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『海外文学(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全472件

  • 1,320(税込)
    著者:
    劉 慈欣
    訳者:
    大森望
    訳者:
    古市 雅子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    『三体』の劉慈欣、中国で100万部突破のSF短編集!

    ●突如現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神は、みすぼらしい姿でこう言った。「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べものを少し分けてくれんかの」。神文明は老年期に入り、宇宙船の生態環境は著しく悪化。神は地球で暮らすことを望んでいた。国連事務総長はこの老神たちを扶養するのは人類の責任だと認め、二十億柱の神は、十五億の家庭に受け入れられることに。しかし、ほどなく両者の蜜月は終わりを告げた――。「老神介護」
    ●神文明が去って3年。地球で、もっとも裕福な13人がプロの殺し屋を雇ってまで殺したいのは、もっとも貧しい3人だった。社会的資産液化委員会から人類文明救済を依頼された殺し屋は、兄文明からやってきた男から、別の地球で起こった驚愕の事態を訊かされる。「扶養人類」
    ●蟻と恐竜、二つの世界の共存関係は2000年以上続いてきた。恐竜世界の複雑なシステムは、蟻連邦によって支えられていたが、蟻世界は恐竜世界に核兵器廃棄を要求、拒絶されるとすべての蟻はストライキに突入した。「白亜紀往事」
    ●僕が休暇を取る条件は、眼を連れていくことだと主任は言った。デイスプレイに映る眼の主は、若い女の子。ステーションにいる彼女の眼を連れて、僕は草原に旅行に出かけた。宇宙で働く人は、もうひと組の眼を地球に残し、地球で本物の休暇を過ごす人を通して仮想体験ができるのだ。「彼女の眼を連れて」
    ●74年の人工冬眠から目覚めた時、地球環境は一変していた。資源の枯渇がもたらす経済的衰退を逃れようと、「南極裏庭化構想」が立案され実行された結果、深刻な事態が起こっていたのだ。「地球大砲」
  • 1,320(税込)
    著者:
    劉 慈欣
    訳者:
    大森望
    訳者:
    古市 雅子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    第54回星雲賞受賞作。中国大ヒット映画原作、SF短編集!

    ●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」
    ●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」
    ●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」
    ●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」
    ●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」
    ●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」
  • メンタリストDaiGo氏推薦!45分の読書が奇跡を起こす。名著、新訳!

    メンタリストDaiGo氏推薦!
    「SNSやショート動画、不要な人間関係で自分の時間をムダに失う、つまり全ての人類へ。」

    この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をよりよく生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「1晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等、心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を超え多くの知識人に愛される時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。
    原題 How to Live on 24 Hours a Dayの新訳!

    目次
    はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から
    第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる!
    第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる
    第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない
    第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる
    第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる
    第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす
    第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」
    第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に
    第9章 教養を身につけることで充実する毎日
    第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える
    第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」
    第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間
     解説
     ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳
     オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳
     時間をめぐるシェイクスピアの名言
     訳者あとがき
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    第60回文藝賞+短編部門受賞作発表/創刊90周年連続企画4:対談 山田詠美×宇佐見りん

    【創刊90周年+第60回文藝賞発表記念企画】
    ◎特別対談
    山田詠美×宇佐見りん「人間のややこしい部分をこそ、言葉に」
    「ベッドタイムアイズ」で第22回文藝賞を受賞した山田詠美と、「かか」で第56回文藝賞を受賞した宇佐見りん。満を持しての豪華初対談!

    ◎特別再録
    元「文藝」編集長 坂本一亀「「文藝」復刊まで  一九六〇年九月〜一九六一年十二月日記」

    【文藝賞発表】
    ◎受賞作
    小泉綾子「無敵の犬の夜」

    ◎優秀作
    佐佐木陸 「解答者は走ってください」
    図野象「おわりのそこみえ」

    ◎受賞の言葉
    小泉綾子/佐佐木陸/図野象

    ◎選評
    角田光代/島本理生/穂村弘/町田康

    ◎受賞記念対談 
    町田康×小泉綾子「無鉄砲さこそが愛おしい」

    ◎受賞記念インタビュー
    佐佐木陸「フィクションの枠を飛び越えるスピードと怒り」
    図野象「誰も知らない瞬間を書く」

    【短篇部門】
    ◎受賞作
    西野冬器「子宮の夢」

    ◎優秀作
    才谷景「海を吸う」


    ◎受賞の言葉
    西野冬器/才谷景

    ◎選評
    柴崎友香/松田青子

    ◎受賞記念インタビュー
    西野冬器「現実を解体し幻想で遊ぶ」
    才谷景 「生身のまま死と生を行き来する」

    ◎選考経過
    ◎第61回文藝賞応募規定

    【第60回文藝賞発表記念企画 特集 短篇を書く技術】
    ◎対談
    小山田浩子×津村記久子「書く衝動をためらわない」

    ◎エッセイ 書くための3作
    柴崎友香「書くことで存在する」
    松田青子「読めば読むほどいい」
    青山七恵「治らないうちに」
    山崎ナオコーラ「なにが短篇小説だ」
    町屋良平「短編小説はなにより自由だが、小説家はその自由こそが怖ろしい」
    大前粟生「橋と摩天楼と発火」

    ◎論考
    倉本さおり「要約できない物語たち――短篇小説の現況をめぐって」


    【創作】
    姫野カオルコ「はい、子供は純真で無邪気です」

    【新連載】
    皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図II」
    19世紀ロシア。若手詩人は中世バルトが舞台の小説を発表するが――ハンザの物語、新章開幕。

    【短篇】
    池澤夏樹「カフェ・エンゲルベッケンでハムザ・フェラダーが語ったこと」
    滝口悠生「ロッテの高沢」
    金子薫「独白する愛の犠牲獣」

    【連載】
    山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第5回】
    絲山秋子「細長い場所」【第3回】第三の庭
    千早茜「虎」【後篇】
    古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」【第4回】
    島本理生+岩崎渉「トランス」【第8回】
    町田康「ギケイキ」【第42回】

    山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年6月~8月」

    この装幀がすごい!【第11回】
    ゲスト 首藤凜/川名潤・佐藤亜沙美

    【季評】 
    水上文「たったひとり、私だけの部屋で 物語とその役割 2023年7月~8月」

    【書評】
    佐藤究『幽玄F』【評】マライ・メントライン
    中村文則『列』【評】大島育宙
    安堂ホセ『迷彩色の男』【評】MOMENT JOON
    ミシェル・ウエルベック 野崎歓・齋藤可津子・木内尭訳『滅ぼす』【評】樋口恭介
    日比野コレコ『モモ100%』【評】向坂くじら
    山下紘加『煩悩』【評】平岡直子
    児玉雨子『##NAME##』【評】小川紗良
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    町屋良平「生きる演技」(550枚)一挙掲載/創作:安堂ホセ、日比野コレコ、山下紘加/特集:WE LOVE 藤本和子!/創刊90周年連続企画3:村田沙耶香×柴崎友香×西加奈子

    ◎創作

    【舞台(、、)は、戦争―。長編580枚一挙掲載】
    町屋良平「生きる演技」

    【文藝賞受賞第一作】
    安堂ホセ「迷彩色の男」

    【文藝賞受賞第一作】
    日比野コレコ「モモ100% 」

    山下紘加「煩悩」


    ◎特集・WE LOVE 藤本和子

    【座談会】
    岸本佐知子×くぼたのぞみ×斎藤真理子×八巻美恵
    「片隅の声に耳を澄ませる 藤本和子と、同時代の女たちの闘い」

    【エッセイ】
    柴田元幸「お寿司を食べる人 」
    井戸川射子「塩は喉を、叫びが喉を」



    【短篇】
    尾崎世界観「電気の水」

    滝口悠生「恐竜」



    ◎創刊90周年連続企画3

    【鼎談】
    村田沙耶香×柴崎友香×西加奈子「どの年齢や時間にも、初めて見える景色がある」

    ◎連載

    絲山秋子「細長い場所」 【第2回】気配と残像
    古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る 」【第3回】
    山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第4回】
    朝吹真理子「ゆめ」 【第5回】
    島本理生+岩崎渉 「トランス」【第7回】
    柳美里 「JR常磐線夜ノ森駅 」【第5回】
    町田康「ギケイキ」【第41回】

    【季評】 たったひとり、私だけの部屋で 「閉ざされた壁の中」2023年4月~6月 水上文
    文芸的事象クロニクル 2023年3月〜2023年5月 山本貴光

    ◎書評

    金原ひとみ『腹を空かせた勇者ども』【評】山崎ナオコーラ
    桜庭一樹『彼女が言わなかったすべてのこと』【評】竹田ダニエル
    王谷晶『君の六月は凍る』【評】児玉雨子
    朝比奈秋『あなたの燃える左手で』【評】皆川博子
    若竹千佐子『かっかどるどるどぅ』【評】八木詠美
    カレン・ラッセル 松田青子 訳『オレンジ色の世界』【評】谷崎由依
    市川沙央『ハンチバック』【評】伊藤亜紗

    第61回文藝賞応募規定
  • 承久の変後、孤絶と憂悶の慰めを日々歌に託し、失意の後半生を隠岐に生きた後鳥羽院。同時代の歌人・藤原定家が最初の近代詩人となることによって実は中世を探していたのに対し、後鳥羽院は最後の古代詩人となることによって近代を超えた―歌人であるうえに『新古今和歌集』で批評家としての偉大さも示す後鳥羽院を、自ら作家でもあり批評家でもある著者が論じた秀抜な日本文学史論。宮廷文化=“詩の場”を救うことを夢みた天皇歌人のすがたに迫る。1973年度に読売文学賞を受賞した第一版に三篇を加え、巻末に後鳥羽院年譜と詳細な和歌索引を付した増補決定版。
  • 「ずっと一人だと思ってた」BTSのRMも読んだ、人気の結婚+猫エッセイ

    ずっと一人で生きると思ってた
    \BTSのRMも読んだ!/
    韓国で大人気! 結婚+猫のコミック・文章エッセイ

    「『男はこうすべきで、女はこうすべき』という恋愛セオリーがある。それに従わないと妻がいなくなる気がして不安だった。でもそれを捨てて初めて、僕らの本当の恋愛は始まった。」

    韓国で大人気の漫画家「ジェス」のイラストエッセイ。恋とは無縁で寂しがりやだった「僕」が「隊長」と出会い結婚し、3匹の元野良猫とくらす日常を描く。

    「ここに書いてくれた嫌いなこと10個は、これからも絶対にしないから、僕とつきあいませんか?」
    恋と無縁だった漫画家「ジェス」が「隊長」と出会い結婚し、3匹の元野良猫とくらすことに。韓国で大人気のイラストエッセイ。

    装画・漫画 ジェス
    装丁 名和田耕平デザイン事務所

    目次
    1章 僕らの出会い
    2章 結婚したとたん4人家族
    3章 隊長! 僕の隊長
    4章 これからは5人家族
    5章 ジェスの話
    6章 一緒に歩く
  • 550(税込)
    著:
    フランツ・カフカ
    訳者:
    川島隆
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    朝目覚めると、サラリーマンから虫けらに。新たなカフカ像にもとづく新訳

    平凡なサラリーマンがある朝、巨大な虫けらに変身した状態で目覚める──。不条理文学の旗手か、不器用なサラリーマン作家か。新たなカフカ像にもとづく新訳と訳者解説によって、不朽の名作がよみがえる。
  • 1,595(税込)
    著者:
    前野直彬
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    伝説の受験参考書!

    初版刊行以来、長年にわたり受験生から支持されてきた参考書を復刊。最大の特徴は、無味乾燥になりがちな文法事項をあえてまとめて解説せず、すべて例文の説明のなかにちりばめている点にある。例文は「論語」や李白・杜甫といった受験の定番から、歴史書、小説、そして日本の漢文学までを幅広くカバー。それらを読むことによって、文法の知識だけでなく中国の歴史や思想・文化をも体系的に学べるようになっている。おとなの学び直しに最適の一冊。
  • 美しい原画の装丁で、装い新たに甦る、永遠の名作童話決定版!

    ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。
  • “インク代わりにニガヨモギの汁を使用した”といわれる痛烈な皮肉で文明と人間を鋭く諷刺

    この本に集められた警句を読めば、読者は思わずニンマリするに違いない。ポーの再来といわれ、芥川龍之介の「侏儒の言葉」にも大きな影響を与えた短編の名手ビアスが“インク代わりにニガヨモギの汁を使用した”といわれる皮肉な文章で、現代文明と人間性を鋭く風刺する。現代人必読の書。
  • 6月7日映画公開!

    2014年本屋大賞「翻訳小説部門」第2位!
    2012年ナショナル・ブック・アワード新人賞受賞!

    65歳の男が、20年前に同僚だった女性のお見舞いをしたくて、1000キロの道を歩き始める。世界36ヵ国が涙したロードノベル!

    『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』改題
  • 1,815(税込)
    著者:
    土田健次郎
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    春秋時代の魯国、周王朝の復興を唱え、政治へのあくなき情熱とともに理想を追求した人、孔子。その言行録『論語』は、古来、多くの人々に人生の指針を与えてきた。孔子が弟子たちに教えたもの、それは学問、礼の実践、徳の涵養である。中心にあるのは徳であり、わけても「仁」を至上とした。仁とは、日常生活において状況に相応しい価値を適切に選び取れることを指し、それを体得した者が君子となる。本書は、「『論語』をして『論語』を語らしめること」を主眼に置き、何晏、朱子、仁斎、徂徠など、数多の解釈を比較考量。新たな書き下し文と明快な現代語訳、詳細な注と補説を付した決定版訳注書である。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    特集1「世界はマッチングで廻っている」桜庭一樹×斜線堂有紀、木下龍也×俵万智・対談:安堂ホセ×鳥飼茜/特集2 ガザの言葉(仮)/創作:山下澄人、向坂くじら、早助よう子、小川哲

    ◎創作
    向坂くじら「いなくなくならなくならないで」
    高校時代に死んだはずの親友・朝日。時子はずっと会いたかった彼女からの電話に驚喜 するが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。才あふれる詩人、注目の初小説!

    山下澄人「わたしハ強ク・歌ウ」
    ママが書いたノート。パパが残した数冊の本。ママのパパが書いた紙の切れ端。それらをつか ってわたしはこれを書いた。野蛮にして異次元の〝自由〟へ――山下澄人の新たな地平。

    早助よう子「天一坊婚々譚」
    「ひとつ花嫁のエキスパートになってやりましょう」。山育ちの十四歳の私は、先生も生徒も おかしな人ばかりの都会の花嫁学校で、クラスメイトに思いを寄せてしまい――。



    【緊急企画 ガザへの言葉 #CeasefireNOW】
    ◎特別掲載
    アダニーヤ・シブリー 田浪亜央江 訳「かつて怪物はとても親切だった」

    ◎エッセイ
    村田沙耶香「いかり」
    町屋良平「私の虐殺」
    滝口悠生「隔たりと連絡」
    小山田浩子「私のプラカード」
    大田ステファニー歓人「生きるために」

    【特集1 世界はマッチングで回っている】
    ◎対談
    鳥飼茜×安堂ホセ「さらす、隠す、しれっと消える」

    ◎共作
    桜庭一樹×斜線堂有紀「かわいそうに、魂が小さいね/その春に用がある」
    俵万智×木下龍也「キングと天使」

    ◎創作
    遠野遥「AU」
    山下紘加「わたしは、」
    紗倉まな「やっぱりなしでもいいですか」
    樋口恭介「あなたがYouなら私はI、そうでないなら何もない」

    ◎エッセイ
    冬野梅子「自虐サ終のお知らせ」
    水上文「想定されもしないマッチング、あるいはクィアな未来について」

    ◎論考
    瀬戸夏子「超資本主義社会における恋愛至上主義について」

    ◎特別企画
    花田菜々子+福尾匠+葉山莉子+あわいゆき「回り続ける世界のためのマッチングブックガイド」



    【特集2 さよなら渋谷区千駄ヶ谷2-32-2】
    ◎エッセイ
    山田詠美「トウキョウに上京して」
    長野まゆみ「ある晴れた日」
    中原昌也「カレー、カンヅメ、本と映画の記憶は忘却の彼方に」
    武田砂鉄「ベストタイミング」

    ◎企画 2月14日、移転を聞きつけて、千駄ヶ谷散歩へ
    星野智幸「幽霊はどこにいる?」
    青山七恵「格子の向こう側」
    宇佐見りん「あの日のABC」
    柴崎友香「東京の真ん中の、なんでもない、名づけようのない場所」



    【モノコン2023文藝×monogatary.com】
    ◎選考経過

    ◎有手窓 大賞受賞作「白山通り炎上の件」受賞の言葉

    ◎選評
    金原ひとみ「巣鴨のOGになりたすぎる件について」



    【特別寄稿】
    佐藤究「F-104との邂逅『幽玄F』もう一つのエピローグ」



    【短篇】
    小川哲「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」



    【連載】
    島本理生+岩崎渉 「トランス」 【最終回】
    絲山秋子「細長い場所」【第5回】夜明けの斜面
    皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第3回】
    町田康「ギケイキ」【第44回】
    この装幀がすごい!【第13回】ゲスト 布施琳太郎/川名潤・佐藤亜沙美
    山本貴光「文芸的事象クロニクル」2023年12月~2024年2月

    【季評】
    文芸季評 水上文「たったひとり、私だけの部屋で つながりと文学」2023年12月~2024年2月



    【書評】
    高橋源一郎『DJヒロヒト』【評】町屋良平
    町屋良平『生きる演技』【評】鳥羽和久
    九段理江『しをかくうま』【評】山口未花子
    いとうせいこう『東北モノローグ』【評】瀬尾夏美
    千木良悠子『はじめての橋本治論』【評】中村香住
    ボリス・グロイス編 乗松亨平監訳 上田洋子/平松潤奈/小俣智史訳『ロシア宇宙主義』【評】木澤佐登志



    文藝チャレンジ 読者投稿企画、はじめます。
    第62回文藝賞応募規定
    著者一覧
  • ハリウッドで映画化決定!世界が注目する超・話題の怪盗サスペンス小説!!

    ロザリンは、伝説的な怪盗一家のひとり娘で、類まれな盗みの才能をもつ少女。だが彼女は、稼業から足を洗い「ふつうの人生」を送ることを夢見て、ひそかに家出する計画を立てていた。そんなある日、ロザリンのミスで母親が捕まり、10億ドルの身代金を要求されてしまう。途方にくれるロザリンのもとに、〈怪盗ギャンビット〉への招待状が届く。それは、世界中から選ばれた新進気鋭の泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。ロザリンは母を救うために、命がけの闘いに身を投じる決意をする――!! ライバルには、9歳からの宿敵ノエリア、ハンサムで謎めいたイギリス人の男子、決して隙を見せない日本人など錚々たる顔ぶれ。そして全員が暗い事情を抱えているのだった。彼らの運命を賭けた非情なゲームの幕が開く! はたして勝利するのはだれか!?
  • 15分で読めるけれど一生、心に残る本

    ★★★ニューヨークタイムズベストセラー★★★
    人生の節目に、贈り物にもぴったりな1冊。
    2013年アメリカのシラキュース大学の卒業式にて、ベストセラー作家ソーンダーズは、「人生で一番後悔していることは、優しくなれなかったこと」と語りました。
    スピーチから三か月後、全文がニューヨークタイムズ紙のウェブサイトに掲載されると、100万回を超えるアクセスがありたちまち評判を呼びます。
    後に、アメリカのランダムハウス社によって書籍化されベストセラーとなり、書評でも「旧約聖書の詩篇のように薄くて、重い」(ニューヨーク・タイムズ紙)など、絶賛されました。
    多くの人の心に響いた名スピーチの、待望の日本語版!
    翻訳を『思考の整理学』で有名な外山滋比古氏が手がけました。

    原書 Congratulations, by the way: Some Thoughts on Kindness
    原著者 George Saunders
  • この一冊で見渡す作品世界――。
    若くして洞察に富むデビュー期の輝き、早すぎる晩年の作ににじむ哀切。
    二十年でついえた作家としてのキャリアの中で、フィッツジェラルドが生み出した幾多の小説から、思い入れ深く訳してきた短篇を村上春樹が厳選。「エッセイ三部作」を加えたベスト十作を収録。
  • シェイクスピア、「最初」で「最後」の名作。復讐と再生、植民地支配を描く

    シェイクスピア、「最初」で「最後」の傑作

    徹底注釈&詳細な解説
    シェイクスピア、「最初」で「最後」の名作。復讐と再生、植民地支配を描く

    邪悪な弟にミラノ公爵位を奪われ、娘ミランダとともに島流しにされたプロスペロー。そんな目に遭わせたナポリ王と弟への復讐を誓い、12年後、魔法で大嵐を起こし、彼らを載せた船を難破させ、島に上陸させる。一行からはぐれ、一人、島に辿り着いた王子はミランダと恋に落ちる。プロスペローはそれを利用し、復讐を果たして公国を取り戻そうとするが…。赦しと再生、そして植民地支配を描いたシェイクスピア単独執筆最後の傑作。

    目次
    新訳 テンペスト
    楽譜
    一六〇九年バミューダ海域遭難の二つの手記
    ウィリアム・ストレイチー『騎士サー・トマス・ゲイツの遭難と救済の真の報告』抄訳
    シルヴェスター・ジュアデイン『バミューダ諸島、別名悪魔の島の発見』全訳
    ジョン・フローリオ訳のモンテーニュ「人食い人種について」抄訳
    訳者あとがき
  • 2000万部のベストセラー著者による、自己啓発の原点

    200年前の大ベストセラーが文庫になってよみがえる。
    1800年代のニューヨーク。路上で暮らす靴磨きの少年ディックが、無一文から成功の階段をのぼり始める・・・!
    ディックの人生は、裕福で優しい少年フランクとの出会いから変わりはじめます。
    主人公ディックの勤勉、誠実、節約思考、向上意欲などの性質は、立身出世のバイブルとして読むことができます。
    アメリカンドリーム、自己啓発の原点がここにある。

    第一章 ぼろ着のディックを紹介する
    第二章 ジョニー・ノーラン
    第三章 ディックの提案
    第四章 ディックの新しいスーツ
    第五章 チャタム通りとブロードウェイ
    第六章 ブロードウェイからマディソン・スクエアへ
    第七章 財布
    第八章 ディックの幼い頃
    第九章 三番街の鉄道馬車の一件
    第十章 詐欺師を信じた被害者登場
    第十一章 ディックの探偵ぶり
    第十二章 ディック、モット通りで間借りする
    第十三章 ミッキー・マグワイア
    第十四章 戦いと勝利
    第十五章 ディック、家庭教師を得る
    第十六章 最初の授業
    第十七章 ディック、上流社会にお目見えする
    第十八章 ミッキー・マグワイア、また負ける
    第十九章 フォズディックの転職
    第二十章 九か月後
    第二十一章 ディック、預金通帳をなくす
    第二十二章 泥棒追跡
    第二十三章 トラヴィス逮捕
    第二十四章 ディック、手紙をもらう
    第二十五章 ディック、初めて手紙を書く
    第二十六章 ハラハラする冒険
    第二十七章 結び

    原題:Ragged Dick
    著者名:Horatio Alger
  • 自分を知り、世界に出会う旅にでる

    ロンドンの骨董品店での偶然の出会いをきっかけに、トルコへ渡り自分自身を発見する旅に出る。自分の生活も仕事もすべてを整理して旅に集中し、内なる自分、出会いの必然性を知り、ついに真実に触れられると思った矢先――。
    キリスト教もイスラム教も宗教に関係なく、超越的なものとつながる境地に達するまでを描く自伝的小説。
    パウロ・コエーリョ『アルケミスト』やロンダ・バーン『ザ・シークレット』など、数々の名作を訳してきた山川亜希子氏が「文学的に美しく特に好きな本」と絶賛!
    文庫化に際して新たに「四十年後」の章(訳しおろし)を追加しました。

    原題:The Last Barrier
    著者:Reshad Feild
  • ヨーロッパ全域で未曾有の大停電、原子力発電所がメルトダウン!!

    テロリストによる電力送電線の攻撃でパニックに陥るヨーロッパ。機能不全に陥った世界で、イタリア人元ハッカー、マンツァーノがテロに立ち向かう。ドイツ発、衝撃のリアリティでおくるサスペンス巨編!

    ※本作品は『ブラックアウト』上下巻を収録しています。
  • ヨーロッパ全域で未曾有の大停電、原子力発電所がメルトダウン!!

    テロリストによる電力送電線の攻撃でパニックに陥るヨーロッパ。機能不全に陥った世界で、イタリア人元ハッカー、マンツァーノがテロに立ち向かう。ドイツ発、衝撃のリアリティでおくるサスペンス巨編!
  • 大停電はアメリカ合衆国へ波及、全世界が崩壊の危機に――!!

    ユーロポールの捜査に協力していたマンツァーノだが、災害の首謀者として疑われ、身柄を拘束されてしまう。一方、大停電は米国へも波及。このまま世界は崩壊してしまうのか――。緊迫のクライマックス!
  • かつて読んだ人も、初めて読む人も。いま、歴史的名作を「新解釈」で!

    老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
    翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。
    簡潔な文体と研ぎ澄まされた表現で、大いなる自然と自らの人生に対峙する男の姿を力強く描きだす、ヘミングウェイの最高傑作。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    創作:長井短「存在よ!」王谷晶「蜜のながれ」/特集:バルクアップ! プロテイン文学/短篇:羽田圭介、滝口悠生

    ◎創作
    長井短「存在よ!」
    無名モデルのキヌは、ホラー映画の撮影で幽霊役のスタンドインをやることに。スタッフたちには「見えない存在」として雑に扱われる中、女の幽霊が見えるようになり……。人間と幽霊が存在を懸けて革命を起こす―抑圧を希望へ繫ぐシスターフッド小説!

    王谷晶「蜜のながれ」
    「強い男の話が、読んでみたいんです」―スランプに陥った芥川賞作家の堂島は、編集者の蓮来に、時代に逆行する「男」の物語を書くよう熱心に口説かれるが……。スキンシップなき社会で孤独を抱えた人間の魂の闇を暴き出す、衝撃の問題作!

    【バルクアップ! プロテイン文学】
    ◎対談
    伊藤亜紗×羽田圭介「ブレる心、裏切る筋肉」

    ◎創作
    円城塔「植物性ジャーキー事件」
    児玉雨子「跳べないならせめて立て」
    石田夏穂「ヘルスモニター」
    李龍徳「反男性」

    ◎特別企画
    平松洋子「身体と言葉を考える ブックガイド」

    ◎エッセイ 11月9日、体の声を聴くために、「瞑想」へ
    大前粟生「〝思考〟〝思考〟」
    永井玲衣「ほんとうにすしうまなんですよ」
    町屋良平「殺意の名は私」
    藤原麻里菜「仕事を休んだ日の暖かい太陽」
    八木詠美「ずっと上の空で過ごしている」

    【特別掲載】
    いとうせいこう「東北モノローグ 福島 a folklorist」

    【短篇】
    羽田圭介「バックミラー」
    滝口悠生「音楽」

    【連載最終回】
    山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」
    古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」

    【連載】
    皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第2回】
    絲山秋子「細長い場所 木に咲く花」【第4回】
    町田康「ギケイキ」【第43回】

    山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年9月〜11月」

    この装幀がすごい!【第12回】
    ゲスト 届木ウカ/川名潤・佐藤亜沙美

    【季評】
    水上文「たったひとり、私だけの部屋で 言葉と身体 2023年9月~11月」

    【書評】
    柴崎友香『続きと始まり』【評】金川晋吾
    綿矢りさ『パッキパキ北京』【評】斜線堂有紀
    古川日出男『紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」』【評】酒井順子
    大前粟生『チワワ・シンドローム』【評】鈴木晴香
    絲山秋子『神と黒蟹県』【評】川内有緒
    石川義正『存在論的中絶』【評】髙山花子

    第61回文藝賞応募規定
  • 「悲しみ(grief)と虚無(nothing)しかないのだとしたら、ぼくは悲しみのほうを取ろう。」

    1937年――人妻シャーロットと恋に落ち、二人の世界を求めて彷徨する元医学生ウイルボーン。(「野生の棕櫚」)
    1927年――ミシシピイ河の洪水対策のさなか、漂流したボートで妊婦を救助した囚人。(「オールド・マン」)
    二組の男女/二つのドラマが強烈なコントラストで照射する、現代の愛と死。

    アメリカ南部を舞台に、実験的かつ斬新な小説群を、生涯書き継いだ巨人、ウィリアム・フォークナー。
    本作は、「一つの作品の中で異なる二つのストーリーを交互に展開する」という小説構成の先駆となったことで知られる。原著刊行(1939)の直後、ボルヘスによってスペイン語訳され(1940)、その断片的かつ非直線的な時間進行の物語構成により混沌とした現実を表現する手法は、コルタサル、ルルフォ、ガルシア=マルケス、バルガス=リョサなど、その後のラテンアメリカ文学に巨大な霊感を与えた。
    他方、現代日本の小説にも、大江健三郎(『「雨の木」を聴く女たち』)や村上春樹(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)、叙述トリックを用いたサスペンス小説(連城三紀彦は本作を生涯の10冊に挙げている)など、本作の影響は数多見受けられる。
    また、ゴダール(『勝手にしやがれ』)、ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』)における言及で本作を知る映画ファンも多いだろう。
    その意味では、文学のみならず20世紀カルチャーにおいて最大級の方法的インパクトを与えた、世界文学史上の重要作にして必読の傑作だといえる。

    その本作を、『八月の光』『サンクチュアリ』『兵士の報酬』などの名訳によって定評のある、加島祥造訳にて復刊する。
  • アラカンの家政婦さん、国会議員に立候補!シリーズ重版中!解説・君塚直隆

    アラカン(60歳すぎ)の家政婦さん、国会議員に立候補!?
    『あんたも私も楽しく生きなきゃ』でホントに当選できるのか??

    何歳になっても夢をあきらめない、奇跡と勇気と愛の物語、第3弾

    ロンドンの家政婦ハリスおばさんは、ある晩、運転手のベイズウォーターさんらと討論番組を見て政治について熱く語る。それを思いの外にほめられ気を良くするが、翌日お得意さんで政界の大物ウィルモット卿にもたっぷり演説したら、選挙に出ないかと誘われ、あれよあれよという間に立候補することに。しかし、実は卿にはあるたくらみがあって…。『あんたも私も楽しく生きなきゃ』の標語(スローガン)で本当に当選できるのか??シリーズ第3弾。解説・君塚直隆

    ハリスおばさんは、ロンドンの高級住宅街に顧客を多く持つ、通いの家政婦さんである。イギリスは現在でも階級意識が強い。おばさんはそのようなイギリス階級社会でも底辺に近いところにいる、まさに「庶民」「大衆」のひとりであった。そんなハリスおばさんが『あんたも私も楽しく生きなきゃ』という選挙スローガンで国会議員選挙に打って出るという設定は、当時としても破天荒なものだったはずである。その姿は、ともすれば殺伐として他人のことなど思いやれない当時の世相に対する痛烈な皮肉になっていたのかもしれない。――君塚直隆(関東学院大学教授)解説より

    ※本書は、1981年11月に刊行された『ハリスおばさん国会へ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:MRS HARRIS MP

    【絶賛の声】
    「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ)
  • クリスマス・イブの前の日、ケチで嫌われ者の老商人・スクルージのもとにかつての相棒マーレイの幽霊が現れ、ある予言をする――。世界で愛される文豪ディケンズの傑作を漫画化。作者や当時の文化についての分かりやすい解説がついたジュニア版。
  • 帝と身分の低い女官の間に生まれた光源氏は、輝くような美しさから「光る君」と呼ばれ、多くの魅力的な女性たちと出会い、運命に翻弄されながら恋愛遍歴を重ねていく。時代を超え愛される物語を漫画で。作品をより理解できる解説ページつきの拡大ジュニア版。
  • 博士なくして謎は解けない。英国で18.6万部!先の見えない超絶ミステリ

    生物学者ネル。博士の知識なくして、この謎は解けない。
    英国でシリーズ累計18.6万部突破!
    英国Amazon高評価3500件以上 (2023年10月現在)
    田舎町の奇怪な殺人事件に美人学者が挑む。生き物トリビア満載の超絶ミステリ!
    解説・大矢博子

    ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。しかし英国の田舎町の荘園領主ソフィ・クロウズが殺され、事態は一変。現場で動植物の調査をしていたネルは第一容疑者になる。ジェームズ刑事からの疑いを晴らすために、同僚のアダムとともに生き物の専門知識を駆使して真犯人に迫るが…。これは何年も前から仕組まれてきた罠なのか? サスペンスフルでキュートで知的。先が見えない超絶コージーミステリ。

    「著者自身が生態学者なのだが、その専門知識の描写が謎解きにかかわってくるくだりは本書の大きな読みどころだ。また人間模様の面白さもある。同僚のアダムといい感じのネルだが、そこへ現れたのが刑事のジェームズだ。ジェームズはネルに一目惚れするが、同時に彼女を疑わなくてはならない。そしていよいよネルが逮捕かとなったとき──ここで「えっ」と声が出てしまうほどの意外な事実がわかる。人は人をどこで判断するか、という大きなテーマがこの物語には隠されている。コージーにしてサスペンスフル、知的にしてロマンティックな一冊なのだ。」――大矢博子(書評家)解説より
  • 『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた人間の魅力をあますところなく描き切った本格評伝。

    【目次】
    第一篇 青春と初舞台  
     第一章 少年期の悲劇  
     第二章 運命への早まった問いかけ  
     第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場  
     第四章 ベルニー夫人  
     第五章 商業的幕間狂言  
     第六章 バルザックとナポレオン 
    第二篇 仕事部屋のバルザック  
     第七章 三十男  
     第八章 書斎のうちとそと  
     第九章 カストリー侯爵夫人  
     第十章 バルザック自己の秘密を発見す  
    第三篇 小説を地で行く  
     第十一章 未知の女
  • 「僕の放蕩は仕事ですよ」。並外れた行動力によって執筆のみならず、印刷業・活字製造業にまで乗り出し、近代出版史にも名を残したバルザック。終生彼を敬してやまなかった伝記作家がその波瀾に満ちた五一年の生涯を描いた、遺作にして最高傑作。
    〈解説〉宮下志朗

    【目次】
    第三篇 小説を地で行く(承前)
     第十二章 ジュネーヴ  
     第十三章 ウィーンの別れ 
    第四篇 小説家バルザックの栄光と悲惨
     第十四章 破局の年一八三六年
     第十五章 イタリア旅行
     第十六章 転機の年
     第十七章 サルデーニャの銀山
     第十八章 芝居の投機
    第五篇 『人間喜劇』の作者
     第十九章 ハンスカ夫人征服の戦い
     第二十章 『人間喜劇』
     第二十一章 最初の挫折
     第二十二章 蒐集家バルザック
    第六篇 事の成就と終り
     第二十三章 最後の傑作
     第二十四章 ウクライナのバルザック
     第二十五章 結婚と帰国
     第二十六章 おわり
  • 『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた。その彼を終生敬してやまなかった伝記作家が、五一年の生涯を情熱的に描いた遺作にして最高傑作。〈解説〉宮下志朗

    目次
    第一篇 青春と初舞台  
     第一章 少年期の悲劇  
     第二章 運命への早まった問いかけ  
     第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場  
     第四章 ベルニー夫人  
     第五章 商業的幕間狂言  
     第六章 バルザックとナポレオン  
    第二篇 仕事部屋のバルザック  
     第七章 三十男  
     第八章 書斎のうちとそと  
     第九章 カストリー侯爵夫人  
     第十章 バルザック自己の秘密を発見す  
    第三篇 小説を地で行く  
     第十一章 未知の女  
     第十二章 ジュネーヴ  
     第十三章 ウィーンの別れ 
    第四篇 小説家バルザックの栄光と悲惨
     第十四章 破局の年一八三六年
     第十五章 イタリア旅行
     第十六章 転機の年
     第十七章 サルデーニャの銀山
     第十八章 芝居の投機
    第五篇 『人間喜劇』の作者
     第十九章 ハンスカ夫人征服の戦い
     第二十章 『人間喜劇』
     第二十一章 最初の挫折
     第二十二章 蒐集家バルザック
    第六篇 事の成就と終り
     第二十三章 最後の傑作
     第二十四章 ウクライナのバルザック
     第二十五章 結婚と帰国
     第二十六章 おわり
  • 動物と話せるお医者さんのびっくりゆかいな大冒険!新訳&挿絵付!1~9巻【「アフリカへ行く」から「月から帰る」まで】をセットでご紹介!

    世界中で愛される、動物と話せるお医者さんの物語。
    【動物と話せるお医者さんのびっくりゆかいな大冒険!新訳&挿絵付】
    装画・挿絵:ももろ

    ※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の漢字表記や表現を大人向けに加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビを最低限にまでへらしたものです。

    ●あらすじ
    動物のことばが話せるお医者さん、ドリトル先生。博物学者でもある先生は、助手のトミー少年やおなじみの動物たちとともに世界中を探検します。海賊と対決したり、王様になったり、牢屋に入れられたり、巨大カタツムリと海底旅行したり、おまけにサーカス団や動物園も作って、月旅行なんかもしたりして! はじめから終わりまでびっくりゆかいなお話がつまっています。あなたの心にきっと残る、世界中で愛されるお医者さんの名作を、新訳と楽しい挿絵でどうぞ!

    1巻 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く
    2巻 新訳 ドリトル先生航海記
    3巻 新訳 ドリトル先生の郵便局
    4巻 新訳 ドリトル先生のサーカス
    5巻 新訳 ドリトル先生の動物園
    6巻 新訳 ドリトル先生のキャラバン
    7巻 新訳 ドリトル先生と月からの使い
    8巻 新訳 ドリトル先生の月旅行
    9巻 新訳 ドリトル先生月から帰る

    ※本作品は『新訳 ドリトル先生』シリーズ全9巻を収録しています。
    ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • あらゆる文学を進化させた世紀の天才、ホラー×ミステリ×ブラックユーモア傑作選! 訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳!  メジャー作から知られざる名作まで、これさえおさえればOK! 充実の作品改題+「数奇なるポーの生涯」「ポー年譜」「ポーの死の謎に迫る」「人名辞典」「ポーの文学闘争」等、巻末ビッグ特典も付いてくる!

    ●ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
    「この猫が怖くてたまらない」

    おとなしい動物愛好家の「私」は、酒に溺れすっかり人が変わり、可愛がっていた黒猫を虐め殺してしまう。やがて妻も手にかけ、遺体を地下室に隠すが…。戦慄の復讐譚「黒猫」他「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「赤き死の仮面」といった傑作ゴシックホラーや代表的詩「大鴉」など14編を収録。英米文学研究の第一人者である訳者による解説やポー人物伝、年譜も掲載。
    あらゆる文学を進化させた、世紀の天才ポーの怪異の世界を堪能できる新訳・傑作選!

    ●ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人

    本作がなければ、ホームズもポワロも金田一も生まれなかった――世界初の推理小説「モルグ街の殺人」。パリで起きた密室母娘惨殺事件の謎を名探偵デュパンが華麗に解き明かす。同じく初の暗号解読小説「黄金虫」や、最高傑作と名高い「盗まれた手紙」、死の直前に書かれた詩「アナベル・リー」など傑作を全11編収録。ポーの死の謎に迫る解説や用語集も。世紀の天才の推理と分析に圧倒される新訳! ミステリーの原点がここに。

    ●ポー傑作選3 ブラックユーモア編 Xだらけの社説

    ポーの真骨頂はブラックユーモアにあり!?――いがみあう新聞社同士の奇妙な論争を描く「Xだらけの社説」、大言壮語が嵩(こう)じて地獄の門が開く「悪魔に首を賭けるな」、ありえないはずのことが起きる科学トリック「一週間に日曜が三度」。ダークな風刺小説や謎解き詩、創作論など知られざる名作を23編収録。巻末には「人名辞典」「ポーの文学闘争」他、ファン待望の論考が100頁超。訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳した第3弾!

    ※本作品は『ポー傑作選』シリーズ全3巻を収録しています。
  • 【全世界1億2千万部以上×カーネギー賞受賞シリーズ】【全7巻】映像化多数! 児童文学の金字塔を新訳で読もう

    【全世界1億2千万部以上×カーネギー賞受賞シリーズ】【全7巻】
    児童文学の金字塔! 新訳&挿絵付
    装画:ソノムラ(1~5巻)、pako(6~7巻)

    ※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の表記や表現を大人向けに【【大幅に】】加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビをへらしたものです。

    ●あらすじ
    両親と離れ、田舎の風変わりな教授の家に預けられた4人の兄妹。ある日末っ子のルーシーが空き部屋で大きな洋服だんすをみつけるが、扉を開くとそこは残酷な魔女が支配する国ナルニアだった! 「4人の人間がナルニアを救う王になる」という予言のせいで、子どもたちは魔女に命を狙われることに。4人は聖なるライオン“アスラン”と共に魔女に戦いを挑むが…。不朽の名作が新訳でよみがえる!


    ●新訳のここがポイント
    翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」と、この本の底本となった角川つばさ文庫版の訳者あとがきに記されています。

    ・第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。

    などなど、注意しないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。

    ※本作品は『新訳 ナルニア国物語』シリーズ全7巻を収録しています。
  • いつか自分たちの土地を持ち、
    ニワトリやウサギを飼い、
    土地からとれる極上のものを食べて暮らす──。

    しっかり者のジョージと怪力のレニーは小さな夢をもっていた。
    自然豊かな一九三〇年代のカリフォルニア。
    貧しい出稼ぎ労働者の、苛酷な日常と無垢な心の絆を描く、
    哀しくも愛おしい名作が新訳で登場!
  • 貧しく孤独な日々を送る少年ジョバンニは、祭りの夜に不思議な列車に乗る。それは宇宙を旅する銀河鉄道だった。親友カンパネルラとの旅の行方は。そして「ほんとうの幸せ」とはーー。宮沢賢治の不朽の名作童話を漫画化した、分かりやすい解説つきジュニア版。
  • 昭和初期。極寒のオホーツク海上で蟹を獲り、缶詰にする工場船で、貧しい労働者たちが働いていた。暴力で支配される過酷な労働環境で、労働者たちは立ち上がるが……。名作を漫画化した「まんがで読破」の、10代にも分かりやすい解説つきジュニア版。
  • 高橋たか子パートの最終巻。没後刊行の『終りの日々』等3冊のエッセイ集に、単行本未収録エッセイや書評等を収録。

    高橋和巳、高橋たか子の全作品をテーマごとに編纂する電子全集の24巻は「高橋たか子 エッセイ4」と銘打ち、没後に刊行された日記形式のエッセイ集『終りの日々』と、『高橋たか子の「日記」』に加え、自選エッセイ集『どこか或る家』より再録分を除いた14篇と、巻末エッセイを収載。
     加えて単行本未収録エッセイ22篇、書評16篇、文庫解説2篇、その他として「創作合評」や大庭みな子氏への追悼文等13篇を収録する。

    『高橋たか子の「日記」』は2002年11月22日から2004年9月30日までを綴った第一部のほか、第二部とパリ日記で構成され、2005年4月に講談社から刊行された。フランス文学に定着している「日記文学」を、「一人の人間としての自分を、その自分が生きた人生を、直視して、証言する姿」として倣い、自身の新しい表現手法として試みた意欲作。
     その続編ともいえる『終りの日々』は、2006年6月15日から2010年6月26日までの日記で、2013年7月12日に81歳で没したたか子の遺稿として、同年12月にみすず書房より刊行された“最後の作品集”である。

     高橋たか子パートの最終巻として、監修を務める鈴木晶氏が作成した年譜と「あとがき」を収録。解説と解題は、たか子と交流のあった文芸評論家・山内由紀人氏が担当。付録として、『きれいな人』で受賞した第45回毎日芸術賞の授賞式のスナップ写真を採録する。

    ※この作品はカラー写真が含まれます。
  • 傑作シリーズついに完結。カーネギー賞受賞!ナルニアの終わりのその先は?

    ついに完結。カーネギー賞受賞作!

    【全世界1億2千万部! カーネギー賞受賞シリーズ最終巻】
    児童文学の金字塔!新訳
    装画:pako

    ●あらすじ
    偽アスランの命令により、ナルニアはカロールメン国に支配された。もの言う木々は切り倒され、しゃべる馬たちは奴隷のように働かされる。ナルニア最後の王ティリアンは怒り立ち上がるが、逆に囚われの身に。ジルとユースタスが助けにくるものの、邪悪な神タシュまで現れて、もはや絶体絶命の危機に。ピーターやルーシーら、かつての主人公らも登場し、衝撃のラストへ! ついに完結。カーネギー賞受賞作! 詳細な解説付!

    ●新訳のここがポイント
    翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」(角川つばさ文庫版あとがきより)

    ・1巻第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。
    ・1巻第十六章のアスランの台詞は「しっかりやれよ、みんな。♪二階も一階も♪奥方様の部屋も♪だ!」とした。これはGoosey Goosey Ganderというナーサリー・ライムの一節なのでアスランが上機嫌になって歌っている、とわかるように。(先行訳ではただ命令しているだけになっている)

    等々
  • ボッシュが見つけた糸口から女子校生殺しの容疑者が浮上する。
    バラードたちはDNAを採取するための罠を仕掛けたが、事態は思わぬ展開を見せる。
    さらにボッシュは一家殺害犯の正体に迫り、潜伏先へと単身乗り込んでいく。
    彼を狩りへと突き動かすものはあまりに激しく、正義を為すための道は、暗く険しい──。

    衝撃的ラストに茫然!

    ふたつの未解決事件を巡るボッシュ&バラードを描いたこの作品、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リスト・ハードカバー部門一位になるなど、いつものようにベストセラーになったが、ボッシュ作品のなかでも屈指の衝撃的な展開もあって、二〇二二年十一月の刊行直後から評判を呼び、「コナリーの最高傑作に加わる」(パブリッシャーズ・ウィークリー)の声も上がったほど。(訳者あとがきより)
  • 未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。
    優先すべきは約三十年前の女子校生殺人事件だったが、ボッシュは夫婦と子ども二人が砂漠に埋められた一家殺害事件に
    没頭して言うことを聞かない。
    班員には事物に触れて見えない事情を感じるという共感能力者もいてバラードを困らせる。
    ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第4弾。

    「年間最高傑作の一冊として、読みだしたら止まらない体験を読者にもたらしてくれる」
    ──リアル・ブック・スパイ

    「マイクル・コナリーは本書で頂点を極めた。簡潔明瞭な文体が登場人物の行動を促し、ロサンジェルスのリアルな街並みと荒涼とした美しい砂漠に読者を誘う。本作は胸を締めつける最後の意外な展開もあって、必読の書である」
    ──アップル・ブックス・2022年11月のベストブック

    「長年のボッシュ・ファンは、本作のみごとなフィナーレのあとで、ため息を漏らすだろう」
    ──ブックリスト星付きレビュー
  • 高橋和巳パートの最終巻。全69件、延べ179人との対談、座談を一挙に掲載。あわせて、インタビュー、講演等を収録。

    高橋和巳、高橋たか子の全作品をテーマごとに編纂する電子全集の23巻は「高橋和巳 対話、講演」と銘打ち、1962年から71年にかけて企画された対談、座談全69件を掲載。あわせて、各種インタビュー、テレビ大学講座、講演等を収録する。
    「私を支えるのは、文学であり、その文学が自己を告発する」と語り続けた和巳は、わずか10年ほどの著作活動にもかかわらず、実にさまざまな人に会い、文学創造の喜びと真実を語りあった。収録された対談相手は延べ179人に及ぶ。
    なかでも、晩年に文学仲間と立ち上げた季刊文芸誌「人間として」から、編集同人・小田実、開高健、柴田翔、真継伸彦と語り合った座談8件は興味深い。
    インタビューは全6本収録。とくに自分の生い立ちから始まる原風景を明かし、小説を書く動機を語った「私の文学を語る」(秋山駿によるインタビュー)は注目される。
    立命館大学と読売テレビの共同企画で放映されたテレビ大学講座、1963年「現代小説の課題」(全5回)、1964年「文学思想史」(全9回)、北海道大学から島根大学まで全国各地での講演15件も収録する。
    高橋和巳パートの最終巻として、監修を務める作家・太田代志朗氏が作成した年譜を掲載。解題も太田氏が担当した。付録は、交流のあった人々とのスナップや、1971年5月9日に青山斎場で行われた和巳の葬儀告別式等の写真。

    ※この作品は一部カラー写真が含まれます。
  • 英国の中学生が学ぶ名作!全ての政治指導者暗殺を予言する衝撃作を新訳で!

    歴史的暗殺事件の裏側。

    「おまえもか、ブルータス?」
    英国の中学生が学ぶ名作!
    過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言した衝撃作。

    古代ローマの独裁官シーザーは、内戦に勝利して凱旋し、市民の熱狂的歓迎を受ける。シーザーが共和政を廃して皇帝になるのを恐れた気高いブルータスは苦悶し、シーザーに恨みを抱く友キャシアスに唆され、ついにシーザー暗殺を決意する! 「おまえもか、ブルータス?」――過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言する、驚くべき名作。徹底注釈&シェイクスピアが読んだノース訳『英雄伝』抄訳も掲載。


    目次
    新訳 ジュリアス・シーザー
    シェイクスピアが参照したノース訳のプルタルコス著『英雄伝』について
    ノース訳「ジュリアス・シーザーの生涯」抄訳
    ノース訳「ブルータスの生涯」抄訳
    ノース訳「アントニウスの生涯」抄訳
    訳者あとがき
  • 名コンビが、映画誕生期に起きた怪事件を追う!

    ホームズとワトスンが下宿しているベイカー街221Bへ白髪頭に長く白い顎ひげの依頼人が訪ねてくる。
    彼の名はエドワード・マイブリッジ。かつて走る馬の連続写真で時の人となったが、現在はアメリカから帰国して
    細々と講演活動を続けている。何者かに脅迫されていて、講演中、大きなスクリーンに映写した自身の顔に
    不吉な傷がつけられていたり、街路で馬車に轢かれそうになったりした。
    犯人の動きを探っていた矢先、不可解な焼死体が見つかったことから、事件は思わぬ展開を見せ……。
  • 大庭みな子との対談集『対談・性としての女』ほか、単行本未収録対談、座談、往復書簡、インタビュー等を収録。

    大庭みな子との対談集『対談・性としての女』ほか、単行本未収録対談、座談、往復書簡、インタビュー等に、カルメル会司祭との対話集『意識と存在の謎 ある宗教者との対話』を収録。
    同じ昭和一ケタ世代の女性作家として晩年まで交流が続いた作家・大庭みな子との対談集『対談・性としての女』(1979年11月、講談社刊)は、「性としての女」をテーマに4回にわたって行われた対談(1978年11月~1979年4月)をまとめた1巻で、40代後半になった二人が自らの内的体験から「女」について熱く語り合う。
    単行本未収録の座談、対談は1972年から1985年まで行われた22本を収録。遠藤周作、中村真一郎、加賀乙彦、井上光晴、大庭みな子等の作家同士による対談に加え、音楽家・武満徹との芸術創造の源泉についての対談は興味深い。
    「魂の渇望――往復書簡と対話」は埴谷雄高との特別対談として、「群像」1994年1月号に掲載された。フランスでの霊的生活を経て、神体験と芸術創造が同じ深層世界で行われていることに気づいたたか子は、“巨人”埴谷とその深遠にして広大なテーマについて語り合う。
    解説と解題は、生前のたか子と交流のあった文芸評論家・山内由紀人氏が担当。付録として、たか子が編集した『神の小羊についてゆく』(1994年4月、女子パウロ会刊)等を収録する。

    ※この作品は一部カラー写真が含まれます。
  • 『ミレニアム』を書き継いだ著者によるバディシリーズ。北欧ミステリ新境地

    ストックホルムで起きた、サッカー審判員撲殺事件。地域警官のミカエラは捜査に参加、尋問のスペシャリストで心理学者のハンス・レッケと出会う。彼は鎮痛剤の依存症だった。独特の心理分析で捜査陣をかく乱するレッケだったが、ある日ミカエラが地下鉄に飛びこもうとした彼を救ったことをきっかけに、二人は被害者の裏の顔と、事件の奥に潜む外交機密に突き当たる。元ピアニストの経歴を持つレッケは、アフガニスタン移民である被害者の中に音楽の痕跡を見つけるが、そこには凄惨な過去が待ち構えていた。上流階級のレッケと移民のミカエラ。奇妙なコンビは時と国境を越え、真実に迫る――。
  • 感想から解釈へ、感動から批評へ飛躍するために。脱構築批評からフェミニズム批評、システム理論、そしてエコクリティシズムまで。 20 世紀から現代までの理論を幅広く学び、具体的な作品分析をとおして批評のプロセスも体感できる入門書。
  • 小説集「吶喊」「彷徨」を中心に代表作や講演まで翻訳した『魯迅』や、高橋の早世により一部分のみ残る「三国志」を収録。

    「阿Q正伝」「狂人日記」等の作品で名高い近代中国を代表する作家・魯迅。彼の2冊の小説集「吶喊」「彷徨」を中心に代表作や講演を翻訳した『魯迅』に、高橋の早世により一部分のみ翻訳された「三国志」も収録。
    高橋和巳が翻訳した『魯迅』は、中央公論社刊『世界の文学』シリーズの第47巻として、1967年6月に刊行された。これは魯迅の作品の中から、代表的なものを日本語に翻訳したもので、小説集「吶喊」「彷徨」に、散文詩「野草」、魯迅の幼き日々の思い出を綴った「朝花夕拾」、高橋自身が翻訳に値すると判断した56編、さらに「ノラは家出してからどうしたか」など3編について、魯迅自身が行なった講演録なども収録されている。
    加えて、詳細な魯迅の年譜とともに、魯迅の生涯を追いつつ、社会の動きに反応した彼の思想的な変遷と作品形成について記した解説文は大いに注目され、とかく「阿Q正伝」に注目があたる一般的評価に一石を投じたものとなっている。
    また、筑摩書房『世界古典文学全集』シリーズの一冊として、陳寿「三国志」の日本語訳に着手していたが、高橋の早世により、“高橋和巳翻訳版”が完成をすることはなかった。当巻では、翻訳された一部分を収録した。
    解説は、京大大学院時に「論文指導」を高橋和巳に受けた中国文学研究者・小南一郎氏が担当。付録として「三国志」の生原稿等を収録する。

    ※この作品は一部カラー写真が含まれます。
  • 61歳の家政婦さん、子どもを救うためにニューヨークへ密航?感動作第2弾

    アラカン(61歳)の家政婦さん。
    子どもを救うためにニューヨークへ……密航!?

    61歳のハリスおばさんと親友バターフィルドおばさんは夫を亡くしロンドンで家政婦をしている。お隣のヘンリー少年が里親に殴られていると知り、彼を実の父がいる米国へつれていきたいと願うが、貧しい2人には無理だった。ところが得意先の社長夫妻のニューヨーク転勤に同行することになりチャンス到来。無謀にも少年を密航させようとするが…。いくつになっても夢をあきらめない大人たちの物語、第2弾。今度は恋も? 解説・矢崎存美

    ハリスおばさんの暴走は、強い信念に基づいている。ギャリコ作品に共通するテーマとも言えるものです。それは、「人を信じる」という力。人々は流れる忙しい日々の中で、「人を信じる」ことを少しずつ忘れていきます。ハリスおばさんのように自分の人生を明るく照らしてくれる人なんて「いるはずがない」と思い込んでしまうこともしばしばあります。でも、人はきっと、彼女のような人が「いる」と信じたい。忘れても、「人を信じる」力すべてがなくなるわけではないから。「人を信じる」力があれば、自分を信じることだってできるから。―矢崎存美(作家)解説より

    ※本書は、1980年12月に刊行された『ハリスおばさんニューヨークへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:Mrs Harris Goes to New York

    【絶賛の声】
    「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ)

    「ギャリコの魔法に屈しないことはほとんど不可能だ」(タイムズ・リテラリー・サプリメント)
  • フランスでゴンクール賞ほか6賞ノミネート、センセーショナルな問題作!

    65歳、元大学教師。リベラルで、しがらみのないインテリのつもりだった。まちがえた選択をし続けて65年。どうやら私は、社会から取り残されたらしい。

    フロール賞受賞のほか、ゴンクール賞、フェミナ賞、ルノードー賞、アカデミー・フランセーズ小説賞、ジャン・ジオノ賞の6賞候補! 現代社会への痛烈な批判を込めた超弩級の注目作!

    かつてタレント歴史学者を夢見たロスコフは、落ち目だった。95年に「冷戦下米国のソ連スパイ事件」を巡る書籍を刊行したが、翌日CIAが機密解除、本は一夜にして紙くずに。妻とは離婚し大学を退職、酒浸りだったロスコフは、同性愛者の娘のフェミニストの恋人に刺激され、研究を再開、サルトルやボリス・ヴィアンと親交があったアメリカの詩人・ウィローについての書籍を刊行する。客わずか5人の出版記念トークショーの席上、ロスコフはウィローが黒人であることを記述しなかった理由を問われる。翌朝掲載された匿名のブログ記事が炎上し、ロスコフはレイシストだという非難にさらされる。さらに自分を擁護するツイートに返信したロスコフは、炎上を煽ってしまう。ツイートした知人は、極右政党に入党していたのだ――。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    書名にある「ちっちゃな詩集」は、サイズが小さいから、そう命名したものですが、「魔法の言葉」には大切な意味があります。それは日本人の心の、そして日本語の奥底に魔法のように潜んでいるリズム感、情緒感を遺憾なく発揮できる表現形式である七五調を用いて作品を作り上げたことによります。「小諸なる 古城のほとり 雲白く 遊子悲しむ」から始まり「濁り酒 濁れる飲みて 草枕 しばし慰む」で終わる島崎藤村の『千曲川旅情』は、七五調でしっかりと詩が作られています。「心うきうき 七五調」は声を出して読んでいただけたら理解していただけると思うのですが、藤村ほど厳格には作られてはいないのですが、この七五調の中に、何か人をウキウキさせる「魔法」が入っています。騙されたと思って、どうか声に出して読んでみてください。鬱な心が晴れ晴れします。この詩集で「遊子楽しむ」のような気持ちになっていただけたら、望外の喜びです。
  • 1995年から2002年に刊行されたエッセイ集『境に居て』『放射する思い』『この晩年という時』に、唯一の自伝『私の通った路』を、初刊発売順に収録。

    『境に居て』は、1995年5月に講談社から刊行されたエッセイ集で「受洗の頃」と「境に居て」の2部構成。「受洗の頃」は『高橋たか子自選小説集』全4巻の巻末エッセイ4編を再録したもので、「境に居て」は19編の書き下ろし作品から構成されている。
    『放射する思い』は1997年9月に講談社から刊行され、20編の書き下ろし作品によるI、雑誌、新聞等に寄稿した6編によるII、既出の詩編によるIIIの3章建てである。
    『私の通った路』は1999年月12月に講談社から刊行された、たか子唯一の自伝で、1980年9月から1988年11月まで、パリのエルサルム会で観想生活を過ごした時代の回想記。
    『この晩年という時』は、2002年3月に講談社から刊行された4章から成るエッセイ集。31編から成るIと、IIの「ジュリアン・グリーンをめぐって」は書き下ろし作品、9編の既出エッセイによるIII、キリスト教関連の3編によるIVで構成されている。

    解説と解題は、生前のたか子と交流のあった文芸評論家・山内由紀人氏が担当。特別寄稿として、たか子に師事した近現代文学研究者・関野美穂氏による「愛し方を知りたい 高橋たか子の求道性」を収録。
    付録として、「テレーズ・デスケイルー」改訳(未完成)の生原稿等を収録する。
  • ポーの真骨頂、ブラックユーモア! 訳出不可能な言葉遊びを見事に新訳!

    ポーの真骨頂はブラックユーモアにあり!?

    ダークな風刺小説、謎かけ詩、創作論等知られざる名作23編
    訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳!
    「人名辞典」「ポーの文学闘争」など巻末ビッグ付録110P!


    いがみあう新聞社同士の奇妙な論争を描く「Xだらけの社説」。大言壮語が嵩(こう)じて地獄の門が開く「悪魔に首を賭けるな」。ありえないはずのことが起きる科学トリック「一週間に日曜が三度」。ダークな風刺小説や謎かけ詩、創作論など知られざる名作を23編収録。巻末には「人名辞典」「ポーの文学闘争」他、ファン待望の論考が100頁超。訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳した第3弾!

    【ポーの傑作ブラックユーモア+詩+評論】
    世紀の天才の知られざる名作から創作論まで全23編

    Xだらけの社説
    悪魔に首を賭けるな――教訓のある話
    アクロスティック(詩)
    煙に巻く
    一週間に日曜が三度
    エリザベス(詩)
    メッツェンガーシュタイン
    謎の人物(詩)
    本能と理性――黒猫(評論)
    ヴァレンタインに捧ぐ(詩)
    天邪鬼(あまのじゃく)
    謎(詩)
    息の喪失――『ブラックウッド』誌のどこを探してもない作品
    ソネット――科学へ寄せる(詩)
    長方形の箱
    夢の中の夢(詩)
    構成の原理(評論)
    鋸山奇譚
    海中の都(みやこ)(詩)
    『ブラックウッド』誌流の作品の書き方/苦境
    マージナリア(エッセイ)
    オムレット公爵
    独り(詩)
     作品解題
     ポーを読み解く人名辞典
     ポーの文学闘争
  • 新世界――ナルニアが生まれる瞬間!深緑野分氏、推薦。

    新世界――ナルニアが生まれる
    深緑野分氏、推薦!

    【全世界1億2千万部! カーネギー賞受賞シリーズ第6弾】
    児童文学の金字塔!新訳
    装画:pako

    ●あらすじ
    ディゴリーはお隣の少女ポリーと、おじの書斎で不思議な指輪を見つける。実はおじは魔術師で、異世界に行ける魔法の指輪を作ったのだ。指輪にふれた二人は異世界に送りこまれ、悪の女王ジェイディスを復活させ、ロンドンの街に連れ帰ってしまう。あわてて元の世界に連れもどそうとするが、入りこんだのはまた別の世界。そこでは、今まさにアスランが新しい世界を創造するところだった。ナルニアのはじまりが描かれる第6巻!

    ●新訳のここがポイント
    翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」(角川つばさ文庫版あとがきより)

    ・1巻第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。
    ・1巻第十六章のアスランの台詞は「しっかりやれよ、みんな。♪二階も一階も♪奥方様の部屋も♪だ!」とした。これはGoosey Goosey Ganderというナーサリー・ライムの一節なのでアスランが上機嫌になって歌っている、とわかるように。(先行訳ではただ命令しているだけになっている)

    等々
  • 100年にわたり読まれてきた自己啓発の金字塔、伝説の名著が新訳で蘇る。

    本書の原書The Master Key Systemは、いずれも世界的なベストセラーである『思考は現実化する』著者のナポレオン・ヒル、『ザ・シークレット』著者のロンダ・バーンも愛読したことで知られる成功哲学書だ。
    他にも、デール・カーネギーやビル・ゲイツも読んだという噂がまことしやかにささやかれている。
    驚くべきことに、そんな本書が書かれたのは1912年。そして初版刊行当時、本書は20万部超という異例のベストセラーとなった。
    なぜ100年以上前に書かれた本が、いまだに世界中の人に読まれ続けているのか。その理由は、本書を一読すれば自ずとわかるだろう。

    あなたは「引き寄せの法則」について聞いたことや、本を読んだことがあるだろうか? 本書は、そのすべての源流と言える。
    著者のチャールズ・F・ハアネルは、当時最大規模のコングロマリット企業を興し、大成功をおさめたビジネスパーソンである。そしてその成功の秘訣を、この『ザ・マスターキー』に余すことなく詰め込んだ。
    故に内容は多岐にわたり、「引き寄せの法則」を軸として、金銭的な成功はもちろん、心身の健康や、豊かな人生を送るためのマインドセットなど、あらゆる側面をカバーしている。

    本書には24のレッスンが記されており、それらを「1週間に1つずつ」読むことを推奨されている。「小説のように一気に読むべからず」ということだ。
    しかし読者は、とても100年前に書かれたとは思えない鋭いコンセプトと、100年前の社会を垣間見ることのできる記述が織り交ぜられた本書に、一気に読まないことが難しいほど引き込まれるだろう。
    仮に一気読みしてしまっても、ぜひ1週目のレッスンに立ち戻り、著者ハアネルの推奨する「1週間に1つずつ」の読み方を実践していただきたい。
  • 警視庁から所轄署へ異動させられたキンケイド警視は、警察内部の闇の存在から目をつけられていることを知る。一方、妻のジェマはロンドンで、高級住宅に囲まれて外部からの侵入が困難な庭園で若い女性の死体が発見された事件に駆り出される。過去からの因縁と悪意を解きほぐした末に待つ、驚愕の真相とは!

    『警視の謀略』に続くダンカン・キンケイド警視シリーズ、第17作。
    『警視の挑戦』から続いていた陰謀の黒幕がついに明らかに!
  • 奇抜な空想世界にひそむ、物語の優しさ。全米注目作家が贈るSF短篇集。

    「幽霊語」を生み出す辞書編纂者の正義、儀式で絶命することが名誉な一家の恥さらしな叔父、社会に辟易しデジタルデータになる決意をした息子と母親の葛藤、幸せな日々を送る男の封印された終身刑の記憶、生物園の男と逢瀬を重ねる女、女王陛下と揶揄された少女の絶望と幸福の告白、空っぽの肉体をもつ新生児が生まれはじめた世界の恐るべき魂の争奪戦、合衆国から独立したテキサスの町「アメリカ」の群像悲喜劇、逆回転する世界に生まれた僕の四次元的物語――

    現代アメリカの暗部と矛盾、恐れと欲望、親密さと優しさ。
    奇想天外な世界の住人たちのリアルな情動に息を呑む、驚異的作品集。

    【目次】
    売り言葉
    儀 式
    変 転
    終身刑
    楽園の凶日
    女王陛下の告白
    スポンサー
    幸せな大家族
    出 現
    魂の争奪戦
    ツアー
    アメリカへようこそ
    逆回転

    訳者あとがき
  • 100年以上読み継がれてきた成功指南書の金字塔

    全米各地で6000回以上行われた伝説の講演をベースに、100年以上読み継がれてきた不朽の名作。
    アメリカ文学者・尾崎俊介氏大絶賛!
    「誰でも豊かになれることを具体的に示す傑作。面白くないわけがない」

    [本書の内容]
    「チャンスは目の前にある」「お金儲けは善である」――著者はそう説いて回った。ある男が手放した農場から大量のダイヤモンドが見つかったゴルコンダ鉱山、行きかう女性たちの帽子を観察し、同じものを店に置くことで米国初の億万長者となったジョン・ジェイコブ・アスター等を例に、成功への道筋を示す。全米各地で6000回以上行われた伝説の講演をベースに、100年以上読み継がれてきた不朽の名作を新訳で文庫化。解説・尾崎俊介

    [目次]
    はじめに
    第一章 ダイヤモンドはどこにある?
    第二章 正しいお金儲けは悪いことではない
    第三章 チャンスはどこにある?
    第四章 自分の力で踏み出そう
    第五章 求められているものは?
    第六章 発明を生むのは?
    第七章 偉大な人間とは
    訳者あとがき
    解説 尾崎俊介

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