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『社会、学問、ディスカヴァー・トゥエンティワン(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~55件目/全55件

  • 実家のこと、夫婦のこと、子どものこと、お金のこと…
    話せていますか?

    ・大切なことを話せていない
    ・何気ない一言が尾を引く
    家庭のイライラ・モヤモヤ・ギスギスが、ぜんぶ解決!

    「夫婦には会話が必要」「ケンカするほど仲がいい」とはよく言われます。
    でも、なかなかうまくいかない。
    面倒だったり、ギスギスしたり、イラっときたり、
    相手の機嫌を伺うばかりで肝心なことが言えなかったり、
    つい嫌味を言ってしまって後悔したりする……。
    そんなこと、ありませんか?

    結局のところ、
    夫婦がうまくいくとは、夫婦のコミュニケーションがうまくいくということ。
    そして、コミュニケーションさえうまくいけば、二人の関係はうまくいく。

    たとえば、
    ・照れくさくても、「好き」「ありがとう」と言う
    ・「〇〇して! 」ではなく、「〇〇してくれる」?と頼む
    ・相談されたら、「どうしようか」?と一緒に悩む
    ・言いにくいことは、「キャラ」で話す
    ・ほめてほしいときは、「ほめて」とアピールする
    などなど、声かけや返事、言葉の語尾を変えるだけで、
    会話はぐっとまろやかになり、夫婦の関係はぐっとよくなります。
    話しにくいことも話せるようになります。
    そうやっているうちに、
    夫婦の会話が次第に増え、結果的に、
    ・言いにくいことをがまんしてイライラすることがなくなる
    ・家事・育児の分担の不満がなくなる
    ・介護や教育費などについて話せて不安がなくなる
    ・相手に再び愛情を感じるようになる
    ・夫婦仲がよくなり、家庭に笑顔が増える
    といった効果が得られます。

    コロナ禍の在宅勤務でイライラしてしまう二人にも、
    30年先も尊敬しあえる関係でいたい二人にも、
    いますぐ使えるヒントが満載の一冊です。

    ◎こんな人におすすめです!
    □ 夫婦の会話が少なくなってきた
    □ 大切なことが話せていない気がする
    □「私ばかりやっている」と不満を感じることがある
    □「こんなはずじゃなかったのに」とギャップを感じる
    □ 愛が冷めてきたのか、優しくできない
    □ 今はいいけど、子どもが巣立ったあとが不安

    ◎あなたはどのタイプ?円満夫婦3タイプチェックテスト付
    1)恋人タイプ
    お互いが好き同士のラブラブ夫婦で、
    独身時代のような恋愛感情でうまくいっている夫婦。
    2)戦友タイプ
    価値観が合っている者同士のバリバリ夫婦で、
    一緒に家庭を切り盛りしていく戦友のような夫婦。
    3)同居人タイプ
    一緒にいてラクな相手だから結婚しているイマドキ夫婦で、
    シェアハウスの同居人のような距離感の夫婦。

    ◎ここが違う! ! うまくいく夫婦 うまくいかない夫婦
    × 相手を家族と思う
    ◯ 相手を他人と思う

    × 以心伝心で通じ合う
    ◯ 報・連・相をサボらない

    × 二人だけでがんばる
    ◯ 第三者の手を借りる

    × それぞれスマホを見る
    ◯ 一緒にテレビを見る

    × 子どもを通じて話す
    ◯ 相手に直接話す

    × 正論を振りかざす
    ○ キャラで話す

    × セックスレスに悩む
    ○ スキンシップから始める

    × 外で相手をけなす
    ○ 外で相手を褒める
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「子供を産む事は悪である」とする「反出生主義」の思想にハマった経験を持つ筆者。
    既婚者でありながら、なぜそのような考えに至ったのか。
    根底には自らが抱える生きづらさの問題があった。
    子供を欲しがる妻との対立と不安定な日々。

    そんな中で出会ったのはTwitter(現X)の仲間たち。
    同じような苦しみを抱えた人たちが集まるSNSに著者は居場所を見出す。
    だが、そこは「思想」とも「哲学」とも無縁な場所であった―

    いかにして著者は反出生主義を乗り越えたのか。
    元・反出生主義者が主義を捨てるまでの葛藤を描き、反出生主義者の抱える「闇」に迫る。
  • <strong>もうイライラしない もっとやさしくなれる</strong>

    認知症の人に伝わりやすい声かけで、コミュニケーションがラクになる!
    認知症研究の第一人者が教える、すぐに使える「言いかえ」フレーズ

    「何度も言っているでしょ?!」
    「約束したんだからちゃんとやって!」
    「いいかげんにして!」
    認知症の人と話していると、イライラしてついこんなふうに言ってしまうこともあるのではないでしょうか。
    しかし認知症の人にその言い方ではうまく伝わらないため、同じことを繰り返してさらにストレスが大きくなってしまいます。
    大切なのは、認知症の人の心を理解して、伝わりやすい言葉かけをすること。
    認知症の人に伝わりやすい言葉がけができると、コミュニケーションが改善され、結果的に家族もラクになります。

    本書では、具体的な場面ごとに、○✕形式で認知症の人にスッと伝わる言いかえフレーズを紹介します。
    著者は認知症研究の第一人者で、40年間にわたって認知症の人の心理学を研究してきました。
    その研究をもとに、認知症の人とうまくコミュニケーションが取れる話し方をわかりやすく紹介していきます。
    また、認知症の基礎知識や、実際によくある質問へのQ&Aも掲載。
    普通に読むことはもちろん、自分に必要な部分だけつまんで読むなど、事典のような使い方もできます。

    <掲載されている言いかえフレーズ例>
    CASE01 同じことを何度も質問する
     ×さっきも聞いたでしょ? ⇒ 〇カレンダーにメモしておくね
    CASE05 外出するのを嫌がる
     ×病気になっちゃうよ ⇒ 〇気が向いたら散歩にでも行こうか
    CASE08 同じものを何度も買ってくる
     ×もう買わないで! ⇒ 〇同じものがたくさんあるからメモしておこうね
    CASE12 無気力、無趣味になる
     ×今からそんなに無気力でどうするの! ⇒ 〇音楽でも聴いてみる?
    CASE17 薬を何度も飲もうとする
     ×もう飲んだでしょ ⇒ 〇(サプリメントを渡して)これを飲もうね
    CASE24 町内を歩き回って迷子になる
     ×どこに行ってたの!? ⇒ 〇そろそろご飯の時間だから帰ろうか
    CASE29 食べられないものを口に入れる
     ×こんなもの食べてはダメ ⇒ 〇こっちのほうがおいしいよ
    CASE30 家族のことがわからなくなる
     ×ふざけないで! ⇒ 〇あなたの息子の○○です
  • たったひとりで“異郷/異境/異教”の地に降り立つひとへ。20世紀そして21世紀の愚行/愚考がもたらす社会的痛苦の体現者としてわれわれは何をなすべきか?未来の「瓦礫」を予感しつつ、ゆっくり、やわらかく、深く、“境界領域”をキーワードに社会学的探求を試みる。
    (本書は2007/7/1に大月書店より刊行された書籍を電子化したものです)
  • 外国人観光客や外国人労働者が増え続けている日本にあって、今一度、価値観の多様性について考えてみては如何でしょう。 価値観の多様性はなぜ認められないのか? そもそも価値観の多様性とは何なのか? 価値観とは?多様性とは? 何を認め、何を認めないのか。 考えれば考えるほど、よくわからないことだらけです。 じつは余り深く考えず、自由や平和のような便利な言葉として「価値観の多様性」といった言葉を使っている側面が大きいのではないでしょうか。 本書は専門書にありがちな小難しい話はほとんどありません。気を楽にしてひとつの読み物として目を通してみてください。 読み終わったあとには価値観の多様性に対する見方が変わって、きっとまわりの景色が違って見えるでしょう。 本書は価値観の多様性に興味があるすべての人のために書かれています。
    (※本書は2019/9/16に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)
  • 頼れる山岳気象予報は、どのようにして生まれてくるのか?
    山の天気のスペシャリストが、初の書き下ろし!

    天と山と人が織りなす気象のナルホド!
    (※本書は2013/10/23に株式会社 三五館より発売された書籍を電子化したものです)
  • 時代が変わるのに、地方のありかたは変わらなくていいのだろうか。
    100年後の暮らしを守るために
    今、私たちが変えていかなければならないものは何か?

    地元をあきらめたくない人へ。

    ・今、進めている地域のための取り組みは、10年前に計画されたもの
    ・時代は目まぐるしく変わっているのに、社会保障は変わっていない
    ・何かを変えたいと思っていても、関係者が多すぎて声を上げられない

    このような疑問を抱きながらも、「地域のため」だと
    さまざまな施策に取り組んでいる人は多いのではないでしょうか。

    社会が変われば、社会保障も変わっていかなければなりません。
    しかし、現代社会においては、「変わる」ことの優先順位やスピード感が立場によってズレがちです。そのため、10年前に立てた計画を敢行する頃には、時代の変化スピードによって、それが既に地域にとって無意味になることもあるのです。

    「変わらなければいけない」と問題意識を持っている人は多くいます。
    しかし、「いつまでに」という時間軸が人によって異なるため、危機感のレベルに大きな差が生じているのです。

    本書は、立場によって異なるさまざまな課題に焦点をあてながら、
    今を生きる自分たちだけでなく、未来を生きる人たちのために「私たちが今できることは何か」を考える一冊です。

    【目次】
    第1章 医療・介護・福祉
    第2章 地域社会とのつながり
    第3章 組織と人(フィロソフィ)
    第4章 いま、できることは何か
  • 1990年代パラサイト・シングルが急増し家族構造が激変する中、ペットの位置づけは変わった。ペットはいまや、現代人にとって人間以上にかけがえのない〈感情体験〉を与えてくれる家族となった。空前絶後のペットブームの実態とさまざまな家族の事例を通して、気鋭の社会学者がペットの新しい役割に光をあてる。
    (※本書は2007/6/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 独房で極限状況を生きる死刑囚たち。100年ぶりの明治監獄法大改訂を前に、秘密に包まれたその実態に迫る。
    (※本書は2004/5/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • いま地球上で起きている人類の未来を大きく変えるような変化は、ほとんどすべて人類の活動に起因しています。その兆候がもっとも顕著に現れているのが、生命の起源であり地球表面の約7割を占める海です。 海はこれまで、私たち人類に多くの恵みを与えてきましたが、乱獲などによって、漁業資源は減り続け、貴重な資源を投入する養殖に頼らざるを得なくなってしましました。また、便利な生活を追い求めて技術開発されたプラスチックは、大量に海に流れ出して汚染し、不可逆的な環境破壊を起こしつつあります。 長大な時間をかけて変成した化石燃料は、大量使用後わずか200年あまりで深刻な地球温暖化を引き起こす主因となりましたが、これも海と密接な関わりがあります。海はこれまで二酸化炭素の重要な吸収源となってきましたが、それにも限界がみえてきました。そしてこれからいよいよ海からの逆襲(災害等)が本格化します。 このように人類滅亡の危機が現実化する恐がありながら、海を舞台に領土や領海、資源をめぐる外交的、軍事的な争いが活発化しています。 世界がグローバル化するなかで、各国の協調が求められる問題が山積しているにもかかわらず、国益を優先し、あるいは自国のイデオロギーを主張する国が横行して、国際情勢はますます混迷の度を高めています。 このままでは、人類は自らの手でその未来に終止符を打つ結果となりかねません。いまを生きる私たちは、人類存続のために大きな岐路に立っており、新たな価値観を創造し、経済成長重視の生き方からの大きな転換を図ることが求められています。 そのためには、いま実際に起きていることを正しく理解したうえで、このまま突き進めば何が起こるのかを推測することが必要です。 本書がそのきっかけのひとつとなればと思い、執筆しました。
    (※本書は2016/1/25に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • ――ウクライナ危機以後の世界はどうなってしまうのか?

    ロシアのウクライナ侵攻後に起こるであろうゲームチェンジを多角的な視点で俯瞰的に解説する電子書籍シリーズ第1弾。

    本作では今回の戦争を個人(individual)、国家(state)、国際システム(international system)と3つのレベルに分類し、戦争が起こった背景や阻止できなかった原因に対する考察を試みる。

    本作では主に下記の問いを立てている。

    ・ロシアのウクライナ侵攻はなぜ起きたのか?
    ・プーチンをこのような立場に導いた構造とは何なのか?
    ・戦争を止めるための国際システムはなぜ機能しなかったのか?
    ・米国やNATOはロシアの軍事侵攻を止めることはできなかったのか?
    ・ロシアにはプーチン大統領を止めるシステムが存在したのか?
    ・プーチン大統領は、なぜウクライナ侵攻を決断したのか?
    ・仮にロシアの大統領がプーチンでなかったとしたら戦争は起きなかったのか?

    これらの問いに対し、自分なりの理解を深めたい方の道しるべとなる1冊。
  • 変幻自在! こんなお祭り他にない。札幌、名古屋、沼津 etc...今や全国230地域で開催される高知発祥の「よさこい祭り」。何が人々を魅了しているのか、その秘密を紐解く。これを読まなきゃ踊れない!
    (※本書は2020/3/1に発売し、2022/6/9に電子化をいたしました)
  • ペンを執るものの責任を追求し共産主義の矛盾を鋭く指摘し数々の知人について著述しながら人間の生き方を説く珠玉の短編集。
    (※本書は1996/12/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • 2017年に『Zoomオンライン革命!!』を著して、コロナ情況の中で爆発したZoomのファシリテータを多数育成し、Zoom文化の扉を開いた一人である田原真人による、時代を切り拓く渾身の一冊。9年前からマレーシアに居を移し、オンライン生活、リモートワークを実践してきた体験のなかでみつけた、新しい時代の可能性。

    (著者「まえがき」より)
    コロナ・パンデミックによって、今、世界は混沌としている。しかし、混沌は可能性の塊だ。世界中には、その可能性を感じとって、インスピレーションを得て暴走している仲間がいるに違いない。私は、まだ会ったことのない、同時多発的に動き出している仲間の存在を感じて、その仲間の一人であるあなたに向かってこの本を書いた。
    あなたはあなたのテーマと方法で暴走してほしい。
    そういう人たちが合流して、新しい参加型社会が生まれるのだと思う。
    参加型社会の実現に向けて、合流しよう!

    目次
    1) 新しい世界観の出現
    ・・・人類史における参加型社会の出現
    2) Zoomとの出会いとネットワーク実践記
    ・・・個人史における参加型社会の胎動
    3) コロナ状況で起こったこと
    ・・・個人史における参加型社会の出現
    4) 次世代コミュニティ生成運動
    ・・・ 参加型社会の概念モデル
    5) 参加型社会の探究テーマ案
    ・・・ あらゆるものを換骨奪胎する
    6) 参加型社会学会が目指すもの
    ・・・ 参加型社会が出現するための研究

    (※本書は2021/4/5に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • 戦後間もない1946年に発行された「協同組合論」の古典的名著を、新字新かなに改め、わかりやすい解説と注釈、著者評伝などを併載したコンパクトな入門書。
    ノーベル平和賞・文学賞にノミネートされた偉人・賀川を知り、協同組合の基本を現代に甦らせる、画期的復刻版です。
    (※本書は2012/11/30に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • 日常の生活でふと思いつく、奇妙な「くせ」を手がかりに、日本人の心理構造を探る。
    (※本書は1966/9/15に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 生命倫理の入門書ロングセラー 全面増補改訂!

    出生前診断、優生思想、尊厳死、脳死・臓器移植……
    考える手がかりは、ほぼすべて本書の中にあります

    あなたならどうする?
    ・パンデミックでは患者に優先順位をつけていいと思いますか?
    ・出生前に障がいがあるとわかったら、その子を産みますか?
    ・治る見込みがないのに、生かし続けられることを選びますか?

    初版刊行の2009年から12年が経過し、その間に生命倫理の視点から考えるべきさまざまな新しい問題が生じた。
    まさに現在わたしたちが直面している「コロナ・トリアージ」、ゲノム編集、優生思想、出生前診断、安楽死、脳死臓器移植等々について大幅に増補したほか、
    初版記載のデータも全面的に更新した。現在、生命倫理の最も充実した入門書となっている。

    「はじめに」から
    現在、人間の生命をめぐって、どのような問題が生まれ、どのような議論があり、なにが問われているのか。
    問題は、さまざまな価値の大本にあるわたしたちの命にかかわっている。そこには、現在の社会が直面している課題が典型的に示されている。
    とりあげるのは、一四の問いである。それが、目次に示したように、各章のタイトルになっている。
    まず第一章では、医療資源の配分論と呼ばれる問題をとりあげ、生命倫理の問いの基本的な特徴を考えてみる。
    第二章では、その関連で、「コロナ・トリアージ」の問題を取り上げる。
    続く第三章から第七章までは、人間の誕生、生命の始まりの場面を扱っている。
    中心となるのは、障がいや検査技術(第三章・第四章)、「強制不妊救済法」と優生思想(第五章)、不妊治療として急速な発達を見せてきた生殖技術(第六章・第七章)をめぐる問題である。
    後半は、生命の終わり、人間の死に場面を移し、治療停止や安楽死の問題(第八章・第九章)から始めて、
    「人生会議」と呼ばれる日本版ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の問題(第一〇章)を経て、
    二〇〇九年に法律が改正された脳死臓器移植に関するさまざまな問題をとりあげる(第一一章・第一二章)。
    終わりの二章(第一三章と第一四章)では、脳死臓器移植やゲノム編集技術をめぐる問題を受けながら、
    いわば全体のまとめとして、生命倫理と呼ばれる議論がどのようなものであったのか、また、なにを問うべきなのかを考えることにしたい。

    正誤表
    本文に誤りがありましたので、下記の通り訂正するとともにお詫び申し上げます。
    4ページ8-9行目
    誤)ソフォクレス
    正)プロタゴラス
  • 「ソロ大国・日本」はどうなる?
    独身研究家と脳科学者が徹底検証!

    2040年には、独身者が人口の5割になり、既婚者(64歳まで)は3割になるーー。

    この衝撃的な数字を見て、みなさんはどのように感じたでしょうか。
    「既婚者である自分たちは、少数派になってしまうのか……」
    「このままだと、少子高齢化がますます進むだろうし、日本の将来はどうなるのか……」
    と思ったかもしれません。

    あるいは逆に、
    「これから『一人で生きていく』ことに不安しか感じていなかったが、20年後には自分たちが多数派になるらしい。ということは、社会のあり方も大きく変わらざるを得ないはずだから、今よりも暮らしやすくなっているかもしれない」
    と前向きに感じた方もいらっしゃるでしょう。

    では、実際のところはどうなのか?
    というわけで、これからの日本は「一人で生きる」のが当たり前になる、という予測をテーマに据えて、独身研究の第一人者・荒川和久さんと気鋭の脳科学者・中野信子さんに対談をしていただきました。

    この本は、大きく2部構成としました。

    ・前半(第1〜4章)は、独身者(ソロ)と既婚者のそれぞれの生き方や幸せ、「孤独」という「個人」にまつわることについて。

    ・後半(第5〜7章)は、視点を少しずつ個人から社会全体のほうに転じ、ソロと集団、多様性と個性といった社会的なテーマに移行するという流れになっています。

    そして終章として、今の時代では無視できなくなった「withコロナ時代の生き方」という時事的なトピックで締めくくります。

    「ソロ男の外食費は、一家族分の外食費の2倍近い」「恋愛が得意な人は全体の3割だけ」「実は、アメリカも同調圧力が強い」などのデータやファクトを縦横無尽に繰り出す荒川さんに対し、「認知的不協和」「ステレオタイプ脅威」「シャーデンフロイデ」といった学術的な用語を引き合いに出しながら、それらの現象を鮮やかに読み解いていく中野さん。

    お二人それぞれの知見が詰まった鋭い現状分析、緻密な未来予測をお読みいただきながら、20年後のみなさん自身の生き方について考える一助としていただければ幸いです。
  • 新型コロナウイルス感染症に対する日本政府の取り組みを中心に検証してきた成果を報告


    一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(以下API※)により発足された
    「新型コロナ対応・民間臨時調査会」(コロナ民間臨調)は、
    新型コロナウイルス感染症に対する日本政府の取り組みを中心に検証してきました。


    政府責任者等83名を対象に延べ101回のヒアリングとインタビューをもとに、19名の専門家が執筆

    コロナ民間臨調は、高い専門知識と見識を有する各界の指導的立場にある識者4名で構成する委員会のもと、
    個別の分野の専門家19名によって構成されるワーキング・グループを設置。
    委員会の指導の下、ワーキング・グループメンバーが政府の責任者など83名を対象に
    延べ101回のヒアリングとインタビューを実施、原稿を執筆、報告書を作成しました。

    武漢邦人救出、ダイヤモンド・プリンセス号対応、水際対策、
    大規模イベント中止・一斉休校、緊急事態宣言、経済対策、
    緊急事態宣言解除、PCR等検査、医療・介護体制、
    政治家と専門家の共同作業、政府と都道府県・自治体の連携、国際社会との協調など、
    日本はどのような危機や困難に直面していたのか。
    官邸(内閣官房)、厚生労働省、内閣府、経済産業省などの政府、
    専門家会議、都道府県、医療関係者は、この難局をどう乗り越え、成果を上げたのか。
    ベストプラクティスは何か。あるいは、対応がうまくいかず、課題を残したところはどこか。
    教訓は何か。それらを検証した調査・検証報告書です。


    「新型コロナ対応・民間臨時調査会」委員

    委員長 小林喜光 三菱ケミカルホールディングス取締役会長、前経済同友会代表幹事
    委員 大田弘子 政策研究大学院大学特別教授、元内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)
    委員 笠貫宏 早稲田大学特命教授、元東京女子医科大学学長
    委員 野村修也 中央大学法科大学院教授、森・濱田・松本法律事務所客員弁護士

    ※ 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)は、2017年7月に発足した、アジア太平洋の平和と繁栄を追求し、この地域に自由で開かれた国際秩序を構築するビジョンを描くことを目的とするシンクタンクであり、フォーラムです。

    【目次】
    巻頭カラーページ
    新型コロナ対応・民間臨時調査会(委員リスト)
    コロナ民間臨調委員メッセージ
    序文 なぜ、「コロナ民間臨調」をつくったか
    第1部 「日本モデル」とはなにか
    第2部 新型コロナウイルス感染症に対する日本政府の対応
    第3部 ベストプラクティスと課題
    第4部 総括と提言 「日本モデル」は成功したのか:学ぶこと特別インタビュー①西村康稔・新型コロナウイルス感染症対策担当相(経済再生担当相)
    特別インタビュー②尾身茂・地域医療機能推進機構理事長
    資料
    ・主要文献一覧
    ・クロノロジー
    ・参考資料
  • 今の介護・医療制度の限界と先進事例を知り、
     自分の生き方を自分で意思決定するためのデータブック

    日本人の平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳(2017年)。
    ほとんどの人は75歳までは元気ですが、75歳を境目に認知症や介護の問題が起こってきます。

    しかし、病院や高齢者・介護施設は早々に満杯になることが予想されており、
    2035年には37万人もの方々が病院や高齢者施設からあふれてしまう(「看取り難民」になる)という衝撃的なデータもあります。

    つまり、私たちは75歳からの数年~10年間をどこで、どのように過ごしたいのかを、いまから考えておく必要があるのです。

    本書は、「今の介護・医療の制度はどうなっているのか?」
    「何が、医学的に、科学的に正しいとされているのか?」
    「国内外の先進事例は?」などを踏まえて、
    「自分の人生を自分でデザインする」(DESIGN MY 100 YEARS)ためのデータブックです。

    【本書の3大特徴】
    1 いま知っておきたいトピックが、1項目見開き(チャート+解説)で100項目。チャートを見るだけでもわかる!
    2 高齢者医療・介護に関するデータ・ファクトが1冊の本にまとまっているので検索性にすぐれ、資料的価値が高い。
    3 巻末に、安宅和人氏(慶應義塾大学環境情報学部教授、ヤフー株式会社CSO)、
      遠矢純一郎氏(桜新町アーバンクリニック院長)との対談を収録!

    【こんな方におすすめです】
    ・そろそろ自分や親の老後が気になってきた人
    ・介護をビジネスにしたい人
    ・高齢者医療にかかわっている行政、病院、事業者、NPOなどの関係者
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    最高峰の知性が読み解く
    世界情勢の現在と未来

    世界を俯瞰する100の地図を収録!

    ✔巨大企業は世界を支配しうるか?
    ✔移民問題はコントロールできるか?
    ✔中国は世界の主導権を握れるか?

    ❖目次

    イントロダクション
    グローバリゼーションとはなにか│6
    国際秩序│10

    │第1部│世界

    第1章│歴史的視点

    1945年の世界秩序│20
    ヨーロッパの分断│24
    冷戦と雪どけ│28
    非植民地化と第三世界の出現│32
    ソビエト帝国の崩壊│36
    1989年の戦略的状況│40
    第三世界の終焉と、西側による力の独占の終焉│44

    第2章│国際関係のプレイヤー

    要となるプレイヤー、国家│50
    国連は世界を統治できるか?│54
    国際機関は脇役か?│58
    NGOは新たなプレイヤーか?│62
    多国籍企業は世界の新たな支配者か?│66
    力を増す世論│70

    第3章│地球規模の課題

    国際統治とは?│76
    経済発展│80
    気候温暖化:戦略上の重大な脅威│83
    人口増加は抑制できるか?│86
    移民の動きは制御不能か?│90
    テロリズムは生存にかかわる脅威か?│94
    核拡散は避けられないか?│98
    組織犯罪とマフィア│102
    スポーツ外交│106
    国際的司法機関は夢物語にすぎない?│111
    民主主義と人権は広まっているか?│114
    文明の衝突へ?│117

    第4章│歴史上の重大な危機と戦争

    ドイツの分断とベルリン危機│122
    朝鮮戦争│125
    スエズ戦争(第二次中東戦争)│128
    キューバ危機│131
    ベトナム戦争│134
    アフガニスタン紛争(ソ連)│137
    アフガニスタン紛争(NATO)│140
    湾岸戦争│143
    ルワンダ虐殺│146
    バルカン半島の紛争│149
    コソボ紛争│153
    イラン、アメリカ、イスラエル│156
    イスラエル・アラブ紛争│159
    イラク戦争│163

    第5章│現代の危機と紛争

    ロシアとウクライナは和解不能か?│168
    奈落の底に落ちたシリア│171
    イスラム国(IS)は国家並みのテロ組織か?│174
    イランとサウジアラビアの対決│178
    イスラエルとパレスチナ:果てしない紛争?│181
    イラクは再建に向かっているか?│185
    東・南シナ海における緊張│188
    朝鮮半島:紛争は凍結?│191
    米中関係:協調か敵対か?│194

    │第2部│各地域

    ヨーロッパ

    フランス:主要な大国│202
    ドイツ:復活した大国│206
    イギリス:ヨーロッパの大国?│210
    イタリア:役割の見直し│213
    イベリア半島│217
    中央・東ヨーロッパ諸国:均質ではない地域│221
    北欧:多様な特色を持つ地域│225
    ヨーロッパの再建│228
    紛争後のバルカン諸国│232
    再確認されたロシアの強さ│235
    トルコよ、どこへ行く?│240

    南北アメリカ

    アメリカを再び偉大にする?│246
    カリブ海地域:アメリカの裏庭?│252
    中央アメリカ:安定を求めて│256
    アンデス諸国:新たな出発│260
    コノ・スール(南の円錐):力を秘めた極地?│264

    アラブ世界

    マグレブ地域の統合は不可能か?│270
    マシュリクは混沌とした地域か?│274
    安定が脅かされるアラブ・ペルシャ湾│278

    アフリカ

    西アフリカ:民主化と人口問題の間で│284
    中部アフリカは立ち往生?│288
    東アフリカとアフリカの角:開発と専制政治の間で│292
    南部アフリカの大きな存在感│296

    アジア

    インド:将来の大国?│302
    東南アジア:地域統合と経済発展│308
    朝鮮半島:分断の固定か、克服か?│312
    日本:不安な大国│316
    中国は世界一の大国か?│320

    地図一覧│326
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    30万部突破のヒット作 ついにまんが化!
    その教育に科学的根拠はありますか?
    科学的根拠のある「伸びる子ども」の育てかた、教えます。

    データと理論が明らかにした本当に子どもが伸びる教育とは?
    ●子どもの「能力」をほめるのではなく、「努力」をほめてあげる
    ●「相関関係」と「因果関係」を混同しないように注意する
    ●成績のいい友だちがいることは、必ずしもわが子の成績向上につながらない
    ●重要な非認知能力「やり抜く力」と「自制心」を鍛える


    本書で紹介するのは、特定の個人の成功体験ではなく、
    教育経済学の研究者らが、科学的な方法を用いて、
    大規模なデータを分析した結果から導き出した「効果的な教育法」です。
    私は、教育経済学の発見は、
    子育て中のお父さんやお母さんが知っておく価値のあること―
    いや、むしろ知っておかないともったいないことだとすら思っています。
    (「はじめに」より)
  • 地政学の世界的権威が間違った「定説」を覆す!
    驚きと発見に満ちた地政学最良の入門書

    「ドイツがヨーロッパを支配している?」
    「9・11が世界を変えた?」
    「国際的な制裁は有効である?」...etc

    政治家や外交官、官僚、研究者など、
    地政学の専門化たちにも広まっているこのような「定説」は、
    インターネット上に限らず、新聞や雑誌、本においても、
    いくらでも見つけることができる。

    たいていの「定説」は事実から生まれるが、
    間違いも多く、それが誤った解釈を生み、
    私たちが世界を正しく理解することを妨げているのだ。

    なぜ、それらは間違っているのか?
    その裏には、いったいどのような事実が隠されているのか?
    本書を紐解けば、世界の本当の姿が見えてくるだろう。

    ◎本書で覆される国際情勢の「定説」
    「国境はもう存在しない」
    「9・11が世界を変えた」
    「外交交渉が弱腰の姿勢を招く」
    「西洋は危機に瀕している」
    「地球温暖化は技術の進歩によって食い止められる」
    「陰謀が世界を動かしている」
    「多国籍企業が世界を動かす」
    「やがて中国が世界を支配する」
    「ドイツがヨーロッパを支配している」
    「ブレグジットはEUにとって致命傷」
    「『ならず者国家』が存在する」
    「核拡散によって世界は危機に瀕する」
    「国際的な制裁は有効」
    「民主主義は輸出できる」
    「現実主義の政治は道徳的観念を欠く」
    「ロシアは強権体制でなければ統治できない」
    「テロは欧米諸国の存亡に関わる脅威」
    「イスラム教がテロの元凶」etc

    ◎目次
    - イントロダクション(No.01 - No.02)
    - グローバリゼーション(No.03 - No.17)
    - 世界を動かす力(No.18 - No.28)
    - 戦争と紛争(No.29 - No.38)
    - 民主主義(No.39 - No.46)
    - テロリズム(No.47 - No.50)
  • 社会や家族のあり方が変わればお墓のあり方も変わる。核家族化、都市化、出生率の低下や未婚率の上昇、高齢化等により、日本では現在、さまざまなお墓の問題が起こっている。一人っ子の長男・長女が「実家のお墓をどうするか」という問題、独身で家族がいない高齢者が自分のお墓をどうするかという問題、転勤が多い人がお墓をどこに作るかという問題、離婚した親の墓をどうするかという問題等々……。本書は家族とお墓の変遷を振り返り、お墓をめぐる意識の調査・分析を通して、家族をどう弔うか、ひいては家族とどう向き合うか考えるヒントを提供するものだ。
  • “政権を支える公明党 = 創価学会。この宗教組織はなぜかくも熱心に政治に取り組むのか。
    その「信仰の論理」を明らかにする画期的な著作”
    上智大学教授・東京大学名誉教授(宗教学)島薗進氏推薦!
    社会学の新鋭にして創価学会員の著者が、緻密な資料分析をもとに解き明かす!
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    この国のあとを追うのはもうやめよう
    原理1 民主主義を減らす
    原理2 若者を教化・洗脳する
    原理3 経済の仕組みを再設計する
    原理4 負担は民衆に負わせる
    原理5 連帯と団結への攻撃
    原理6 企業取締官を操る
    原理7 大統領選挙を操作する
    原理8 民衆を家畜化して整列させる
    原理9 合意を捏造する
    原理10 民衆を孤立させ、周辺化させる
  • 1989年、特派員として「ベルリンの壁」崩壊に遭遇した著者が、
    トランプ米大統領が「メキシコの壁」建設を主張している現在まで、
    各国での取材体験に基づき、混迷と激動の世界情勢の読み解き方を考察する。
    「ベルリンの壁」崩壊からグローバル化は加速し限りなく続くかに見えたが、
    いまやアメリカを筆頭として多くの国が閉鎖的になりつつある。
    このグローバル化逆流の時代、「国家」が存在感を高め、生き残りを賭けて動き出す。
    世界の行方は? その中で日本はどうする?
  • 気鋭の経営コンサルタントが、単なる教養に終わらない、ビジネスパーソンにとって真に役立つ「世界史」を提示!

    特徴その1:経済状況も含む「現在」の世界を理解するために、「逆回し」で過去へさかのぼって記述している。
    特徴その2:現在を理解するために最も必要だが、学校の授業では手薄になりがちな18世紀以降の「近現代史」に絞る。
    特徴その3:近代以降の歴史で特に重要な要素「情報」と「技術」に関する説明が豊富。

    「現在」に対する関心から出発しなくては、歴史を知る意味はない。
    現在が過去を照らすからこそ、いまここにある現在から始めて、現在を理解するために重要な事項を「過去」にさかのぼって追跡するというアプローチが重要なのだ。
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    歴史を自然科学のように研究することはできるだろうか?
     本書の著者、ピーター・ターチンは、歴史×数学という新しい枠組みで、この問いへの回答を試みる。このようなアプローチの重要性を示すことからはじめ(1章 取り組むべき課題・問題を明らかにする)、数学の簡単な紹介の後(2章 地政学)、歴史文献の圧倒的なレビューと精緻なモデル化で理論の検証を行う。

     まずは「地政学」である。国境線や国家の置かれた地形によって国家の興亡を説明できるだろうか? 社会学的な記述を数式に落とし込んで分析した結果、国家の興亡が繰り返されてきた過去の歴史を再現するには何かが足りないことが示唆された(3章 集合的連帯)。
     そこで注目したのが記号的に区分された集団(エトニー)が連帯して行動を起こす力である。これをもとに、メタエトニー辺境理論という新たな理論を提案する(4章 メタエトニー辺境理論)。これを実際の歴史と照らし合わせることで、高い説明力を持つ理論であることが確認された(5章 メタエトニー辺境理論の実証検証)。

     次に、記号的に区分された集団であるエトニーがいかにして形成されるかを考察するために「民族運動学」を展開する。これは、ある民族がいかにして帝国に取り込まれるか、あるいは新たな宗教に改宗するかといったことを説明するための理論である。複数のモデルを作成し、それを実データと対比することで、自分の周囲の人の動向に歩調を揃える「自己触媒モデル」の説明力が高いことが示された(6章 民族運動学)。

     そして、人口と国家の動態とを結びつける「人口構造理論」を展開する。人口をエリートと農民の2階級に分けて考えることで、エリートのふるまいが国家の衰退に対して強い影響をあたえることが明らかとなった(7章 人口構造理論)。また、この「人口構造理論」から、長期にわたる人口の増減が歴史上普遍的な流れであることが示唆され、再び実データと対比することによってその傾向を確認した(8章 永年サイクル)。

     本書のしめくくりとして、ここまでに築きあげた理論を用いて、フランスとロシアの歴史を紐解いていく。ここで作り上げた3つの理論が、両国家の歴史をみごとに描くことが示されると同時に、理論の改善すべき点も示唆された(9章 ケーススタディ)。

     最後に、本書の全体を振り返るとともに、この新しい研究分野を「動的経済史」と呼ぶことが提案される(10章 結論)。
  • デービット・アトキンソン氏、絶賛!日本の潜在能力の高さが見事に論証された。
    日本人は自国の「才能の総量(GNT)」の豊かさにもっと自信を持って、これからその潜在力をどう活かすかが課題だ。

    本書は、以下の14の専門分野にわたり、才人たちの活躍ぶりについて国籍別に定量分析を行うことにより、日本の「お国柄の可視化」を試みた、まったく新しい日本文化論です。

    1.基礎知力(科学~経済学)2.基礎体力(走力)3.操縦能力(モータースポーツ)4.格闘技5.球技と射的6.頭脳ゲーム7.体操やダンス8.ミュージシャン9.弁舌プレゼン能力10.読み物創作力(文学)11.総合芸術(動画制作)12.美術デザイン13.料理人14.リーダーシップ

    科学技術の世界から文学やスポーツ、音楽から芸術、ファッションや料理人の世界など、各界で超一流と呼ばれる達人たちのパフォーマンスを数値で捉えることで、ぼんやり感じていた世界各国のお国柄をすっきりと理解できると同時に、日本の得意分野や苦手な分野も一目で納得できるようになっています。その上で、領域を問わず日本ならではの普遍的な9つの勝ちパターンや、負けを最小限に留めるしのぎパターンを抽出し解説していきます。網羅性や定量性をもったデータブックでもあり、また日本人の気質や先人たちが過去積み上げてきたソフトパワーに関しての歴史的解説もふんだんに盛り込まれた、教養書でもあるといえるでしょう。

    以下に、その結果をいくつか要約します。
    ・全てを合わせたグロスナショナルタレント(GNT)で日本は総合力世界第5位
    ・日本は体格や言語がネックとなる分野では苦戦を強いられるものの、あの手この手の工夫を凝らすことで、苦手分野にも活路を見いだしている。
    ・今後少子高齢化が進む日本だが、GNT視点で若々しく好奇心を持ち続け、活力を維持することが大事
    ・GNTの育成には世代単位の時間を要する、軍事や経済力育成より困難を伴う雅な世界
    ・ ライフサイクルが更に短縮する将来を考えると、後続国が追いつくには難度が高まるだろう
    ・先人たちも頑張ったが、今日の日本の若者たちは更に幅広い分野で第一級の活躍をしている

    膨大なデータから世界の各国と日本を比較して見えてきた日本人の姿。それは、穏やかでありながら、粋や雅を解する上品さに満ちている、とてもチャーミングなものでした。この日本の姿とは、霞が関官僚の描く国家戦略や、大企業の思惑といったような壮大な意図のもとに作られたものではありません。恣意的に変えようもない、また変える必要もない、本当の意味でのありのままの日本です。本書の目的は、このような分析結果から、どこを強化すべきだとか、どの弱点を改善すべきかといった提言を導き出すことにはありません。シンプルに日本の形を知ること、私たちの得手不得手を素直に認識することで、クールジャパンと称される姿なきものの正体を知ることができるというのが、本書のメインメッセージです。
  • 「東京一極集中は悪であり、地方との格差をなんとしても是正すべきだ」という意見は、日本人に根強い。だが、本当にそれだけでいいのだろうか。

    世界は今、都市間競争の時代に突入した。この地球上で競争しているのは日本やアメリカのような「国」同士ではない。ロンドン、ニューヨーク、パリといった「大都市」こそが、今や競争の新たな「単位」なのだ。
    大都市であるほど発展する性格をもつ第三次産業は、ヒト・モノ・カネの集積によりその競争力を増す。この動かしがたい経済合理性の結果、世界の多くの国で、いま大都市への一極集中が進んでいる。この事実を無視して、一極集中是正を金科玉条として東京の集積を否定すると、結局、東京の国際競争力の失速を招く結果となる。
    もし、東京が競争力を失うと、その冨を得るのは、実は海外の諸都市であって地方ではない。
    東京の失速は、結果的に地方に分配する原資がなくなるという受け入れがたい未来が待っているだけである。

    東京が世界一の都市にならなければ、日本に未来はない。
    東京が沈むと、地方が沈み、日本が沈む。

    都市政策の世界的第一人者が、東京、そして日本の未来を「一極集中」の是非という長年の課題に踏み込んで、その真実を語った議論沸騰の書、ついに誕生!
  • 「ゲームは子どもに悪影響?」
    「子どもはほめて育てるべき?」
    「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」
    思い込みで語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける!

    「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、
    「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。

    そしてその知見は、
    「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、よっぽど価値がある―
    むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。

    本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、
    今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。
  • 衝撃の書『「婚活」時代』から5年。「コンカツ」は大ブームになったが、はたして結婚は、増えたのか?少子化は、改善されたのか?流行語大賞2年連続ノミネート、20万部ベストセラー、テレビドラマ化....「婚活」という言葉を生み、婚活ブームの火付け役となった山田・白河コンビが、婚活の誤解と現状、そして、新しい処方箋を今再び語る!<こんな症状に陥っていませんか?>□ 恋愛よりも、とにかく早く結婚したい□ 年収も身長も年齢も、自分より上の男性がいい□ たくさんの人と出会ってから、一番いい人に決めたい□ 結婚して、出産したら、仕事は一時お休みにしようかな結婚で食べられる時代は終わりました。男性の収入に依存する「昭和結婚」から、男性も女性も脱却しなければ、結婚も子どもも増えません。“女性たちよ、自活せよ。男性たちよ、花束を持て”
  • 勝間がまた嫌われそうな本出してる!?(西原理恵子)

    「この本は、わたしのこの数年間の「有名人になる」という不思議な体験について、当事者の視点からまとめたものです。
    どうやったら有名人になれるのか、そのとき得られるものは何か、失うものは何か。
    わたしの記憶が新しいうちに、正直に、赤裸々に、事実をまとめました。なってみたい方、知りたい方の参考になることを目指しました。」

    なぜ、勝間和代は、有名人となることを目指さなければならなかったのか?
    そして、「有名人になる」と、どういうメリットがあるのか? どういうデメリットがあるのか?そして、実際、有名人になる方法論はあるのか?
    有名人はいかにつくられ、いかに利用されているのか? そして、「終わコン」「有名人」としてのブームはどのように終わるのか?
    なかなか当事者からは語られないリアルな体験を、勝間和代がロジカルに分析。それが、企業のマーケティング戦略と何ら変わらないこと、
    そして、組織に頼れないフリーエージェントの時代、誰にとっても開かれたひとつの選択肢でもあることがわかります。
  • cakes(デジタルコンテンツプラットフォーム)で支持多数!Twitterのご意見番こと、May_Romaさんの大人気コラム、ますます過激に辛辣に、大幅加筆修正で待望の書籍化!!

    「今の仕事が嫌だ」「転職したい」という悩める日本のビジネスマンに、『ノマドと社畜』のMay_Romaこと、谷本真由美氏が活を入れる!
    日本でダメなら、海外逃亡!?外国で仕事を探すためのノウハウから、イギリス人やインド人など、多国籍な外国人労働者の中で生き抜いていくためのスキル、日本人におすすめの海外移住先、果ては日本の雇用制度の展望まで、日本・海外の最新労働事情をリアルに解説。

    「海外では、日本人特有の『以心伝心』『空気を読む』文化はリスク!?」「ネットやSNSを駆使して仕事を探せ!」「真のグローバル人材とは?」など、国連専門機関・外資系企業での勤務経験があり、現在はロンドンに住む谷本氏だからこそ、説得力があります。
    辛口トークなのに、勇気がもらえる。自分の働き方に迷うビジネスマンに、是非読んで頂きたい1冊です。
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)とは夫や恋人が女性に加える身体的・精神的暴力のこと。
    DVをテーマにした一般書の先駆けでもある『女を殴る男たち―DV(ドメスティック・バイオレンス)は犯罪である』を最新の情報も盛り込み、待望の電子書籍化!

    ■はじめにより抜粋

    本書は、99年に出版した『女を殴る男たち―DV(ドメスティック・バイオレンス)は犯罪である』(文藝春秋)をベースに、
    DV防止法施行後の日本の状況を踏まえて大幅に加筆し、編集を加えたものである。

    ドメスティック・バイオレンスの本質、虐待のメカニズム、被害者・加害者の心理、子どもへの影響など、原書の根幹をなす部分は残しているが、構成を大幅に変え、情報を最新のものに改めた。
    日本の被害者の現状、最近注目されているモラル・ハラスメントとの関連など、今日的なテーマも新たに盛り込んでいる。

    特に、子どもの虐待との関連については力を入れた。暴力のある家庭で育ち、親のドメスティック・バイオレンスを目撃した子どもたちは、たとえ自身が直接虐待されていなくても心に深刻なダメージを受ける。
    それが長期にわたって子どもたちを苦しめ、ひいては社会に悪影響を及ぼすことを、私たちはもっと認識する必要があると思うからだ。

    夫や恋人との関係に悩んでいる人、知人・友人にDV被害者がいる人に、読んでいただければ幸いである。
    被害者を保護、支援する側にいる人には、アメリカの対策やパワフルな女性リーダーの活躍ぶりも参考になるのではないだろうか。

    DV防止法成立前後に比べ、メディアがドメスティック・バイオレンスを取り上げる機会は減っている。

    世間一般の関心が薄くなったからといって、問題が解決したわけでも、被害が減少したわけでもないのは言うまでもない。
    いま、この瞬間にも新たな被害者が生まれ、生命が脅かされている。救援の現場では、待ったなしの緊迫した状況が続いているのだ。そんななか、この電子書籍を発行できた意味は大きいと考えている。
  • 和より競争、平等より格差、長期的視点より目先の利益、情より公正さ、規制より自由、従業員より株主……
    それらのアメリカ的価値観は、はたして日本人に適したものなのだろうか?

    大多数の日本人を幸福にする社会にふさわしいのだろうか?
    グローバリゼーションのなか、改革という勇ましい掛け声によって、日本社会の根本がアメリカ文化で脅かされている。
    その歪みが現在の金融危機によって露呈した今、精神的アメリカ離れの声も聞かれるものの、アメリカ追従の基本的な流れは変わらない。
    しかし、アメリカ人とアメリカ社会にとって良い仕組みが、必ずしも日本人と日本社会にとっても良いとは限らない。

    元通産官僚でもあった著者が、アメリカ人と日本人の価値観の違いを定性的定量的に示しつつ、21世紀の世界の幸福にも寄与する日本的価値観の再評価と、それに基づく社会の仕組みの再構築、そのための政策を大胆に提案する。
    はたして、あなたはどう思うか? 反対意見も含めて、建設的かつ本質的な議論が本書から始まることを期待したい。
  • フジテレビ系ドラマ「結婚しない」から考える
    30代、40代女子が結婚できないほんとうの理由

    人生には「結婚する」という選択肢と「結婚しない」という選択肢があります。が、プロポーズもされないのに、「結婚しない」とは言えません。それは「結婚できない」ということ。「いつか白馬の王子様が来るはず」「30代はモテ期がくるらしい」といった幻想を抱くのは危険です。白馬の王子様が永遠に現れませんし、モテ期なんて、とっくに終了しているからです。また、現在同棲中、あるいは長くつきあっている彼氏がいるという方も、まだプロポーズされていなければ要注意。なぜなら、つきあいが長くなればなるほど、結婚は遠のいていくからです。
    では、結婚するには、どうしたらいいのでしょうか?
    30代、40代の女性が結婚したいなら、短期決戦。効率的に結婚まで持ち込む必要があります。もう、20代の恋愛戦略は通じないことを肝に銘じてください。
    本書では、2012年10~12月毎週木曜夜10時から放送されているフジテレビ系ドラマ「結婚しない」を例に、結婚するためにはどうしたらいいかをお教えします。
  • 「IQ(知能指数)」「EQ(こころの知能指数)」から
    「SQ(かかわりの知能指数)」の時代へ!
    ●なぜ、若者たちはお金より人の役に立つ仕事を望むのか?
    ●なぜ、女性たちは高級外車よりエコカーを“カッコいい”と思うのか?
    ●なぜ、父親たちは郊外のマイホームより職場の近くに住むことを望むのか?
    TBSラジオ「文化系トークラジオLife」、NHK「青春リアル」でメインパーソナリティを務め、
    若年層の圧倒的支持を集める気鋭の社会学者が10,000人の社会調査データを基に描きだす、
    21世紀、日本人の「新しい幸せのかたち」。
      ◎   ◎   ◎ 
    少子高齢化、地方の過疎問題、無縁社会など、課題山積のわが国において、これからの社会を考える鍵となるのは「“身近な他者”とのかかわり」である、と著者は説く。
    そして本書では「SQ」というキーワードを提唱する。SQとは、「身近な他者への手助けによって、人がどのくらい幸せになるかを表す指数」。
    震災後、「絆」という言葉が注目され、また、「袖振り合うも多生の縁」ともいわれるように日本では古来より大事とされてきた人間関係が、
    高度経済成長期、ポスト黄金時代を経て、今後どのように変容していくのか―――
    「SQが高い人は幸福な人である」
    「SQが“いざというときに頼れる人”をつくる」
    「クールビズが普及しないのはSQが低いから?」
    「SQで考える新しい居住・通勤のかたち」
    「SQ的コミュニケーションが地域社会を再編する」
    などなど、具体的かつ刺激的な処方箋まで提示しつつ、さまざまなデータや社会事象をあげながら考察していく、提言の書。
    特別付録:あなたのSQタイプを診断できる「SQチェックシート」つき。
  • ネット依存(予備軍含む)の中高生、52万人!
    「うちの子に限って……」は通用しない!

     中高生の「ネット依存」「スマホ中毒」「LINE依存」が、成績低下、
    引きこもり、家庭内暴力、犯罪などを引き起こしていることが社会問題になりつつあります。
     LINEが気になって3日間寝なかった子、食事しながらでもケータイを見ずにはいられない子・・・夜間は児童・生徒によるスマホやケータイの使用を禁止する自治体もあらわれました。
     うちの子に限ってケータイ依存なんて・・・とは言い切れなくなってきているのが現実です。わが子がケータイ依存にならないために、親としてできることは何なのでしょうか。

     本書は、親子で読みながら、依存症の有害性にとどまらず、脳科学から見たハマってしまうカラクリ、子どもの成長とデジタルツールの関係、あるいは、依存症の予防や回復へのヒントについて考える一冊です。
     特に、「みんなケータイ持っているからケータイ欲しい、と言われて困っている」
    「いつもLINEばっかりやっていて、どうやめさせたらいいかわからない」
    「自分が学生のときはケータイがなかったから、どう対処していいかわからない」
    と悩む保護者の方々、学校の先生に読んでいただきたい本です。
  • 既存メディア(新聞、テレビ、雑誌など)の外側に、今、広大なビジネスチャンスが姿を現しはじめた。たとえばネット利用者の行動データから、「BMWを購入している人の約半数が、1週間以内に花を買っている」というデータが得られる。つまり生花店は、クルマの購入者にアプローチすれば、今までにない効率的な広告活動が可能になるのだ。

    新たな世界ではじまっている新しいルール。それに気付けるかどうかが、次世代の生き残り戦略になる。2014年のメディアビジネスの姿はどのような変貌を遂げるのか?
    アメリカでは今後4年間に、スマートフォン、タブレット、スマートテレビを含めて、4億台のデジタル機器が普及する。これを誰がどのようにビジネス化するのか。その熾烈な戦いが繰り広げられている。最先端の海外メディア事情をもとに、メディアビジネスの未来を予測する。

    メディアからコンテンツビジネス、表現論までも含めて、この先数年間の変化を描ききった意欲作。
  • 【スポーツで、ビジネスで、世界での闘いは“ルール作り”からはじまる】

    スキージャンプ、F1、柔道などの「国際スポーツ」で、半導体、自動車、大型二輪車などの「国際ビジネス」で、日本が勝つとルールを変えられるのはなぜ?

    日本人と欧米人とのルールに対する考え方の違いとその理由を解き明かし、日本人がルール作りへ参画するにあたって持つべきプリンシプルと、失ってはいけない美徳を語る。

    スポーツ、ビジネス、行政関係者など、さまざまな分野のプロフェッショナルから反響を呼び、「国際感覚が磨かれる」「日本的な考え方の良し悪しが分かる」と多数の読者からご好評をいただいた『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』(2009年12月刊行)に大幅加筆した増補改訂版。
  • なぜ、日本製品は中国で大人気なのに、日本企業は十分に成功していないのか?
    なぜ、中国ではコネがまかり通るのか?
    なぜ、中国では契約や法律が当てにならないのか?
    日本人の義理と中国人の義理はどこが同じでどこが違うか?

    ビジネス等で中国人と交流を持つ人々で、「いったい全体、なぜそうなるんだ?」「どうして、そうなんだ?」と、相手の考え方や行動に理解不能なものを感じる人は多いだろう。

    戦後、奇跡的な復興を遂げ、1980年には競争力ランキングで世界一に躍り出た日本経済は、欧米にとって摩訶不思議な存在であり、当時の米国経営学会は、徹底的にその競争力源泉とメカニズムの解明にあたった。その結果生まれた「ケイレツ」「カイゼン」という語は、世界中で日本経済を説明する学術用語として定着している。

    それから30年。中国のGDPは日本を超えた。今度は中国経済の鍵を解明する動きが活発化し、「ケイレツ」に匹敵するものとして注目を浴びているのが華人社会の「グワンシ」という概念なのだ。

    中国人のなかに自然に根付いている二つの行動原理がある。一つが、孫子の兵法。もう一つが「グワンシ」だ。漢字で書けば「関係」。文字通り、中国人の人間関係のつくり方の原理なのである。兵法は相手を突き放すベクトル、グワンシは相手を内側へ取り込もうとするベクトルだといえる。この二つの行動原理が、相手によって使い分けられる。兵法は「外人」と呼ばれるアウトサイダー、部外者に対するときの行動原理で、グワンシのほうは「自己人」と呼ばれるインサイダー、つまり内輪・身内に対するときの行動原理なのだ。

    組織を重んじる日本的ビジネス形態とその背後の価値観からは、「グワンシ」は理解しがたい概念だが、かつて「ケイレツ」は米国にとって理解しがたい概念だった。自由、公正、平等を標榜する欧米型市場主義社会にとって、このような排他的関係性社会は容認できるものではなかったからだ。そして、その「排他的関係性社会」がいま台頭する中国にもある。それが「グワンシ」なのだ。

    日本では関係性が組織を軸に構築されるが、中国では個人を軸に構築される。違いはそれだけだ。排他的なのは共通なのだ。「グワンシ」は、視点を変えれば日本人には理解できない概念ではない。ここに気づけば、難しいと思われる中国ビジネスも楽になるのではないだろうか。
  • 尖閣諸島問題、毒入りギョーザ事件、歴史教科書問題……。日中間では、ビジネス、文化交流を問わず、さまざまな局面で摩擦や衝突がよく起きる。
    それはなぜだろうか? お互いのことを「誤解」しているからだろうか? だとすると、その誤解はどこから生まれたのだろうか?

    加藤嘉一、26歳。北京大学に単身留学し、8年にわたって新聞・雑誌コラム、ブログを通じて、中国の人々への発信を続けてきた。今や、「中国で最も有名な日本人」と呼ばれるようになり、真の「日中関係の架け橋」としての活躍に大きな期待が寄せられている。

    そんな彼が、自分の目で見て感じた中国の「今」とは、いったいどんなものだったのか? 中国の若者たちの現実、不安、そして日本観とは?
     本書は、中国で出版され、若者を中心に大きな話題を呼んだ彼の代表作に大幅な加筆修正を施し、日本語版として刊行するものである。

    日本凱旋デビュー作となる本書は、切れ味鋭い、洞察力にあふれた日中社会比較エッセイであるのと同時に、「結局、中国人は、心の中では何を考えているのか?」を知りたい人にとっても、すぐれた示唆に富む書となっている。
  • 福島第一原発事故は、なぜ起こったのか? 政府や国会の事故調査委員会とは別に、どこからもしがらみのない「独立」した民間事故調査委員会が発表した『調査・検証報告書』は、事故現場の混乱、官邸の狼狽、「エリートパニック」による情報の錯綜などを、生々しく伝えるものだった。
    民間事故調の委員長を務める著者が、あらためて、福島原発事故について語り、原発のリスクを問い、脱原発を行うための経済的検証を行う。本書は、再生可能エネルギーによる日本復刻の「百年の計」を示すものである。
  • 2011年3月の東日本大震災から1年。2012年2月28日に「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)は、
    独自に調査・検証をすすめていた東京電力福島原発事故について「調査・検証報告書」をまとめ発表した。
    当初、非売品として限定部数のみ作成されたが、各メディアで報道がなされると問い合わせが殺到。
    「国民の視点からの検証」である報告書を広く世論に訴えたい、とディスカヴァーからの発売が決定いたしました。

    福島第一原発の中で必死に働いた作業員の方の体験談をプロローグとして始まり、
    経緯をまとめた「第1部 事故・被害の経緯」、官邸の事故対応を含めた「第2部 原発事故への対応」、
    原子力ムラの構造に踏み込んでいく「第3部 歴史的・構造的要因の分析」、国際協力の枠組みを検証した「第4部 グローバル・コンテクスト」。
    民間事故調の「真実、独立、世界」をモットーとする独自の視点からまとめられた報告書です。
  • ITジャーナリスト佐々木俊尚氏推薦!
    「テレビの栄華は終わり、映像×ソーシャルの時代が始まる。
     本書で書かれていることは、約束された未来だ」

    2011年地上アナログ放送停波、広告費激減、
    ソーシャルメディアの台頭、スマートTV登場etc.
    これらは日本のテレビや映画をどう変えるのか?
    クリエイティブビジネスの明日を読みとく渾身の論考!

    高度成長時代に「3種の神器」として普及した日本のテレビは、独特の進化を遂げ、他国と比較しても強いマスメディアとなっていった。バブル崩壊後には新聞に圧倒的な差をつけ、メディアの王様としての地位を確立。しかし2000年代に入ると広告収入が頭打ちになり、リーマンショックがそこにとどめを刺す。そして2011年7月、地上アナログ放送停波----
    財務的な源泉であった広告収入に頼れなくなる今後、日本の映像ビジネスはどうなっていくのか。スマートフォンやタブレット端末の登場は映像コンテンツの流れをどう変えるか。ソーシャルメディアの台頭によって私たちのメディアとの接し方は変わるのか。コンテンツを生みだしてきた“クリエイター”はどこへいくのか。メディアビジネスを熟知する気鋭のブロガーによる、渾身の論考。
  • 政治のことはよくわからないから、政治家たちに任せておけばいい。選挙に行っても誰に投票すればいいかよくわからない。というか、誰が当選したって同じでしょ? どうせ何も変わらない。だから、自分には関係ない。
    そんなことを思っている人もいるかもしれない。でも、そんなことはない。自分には関係ないと思い選挙に行かなければ、政策はどんどん投票率が高い人たちに向けたものになってしまい、より政治が遠くなってしまう。政治家たちは当選するために、確実に投票してくれる人々に対する政策を打ち出していくからだ。
     選挙では何も変わらないと思う前に、自分たちの手で、日本の未来を変えることについて考えてみてほしい。それはつまり日本に住む自分たちの将来を考えることでもあるからだ。
    自分たちの将来のために、今、日本の政治問題をどのようにとらえて、何を考えればいいのか。政治の争点といわれるものに、いったいどんな意味が隠されているのか?そもそも自分自身はいったい、どんな考えを持っているのか。
    本書は、そういった疑問を紐解くためのキーノートだ。

    具体的には、日本政策学校という学び舎に集った私たちが考えた、7つの論点、「政治主導と官僚制」「税金と社会保障」「景気対策」「雇用問題」「原発とエネルギー問題」「憲法改正と徴兵制」「TPPと外交」に関して、基礎知識と問題意識を共有し、政策について解説や識者の意見をまとめた。さらに、それぞれの政策においての簡単な質問を用意し、それに答えると自分の立ち位置がわかる「政策ポジション図」を作成した。各政党や政治家、識者などのポジションもわかるようになっている。また、それぞれのポジションにおける代表的な意見も掲載してある。それぞれの問題について、持論を整理、明確化し、日本の将来の選択を進めるものになるはずだ。
    そして、最後に私たちが考える、明るい日本の未来像を描くために大切な2つの「ボーダレス」を紹介している。
    本書が、みなさんが政治や社会のこれからについて考え、自ら“未来の選択”をするきっかけとなれば幸いだ。
  • もはや結婚はデフォルト(初期設定)ではない!

    だれでもそのうち自然に結婚することになるわけではない

    「パラサイト・シングル」「格差社会」で知られ、「報道ステーション」等のテレビ・新聞・雑誌でもおなじみの気鋭の家族社会学者山田昌弘教授と、
    結婚・恋愛・少子化をテーマに圧倒的な質量の取材と執筆・講演活動を続けるジャーナリスト白河桃子。
    本書は、驚くべきスピードで進む晩婚化・非婚化の要因と実態を明快にリアルに伝え、
    まさに、『「婚活」時代』以前と『「婚活」時代』以後と時代を二分する衝撃の書といえよう。

    が、本書の本当の斬新さは、これが社会学の本であると同時に、具体的な「婚活」の方法と各種サービスの賢い活用法までを網羅し、
    いわば『婚活のすすめ』とも呼ぶべき実践の書ともなっている点である。
  • 下がり続ける婚姻率&出産率。
    その裏で、女性は、ふたこと目には「いい男がいない」と言うが、はたしてそれは真実か?
    女性にとって真実であるとしたら、それはなぜなのか?

    恋愛とは広義の意味での政治であるとする気鋭の政治学博士が、各種データを駆使して、その理由を、1.時代 2.男 3.女の3つの視点から解明する本書は、現代の恋愛事情を通して、日本社会がかかえるさまざまな問題を映し出す貴重な資料となっていると同時に、恋愛が成立する秘訣を科学的に示唆する異色の恋愛指南書ともなっている。
  • この本は、〈ノマド〉について書いた本である。
    〈ノマド〉といっても、流行りのノマドワーカーとはちょっと違う。
    世間ではノマド=フリーランスワーカーという言葉が定着しているけれども、もともとの意味をたどっていくと、なにもフリーランスワーカーという意味ではない。

    1、近代国家に代わって、グローバル企業・個人が主役になる新しい中世
    2、中心がなくなり、世界中に離散する組織や個人の形態

    このふたつが本書でいう〈ノマド化〉の概念である。
    そのような社会のなかに、いやがおうにも僕たちは巻き込まれつつある。
    そこで僕たちは、どうサバイブしていくのか?

    ノマド化する時代を踏まえた新しい「働き方・キャリア」「ビジネス」「ライフスタイル」を研究し、実践していく会員制のコミュニティ「ノマド研究所」を主宰する著者が、東南アジア各国で生きる多くのノマドたちを、丹念に取材。満を持して世に送る、ノマド化する社会と個人の実態と、その時代を生きるためのヒント。

    21世紀をひらくディスカヴァー・レボリューションズ!シリーズ第3弾!
  • 世界中がニッポンを賞賛している。
    いまこそ、自信と誇りをもって、日本を世界へ売り込もう!

    市場に振り回される国家、地球の隅々まで開発の手を伸ばすグローバル経済、人の温もり薄れる社会、消えゆく心のゆとり、忘れ去られる地域の伝統と風物詩、拡がる社会格差、不安定化する生活基盤……世界中で非人間性と不確実性が高まる混沌かつ殺伐とした時代だからこそ、世界が日本に注目する。いま必要とされる価値観と精神文化は、すべて日本人が元来持っているものだからだ。
    それらを日本人自らが再認識し、世界に向け能動的かつ積極的に伝えるべきときが来た。これは自分たちのアイデンティティを見つめる機会にもなり、国家としてのソフトパワーを強くする機会にもなる。そして何よりも世界の人々への大きな貢献となるのだ。

    フランスを拠点に数多くの欧州企業にコンサルティングをおこなう著者が訴える、日本人の強み再発見と発信の重要性。
  • 「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。

    孤立死や自殺が増え続ける、この時代。その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。

    「特殊清掃」
    今はいろいろなところで使われている言葉だが、もとは私の会社がつくった造語。そして、当社は、この特殊清掃の先駆企業である。

    仕事の内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染汚損を処理するというもの。
    凄惨な現場に遭遇することや過酷な作業を強いられることも多く、陽の目をみることが少ない汚仕事である。

    「特掃隊長」
    この呼称は、本書のもとになったブログの運営管理を担っている管理人(同僚)が命名したもの。
    会社組織上の肩書でも、実社会でのニックネームでもなく、あくまで、ブログ上での呼称。
    そんな特掃隊長は、自分が喜んでいるほど善い人間ではないだろうけれど、自分が悲しんでいるほど悪い人間でもないかもしれない。また、自分がうぬぼれているほど賢くはないだろうけれど、人が思っているほどバカではないかもしれない。
    内向的、悲観的、神経質、臆病、怠け癖、泣虫、ネクラなどなど、その性格に多くの問題を抱えるくたびれた中年男である。

    私は、今まで、幾人もの死を体感し、幾人もの生を垣間見てきた。
    目に見えるものを片付けるなかで、目に見えないものをたくさん目の当たりにしてきた。
    すべての儚さを思い知らされつつも、死痕を消して生跡を刻み、死を生に転化させてきた。
    命とは、生とは、死とは何であるか、それを探求したがる本性に心を揺さぶられてきた。
    そして、自問自答を繰り返しながら、浅慮も省みず、それらを本にして出版することにしてみた。

    読み手の一人ひとりが、ここから何を読み取るか、何を受け取るか、そして、自分の価値観にどう響かせ、生き方にどう反映させていくのか、私にはわからない。

    そもそも、そんな何かが本書にあるのかどうかもわからない。
    ただ、せっかく手に取ってもらったのだから、読んだ後、その心に少しでもよいものが残れば幸いである。
  • 国際機関に多額の拠出金を出しているにもかかわらず、ここで働く日本人はあまりにも少ないという現実。さらには、英語やディベートの力が弱いため、影響力、存在感の薄い日本人は、世界でいつも「損」をしているのではないでしょうか?グローバル化が叫ばれ、これまでより一層、日本人が世界で活躍していかなければならない時代に必要なものとは何か。ILO(国際労働機関)、FAO(国連食糧農業機関)、OECD(経済協力開発機構)、ADB(アジア開発銀行)、WB(世界銀行)……。数々の国際機関で人的資源管理専門家として活躍してきた著者が、豊富な経験と実感から伝える、岐路に立っている日本、そして日本人への提言。
  • 日本の夫婦の数は300万組。毎年70万組が結婚し、25万組が離婚。40%がセックスレスだと言われています。恋愛を経験し、納得し合って結ばれたはずなのに、なぜそのような結果になってしまうのか?恋愛学の第一人者が、結婚と離婚の問題を政治学的・経済学的に検証し、「我慢か離婚か」の二者択一から脱却するための方策を提案する1冊。本書から円満な夫婦生活を営むためのヒントを得るか、それとも、潜在的に眠っていた離婚願望をあぶり出されるか、それはあなた次第。心してお読み下さい。

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