歩けば武将たちの思いも見えてくる。全国の城びとを応援する著者による城歩き指南決定版。朝日新聞好評連載の書籍化。
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むずかしい内容を瞬時にざっくり理解できる「ざっくりわかる8コマ」シリーズ新刊登場。テーマは不朽のベストセラー「三国志演義」。腰を据えて読むにはちょっと長いとお嘆きの方、鬼才・ジェントルメン中村先生のまんがと渡邉義浩先生の解説で三国志演義のおもしろいポイントは全部つかめます。 -
囲碁界を牽引した張栩九段の勝負哲学。囲碁史上初の五冠(名人・十段・王座・天元・碁聖)達成の最強棋士が、ブレない考えかたを披露。AI全盛の現代にあっても揺るがない筋の通しかた。囲碁だけでなく、働きかた、生きかたの指針にも。
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「あなたは提供精子で生まれたのよ」。20代後半に偶然知ってしまった日本人男性医師。16歳の時、母との口ゲンカの最中に告知された豪州女性。AIDで生まれた人の多くがアイデンティティーの確立に苦しむ。「出自を知る権利」をめぐる取り組みや法制度、世界最大の「精子バンクの最新動向などをルポ。日本、オーストラリア、イギリス、アメリカ、デンマーク、スイスでの現地取材を通し、AIDで生まれてきた子ども、ドナー、医療関係者の切実な声でせまるノンフィクション。
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クレムリンの取材を30年続ける記者が、アパート爆破事件、チェチェン紛争、政権批判者の暗殺、要人を陥れる手口など、数々のプーチン政権の疑惑を明らかにしながら、ウクライナ侵攻に、世界がどう対応すべきかという問いを投げかける。
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大阪やパリ、スリランカ紀行から、故ジャニー喜多川氏との思い出や学校の意義を問う思索まで、広義の“旅”をテーマにした著者初のエッセイ集が待望の文庫化! エッセイ15編、“旅する”掌編小説3編の他、文庫版あとがきも収録。《解説・朝吹真理子》
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「ヤクザ不況」と海外の金融当局から呼ばれたバブル崩壊後の大不況。危機を繰り返さぬため、元日銀マンが「何故バブル生成・崩壊時期に裏の反社会的勢力=ヤクザと表の金融業界との結びつきが出来てしまったか」、具体例を挙げて迫る。
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2020年大統領選で注目された激戦区ペンシルべニア州の小さな町ヨークに住み始めた記者。そこで目にしたのは、お互いに交わらない人々──黒人と白人、貧富、共和党と民主党、都市と郊外。「分断」から「分離」へと深刻化したアメリカ社会の亀裂の理由を探る。
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プロ転向を表明した羽生結弦選手。その競技生活のすべてを網羅した一冊。プロ転向後のいまの心境を語った単独インタビューと、蜷川実花による撮り下ろし写真を収録予定。朝日新聞グループの報道写真と総力取材を詰め込んだ、完全保存版です。 -
世界中の子どもと大人が読む18世紀の英国の名作を、実力と人気を兼ね備えた柴田元幸が、見事に翻訳し注釈する。小人国、巨人国、空飛ぶ島ラプータ、馬たちが暮らす理想郷。次々と起きる出来事、たっぷりの諷刺、理屈ぬきの面白さ! 朝日新聞好評連載の書籍化。
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倭人は朝鮮半島で戦ったのか──高校教科書に「ヤマト政権が6世紀に百済の支配を認めた地域」と記される加耶(任那)とは何か。古代史研究の長年の成果をもとに日本・朝鮮半島相互で出土する金冠、甲冑や前方後円墳などの考古資料から明かす。
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