『カドフェス電子版2021<いま読みたい ベストヒッ、801円~1000円(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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人の弱さも企みも、家宝の天眼鏡で全てお見通し。江戸町人情物語、開幕!
日本橋の村田屋は創業百二十周年の老舗眼鏡屋。そのあるじの長兵衛は、すぐれた知恵と家宝の天眼鏡で謎を見通すと評判だった。
ある日、目明かしの新蔵が長兵衛に助けを求めてくる。住吉町の裏店で起こった人殺しの本当の下手人を挙げるのに長兵衛の力を借りたいという。
浜町の目明かし・巳之吉が、殺人が起こった長屋の者たちの手を検分して、手が汚れていたというだけでそこに住まう十七の娘おさちに縄を掛けたという。
ろくな調べもせずに罪なき娘を引き立てたことに怒りを覚えた長兵衛は、広い人脈と持ち前の人柄を発揮して事件を解決に導く。
長兵衛の評判がますます高まる中、今度は木場の檜問屋・福島屋矢三郎の遺言状の真贋鑑定を依頼される。
息子の豊太郎に遺されたものの他に、矢三郎の弟・新次郎の許にも遺言状があるのだという。
長兵衛は天眼鏡で真贋を明かすが、福島屋を自分のものにしたい新次郎の企みによって、事態は思わぬ方向へ動き……!? -
どれから読めばいいか迷ってしまう――。そんな読者のために選んだベスト・オブ・ベスト!
身の毛のよだつ怪談から、大笑いのコメディ、ひねりの効いたアイデア・ストーリー、じんわり沁みる普通小説、実話テイストの落語小説などなど……。
傑作が多すぎて、どれから読んでいいのか分からない……。そんな読者のために、大森望が腕によりをかけて厳選した、小松左京の多種多様な側面を一望できるショーケース! ページ数を気にせずに、本当におもしろい和ものとホラー系を中心に据えた、大森望ならではのセレクション。小松左京の「SFの巨匠」という顔しか知らない読者は、きっと新鮮な驚きを味わえるはず!
【序文】大森望
【特典】生頼範義によるカバーと、迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。
【収録作品】
「夜が明けたら」
「日本売ります」
「模型の時代」
「終りなき負債」
「牛の首」
「兇暴な口」
「骨」
「旅する女」
「流れる女」
「明烏」
「くだんのはは」
「召集令状」
「一生に一度の月」
「天神山縁糸苧環」
「氷の下の暗い顔」
姉妹編『小松左京短編集 東浩紀セレクション』も同時発売! -
SFの巨匠というだけではない、複雑で豊かな側面に光をあてるエキサイティングなセレクション!
小学生のころ初めて小松左京に出会い、夢中でつぎからつぎへと読んできた哲学者・東浩紀が「小松SFのような小説は、じつは小松左京しか書いていない。そういう意味では、あのころの興奮はもうずっと味わえていません」と語る、あのころの感動と驚きを詰め込んだワン・アンド・オンリーな短編集。
「進歩と科学技術」への違和感、焼け跡を原風景とした戦争体験、そして上方落語をはじめ伝統芸能への深い造詣――。
複雑で多面的なテーマを変幻自在の文体で読ませる、「地には平和を」から「ゴルディアスの結び目」まで、4番バッターばかりを集めたような贅沢なセレクション!
紙版角川文庫に換算すると700ページ以上にも及ぶ、長大な15編を1冊にまとめた、電子書籍ならではの必携の1冊!
【序文】東浩紀
【特典】生頼範義による迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。
【収録作品】
「地には平和を」
「御先祖様万歳」
「物体O」
「アダムの裔」
「神への長い道」
「人類裁判」
「戦争はなかった」
「静寂の通路」
「東海の島」
「お召し」
「結晶星団」
「お糸」
「ゴルディアスの結び目」
「大坂夢の陣」
「華やかな兵器」
姉妹編『小松左京短編集 大森望セレクション』も同時発売! -
寺山修司生誕80年記念企画。初期の幻の戯曲、初単行本化!
1963年夏、近代アパートの建築現場で足場が崩れ労働者が転落した。しかし現場の人間たちは遺体をそのままコンクリートの中に埋めてしまう。すべてを目撃してしまった青年・賢治は……。寺山20代、幻の戯曲!
※タイトル「青い種子は太陽のなかにある」の「青」は、正式には旧字体です。
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20年も前にデング熱を予言していた警鐘の書!戦慄のパニック・ミステリ。
どこにでもあるような町にミクロの災いは舞い降りた。熱にうなされ痙攣を起こしながら倒れていく人々。後手にまわる行政の対応。現代生活のもろさを20年も前に予言していた、警鐘を鳴らす書! -
過去と現在の因縁の中に、鮮やかな抒情を浮かび上がらせる人情ミステリの傑作。
中年を迎え、人生の重圧にあえぐ刑事。過去に別れた父を探すうち、東京、富山と事件が相次ぎ、そこに消えたはずの父の姿が……。深い抒情を呼ぶ長編警察ミステリー。 -
ぼくは知ってしまった。父はテロリストだった――。馳ノワールの新境地!
2005年、オリンピック元柔道スペイン代表アイトール吉岡は、死別した父がテロリストだったことを知る。事情を知る母マリアは失踪し、当時を知る者も次々と消されていき……。『エウスカディ』改題。
※本書は平成二十二年九月に小社より刊行された単行本として発売された『エウスカディ』を改題の上、文庫化したものが底本です。 -
ヨーロッパを舞台に圧倒的なスケールでおくる馳ノワールの新境地!
1971年、日本赤軍メンバー吉岡良輝は武装訓練を受けるためにバスクに降りたった。過激派組織〈バスク祖国と自由〉の切り札となった吉岡は首相暗殺テロに身を投じる――。『エウスカディ』改題。
※本書は平成二十二年九月に小社より刊行された単行本として発売された『エウスカディ』を改題の上、文庫化したものが底本です。
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