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『実用、日本文学、その他(レーベルなし)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全72件

  • シリーズ76冊
    748990(税込)
    著:
    長澤光晴
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    水洗トイレ・冷蔵庫からジェトコースター、スケート、虹、オーロラ、飛行機、人工衛星・GPSまで身の回りにある物や現象のしくみが面白いほどよくわかる!文系の人でも理解できるよう、とにかくわかりやすく、またとにかく図を使ってうまく説明しました! 本書で扱ったテーマは、身の回りにそれとなくある物や現象です。それらの仕組みを知らなくても生きてはいけますが、知っていればなかなか楽しく暮らしていける、そんなものばかりです。物理の醍醐味は、いろいろな現象を少数の法則や定理そして少しの仮定で取り扱うことができるところにあると思います。
  • シリーズ14冊
    1,3091,980(税込)
    著:
    島泰三
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    なぜ霊長類の中でホモ・サピエンスだけが、積極的に魚を食べるのか? それは、もともとホモ・エレクトゥスやネアンデルタール人といった「強者」に対抗するための仕方なしの生存戦略だった。だが、人類がアフリカから世界中に拡散していく過程で、その魚食こそが飢えを満たし、交通手段を発展させ、様々な文化を生み出す原動力になった。果たして、魚食は「弱者」ホモ・サピエンスに何をもたらしたのか? 他の霊長類との比較を踏まえ、出アフリカから日本列島へと至る「大逆転の歴史」をベテランの人類学者が鮮やかに描き出す。
  • シリーズ88冊
    4951,001(税込)
    著:
    イソップ
    レーベル: ――

    古代ギリシャの時代に生まれた物語。旅人に上着を脱がせるために争う『北風と太陽』、「狼だ!」と叫んで誰にも信じてもらえなくなった『狼と少年』、ウサギとカメがかけ比べをした『ウサギとカメ』など、現代にも伝わる教訓を含んだイソップの寓話を多数収録。短いエピソードの中に、ユーモアや風刺が凝縮されている。
  • 1,320(税込)
    編:
    彩図社文芸部
    レーベル: ――
    出版社: 彩図社

    文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。
    そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。
    選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。これらを作家ごとに分類し、計8章にわたって紹介していきます。
    川端康成に「刺す」と恨み言を残した太宰治、周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也、女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など、文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています。
    文豪たちにも人間らしい一面があるんだと感じていただけたら、うれしく思います。
  • シリーズ2冊
    2,7502,860(税込)
    編集:
    小倉孝誠
    レーベル: ――

    感想から解釈へ、感動から批評へ飛躍するために。脱構築批評からフェミニズム批評、システム理論、そしてエコクリティシズムまで。 20 世紀から現代までの理論を幅広く学び、具体的な作品分析をとおして批評のプロセスも体感できる入門書。
  • シリーズ34冊
    7742,090(税込)

    ワイルド、ロレンス、フォースターら、近代英米文学の巨匠たちの「ゲイ小説」が一堂に会して登場。大作家の「読み直し」として、またゲイ文学の「古典」としても必読の書。これぞゲイ・キャノン。
  • シリーズ52冊
    1,2102,200(税込)
    監修:
    平野敦士カール
    レーベル: ――
    出版社: 宝島社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    M&A、SWOT分析、PDCA、ブルー・オーシャン、プラットフォーム……「よく聞くけど、実はあまりわかってない。今さら聞けない、勉強しようと思っても経営学の本は難しすぎてちょっと…」。本書では、経営学の難しいテーマをイラストでわかりやすく解説しました。「経営とはなにか?」といった基本から「UberやAmazonなど最新企業のなにが新しく画期的だったのか?」まで、身近な事例をもとに経営学をざっくりと学びたい人にオススメの一冊です。
  • 「機械で読む」ことで何ができるのか? 
    デジタル・ヒューマニティーズ×日本文学研究から生まれた驚くべき成果とは?
    デジタル時代の文学リテラシーがこの一冊でつかめる、最前線の研究をいち早く翻訳!

    本書では、数字と文学のあいだの概念上の分断を超えて、批評理論と統計学・計量的読解を融合した新たなアプローチから、 言語やテキストにひそむ人間の認識の問題にせまり、日本文学の読み直しを通して世界文学へと接続する。
    データ・サイエンスの影響をうけた北米発の〈デジタル・ヒューマニティーズ〉の手法をつまびらかにする、入門書にして文学研究に量的革命を巻きおこす挑戦の書である。

    デジタル情報化とAI革命が猛スピードで進行しつつある現在、人文学においてもデジタル技術を研究に用いた〈デジタル・ヒューマニティーズ〉が注目されている。文学研究における〈デジタル・ヒューマニティーズ〉は北米で独自の発展をとげ、膨大なデータをコンピュータで処理し、ジャンルや文体といった大きな対象にアプローチする手法が確立されつつある。 日本文学に対して初めて本格的にこの手法を適用した本書は、夏目漱石の文学論にさかのぼりながら日本におけるデジタル思考の文芸史を概観し、青空文庫を例にテキストのアーカイヴとサンプルの意味を分析する。
    さらに「私小説」というジャンルの謎や、ジェイムズ・ジョイスで広く知られる「意識の流れ」の技法と日本の近代文学の関係、そして大日本帝国の時代の日本語小説における人種の表象がどのような記述によって生み出されてきたのかを、テクノロジーを駆使して膨大なテキストを解析することで明らかにする。

    数字で文学を読み解き、文学研究における数字の値打ちを吟味する、グローバル情報化時代の文学研究を実践する必読の一冊である。

    日本文学者・翻訳家 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授マイケル・エメリック氏推薦!
    「明晰かつ雄弁で、主張には細心の注意が払われた『数の値打ち』は文学研究へのコンピュータ・アプローチの歴史と現況をめぐる魅力的な案内であり、ケース・スタディそれ自体も豊富かつ説得的、しばしば驚きである。この本を長年待ち望んでいたのは私ひとりではないはずだ。」
  • シリーズ2冊
    3,3003,740(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    フランスの5月革命が象徴する1968年。世界的に学生の異議申し立てが吹き荒れ、ベトナム反戦闘争が激しさを増し、日本でも東大・日大をはじめとする全共闘の大学闘争、アメリカ軍の後方基地である全国各地の反基地・ベトナム反戦運動が高揚したのが68年だ。

    2015年夏に国会議事堂前で展開された安保法制反対デモとも比較されたように、政治の激変、社会運動の高揚の転換点として語られる68年だが、ほかにも多様な価値観や文化・芸術などに大きなインパクトを残したにもかかわらず、これまでの議論が見落としてきたものは多い。

    本書では、「性と身体」という視点から68年の多様な文化実践を掘り起こし、現代にも続く影響力とそのダイナミズムを明らかにする。具体的には、これまでの68年論が素通りした文芸作品や芸術表現、解放をめざした運動の陰で抑圧されていた女性問題、などを取り上げて、変革のなかで「性と身体」がどのように語られてきたのかを6章に分けて検証する。60年代論の新機軸を提示する論集。
  • 東日本大震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はいったいなにを残したのか。東北のひとびとがいま語ること、その地でこだまする声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。
  • 本書は、作家たちの本音や失言、暴言を集めたアンソロジーです。
    名作を生み出し、歴史に名を残した作家といえども、言葉選びを誤ることもしばしば。むしろ、必要以上に周囲を巻き込み、世間を騒がす問題に発展することもありました。

    師匠である佐藤春夫や井伏鱒二を作品内で皮肉って、大叱責を受けた太宰治。
    こき下ろした作家の弟子から決闘を申し込まれた、坂口安吾。
    雑誌の後記で、原稿料や各号の売れ行き、もうけの有無まで公開し続けた菊池寛。
    新聞社入社にあたり、教師時代の不満を新聞紙面にぶちまけた夏目漱石。
    「好きな人の夫になれないなら豚になる」と友人に漏らした、若き日の谷崎潤一郎……。

    収録したのは、明治から昭和にかけて活躍した、誰もが知る大作家の逸話。問題発言を含む随筆や手紙、日記、知人らの回想文などから、作家たちの言動を探りました。
    大作家による、人間味あふれるぶっ飛び発言の数々。楽しんで読んでいただけると、うれしく思います。
  • 『源氏物語』は、世界に誇る日本の古典文学作品であると同時に、今読んでも最高に面白い超一流のエンターテインメント作品です。本書では『源氏物語』に登場する女性のうち主要な18人を紹介しました。ヒロイン「紫の上」だけにとどまらず、個性豊かな女性たちが真実の愛に生きようとする姿は、時に健気で時にはかなく、それぞれの「愛のかたち」があるものだと心打たれます。「『源氏物語』は読みたいけれど、長いし、話も複雑だから、ちょっと……」と敬遠している人がいたら、もったいない! ぜひこの本を通じて、世界最高の文学である『源氏物語』の世界に触れてみてください。そこには、千年前も今も変わらぬ男女の姿があり、今の時代に通用する「愛のかたち」があることに気がつくはずです。カラー口絵では、魅力的なイラストで18人の女性を紹介しています。
  • 菅江真澄が東北北部にしるした足跡をたどる現代の風土記.マタギの生態と鉱山労働,山岳信仰と海神八百比丘尼の伝承,十三湊を拠点とする安東水軍と蝦夷の一族など,真澄の記録を現在の風景と重ねつつ,みちのくの民俗誌を描く.日本近代化の歩みの中で,北のトポスが置かれた特殊な位置と意味とは何だったのか.

    ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
  • 村上作品をキリスト教神学で読めば、ページから違う声が聞こえてくる。悪の問題に正面から取り組んだ『騎士団長殺し』を「不可能の可能性に挑む」「神なき時代の愛のリアリティ」のキーワードで詳細に読みほぐし、最新作『街と~』に至る展開まで鋭く考察。神学と海外事情に精通する著者だから書けた、発見と驚き満載の書。
  • Instagramフォロワー20万人超!! 約128点のレシピを掲載!

    給食の先生・栄養士・食育インストラクターでもあるaoiさんの家族に愛されごはんがレシピ本になって登場!
  • 第12回コミチ漫画大賞受賞作。幼なじみ2人がたどった1000日を綴り、Twitterで「泣ける」との声が殺到した純愛物語。

    第12回コミチ漫画大賞受賞作。
    幼なじみ2人がたどった1000日を綴り、Twitterで「泣ける」との声が殺到した純愛物語。

    幼稚園の入園式で出会ったおさむとつかさはすぐ、“ふうふ”とからかわれるほどの仲良しに。
    おだやかでちょっと不器用なおさむ。感情豊かで友達想いなつかさ。
    やがてふたりは青春期を迎え、大人になり、それぞれ別の道を歩みはじめた。
    しかし、つかさに起きたある出来事をきっかけに、ふたたび人生が重なりはじめる。

    コロナが明けたら…。
    ふたりが交わした約束とは?

    たまごっちやmixiから、コロナまで、それぞれの時代に流行したものを背景に描きながら、成長していくふたりの姿に、思わず自分の人生を重ね合わせてしまう。

    コロナが明けたら…。
    どこにでもいる男の子と女の子を主人公に、いま、誰もが考える未来に向けて、ユーモアを交えながら描いた喪失と再生、そして希望の物語。
    きっとあなたは、3回涙します。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    2024年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公として注目が集まる紫式部を、
    最新の研究をもとに再評価。格差社会、ジェンダー、ルッキズム、権力闘争…
    新たな視点で読み解く、いちばんはじめに読んでほしい、紫式部と平安文化の入門書!

    紫式部の人となり、宮廷での生活、生涯、そして代表作『源氏物語』『紫式部日記』に
    関する最新の研究に基づいた考察など、はじめて源氏物語を読むときや国語の授業の
    サブテキストとして、またドラマを深読みするためのソースとしても役立つ一冊。

    清少納言、和泉式部など、紫式部のライバルである平安文学の担い手たちの魅力も
    余すことなく紹介。

    紫式部と同時代に平安宮廷で活躍していた藤原道長、藤原公任、一条天皇、
    赤染衛門、藤原彰子、藤原定子、藤原隆家、源倫子ら魅力的な人物たちの、
    充実した「イラスト人物事典」を掲載。ドラマの登場人物と比較して楽しめる。

    平安文学研究の第一人者による、平安時代のかな文学における「男」「女」「情愛」
    といった観点からの物語や和歌の構造分析も充実。

    表向きは雅で風流な毎日をおくる平安貴族たちが、いかに愛憎と権力が渦巻く過酷な
    世界でさまざまな策謀を巡らせていたか、当時の宮廷のリアルな様子を誌面に再現。

    複数相手が当たり前!? ロリコン、ストーカー、不倫…自由すぎる平安貴族の男女関係
    など、平安貴族の文化、風俗についても、さまざまな視点で分析。

    「格差社会」、「階級・権力闘争」、そして「ジェンダー」や「ルッキズム」など、
    現代に通ずる政治的・社会的なテーマについても、当時の時代状況と絡めながら分析。
    読めば必ず誰かに話したくなる、紫式部と平安貴族の「表と裏」情報満載の一冊です!

    [もくじ]
    〈巻頭〉
    (1)紫式部を知るための5つのキーワード 
    秀才キャリアウーマン/地味でまじめ/プライドが高くコンプレックスがあった/
    当時から人気作家で歌人だった/知性に裏打ちされた鋭い観察眼
    (2)『源氏物語』はこうして生まれた
    (3)紫式部をめぐる2人の男性
    (4)紫式部か活躍した時代と一条朝
    (5)貴族たちとの教養と文化を育む後宮サロン
    (6)現代の感覚で再評価する「光源氏という生き方」

    第一章 紫式部の半生―女性の歴史の変換点を探る

    第二章 平安宮廷で活躍した人々と紫式部[人物事典]

    第三章 現代の目で読み解く『源氏物語』

    第四章 現代の目で読む『紫式部日記』

    第五章 聖地巡礼―紫式部ゆかりの地を訪ねて
  • 麻雀プロリーグ「Mリーグ」の魅力が分かる公式ガイドブック!

    トッププロの集まる麻雀プロリーグ戦「Mリーグ」。本書では全8チーム所属の全選手の詳細な解説やMリーグをより楽しむための用語集などの各種情報を網羅! 2020シーズン観戦に必携の一冊!
  • 日本文化の特徴とは何か.幾度も反復されてきたこの問いに,著者は時間と空間の両面から切り込む.文学・絵画・建築など豊富な作品例,それらを貫く時間と空間の感覚,さらに宗教観や行動規範の分析から,「今=ここ」に生きる日本文化の特徴が鮮明に浮かび上がる.日本文化の本質,その可能性と限界を鋭く問う渾身の書き下ろし.
  • 本書は、日本を代表する作家たちが描いた、食にまつわる作品集です。
    収録したのは、28作の短編・随筆。作者の個性が感じられる、味わい深い作品を集めました。

    おにぎりと思い出が交錯する吉川英治「母の掌の味」
    行方不明になった夫の奇怪な行動を妻が語る岡本綺堂「鰻に呪われた男」
    お菓子好きの少年がトラウマを抱くようになる夢野久作「お菓子の大舞踏会」
    料理への思いがこれでもかと伝わってくる北大路魯山人「味覚馬鹿」

    いずれの作品にも、食に対する作家たちのこだわりが、随所に表現されています。読み進めていただくと、好みの味を共有できる作家が、きっと見つかるでしょう。未知の味わいを魅力的に描き出す作品にも、きっと出会えるはずです。
    文豪たちが手がけた食の名作の数々を、とくとご賞味あれ。
  • 7-1 一眼国
    7-2 石返し
    7-3 乙女狐
    7-4 鴻池の犬
    7-5 五里五里芋
    7-6 さじ加減
    7-7 崇徳院
    7-8 長襦袢
    7-9 蛸坊主
    7-10 茶碗屋裁き
    7-11 七草
    7-12 貧乏花見
    7-13 餅犬
    7-14 算段の平兵衛
    7-15 ろうそく喰い
  • 「俺は国際的の居候」と嘯く大正時代の作家,大泉黒石.ロシア人を父に持ち,複数語に堪能なコスモポリタンだった.『中央公論』連載の『俺の自叙伝』で一世を風靡するが,才能を妬まれ,虚言家だと罵られ文壇追放,忘れられた作家となる.国家も民族も飛び越え,人間性の普遍へと向かおうとした異端の文学者が,今,蘇る.
  • 喧嘩はひとたび始まると、なかなか収まりがつきません。
    争うつもりはなかったとしても、売り言葉に買い言葉、ついカッとなって言い合いになってしまうもの。熱が冷めても仲直りのきっかけがみつからず、気まずい思いをすることも、珍しくはありません。

    このやっかいな問題に、文学者たちは向き合ってきました。喧嘩から生まれる心の機微を描き出し、人間の生き生きとした面を、とらえようとしたのです。
    ある者は感情の行き違いを描き、ある者は喧嘩シーンをリアルに浮かび上がらせ、またある者は、喧嘩の滑稽さを際立たせました。
    本書に収録したのはそんな、喧嘩をテーマにした短編・随筆です。

    当事者たちの関係性や、彼らが置かれた環境は、千差万別。現代とは時代背景も異なります。それでもいずれの作品も、エネルギッシュで不思議な魅力を放っています。それはきっと、普段、表に出ない感情の衝突するさまが、描き出されているからでしょう。その魅力を、ぜひご堪能ください。
  • 古代・中世を生きた人びとは,人の死をどのように受けとめ,死者をどのような想いで送ってきたのだろうか? 亡くなっても遠い彼岸に旅立たないで身近にいてほしい,夢でもいいから時には語りかけてほしい.多くの人びとは,そうした想いでいたのではないか? 死と死者を巡る日本人の「想い」を,和歌・物語などを手がかりに探る.
  • 本アンソロジーのテーマは、文豪たちの「嘘」。題材は、小説ではありません。随筆や手紙、周囲の人々が書き留めた、文豪自身の嘘が題材です。
    「死んでやる」と言い過ぎて記者にキレられた太宰治。親しい人に嘘のハガキでいたずらをする芥川龍之介。「彼の嘘を聞くと春風に吹かれるようだ」と評された歌人・石川啄木など。
    どこか魅力的で憎めない嘘を通じて、文豪たちの意外な素顔に迫る一冊。
  • おもてなしの心や四季のうつろいを大切にする言葉の数々──
    日本語の豊かさを再発見する

     
    ならわしやしきたり、心づかいやマナーといった行動習慣は
    日本人の生活に自然と根づいています。

     
    本書では、そうした日々の暮らしや感性のもとにある
    “きほんの日本語”を1冊にまとめています。
    あいさつや行事、ことわざ、季節を感じる七十二候・二十四節気、
    生き方の土台となる言葉の数々を、
    齋藤孝先生の解説と優しいイラストで振り返ります。

     
    日本語には、心づかいを感じるあいさつや
    小さなことに気づく細やかな表現、
    先人たちから受け継がれた心の支えとなる言葉があります。
    日本語の豊かさを味わい、愉しみながら暮らすための、
    手元に置いておきたい一冊。



     
     
     
     
     
    ■目次
    第1章 日本人の心づかい 
    ・パート1 人づきあい 
    おはようございます/おかげさま/
    一期一会/お裾分け・お福分け/餞別(はなむけ) ほか
    ・パート2 「ハレ」の日 
    門松・鏡餅/初詣/お彼岸/
    五節句/お食い初め/還暦 ほか
    ・パート3 身につけたい心がけ 
    ごちそうさま/嫌い箸/上座・下座/敬語 ほか
    ・パート4 神仏と日本の暮らし 
    守り本尊/縁日/大安・仏滅/鬼門/縁起物 ほか


    第2章 ことわざ 
    ・人生
    柳に雪折れ無し/諸行無常/六十にして耳従う ほか
    ・人間性
    成らぬ堪忍するが堪忍/天を怨みず人を尤めず/臥薪嘗胆 ほか
    ・社会生活
    頭剃るより心を剃れ/転がる石には苔が生えぬ/袖振り合うも多生の縁 ほか
    ・日常
    敵の家でも口を濡らせ/秘すれば花 秘せずば花なるべからず ほか
    ・自然・文化 
    一葉落ちて天下の秋を知る/教うるは学の半ば/言葉は心の使い ほか


    第3章 日本の四季 
    立春/雨水/啓蟄/春分/清明/穀雨 ほか 


    第4章 生き方 
    寛容/礼儀/作法/孝行/もったいない/進取の気性 ほか
  • 江戸期から明治期にかけて、大衆芸能である落語は小説にどのような影響を与えたのか。落語は西洋近代とどのように出会い、どのように向き合ったのか。

    三遊亭円朝の「怪談 牡丹灯籠」「怪談乳房榎」「真景累ヶ淵」「錦の舞衣」のほか、三遊亭円遊、快楽亭ブラック、談洲楼燕枝など、同時代に活躍した噺家による落語も議論の俎上に載せて、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を丁寧に読み解いていく。

    これらの議論を通じて、言文一致をめぐる問題、坪内逍遥の「人情」論を再考するとともに、小説が落語に翻案されるプロセス、物語が小説・落語・講談などのメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。
  • 1,430(税込)
    著:
    真山知幸
    レーベル: ――
    出版社: 彩図社

    「新聞は〝崇拝〟と表現 芥川龍之介に対する太宰治の強烈な愛」
    「夏目漱石を絶対視 だけど旅先に押しかけ借金を頼む内田百閒」
    「恋も文学も我が道を行く 森鷗外と永井荷風の交流と意外な共通点」
    「酒・喧嘩・宮沢賢治を好きすぎて意気投合 中原中也と草野心平」
    本書はこうした、文豪同士の「愛」にフォーカスした書籍です。
    「あこがれ」「友情」「愛憎」という三つの切り口に基づいて、「文豪による文豪への愛」を紹介します。題材にするのは、文豪や知人の回想、手紙や日記など。文豪たちの知られざる、人間味あふれる素顔に迫っていきます。
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    本居宣長は、青年期に医者になる勉強のため京都に遊学しています。『在京日記』はその間の日々の出来事を記した日記です。当時宣長は20代。若者らしい目線で京都の暮らしをリアルに書き綴っています。本書はそれを現代語訳で読んでいただきます。
     記事の一部をご紹介すると、「東山花見」「鴨川夕涼み」「祇園祭」「大文字送り火」「月見」「顔見せ」「密輸事件」「変な追い剥ぎ」「不可解なお触れ書き」「怪奇現象」などなどです。多彩な内容で、当時の京都の生活、文化、娯楽、社会の動き、事件などが詳しく記述されています。
     京都に遊学した一人の青年が、目で見て感じて、それを書きとめた文章を読むことを通じて、江戸時代の京都の雰囲気を気軽に楽しんでいただければと思います。横書き、ブログ風で読みやすく。江戸時代の図絵を多数掲載しています。
  • 夏目漱石研究は、出つくした。そう断ずるのは、まだ早い。

    作家漱石に師はなかった。しかり、シェイクスピアを除いては――。
    日本語・日本文学の枠を超え、シェイクスピアとの対峙を洗い出したときに見えてくる全く新し い漱石論。

    夏目漱石は、世界に先駆けた文学理論書『文学論』でシェイクスピア作品を最も多く引用しているばかりでなく、
    東京帝国大学での講義録やメモ・蔵書書き込みなどでもその「面白さ」を盛んに称讃・解析している。
    かつそこには、作家漱石がこの文豪の手法を自作に生かそうとした形跡も探知される。
    そもそも文学が「面白い」とはいかなる「事実」に由来するのか?――本書では、漱石の「批評的鑑賞」の姿勢を継承し、
    《シェイクスピアに向き合う漱石》の全貌を明らかにしたその先に、『こころ』など主要作品の深層を浮上させる。

    知的に爽快な、生きた文学論である。佐々木英昭の頭脳は漱石と共に動く。
    明治の英文学者はシェイクスピアをどう読み、作品にどう用いたか。分析の心理は鋭く、手際は鮮やか。
    平川祐弘(東京大学名誉教授)

    「心理学」確立以前に漱石が苦労して到達した、言わば「下意識」を表現する手法の歴史性を解明している秀書。
    漱石がなぜ現代に至るまでこれほどの感動を呼ぶのかが分かる。
    ソーントン不破直子(日本比較文学会会長・日本女子大学名誉教授)
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    「ヤマタノオロチ」や「因幡の白うさぎ」など、日本人ならどこかで聞いたことがある物語が収録されている日本最古の歴史書「古事記」。
    この書物は、古い時代の日本人が悩み、そして、その問題をどのように解決していったかが、当時の日本人の心情も合わせて書かれている文学書でもあります。
    本書では古事記に書かれている物語の中から、ビジネスや自己啓発に使える話を選び出し、再構成しました。本書を活用すれば、仕事や雑談のネタ、人生の指針などを楽しみながら学ぶことができます。
    さらに日本文化の学び直しや古典の教養を深めるためにも活用できます。
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    ステップラダー・シリーズは、やさしい英語で書かれた、英語初級〜初中級向けの英文リーダーです。初心者レベルの方でも無理なく読めて、段階的にステップアップできるようにつくられています。
    ステップラダー・シリーズのステップ1の日本昔ばなし
    「昔々あるところに……」子供の頃から聞き慣れたこの書き出しで始まる日本昔ばなし。桃から生まれ、仲間たちを連れて鬼退治に行く『桃太郎』、傷ついた鶴を助けた若者のもとに現れる美しい娘との暮らしを描く『鶴の恩返し』の2篇を収録。音声無料ダウンロード付き。
    ※書籍版にある巻末のワードリストは電子版には付属しません。
  • シリーズ2冊
    1,3201,980(税込)
    著:
    渋谷悠
    レーベル: ――
    出版社: 論創社

    39人の、心の、浮遊物。脚本家、映画監督、舞台演出家として幅広く活躍する渋谷悠、初の戯曲集!「穴は、とてつもなく大きくなれば、いつか地平線になる」
  • ギリシャ出身で、のちに日本に帰化した小説家・日本民族学者の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。日本古来の伝承や民話をこよなく愛した彼は、日本各地の幽霊話などを独自の解釈を加えて情緒豊かな文学作品として蘇らせ、代表作『怪談』を著した。本書では、「耳なし芳一」「雪女」「ろくろ首」「むじな」「青柳の話」「葬られた秘密」「安芸之介の夢」「かけひき」の8篇を収録。時代を超えて楽しまれる怪奇文学の名作が、シンプルな英語で楽しめます。
    ※書籍版にある巻末のワードリストは電子版には付属しません。
  • 仙人の道をめざして旅に出た杜子春が、財宝や仙力より大切なものがあることを学ぶ「杜子春」、他人の幸福をねたみ不幸を笑うという人間の心理を描いた「鼻」、藪の中で見つかった死体をめぐる関係者の証言が食い違い矛盾し、真相が最後まで明らかにならない「藪の中」の3編を収録。『今昔物語』『宇治拾遺物語』といった古典に題材をとり、多くの傑作を残した芥川龍之介の短編小説が、やさしい英語で楽しめます。
    ※本書はラダーシリーズ『杜子春 (Toshishun)』、『鼻 (The Nose)』、『藪の中 (In the Woods)』を再構成したものです。
    ※書籍版にある巻末のワードリストは電子版には付属しません。
  • 1,980(税込)
    著者:
    林望
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    万葉集、源氏物語、新古今和歌集などなど、古典文学の中の男女の恋のさや当て、駆け引きなど、原文と現代語訳を織り交ぜてリンボウ先生が「恋」を解説。楽しく読める大人の古典。
  • 「水俣」はなぜ世界をひきつけたのか。近代化と日本的体質の悪しき象徴=水俣病を見つめ続けた作家による「水俣」の姿、未来への視座。J・デップ主演映画「MINAMATA」2021年9月公開。
  • 30年以上にわたり『源氏物語』を解読し、

    「うそ」をテーマに追究した著者がついに到達した「浮舟」の秘密。
    紫式部が『源氏物語』の中に隠したメッセージとは――。

    人物、重要キーワードを50音別に解説する。
  • 近代化に影響を与えた福沢諭吉は、「冒険の人」でもありました。若いころに故郷を飛び出して長崎、大坂などで学び、開国後は洋行使節に紛れ込んで、西洋の地を踏みました。

    そんな福沢諭吉が明治維新直前に出版したのが、日本初の海外旅行ガイドブック『西洋旅案内』です。切符の買い方や旅程など実用的な情報はもちろん、政治制度や価値観の違いなど、あらゆる事柄がとらえられています。

    この『西洋旅案内』の現代語訳を通じて、福沢諭吉ら幕末の武士が驚いた西洋文明の有様を本書で描きました。時代背景を理解しやすいよう、解説を交えているので、予備知識は必要ありません。本書を通じて19世紀欧米への船旅をお楽しみいただけると幸いです。
  • 中国や北朝鮮によって
    現実化した国防危機……
    いまの日本に、伝えたいこと。
    そして私たちが知るべきこと。

    三島の「散る美学」に隠された問題点
    川端康成が到達した「枯淡の境地」
    日本が世界に誇る文学者
    2人の霊言の対比から、
    浮かびあがってくる真実。

    <三島由紀夫>
    ◇1970年の衝撃の自決、その真相を本人が激白
    ◇「憲法改正」「自衛隊の決起」を促した当時の真意とは
    ◇戦後日本を無力化した「唯物論」と「平和教」
    ◇いまだ変わらぬ国論に対する苛立ち

    <川端康成>
    ◇三島の過激な思想の限界を鋭く指摘
    ◇習近平の焦りが中国の敗北を招く
    ◇日本神道の特徴と欠けている観点とは


    ■■ 三島由紀夫の人物紹介 ■■
    1925~1970年。日本の小説家、劇作家。東京生まれ。東京大学法学部卒。代表作は『潮騒』『金閣寺』『憂国』『豊饒の海』など。晩年、民兵組織「楯の会」を結成し、右翼的政治活動を行う。1970年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地において自衛隊員にクーデターを呼びかけるが果たせず、割腹自殺した。

    ■■ 川端康成の人物紹介 ■■
    1899~1972年。小説家。大阪府生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)文学部国文学科卒。卒業後、横光利一らと「文藝時代」を創刊。一高時代の伊豆旅行の体験をもとにした『伊豆の踊子』などを発表し、新感覚派の代表作家として活躍した。日本的美意識を追究し続け、1968年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。代表作に『雪国』『山の音』『眠れる美女』『古都』などがある。

    目次
    まえがき
    第1章 三島由紀夫の霊言  ―没後五十年、日本の体たらくを叱る―
     1 三島由紀夫が語る「日本への憂い」
     2 自決を通して三島由紀夫は何をしたかったのか
     3 三島由紀夫の価値観に潜む問題点
     4 明らかになる三島由紀夫の「魂の本質」とは
    第2章 川端康成の霊言  ―「三島由紀夫の限界」と「日本の国防」を語る―
     1 川端康成と三島由紀夫の「美学」の違いとは
     2 川端康成から見た三島由紀夫像を語る
    あとがき
  • 平成年間、日本文学はグローバル商品として拡散する一方、インターネットの浸透により市場は収縮した。明治以来の制度が根本的な変容を迫られる中、「私」は異常化し、「世界」はディストピアに変わり、「言語」は世俗化され、作家たちの意識は迷宮化し渦を巻く……圧倒的なスピード感でテキストを読み抜いてゆく思考の冒険!
  • 忘れたいことがある。忘れられないことがある――福島から語られる「いま」の声は、死者の声を響かせながら、未来へと向かう。『想像ラジオ』の著者による、21世紀の『苦海浄土』。
  • ダイアローグという手法

    1930年代半ばに青森県弘前市で生まれた寺山修司は、短い生涯のあいだに短歌、詩、写真、ボクシング、競馬、映画、演劇、音楽、ラジオ、テレビ、ビデオレターなど、じつにさまざまな表現活動をおこない、同時代を生きる人々に大きな影響を与えた。その寺山作品は現在でも生き続け、新しい世代のファンが誕生している。このような寺山修司については数多くの評論やエッセイが書かれているが、作品ジャンルが多岐に亘るためか、これまで彼の書誌情報がまとめられることはなかった。
    著者の堀江氏は寺山の初出雑誌すべてに目を通し、NHKアーカイブスのラジオとテレビの全資料を確認することで、いままで未整備の全著作目録をはじめて完成させた。
    その研究において、これまで知られていなかった寺山修司の行動原理が明らかとなる。「対話すること、他人と関わりを持とうとすること、これこそが、寺山が生涯を通じて求めたものの一つであった」。寺山修司のダイアローグという手法とは、どのようなものか。本書では、この行動原理がかたちとなって表われる1960年代を軸に、新たな寺山像を浮かび上がらせていく。巻末には寺山修司単行本全書誌、ラジオ番組年譜を付す。
  • 科学というと、高校で習う理科だけでも、物理、生物、化学、地学とあり、全体としてどのように発展を遂げてきたのか初学者にはわかりづらいもの。
    本書では、古代から現代までいったん打ち立てられた理論が次々に打ち破られ、科学がダイナミックな変遷を遂げていくさまを鮮やかに描き出し、科学の歴史を大きな流れとして感じることができる。
    ヒポクラテス、ガリレオ、ハーヴィー、ベーコン、ニュートン、ラヴォアジエ、ジェンナー、アインシュタインなど、著名な科学者にも言及しながら進む、やさしい科学の物語。
  • あなたが心惹かれる
    文学や芸術は、
    光か?それとも闇か?

    日本文学を代表するあの
    作家たちの死後の行方とは!?
    それぞれの思想や作品から、
    芸術の中にある善と悪が明らかに。

    『人間失格』『斜陽』の太宰治
    酒と女と自殺願望――破滅型人生のその後

    『羅生門』『鼻』『蜘蛛の糸』の芥川龍之介
    太宰治の心のあり方と思想の誤りに助言

    『堕落論』の坂口安吾
    その誤った仏教解釈と思想的な罪とは

    『伊豆の踊子』『雪国』の川端康成
    透明な心と美しい言葉で永遠と普遍を求める

    文学、マンガ、アニメ、映画、音楽、劇、テレビ……
    多くの人びとに影響を与える責任と代償とは?
    その作品の価値観が天国と地獄のどちらの世界に
    つながっているかを見抜け。

    ■■ 太宰治の人物紹介 ■■
    1909~1948年。小説家。青森県生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)仏文科から除籍。在学中は共産主義運動に関係するが脱退、自殺未遂を起こす。また、上京直後から井伏鱒二に師事し、1935年、『逆行』が芥川賞次席となる。その後も、『富嶽百景』『走れメロス』などを発表し、作家としての地位を確立。戦後は無頼派と呼ばれ、自意識崩壊の告白をつづった小説『ヴィヨンの妻』『斜陽』『人間失格』などで流行作家となるも、愛人の山崎富栄と玉川上水で入水自殺した。

    ■■ 芥川龍之介の人物紹介 ■■
    1892~1927年。小説家。東京都生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)文学部英文科在学中に執筆した短編「鼻」を夏目漱石に激賞され、大学卒業後、英語教師を経て作家生活に入る。作品の多くは短編小説で、代表作に「羅生門」「蜘蛛の糸」「杜子春」「トロッコ」「河童」等がある。35歳で睡眠薬自殺を遂げた。死後、友人の菊池寛によって、純文学系の新人作家を対象とする芥川賞が設立された。

    ■■ 坂口安吾の人物紹介 ■■
    1906~1955年。小説家。新潟県生まれ。東洋大学文学部印度哲学倫理学科卒業後、同人誌「言葉」を創刊。1931年に発表した『風博士』『黒谷村』が激賞され、新進作家として認められる。戦後、旧来の道徳観を否定した『堕落論』や『白痴』を発表し、波紋を呼ぶ。無頼派と呼ばれた。ほかの作品に『不連続殺人事件』『桜の森の満開の下』『安吾巷談』などがある。

    ■■ 川端康成の人物紹介 ■■
    1899~1972年。小説家。大阪府生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)文学部国文学科卒。卒業後、横光利一らと「文藝時代」を創刊。一高時代の伊豆旅行の体験をもとにした『伊豆の踊子』などを発表し、新感覚派の代表作家として活躍した。日本的美意識を追究し続け、1968年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。代表作に『雪国』『山の音』『眠れる美女』『古都』などがある。
  • 〈イタリア出身の著者がおくる、新しい古典文学の楽しみ方〉
    日本で長く翻訳者として活躍しているイタリア女性が、あの有名古典作品を“超訳”! 自由で古典愛に溢れた現代訳とともに、清少納言や小野小町のリアルな姿を探ります。
    1000年前、経済的に自立できなかった日本の女性たちは文字通り「命がけ」で恋をして、その経験を日記や物語として書き遺しました。彼女たちの恋愛は情熱的であり戦略的。本書では『枕草子』『紫式部日記』『竹取物語』など、誰もが一度は教科書で習った10の有名古典作品を「個性的な女性たちが、恋に、出世に奮闘する平安オムニバス」として読みなおします。
  • 1,650(税込)
    演者:
    桂三輝
    解説:
    松岡昇
    レーベル: ――
    出版社: アルク

    世界15カ国で大絶賛の極上エンターテインメント。全5噺をライブ収録

    笑いながら、楽しみながら聴いたり読んだりした英語はしっかり身につく!

    英語ネイティブでプロの噺家は、桂三輝さんが史上初。英語も落語もホンモノなので、思いきり楽しみながら学習できます。

    どうして英語落語なの?

    英語の上達が速い人に共通する特徴をご存じでしょうか? それは――
    1. あれこれ悩まず、行動を起こしている(勉強を始めている)
    2. 英語の勉強を楽しんでいる
    です。

    どの学習法が自分に向いているのだろうか…などと悩んでいる時間があったら、これと決めて勉強をスタートする。途中で問題があったら軌道修正をする。行動が早い人は英語学習に限らず、成功している人が多いですよね。

    そして、一旦始めたら、その勉強を楽しむ。「楽しい→続く→上達する→さらに楽しい」という好循環に乗れたらしめたもの。

    でも、楽しめと言われても、学校の英語の時間はつまらなかった…、映画やドラマなら楽しめそうだけど英語が難しすぎて挫折した…、というつらい体験をした人はたくさんいるでしょう。そんな人に試してほしいのが本書です。

    聴いて楽しい、読んで楽しい、難易度も高くなく、オーセンティックな生の英語――そんな学習素材にはなかなか出合えません。三輝さんの英語落語は、まさにそんな学習素材です。

    三輝さんの英語落語は、ブロードウェイ公演をはじめ、ヨーロッパ、アジア、アフリカでも披露され、人気を博しています。ぜひ、あなたも、英語を聴いて笑う、つまり英語を楽しむ体験を本書で始めてください。

    ※本書は、アルクの英語学習誌『ENGLISH JOURNAL』2016年4月号から6月号で掲載されて大きな反響を呼んだ特別連載を元に、汎用性の高い英語表現についての解説を付けて、まとめたものです。

    ※本書の学習で使用する音声(MP3)は、すべて無料でダウンロードできます。アルクのウェブサイトよりダウンロードの上ご利用ください。お持ちのPCの音声プレーヤーや、スマホに同期して再生、もしくはスマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)から直接ダウンロードして、再生いただくこともできます。なお、本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません。予めご了承ください。商品ご購入前に、ご利用の端末でのアプリ「語学のオトモ ALCO」インストールの可否を、ストア(App Store/Google Playストア)でご確認ください。
    【対象レベル】英語初級以上
    【ダウンロード音声】MP3ファイル
    【著者プロフィール】
    桂三輝(かつら・さんしゃいん):
    能と歌舞伎に興味を抱き、1999年に来日。2003年からアコーディオン漫談や英語落語の活動を始める。'07年に大阪芸術大学大学院芸術研究科に入学し、落語を研究。'08年、桂三枝(現・六代桂文枝)に弟子入りし桂三輝と命名される。'13年、在日本カナダ商工会議所文化大使に就任し、北米ツアーを開催。'14年からワールドツアーを開始、13カ国を巡る。アフリカツアーも果たし、世界5大陸を制覇。'15年、日本スロヴェニア親善大使に就任。'19年には ニューヨークの歴史あるオフブロードウェイにある劇場、ニュー・ワールド・ステージにて初めてとなる落語のロングラン公演。さらに、英語、フランス語を使ったワールドツアーを開始し、これまで5大陸15カ国で講演を行い、日本の伝統文化を世界に発信している。
  • 日本最古の歴史書『古事記』。単なる物語と捉えられることもあるが、実際には大きく異なる。実は、『古事記』神話の裏には古代日本の風習や古代朝廷の政治的意図が隠されているのだ。
    そのため、『古事記』に記されている神話には、思わぬ謎が秘められていることがある。
    ・ヤマタノオロチの正体とは?
    ・古代の日本に北海道と沖縄はなかった?
    ・最高神アマテラスに決定権はない?
    ・出雲大社は奈良の大仏より大きかった?
    こうした『古事記』の魅力と不思議を、99の謎を通して徹底解説。この一冊で日本古来の価値観が見えてくる。
  • 彼女たちは、どこへ消えたのか?

    戦後、日本人女性と米兵の間に生まれた子どもたち、経済成長の陰で地を這うように生きた「女たち」はその後どんな運命をたどったのか。
    敗戦直後から現在の横浜、北海道、そしてタイを舞台に、声なき者たちのブルースに耳を澄ませる。
    華やかな横浜の裏の歴史を描き出すノンフィクション、20年の時を経てついに完結!
  • 日本文学の名作10編を、アメリカ生まれの日本文学研究者が英語に翻訳。ダウンロード音声には、日本の物語を英語で伝えることをライフワークとする元NHK国際放送アナウンサーの英語朗読が収録されています。一流の翻訳と一流の朗読を味わいながら、英語をじっくり読む/聞くことを通して、日本文学と新たに出会ってみませんか?

    ●さまざまな時代・ジャンルの名作を収録
    収録作の大半は、多くの人にとってなじみが深く、国語の教科書にもよく登場する作品です。小説、童話、詩、古典文学などの名作を、目と耳の両方から英語で味わうことで、言葉や文学の奥深さ・面白さを再認識できます。

    ●対訳形式なので、英・日を比べながら読み進められる
    各作品の英訳と原文を、見開きの左右に対訳の形で掲載。英・日の比較対照が容易なレイアウトなので、それぞれの表現方法の特徴や、背景にある文化の違いなどが分かりやすく、リーディングやリスニング、あるいは翻訳の学習に便利です。

    ●著者二人による、各作品の鑑賞ガイド付き
    全作品に、朗読家と翻訳家それぞれの視点によるコラムが付いています。英訳版についてはもちろん、よく知っているはずの日本語の原作についても、さまざまなことに気付かされ、新たな捉え方ができるようになります。

    【対象レベル】全レベル
    【無料ダウンロード音声】
    (1)各作品の英訳の朗読(MP3、音声をトラック別に分けて収録) ※紙版書籍の付属CDと同じ内容。
    (2)各作品(Chapter 4とChapter 8を除く)を通しで録音した音声ファイル(MP3)

    【著者プロフィール】
    青谷 優子:
    朗読家。元NHK国際放送アナウンサー。幼少期をロンドンで過ごし、上智大学卒業後、NHKに入局。NHK WORLDのメインアンカーを20年務める。並行して、英語で日本文学を紹介するラジオ朗読番組の演出・制作・出演を担当。2015年2月に独立し、英語での朗読リサイタルのほか、英語コミュニケーション講師として朗読メソッドを用いたワークショップを開催。2018年、『英語は朗読でうまくなる!』(アルク)が日本英語コミュニケーション学会実践功労賞を受賞。

    ジュリエット・W・カーペンター:
    翻訳家。同志社女子大学名誉教授。アメリカ、ミシガン州生まれ。ミシガン大学でE. G. サイデンステッカーの指導のもと、日本文学の修士号を取得。1986年から2019年まで、同志社女子大学で教える。1980年、安部公房『密会』の英訳で日米友好基金文学翻訳賞を受賞。俵万智『サラダ記念日』や司馬遼太郎『坂の上の雲』など幅広い翻訳を手掛ける。2014年に水村美苗『本格小説』の英訳で日米友好基金文学翻訳賞を再度受賞。
  • 世紀の一戦、モハメド・アリ×アントニオ猪木戦に隠された驚くべき真実をあらためて見つめ直し、アリと猪木それぞれが辿った波瀾万丈の人生、その稀有なる人間力を描く渾身の書き下ろし!
  • 1,870(税込)
    著:
    柴山元彦
    レーベル: ――
    出版社: 創元社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    宮沢賢治の作品に織り込まれた地学の知識を手掛かりに、高校までの地学の基礎を学び直せる、新感覚の参考書。賢治作品を引用しながら、関連する地学の基礎知識を多数のカラー図版とともに解説します。動物の生徒たちとケンジ先生が会話しながら授業を進めるので、やや複雑な内容や学習者が抱きやすい疑問も楽しくフォローできます。
    地学の苦手な文系のあなたも、文学好きの理系のきみも、森の地学教室に遊びに来ませんか。
  • 子どもへのあたたかな眼差しから数多くの感動作を書いた灰谷健次郎だが、その生涯は激しく苛烈なものだった。作品と生涯の根源で決して揺らぐことのなかったものに迫る、初の評伝。
  • シリーズ5冊
    1,056(税込)
    著:
    谷端昭夫
    レーベル: ――
    出版社: 淡交社

    『茶話指月集』は利休の孫千宗旦から聞いた利休に関する茶話を、高弟藤村庸軒が書き綴り、久須見疎安が編集して、江戸中期の元禄十四年に刊行した板本。『江岑夏書』は同じく宗旦から聞いた茶話を、三男の江岑宗左が嗣子に伝えるために記した筆録。いずれも、宗旦が実際に見聞きした利休の言動が、臨場感をもって書き綴られている。
  • 1,320(税込)
    著:
    小谷野敦
    レーベル: ――
    出版社: 二見書房

    芥川賞はまことに奇妙な文学賞である。

    『火花』は? 『太陽の季節』は? 最高偏差値は?
    第1回から最新回まで164作をランク付け! 掟破りの日本文学史

    お前の判断基準は何なのだ、と問われるかもしれない。かねて言っている通り、文学にせよ音楽、美術、演劇にせよ、普遍的で科学的なよしあしの判断というのはできない。ただ多くの古典的なものや批評を自分で読んだりして、自己の責任で判断するものだ。もちろんその際に、さまざまな批評用語(これは「批評理論」のことではない)を用いて弁論するのは当然のことだ。しかし、ここで必要なのは「対話的精神」である。自分がよくないと思った作品でも、他人がいいと言ったら、その言に耳を傾ける必要がある。
    (本書「まえがき」より)
  • シリーズ21冊
    1,320(税込)
    著:
    村上保壽
    レーベル: ――
    出版社: 創元社

    日本の偉大な人物たちは、どのような思いで生きてきたのだろうか――。彼らの生き様とこころの世界を、その人物が発した言葉によって辿る新シリーズ。先人の言葉を繰り返し声に出して味わうことによって、私たちは自らの人生を豊かなものにできるはず。記念すべきシリーズ第一弾は“お大師さん”として慕われている空海。続いて、最澄、法然といった日本仏教の祖師たち、世阿弥、利休、芭蕉、宣長などを刊行予定。
  • シリーズ10冊
    9351,870(税込)

    本書は、明治の文豪・森鴎外の箴言集を、現代文のカリスマ講師と知られる出口汪が超訳したものである。

    鴎外は軍人、文学者として最高の地位を得た。
    だが、鴎外は決して順風満帆な人生を送ったのではなかった。
    体制派であると同時に、反体制的な発言を繰り返した。
    恋愛と結婚、そして、離婚を経験した。
    個人と家、個人と国家との問題に苦しみ、嫁姑問題でも煩悶した。

    鴎外は何度も何度も挫折し、苦汁をなめた。
    しかし、そのたびに強靱な意志力でそれを乗り越えていったのだ。
  • 1,936(税込)
    著:
    菅野昭正
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    「憂き我をさびしがらせよ秋の寺」から320年、『三四郎』から100年、『田園の憂鬱』から90年、人間にまとわりつく憂鬱という感情を文学はどのように表現したのだろう。
  • シリーズ2冊
    1,056(税込)
    著:
    真山知幸
    レーベル: ――
    出版社: 東京書籍

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。不器用だけど、あったかい。ランボーもトルストイもゲーテも恋をしたから文学できた。世界文学史上にかがやく文豪たち8人の恋バナが切ない系オムニバスコミックになりました。文豪たちが人生をかけて問いかけて、つむいでいった物語の幕が今開きます。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    夢野久作、ハンス・ハインツ・エーヴァース、マゾッホ──異端作家らの邪悪な脳髄から紡ぎ出される、美と戦慄を引き起こすための精妙で密やかな策略。ときにコラージュ的に、ときに「想像力の濫費」を思わせるほどに分析した斬新な文学論。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

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