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『カドフェス電子版2021<いま読みたい ベストヒッ、萩原 慎一郎(文芸・小説)』の電子書籍一覧

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  • 溢れる才能を遺し突然この世を去った歌人 唯一の歌集が映画化そして小説化

    いじめや非正規雇用など、自らの経験をテーマに短歌を発表し続けた萩原慎一郎。その初の作品集にして遺作となった歌集『滑走路』は、異例のヒットとなった。
    同書を原作とする2020年秋公開の映画「滑走路」の小説版を、藤石波矢が執筆。

    厚生労働省で働く若手官僚の鷹野は、激務の中で仕事への理想も失い無力な自分に思い悩んでいた。ある日、陳情に来たNPO団体から、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストを持ち込まれ、自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、その死の理由を調べ始める――。
    一方、30代後半に差し掛かり、夫との関係性や将来への不安を抱える切り絵作家の女性、幼なじみをかばったことでいじめの標的にされてしまった中学2年生の学級委員長の男子は、それぞれのフィールドで精いっぱい日々の生活を送っていた。
    複数の人生が交差し、葛藤しながらも前に進む姿を描いた人生賛歌の物語。

    映画の主演を務めるのは水川あさみ。切り絵作家・翠役を演じる。非正規雇用者の自殺問題に向き合う25歳の官僚・鷹野役に浅香航大、いじめの標的にされる中学2年生の学級委員長役に寄川歌太。脚本は『やめるときも、すこやかなるときも』の桑村さや香、監督は『マチネの終わりに』の監督助手を務めた大庭功睦。
  • 638(税込)
    著者:
    萩原 慎一郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい

    歌集としては異例のベストセラー。そして、映画化も決定!
    いじめ、非正規雇用……逆境に負けず それでも生きる希望を歌い続け
    32歳という若さで命を絶った歌人・の萩原慎一郎の歌集がついに文庫化。

    解説:又吉直樹

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    NHKニュースウオッチ9で「“非正規”歌人が残したもの」として紹介され、大反響。
    10月16日放送、NHK「クローズアップ現代+」で特集、又吉直樹氏により大絶賛。
    11月3日「朝日新聞」「売れてる本」、「日経新聞」書評欄「ベストセラーの裏側」掲載
    11月20日「毎日新聞」特集ワイド掲載。
    紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2019」、第8位。

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