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『日本文学、河出書房新社、山下澄人(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • 「砂漠へ行きたいと考えたのはテレビで砂漠の様子を見たからだ」――北国に住むわたしが飛行機に乗って到着した街は、アメリカの古くからのカジノの街。レンタカーを借りて向かった砂漠で、わたしは、子どもの頃のわたしに、既に死んだはずの父と母に、そして砂漠行きを誘えずにいた地元のバーで働く女に出会う……。
    小説の自由を解き放つ表題作に加え、単行本未収録を含む短篇3作を併録。
    ◎解説=保坂和志

    Don't think. Feel!
    言葉を、文章を、山下澄人のような使い方をみんながするようになれば、
    ただの会話がダンスや格闘技みたいにワクワクする。
    ――保坂和志氏(小説家)
  • 704(税込)
    著:
    山下澄人
    レーベル: 河出文庫

    ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの理不尽には暴力で反抗する毎日。ある晩、酔った親父の乱暴にカッとなった神永は、台所に2本あった包丁を握る。「お前にやられるなら本望や」そう言い放つ親父を、神永は刺すのだが……。
    痛みと苦味のなかで輝く、少年たちの青春群像。
    ◎解説=町田康

    「悲しみのなかを漂う優しさには暴力の気配がたちこめる。」

    「読者の魂に素手で触れてくるような小説である。」

    「私は魂が振れた。」

    ――町田康氏(小説家)

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