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『海外文学、ケイト・ウォーカー、0~10冊(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~38件目/全38件

  • ★幸せになるはずだった結婚。だが花婿は悪魔の心を隠していた。★十七歳のとき、リリーは火事で両親を失い、弟とふたり残された。その弟は三年前、ギター片手に家を出ていき、以来、行方がわからない。苦労の連続だったリリーだが、愛する人にめぐり合う。ハンサムで、ウエーブを描く赤褐色の髪がすてきなローナン。知り合って二カ月だけれど、ふたりは夫婦になる……。ところが、結婚式の当日、彼は髪を短く切りそろえていた。違和感が胸をかすめる。しかも式が終わると、夫が運転する車は空港ではなく見知らぬ邸宅へ。ここが新居だと言い、家を案内する夫はどこかよそよそしかった。けれど幸福の頂点にいたリリーに不幸の序曲は聞こえなかった。初めての夜のすばらしさ! 幸せな朝を迎えたリリーを待っていたのは、なんとローナンからの別れの言葉だった。「僕は出ていく。理由を知りたければ君の弟にきけ!」
  • “氷の女王”と呼ばれている女社長ジョージアは困っていた。父親の誕生パーティーに恋人をつれて行く約束をしてしまったからだ。苦肉の策のチャリティー・オークションで全女性の憧れの的、元カーレーサーで今は実業家としても成功をおさめているルーカス・マロリーを競り落とす。彼なら父もきっと認めてくれるはず。「君のような美しい人に買われるなんて嬉しいよ。24時間、僕は君のものだ」ビジネスのはずが、プレイボーイとしても名高い彼の魅力に心を揺らされ…!?
  • テレビタレントのキャサリンは、この半年間というもの、正体不明の病的なファンからつけ狙われていた。性的な内容を書き連ねた胸が悪くなるような手紙や、セクシーな下着の入った小包が次々に送られてくるだけでなく、電話による脅しも絶え間がなかった。自分のフラットにいられなくなったキャサリンは父の家に移ったが、ある日、父がエバン・リンゼーという屈強な男を連れて帰ってきた。彼は警備会社のオーナーで、ストーカーからキャサリンを守るという。そんな必要はないと彼女が言った矢先、また脅しの電話が入った。父の家にいることはほんの一部の人間しか知らないのに!とうとうキャサリンも、父の出張中はエバンと暮らすことに同意する。冷たい冬の海を思わせる目と危険なにおいを漂わす男性と……。
  • マーサは雨模様の肌寒いなか、震えながら人けのない道の端に立っていた。今日は彼女の結婚式の当日なのに、あろうことか婚約者が、花嫁付添人の女性とベッドにいるのを目撃してしまったのだ。絶望した彼女は、ウエディングドレス姿で式場を飛び出したのだった。そんなマーサの前に、ようやく一台のバイクが停まってくれた。乗っていた魅力的な男性の名はカルロス・ディアブロ。ディアブロって悪魔の意味じゃない? マーサは警戒するが、互いに惹かれた二人は、いつしかキスをしていた。そして彼のバイクに乗って小さなホテルに着いたとき、マーサの気持ちは決まっていた。今夜が初めての夜になる、と。
  • レイチェルの母とガブリエルの父は長年愛人関係にあり、二人は義兄妹のようにひとつ屋根の下に暮らしてきた。親たちの関係が複雑でも、ガブリエルは優しく接してくれ、レイチェルが19歳になった夜、ついに互いの想いを確かめ合った。彼女にとって、ガブリエルは一生をかけて愛する人になった。ところが数日後、彼は人が変わったように別の女性を連れ込み、2週間後には、父親の会社の支社設立のため、国外に去ってしまった。ガブリエルを恨んでも愛することは止められず、数年が過ぎたとき、彼が婚約者を連れてきた。そしてレイチェルは初めて真相を聞かされる。どれだけ愛し合っていても、二人は決して結ばれない運命にあった……。

    ■レイチェルが純潔を捧げた翌日、ガブリエルは父親から恐ろしい事実を聞かされたのでした。二人は異母兄妹なのだと。禁断の愛を断ち切るために別の女性と婚約したガブリエルでしたが、いよいよ結婚式が近づいたある日、ほんとうの真実が明らかになります。
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 落ちぶれた旧家の娘ペータと、大会社の御曹司リーアム。ふたりの結婚は、双方の親の思惑以外の何ものでもなかった。両家にとって何よりも必要な“跡取り”を作るためだけの縁組。だが初めて顔を合わせた瞬間、二人は互いの魅力に抗えず、そのまま情熱的な夜をともにした。相性はこの上なくすばらしかった。リーアムはハンサムでセクシーで、先代を凌ぐ才覚を持つ実業家だ。だが金の亡者のような親に育てられたせいで、愛を信じていない。ペータは違った。便宜的な結婚でも、今や夫を心から愛していた。家名を継ぐための子どもなど欲しくない。夫との愛の証が欲しい。だが夫は、1年経っても妊娠しない彼女を訝しむようになっていた。

    ■実力派作家ケイト・ウォーカーが、一筋縄ではいかない、深い夫婦の愛を描いた話題作です。当時、読者の間で感動の嵐を巻き起こし、今もたくさんのレビューを見ることができます。
  • 家族にメイド扱いされている私が妃に?シークの選択に、彼女はおののいた。

    宮殿のバルコニーで、アジザは偶然に初恋の人と再会した。当時は12歳だったナビルも、今や立派なラスタンの国王だ。アジザのことを覚えていない彼に名を尋ねられ、彼女はとっさにアファリム家の長女付きのメイドだと嘘をつく。ほどなく、跡継ぎをもうけるため結婚を迫られたナビルは、アファリム家の次女を花嫁に指名する。その次女こそバルコニーで唇を奪いかけた娘とは知らずに。婚礼の夜、ベールを外した花嫁の顔を見てナビルは激怒した。「シークたる僕が、メイドと結婚するとは!」■1度目の結婚が悲劇的な形で幕を閉じ、それ以来心を閉ざして生きてきた国王ナビル。“メイド”のアジザに惹かれる想いを振り払って政略結婚を断行しますが、なんとその相手は……。
  • 幼稚園教師として働くナタリーの家に、ある夜、十代の頃から恋い焦がれてきたピアスが不意に現れた。ピアスは、母が使用人として働いていた名家の御曹司で、どこかの美しい令嬢と婚約したばかりだ。彼がどうしてここに? しかも、なぜひどく憔悴しているの?問いただすと、ピアスは婚約を破棄されたのだと打ち明け、ナタリーは慰めたい一心で彼を家に泊め、愛を交わしてしまう。ただ一度の、忘れられない思い出で終わるはずだった――一カ月後、妊娠という現実が襲いかかってくるまでは。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • リディアはロンドンの空港で飛行機が飛び立つのを待っていた。カリフォルニアで新しい人生の第一歩を踏み出すためだ。ところが、ラウンジでアミールと名乗る漆黒の髪の男性と出会い、官能的な魅力にあふれる彼の虜になってしまう。そのときリディアは知るはずもなかった。アミールがペルシア湾岸の王国の皇太子であることを。
  • 憎み合う2人の異母兄弟は、同時に彼女を求めた。愛以外の理由で。

    アリスは睨み合う2人の男性の間に挟まれていた。一方は大企業の御曹司で、最近しつこく結婚を迫ってくるマーカス。もう一方は危険な魅力をたたえる、舞踏会で出会ったばかりのダリオ。ダリオと踊れば、マーカスも諦めてくれるかもと思ったのに、マーカスは憎しみに満ちた声で、ダリオを罵ったのだ。“腹違いのろくでなし!”と――。2人が異母兄弟だったなんて。彼女は図らずも、相続をめぐる富豪一族の争いに巻き込まれていた。マーカスの欲得ずくの求婚か、ダリオの傲慢な誘惑か――。ひと目で激しく惹かれたダリオの目的が復讐だけだとわかっても、アリスの胸を焦がす彼への愛は、もう、打ち消しようもなかった。

    ■因縁の関係を持つ2人の男性から迫られるヒロインの苦悩――ベテラン作家ケイト・ウォーカーの新作を、佐柄きょうこ先生が同時コミック化! 併せてお楽しみください。
  • エストレーリャには、身持ちの悪い女というレッテルが貼られていた。父親のアルフレドはそのイメージを払拭しようと、次々に縁談を持ちかけ、娘を早く結婚させようとする。今日もラモン・ダリオという男性が訪ねてきた。これで十人目だ。彼の目的は、アルフレドが所有するテレビ局の買収。その条件としてあがったのが、エストレーリャとの結婚だ。父親に促され、彼女は沈んだ心でラモンの待つ部屋へと向かった。いつものように愛のないプロポーズを受け、いつものようにノーと答えるために……。だがラモンが口にしたのは、意外な言葉だった。★今月スタートの二部作〈アルコラール家に愛を〉は、R-2053「十二カ月の恋人」の関連作です。本作には北米インターネットで発表された作品「知らぬまに結婚」も番外編として巻末についています。アルコラール家の一員アレックスがヒーローです。★
  • あなたを失ったとき、人生はおしまいだと感じた。また同じ苦しみを味わいたがると思うの?■ジェナは、結婚式の準備のため、久しぶりに帰省した。心も体もずたずたになったつらい恋愛を乗り越え、イベントのコーディネーターとして働いている。仕事は順調で、気持ちもやっと落ち着いてきた。ところが、式の打ち合わせに訪れたホテルで、ジェナはばったりコナー・ハーディングと再会してしまう。五年前、自分の野心のために彼女を捨てて出ていった男だ。幸せになれるかもしれない今になって現れるなんて……。もう二度とあんな思いはしたくない。冷淡にふるまうジェナだったが、コナーは気にも留めない様子だ。そのうえ、彼女に向かってきっぱりと宣言した。「ぼくは自分の思いどおりにする。誰にもじゃまはさせない」いったい何をするつもりなの? ジェナは動揺するが……。
  • 「誓いません」牧師が誓いの言葉を促すなか、花婿のエイダンは無情に宣告した。結婚式の当日、花嫁であるインディアを捨て、彼は去っていった。始まりは、あるパーティ会場で口にされた冗談半分の賭けだった。家名だけは立派な貧乏貴族の家に生まれたインディアは、金持ちの夫を見つけてみせると友人に宣言したが、そこに現れたのが、冷酷無比と噂される実業家のエイダンだった。インディアは賭けのことも忘れて彼の魅力に圧倒され、結婚を決意する。土壇場で彼が去っていったのは、賭けの話を耳にしていたから?そして悪夢に終わった結婚式から一年後、再びエイダンが現れた。彼はインディアの父に多額の金を貸していて、しかもインディアが欲しい気持ちには今も変わりはないという……。
  • 拒絶されたと思っていた男性からの愛の告白。でも彼女には、それを受ける資格がなかった。■チェーザレは結婚を申し込むつもりでメガンの家を訪れた。何年も胸に秘めてきた思いを、今夜いよいよ彼女に伝えるのだ。彼はメガンが十代のときからずっと愛してきたが、彼女の父親から、娘が二十二歳になるまで待てと言われていた。だから誕生日の半年前に開かれた新年のパーティでは、メガンにうんざりしているようにわざと振るまったのだ。「冗談言わないで!」愛を告げる彼に、メガンはとまどった。嬉しいはずなのに、聞きたいと夢見ていた言葉なのに、信じられない。そんな疑惑も、チェーザレを求め続けてきた気持ちの前に影をひそめ、いつしかメガンは彼の激しい愛撫に身もだえしていた。だが一瞬ののち、彼女はチェーザレから身を引きはがし、唖然とする彼に向かって重い口を開いた。「わたし、妊娠しているの。赤ん坊が生まれるのは七カ月後よ」
  • 私との結婚は賭のため?でもあの夜を、忘れることなどできない。■エイミーは、旅先のヴェネチアで、名家の御曹司であるヴィンチェンツォと恋に落ち結婚した。美しい街での、すばらしい男性との結婚――エイミーは夢中になった。だが夢のような初夜の翌朝、結婚生活は早くも崩れ去る。二人の結婚は夫がいとことの賭に勝つためのもので、エイミーをものにすることができれば、先祖から伝わるルビーを手に入れられたのだという。言い訳すらしようとしない夫を振り切り、エイミーは故郷に逃げ帰った。もう二度と彼のもとには戻らないと心に誓って……。そして四年後、エイミーはふたたびヴェネチアに向かっていた。茶番劇のような結婚を終わらせ、彼に復讐をするために。
  • シリーズ6冊
    550660(税込)
    著者名:
    サラ・ウッド
    翻訳者名:
    苅谷京子
    レーベル: ハーレクイン

    アンナはかつてのわが家に足を踏み入れた。祖父の事業が破綻したために人手に渡ってしまった家。思い出の残る場所で働きたくて面接を受けに来たのだ。「アンナ、僕の家にようこそ」嘲るように言った新しい家主は、昔の交際相手ヴィードだった。彼がここを買い取ったなんて!ハイスクール時代、彼だけが、醜く誰にも愛されないアンナを求めた。すぐに、ただの財産目当てだとわかったけれど。あのとき虫けらのように追い払われた彼は、いま復讐しているんだわ。だがヴィードの欲望に煙る瞳を見たとき、アンナは、彼が欲しいのは屋敷だけではないことを悟った。■“復讐から始まる物語”――愛情と憎しみのはざまで揺れ動く主人公たち。運命に翻弄される二人を描いたドラマチックなストーリーです。
  • シリーズ5冊
    550(税込)

    受賞式に出席したウィローは、熱い視線を感じたほうへ目をやり、凍りついた。テオ・カドロスとここで会うなんて!十八歳のとき、ウィローはパーティで出会ったテオに一目で惹かれた。ギリシア人男性らしく情熱的に求められて純潔を捧げたけれど、翌朝、テオの婚約者の存在を知ってしまう。そして恥ずかしさに震えながら、逃げるように屋敷を出た。苦い経験は癒しがたい傷となった。二度と恋などするものですか。今、彼は瞳をきらめかせ、自信に満ちた足取りで近づいてくる。ウィローは恐怖と当惑を気取られないよう、視線を引きはがした。★新しい命の存在を伝えたくても伝えられないヒロインの、切ない愛の物語。断ち切れない絆を描きます。
  • 彼はシーク。何よりも名誉を重んじる。私を抱けば、その名誉は即座に地に落ちる──

    23歳になるまでの1年間、クレミーは一人暮らしを楽しんできた。だが誕生日が目前になり、彼女の元にカリムという男が訪ねてくる。「僕は使者としてここに来た。理由はわかるね?」もう逃れられない。彼女はラスタン国の皇太子の妻に娶られるのだ。それは親同士が取り決めた、愛のかけらもない政略結婚だった。道中、猛吹雪に襲われて、しかたなくコテージに宿をとった二人は、心の距離を近づけ、急速に惹かれ合うようになる。愛のない結婚をする前に、せめて彼と一夜をともにしたい……。そんなクレミーの切なる願いは、カリムに無残にも打ち砕かれた。許されるはずもなかったのだ──彼の正体もまたシークだったのだから。

    ■冷酷な父親に利用され、政略結婚を強いられているクレミー。そんな彼女が恋した相手は、鉄の意思をもつシークでした。吹雪に閉ざされた空間で、息もできないほどの誘惑が繰り広げられ……。
  • あの夜二人は愛と情熱によって結ばれたはず。なのに、なぜ彼は一日で心変わりを?■レイチェルが母と暮らすロンドンの邸宅に、アメリカから四年半ぶりにガブリエルが帰ってきた。彼の父グレッグの葬儀のためだ。グレッグとレイチェルの母は長年愛人関係にあり、レイチェルは十六歳のとき、母とともにこの邸宅に移り住んだ。父親の宝石会社を手伝っていた八歳年上のハンサムなガブリエルに、レイチェルはひと目で夢中になり、彼もレイチェルには優しかった。そして彼女が十九歳になった次の日の夜、二人はついに結ばれた。だが翌日から、なぜかガブリエルはよそよそしくなり、数日後には、ほかのセクシーな女性とベッドをともにしていた。その直後ガブリエルはアメリカに発ち、今日まで帰らなかったのだ。裏切られた悲しみと怒りは、まだレイチェルの心に強く残っていた。
  • 「二度と逃がさないぞ」とつぜん険しい口調で呼びかけられ、イブは自宅の玄関先で硬直した。目の前には見知らぬ男性がいる。カイルと名乗るその男は意志の強そうな顔に怒りの表情を浮かべ、自分はイブの夫であり、消えた妻を捜していたと彼女に告げた。イブが記憶を失って路頭に迷い、救急病院に駆け込んでから2年。親切な看護師のおかげで住む家を見つけ、図書館の仕事に就き、やっと新たな人生が軌道に乗りはじめたところだったのに……。わたしは本当に結婚していたの? こんなに魅力的な男性と?過去を知る糸口は彼だけ――不安と期待がイブの胸を満たした。
  • リアはメクホリア国の使いとして一人でロンドンを訪れていた。10年前に追放されたプリンス、アレクセイを次期国王として迎えに行く。それが彼女に与えられた使命だ。だが、久しぶりに会ったアレクセイは冷たく申し出を断ったばかりか、“プレイボーイ・プリンス”の評判どおり、いきなりキスを迫ってきた。その間、リアはなんの抵抗もできなかった。憧れの男性だった彼に、ずっとこんなキスをされたいと願っていたから。そして同時に、これからの最悪の人生を考えて絶望した。アレクセイが国王にならない場合、リアは父が結んだ契約に従い、狡猾で冷酷な王位継承者イワンと結婚しなければならないのだ……。
  • 550(税込)
    著者名:
    ケイト・ウォーカー
    翻訳者名:
    愛甲玲
    レーベル: ハーレクイン

    サラはロンドンでの暮らしを楽しんでいた。満足のいく仕事も手に入れ、すばらしい友人にも囲まれている。半年前までのみじめな結婚生活は嘘のようにさえ思える。そう、2度とダモンに会わなければいいだけ……。ある日サラは、ボーイフレンドのジュリアンが、こともあろうに彼女の部屋で女性と密会している現場に出くわす。思わず取り乱し、走り去ろうとして、逞しい男性の体にぶつかった。ダモン――私の夫。なぜ彼がここに?サラを追いかけてきたジュリアンに向かってダモンは言い放った。「僕はサラの新しい愛人だ」愛人? いったいどういうこと?
  • サディーは五年前に別れた元婚約者のニコスに面会を求めた。両家は昔からビジネス上のライバルで仲も悪かったのだが、二人の結婚をきっかけに和解の方向へ進むはずだった。ところが式の直前から会社の潰し合いが始まり、サディーの父が死去。競争に敗れた今は、住んでいる屋敷もニコスから退去勧告されている。サディーは心を病んだ母と幼い弟のため、恥を忍んでニコスに格安の賃貸料で屋敷を貸してほしいと懇願した。最初は冷たく拒絶したニコスだったが、突然ある条件を提示した。ウエディングプランナーであるサディーが、彼の結婚式のプランニングを担当するなら屋敷を貸してもいい、と。
  • 領主館の主マーティが心臓発作を起こして突然の死を遂げ、継娘のジェシカは唯一の遺産継承者として葬儀に臨んだ。そこへ思いがけない弔問客、アンゲロスが訪れる。七年前ジェシカは、馬の飼育係として雇われた彼に恋をしたが、まるで相手にされず、ある夜、下着姿で彼の部屋に忍びこんだ。この件がもとで、アンゲロスはマーティに追い出されたのだった。そんないきさつの彼が、なぜ葬儀の場に現れたの?とまどうジェシカに明かされたのは、継父がギャンブルで破産し、今や遺産は借金を肩代わりしたアンゲロスのものだという事実だった。「きみが相続するものなど、ひとつもないんだ」彼は冷たく告げた。
  • アレクサは重い気持ちでセビリアの大聖堂の扉を押し開けた。今日ここで執り行われるのは異母妹の結婚式のはずだったのに。妹は土壇場で別の男性に心を移して逃げ去ってしまい、それを新郎に伝えるのが、姉であるアレクサの役目となった。事実を知らされ傷つくと思いきや、新郎のサントス・コルデロは声をあげて笑いだす。サントスにとって、この結婚は上流階級の身内になるのが目的で、愛情とはいっさいかかわりのない決断だったのだという。彼はせっかく準備した披露宴を無駄にはしないと言い、アレクサの手をつかんで告げた。「きみには僕と一緒に来てもらう」■スペインの大富豪とイギリスの名家の娘の注目の結婚式。ところが当日、花嫁は現れず……。そのとき新郎がとった不可解な行動の意味するものは? ベテラン作家ケイト・ウォーカーの新作です!
  • 幼稚園教師として働くナタリーの家に、ある夜、十代の頃から恋い焦がれてきたピアスが不意に現れた。ピアスは、母が使用人として働いていた名家の御曹司で、どこかの美しい令嬢と婚約したばかりだ。彼がどうしてここに? しかも、なぜひどく憔悴しているの?問いただすと、ピアスは婚約を破棄されたのだと打ち明け、ナタリーは慰めたい一心で彼を家に泊め、愛を交わしてしまう。ただ一度の、忘れられない思い出で終わるはずだった――一カ月後、妊娠という現実が襲いかかってくるまでは。
  • アリスは滞在中のイタリアで実業家のドメニコと出会い、彼の熱烈な求めに応じて共に暮らし始めた。そして六カ月後――。あなたとの生活に楽しみがなくなったと言い放ち、彼との関係を一方的に断ち切って、故国イギリスに帰った。実際はそんな軽い気持ちではなかった。ドメニコが、絶対に結婚はしないと宣言していたことに加え、彼に新しい愛人ができたという噂を聞いて、身を引いたのだ。案の定ドメニコは、はるばる彼女を追ってきた。つかの間、彼との将来を夢想したアリスだったが、彼に欲望の対象としか見られていないことを思い知らされる。
  • アラブの国のシーク、マリクがアビーの家を訪れた。彼の国の遺跡発掘現場でアビーの弟が盗みをはたらいた、ついては、その処遇を話し合おうというのだ。見知らぬ国の牢獄に閉じこめられている弟の身を思うと、アビーはじっとしていられず、マリクに食ってかかる。だが、ひと目見るなり惹かれ合っていた二人は、話し合ううちに自然と抱擁を交わす。「この続きは僕のホテルで。今夜、待っているよ」アビーは迷いながらも、彼の魅力に屈して誘いに応じた。自分も、そしてマリクも重大な誤解をしていることを知らずに。
  • ギリシアで海運業を手がける夫のザレクが失踪して二年、ペニーは野心的な義母や義弟から経営権を譲るよう迫られていた。夫は船の試乗中に、海賊に頭を撃たれて海に沈んだと言われている。じつのところ、ペニーは夫を愛していたが、彼は妻を愛してはいなかった。結婚は後継ぎを作るためだと、彼の口からはっきりと聞かされたのだ。それでも、このままザレクの死を認めるのはあまりにつらく、ペニーはだれに明け渡すことなく夫の会社を守ってきた。だけど、もう潮時ね……。とうとう心を決めた彼女は経営陣を招集する。そして義弟に会社を譲ると宣言したそのとき、会議室の扉が開いた――見るとそこには、冷徹な瞳でペニーを見据えるザレクの姿があった。
  • 大きな湖に浮かぶ島に、ルーシーは手漕ぎボートでひそかに渡った。島には夫リカルドの屋敷があり、警備員に守られている。彼女は屋敷にそっと近づき、邸内をうかがった。そこにはルーシーの最愛の息子、まだ赤ん坊のマルコがいる。なんとしても、いとしいわが子に会いたい……。でも、赤ん坊を父親のもとに置き去りにした母親が許されるの?理由があったにしても、リカルドは会わせてくれないだろう。そのとき、わが子をあやす夫の声と姿に接し、切なさのあまり、ルーシーはうっかり物音をたててしまう。「誰だ?」さっきの優しい声とはうって変わった険しい声が響いた。
  • 別居中の夫が交通事故に遭い、私を呼んでいる!突然の報にショックを受けると同時に、レベッカはいぶかった。一年前、挙式したその日に屋敷から追いだしておきながら、今ごろになってなんの用があるというのだろう?しかし、夫アンドレアスを憎みきれずにいたレベッカは、心配でたまらず、彼のいるギリシアへと飛んだ。わずか一日きりの結婚生活以来、久しぶりに会う夫は、どことなく様子が違っていた。「いったい、きみはどこへ行っていたんだ?」彼はレベッカと結婚したことさえ忘れていた……。★立て続けにヒットを飛ばし、好調のベテラン作家、ケイト・ウォーカー、「見知らぬ結婚相手」(R-2268)、「裏切りを告げる電話」(R-2283)も好評発売中!★
  • サフランはある事情によって怒りのあまり平静を失い、見ず知らずの男性の前で、とんだ醜態をさらしてしまった。ところが、運命の女神のいたずらだろうか、ほどなくその男性――国際的大企業の社長ナイアルとふたたび顔を合わせるはめになった。サフランは絶対かかわり合いたくなかったのだが、どうやら彼のほうは違っていたらしい。ナイアルは、サフランのことをまさにぼくが探していた相手だと言い、官能的なキスで彼女の情熱を燃え上がらせた。しかし、サフランにはわかっていた。彼が望んでいるのは、つかの間の情事にすぎない。それに飽きれば、ためらいもなく立ち去るのだ。★ハーレクイン・ロマンスからもK・ウォーカーの新刊が現在発売中。誰もいない浜辺で運命の出会いを果たした男女の愛を、巧みなストーリー展開で描いたR‐2283「裏切りを告げる電話」にご注目!★
  • たった一日だけでいいから、つらい日常から逃れたい。人生のしがらみに疲れ果てたエミリーは、浜辺にやってきた。目の前に広がる海は涼しげで、彼女を手招きしているようだ。波打ち際を走ると、冷たい水が足を洗う。エミリーは楽しくなって、どんどん沖に向かって進んでいった。すると突然、深みに足をすくわれた!もうだめかと思った瞬間、力強い男性の手が水から引きあげてくれた。たくましい腕に抱かれ、いつしか燃えるようなキスを……。彼はイタリア人のヴィートと自己紹介する。エミリーを見かけて以来、彼女をベッドに誘うことが最優先と思っていた男性だった。★「見知らぬ結婚相手」(R-2268)のグイードの弟がヒーローです。誰もいない浜辺で運命の女性と出会った彼。けれどもふたりの前途には多大な困難が待ち受けていました。巧みなストーリー展開が魅力のベテラン、ケイト・ウォーカーの筆が冴えます。★
  • ラスベガスで出会った男女が恋に落ち、一週間後に小さな教会で、立会人ひとりを前に挙式したのが一年前……。今日はイギリス田園地方の教会で、おごそかな結婚式が行われる。美しい花嫁アンバーの花婿になるレイフは伯爵家の御曹司だ。式は今まさに結婚の誓いを立てるクライマックスにさしかかった。そのとき男性の声が教会に響き渡った。「異議を申し立てる!」振り向いたアンバーの目に映ったのは、イタリア人のグイード。黒ずくめの彼は、まるで悪魔そのものに見える。「彼女は結婚できる立場にはない。なぜなら、ぼくの妻だから」そんな……あれは本物の結婚じゃないわ!★ベテラン作家ケイト・ウォーカーがイタリア人をヒーローに据え、燃えるような恋の物語をお届けします。★
  • 友人の誘いでパーティに出席したメルセデスは、ひとりの魅力的な男性に目を奪われた。だが目が合ったとたん、彼の視線にひそむ何かに凍りついた。なぜそんなふうにわたしを見るの?身構えたメルセデスをよそに、彼は背を向け立ち去った。友人によれば、男性の名はジェイク・タヴァナー。やり手の実業家で、結婚に興味がないことで有名だという。気にしてはだめ。見知らぬ男性のことなんて忘れてしまおう。メルセデスはどこか落胆しつつも、自分にそう言い聞かせた。まさか、彼と数週間後に婚約するとは夢にも思わずに。★二部作〈アルコラール家に愛を〉の第二話は、末娘メルセデスがヒロインとして登場します。これまで兄たちの恋を影ながら支えてきた彼女。いったいどんな恋に落ちるのでしょうか。★
  • アラナは病院の待合室で、ラウル・マルシンが現れるのを待っていた。ラウルはスペインの侯爵で、二年前、アラナと彼は結婚を約束していた。しかし式を控えたある日、アラナは知ってしまった。ラウルは彼女を愛しているわけではなく、ただ跡継ぎを産むバージンの花嫁が欲しいだけなのだと。二度と会うまい――そう誓って彼のもとを去ったのに、また顔を合わせる日が来るなんて。しかもこれから彼に、残酷な知らせを告げなければいけない。そのときラウルが現れた。以前にも増して魅力的な彼を前に、アラナの胸は締めつけられた。
  • この人に、わたしの純潔を捧げよう。スカイは、バーで酔っぱらいにからまれていたところを助けてくれた男性、アントンと一夜をともにする決心をした。彼女に残された自由な時間は今夜だけ。父が億万長者のボスの金を横領し、その罪を帳消しにしてもらうため、スカイが好色なその男と結婚させられるのだ。夢のような一夜が明け、アントンに思いを残しながらも、スカイは挙式のためギリシアの小島へと旅立った。だがそこで、思いがけずアントンと再会する。彼はなんと、結婚相手の息子だった!
  • ピエトロとの幸せな新婚生活はあっという間に終わり、マリナがシチリアからロンドンに逃げ帰っておよそ2年。なんの音沙汰もなかった夫から手紙が届いた。〈僕たちの結婚に決着をつける潮時だ。今すぐこちらへ来い〉有無を言わさぬ“命令”にマリナは抵抗したが、結局は逆らえず、差し向けられた専用ジェット機でシチリアへ飛ぶ。彼はなぜ今になって離婚を決意したの?晴れて自由の身になることを望んでいたマリナは、夫の真意を測りかねながらも、弁護士事務所で再会する。そのとたん、マリナは消せない情熱の炎にあおられ、あわてた。それは動揺を隠せないでいる、ピエトロもまた同じだった……。

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