『歴史、ノンフィクション、ダイレクト出版、1年以内(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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上古から大和朝廷成立までの歴史物語を綴りました。大陸の古い歴史を背負ってきた渡来人たちが築きあげた歴史は、不老不死の実現、神仙の国(神国)・蓬莱郷づくりなど魂の再来、水田稲作、古の善政再現、孫子の「戦わずして勝つ」の実現にしのぎを削った歴史でもありました。
その間の前五世紀から倭国大乱まで、那珂つ国と天之国、オロチ厳之国、倭国、豊葦原中つ国、伊都国、倭奴国、邪馬台国の王朝が立て続けに興りました。大乱後は、南九州に逃れた倭奴国末裔が邪馬台国と覇権を争った末に、晴れて倭国や倭奴国の再興を成し遂げ、大和朝廷を打ち立てたのです。
それらが複雑に織り重なって流転する様子は、中国の「三国志」をはるかに凌駕して、世界中に誇れる歴史だったのですが、大和朝廷や「記紀」の編纂者らは、
神武―崇神―応神とあるべき王系譜に、神武―崇神の間に大倭(大日本)家八代(綏靖~開化)を挟み、崇神―応神の間に垂仁・景行・成務・仲哀の邪馬台国王四代を割り込ませて、万世一系に創り変えたのです。本書の王系譜は、「記紀」の随所に潜んでいる矛盾や改ざんを洗いざらい探し出して、本来あるべき姿に正したもので、国宝に指定された海部氏系図と合致します。
目次
司馬遷の信念
本書の王系譜〔海部氏系図、尾張氏系譜、「記紀」系譜の合成系図〕1
本書の王系譜〔海部氏系図、尾張氏系譜、「記紀」系譜の合成系図〕2
垂仁天皇三代と大物主四代/三輪山磐座の関係
主要人物の生きた推定年代
◇邪馬台国はどこか/火瓊瓊杵の日前国と西都/天火明の日高見国と東都
◇男神天照大神の正体1
◇男神天照大神の正体2〔熊野権現〕
◇男神天照大神の正体3〔天照大神の足跡〕
◇籠神社と海部氏系図/神武(磐余彦)と神功と応神
◇「記紀」系譜の復元=「記紀」本来の王系譜
◇邪馬台国の興亡~大和朝廷成立までの歴史詳細
◇邪馬台国の興亡史概略 -
日本を破壊した小泉民営化の末路
本文を読む前に
【日常は幻想にすぎない】
私たちは多くの情報を報道機関から得ています。
報道機関が公正であったならば問題ないのですが、不正があった場合どうなるでしょうか?
私たちの行動は得られた情報をもとに決定されます。
報道が事実を伝える保証はありません。
太平洋戦争時の大本営発表などがその一例です。
まやかしの報道は最後に破綻します。
その時になって、大衆は現実と虚構の差に驚き狼狽します。
民主主義を標榜している現代においても、国家間では同じ情報であっても、その報道姿勢に差異が見られます。
報道姿勢にはその国の民度が反映されており、民度が低い国ほど歪められた情報に晒されることになります。
それでは、日本の民度はどの程度でしょうか?
残念ながら、先進国を自称している割には、高いものではありません。
「衣食足りて礼節を知る」の格言通り国民所得の高い国ほど民度も高くなりますが、日本の場合は部分的に当てはまらない事象があります。
日本人は勤勉で礼儀正しく親切で清潔感を大事にする国民として知られています。
近隣国との比較ではその通りなのですが、民度を構成する必須要素に欠陥があります。
それは「独立心」です。
現在の日本は独立国とは言えない状況です。
多くの日本人は内心気付いているものの、現在の「そこそこの暮らしぶり」に妥協して、その事実に見て見ぬ振りをしています。
日本人と似たような境遇の国民もいます。
「香港」がそうです。
「香港」は独立国ではなく、支那の一部です。
ただし、過去の経緯と経済的思惑から、「高度な自治権」が与えられ、支那本土とは異なった社会体制を維持してきました。
近年それが崩壊し惨憺たる状況になったのは、住民の「独立心」が希薄だったからです。
同じような立地条件の「シンガポール」とは決定的に異なる点です。
日本が真の独立国ではないことは、歴史をたどれば簡単に判ります。
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