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ＩＴ業界におけるシステムエンジニアのうつ病発症率は非常に高いと言われています。

そこで本書は、これからＩＴ関係に進まれる方、すでに勤められている方、もう心が折れかけている方、すでに折れてしまった方までと、すべての方にお読み頂きたい書籍として書き下ろしました。

また、それを支える家族の方にも読んで頂ければ、より良い結果が生まれるのではないかと思います。
それ以外にも、ＩＴ業界の方だけでなく、さまざまな方にも参考になるのではないでしょうか。

著者は２０年以上ＩＴ業界に勤めるベテランのシステムエンジニアです。小さなソフトハウスで８年ほど勤めた後、某自動車会社のシステム開発子会社にヘッドハンティングされました。
４５歳を目前に退職、現在はフリーランスで活動しています。

そんな筆者ですが、長い年月の間で私自身も何度か心が折れかけた経験があります。
そんなシステム開発の上流から下流まで、すべてを経験した筆者が語る「メンタル防衛術」です。

私の勤めていた某自動車会社のシステム開発では、年間５～６％はメンタル疾患者が出ていました。
また、復職しても数年後には再発するか退職しており、発症者を５年後に社内で見かけることは希（まれ）な状況でした。

では、なぜＳＥはメンタル疾患になってしまう人が多いのでしょうか？
そんなに過酷な勤務状況なのでしょうか？

これはどこでも同じですが、忙しくなくてもうつになる人もいれば、忙しくてもならない人もいます
。そこで、システムエンジニアの仕事内容や職場環境、そしてエンジニアの思考までを分析しました。

そして、ベテランエンジニアだからこそ分かる、仕事の性質、ＳＥのストレッサー、うつになる人とならない人、要注意な状況を解説。
そこからメンタル疾患に陥らないための対策までをまとめました。

エンジニアに限らず、皆様、ぜひともご一読下さい。