『KADOKAWA春の文芸フェア、阿刀田高(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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文章を読み書きする際の心得は? 軽妙なエッセイ集。
文章を書くのはあまり好きではない。好きではないから短く書く。書くことより読むことが好きで、文章を覚えた。読む人にわかりやすく、ふっくらとした日本語を書くのは簡単ではない。読書や朗読、落語、詩歌、尻取り、かるた……子供の頃から、長い時間をかけて日本語に親しむ中で培うものだ。芥川、漱石、谷崎など、日本に伝わる名文を引きながら、言葉と日本語に対する向き合い方を小説家がやさしく綴った、知的エッセイ集! -
読みたくなる、書いてみたくなる。最高のガイドブック
ミステリーの禁じ手とは? 知り合いの刑事が指摘した推理小説の盲点とは? 推理小説家の最大の悩みや、江戸川乱歩賞を選考する苦労とは?古今東西の書物に通じ、作家としても読み手としても第一級の著者が、豊富な読書歴をもとに小気味良いタッチでミステリーの魅力を紹介する。推理小説の読み手にも書き手にも薦めたい、傑作ミステリーガイド! -
落語にカルタ、百人一首。日本語の面白さに迫るエッセイ集!
デジタル時代だからこそ、よい日本語を身につけたい。コミュニケーションの齟齬を防ぎたい。作家・阿刀田高が、文章を読み、書くことの大原則をユーモアたっぷりに綴る、教養と実用のエッセイ集。
■江戸いろはガルタと上方いろはガルタはどう違う? タは「旅は道連れ」(江戸)「立板に水」(上方) ツは「月夜に釜を抜く」(江戸・上方とも同じ) 果たして「月夜に釜を抜く」とは……?■「一日ひとつ得をした」日記を書く。日本語を身につけるいちばんの早道は毎日日記をつけること。■百人百詩 歌謡曲や百人一首、百人百様の、日本の心の一詩を読み解く。■クロスワードパズル 難しい日本語で、言葉遊び。■翻訳 意味を移すということ ■落語とストーリー ■小説の一行目はどう書くか? ■いい日本語とは何か?様々な角度から日本語に迫り、ユーモアの中に日本語の上手な使い方を解く。 -
男と女の間にひっそりと横たわる心の“逢魔が時”を描いたミステリー小説集
誰だって、殺したい人間の一人くらいいるだろう。都会の薄闇にいざなわれ、さまざまな男と女が織りなしてゆく数々の嘘、夢、罪。そして心の迷宮に見え隠れする、ひそやかな殺意――。突然姿を消した男の行方を探る表題作ほか、つぎつぎと宿泊客が死んでしまうホテルの一室を描いた「自殺ホテル」など、男と女の間にひっそりと横たわる心の“逢魔が時”を描いた、ミステリー小説集。 -
求めるものは知か美か性か。色とりどりの花のような3人の女たちの間で彷徨う男の恋愛模様を軽やかに描く
鉄鋼関係の会社に勤める中座啓一郎には2人の恋人がいた。ひとりは画商の千倉法子。啓一郎とは学生時代から関係が続いている。もうひとりはスナック・バーのママの田川薫。恋愛感情というよりも、彼女の肉体にひかれていた。そんな時、啓一郎は婦人雑誌の記者だという寺田麻美と知り合い、彼女にも魅了されてゆくが……。女たちの間で彷徨う男の恋愛模様を軽やかに描く。〈上巻〉 -
ジョークなしの人生なんて考えられない。ブラックユーモアの奇才が放つ、まじめに笑えるこの一冊!
結婚披露宴でのジョークを一つ。「夫婦円満のコツは、相手をほめることです」というスピーチを聞いて、花嫁がその夜ベッドの中で早速実行したそうだ。「あなたって上手ね」と。阿刀田高は、現実と非現実の境目にあるぼんやりしたものをすくいとる天才だ。意気消沈している人は、この本を読んで元気になって下さい。真面目すぎる人は、少しは笑って下さい。ジョークなしの人生なんて考えられないのだから……。阿刀田高の頭の中を全面公開したこの一冊、お見逃しなきよう!! -
女性はいろいろな顔を持っている……。阿刀田高のオリジナル・ブラックユーモア集
国道沿いにあるコーヒー店。店の名前は絵里花。落ち着いた雰囲気だし、何よりもコーヒーが旨いので、広告代理店の編集部員をしている木原は、週に三度はこの店に通ってくる。木原はそこで、お坊ちゃん育ちの貝崎夫妻と知り合った。だが木原は、その美しい夫人と前に一度だけ会ったことがあった……。女性はいろいろな顔を持っている。恋人の前、知人の前、他人の前で様々な役を演じている。仮面の下に隠された女の小さな秘密とは? 阿刀田高のオリジナル・ブラックユーモア集。 -
他の2人との関係を終わらせ麻美を選んだ啓一郎。本気で結婚を考え始めた時、彼女から意外な申し出を受ける……
啓一郎は法子や薫との関係を続けながらも、麻美にますますひかれていった。麻美は遊びでは恋愛できないと、啓一郎との関係に距離をおこうとする。が、ついに麻美を沖縄旅行に連れ出すことに成功した。一方、何か啓一郎の変化を感じた法子は、自分から去っていった。また薫との仲も清算した。本気で結婚を考え始めた啓一郎だったが、麻美からの意外な申し出を聞かされる。求めるものは知か美か性か。3人の女たちの間で彷徨う男の恋愛模様を描く。〈下巻〉 -
典雅でいて、遊び心が満載。日本の心、百人一首を読み解く。
百人一首には、恋の歌と秋の歌が多い。平安時代の歌風を現代に伝え、切々と身に迫る。ただのかるたと思うなかれ。人間関係、花鳥風月、世の不条理と、歌は深い世界を内蔵している。ゆかいに学ぶ、百人一首の極意。 -
アイデアの宝庫=阿刀田さんの頭の中、を覗いてみる
脳細胞っていう奴は、元来怠け者なんです。少しでも暇があると、すぐ休もうとするんです。それでなければ、「頭は使えば使うほど、よくなる」と言われる訳がありません。とくに最近は、面白い頭の使い方をする人が少なくなってきました。それでこの本のタイトルの登場です。独自の発想と着想をする著者が、頭の使い方を考えてみました。御一読を!! -
この本が教科書だったら「古文嫌い」は減ったでしょうに
時は平安後期――貴族社会から武家社会へと移りゆくとき…“今はむかし…”で始まる『今昔物語』、その中にも意外や意外ありました―愛(エロス)の話―。「いやだわぁ」と言いながらも、愛(エロス)に関しての好奇心は〈現在(いま)〉も〈昔〉もかわらないようで…それでは、その不思議な世界へあなたも御一緒にどうぞ―― -
「ごまかしの話術」のポジティブな効用、大人の会話で役立つ洒落た話術の見本
詭弁とは“ごまかしの話術”。でもその良さをわかっていれば……? クールで知的な会話をあやつりたい方へ贈ります。大人の会話で必ず役に立つ、洒落た話術の見本帳!! -
日本語って不思議で、おもしろい!
日本語は千年を超えて生き続け、まことに多彩で奥深い。色を表す言葉なら、あさぎ、納戸、利休ねずみ、群青、すおう。米作りなら、田おこし、しろかき、田植え、草取り、稲刈り。豊かな表現に充ち満ちている。日本語なしには、考えることも知識を培うこともできない。「微衷」「転失気」はどんな意味? 「狼狽」の語源とは? ためになる情報から、相槌の打ち方や句読点の打ち方まで、日本語にまつわるあれこれを楽しく綴る!
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