『日本文学、早川書房、谷甲州、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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ジョイン・カクテルとは、記憶や感覚を共有しながらのセックスが可能になる飲み物だ。エミリーという少女とプレイし、彼女の記憶をのぞいてしまった男の心情を描いた表題作、敵の心を読むことのできる特殊技能兵が、戦場でサイコティックな恐怖を体験する「逝きし者」、戦闘訓練シミュレータに入っていた警官の不可解な死の謎にせまる「過去を殺した男」など、人間の記憶と意識のありようを鋭く描き出した物語、全14篇。
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登山家、筧井宏はネパールの山中で得体の知れない男、デヴィッド・マクスウェルと出会い、彼の予言めいた言葉に導かれるように、ヒマラヤ国際登山隊に加わることになる。他のメンバーは、日本人女性の加藤由紀と、イギリス人男性のジョージ・フェアリングとデニス・ワーウィック。しかしこの登山隊内には最初から不可解な軋轢が見え隠れしていた。クライマーたちが過酷な状況で遭遇した幻想と狂気を描く迫力の山岳小説。
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チベットの少年僧ミグマは、くりかえし不思議な夢を見た。雪山の頂で死を待つ夢だ。それが自分の前世の姿かもしれないと高僧から告げられ、ミグマは遙かな過去をさぐる旅に出る。やがて、前世がシェルパであったことを知った彼は、この世界の秘密が隠された曼陀羅へと導かれていくが――輪廻とは? 情報とは? 宇宙とは? 壮大な物語のなかを主人公とともに彷徨う間に、新しい世界観が目の前にひらけていく山岳幻想巨篇。
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マナスル登頂を目指す登山隊の隊長になってくれ、さもなくば――得体の知れない男から脅迫され、登山家の滝沢はやむなく仕事を請け負った。が、出発した登山隊はどこか不自然だった。実は彼らは偽装したチベット・ゲリラの部隊だったのだ。しかも部隊の全員が銃で武装している。彼らの真の目的は何なのか。厳寒のヒマラヤを舞台に展開する陰謀、裏切り、そして壮絶な逃避行――迫真の筆致で描く、山岳冒険小説の傑作。
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