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『海外文学、シーライトパブリッシング(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • ローマの、ごくごく普通の市井のひとたち。その一癖も二癖もある、バラエティーに富んだたくさんの登場人物を、
    磨き抜かれた言葉で削ぎ落として描かれたショート・ショートのような短いストーリー。

    原題“IL BALLO DEGLI INVISIBILI”(直訳は『見えないものの踊り』)としてイタリアでは2007年に発売された本作は、
    ノーベル賞作家の名を冠した文学賞デレッダ賞を翌年に受賞した小説集です。

    (「監修者あとがき」より)
    僕が(あとがきで今さら言われても、という声も承知で)あえて提案したいのは、
    これら物語の「服用」を、一日最大一話にとどめることである。速読や斜め読み
    なんてもってのほか。スローに行こう。いくら気に入った話があっても次に期待
    して先を急がず、読み終えた内容を頭の中に入れたまま一日を過ごしてみてほし
    い。あるいは夜を越えてみてほしい。そのストーリーの成分がじんわりと浸透す
    るかもしれないし、しないかもしれない。物語というものが僕たちの心の薬だと
    して、それが効く効かない、合う合わないは別として、一度に過剰摂取するのは
    よろしくないのではなかろうか。そんな調子で、この本をぜひ長めにそばに置い
    てみてほしい。
  • 時は1903年。ニューヨークからナンタケット島に向かう汽船に、一人のアメリカ人の若者が乗っていた。名はブランドック。彼は友人であるホルカー医師の邸宅に遊びに行くところだった。ブランドックは人生に退屈していた。ヨーロッパ旅行をしても憂鬱な気分はまったく消えることはなかった。そんなブランドックにホルカーはある提案をする。「私と一緒に100年後の世界に行ってみないか?」と。

    未来の世界にはタイムマシンで行くのではない。ホルカーはひょんなことから手に入れた古代エジプトの「復活の花」を分析して、動物を仮死状態にし、何年も眠らせ、その後蘇らせる薬剤を開発することに成功したのだった。仮死状態の間は、身体はまったく成長も老化もしないのだ。今の世界にうんざりしていたブランドックはホルカーの提案に乗り、二人で100年のあいだ眠ることにした。自力で目覚めることは不可能なので、ホルカーは蘇生方法を記した「遺言書」を用意し、運命を自分の子孫に託すのだった。そして100年が過ぎた2003年、ホルカーの子孫は「遺言書」に従って、二人を目覚めさせる。子孫は二人にこの未来世界を見せて回ろうと、ヘリコプターにも似た巨大な飛行機械に乗って、世界旅行に出発するのだった。
  • アヒルに訪れた 人生を哲学するような難問!
    次々と登場する まるで人間社会さながらのキャラクター達と一緒に
    楽しく そして一生懸命に でも時には ちょっと切なくもなりながら
    こたえを見つけていく物語
  • 罪とは何かを問い、読者の潜在意識に眠る欲望をあぶり出し、
    人間が本質的に抱える矛盾を突きつけ、
    今一度「罪とは何か」と考えるきっかけを与えてくれる。

    人間が本質的に抱える矛盾 そこから生まれる罪のスガタを浮かび上がらせる
    イタリアの知られざる巨匠 作家・映画監督アゴスティの話題作!

    親愛なるアゴスティ
    僕が思うに、これは映画化にもってこいの実に魅力的な物語だよ
    フェデリーコ・フェッリーニ
  • イタリア北部コモ湖畔の風光明媚な田舎町ベッラーノで、老婆の死体が発見された。その死に特に不審な点はないが、この出来事がベッラーノの人々の生活に少しずつ影響を及ぼしていく。
    次から次へと新たな展開が巻き起こり、数多くの出来事が絡み合って、大きなうねりを形作っていく、どこか不思議で、なぜだか妙に可笑しいストーリー。
    著者は、コモ湖畔のベッラーノ生まれ(本書の舞台)で、ミラノ国立大学医学部を卒業後、故郷で医者の仕事に従事しながら作家デビュー。
    一九九六年度にピエロ・キアラ文学賞、ニ〇〇六年度にバンカレッラ賞、ニ〇〇八年度にはイタリア・ヘミングウェイ賞を受賞している。
  • 3つのたまごを授かった、アヒルと狼の夫婦。
    そこで実践的になりたい狼は、妻(アヒル)の代わりに自分がたまごを温めると言い出す。
    生まれてくるまでの「待つこと」をテーマにしたストーリー。
    『君はだぁれ?』で結ばれたアヒルと狼の続編ですが
    ストーリーは新展開となっていますので、本作だけでも楽しめます。
    【帯コメント】
    わたしたちはみな希望という名のたまごを温めている
    大切なのは、未来を想像し温め続けること
    今を信じて待ち続けること
    (作家・寒竹泉美)
  • 舞台はイタリア北部コモ湖畔の風光明媚な田舎町ベッラーノ。
    アンナ・モンターニの夫は徴兵され、ソ連の戦場に送られて行方不明となってしまう。戦争は終わったが、夫は何年も帰ってこないため、戦死したのかどうかも分からない。結局、夫の消息について何の手がかりもないため、彼女は自分が未亡人になったのかどうかも証明できない日々が続く。
    戦後まもなくのイタリアで、決して豊かとはいえない時代を生きる普通の人々が、それぞれ自分の幸せを求めて日々を生きている。
    しかしそんな生活の苦労がこれ見よがしに悲劇的に描かれることなく、ユーモアと奇妙さを伴いながら、人生の悲哀が笑いとともにそこはかとなく描かれていく。

    一生懸命に生きるがゆえに噛み合わず、未亡人をめぐる展開はあらぬ方向へと次々と展開していく、可笑しいながらも、どこか温かみに包まれた、そんな不思議なストーリーです。
  • 1930年代、ファシズムが勝利を収めた穏やかな時代。
    北イタリア、コモ湖畔の町ベッラーノ、カラビニエーレの分署では、ロカテッリ憲兵(ベルガモ人)の眼前で、マンヌ曹長(サルディーニャ人)とミスファッティ兵長(シチリア人)がお互いにライバル心を燃やしていた。
    そこへ、「小柄で、ネズミ色のコートを着て、胃の辺りに絶えず両手でハンドバックを抱えた」独身老女が面会したいとやってきた。
    彼女は、盗難を届けにきたのだ。
    一銭の価値もない品物についての奇妙な捜査が開始されたが、この事件が、失踪した後に再び姿を見せた弟、銀行員、高利貸し、ファシスト政権、美女、司祭、密売人などが錯綜する過去を明るみに出すことになる。

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