『日本文学、401円~500円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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米澤穂信、記念碑的デビュー作! <古典部>シリーズ第1弾!!
いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実──。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ、登場! <古典部>シリーズ第1弾!! ※本電子書籍は通常版です。発売が終了した限定版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。 -
完全書き下ろし! 松岡圭祐、待望の新シリーズ開演!!
東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか? 謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。凜田莉子、23歳──瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る「万能鑑定士」だ。信じられないほどの天然キャラで劣等生だった莉子は、いつどこで広範な専門知識と観察眼を身につけたのか。稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える! 書き下ろしシリーズ第1弾!! -
十津川は逮捕された部下・西本を救えるか。傑作長編
ハネムーンで殺されてしまった新妻との思い出の地、十和田湖で、西本刑事は亡き妻と瓜二つの女性、みな子と出逢う。しかし、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を消してしまった。必死の思いでみな子を探す西本。だが、彼女は何者かに殺害され、西本刑事が殺人の容疑者として福島県警に逮捕されてしまった! 部下の窮地を救うべく捜査を開始した十津川警部は、解決したはずの新妻殺害事件に隠された謎を突き止める。長編トラベル・ミステリー! -
人間とあやかしが共生する日本。絶大な権力を持つあやかしの花嫁に選ばれることは憧れであり、名誉なことだった。平凡な高校生・柚子は、妖狐の花嫁である妹と比較され、家族にないがしろにされながら育ってきた。しかしある日、類まれなる美貌を持つひとりの男性と出会い、柚子の運命が大きく動きだす。「見つけた、俺の花嫁」―。彼の名は鬼龍院玲夜―あやかしの頂点に立つ鬼だった。玲夜から注がれる全身全霊の愛に戸惑いながらも、柚子は家族から逃れ、玲夜のもとで居場所を見つけていき…!?
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忌まわしい32人殺しの惨劇から二十数年、謎の連続殺人が再び村を襲った。金田一耕助の推理は
戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという――。大正×年、落人襲撃の首謀者田治見庄左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!!
カバーイラスト/杉本一文 -
ユニークな推理と鋭い冴えで人間を翻弄する三毛猫、その名も『ホームズ』。名探偵ホームズの活躍をスリリングに描く
体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。“一応”刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに電子化!! -
母の死をきっかけに幸せを遠ざけ、希望を見失ってしまった瑞樹。そんなある日、季節外れの転校生・美咲がやってくる。放課後、瑞樹の図書委員の仕事を美咲が手伝ってくれることに。ふたりの距離も縮まってきたころ、美咲の余命がわずかなことを突然打ち明けられ…。「私が死ぬまでにやりたいことに付き合ってほしい」――瑞樹は彼女のために奔走する。でも、彼女にはまだ隠された秘密があった――。人見知りな瑞樹と天真爛漫な美咲。正反対なふたりの期限付き純愛物語。
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「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」。昭和27年の夏、三文文士の関口巽(せきぐちたつみ)は東京は雑司ケ谷にある久遠寺(くおんじ)医院の娘にまつわる奇怪な噂を耳にする。しかも、密室から煙のように消えたというその夫・牧朗は関口の旧制高校時代の1年先輩だった。
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大怪獣とヒーローが、 この世を地獄に変える。
旅客機の墜落事故が発生。
凄惨な事故に生存者は皆無だったが、諸星隼人は一本の腕から再生し蘇った。
奇妙な復活劇の後、異様な事件が隼人の周りで起き始める。
謎の新興宗教「アルファ・オメガ」の台頭、破壊の限りを尽くす大怪獣の出現。
そして巨大な「超人」への変身――宇宙生命体“ガ”によって生まれ変わり人類を救う戦いに身を投じた隼人が直面したのは、血肉にまみれた地獄だった。
科学的見地から描き抜かれた、超SFハード・バトルアクション。 -
全編、これぞ本格推理! 名探偵・法月綸太郎が帰ってきた! 著者会心の傑作鉄道ミステリー「背信の交点(シザーズ・クロッシング)」、オカルトじたての怪事件「世界の神秘を解く男」、法月綸太郎本人が登場しない異色作「身投げ女のブルース」など、テーマと構成にこだわりぬいた中編を収録。本格推理の醍醐味が味わえる〈知恵と工夫のエンタテインメント〉!! (講談社文庫)
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浅見光彦が初めて登場した記念すべき作品。“後鳥羽伝説”の地で浅見の妹を襲った悲劇が事件を招く
一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は……。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。 -
一地方官の娘として育った作者が,父につれられ京へ上る時の紀行から始まり,『源氏物語』を手にして「后の位も何にかはせむ」と,几帳の蔭で読み耽った夢みがちの少女時代,そして恋愛,結婚,夫との死別,五十代の侘しい一人住いを綴って日記は終る.平安時代が次第に翳りをおびてくる,そうした社会に生きた一人の女性の記録.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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「私はもう二度と恋はしない――」幼いころから好きになった異性の寿命を奪ってしまう奇病を持つ瑠奈。大好きな父親を亡くしたのも自分のせいだと思い込んでいた。そんなある日、幼馴染の十和と再会。彼に惹かれてしまう瑠奈だったが「好きになってはいけない」と自分に言い聞かせ、冷たくあしらおうとする。しかし、十和は彼女の秘密を知っても一緒にいようとしてくれて――。命を削ってもなお、想い続けようとするふたりの切なく狂おしい純愛物語。
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「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。突如始まった撮影生活は、自由奔放な香織に振り回されっぱなし。しかしある時、彼女が明るい笑顔の裏で、重い病と闘っていると知り…。「僕は、本当の君を撮りたい」輝彦はある決意を胸に、香織を撮り続ける――。苦しくて、切なくて、でも人生で一番輝いていた2カ月間。2人の想いが胸を締め付ける、究極の純愛ストーリー!
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九州の蔵元を巡る旅
わたしは、こう見えても酒が大好きである。でも酒グルメではない。うまい酒、いい酒は確かに素敵だけれど、ブランドじゃなければダメってわけではないし――酒好きというより酒の醸す雰囲気が好きなのだと思う。(はじめにより) -
政財界の黒幕、UFO、遮光器土偶と火焔土器、すべてが十和田湖畔の黄金に結びついたとき……
政財界の黒幕として君臨し、総理の首さえ簡単にすげかえてしまう怪人物栗栖重人。その彼の大邸宅から或る夜、円盤が飛び立つのが目撃された。円盤と彼の間に、どんな関係があるのか。一方、栗栖の秘密を探る人々が謎の遺物と言われる遮光器土偶と火焔土器を手掛りに辿りついたのは、十和田湖畔の山深くにある、天然のものとは思われぬ大洞窟と、そこに眠る莫大な黄金の山であった。常に人の心をとらえて離さぬ黄金伝説をテーマに、雄大な構想で描く傑作長編「伝説シリーズ」第一弾。
カバーイラスト/杉本一文 -
物語性を追求して話題をよんだ、日本仕様の小説版
「トランスフォーマー」は、アメリカで放映されて人気を得た番組で、それをそのまま日本でもテレビ放映されてきたものです。今回は、日本のテレビのために、日本流に作る「トランスフォーマー」ということなのです。当然のことですが、テレビ放映のものと小説とは違ったところが多々あります。それでも全体像は想像していただけるような配慮はしたつもりです。未来を夢見るみなさんに、みなさんよりも数十年先の未来に生きている少年の話として書きました。未来に夢を見るか、それとも現実を見るか、それはあなたにおまかせいたします。(作者のあとがきより) -
快い切れ味と優しい視線が印象的な7篇。傑作集<5>
「父が殺されるかもしれない!」と言ってひとりの女が、休職中の新聞記者を訪ねてきた。話によれば、大資産家である彼女の父は喉頭ガンにおかされ、死の床についていた。おまけにその家には、ぐうたらで金の亡者のような親戚たちがいつの間にかころがりこんでいた。そして、その中の誰かが少しでも早く莫大な遺産を手に入れるために、彼女の父の命を狙っているらしいのだ。財産をめぐる連続殺人を描く表題作ほか「空色の魔女」「赤い真珠」「巷の騎士」「夏雲の下で」「毒を制する法」「鬼子母の手」を収録。 -
日本列島、過去へ。架空戦記の先駆となる、痛快SF
19××年、日本全土は震度2の軽震に襲われたが、奇妙なことに、この地震には震源地がなかった。その直後、非常事態発生のニュースが伝えられ在日アメリカ空軍が出動。世にも不思議な事態が判明した。それは、日本だけが現状のままタイムスリップし、太平洋戦争のまっただ中にほうりこまれてしまったのだ。ミサイルやジェット機を装備した日本の出現に、世界中が大混乱!豊田有恒の痛快SF長編。 -
〈レポ船〉の真実を明らかにした衝撃のノンフィクション
レポ船――それはソ連国境警備隊に日本の情報を流し、見返りに豊富な漁獲を黙認してもらう漁船のことである。つまり極端にいえば、スパイ行為によって金を得る売国奴なのだ。日本の公安の執拗な探索を巧みにかわし、レポ活動に走る船は絶えない。なぜ危険を冒し、彼らはオホーツクの海へ乗り出して行くのか? それには、止むを得ない事情がある。専管水域があるため、彼らは常に不漁に悩み、無理をすればソ連の警備艇に拿捕されて何年も抑留されることになる。切羽つまった彼らには、売国行為に逡巡している余裕などないのだ。現実に、レポ活動で莫大な富を築き、“帝王”の異名で呼ばれているものさえいる。うまくやれば儲る。彼らは、第2、第3の帝王を目ざして、危険を顧みずレポに走る。これはその中の1隻、第十二北斗丸の波乱に満ちた活動の顛末を描いた物語である。綿密な取材でレポ船の実態に迫る、衝撃のノンフィクション・ノベル! -
あなたのギャグのセンスを問う、SF16篇の練習問題
ヨウするに、安くて優秀な超々LSIが100円ライターにも入ってる時代です。パソ・コンなんて昔の話。今はもうパーソナル・ロボット、パソ・ロボの時代なんです。そんなコンピューター・ワールドをオート・フォーカスでポラロイドしちゃうんだからサイコー。SF界のコンパクト・ディスク=火浦功が、パソ・ロボ・エイジをランダム・アクセスしてみました。プログラムは16曲。「ドレにしよーかな?」的気分でセレクトできるところがグッドです。センスがいい。シャレている。もちろん、どの作品も面白い。だから、どこからでも、どーぞ。 -
全方位型アイデアから生まれた傑作海外シリーズ
大西鉄五郎は、9歳の時、サーカス一座にさらわれ、アジア各地を転々とした後、渡米興業ですっかりアメリカが気に入ってしまった。その後一座を脱走したが、さすがサーカスにいただけに、いろんな特技を身につけ喧嘩には滅法強い。いつも朴歯の下駄をつっかけているが、これが凄い武器になる。懐には小型ピストルをしのばせ、10メートル先に立てた絹針を射落としたことから“ガン鉄”の渾名があった。この男が、1930年代のアメリカの闇の帝王――酒の密造、売春宿、賭博場の経営、殺人など、犯罪をほしいままにしたギャング、アル・カポネを大いに手こずらせる。痛快傑作小説の決定版! -
思索的ですらある極上の笑いをどうぞ。大傑作5篇
びっくり仰天! シモキタ探偵公司には、おかしな依頼人ばかりがやってくる。今も、山高帽にフロックコート、やけに大時代な格好をした老人が訪ねてきて、「煙草屋の角の郵便ポストの行動を監視し、逐一報告するように」という。調査費用は全額前払いだって、いい条件だね。やつが何者かは知らないが、これじゃ、やるっきゃないよ!それから1週間、所長の辰吉と部下の銀次は交替で、電柱の陰から、ジッとポストを見張っていた……。ハードボイルド調がきまらない、長身・やせ型、離婚歴ある辰吉。女性大すき、軽いノリの銀次。秘書志願の紅一点・絵里。皆さん、一度、この零細なシモキタ探偵公司に、遊びに来てくださ~い。 -
保険金はどう使われたか、彼らは余命をどう生きたか
「あなたは余命6ヵ月です」。人によって、普段の生活のなかで大切にするものが違うように、突然、病によって人生の期限を区切られたときの行動もおのずと十人十色に分かれる。「余命6ヵ月以内」の診断によって、生前に最高3000万円程度の死亡保険金を受け取ることができる「リビング・ニーズ」という保険。従来の生命保険は、自分が死んだ後に保険金を家族に残す、つまり死んでから遺族が受け取るのが基本だった。「死」を前にした大金。本書はそれを現実に手にした5人の患者の人間ドキュメントである。 -
何でも直してくれる玩具修理者に、私は過って死なせた弟を持ち込んだ。ホラー小説大賞受賞作
玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも……死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く……。現実なのか妄想なのか。生きているのか死んでいるのか――その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。 -
漫画家養成学校の研修に参加した女子高生・聡美。同じ頃、護送中の凶悪犯が逃亡し、研修の宿泊先に刑事が現れて
漫画家を目指す十七歳の女子高生・岡本聡美は、夏休みに、養成学校の研修「あなたも漫画家になれる!」に参加することに。婚約者を置いて参加した尚子や、脱サラを目指す笠原など、一風変わった仲間たちと研修先のロッジに向かう聡美。しかし同じ頃、護送中の凶悪犯が、なんと警官を殺して逃亡。そしてその凶悪犯を追っているという刑事が、聡美たちの宿泊先に現れて…!? 嵐に閉ざされたロッジで、聡美は生き残ることができるのか!? 快作ミステリ、登場! -
雪降る夜、陽介はチェーンソー男と戦う美少女・絵理と出会った――『NHKにようこそ!』の滝本竜彦デビュー作!
「ごめんなさい。やっぱり私はあいつと戦います」平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。何のために戦っているのかわからない。が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作。 -
端正かつ幻想的な文体で描く怖さと哀しみ、美しさの奇跡の融合。日本ホラー小説大賞受賞、著者の伝説的デビュー作!
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング! 魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。 -
伝説のドラマ『すいか』以降、その作品世界が熱く支持されている夫婦脚本家・木皿泉。何気ない日常が愛おしくなるエッセイや、創作への熱い情熱が伝わる羽海野チカとの対談をはじめ、貴重なロングインタビューやシナリオなどを、一冊にギュッと収録!思わず心をわしづかみにされるコトバとの出会い、ここにきっとあります。
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「花嫁はそっくりだが別の女だ」と謎の言葉を残し行方不明になった新郎
この物語のヒロイン、塚川亜由美。私立大の文学部に通う二年生、少々あわてんぼうの19歳である。彼女はクラブ活動の先輩・田村の結婚披露宴に招かれたが、どうも様子がおかしいのだ。花婿の田村は暗い顔をしているし、そのうえ彼は、「そっくりだが、花嫁は別の女だ」と謎の一言を残し、ヨーロッパへハネムーンに旅立った。その後、行方不明になった田村……。そして第一の殺人が――。サスペンスあふれる長編ユーモア推理。 -
裕福な家庭で育ち、初恋の相手・泰治(たいじ)と婚約した品子(しなこ)は幸せの絶頂にあった。だが結婚後も夫の心は気高く美しい大使令嬢の真津子(まつこ)に向いていた。妻にも祝福される恋をしたい。そんな泰治の理不尽な求めにも素直に従い、品子はひたむきに愛を貫く――。昭和初期の華やかな上流社会を舞台に、男性に翻弄されつつも、逞(たくま)しく成長する一人の女性の生き様を描いた長編小説。
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