『海外文学、インタープレイ(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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この思想家が特記されるのは「私は何を知っているか」という命題から出発し、予断、断定、差別、高慢を排し、そのため『随想録』は事柄を並置、対比することに徹し、エッセーという新しい叙述方法が生み出された。
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早くからギリシャ・ローマ文明に触れ、常にヨーロッパの先進地域であったため、フランスは洗練と、世界伝播の揺籃となる。1697年にペローが昔話集を出すに及んで、世界ははじめて昔話の楽しさを認識するに至った。<フランス> 赤ずきん/サンドリヨン(シンデレラ)/長靴をはいた猫/他13編<イタリア> コンスタンチノと彼のネコ/たんすの中の娘/太陽と月とターリア姫/魔法使いとおろかな弟子/他9編<スペイン> 食いしんぼうの女/世にもめずらしい宝物/三本のナデシコ/他5編<ポルトガル> ロバの耳をした王子/ネコのしっぽ/イチジクの木/魔法の鏡/他2編<地中海の島々> 胡椒っ子/ソロモンの忠告/好奇心の強い女/この世の花/他2編
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イルラントの強力な王と息子ハーゲンから三代にわたる数奇な物語。その三代目の娘の、逆境を耐え抜く雄々しさやさしさは、前篇の荒々しさと対極をなす。ジークフリードのドラゴン退治など、エピソードや伏線が次々に織りなされていく。
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ゲーテの生涯をかけた大作。高名なわりに読み通した人が多くないのは、韻文で書かれた戯曲という形式上の制約からといわれる。本書は、原作のもつ重厚さ失わず、読みやすい「物語」にまとめて好評を博した作品。
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ケルト民話のなかでだれが一番美人か。「ケルトのヴィーナス」はディアドラかグラーニアか。ディアドラであるに違いない。なにしろ彼女は生まれる前からその美貌が国に災いをもたらすと予言されたのだから。では、一番の英雄はだれ?
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十字軍の遠征は、サラセンという新しい文化を大陸にもたらした。この物語もそのひとつで、サラセン文化が開花していたセビリアを舞台に展開する冒険物語。空飛ぶ木馬は『千夜一夜』などの挿話に見られ、混交する物語として楽しめる。
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ケルト的な妖精伝説がフランス中世の歴史と渾然となった壮大なロマン。美しい妖精とレモダンンは運命的な出会いの後結婚、十人の子どもをもうけるが、夫が妻の秘密を見てしまったため妖精は去り、子どもたちにも数奇な運命が待っていた。
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地獄篇・浄罪篇・天堂篇あわせて100章、14,233行の雄大な叙事詩。3篇を通じて、歴史上に名をつらねる多くの人物が登場する。プトレマイオスの宇宙、軽妙な比喩、多彩な描写が織りなす、世界についての物語。
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妖精・怪奇・幻想三部作のひとつ。「変身譚」「愛」「嫉妬」「試練」「不思議な動物」「妖精」「プシュケ神話」の7章からなる。フランス民話はペローの童話で有名だが、炉辺で語られる民話は民衆のしたたかな想像力の裾野の広さを示す。
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中国四千年の歴史は、中国民衆のものの見方や生きる知恵の、革袋のなかの酒ともいえます。「竜女を妻にした男」「象の贈り物」「仙人だった兵士」「空を飛べる薬」他、蛇、竜、狐、虎、仙人などに仮託された二十二の怪異譚を集成。
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ロシアはヨーロッパから別扱いされ、なおざりにされ続けてきた。しかし、ロシアの昔話によく出てくるばかのイワンが、利口者の兄をさしおいて美しいお姫様と結婚、王国を継承したように、近代に至ってロシアは、文学の巨人を輩出させて世界文学の王座をしめ始めた。<ロシア> 火の鳥 / カマスの命令 / 他15編 <トルキスタン・シベリア> スイカの種 / 底ぬけに気前のいい男 / 他6編 <コーカサス・アルメニア> 処女王 / 漁師の息子 / 他5編 <ポーランド> ヘビの王さまの冠 / オンドリと風 / 他6編 <チェコ> 十二の月 / 塩は黄金よりも尊し / 他6編
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これまで家庭で語られていただけの昔話が、今日のように文化的宝と認められるようになったのは、グリム兄弟の『家庭と子供のための童話集』の刊行によるところが大きい。本書は「ヘンゼルとグレーテル」「白雪姫」などのグリム童話を中心に、オーストリア、スイス、オランダ諸国の昔話を多数収める。<ドイツ> カエルの王子/ヘンゼルとグレーテル/オオカミと七ひきの子ヤギ/いばら姫/他21編<オーストリア> 永遠の国へ行った花婿/ハシバミの枝/他3編<スイス> 三つの言葉/ローツェ氷河はどうしてできたか/かわいい小鳥/他5編<オランダ> スタフォレンの奥方/飛びゆくオランダ人/他3編
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イルラントの強力な王と息子ハーゲンから三代にわたる数奇な物語。その三代目の娘の、逆境を耐え抜く雄々しさやさしさは、前篇の荒々しさと対極をなす。ジークフリードのドラゴン退治など、エピソードや伏線が次々に織りなされていく。
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信じられそうもない本当の話、うそのような本当の話、奇なるもの、珍なるもの、妙なるもののエンサイクロペディアの前では、世界がまだまだ広大であり、底深いものであることを思い知る。庄司浅水・不思議ワールドの白眉をなす書。
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この物語は、野上弥生子訳の「ギリシア・ローマ神話」「中世騎士物語」と伝説三部作を成すもので、「アーサー王物語」と人気を二分する。有名な「ロランの歌」を含み、古代・中世の文学的遺産に親しむための絶好の入門書。
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他のゲルマン諸国では、神話詩や英雄伝説がキリスト教の影響で失われたが、北欧ゲルマン人はすこぶる詩歌を愛し、それが語り伝えられている。北欧の民話が豊かであるのは、そのような伝統を受け継いでいるからである。<デンマーク> 辛抱づよい奥方/十一羽の白鳥/小さい野ガモ/他8編<スェーデン> 跳ぶ巨人/水の精(ネック)と少年名/スコールンダ山の巨人/他7編<ノルウェー> 北風のくれたテーブルかけ/海の水はなぜからい/他8編<アイスランド> 雌牛のブーコラ/アザラシの皮/他6編<フィンランド> 七人兄弟/ほうきつくりの老人と王さま/他5編<バルト諸国> 年越しの晩/欲ばりの王さま/他7編
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この物語は、野上弥生子訳の「ギリシア・ローマ神話」「中世騎士物語」と伝説三部作を成すもので、「アーサー王物語」と人気を二分する。有名な「ロランの歌」を含み、古代・中世の文学的遺産に親しむための絶好の入門書。
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「ワイルドとかゴオチェとかいふような絢爛とした小説が好きであった」と芥川龍之介をはじめ、日本の近代文学作家に大きな影響を与えたフランス幻想作家の作品集。怪異、霊異への偏愛が、怪しい作品世界を造形する。表題作他2編収録。
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「水滸伝」「三国志演義」「金瓶梅」の四大奇書のひとつ。唐の僧玄奘、すなわち三蔵法師の紀行という史実をもとに創作された妖怪変化、奇想天外、千変万化の物語。軽妙洒脱な名訳で、孫悟空をはじめ脇役の活躍を活写。
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この地域は民族的、文化的に入り組んでいて、しかもアジアに近く、昔話はどこか土俗的かつ素朴で、狡猾な機知があり、またオリエント風の怪奇や華麗な幻想性も現わしていて、ふしぎな謎を秘めているものが多い。<東欧> ギリシャ/ハンガリー/ブルガリア/ルーマニア/アルバニア/ユーゴ/ジプシー<古代> エジプト/アッシリア/ユダヤ<古典> イソップ/ギリシャ神話/ゲスタ・ロマノルム
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黄河流域の北は儒教の影響もあって少ないが、揚子江の南では民話が多く、また少数民族の民話が伝えられていて民間伝承は豊か。この巻は東アジアの民話・昔話を集めたものとしては収録数も多く、変化に富んだものとなっている。<中国> 少女イェーシェン / 花の精たち / 他20編<朝鮮> ニンジンっ子 / コウノトリの裁判 / 他6編 <モンゴル> 金と銀のサイコロ / フルンショボーという鳥のこぶ / 他4編 <チベット> アリの話 / 他2編 <ベトナム> 米つぶ / ふしぎな女房 / 他4編 <ビルマ> かぜをひいたウサギ / 他2編<タイ> 金のハゼ / 夢の話 / 他2編 <マレーシア> トラとその影 / 豆シカとワニ<インドネシア> だれの罪か? / ミツバチ女房 / 他7編
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本紀12、年表10、書8、世家30、列伝70巻からなる中国最初の通史。黄帝より古代王朝を経て、前漢の武帝に至る壮大な史書。巻頭に司馬遷自身の「太史公自序」を配し、本紀・世家・列伝より15篇を一般向けに訳出。
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ドイツ中世の騎士物語のほとんどを網羅したもの。ジークフリードが裏切りにあい謀殺される話を軸に、波乱にみちたストーリーが展開される。男女を問わずその人物像の荒々しさと力強さに、ロマンに昇華される以前の物語の原型を見る。
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ギリシア悲劇の名作15篇を物語として描き、舞台を前に観客に解説するように表現してあるので読者は場面を想像しながら読むことができる。舞台劇の悲劇を文学として成立させている。入門書としても最適。
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世界宗教といわれるものはすべてこの地域で発生し、砂漠あり氷河あり、人類の往きかよう十字路。おびただしくある説話から昔話のインド起源論が風靡したことさえあった。ともあれ、この地域が昔話の宝庫であることは間違いない。<インド> 青い山犬 / 三人のいたずら者 / 他十二編 <イラン> お百姓と三人のいたずら者 / アリ・ムハメッドのお母さん / 他五編 <アラビア> ダマスクスの商人カシムの話 / 二人のごろつき / 他四編 <トルコ> 笑いリンゴ泣きリンゴ / どろぼうの名人 / 他六編 <イスラエル> 巡礼と彼のロバ / なまけ者の国 / 他五編
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中国は笑話の歴史もまた古い。それを集大成したのが明末の馮夢竜の『笑府』13巻で、本書はこの『笑府』を中心に周辺の笑話のなかから、中国民族の生活と文学を知るに役立つと考えられる話を選訳。民衆の思想史、生活史として読める。
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書誌学研究のかたわら、世界の奇談・怪奇談などの紹介につとめ、「庄司浅水ワールド」とも呼ばれ、好評を博したシリーズ。タイタニック号の遭難や、漂流、反乱、海の怪獣談など、古来より数かぎりなくある海にまつわる奇談の代表作集。
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「水滸伝」を直訳すれば「水辺物語」。梁山泊という湖水を背景にくりひろげられた数々の事件を描いたことから名付けられたが、宋江ほか36人が次から次に同じ志で集まっていく過程が時代を超えて人々を惹きつける。
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「恋人たち」「悪魔」「領主」「求道者」「死者」「亡霊」の6章構成。「幻想文学の世界はわれわれの住む現実の外にあるのではない。反対に、現実の中から理解しがたいものとして突然浮かび上がってくるもの」人々を惹きつける理由である。
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「ムーミン」やアンデルセン童話など、北欧・児童文学の研究・翻訳に生涯携わり、子供たちには夢を、大人にはやすらぎを与え続けた著者・山室静の世界むかし話集第1弾。<イングランド>ネコの王さま/カメの遠足/最初のバナナ/三びきのクマ/ロンドン橋の上で/ジャックと豆の木/他8編<コーンウォール>ベッチィ・ストーグの赤ちゃん/頭から下に向かって/他3編<スコットランド>ヒース酒の秘密/詩人トマスの話/他5編<ウェールズ>長すねグウィスの嘆き/他3編<アイルランド>白いマス/笛吹きとプーカ/他9編
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『十日物語』は七人の貴婦人と三人の紳士の十人が、毎日一話のわりで語り、十日間で百の物語が成立するという構成。最も有名な三十話を訳出、ベネチアやフィレンツェなど主題となる都市ごとに編集した名編。
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バスクの人々はピレネーに囲われ、起源不明な独自の言語を持ち、地理的条件からその特異性をいまだ保持しているが、それは、伝説や民話にいきいきと伝えられている。妖精・怪奇譚・奇跡物語・魔女伝説、動物譚など、本邦初訳の書。
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大王ディートリヒとその同士たちを舞台回しとする9篇。ディートリヒの原型は東ゴートの王で、彼は幼少からビザンチン帝国の人質として成長、皇帝の命でゲルマンの傭兵隊長を倒して、イタリアをすぐれた政治で治めたと伝えられる。
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アメリカ・インディアンや大洋州原住民の民話。素朴なものが多いが、それだけに従来の昔話を読みなれた人にとっては、思いがけない発想や急展開があり、楽しいおどろきが多い。ヨーロッパ人による蒐集や研究の厚さにもおどろくほかない。<北アメリカ> インディアン/エスキモー/白人系/黒人系/ハワイ<南アメリカ> インディオ/ヨーロッパ系<オーストラリア> 南太平洋諸島/オーストラリア
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地獄篇・浄罪篇・天堂篇あわせて100章、14,233行の雄大な叙事詩。3篇を通じて、歴史上に名をつらねる多くの人物が登場する。プトレマイオスの宇宙、軽妙な比喩、多彩な描写が織りなす、世界についての物語。
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ゴーチェの作品はエキゾチック情緒にあふれたものが多いが、本集には特にそうしたものが集められている。作家の注目すべき点のひとつを挙げれば「足」へのこだわり。美しいヒロインたちは子どものような小さなくるぶしの持ち主であった。
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ロシアはヨーロッパから別扱いされ、なおざりにされ続けてきた。しかし、ロシアの昔話によく出てくるばかのイワンが、利口者の兄をさしおいて美しいお姫様と結婚、王国を継承したように、近代に至ってロシアは、文学の巨人を輩出させて世界文学の王座をしめ始めた。<ロシア> 火の鳥 / カマスの命令 / 他15編 <トルキスタン・シベリア> スイカの種 / 底ぬけに気前のいい男 / 他6編 <コーカサス・アルメニア> 処女王 / 漁師の息子 / 他5編 <ポーランド> ヘビの王さまの冠 / オンドリと風 / 他6編 <チェコ> 十二の月 / 塩は黄金よりも尊し / 他6編
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「死の予兆」「亡霊のいたずら」「死者の呪い」「魔もの退治」「地獄からの救済」「冒険とロマンス」の6章からなる。吸血鬼譚や、指輪やかぶりものを盗まれ死者が復讐する、逆に死人の恩返し話など、ホラーをしのぐ場面が展開する。
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アフリカは大きく分けると、サハラ砂漠から北、地中海に面した地域と、いわゆる「黒いアフリカ」のサハラ以南に分かれるが、多くの部族社会ごとに民話も異なり、芸術的なもの、動物民話、神話など、その無限の変化が魅力ともいえる。<北アフリカ> フリージアと二人の娘/あるサルタンの話/他6編<東アフリカ> かしこい医者/いなくなった妹/他8編<西アフリカ> 動物の恩返し/なぜ人間は生きかえれないか/他13編<中・南アフリカ> 父親とどろぼうの息子/怪物コーロモドモ/他6編<マダガスカル> カッコウ/野ブタとカメレオンのかけくらべ/他1編
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本紀12、年表10、書8、世家30、列伝70巻からなる中国最初の通史。黄帝より古代王朝を経て、前漢の武帝に至る壮大な史書。巻頭に司馬遷自身の「太史公自序」を配し、本紀・世家・列伝より15篇を一般向けに訳出。
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三世紀前半、魏、呉、蜀の三国が新たに興り中原に覇を争った……。日本の物語にない、かなたを思わせる厖大な世界を内蔵するところに着目すべきだとする訳者の読み込みが、新しい三国志として凝縮されている。
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『ツァラトゥストラはかく語りき』ほど19世紀の思想に衝撃を与えた書はない。ヨーロッパ近代の精神的危機に対する、ニーチェ思想のすべてが盛り込まれた哲学的叙事詩を、難解な語句をさけ、物語風にまとめた労作。
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『王子クレオマデスの冒険』に続くロマン。バビロニアにある謎にみちた塔に幽閉された乙女。すべての試練を突破して乙女との再会をはたした王子の知恵と勇気。異文化の香りが、物語の展開に彩りをそえるファンタスティックな作品。
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いたずらものの妖精が人間の世界と行き来して、魔法を使ったり変身したり、人の運命をあやつるという物語は、ヨーロッパの先住民ケルト人の文化がいまだ色濃くのこるアイルランドとスコットランドに伝えられる。妖精にかかわる16編。
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本作品は、古くはラフカディオ・ハーンの英訳から、芥川龍之介と久米正雄によって『クラリモンド』の題名で日本語に訳された。そのような経緯から、表題作はゴーチエ作品のなかでなじみ深く、吸血鬼文学としても傑作と評される。
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「世界中のフェアリーの特徴を調べたい人は、トマス・カイトリーが書いたこの本を読むことからはじめるのがいちばん」と評される名著。フェアリーという概念の起源、説話の発生地、伝播の道筋など、ファンタジックな世界の入門書。
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「辛口とか激辛とか評される私の社畜批判の原思想は、ドレイ的精神を排する魯迅にあるのであり、思い屈した時、私はしばしば、思想的故郷としての魯迅に還ります」。佐高信の、さらに魯迅の哲学と思想を読むための格好の書。
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大王ディートリヒとその同士たちを舞台回しとする9篇。ディートリヒの原型は東ゴートの王で、彼は幼少からビザンチン帝国の人質として成長、皇帝の命でゲルマンの傭兵隊長を倒して、イタリアをすぐれた政治で治めたと伝えられる。
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