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『KADOKAWA春の文芸フェア、メディアワークス文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • おばけが始めたテーマパークはわいわいにぎやか、ときどきほろりとします

    人気テーマパークの夢と現実の差に憤り、スタッフを辞した有栖。皆は言う──仕事は我慢するもの。本当にそうだろうか? 彼女の疑問に答えてくれたのは、とある寂れたテーマパークだった。美しい王子様の青年に、カボチャ頭の少年、しゃべる猫。変わったキャストだと思いきや、本物のおばけ? そう、そこはおばけたちが始めたテーマパークだったのだ。人間のことは知らない。でも、人を喜ばせたいという彼らに心打たれる有栖。かくして彼女の再建計画が始まるのだが?
  • 大ヒット作『栗丸堂』の著者が贈る、ささやかな出会いの物語。

    大手メーカー正社員の座を捨て、独立を決意した貝原。始めたのはカフェ兼酒場、つまりスペイン風のバル。それも移動屋台という意外なものだった。怪しげな風体の青年を相棒に、都内を流す。大都会東京は24時間眠らない。そこで暮らす人々は多種多様、思いがけぬ出来事に遭遇することもある。でも、出会いは一期一会。貝原は青年ならではの純朴さで客に振る舞うのだ。料理と酒とちょっとだけおせっかいを添えて。なんとかなるし、明日は変わらずやってくる。そんな気持ちにさせてくれる、大都会のささやかな出会いの物語。
  • 古都、鎌倉で不思議なひと夏をすごしてみてはいかが?

    鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。相手の雅秋は名家の一員らしく所作も美しい青年。だが、仕事もせず日々読書に耽っているという。雅秋には幼少より霊が見える体質に悩まされ、世捨て人のような生活を送っていたという事情があった。お屋敷で起こったとある事故のため、清花は雅秋と同居する羽目になる。なし崩し的に鎌倉不動産の仕事を手伝うことになった清花だが、それは雅秋の能力を必要とするいわくつき物件の調査だった。歴史ある鎌倉という土地柄のあやかし物件たち――清花の不思議な夏が始まる。

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