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『カドフェス電子版2021<いま読みたい ベストヒッ、401円~500円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全98件

  • 484(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    鈴木光司
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男はなぜ“日本”を捨てたのか!?

    自らの意志で特攻攻撃から生還した元特攻隊隊員……テレビプロデューサーの雪島忠信は、その男の行方を追い始めるが……!? 時代に翻弄される人間の価値観の本質を描いた、本格ヒューマン・ミステリー!
  • 550(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    紗倉まな
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    18歳からAV女優一筋! “えろ屋”が見つけた生きる道

    現役トップAV女優が初めて素の自分を“丸出し”するエッセイ!

    AV女優なのに恋愛はNG!?
    職業を書いたら家は借りられない!?
    そんな私、友達が一人しかいない!(涙)

    18歳からAV女優一筋の“えろ屋”が見つけた生きる道!

    大幅な加筆修正を経て、ダ・ヴィンチニュースの大人気エッセイ連載が待望の書籍化!

    【おまけ】
    ・大ボリューム書き下ろし! 「まえがき」&「あとがき」
    ・紗倉まなプレゼンツ 珍おっぱい&乳首図鑑
    (イラストは人気マンガ家のスケラッコさん!)
  • 何でも直してくれる玩具修理者に、私は過って死なせた弟を持ち込んだ。ホラー小説大賞受賞作

    玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも……死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く……。現実なのか妄想なのか。生きているのか死んでいるのか――その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。
  • 506(税込)
    著者:
    宗田理
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    山口県の小学校に赴任した教師の元は、子供たちの意欲のなさに悩んでいた。そんな子供たちを一つにしようと元は、ほたるの飼育を呼びかける。最初はやる気のなかった子供たちが、どんどん本気になり、ほたるを放つ夏が来る……。映画化もされた同名感動作の小説版。

    山口県の常徳小学校に赴任してきた元は、念願の教師となって希望に胸を膨らませていた。だがその希望はやがて戸惑いに変わっていく。しらけ気味でみんなバラバラの生徒たち。自分のことばかり要求する親。そして変化しようとしない教師たち。そんなある日、元は子供たちの前で「川にほたるが飛んだらいいな」といい、子供たちは飛ばそうといい始める。ほたるの飼育に必要なのは熱意ときれいな環境だ。最初は乗り気ではなかった大人たちも、やがて元と子供たちの熱意に打たれ、いっしょにほたるの飼育を手伝うようになる。そしてほたるが放たれる夏が来た……。実話を基にした映画化感動作の小説版。
  • 528(税込)
    著者:
    谷崎潤一郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!

    奔放な四女・妙子は神戸の大洪水に遭うも一命をとりとめた。しかしさらなる悲劇が妙子を襲う。三女・雪子は、縁談を期待して東京の本家に移り住むことになるが、都会の空気になじめず――。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 458(税込)
    著者:
    谷崎潤一郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!

    旧家・蒔岡家の四人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子。上流社会に暮らす一家の日々が描かれる。上巻では、奔放な四女・妙子の新聞沙汰、美しいが無口で未婚の三女・雪子の縁談を巡って物語が展開してゆく――。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 活動停止処分が明けた野球部では部活が開始された。一方で巧と豪の絆には亀裂が入って!? 大人気シリーズ第3弾

    ≪TVアニメ放送記念!特別カバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫
    「おれが、おまえにとってたったひとりの最高のキャッチャーだって心底わからせてやる」3年部員が引き起こした事件によって活動停止になっていた野球部。その処分明け、紅白戦が行われるが、未だ残る校長の部に対する不信感を拭うため、監督の戸村は強豪校、横手との試合を組もうとする。一方、巧と豪の堅かった絆に亀裂が入って!? 青波の視点から描かれた短編「樹下の少年」収録。
  • 強豪・横手との練習試合で完敗した巧たち。豪は球を受けきれず、自信喪失してしまい……バッテリーは一体どうなる!?

    ≪TVアニメ放送記念!特別カバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫
    「戸村の声がかすれて、低くなる。『永倉、おまえ、やめるか?』身体が震えた。ずっと考えていたことだった……」強豪校・横手との練習試合で敗れた巧。キャッチャーとして球を捕り切れなかった豪は、部活でも巧を避け続ける。同じ頃、中途半端に終わった試合の再開申し入れのため、横手の門脇と瑞垣が新田に現れるが!? 3歳の巧を描いた短編「空を仰いで」収録。
  • 550(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    イラスト:
    佐藤真紀子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    孤高の天才ピッチャー、原田巧。引っ越し先の岡山で永倉豪とバッテリーを組むが…世紀の大ベストセラー、待望の電子化

    ≪TVアニメ放送記念!特別カバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫
    「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。――関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ」岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持つ巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の電子化!
  • 506(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    イラスト:
    佐藤真紀子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    キャッチャー以外の豪を受け入れず、豪を問い詰めてきた巧だが、お互いと真っ向から向き合うことで、巧に変化が表れる

    ≪TVアニメ放送記念!特別カバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫
    「おれは、おまえの球を捕るためにいるんだ。ずっとそうすると決めたんじゃ」天才スラッガー門脇のいる横手二中との再試合に向け、動きはじめる巧と豪。バッテリーはいまだにぎこちないが、豪との関わりを通じて、巧にも変化が表れつつあって――。横手の幼なじみバッテリーを描いた、短編「THE OTHER BATTERY」収録。
  • それぞれの思いを胸に秘めたまま、遂に再試合を控えた巧たち新田東中と横手二中。巧と豪のバッテリーの答えとは

    ≪TVアニメ放送記念!特別カバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫
    「おれはピッチャーです。だから、誰にも負けません」いよいよ、巧たち新田東中は、強豪・横手二中との再試合の日を迎えていた。試合を前に、両校それぞれの思いが揺れる。巧と豪を案じる海音寺、天才の門脇に対する感情をもてあます瑞垣、ひたすら巧を求める門脇。そして、巧と豪のバッテリーが選んだ道とは。いずれは……、だけどその時まで――巧、次の一球をここへ。大人気シリーズ、感動の完結巻!
  • 528(税込)
    著者:
    吉元由美
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    一番大切なことを言えなかったふたり――。胸を熱くする、極上の恋愛小説!

    結婚式を明日にひかえ、かつて恋人と過ごした激しい恋愛の日々を思い出す曜子。その相手とは、従兄の俊だった。自由奔放で気まぐれだが、自分の気持ちに正直な俊を愛すれば愛するほど、孤独は深まっていった。傷つけあい結ばれることもなく終わってしまったこの恋が、曜子の心にもたらしたものは……。哀しみと孤独のトンネルを抜けて知った、明日への希望と切ない恋の喜びを謳い上げた、極上の恋愛小説。
  • 484(税込)
    著者:
    中 勘助
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    夏目漱石が手放しで称賛した、錆びることない永遠の文学

    書斎の小箱に昔からある銀の匙。それは、臆病で病弱な「私」が口に薬を含むことができるよう、伯母が探してきてくれたものだった。成長していく「私」を透明感ある文章で綴った、大人のための永遠の文学。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 日本人は「田舎者度」で5タイプに分けられる!

    「鍋パーティーを開きたがる」「目立つように残業する」「常連客になりたがる」そんなあなたの田舎者度は? 田舎者度がわかれば、人間関係も円滑! 笑えてためになる、樋口節炸裂の鋭い人間観察本!
  • 「このミス大賞」出身作家が繰り出す、禁忌の都市伝説エンタ!

    寝台特急での誘拐事件に遭遇した少女。学生寮でスナッフフィルムの噂を語る少女。そして、ある少女の自宅に侵入してきた殺人鬼。大晦日を超えた45分後、3人の少女たちの運命は!? 衝撃のリアルタイムノベル!
  • 528(税込)
    著者:
    北川悦吏子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ひとりだなあー。曇り日のあなたに。

    ヒット恋愛ドラマのシナリオライターの、“娘時代”から“娘の母”になった今日までの恋や仕事につまずき揺れた大切な心の内をユーモラスに活写したキュートな一冊。悩みがつきないあなたへ贈ります。

    ※本書は一九九五年六月、単行本「曇っててホッとした日」として、学習研究社より刊行されたものを改題し、文庫化したものが底本です。
  • 484(税込)
    著者:
    北川悦吏子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    スーパー・ミーハー・エッセイ集。

    三谷幸喜、岩井俊二、内村光良、金城武、宮崎駿、原田宗典、岡田浩暉、大多亮、赤井英和、安西水丸、中村正人、袴田吉彦、小林武史、つんく、小田和正。なぜ、この男たちが素敵なのか。恋愛の神様こと、カリスマ脚本家・北川悦吏子が、会って、話して、握手して、ツッこんで、ツッこまれて、ホメちぎった…だけに終わった(?)スーパー・ミーハー・エッセイ集。
  • 550(税込)
    著者:
    北川悦吏子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    恋と仕事と人生を綴ったハートフルエッセイ

    「ビューティフルライフ」「LOVE STORY」などの脚本でおなじみの人気脚本家・北川悦吏子が、仕事やプライベートで出会ったさまざまな出来事を綴ったエッセイ集が待望の文庫化!恋に悩む女性たち必読の書。
  • 462(税込)
    著者:
    岩井俊二
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    来るはずのなかった手紙の返事。優しい幸福か残酷な真実か。青春のいたずら――。

    雪山で死んだフィアンセ・樹の三回忌に博子は、彼が中学時代に住んでいた小樽に手紙を出す。天国の彼から? 今は国道になっているはずのその住所から返事がきたことから、奇妙な文通がはじまった。監督・脚本をこなした著者が同名映画の小説版を書き下ろし。
  • 550(税込)
    著者:
    松本清張
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    昭和30年代作品群から厳選した粒ぞろい短編集。

    昭和30年代短編集(3)。学問に打ち込み業績をあげながら、社会的評価を得られない研究者たちの情熱と怨念。「笛壺」「皿倉学説」「粗い網版」「陸行水行」の計4編。「粗い網版」は初文庫化。

    ※本書は、昭和30~40年代作品群から、研究者たちの孤独をテーマに4作品を選び、新たなタイトルを付けたオリジナル文庫が底本です。
  • 浪漫詩から象徴詩まで、日本王朝文化の教養をもとに文語定型詩の到達点を示す詩人の世界

    藤村・晩翠時代の後を承けて泣菫有明時代を作った詩人泣菫が、日本王朝文化の深い教養と西欧詩人の研究をもとにして織り上げた古典主義的技法は、「若菜集」以来の感動を詩壇に与え、日本近代詩に革命的展開をもたらした。ここに収めた作品は現在の若い読者の理解と鑑賞に堪え得るよう精選したものである。「暮笛集」「ゆく春」「二十五絃」「白羊宮」「十字街頭」を収録。
  • 映画演出家と隣人の女の奇妙な交際に敗戦間近の極限の虚無と孤独を描く表題作他、坂口文学の代表作を網羅

    敗戦間近の耐乏生活下、隣人の白痴女と奇妙な交際を続ける独身の映画演出家。極限の虚無と孤独を描き、世人に多大な共感を与えた昭和21年発表の「白痴」。優れた知略を備えながら二流の武将に甘んじた黒田如水の悲劇を浮彫りにする歴史小説「二流の人」。その他、坂口文学の代表作である「木枯の酒倉から」「風博士」「紫大納言」「真珠」「風と光と二十の私と」「青鬼の褌を洗う女」を収録。
  • 462(税込)
    著者:
    椎名誠
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    海と冒険と仲間、椎名文学の三大要素が楽しめる「怪しい探検隊」ものの、記念すべき第一書

    おれわあいくぞう ドバドバだぞお……潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。
  • 528(税込)
    著者:
    永堀大介
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人の秘密は金になる――!? E★エブリスタの人気作品がツタヤでドラマに!

    親の残した多額の借金を背負い憂鬱な毎日を過ごす川岸優雅は、ふと迷い込んだ秘密屋で、大きく運命を変えていく。 裏切り、友情、家族の絆。どんでん返しに次ぐどんでん返しで、意表をつくエブリスタ受賞作。

    ※本書は二〇一二年八月、E★エブリスタ電子書籍大賞ミステリー部門受賞作「秘密屋」を改稿したものが底本です。
  • 湘南・葉山の海岸に現れた小さな年寄りのクジラが、17歳の特別な夏を運んできた

    湘南・葉山の海岸に現れた、小さな年寄りのクジラ・ビリー。彼に出会った日、17歳の不良娘・湘の特別な夏は始まった――。友達との別れ、体を張ったケンカ、愛する命の死、そして初体験……。その夏、彼女の経験したすべてを見守り、夢を信じる力をくれたビリー。プロのサックス吹きになる事が、ずっと探していた〈夢〉だと教えてくれた、大切な恋人。人生の一歩を踏み出す、輝く瞬間を描いた青春ファンタジック・ストーリー。
  • 輝樹に捨てられ不幸な事件で死んだ茜から、忘れられぬ思いを綿々と綴った日記が届いた……

    人は、いったい何のために日記を書くのだろうか? 大学時代の恋人・内藤茜を捨てた町田輝樹のもとに、差出人不明のノートが返送されてきた。表紙には茜の筆跡で『かげろう日記』。だが茜は、輝樹にふられた十ヵ月後に、不幸な事件で死んでいる。日記は生前の彼女が、やがてくる悲劇的運命も知らず、忘れられぬ輝樹への思いを綿々と書き綴ったものだった。それを読みはじめた輝樹は、日記が死の日に近づくにつれ、茜の存在を体感する恐怖に襲われていく。
  • 528(税込)
    宗田理
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    沖縄の小さな秘島を舞台に、あこぎな開発業者と元気いっぱい戦った真夏の思い出――

    中二の夏休み。英治、安永をはじめぼくら九人は沖縄に遠征した。沖縄の美しい自然が、アコギなリゾート開発業者によってメチャメチャにされてしまうことを銀鈴荘のまさばあさんから聞いたのがきっかけだ。21世紀には紺碧の海がなくなってしまうなんて許せない!と怒りに燃えたぼくらは、手ごわい土建業者を相手にイタズラ大作戦をくりひろげるが……。サンゴと白浜とマングローブ林に囲まれた小さな秘島を舞台に、元気いっぱい戦った真夏の思い出――。
  • スキャンダルで日本を追放されたかつての名投手が、一人の少年を育てプロ野球界に送り込む。栄光と再生の物語

    本多陽一郎、四十六歳。かつてプロ野球の名投手と謳われながら、賭博事件に巻き込まれ、八百長投手の汚名をきせられ球界を追われた男。妻の借金絡みの不祥事も公となって、逃れる様に日本を去って十八年。今ではパリのオペラ通りに日本料理店を構え、地味な生活を営む。そんなとある日、本多は一人の少年と出逢う。ミッシェル寺井。アマ野球チームの剛腕投手。本多は寺井をプロ投手として育てあげ、やがて日本へと導いてゆく。汚辱と栄光の過去は時を越えて、東京の空に弾けた――。
  • 506(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    青春ひとり旅。70年代のパリを著者と共に愉しむ

    ついに来た。あこがれ続けた都パリに! おいしいお菓子屋さんをさがし片っぱしからお菓子をつまみ、フランス人の家庭で彼らが日常食べている料理を食べ、そこに泊ってとっぷりとフランス人の生活を味わうのだ。――歴史とファッションの都パリで、念願だった本場のお菓子を味わいながら、パリに住む人々との豊かで、あたたかい心のふれ合いを、楽しいエピソードで描いた、森村桂の気ままな青春のひとり旅。
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    うむ、旅の醍醐味。森村桂のディスカバー・ジャパン

    くいしん坊で、オッチョコチョイの著者が旅先の各地で日本再発見!――漁師町の若衆に都会では見かけられなくなった“男の姿”を感じたり、結婚して数年目に初めて実現した新婚旅行。飛騨高山を訪れて“歴史の町”の伝統の重さにびっくりしたり、次第に俗化してゆく観光地に憤慨しながらも客寄せのアイディアをご披露するお節介ぶり。島めぐり、歴史の町、辺境ありの好奇心の塊りの森村桂ディスカバー・ジャパン!
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「オールド・ミス」「売れ残り」、こんな言葉もありましたね

    26歳はオールド・ミス。適齢期をすぎた女性の心にこびりつく“売れ残り”という烙印。まして、40回も見合いをしてもビリッとくる男性はなし。結婚をきっぱりあきらめていた親友に恋人ができようものなら、あせり、口惜しさは一層つのる。女心とは何とうつろいやすく不安定なものだろう。われら青春この大事なとき、自分のためだけに生まれて来た“たったひとりの男性”を求めて、明るく鋭く人間観察の目が光る、天衣無縫な結婚志願!
  • 506(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    “たったひとりの人”を探す、結婚へのはるかな旅へ

    結婚――それは人生の重大事。幸せの扉をひらくのも、不幸のはじまりも、結婚次第。適齢期だからって、あせっちゃいけない。夢と理想を大きくもって、私のために生まれてきた“たったひとりの人”をめざして突進しよう。これから結婚する人、結婚して“シマッタ”と思っている人……結婚を考えるすべての人に贈る、森村桂の結婚案内。
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ワガママ禁止の団体旅行、それでも楽しむマイペース

    東洋の真珠とよばれる美しい港街・香港へ。生まれてはじめて加わったパック旅行。決められた時間に起こされたり、ゾロゾロ連れだって歩いたりする旅行が大嫌いな著者が参加したわけは――安い団体料金で旅行し、ただただ、おいしい本場のギョウザとシュウマイを食べたいという執念からなのだ!はじめての団体旅行を通して感じた、ユニークで楽しい森村桂版、香港ガイド。
  • 550(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    素直なこころにエピソードは宿るらしい。型破り旅行記

    “これだ、これがアメリカだ!”。家事と原稿書きに追われ、心のゆとりを失いかけていた著者が出会った、素晴しいアメリカ製のケーキ・ミックス。――ケーキを求めて単身渡米した著者は、憧れのスーパーマーケットを見て回り、大金持の台所をのぞき、ハーレムのアフリカ系アメリカ人の心にふれる。持ちまえのファイトで。体あたりして感じた、楽しくユニークな森村桂のアメリカ旅行記。
  • 506(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    みなさんも思ったことあるでしょ。あのとき、あの人と…

    理想の男性(ひと)とめぐり逢って結婚し、夢に描いた生活も、いつしか、すれ違いの毎日。そして、夫婦げんかの果て、ついに破局のときがきてしまった。涙をこらえながら、愛用の錆だらけの天火を使ってお菓子を焼いたとたん、気を失ってしまった――気がつくと、目の前には、お人よしのクラスメートの野本君が学生時代のままの姿で立っている。しかも、なんと、私にプロポーズしてきたのだ。やっぱり、あのとき、あの人と……。転婚を夢みるあなたに贈る森村桂のユーモア長編。
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    森村桂ってこんな人。とっておきのエピソード集、14話

    誰にも知られることなく、心の底にそっとしまっておきたかった手づくりの幸せと心温まるエピソード! 思い切りのいい行動力と人の善意にすぐ感激する著者が、単細胞だといって、その〈善意〉をあざ笑う人にはぜひ読ませたい随筆集。ピンクに輝く真珠のネックレスにかくされた美しい思い出、母にはそれが一番よく似合う「真珠の首飾り」ほか14編の感動的なドラマを収録。
  • 506(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    当時の女子大生言葉も楽しい、自伝的就職奮戦記

    学習院国文科を卒業する名物女子学生愛称“モリ”。底ぬけに明るくお人善しだが、少々オッチョコチョイ。出版社の女流記者を夢みて就職試験を受けるが、いずれも失敗。ついに持ち前のファイトを燃やして社長に直接アイデアを売込み、臨時採用が決ったが…。現代的センスと行動性で、若者に共感を呼ぶ著者の自伝的就職奮戦記。
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    舞台はニューヨーク、奇想天外なファンタジー小説

    舞台は摩天楼そびえ立つ大都会ニューヨーク。ドジでオッチョコチョイだが、人の善意を信じ、行動力あふれるジョニーと呼ばれる日本人女性の行くところ、現実ばなれした不思議な出来事が次次に起こる。ハンサムで気の優しいアメリカの大財閥グリーンフィールド家の息子ハロルド。ハーレムの天才歌手ジミー。天才的ニセ博士バルバラなど奇妙にもおかしく、おおらかで、楽しく悲し気なヘンテコ人間が多数登場。森村桂がファンタジックに楽しく描いた、現代のメルヘン。
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    念願の沖縄、森村桂はすっかり魅了されたのだった…

    沖縄の海岸線を見たとき、思わず息をのんだ。あくまでも明るい南太平洋の「天国にいちばん近い島」とは違う、琉球という言葉がぴったりの、東洋的なうれいを秘めた美しさなのだ。そして、何よりも、沖縄は私たち本土の人間が、とうに忘れてしまった心を、しっかりと守っている人々の島だった。私は沖縄が好きだ……。なんにでも、やたら好奇心を持つ著者が、日本の中の外国といわれた、返還まえの沖縄を訪ね、人々の心と生活にふれたユニークで楽しい旅行記。
  • 462(税込)
    著者:
    坂口安吾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    英雄・異端児を描いて画期的な日本史観を示す名著

    我々は、歴史上の人物について、何らかの固有の像を抱く。安吾はこれらの虚像を次次と破壊してゆく。〈天草四郎は頭の悪いテロ少年〉、〈マセてヒネコビた少年頼朝〉、〈日本一の、大ゲサな歌よみ柿本人麿〉、――日本史を彩った個性的人物を、大胆な史観と鋭い人間洞察で縦横に論じ、その“裸の人間像”に肉迫した、秀抜な歴史エッセイ。
  • 462(税込)
    著者:
    萩原葉子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    父を家族を語り自らの才能を開花させた、瞠目の1冊

    抒情詩を開拓して、近代象徴詩を極めた不世出の詩人、萩原朔太郎の詩作のかげにどんな生活があったのだろうか。家庭ではいつもいざこざの中にあった朔太郎。若い異質の体温の夫人。そんな中に、むっつりだまり込んで生きてきた著者が、自分の目に写ったさまざまの事をいつわらざる筆で見事に描破する。
  • 462(税込)
    著者:
    林房雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    祈り、愛おしむ、戦後の混乱時の「理想の家庭」の姿

    人々は誰でも心の中に理想の家庭に対する切ないあこがれを持っている。この小説は、思春期にあるふたりの息子に対する、両親の愛情を、主として夫の側から描いた、たのしい家庭小説である。どこの家庭にもありそうな平凡な事件を描きながら、現実には容易に求められない幸福なすがたを暖かく見つめている。
  • 506(税込)
    著者:
    山田正紀
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    超越者の孤独を感動的に描く「神」三部作完結編

    20数年前、インド北部でセスナ機が墜落、幼い榊兄妹だけが奇蹟的に救出された。以後、ふたりの孤児を庇護し続けたのは巨大な闇の組織だった。そして、その背後には、インド藩主の莫大な宝石の謎と、さらに大きな陰謀が渦を巻いていた。同じ頃、〈神〉をテーマとした熱狂的キャンペーンがマスコミによって進行していた。恐るべき出生の秘密を負わされていた兄妹は互に敵対する〈神〉として信じがたい超能力を身につけていることに気づく。インド亜大陸では何かが起こりつつあった。榊兄妹の行きつく運命は……。壮大なテーマと迫力で描いた長編野心作。第4回角川小説賞受賞作品。
  • 462(税込)
    著者:
    沢野ひとし
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    趣味、仕事、家庭…うらやましいぞ、「沢野少年」物語

    トコロテンを毎日食べていた中高生時代。やり手の会社員だった頃。そして、天職イラストレーターとして活躍する今――。沢野ひとしの生活はいつも夢と趣味を軸にまわっていく。旅、音楽、山、スキー、木工、恋等等、楽しい自由課目に次々熱中する無垢な少年のようだ。郷愁をよぶイラストとリリシズムあふれる文で綴る、「沢野少年」物語。
  • 550(税込)
    著者:
    夢野久作
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    不条理の手触りを戦慄し愉しむ。評価の高い、7篇

    明治20年ごろ。煤煙におおわれた北九州の炭坑都市の街はずれに奇妙な道楽をもつ、ひとり暮らしの名物老爺・藤六が営む小さな居酒屋があった。道楽とは、乞食をやたら可愛いがり、忙しいときでもかならず何かを与えることだった。この老爺がポックリ死んでしまった。店からは、白紙に包んだ大量の麦の黒穂の束と、古ぼけた茶褐色の頭蓋骨が発見され、人々を驚かせた。その後、この地方には乞食が群れ集まったかと思うと、まもなくひとりもいなくなってしまった。人びとは乞食の赤潮と呼んで不気味がった。これが血の気もよだつ惨劇の幕明けだった。アウトローの人間群像を描いた表題作ほか「山羊鬚編集長」「笑う唖女」「巡査辞職」「人間レコード」「芝居狂冒険」「オンチ」を収めた戦慄の世界。
  • 462(税込)
    著者:
    畑正憲
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    どんべえとの奇跡の交情と突然の別れ。永遠の名作

    動物王国ムツゴロウさんの渾身のヒグマ飼育体験記。「猛獣を飼育する」というムツゴロウさんの長年の夢を、ヒグマの子供「どんべえ」の親代わりとなり世話をすることで叶えるストーリーだ。ヒグマのような野生動物が人によく慣れるのは生後4週間までだと言われながら、昼夜を問わぬ一家の献身的な世話によって、丸1年間、どんべえを飼育するという奇跡が起こった。そして悲劇的な最後。「どんべえが死んだ、死んじまった、死んじゃった…」何百万べんとなく胸の中で繰り返しつぶやいた言葉が、やっと声になって吐き出された。透明な眼で捉えた人間と動物の心の交流が秀逸!
  • 550(税込)
    著者:
    沢野ひとし
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    体育会系ではないけれど…汗と涙のスポーツ・エッセイ

    カヌーでの川旅に至福の時を過ごし、スカイダイビングでは感動のあまり呆然としてしまう。バドミントン、スカッシュの暗さに心が沈み、温泉のあり様に腹を立てる――。体を鍛えていない男はもてないという強迫観念に突き動かされて、30種のスポーツにとり組んだ、汗と笑いの体験記。無表情で死んだような「ワニ眼」の代表が、東奔西走する、おかしくてしっかり役立つ、スポーツ・エッセイ。
  • 550(税込)
    著者:
    夢野久作
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    乱歩に激賞された表題作など斬新な試みの傑作3篇

    夢と現実を巧みに融和し、異色の作品を遺した夢野久作。その土着性と戦慄の文学は、魂からほとばしった彼の情念がそのまま文字に残されたものである。肺病を病んだ美貌の女流ピアニストが、自身の出生の秘密に思いをめぐらし、母親にうりふたつの歌舞伎俳優に手紙をしたためる。天才的な押し絵作家だった母と俳優の父、ピアニストと俳優の関係は。表題作はじめ、作者一流の話術がもっともよくその本領を発揮した代表作「氷の涯」「あやかしの鼓」の3篇を収録。
  • 550(税込)
    著者:
    山田正紀
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    この恐怖社会は、起こりうる未来か、進行形の現在か

    私は、とうとうけちなゆすり屋に堕ちてしまった。2年前、巨大電子頭脳(ビッグ・コンピューター)による、科学技術者の管理が法制化した時、システム・エンジニアだったが、大学の研究室を追放されてしまったのだ。きょうの獲物は、ある閣僚の後援会幹事だ。ものわかりのよい相手で、素直に金を支払ったかわり、蒸発したある男を探すことを依頼された。そして、男を追い始めた私の前に次第に明らかとなった驚くべき事実。それは、社会のすべてを管理しているコンピューターが自らの意志を持ちはじめたらしいことだった……。近未来に起こりうる、コンピュータ社会の恐怖を描いた連作集。
  • 462(税込)
    著者:
    森村桂
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    おのろけあり、ハプニングあり。明るく楽しい結婚日記

    新婚旅行で再びやって来たニューカレドニア。歓迎料理をガツガツ食べすぎた私は猛烈な下痢でダウン。新婚早早、女手を失ったかわいそうなダンナさま、バナナとマンゴーしか食べられずグロッキー。そんなある日、ニヤニヤしたダンナさまが衝撃の告白!「オレ、大酋長の娘にプロポーズされちゃった」……。明るく、楽しく、そしてちょっぴりロマンの香りが漂う森村桂の結婚日記。
  • 462(税込)
    著者:
    夢野久作
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    むごい夢か、グロテスクな現実か。7篇を収める

    「ホホホホホホホ……。わたしはねえ失恋の結果、世をはかなみて、何度も自殺をしかけたんですって。そんな記憶はチットもないのに」。古い土蔵の2階に閉じこめられ発狂したはだかの少女。たったひとつの人形を相手に頬ずりし、話しかけ、泣き暮らすだけの毎日だった。そんな彼女が、ふと目にした新聞記事の切れはしから抱いた、世にも戦慄すべき狂人の妄想とは……。表題作をはじめ、夢と現実とが不思議に交錯している夢野久作の世界。ほかに「縊死体」「難船小僧(S・O・S BOY)」「焦点(フォカス)を合わせる」「斜坑」「幽霊と推進機(スクリュウ)」「爆弾太平記」を収録。
  • ご存知、沢野画伯による〈山登りワールド〉の集大成

    遭難者の亡霊が舞うかのような谷川岳・一ノ倉沢。スケールの大きさにおののいた穂高・屏風岩の岩登り。アルプス、アイガー西稜で起こした転落事故。ヒマラヤのメラ・ピーク(6473メートル)のてっぺんで見た青い月――。奥多摩の小さな山から、本格派のヒマラヤまで17の山々で体験した感動と、背中合わせの恐さを、リリカルに綴った山のエッセイ。少年時代から心に「山」を抱いて生きてきた男の、さまよう魂の物語でもある。
  • 462(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    確かな文体と美意識が紡ぎ出す愛の形。秀作5篇

    道にはつぶらな陽がさし、周りの松林にも光が氾濫し、やがてその光が、和子の意識の暗部を照らしてきた。和子はそこにのっぴきならない自分の道を視たと思った…。虚無と頽廃の世界にしか生きられない男と、彼を慕う女の愛の葛藤を鮮麗に描いた表題作。人間の深い懊悩や孤独を美の形に昇華した秀れた中短篇「合わせ鏡」と「鵙(もず)」、白光の輝きにも似た小品「女の店」と「トランプ遊び」。5篇からなる作品集。
  • 462(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自身を苦しめ育んだ「日本」を訪ね歩く、紀行文集

    哀惜されつつ54歳で逝った作家・立原正秋の心に沁みる名エッセイ。金沢、篠山、鎌倉、結城、益子、津和野、松江、倉敷、佐渡、高山、若狭路、大和、飛鳥、吉野、角館、津山、嵯峨野、西山。この国の風土と伝統への愛を秘め、心のふるさとを求めて旅した月々の感懐と批評、流麗、時に力強い筆致でつづった珠玉の日本紀行。
  • 506(税込)
    著者:
    円地文子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    これほど官能に満ちた千姫の物語があっただろうか

    白鷺の翼を開いたように美しい姫路城の天守閣での30歳までの日日。忠刻の死後、天樹院と号して江戸竹橋に移り住んだ歳月…。二代将軍・秀忠の娘、幼くして内大臣・豊臣秀頼に嫁し、大坂城落城の翌年、本多忠刻と再婚した千姫の波乱の生涯を、女流の艶麗な筆が妖しい官能に彩りながら見事に描きだした異色の長篇。
  • 550(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    破滅の愛を美しい文体で描く初期代表作。他、3篇

    ふたりは薬を飲んだあと能楽堂に入り、舞台にのべたそれぞれの蒲団に横になった。両足首と膝は紐で縛った。秋の陽が沈み、鎌倉薪能も始まる時刻だった…。夜の闇を炎々と彩る篝火の様に、旧家に激しく、悲しく燃え上がった人妻と若き従弟の恋。男女の妖しい情念と微妙な心理を描いて一流の著者が流麗な文体で綴る哀切のロマン。
  • 506(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男女間の暗い情動の輝きを発する表題作など、5篇

    海岸の松林の中に女の家はあった。妻子ある「私」は、ひそかに女の部屋に通い、夏子というその人妻と擬装心中を図った。やがて妻の異常に、「私」は気づく……。暗い情念の輝きに彩られた男女の関係と、虚無にも似た生と死の深淵を、冷静な眼と精確な文章で見事に描き切った好中編の表題作。ほかに、処女作ともいえる「セールスマン・津田順一」、佳品「海浜点景」等4篇を収録した作品集。
  • 550(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    虚無が誘うトランス。直木賞受賞の表題作、他5篇

    美術学校時代の恩師の妻を寝取り、白いケシの家に住む串田は、法の盲点を衝きながら高利貸を踏倒して暮す不思議な男。高校教師・寺石は、常に超然とした串田の虚無的な眼につまずき、いつしか狂気の世界に迷い込んで行く…。直木賞受賞の表題作のほか己れのモラルに徹して非情に生きる一金融業者を描く「刃物」等5篇の異色作品集。
  • 462(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    三兄弟の生き方を見事なコントラストで描く長編小説

    酒場の女を母として生を享けた一卵性三つ児の数奇な人生と、多彩な恋愛劇を展開する。中町家の後嗣に迎えられながら大学を中退し、無為放縦の日を送る長男・道太郎、左翼劇団の演出兼劇作家の次男・倫太郎、港街の売春宿ローズハウスを経営する三男・六太郎――個性的な三兄弟の暮らしぶりに自らの青春の激情を投影して描く著者初の長編。
  • 550(税込)
    著者:
    立原正秋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    中世の美への希求が結晶化した6篇の愛の物語

    わずか4日間の信濃路の旅に、女の愛といのちを燃やし尽す夕子。和服姿の似合うその帯には、紺地の沈んだ美しさに多彩な華麗さをひめた中世の幻の花“辻が花”があしらわれていた…。初婚に破れた薄幸の女性の年下の青年との短い恋を描いた表題作。ほかに「夢のあと」「最後の仕舞」「山肌」「石楠花」「曠野」の5篇を収めた立原文学愛の秀作集。

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