『医学・薬学、文春文庫(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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若き臨床心理学者の冒険譚にして青春物語
われらがカウンセラー、東畑開人の一般書デビュー作、文春文庫版の電子書籍化。
文庫版あとがき「8年後の答え合わせ、あるいは効果研究」を付した完全決定版です。
人生に痛めつけられたからこそ、
人を癒やす力を得た野生の医者たち。
彼女・彼らと共に過ごした
灼熱のフィールドワークの記録!
気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。
単行本:2015年8月 誠信書房刊
文庫版:2023年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書
梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。
〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?
実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より)
※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
日本人の90パーセントが病院で死ぬ。
なのに、末期医療のなんと粗末なことか。
医師のこの痛切な反省が、日本にホスピスの理念をもたらした。
本当に人間らしく死を迎えるにはどうしたらよいかを考え続けた
医師による、愛と願望の書。
解説・永六輔
※この電子書籍は、1996年8月に刊行された文春文庫を底本としています。 -
末期ガンの患者たちの闘病と死に立ち合って思った。
一般の病院は、人が死んでゆくのにふさわしい場所だろうか。
医療者にまかせるのではなく、自分自身の意思と選択で
自分の死を迎えるにはどうしたらいいのか。
人間らしい、おだやかな時間と環境の中で生き、そして最期を迎えるために――
人間の魂に聴診器をあてた若き医師の厳粛な記録。
「ホスピス」の思想を広く知らしめる契機となった名著。
解説・柳田邦男
※この電子書籍は、1996年5月に刊行された文春文庫を底本としています。 -
ノーベル化学賞受賞の科学者、唯一の手記
ゲノム情報を意のままに編集できる「CRISPR-Cas9」。
人類は種の進化さえ操るに至った。科学者自ら問う、科学の責任とは。
「君の技術を説明してほしい」
ヒトラーは私にこうたずねた。その顔は豚である。
――恐怖にかられて目が覚める 。
ヒトゲノムを構成する32億文字のなかから、たった一文字の誤りを探し出し、修正するという離れ業ができる、その技術CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)。2012年にその画期的遺伝子編集技術を「サイエンス」誌に発表したジェニファー・ダウドナ博士は、またたく間に自分の開発した技術が、遺伝病の治療のみならず、マンモスを含む絶滅動物の復活プロジェクト、農作物の改良など燎原の火のように使われていく様におののく。
豚の内臓を「ヒト化」し、臓器移植するための実験も行なわれた。
人間は自らの種の遺伝子までも「編集」し、進化を操るところまで行ってしまうのか?
解説・須田桃子(毎日新聞科学環境部記者)
※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
「新春漫語」「綿菓子」「古本の街のいまむかし」「学生時代の私の読書」といった身辺雑記から「自作発見『竜馬がゆく』」「『翔ぶが如く』について」自作について、「文化と文明について」「日韓断想」「バスクへの尽きぬ回想」といった地域、歴史への想いなど、折りにふれて書かれた、厖大な量のエッセイから厳選した七十一編。森羅万象への深い知見、序文や跋文に光るユーモアとエスプリ、弔文に流れだす、人間存在へのあふれるような愛情と尊敬――。日本人の高潔さと美しさを見つめた視線の先には何があったのか。司馬遼太郎という作家の豊穣な世界に、あらためて酔う一冊。
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この10年間で美容外科の数は倍増した。人気の一方で、患者と病院との術後のトラブルはいっこうになくならない。シワ取り、シミ取り、二重まぶた、隆鼻、豊胸、脱毛、脂肪除去……。「お化粧感覚できれいになれる」「簡単に若返る」という甘い言葉は本当なのか? どんな手術が安全で、どんな病院が危険なのか? 日本の美容整形の歴史とは? これからの美容整形はどうなっていくのか? メスを入れるのは、これを読んだ後でも遅くない!
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「死の病」と恐れられたエイズ。その治療薬を世界で初めて開発したのは日本人だった! 熊本大学医学部を卒業し、アメリカの国立衛生研究所に勤務していたときの快挙である。リスクの高い研究に生命を賭して取り組んだ日々、巻き込まれた特許紛争など、いまやノーベル賞候補ともいわれる研究者の半生を描いたノンフィクション。
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何歳からでも、一つだけでも効果があります野菜はブロッコリー、魚ならサケ。睡眠は7時間、階段の上り下りは自分の足で。アンチエイジングの第一人者による実践的レッスン。
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そもそも、がんとはいかなる病気なのか。がん本質論に真っ向から取り組んだNHKスペシャルなど4本の番組の情報量が詰まった一冊。がんについて知っておくべき基本的事実と、がんについて考えるときにおさえておくべきポイントが、すべて織りこまれていると自負する著者の自信作。また、自身の膀胱がん体験記「僕はがんを手術した」も収録。当事者ならではの視点で、がんという「人類最大の敵」に対峙する。
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治療こそ医師の使命だ。しかし、治らない患者はどうするのか。肺がん専門医として確固たる地位を築き上げていた岡部健医師は、病院での治療に限界を感じ、宮城県に緩和ケア医院を設立。末期がん患者の訪問介護に注力し、2000人以上を看取った。その岡部医師自身に胃がんが見つかったのは、東日本大震災の一年前だった。自らのがん、震災は、岡部医師の死生観を大きく変えた。医療と宗教の壁を取り払い、「臨床宗教師」の誕生に、死の直前まで取り組んだ。この本は、丹念な取材で知られるノンフィクション作家が170時間以上かけて、岡部医師の語る死生観、抗がん剤への疑問、在宅死、「お迎え」体験の意義などをまとめた「岡部医師の遺言」である。
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いまIT社会に生きるわれわれが直面している問題は、脳内環境の汚染だ!かつて医療少年院に勤務する精神科医として犯罪をおかした若者たちに向き合ってきた著者は、世界各地で頻発する子どもたちの不可解で無残な犯罪の根底にある原因をさぐるうちに、恐るべき事実に直面する。ゲームやインターネットが、利用の仕方によっては麻薬と同じような作用を子どもたちに及ぼしてしまうのだ。異常な少年犯罪も、無気力な子どもたちも、いつもイライラし、喜びよりも不満ばかり感じ、些細なことで簡単に命を絶ってしまう若者たちも、強烈すぎるメディアの刺激に幼い頃からさらされ続けてきたためかもしれない。発表当時、一大センセーションを巻き起こした警告の書。
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