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『海外文学、小学館文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全96件

  • ハリウッドの寵児が放つ今年最驚のスリラー。

     CIAと巨大IT企業〈ワールド・シェア〉社は、共同事業として最先端技術を駆使した犯罪者追跡システム〈フュージョン・イニシアティブ〉の実用化に向けて準備を進めていた。1か月間見つからずに逃げ切れば300万ドルが手に入るという条件で10名の参加者を集め、実証実験〈ゴーイング・ゼロ〉βテストを開始する。だが、ある女性の存在が大きな誤算となり、事態は思いもよらない方向へ……。

     国家の威信を賭けたゲーム、からの反転。
     超監視社会、超デジタル化社会に生きる我々に突きつけられた問い。

    『博士と彼女のセオリー』『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』『ボヘミアン・ラプソディ』『2人のローマ教皇』4作でアカデミー賞ノミネートを果たしたハリウッド随一の脚本家による、2024年最驚のスリラー上陸!
     2024年バリー賞ベスト・スリラー候補作。
     解説は作家・ジャーナリストの手嶋龍一氏。

    (底本 2024年5月発売作品)
  • 超話題のタイムリープ×ミステリ×家族小説!

     愛する夫ケリー、18歳のひとり息子トッドと、平凡で幸せな生活を送っていた離婚弁護士のジェン。10月30日に日付が変わったばかりの深夜、その人生が一変する。帰宅したトッドがジェンとケリーの目の前で、見知らぬ男性を刺し殺したのだ。トッドは逮捕され、呆然としながら眠りについたジェンが目覚めると、カレンダーは10月28日の朝に戻っていた。それ以降、ジェンは眠るたびに時間を遡っていく。やがて事態を把握したジェンは、何とかして息子の事件の原因を探り事前に食いとめようとする。自分の子育てや人生そのものに問題があったのではないかと思い悩みながら、時を遡って「2度目の今日」を体験していくジェンが最後に辿り着いたのは……。
     リース・ウィザースプーンがブッククラブで激推し、NYタイムズ、サンデータイムズ等主要メディアのベストセラーリスト入り。「一気読み必至」「超ページターナー本」「主人公に共感!」と欧米で話題の、タイムリープ×ミステリ×家族小説!

    (底本 2024年3月発売作品)
  • 魂の弁護士ボー・シリーズ激アツの完結編!

     テネシー州プラスキ。ジャイルズ・カウンティ高校のアメリカンフットボール・チーム「ボブキャッツ」がライバル校を相手に歴史的な勝利を収め、試合後には地元の人気バンド「フィズ」がそのスタジアムでコンサートを行い町中が熱狂した夜――翌朝、バス置き場で遺体が見つかった。被害者はフィズのカリスマシンガー・ブリタニー。容疑者は、彼女の恋人で「ボブキャッツ」のスター選手オデル。現場に残された証拠はどれもオデルが犯人だと示していたが、彼は無実を主張し、彼が父親のように慕う弁護士ボーセフィスに弁護を依頼する。地元の黒人コミュニティは騒然とし、オデルをブリトニー殺害の犯人と敵視しはじめる。一年前に子どもたちの親権を取り戻し、やっと平穏な生活を手に入れたボーは、オデルの弁護は「間違った側(ザ・ロング・サイド)」に立つことではないかと逡巡する……。
    「トム・マクマートリー」シリーズに続く法廷エンタメ「ボーセフィス・ヘインズ」シリーズ、激アツの完結編!
  • 傑作ミステリ『森から来た少年』待望の続編。

     幼い頃に独り森で育った過去を持つ天才調査員ワイルド。コスタリカでの新生活を終えてアメリカに帰国した彼は、DNA鑑定サイトを使い生みの親を捜していた。亡き親友の母・豪腕弁護士ヘスターの協力を得て、父親と思われる男を捜し出したものの、母親が誰なのか、なぜ自分が森に捨てられたのかはわからないままだった。そんななかで母方の血縁者と思しき男PBからの4か月前のメールに気づいたワイルドは、彼と連絡を取ろうとする。PBはリアリティ番組のスターだったが、あることが原因で大炎上し、行方がわからなくなっていた。PBの周辺調査を進めるワイルドだが、やがて思わぬ事件に巻き込まれてしまう…。
     一度読み出したらページをめくる手が止まらない!世界的ヒットメーカー、ハーラン・コーベンが放つ、傑作ミステリ『森から来た少年』待望の続編。
  • 大人気シリーズ、衝撃のクライマックスへ!

     思春期突入で悩み多きロボット・タング、相変わらず我が道を行く長女ボニー、空回り気味ながらまだまだ父親として成長中のベン、仕事に忙しいなか家族を温かく見守る妻エイミー。ひょんなことから彼らの家に老婦人ミセス・カッカーが同居することになり、隣人のミスター・パークスは気が気でない。さらに人生休暇中のベンの姉ブライオニーの一家もそれぞれ悩みや問題を抱えている。
     そんなこんなで今日もてんやわんやのチェンバーズ家に、東京に住むベンの親友カトウが家族を連れて突然やって来た。どこか様子のおかしいカトウ。やがて、チェンバーズ家の固い絆を壊しかねない衝撃の事実が発覚する。その背後には、あのタングの生みの親の影が…。
     舞台化、映画化も大反響、ぽんこつロボット&ダメ男と一家の愛おしい日々を描くイギリス発人気シリーズ第6弾、衝撃のクライマックスへ!
  • 女刑事×生還者の人気シリーズ、激熱最新作!

    ジョージア州北部のアパラチア山脈の山道で、15年前に失踪した女性の遺骨の一部が発見された。ボストン市警の部長刑事D・D・ウォレンは、自警団の主宰者フローラと、コンピュータ・アナリストのキースを捜査の協力者として伴い、現地に飛ぶ。フローラはかつて472日間にわたり、怪物のような男ジェイコブに監禁され、そこから生還した経験を持つ。そして発見された遺骨は、ジェイコブの関与が疑われた最初の被害者のものだった。現地で待ち受けていたのは、監禁事件の際にフローラを保護したFBI捜査官のキンバリー。彼女たちは真相を求め、残りの遺骨を捜索し始めるが…。
    理不尽な暴力や虐待に苦しみながら必死に生きる女性たちと、自らも傷だらけになりながら怪物に立ち向かい彼女たちを救おうとする2人、D・Dとフローラを描く、米国発大人気シリーズ、魂が震える激熱最新作!

    (底本 2023年9月発売作品)
  • 英ベストセラー作家が放つパニックスリラー。

     CAのミナは、5歳の娘ソフィアを別居中の夫アダムに預け、航空会社ワールド・エアラインズにとって歴史的フライトとなるロンドン―シドニー直行便に搭乗した。この大事業に世間の関心が集まる一方で、空港のまわりでは長時間飛行による環境破壊に抗議する人々がデモを行っている。物々しい雰囲気のなか、353名の乗客を乗せ無事に離陸したボーイング777だが、間もなく小さな異変が起こり始め、やがてミナの手元に何者かからの手紙が届く。そこにはこう書かれていた。「従わなければ、娘は死ぬ」。一方ロンドンの自宅にいるアダムと、ミナの愛するソフィアには魔の手が忍び寄っていた。乗っ取られた直行便、着陸まで20時間、選択を迫られるミナ――。
     ニューヨークタイムズ、ガーディアン等主要メディアとカリン・スローターら人気作家からの賛辞の嵐。恐怖と緊張、そして最後の1行まで絶対に読み落とせない展開。英国サスペンスの新女王が放つ、衝撃の航空パニックスリラー!
  • スコットランド発、女三世代のミステリー。

     エディンバラで100年続き、10年前からは探偵業も営んでいるスケルフ葬儀社。当主ジムが亡くなり火葬した直後、70歳の妻ドロシーはジムのある秘密を知ってしまい愕然。45歳、バツイチの娘ジェニーは解雇通告を受け、中年の危機も相まってメンブレ状態。20歳の孫娘、大学生のハナはフラットメイトのメルが突然失踪し、衝撃を受ける。三世代の悩める女たちは、それぞれの「案件」を解決しようと様々な行動に出るが……。
     傷つきながら現代を必死に生きる各世代の女の「リアル」に、苦笑したり、熱くなったり、ホロリとしたり。2020年マッキルヴァニー賞最終候補作、美しい街を舞台に繰り広げられるスコットランド発ブラックユーモア・ミステリー。
  • 胸アツ法廷エンタメ、待望の新シリーズ始動!

     テネシー州プラスキ。無敵の検事長ヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは、女子高校生が被害者となった、街の実業家によるレイプ事件の裁判に臨もうとしていた。しかし、裁判の直前にヘレンは元夫の殺人容疑で逮捕されてしまう。ヘレンはかつて、殺人容疑で起訴したことがありながら、最も信頼を寄せている弁護士ボーセフィス・ヘインズに弁護を依頼する。愛する妻ジャズと心の師トムを喪い失意の底にいたボーだが、たった一人で圧倒的不利な裁判に挑むことに。しかし事件の背後には38年間明かされることのなかった禁忌があった……。
     話題の胸アツ法廷エンタメ「トーマス・マクマートリー」四部作に続く、待望の新シリーズがついに始動!
  • ドイツ推理作家協会賞新人賞シリーズ最新作!

     違法を覚悟でおじの遺灰を撒くべく、クロイトナー上級巡査はスキーシーズンのヴァルベルク山へ登った。山頂近くのレストランでベジタリアンを自称するダニエラという女と出会い、その後二人はスキーを履いてともに下山することになった。夜が迫っていた。
     上級コースを滑り降りてしばらく経つと、月を雲が覆い隠し、辺りが闇に包まれた。ゲレンデを外れた二人はやがて夏のハイキングコースに迷い込み、雪の積もったベンチを見つける。そこに雪だるまが座っていた。
     クロイトナーが雪だるまの膝の辺りをはらうと中からスキーパンツが現れ、続けて上部の雪を除けると全身が現れた。天を仰ぐような姿で女性が雪まみれになってベンチに座っていた。
     クロイトナーの制止を聞かず死体に近づいたダニエラは、死んだ女のスキージャケットを探って鍵の束を取り出すと、冬の夜をも凍らせるような悲鳴を上げた――。

     ミースバッハ刑事警察の首席警部ヴァルナー(ただし寒がり)と、はみ出し巡査クロイトナーの迷コンビで人気のシリーズだが、今作は特にクロイトナーの面目躍如たる逸脱行為が事件に大きくからむ。ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞シリーズ、待望の第4弾!

    (底本 2023年2月発売作品)
  • ドイツ犯罪小説最優秀作品シリーズ、初邦訳!

    名門フンボルト大学の法学部を出ながら、破産寸前の法律事務所を共同経営する弁護士ヨアヒム・フェルナウ。
    ある日、ヨアヒムが窃盗の罪で弁護を担当したホームレスの若者が、裁判所の前で老女に銃撃される。ホームレスはとっさに逃げるが、老女はその場で発作を起こして倒れてしまう。

    老女はマルガレーテという名で、ポーランド国境の小さな町ゲルリッツから巡礼にやって来たメンバーの一人だった。だがホームレスとは面識がなく、なぜ彼女が彼を撃ったのかはわからなかった。
    ヨアヒムは老女に頼まれゲルリッツの家へ行き、机の引き出しに入った葉巻の箱と着替えを持ち帰ろうとする。と、そのとき、電話が鳴った。
    泊まるつもりでいたヨアヒムは電話の男に誘われるまま食事に出かけるが、家に戻ると葉巻の箱が消えていた‥‥。

    やがて、東西ドイツ統一直後のゲルリッツでの出来事、ヨアヒムを連れ出した男の存在、過去の悲劇的な交通事故など、多くの事柄と老女の銃撃の繋がりが見えてくる。

    ドイツで770万人が視聴した超人気ドラマの原作にして、エリザベート・ヘルマン作品の初邦訳!
    ミステリとして、人間ドラマとして非常に巧く構成された傑作である。
  • 極上のスピンオフにして最高のエンタメ小説。

    容姿端麗、頭脳明晰、抜群の戦闘力、加えて資産家の御曹司。大人気「マイロン・ボライター」シリーズの名キャラクター・冷血王子ウィンことウィンザー・ホーン・ロックウッド三世が40代となり、さらに魅力を増して帰ってきた!盗まれた名画と不可思議な殺人事件、迷宮入りした半世紀前の学生運動事件、幾重にも謎が重なった一族の過去。次から次へと立ち上がる謎に翻弄され、非情なのに憎めないウィンのキャラクターに惹き込まれ、気づくとページをめくる手が止まらない!アメリカが誇るエンターテイナーが贈る、極上のスピンオフにして最高のノンストップ・エンタメ小説!
  • 北欧歴史ミステリー至高の三部作、完結篇!

     フランス革命の影響は未だ色濃く残り、暴力と奸計が常態化していた1795年のストックホルム。
     事件を捜索することで立ち直りつつあった戦場帰りの引っ立て屋カルデルと心を病んでいた学生エーミル。彼らの善意が招いた悲劇によって、前年に多くの命が失われた。彼らと、幸せを願いながら愛する子どもたちを手放したアンナ・スティーナは一瞬にして打ちのめされ、絶望の大きさに動くことすらできなくなっていた。一方その悲劇によって追い詰められた怪物は、自らの起死回生を賭けたおぞましい計画を立て、さらなる惨劇が起きようとしていた。
     戦争、暗殺、人権蹂躙。腐敗しきった18世紀末の北の都と、その中で己の正義に従い生きる者たちを力強く描き、北欧ミステリーの歴史を塗り替えた至高の三部作、堂々の完結篇!
  • 北欧発、超弩級歴史ミステリー三部作第二弾!

     フランス革命の影響を受け、陰謀と暴力、貧困と死に満ちた1794年のストックホルム。その前年、カリブ海に浮かぶ植民地サン・バルテルミー島での過酷な日々を終えて故国に帰還した若者エリックは、幾多の困難を乗り越え将来を誓い合った娘リネーアと、ついに夫婦となろうとしていた。しかし幸福の絶頂である婚礼の日の夜、エリックは地獄へと突き落とされる。戦場帰りの風紀取締官カルデルと、亡き相棒の弟エーミルは共に深い傷を抱えながらも、人のなりをした怪物の正体を暴くため、暴力と奸計渦巻く北の都を奔走するーー。
     スウェーデン発の大ベストセラーにして、日本のミステリーファンに大きな衝撃を与え絶賛された『1793』。その続編がついに日本に初上陸!混沌の時代に正義を貫かんとする者たちを描く、超弩級の歴史ミステリー第二弾。
     さらに、三部作完結編『1795』は、2022年10月に連続刊行。
  • 聖夜の朝、娘は家族に撃ち殺された――。

    クリスマスの朝、人気女優カタリーナ・ミルルートの娘レーニが散弾銃で殺害された。

    4か月後、復活祭をひかえた聖週間の木曜日、クロイトナー巡査の友人・ラウベルトが運転する配送車の荷室から、女性の死体が発見された。
    女性は十数年前、交通事故で大火傷を負い、美しい顔の半分を失った元女優のハナだった。

    ハナは古い3階建てのアパートに住んでいた。アパートの壁には百枚近くの写真が貼られていたが、その中にカタリーナ・ミルルートのスナップ写真があった。写真の裏にはレーニが殺された日の日付が書かれていた。

    ラウベルトはハナとの関係を否定したが、運送会社の防犯カメラには、前日の晩、二人が会っている姿が映っていた。

    やがて捜査の途上に、ハナが2週間前からメールをやり取りして、その後ミースバッハを訪れ、行方不明となったルーマニア人女性が浮かび上がる。
    ヴァルナー警部とクロイトナーが辿り着く悲しい事件の真相とは?

    ドイツ推理作家協会賞新人賞を受賞して華々しくスタートを切った大ヒット《ヴァルナー&クロイトナー》シリーズ。
    今作、第三弾に至ってクロイトナー巡査のキャラクターが炸裂。南ドイツの傑作警察小説!
  • 映画化・舞台化の超人気シリーズ第5弾!

    ぽんこつ可愛いロボット・タング、将来の夢へいよいよ第一歩を踏み出す?――生意気盛り、でもやっぱり甘えん坊で心優しいタングと、父親として今も成長中の「元ダメ男」ベン&一家と仲間たちが帰ってきた!
     長かったパンデミックが終息し、チェンバーズ一家にも平穏な日々が戻ってきた……はずはなく、ベンは些細な失敗から大怪我を負い病院へ行くことに。さらにタングのことで学校に呼び出されるベンとエイミー夫婦、学校を辞め家庭で学ぶ娘ボニーの大イベント、介護ロボットのフランキーやミセス・カッカー、隣人ミスター・パークスを巻き込んだトラブル、家族の関係がかなり微妙なベンの姉ブライオニーの選択。てんやわんやの毎日の中、タングはエイミーの出産を手伝った時から抱いていた助産師への夢へと、小さな一歩を踏み出すことに……!
     1作目『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は2022年夏、二宮和也主演で映画化(『TANG タング』)、劇団四季で舞台化。ロボットと人間の心温まる超人気シリーズ、待望の第5弾!
  • 北欧発大型歴史ミステリー、待望の文庫化!

     1793年。フランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。スウェーデンにも余波は広がり、前年1792年には国王グスタフ3世が暗殺されている。無意味な戦争と貧困にあえぐ庶民の不満と王制への不信がマグマのように煮えたぎる、混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。遺体の四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。結核に冒されたインテリ法律家と、戦場帰りの荒くれ風紀取締官が殺人事件の謎を追う――。
     2018年スウェーデンベストセラー第2位(PB部門)、「このミステリーがすごい!」2020年海外編第8位。貧しく、汚く、腐敗した18世紀の北の都とその中で正義を貫こうとする者たちを、スウェーデン最古の貴族の末裔が大胆かつ繊細に描く、重厚でスリリングで濃密な、大型北欧歴史ミステリー、待望の文庫化。三部作『1794』『1795』も2022年秋、連続刊行。

    ※この作品は単行本版『1793』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 米国で圧倒的人気の女刑事シリーズ最新作!

    ある夜、ボストンの住宅街に響いた銃声。警察が駆けつけると、部屋には頭を撃ち抜かれた男の遺体と12発の弾丸を受けたコンピュータ、そして銃を手にした男の妻がいた。殺人容疑で逮捕された妊娠中の妻イーヴィは容疑を否定するが、彼女は16年前の16歳の時に、父親を誤って射殺してしまった過去があり、当時彼女を取り調べたボストン市警部長刑事のD・D・ウォレンは早速この事件の捜査に乗り出した。一方、6年前に472日間にわたる誘拐・監禁から生還した女性フローラは、事件を知り愕然とする。彼女はかつてジェイコブに連れられて行ったバーで、一度だけ被害者の男に会っていたのだった――傑作『棺の女』『完璧な家族』の続編にして、A・J・フィン、デイヴィッド・バルダッチらベストセラー作家たちが大絶賛したベストセラー・シリーズの最高傑作がついに登場!

    (底本 2022年4月発行作品)
  • ダメ父親の一発逆転!?ハートフルコメディ。

    1年前に妻リズを交通事故で失った28歳のシングルファーザー、ダニー。リズの車に同乗していた息子のウィルは、それ以来言葉を失ってしまい、ダニーはそんなウィルとうまく向き合えない。さらに職も失い、家賃も払えずリズとの思い出の家から立ち退きを迫られた崖っぷちの彼は、公園パフォーマンスで日銭を稼ぐことを思いつく。さっそく古びたパンダの着ぐるみを身につけ公園に立つが、素人のダニーには誰も見向きもしない。そんなある日、優勝賞金1万ポンドの大道芸コンテストが開催されることを知ったダニーは、人生を賭けた一発逆転を狙うことに――。
    心に傷を負った不器用な親子の再生を、80、90年代のダンスナンバー&ブラックユーモアたっぷりに描く、どこか懐かしくて新しい、イギリス発ハートフルコメディ小説!
  • 監禁小説の傑作『棺の女』、待望の続編!

     ある朝突然、何者かに銃撃された一家。思春期の次女と幼い長男、母親とその恋人は一瞬にして命を奪われた。二匹の犬とともに姿を消した16歳の長女ロクシーの行方と事件の真相を追うのは、ボストン市警の豪腕女刑事D・D・ウォレン。さらにもう一人――472日間にわたる壮絶な監禁事件から生還した女性フローラ・デインもまた、ロクシーを見つけ出そうとしていた。
     果たして一家を襲ったのはロクシーなのか。彼女はどこにいるのか。やがて平穏に見えた一家の凄まじい過去が浮かび上がる……。
     NYタイムズ紙ベストセラーリスト常連の大人気シリーズの新作にして、監禁小説の傑作『棺の女』の続編がついに登場!

    (底本 2022年2月発行作品)
  • 井上順さん絶賛、米国1位の傑作サスペンス。

     ある日忽然と姿を消した、いじめられっ子の女子高生ナオミ。冠番組も持つ豪腕弁護士のヘスターは、ナオミの同級生である孫のマシュウから、彼女の行方を捜してほしいと相談を受けた。何かを隠しているようなマシュウの態度を訝しみつつも、ヘスターは孫のために尽力を約束する。そんな彼女が協力を仰いだのは、幼い頃にたった独り森で育ったという過去を持つ、謎多き天才調査員ワイルド。しかし二人の捜索は予想外の過去をあぶり出し、やがて巨大な闇へと辿り着く――。
     主役二人の秀逸過ぎるキャラクター、全く先の読めない展開、衝撃の事実……アメリカで刊行されるや、主要メディアで軒並み初登場1位を獲得。過去作品はNetflixで次々に映像化され、世界にその名をとどろかせエンタメ界を牽引する大ヒットメーカー、ハーラン・コーベンによる傑作サスペンス!
     解説は芸能界きっての海外ミステリ小説ファン・井上順さん。

    (底本 2022年1月発行作品)
  • 胸アツ法廷エンタメ、心燃やす堂々の完結編。

     老弁護士トムにかつて煮え湯を飲まされたあの殺人鬼が脱獄し、最凶の殺し屋とともに血みどろの復讐劇の幕を開けた。相棒リック、検察官パウエル、黒人弁護士ボーら親友でもある教え子たち、さらに大切な息子夫婦と可愛い孫…殺人鬼はトムにとって最も大切なものを狙い、末期癌に冒された彼を容赦なく追い詰めていく。死の淵に立つトムは果たして愛する者たちを守れるのか。
     正義とは、友情とは、家族とは…。激しく心を揺さぶりながらも、読む者の心を熱く燃やし続けるシリーズ最高傑作。大好評胸アツ法廷エンタメ四部作、堂々の完結編!
  • 新旧米大統領が主役を張るバディ・ミステリ。

     トランプ政権下のアメリカ。ホワイトハウスを離れても常に注目の的のオバマ前大統領に対し、バイデン元副大統領は地味で単調な日々を送っていた。かつてはあれほど固い絆で結ばれた「チーム」だったのに、いまや便りのひとつも寄こさずセレブたちと華麗な交流を謳歌するオバマに、不満と嫉妬、そして寂しさを抱くバイデン。そんな彼の前に突如オバマが姿を現す。彼がバイデンの元を訪れたのは、バイデンの親友であり、かつて彼が通勤に利用していた列車の車掌の事故死を知らせるだった。自殺とされたこの死に疑念を抱いたバイデンは独自に調査を始め、やがてオバマとともに、老体に鞭を打ちながらホームズ&ワトソンよろしく真相を追うことに――!
     2018年にアメリカで刊行されるや、AmazonUSの月間ベスト、NYタイムズベストセラーリスト入り、さらにgoodreadsの2018年choice awardファイナリストになったスマッシュ・ヒット小説。まさかの新旧大統領が主役を張ってしまった、前代未聞の超痛快バディ・ミステリ!
     解説は「解説といえばこの方」、池上彰さん。

    (底本 2021年10月発行作品)
  • 英ベストセラー作家が贈る歴史幻想ミステリ。

     19世紀、ヴィクトリア期のイギリス。ある冬至の夜、テムズ川沿いのちいさな村ラドコットにある酒場兼宿屋〈白鳥亭(ザ・スワン)〉では常連客たちがいつものように酒と物語に興じていた。すると突然ドアが開け放たれ、顔に重傷を負い、女の子の人形を抱えた大男が現れる。人形に見えていたのは、実は少女の死体だということが判明するが、少女はその日のうちに息を吹き返す。この奇跡が近隣の村にまで広まると、少女は自分の家族だと主張する3つの家族が現れる。少女は誰なのか? どこから来たのか? あの晩、少女に何が起きたのか? 謎が明らかになるにつれ、それぞれの家族の抱える秘密が複雑に絡み合いーー。
     世界的ベストセラー『13番目の物語』の著者が贈る、タイムズ紙ベストセラーリスト1位、世界20カ国で刊行の歴史幻想ミステリ!

    (底本 2021年9月発行作品)
  • ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞作、第2弾。

    その日、ミースバッハ刑事警察の上級巡査クロイトナーは、リーダーシュタイン山の頂上を目指していた。全欧警察技能コンテストに向けてのトレーニングの一環だった。
    やっとの思いで頂上に着くと、小さな礼拝堂のそばになぜか大きなビール樽が立ててあった。運んできたのは顔見知りの小悪人スタニスラウス・クメーダーだった。
    挨拶もそこそこに、クロイトナーは突然気分が悪くなり、頂上を囲む手すりから身を乗り出して嘔吐する。だが、顔を上げて振り向くと、クメーダーの姿が消え、頭部が吹き飛んだ胴体がその場所に横たわっていた。
    2年前、クメーダーの恋人が失踪した。クメーダーが殺される前、クロイトナーはその失踪中の恋人の行方を弁護士のファルキングが知っていると聞かされていた。
    クメーダーの恋人が失踪した頃、弁護士のファルキングは、20万ユーロに及ぶ大金を義父から借りていた。ファルキングは仕事上の損失を補填するため、インサイダー取引の危険な賭けに出るつもりだった。

    ネレ・ノイハウスと並び称されるドイツ・ミステリのビッグ・ネームが本書の著者アンドレアス・フェーアである。
    2010年ドイツ推理作家協会賞(フリードリヒ・グラウザー賞)新人賞を受賞した『咆哮』(小学館文庫)に続く、ドイツで大人気の傑作警察小説〈ヴァルナー&クロイトナー〉シリーズの第2弾をお届けする。
  • 日系米国人作家によるエドガー賞候補作!

     米国で生まれ広島で育ち、戦後帰米した日系二世、元庭師の老人マス・アライ。マスと同じく原爆体験を持つ帰米二世の親友・ハルオが亡くなり、広島の沖合にある小島に暮らす遺族に遺灰を届けるため、マスは50年ぶりに日本を訪れた。そこで彼は、少年が犠牲になる痛ましい事件に遭遇する。小さな島を訪れた異邦人でしかないマスだが、広島で経験した少年期の傷痕を思い出し、14歳で命を落とした少年のために謎を追う。
     日系米国人作家が父親をモデルに、15年間にわたって描き続けた「庭師マス・アライ」シリーズ第7作。このシリーズ最終作では、父親の故郷・広島の現代の情景を鮮やかに活写し、さらに複雑なアイデンティティを持つ主人公の頑固爺の内面を見事に描いて2019年エドガー賞最優秀賞(ペーパーバック・オリジナル部門)最終候補作となった。日本のメディアでも話題となった傑作ミステリが、満を持して登場。

    (底本 2021年8月発行作品)
  • 北欧発驚愕のスリラー、シリーズ第2弾!

     広大な雪原に建つ病院の中で男は目覚めた。医師から「サム」と呼びかけられた男は、記憶を失いながらも本能にかき立てられる如く、逃走を試みる――。
    「大胆不敵な驚き」「なんとも蠱惑的な犯罪小説」「アルネ・ダールが化けた」――「このミス」8位、「ミステリが読みたい!」10位。2020年の翻訳ミステリ界を騒然とさせた、スウェーデン発驚愕のスリラー『時計仕掛けの歪んだ罠』、待望のシリーズ第2弾!

    (底本 2021年7月発行作品)
  • 映像化! 女性警部フルダ・シリーズ完結編。

    本シリーズの第1作『闇という名の娘』(英題:The Darkness)の映像化が進んでいる。第1作は「翻訳ミステリー大賞シンジケート」の月別ベストを始め、多くの書評家に取り上げられ、第2作はミステリ作家の阿津川辰海氏など、日本の作家たちにも注目されている。
    本国アイスランドや英米で人気を誇る女性警部フルダ・シリーズ、ファン待望の完結編!

    真冬のアイスランド高原地帯。猛吹雪が襲う人里離れた農場に、一人の男が訪ねてくる。農場主の夫妻は、あり得ない天候の下での来訪を不審に思うものの、男を招き入れる。男はレオと名乗り、ハンティング中に仲間とはぐれたと言った。
    やがて男は、夫婦の隙を見て家の中を探り始めた。
    真冬にハンティングに来たという男の言い分がそもそもおかしかった。夫のエイナールが男の荷物を調べると、多額の現金とナイフが見つかる。疑念と怒りを抱いたエイナールはナイフを手にレオと対峙する。
    妻のエルラは恐怖にかられて母屋を飛び出し、地下室へと逃げ込んだ。しかし、そこで待っていたのは底知れぬ闇と、永遠に続くかと思われる時間だった。

    その頃、レイキャヴィーク警察の女性警部フルダは、若い女性の失踪事件を追っていた。
    男優位の警察社会で自分の能力を示す必要があった。
    一方、娘のディンマがフルダに心を閉ざしている様子なのが気がかりだった。家族の中で、思わぬ悲劇が進んでいた。

    名うての書評家たちから絶賛された第1作『闇という名の娘』から、シリーズを追う毎に時間が遡っていくユニークな構成。最新第3作は、第1作で孤独な死を迎えたフルダの身に何が起こっていたかが、ついに明かされます。
    警察小説としてだけでなく、女性刑事の人生を描く人間ドラマとしても読み応えのある本シリーズ。本作が手始めでももちろん可。ぜひご一読ください!

    (底本 2021年7月発行作品)
  • 米アマゾン2760レビューの超ヒット作!

    真夜中、ひと組の母娘が救急車で病院に搬送された。母親は自動車事故に遭い、重傷を負っていた。母親といっしょにいた少女は幸い無傷だった。母親が救命処置を受けている間、少女は看護師に身元を聞かれるが、少女は母親の名前がレナであること以外は何も明かさない。看護師が電話番号をたずねると少女は言った。
    「うちには電話ないの」
    「じゃあ、住所だけでも? 住んでる通りの名前、わからない? 誰かを向かわせて、パパを連れてくることができるかも」
    そう看護師が言うと、少女はゆっくりと首を振って囁いた。
    「私たち、見つかっちゃいけないんだよ」

    その後、少女が語ったのは、事故の夜、少女の母親がうっかり父親を殺そうとしたこと。小さな弟がひとり今も〈小屋〉に取り残されていること。そして〈小屋〉での奇妙な暮らしぶりだった――。

    物語はこの少女の視点の他に、事故に遭った母親の視点と、もうひとり、行方不明の娘を探す父親の視点の三つで描かれていくのだが、やがて少女と母親の語りから、二人がともにどこか異様なことに読む者は気づき始める。
    この作品に捜査機関は登場するが、彼らはあくまでも脇役である。やがて結末近くになってようやく事件の全貌が見えるのだが‥‥。

    デビュー作にして見事なページターナー!
    2020年、ドイツ推理作家協会賞(正称:フリードリヒ・グラウザー賞)最終候補作!
    ドイツ・アマゾンのレビュー1690超、★平均4.5!
    米国アマゾンのレビュー2760超(2020年10月発売、半年累計)、★平均4.5!
    今後ドイツのスリラー界を担う最右翼新人作家の作品を、満を持して紹介する。

    (底本 2021年6月発行作品)
  • 父と息子の葛藤を描く、英国発傑作スリラー。

    愛する妻を突然喪い、幼い息子ジェイクと二人、取り残されたトム。内向的で周囲に馴染めないジェイクの父親として、親子の関係をうまく築くことが出来ずに悩むトムは、心機一転、新たな町に引っ越し、生活をやり直そうと決意する。しかしそこには、20年前に起きた連続児童殺人事件の犯人で、現在は服役中の「囁き男」の影が色濃く残されていた。やがて、当時の事件を彷彿させる事件が起きる…。
    2020年イアン・フレミング・スチール・ダガー賞最終候補作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の監督・ルッソ兄弟による映画化も進行中。父と息子の葛藤と宿命を繊細かつ濃厚に描く人間ドラマであり傑作スリラー、日本上陸。

    (底本 2021年6月発行作品)
  • 2018年仏メディシス賞外国小説賞受賞作。

    サンフランシスコは決して「美しい街」ではない。
    冷たい霧と泥と、薬物と銃とタトゥー。

    29歳にして二つの終身刑プラス6年の刑で服役しているロミーにとって、生まれ育った街はただ呪われていた。
    幼い頃から愛情に恵まれず、社会支援も得られず、ドラッグや万引きを繰り返し、ストリッパーになり、子を産んで、その子が幼いうちにストーカーを殺し、逮捕された。
    やがて息子の面倒を見ていた母親が亡くなったと知り、ロミーは絶望の果てに脱走を企てる。

    主人公ロミーの他、カリフォルニア州スタンヴィル女子刑務所で絶望的な余生を過ごす囚人たちが、あの手この手で生きる希望の糸口を探す様子が克明に描かれる。
    刑務所に収監された女性たちの心情を繊細に描き出すことで、格差社会の底辺にいるアメリカ人たちを浮き彫りにした、文学の香気も漂う傑作スリラー。

    なお本作は、フェミナ賞と並ぶフランス最高の文学賞であるメディシス賞(外国小説部門)を2018年に受賞、同年ブッカー賞の最終候補ともなった。
  • ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞作!

    著者アンドレアス・フェーアは、現地南ドイツでは、ドイツミステリの女王ネレ・ノイハウスと並び称されるビッグ・ネームである。
    そのフェーアのデビュー作をお届けする。
    2010年フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)新人賞受賞作、初の邦訳!
    読み始めたら止まらない、抜群のリーダビリティをぜひご賞味ください。

    ドイツ南部ミースバッハ郡の小さな湖で、厚く凍りついた湖面の下から16歳の少女ピアの死体が発見された。謝肉祭のプリンセスのようなドレスを着て、口の中には数字の書かれたブリキのバッジが押し込まれていた。
    第一発見者のクロイトナー上級巡査は自身が手柄を立てようと躍起になるが、ミースバッハ刑事警察署に特別捜査班が立ち上がり、ヴァルナー捜査官が指揮を執ることになる。

    捜査が進む中、新たに13歳のゲルトラウトの死体が見つかった。現場はなんとヴァルナーの自宅の屋根の上。
    ピアと同じようなドレスを着て、口の中からは数字の書かれたバッジが見つかった。
    捜査線上にピアの通う学校の教師が容疑者として浮かぶが、700キロ離れたドルトムントの港で少年の遺体が引き揚げられ、少年の遺体にも少女二人との共通点が見つかって――。
  • 大好評胸アツ法廷エンタメシリーズ第3弾!

    突然の事故で父親を失った相棒リックが一時的に「マクマートリー&ドレイク法律事務所」を離れ、一人で弁護士業務を請け負うことになったトム。そんな最中、事務所に一人の少女が現れ、殺人事件の容疑者として逮捕された母親の弁護をトムに依頼する。被害者はトムとリックにとって宿敵の男。そして容疑をかけられた母親は、あの因縁の人物だった‐‐。自身に忍び寄る「影」に不安を抱きながら、「まさか」の男たちを相手に、誰が見ても負けと思われる「最後の裁判」に挑むトム。彼と、彼を全力で支える者たち、そして全力で立ち向かう者たちを描く、大好評胸アツ法廷シリーズ、待望の第3弾!
  • 瞠目の伏線回収。極上のサスペンス。

    《一読して、「これは最先端の物語だ」と感じさせる。それが本作の、そしてまたハーラン・コーベン作品の素晴らしい強みだ》
    《あらゆる問題が更新され続けるこの世界(中略)。そうした世界に注がれるハーラン・コーベンの眼差しは、ひとことで言うなら、限りなく「公正(フェア)」だ。あらゆる価値観が錯綜する現代において、最も挑戦的な態度の一つといっていい。》(作家・冲方丁氏の解説より)
    薬物に溺れ失踪した娘を探す父。次々と標的を襲う殺し屋と同行する女。姿を消した資産家の息子を探す私立探偵。娘に薬物を与えた男。バラバラなピースがつながったとき、驚くべき忌まわしい事実が姿を現す。
    フェアな目線と巧みな構成に唸り、怒濤の伏線回収に目を瞠る。そして衝撃過ぎる結末。米国屈指のヒットメーカーが放つ、極上のドメスティック・サスペンス。
  • 働くアラサー女子「あるある」SF成長物語。

     コミュ下手、恋愛ダメダメの29歳のケリーは、シリコンバレーで働くロボット・エンジニア。自分のキャリアがかかった新たなアンドロイド開発プロジェクトに集中したいのに、母親からの「妹の結婚式までに同伴者(プラスワン)を見つけなさい」と結婚をせかす圧力に辟易している。母のマリハラは日に日に強くなり、渋々と慣れないデートアプリに手を出したり、親友プリヤとクラブに出かけるものの、結果は惨敗。自棄になったケリーは、週末の職場に忍び込み、自分の理想を詰め込んだアンドロイドの恋人「イーサン」を自作してしまう……。
     内向的でプライドの高いヒロインのイタすぎる描写に苦笑したり、ちょっぴり泣けたり、イーサンとの関係にキュンとしたり。バリバリ働く自立した大人のつもりでいても、実は大人になりきれていないケリーに共感。働くアラサー女子「あるある」満載のSFロマンス&成長物語!
  • 大人気『ロボットインザ』シリーズ第4弾!

    頑固で健気で優しい男の子ロボット・タングと、40歳になった元ダメ男ベン、あの『ロボット・イン・ザ・ガーデン』のぽんこつコンビが帰って来た!
    家の前に捨てられていた、ゴム手袋をした謎のロボット・フランキーと暮らし始めたベン一家。難しいお年頃のタング、コミュニケーションが苦手なベンの娘ボニーにフランキーが加わり、「兄と妹」の関係は微妙に。さらにベンの姉ブライオニー一家にもまさかの事実が。そしてボニーの教育をめぐる問題に直面するベン夫妻。
    トラブル続出の毎日の中で、少しずつお兄ちゃんになるタングの可愛さと、ダメ男から一人前の父親へと成長するベンと一家に共感必至。
    ステイホーム期間に著者が急遽書き上げたボーナス・ストーリー『ロボット・イン・ザ・パンデミック』も収録。
    劇団四季による第1作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』のミュージカルは2020年10月に開幕、ますます盛り上がるシリーズ第4弾!
  • 2019年「ガラスの鍵」賞受賞作!

    3年前、スウェーデン北部の村、グリマストレスクで17歳の少女・リナが失踪した。
    地元の学校で数学教師をする少女の父親・レレは、3年たった今も単独で娘の捜索を続けていた。
    少女が失踪した朝、シルヴァーロード沿いのバス停までリナを送っていったのは父親だった。
    娘をバス停で降ろしてからバスが来るまで15分、その間に誰かに連れ去られたのだろうというのが警察の見解だった。娘はバスに乗らなかった。

    同じ頃、グリマストレスクに流れ着いた母娘がいた。
    娘のメイヤは母親が男を変えるたび何度となく引っ越しをくり返してきたが、こんな遠くまでやって来たのは初めてだった。
    母親のシリヤはこれが最後だと言った。
    母親の新しい相手はトルビョルンと言った。メイヤからすれば祖父といってもおかしくない年齢だった。

    その夏、リナが失踪したシルヴァーロードからほど近い場所で、17歳の少女・ハンナが行方不明になった。
    この事件をきっかけに、レレとメイヤの運命が大きく動き出す――。

    子を思う親の狂気が招いた悲劇を、北部スウェーデンの暗澹とした風土とともに描き出した、大型新人デビュー作。

    2018年、スウェーデン推理作家アカデミー「最優秀犯罪小説賞」受賞。
    2019年、北欧ミステリーの最高賞「ガラスの鍵」賞受賞。
    同年スウェーデン「ブック・オブ・ザ・イヤー」に輝いた傑作スリラー!
  • 女性警部フルダ・シリーズ、待望の第2作!

    前作『闇という名の娘』の衝撃のラストから遡ること15年。
    女性警部フルダ・シリーズ、待望の第2作を刊行する!

    1978年10月、アイスランド西部フィヨルドへ秘密の週末旅行に向かう若い男女がいた。数日後、地元警察のアンドリェスは別荘で死亡している女性を発見する。
    残されたセーターから彼女の父親が犯人と見たレイキャヴィーク警察のリーズルは、アンドリェスに嘘の証言させ、父親を逮捕する。

    10年後、殺された彼女を偲んで4人の仲間が集まった。ベネディフト、アレキサンドラ、クラーラ、そして死んだ女性の弟・ダーグルだ。向かったのは、絶海の孤島・エトリザエイ。島にひとつしかないロッジで、4人は夜を過ごす。
    その夜、ダーグルはベネディフトの何気ない思い出話に違和感を覚え、クラーラは暗闇に“彼女”の姿を見たと言いだすなど、次第に不穏な雰囲気に。そして翌朝、仲間の一人が崖から転落死しているのが発見される。

    レイキャヴィーク警察から捜査に向かったフルダは、彼らから聞き取りを行ううち、10年前の事件に隠された、深い闇へと潜り始める。
    やがて少女たちに起きた悲劇の真相が、フルダ自身の父の秘密とともに語られるのだが‥‥。

    警察小説としてだけでなく、刑事の人生を描く人間ドラマとして高い評価を受けた前作だったが、今作もその期待に充分に応える傑作だ。
  • スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンス。

    15歳の少女3人の連続失踪事件を追うベリエル。目撃の通報を受けて急行するも、3度とも現場はもぬけの殻で、彼は苛立ちを募らせていた。事を荒立てたくない上司の警告をよそに、殺人事件だと確信し捜査に執念を見せるベリエルはやがて、それぞれの現場写真に映る不審な女に目をつける。緊迫の攻防、息を呑む逆転劇、衝撃の真相……。ここまで目を見張る取り調べシーンがかつてあっただろうか。ページをめくる手が止まらない、スウェーデンNo.1ベストセラーの傑作犯罪サスペンス!(2020年7月発行作品)
  • ♯MeToo時代の傑作歴史ミステリー!

    現代以上に女性差別著しい、1921年のインド。パールシーの一族の出身で、ボンベイ唯一の女性弁護士のパーヴィーン・ミストリーは、女性であるが故に法廷に立てず、父親の事務所で事務弁護士として働いていた。結婚の失敗という苦い過去を引きずりながらも、いつか父親のような弁護士になることを目指していた彼女は、ムスリムの実業家の屋敷に暮らす三人の未亡人たちの遺産管理のため、高級住宅街マラバー・ヒルを訪れた。想像以上に閉鎖的な生活を送る彼女たちの役に立とうと決意した矢先、屋敷の中で殺人事件が起こる。パーヴィーンは、自分自身のトラウマと対峙しながらも、事件解決に奔走するが……。
    「レイ・シムラ」シリーズの著者による♯MeToo時代の歴史ミステリシリーズ第1弾。アガサ賞歴史小説部門大賞、メアリー・ヒギンズ・クラーク賞など受賞多数、各紙で絶賛の話題作。
  • ノスタルジックでやるせない傑作ミステリー。

    1978年12月、バルセロナの貧困地区で一人の少年が殺された。それから37年後、二人の男は偶然再会した。一人は人生の成功者として、一人は人生の落伍者として。彼らは幼い頃に親友として同じ団地で過ごし、12歳の時に罪を犯して、まわりの大人の思惑で離ればなれとなっていた。そしてその再会から、全ての歯車が狂い始めた……。
    『死んだ人形たちの季節』『ある自殺』のベストセラー作家が、友情とは? 贖罪とは? 家族とは? を問う、ノスタルジックでやるせない、スペイン発傑作ミステリー。
  • 話題の胸アツ法廷エンタメ小説、待望の続編。

    クー・クラックス・クラン誕生の地、テネシー州プラスキ。幼い日、目の前で彼らに父を殺された黒人弁護士ボーは、45年後の父の命日に復讐殺人の疑いで逮捕された。親友の冤罪を晴らすべく、70歳のロースクールの元教授トムと熱血漢の教え子リックの老若弁護士コンビが法廷に立つ。あまりにも不利な状況の中、「負け知らず」の女性検事を相手に二人の反撃が始まるが――。胸アツエンタテインメント『ザ・プロフェッサー』の続編が、大好評にお応えして登場です。解説は、前作読了後に「出版してくれてありがとう。続編もぜひ出して下さい!」と直接編集部にラブコールを下さった、落語家の林家正蔵さんです。
  • ポーランド発怪作ミステリーシリーズ第2作。

    古都サンドミエシュのシナゴーグで見つかった女性の遺体。咽喉元を幾重にも切り開かれ、体中の血を抜かれて不自然なほどに真っ白になった「名士の妻」の無残な姿に、町の人々は騒然とする。独り身となりワルシャワから新天地に赴任した傷心の検察官シャツキは、久しぶりの大きな事件に腕を鳴らすが、やがて第2の遺体が発見され……。
    欧州一ボヤく男、中年検察官シャツキが殺人事件の謎を追う「地獄めぐりの旅」。第3作『怒り』、第1作『もつれ』で日本のミステリーファンを驚かせた「ポーランドのルメートル」による怪作シリーズ、衝撃の第2作。
  • 米国で映画化決定の北欧ミステリ!

    レイキャヴィーク警察・犯罪捜査部の女性刑事フルダ・ヘルマンスドッティルは、“ガラスの天井”に出世をはばまれ、警部止まりで64歳の定年をむかえようとしていた。
    ある朝フルダは、20歳も年下の上司に呼び出され、2週間後に部屋を明け渡すように言われる。フルダが担当している事件も、すでに他の者に割り振ったという。
    残りの2週間、フルダに許されたのは、未解決事件の処理だった。そこでフルダは、1年前海岸で遺体で発見されたロシア人女性の再捜査を始めるのだが‥‥。フルダを悲惨な運命が襲う。

    アイスランドの人気作家ラグナル・ヨナソンによるフルダ・シリーズ第1弾!
    誰もが想像できない結末――読み終えてストレスがたまること請け合い(!)です。

    元ワーナーブラザーズピクチャーズ(ワーナー映画)の社長グレッグ・シルバーマンが、本作(英題:The Darkness)の映画化を推進中。(2019年11月発行作品)
  • 大好評シリーズ第3弾!ぽんこつロボ学校へ。

    30代のダメ男ベンが幼児のようなぽんこつロボット・タングと出会い、世界半周の旅に出る姿を描いた「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。ベンと元妻エイミー、娘のボニーの3人と、タング、突然やってきたジャスミンのロボット2体という風変わりな家族を描いた「ロボット・イン・ザ・ハウス」。そんな大好評シリーズの第3弾が、いよいよ日本上陸!4歳になり、プレスクールに通い始めたボニー。ある日、突然タングが言い出した。「何で僕には学校がないの?僕も学校に行きたい」。果たしてタングは人間の学校に入学できるのか…?ケンカ、別れ、新たな出会い。毎日がてんやわんや、でもあったかくて愛おしい家族の日々に笑って泣ける、ハートフル小説。
  • 妻の遺したAIをめぐる切なくて温かな物語。

    優秀な研究者の妻レイチェルを、ある日突然失った夫のエイダンと娘のクロエ。悲しみから立ち直れずにいる彼らの元にやって来たのは、生前、レイチェルが持てる技術の全てを投じて開発した、自分そっくりのアンドロイド「アイ・レイチェル」だった。「ロボット妻」「ロボット母」という存在に混乱し、反発するエイダンとクロエ。やがてアイ・レイチェルに託した妻の真意を知ることで徐々にアイ・レイチェルを受け入れ、彼女もまた、彼らとの交流を通して人間らしい感情を学んでいく。そしてエイダンとクロエも、失意の彼らにそっと寄り添うアイ・レイチェルの存在に癒やされていく……。
    愛する家族との別れ、受容と再生、そして成長。読後、じんわりと温かな涙を誘う、切なくて愛おしいAIの物語。
  • 法と正義、師弟愛を描く胸アツ法廷エンタメ。

     アラバマ大学ロースクールの老教授トム。学生時代に同大フットボール部で全米チャンピオンとなり、卒業後は弁護士となるも恩師の導きで再びこの大学で教鞭を執り、法学者として順風満帆な人生を過ごしてきた。しかし今は愛する妻を失い、友人の裏切りから不名誉な形で職を追われ、自身も癌を患っていた。絶望の中、彼の前に現れたのはかつての恋人。娘夫妻と孫を大手運送会社のトラック事故で失った彼女は、トムに「法廷で真相を知りたい」という。ある確執から絶縁状態にあった教え子の新米弁護士リックを適任と感じた彼は、弁護の橋渡しをし自分は故郷に身を隠すが、被告である運送会社の隠蔽工作は裁判を予想外の方向へ導き……。
     真実と悪、師弟愛、スポーツと友情……挫折を繰り返しながらも最後まで「正義」を諦めない登場人物たちの矜持に胸が熱くなる、痛快法廷エンタテインメント!
  • 英国でドラマ化の人気シリーズ、第3弾!

    アイスランド北部の町、ソイズアールクロークル近くの建設現場で、撲殺された男性の死体が発見された。
    被害者は建設業者のエリアス・フレイソン。シグルフィヨルズルに住民登録をしていたため、アリ=ソウルが捜査に駆り出される。
    慈善事業にも関わっていたというエリアスだが、自宅からは大金の入ったスポーツバッグが見つかり、同僚からは陰の仕事に手を染めていた可能性を耳打ちされる。
    一方、首都レイキャヴィークのニュース編集室に勤める女性ジャーナリスト、イースルンがこの事件の調査のため北に向かう。エリアスの元妻によれば、被害者は金や女性関係に汚かったらしい。さらに捜査関係者は、エリアスが行っていた不正の先で、ある少女が命の危機に瀕していることをつかむ。
    その頃、アリ=ソウルの同僚であるフリーヌルに、脅迫めいたメールがいくつも届いていた。ある過去を抱えていたフリーヌルは、精神的に追い詰められていく。
    噴火の影響で火山灰雲が垂れ込めるアイスランドの、白夜の二日間――。
    捜査の先に見えたのは、日の沈まない極北の町に隠された暗い記憶の数々だった。
  • 予想の斜め上を行くポーランドの怪作小説!

     ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれた男の遺体が見つかった。被害者は、娘を自殺で亡くした印刷会社経営者。容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女3人と、主催者のセラピスト。中年検察官シャツキは早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件の闇は深まっていく。一方で、愛する妻と娘に恵まれながらもどこか閉塞感を抱いていたシャツキは、事件の取材に訪れた若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との狭間で悶々とする。やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づくシャツキ。真実に手が届こうとしたその時、思わぬ事態が……。
     日本中のミステリーファンを唸らせたポーランドの怪作『怒り』、その「シャツキ三部作」の第一作がいよいよ日本上陸。ハードボイルドなのにポップ、凄惨なのに笑える、一度読んだら中年クライシス男のボヤキがやみつきに!? 予想の斜め上を行く傑作ミステリー!
  • NYタイムズ1位の傑作エンタメ長編、完結。

    全人類を滅ぼさんとする未知の疾病〈竜鱗病(ドラゴンスケール)〉に冒された妊娠中の看護師ハーパー。夫に命を狙われたところを消防士姿の男〈ファイアマン〉に救われ、迫害された感染者たちが身を寄せ合うキャンプに避難するが、新たなリーダーの登場でコミュニティもまた不穏な状態に。一方、外の世界では感染者狩りがますます激化し……。
    本当の敵はどこに?生き残るのは誰か?全人類が追い詰められた極限の中で、愛する人を守るため瀕死の傷を負いながら闘う炎の使い手〈ファイアマン〉を描く、傑作エンタメ大作、超スペクタクルな完結編!
    (2018年8月発行作品)
  • 世界の終わりに現れた炎を操る謎のヒーロー。

     全身に鱗状の模様が現れたのち、発火現象を起こして火だるまになり焼死する--人類にとってまったくの未知の疾病が急速に広がり、世界の終わりが迫っていた。感染者隔離施設で看護にあたっていた元学校看護師のハーパーは、妊娠と同時に感染が発覚。錯乱した夫に殺されそうになった彼女は、間一髪のところをキャプテンアメリカの姿をした少女と消防士姿の謎の男〈ファイアマン〉に救われ、迫害された感染者達が身を寄せ合う山中のキャンプに導かれる。外の世界では社会不安が広がり、自警団組織が感染者狩りをしてまわるようになり、やがてハーパーの暮らす弱者たちのコミュニティの中でも不穏な動きが……。
     ニューヨークタイムズ・ベストセラー1位、『トランスポーター』の監督ルイ・レテリエによる映画化進行、ベストセラー作家による傑作エンタメ超大作!
    (2018年8月発行作品)
  • 極北の警官「アリ=ソウル」シリーズ第2弾。

    アイスランド最北の小さな町・シグルフィヨルズル。1年のうち2か月は太陽が山に隠され、日が昇ることがない。
    その季節が間近となったある日、郊外の空き家で警察署長が銃撃され、瀕死の重傷を負った。
    アリ=ソウルはその日、当直の予定だったが、インフルエンザで休んでいた。撃たれた署長にいくばくかの負い目を感じながら、アリ=ソウルは捜査を始める。
    やがて、事件にドラッグと政治家が絡んでいる可能性が見えてきた。市長や副市長への聞き込みを進めるが、そのことがマスコミに漏れ、さらなる悲劇を招く。
    一方、事件現場となった空き家には、50年以上前から忌わしい歴史があったことが明らかになるのだが。

    極夜の町に連綿と続く負の連鎖――アリ=ソウルは事件を解決できるのか。
    世界14カ国で翻訳、英国ではドラマ化が進むベストセラー「警官アリ=ソウル」シリーズ第2弾、満を持しての登場!
  • ヒロインの生き様に痺れる傑作スリラー!

     殺人事件で夫を失った元特殊部隊パイロットのマヤ。2歳の娘を案じ自宅に設置した隠しカメラに写っていたのは、2週間前に殺されたはずの夫ジョーだった。ジョーの死に潜む謎を追ううちに、マヤは4か月前に惨殺された姉クレアの死、そして17年前のある事件の真相へとたどり着く……。
     ハードボイルドなヒロインの生き様、予想を大きく超える予想外の結末。ジュリア・ロバーツが惚れ込み映画化権を獲得した、「マイロン・ボライター」シリーズで人気の著者による傑作スリラー!
  • 本当の家族って?メガヒット作家最新作!

     イギリス南部の海岸沿いの町に暮らすジェスは、清掃業とパブ勤めをかけもちしながら、10歳の娘タンジーと、別居中の夫の連れ子で16歳の息子ニッキーを育てる27歳のシングルマザー。生活は極貧、子供たちは時々いじめに遭っているけれど、持ち前のタフさとポジティブさで何とか日々を凌いでいた。ある日ジェスは、タンジーの学校の教師から、数学競技会の出場を薦められる。タンジーにはずば抜けた数学の才能があり、競技会の成績次第で奨学金が認められれば、一流校での教育が受けられるというのだ。期待に胸膨らませながらも、会場のスコットランドへの交通費すら捻出できず悩むジェス。一方その頃、ジェスが清掃サービスをする海辺の高級コテージでは、インサイダー取引容疑で逮捕の危機にさらされたIT長者のエドが人目を避け引きこもっていた。ひょんなことからジェスとエドが出会い、エドはこの凸凹家族と老犬一匹を連れ、車で英国縦断の旅をすることに……。
     本当の家族って?本当に大切なものって?メガヒット『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』の著者が描く、ちょっぴり塩っぱくてハートフルなロードノベル!(2018年2月発表作品)
  • パンデミックの恐怖を描く傑作長編スリラー。

    テロにより妻子を奪われた天才技師が、復讐のため開発したコンピュータ・ウィルス「モナ」。ストックホルムの科学者エリックが善意で作った、脳波によってコンピュータを操作するシステム「マインドサーフ」を通し、実験台となった妻のハンナは未知のウィルス「モナ」に感染し死の淵をさまよった。
     北欧ミステリ界の新星によるSFスリラーの傑作『モナ 聖なる感染』。その後編である本作は、いよいよ「モナ」が世界各地で暴れ出すところから幕を開ける。「唯一の生還者」であるハンナの血液からワクチンを製造しパンデミックを阻止しようとする者たちと、それを使って世界征服を企む者たち。さらに愛する妹をさらわれ奪還に命をかけるモサドの女諜報員、収監され厳しい尋問を受けながらも口を割らないスパイ「シノン」……。様々な思惑を巻き込み、物語は驚愕のラストへ。
     アメリカ版『ゴジラ』脚本家による映画化が進む、スウェーデン発ノンストップSFスリラー、堂々の完結!
  • 続々重版のぽんこつロボ物語、待望の続編!

     AIが日常で活躍する近未来のイギリスを舞台に、妻に出て行かれた30代のダメ男ベンと、イヤイヤ期のぽんこつ男の子ロボット・タングの旅と絆、それぞれの成長を描いた「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。書店からじわじわと評判が広がり、大ヒット作となった友情物語の続編が、いよいよ登場です。
     ベンと元妻エイミーに女の子ボニーが生まれてから9か月。「妹」ができ「良き兄になろう」と奮闘するタング。だけどうまくいかずに癇癪を起こしたり、焼き餅を焼いたり、ベンとケンカしてプチ家出したり……。前作からちょっぴり成長した「お兄ちゃんタング」の可愛さといじらしさが満載。一方、ベンと元妻エイミーの微妙な関係は…?そして一家を脅かす新キャラロボットも登場!
     面倒くさくも愛おしい、人間とロボットの「家族」の物語。装画は、前作に引き続き絵本作家の酒井駒子さんの書き下ろしです。
  • 『Xファイル』主演俳優が描く父と息子の絆。

    1978年のニューヨーク。ヤンキースタジアムでピーナッツ売りをする30代の売れない小説家テッドは、ある夜、病院からの電話で、母の死以来疎遠になっていた父が末期がんと知る。久しぶりに実家に帰ったテッドは、レッドソックスが試合に勝つと、父の病状が良くなることに気づく。父の悪友たちを巻き込み、快復のために大芝居をうつテッド。そしてついに、同率首位のレッドソックス対ヤンキースの最終決戦がやって来た……。
    『ホーリー・カウ』で小説家デビューを果たした『Xファイル』のモルダー捜査官による、まさかの小説第二弾!野球、音楽、ヒッピーカルチャーなど小ネタ満載、クセモノ揃いのキャラにニヤニヤ笑い、不器用な父と息子の関係に泣ける、唯一無二のドゥカヴニー・ワールド!!
  • 欧米で話題の大型歴史テレビシリーズ原作!

    世界にフランスの力を見せつけるべく、ヴェルサイユ宮殿建設を果たそうとする若きルイ十四世。権力者の兄に屈折した思いを描く実弟、忠誠を誓う側近、権力を奪おうと策謀する者、心を許す友、彼の愛を得ようとする女たち――「太陽王」と呼ばれたルイの知られざる姿と、ヴェルサイユ宮殿建設に込めた思いを描く大河ロマン。カナダ、フランス、英国、アメリカで放映された大人気ドラマシリーズの原作小説!
  • 聖夜に見つける、心を震わせる贈り物とは。

     なんでも一番を求め、仕事に猛進するルー・サファーン。さらなる昇進のチャンスをものにしようとますます多忙を極め、愛する妻や子供たち、親兄弟と向き合う時間も余裕もない。「自分のクローンがいたらいいのに――」。
     クリスマスが間近に迫ったある朝、ルーは会社の前に座る同世代のホームレスにふと目を留め、なんの気まぐれか手にしていたコーヒーをプレゼントする。さらに行きがかり上仕事まで世話するが、その男ゲイブの超人的な仕事ぶりは、ルーに恐れと不安を抱かせ、苛つかせていく。この男は何者なのか――。
     そんな折、ライバルの企みで窮地に陥り、私生活でも重大な岐路に立たされているルーに、今度はゲイブがある“贈り物”をする。それは、不思議な錠剤だった。その薬を服用すると・・・・・・。
     ゲイブは一体何者なのか? 人生において本当にかけがえのないものとは? 誰もが自らの人生と重ねあわさずにはいられない、現代版『クリスマス・キャロル』。ベストセラー作家が描く、聖なる季節の奇蹟の贈り物。
  • カタルシスNo.1のハードサスペンス!

     ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ全裸で監禁されていた20代の女性フローラ。現場に駆けつけた女性刑事D・D・は、フローラの素人離れした身の守り方に不信感を抱く一方で、男と3人の女性失踪事件との関連を疑う。そして、フローラもまたかつて世間を震撼させた誘拐監禁事件の被害者であることを知る。ところがその矢先、フローラがまたも失踪する。未解決失踪事件の被害者、フローラを取り戻そうとする母と彼女が唯一頼るFBI捜査官、そしてかつて彼女を監禁した男。一見バラバラだったピースがつながった時、あまりに壮絶な過去が浮かび上がる。そしてすべての謎が解けた時、震えるラストが……!
     米国のヒットメーカーが新境地に挑んだ、カタルシスNo.1のハードサスペンス。

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