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『海外文学、その他(レーベルなし)、0~10冊、雑誌を除く(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全2214件

  • 99(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    菊池規悦
    レーベル: ――
    出版社: 西東社

    本書では、シェイクスピアの戯曲39作品のすべてにあらすじをつけ、人気の高い主要な作品には四コマ漫画や周辺情報を掲載しています。シェイクスピアをザックリと読みたい人にお勧めの一冊です。



    序章 シェイクスピア

    第1章 悲劇

    ロミオとジュリエット/ハムレット/リア王/オセロー/ジュリアス・シーザー/タイタス・アンドロニカス/アントニーとクレオパトラ/アテネのタイモン/コリオレイナス



    2章 史劇

    リチャード三世/ヘンリー六世・第一部/リチャード二世/ヘンリー四世・第一部/ヘンリー六世・第二部/ヘンリー六世・第三部/エドワード三世/ジョン王/ヘンリー四世・第二部/ヘンリー五世/ヘンリー八世



    第3章 喜劇

    ヴェニスの商人/夏の夜の夢/十二夜/お気に召すまま/から騒ぎ/じゃじゃ馬ならし/間違いの喜劇/ヴェローナの二紳士/恋の骨折り損/ウィンザーの陽気な女房たち



    第4章 問題劇&ロマンス劇

    尺には尺を/テンペスト/シンベリン/トロイラスクレシダ/冬物語/終わりよければすべてよし/ペリクリーズ/血縁の二公子



    <電子書籍について>

    ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。

    ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。

    ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。



    株式会社西東社/seitosha
  • 恐れるな、恐ろしくあれ
    竜、サメ、ゾンビ、悪魔、吸血鬼、巨大生物……
    人々はなぜこんなにも「モンスター」に惹かれるのか――

    H・P・ラヴクラフト歴史協会推薦!
    すべての迷える創作者たちに捧ぐ「人ならざるもの」を描くための導きの書

    映画、ドラマ、小説、ラノベ、マンガ、ゲーム、TRPGなど、あらゆるジャンル作品に登場する「モンスター」なる異形のものども。本書は、モンスターという「リアルでないもの」を、「もっともらしく」表現するためのガイドブックである。

    第一部では「モンスターとは何か」という根源的な問いから、それを恐ろしいと人が感じる要素や理由、悪役(ヴィラン)との違いについて明らかにする。第二部および第三部では、作品におけるモンスターの役割、モンスターを創造する際の実践的な手段、五感に訴えかけるような生き生きとした描写の方法、登場人物だけでなく読者にとっても恐ろしく、意味を持った登場の仕方など、創作活動における実践的な取り入れ方についてレクチャーしている。

    また、各章末のコラムでは、既存の作品に登場してきた数々のモンスターをカテゴリごとに紹介。ゾンビや吸血鬼といった原初的なモンスター像から、超有名モンスター、サメや自然などの現実に存在するものをモンスターとして活かす方法、あるいは未確認生物や幽霊船、呪いのアイテムといった細部まで、実例を交えながら解説する。

    ファンタジー、SF、ホラーといったジャンルの創作活動への最良のガイドブックであるとともに、H・P・ラヴクラフト歴史協会メンバーの著者の語る卓越したモンスター論としても読める、知的好奇心を駆り立てる一冊である。

    ★H・P・ラヴクラフト歴史協会による序文
    ★「クトゥルフ(クトゥルー)神話」の生みの親、H・P・ラヴクラフトの短編『名状しがたきもの』を解説つきで収録
    ★あなた好みのモンスターを創造するための練習問題付
  • 1,399(税込) 2024/5/9(木)23:59まで

    小島に一人で暮らす元医師のフレドリックは、就寝中の火事で住む家も家財道具もすべて失った。その後警察の調べで火事の原因が放火であったことが判明、フレドリックは保険金目当ての自作自演だと疑いをかけられてしまう。ところが、火事はそれだけではおさまらなかった。付近の群島の家々が続けて放火されたのだ……。幸い死者は出ていない。犯人の目的はどこにあるのか? 〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉で人気の北欧ミステリの帝王最後の作品。CWAインターナショナルダガー受賞。
  • 第二次世界大戦前後の時期のアメリカを、色濃く反映した短編集。主人公たちの生き生きとした行動や、彼らがうごきまわる世の中の的確な描写はハインラインならでは。本書に収めたのは、既刊の『失われた遺産』『魔法株式会社』に続く「未来史」シリーズ以外の短編集だ。1929年、アナポリスの海軍兵学校を卒業後航空母艦勤務をしたハインラインは、体をこわして退役、以後、「生命線」でSF作家としてデビューするまで、UCLAの理数系大学院に学び、さまざまな職種を転々とする。「象を売る男」の元セールスマン、「わが美しき町」の腐敗政治家とたたかう地方新聞の記者、「歪んだ家」の建築家などの描写に、その体験が生かされている。
  • 殺し屋、ポップスター、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男……なんのつながりもない11人だったが、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にする。飛行機は未曾有の巨大嵐に遭遇し、乗客は奇跡的に生還したかに見えたが――。ゴンクール賞受賞作
  • ラテン・アメリカ文学の質の高さを世界にしめしたボルヘスの処女短編集「伝奇集」と、その続編ともいえる「エル・アレフ」を収めた。「円環の虚構」「アル・ムターシムを求めて」「バベルの図書館」「死とコンパス」「不死の人」「アレフ」など、ボルヘスの代表作34編を収録。訳者篠田氏はチェスタートンのブラウン神父ものとの相似性を指摘している。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    特集1「世界はマッチングで廻っている」桜庭一樹×斜線堂有紀、木下龍也×俵万智・対談:安堂ホセ×鳥飼茜/特集2 ガザの言葉(仮)/創作:山下澄人、向坂くじら、早助よう子、小川哲

    ◎創作
    向坂くじら「いなくなくならなくならないで」
    高校時代に死んだはずの親友・朝日。時子はずっと会いたかった彼女からの電話に驚喜 するが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。才あふれる詩人、注目の初小説!

    山下澄人「わたしハ強ク・歌ウ」
    ママが書いたノート。パパが残した数冊の本。ママのパパが書いた紙の切れ端。それらをつか ってわたしはこれを書いた。野蛮にして異次元の〝自由〟へ――山下澄人の新たな地平。

    早助よう子「天一坊婚々譚」
    「ひとつ花嫁のエキスパートになってやりましょう」。山育ちの十四歳の私は、先生も生徒も おかしな人ばかりの都会の花嫁学校で、クラスメイトに思いを寄せてしまい――。



    【緊急企画 ガザへの言葉 #CeasefireNOW】
    ◎特別掲載
    アダニーヤ・シブリー 田浪亜央江 訳「かつて怪物はとても親切だった」

    ◎エッセイ
    村田沙耶香「いかり」
    町屋良平「私の虐殺」
    滝口悠生「隔たりと連絡」
    小山田浩子「私のプラカード」
    大田ステファニー歓人「生きるために」

    【特集1 世界はマッチングで回っている】
    ◎対談
    鳥飼茜×安堂ホセ「さらす、隠す、しれっと消える」

    ◎共作
    桜庭一樹×斜線堂有紀「かわいそうに、魂が小さいね/その春に用がある」
    俵万智×木下龍也「キングと天使」

    ◎創作
    遠野遥「AU」
    山下紘加「わたしは、」
    紗倉まな「やっぱりなしでもいいですか」
    樋口恭介「あなたがYouなら私はI、そうでないなら何もない」

    ◎エッセイ
    冬野梅子「自虐サ終のお知らせ」
    水上文「想定されもしないマッチング、あるいはクィアな未来について」

    ◎論考
    瀬戸夏子「超資本主義社会における恋愛至上主義について」

    ◎特別企画
    花田菜々子+福尾匠+葉山莉子+あわいゆき「回り続ける世界のためのマッチングブックガイド」



    【特集2 さよなら渋谷区千駄ヶ谷2-32-2】
    ◎エッセイ
    山田詠美「トウキョウに上京して」
    長野まゆみ「ある晴れた日」
    中原昌也「カレー、カンヅメ、本と映画の記憶は忘却の彼方に」
    武田砂鉄「ベストタイミング」

    ◎企画 2月14日、移転を聞きつけて、千駄ヶ谷散歩へ
    星野智幸「幽霊はどこにいる?」
    青山七恵「格子の向こう側」
    宇佐見りん「あの日のABC」
    柴崎友香「東京の真ん中の、なんでもない、名づけようのない場所」



    【モノコン2023文藝×monogatary.com】
    ◎選考経過

    ◎有手窓 大賞受賞作「白山通り炎上の件」受賞の言葉

    ◎選評
    金原ひとみ「巣鴨のOGになりたすぎる件について」



    【特別寄稿】
    佐藤究「F-104との邂逅『幽玄F』もう一つのエピローグ」



    【短篇】
    小川哲「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」



    【連載】
    島本理生+岩崎渉 「トランス」 【最終回】
    絲山秋子「細長い場所」【第5回】夜明けの斜面
    皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第3回】
    町田康「ギケイキ」【第44回】
    この装幀がすごい!【第13回】ゲスト 布施琳太郎/川名潤・佐藤亜沙美
    山本貴光「文芸的事象クロニクル」2023年12月~2024年2月

    【季評】
    文芸季評 水上文「たったひとり、私だけの部屋で つながりと文学」2023年12月~2024年2月



    【書評】
    高橋源一郎『DJヒロヒト』【評】町屋良平
    町屋良平『生きる演技』【評】鳥羽和久
    九段理江『しをかくうま』【評】山口未花子
    いとうせいこう『東北モノローグ』【評】瀬尾夏美
    千木良悠子『はじめての橋本治論』【評】中村香住
    ボリス・グロイス編 乗松亨平監訳 上田洋子/平松潤奈/小俣智史訳『ロシア宇宙主義』【評】木澤佐登志



    文藝チャレンジ 読者投稿企画、はじめます。
    第62回文藝賞応募規定
    著者一覧
  • 中央アジアと内陸アジアを分かつ“謎の天山山脈”を初の地理学的方法で踏査、天山高地の自然とロシアの風俗を描写して、探検史上に新時代を画した名著!ナビゲーション:漫画家・森薫
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    創作:長井短「存在よ!」王谷晶「蜜のながれ」/特集:バルクアップ! プロテイン文学/短篇:羽田圭介、滝口悠生

    ◎創作
    長井短「存在よ!」
    無名モデルのキヌは、ホラー映画の撮影で幽霊役のスタンドインをやることに。スタッフたちには「見えない存在」として雑に扱われる中、女の幽霊が見えるようになり……。人間と幽霊が存在を懸けて革命を起こす―抑圧を希望へ繫ぐシスターフッド小説!

    王谷晶「蜜のながれ」
    「強い男の話が、読んでみたいんです」―スランプに陥った芥川賞作家の堂島は、編集者の蓮来に、時代に逆行する「男」の物語を書くよう熱心に口説かれるが……。スキンシップなき社会で孤独を抱えた人間の魂の闇を暴き出す、衝撃の問題作!

    【バルクアップ! プロテイン文学】
    ◎対談
    伊藤亜紗×羽田圭介「ブレる心、裏切る筋肉」

    ◎創作
    円城塔「植物性ジャーキー事件」
    児玉雨子「跳べないならせめて立て」
    石田夏穂「ヘルスモニター」
    李龍徳「反男性」

    ◎特別企画
    平松洋子「身体と言葉を考える ブックガイド」

    ◎エッセイ 11月9日、体の声を聴くために、「瞑想」へ
    大前粟生「〝思考〟〝思考〟」
    永井玲衣「ほんとうにすしうまなんですよ」
    町屋良平「殺意の名は私」
    藤原麻里菜「仕事を休んだ日の暖かい太陽」
    八木詠美「ずっと上の空で過ごしている」

    【特別掲載】
    いとうせいこう「東北モノローグ 福島 a folklorist」

    【短篇】
    羽田圭介「バックミラー」
    滝口悠生「音楽」

    【連載最終回】
    山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」
    古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」

    【連載】
    皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第2回】
    絲山秋子「細長い場所 木に咲く花」【第4回】
    町田康「ギケイキ」【第43回】

    山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年9月〜11月」

    この装幀がすごい!【第12回】
    ゲスト 届木ウカ/川名潤・佐藤亜沙美

    【季評】
    水上文「たったひとり、私だけの部屋で 言葉と身体 2023年9月~11月」

    【書評】
    柴崎友香『続きと始まり』【評】金川晋吾
    綿矢りさ『パッキパキ北京』【評】斜線堂有紀
    古川日出男『紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」』【評】酒井順子
    大前粟生『チワワ・シンドローム』【評】鈴木晴香
    絲山秋子『神と黒蟹県』【評】川内有緒
    石川義正『存在論的中絶』【評】髙山花子

    第61回文藝賞応募規定
  • 地球の環境問題が深刻なのに、僕は不妊治療なんかに悩んでいる。逃げるよう参加した気候変動会議で会った物理学者とは、世界の終末に逃げるならタスマニアだと話した。そして僕は、何かに駆られて広島と長崎ヘ被爆者の取材に来た。伊人気作家による傑作私小説
  • とある村で、〈魔女〉の死体が見つかる。彼女は村の女たちに薬草を処方し、堕胎もしてやっていた。彼女を殺したのは一体誰か--。暴力と貧困がはびこる現代メキシコの田舎を舞台に狂気と悲哀を描き、名だたる文学賞候補となった西語圏文壇新星による傑作長篇
  • 「彼は悲しんだ」と書いても、読者は悲しまない――
    感情は「語る」ものでも「見せる」ものでもなく、「引き出す」ものだ!

    年間150冊以上の小説を売り込む敏腕文芸エージェントが、読者の心を揺さぶるテクニックを徹底伝授。

    感情を「見せるか、語るか」。小説指南書でたびたび取り上げられるトピックです。ハリウッドの脚本の世界に「語るな、見せろ」という格言があるように、一般的には感情を登場人物に語らせるのではなく、アクションで見せるほうがよいとされています。

    しかし本書は「見せること」も「語ること」も、読者の感情には直接的にはほとんど影響を及ぼさないと説きます。

    読者は、登場人物とともにストーリーの世界を生きているのだと思われがちですが、実際にはそうではありません。読者は、小説を読みながら自分自身の経験を重ねているのであって、ストーリーはそのきっかけにすぎません。同じ小説でも、読む人によって受け止め方や感想がまったく異なるのは、読者の経験やそれによって引き出される感情が異なるからなのです。

    必要なのは、感情を向ける対象となるものを作り出すことではなく、読者の感情を引き出すこと。読者は小説を読むというより、むしろ反応しています。めざすべきは、「体験」と評されるほど強烈で印象深い感情を引き起こすことです。

    本書では、年間150冊以上の小説を売り込むベテラン文芸エージェントの著者が、数多くの小説作品を引用しながら、感情面での鮮烈な経験を読者にもたらすための効果的な見せ方、語り方、その他数多くのテクニックを徹底解説しています。「感情を引き出す技巧」が身につく34の演習問題も収録した、豊富な経験と知識に裏打ちされたきわめて実践的な一冊です。
  • 三つ星シェフ、ポール・ルノワールが猟銃自殺を遂げた。世界最優秀シェフに選出されたばかりだった彼がなぜ? ネットフリックスの番組製作のために取材を受けていたさなかに……。伝説的な料理人だった祖母のいた時代から三つ星シェフに上りつめた現在までの彼の人生と、華やかなフランス料理界の裏側。料理人たちの野心、苦悩、嫉妬、愛、孤独、闘い、そしてガイドブックの星の重圧……。ポール・ボキューズもアラン・デュカスも登場する、元『ミシュランガイド』編集部員にしか書けない傑作美食小説! カゼス文学賞、海辺の文学賞受賞作。*カゼス文学賞は、ヘミングウェイ、アンドレ・ジッド、アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ポンピドゥー大統領などが通ったサン=ジェルマン=デ=プレのブラッスリー・リップが創設した文学賞。海辺の文学賞はサーブル・ドロンヌ市と「フィガロ・マガジン」が主催の文学賞。
  • 「まぎれもない世紀末文学者の一人であろう。」澁澤龍彦
    「文学の森には驚くほど美しい宝石が隠れている。」河村錠一郎

    冴えない元聖職者志望が、突然「ローマ教皇」に――!?

    屋根裏部屋で一匹の猫と暮らす中年作家ジョージ。聖職者を志すも夢破れた彼のもとに、ある日突然、枢機卿が訪れる。「あなたが教会での将来を断たれたのは誤りでした。」念願の神父となったジョージが、観光気分で教会選挙に沸くローマへ行くと、知らぬ間に教皇に選出されていた! 「ハドリアヌス七世」を自称したジョージは、型破りな〈宗教改革〉に乗り出し、謀略渦巻く教皇庁に大波乱を巻き起こす――! 澁澤龍彦も注目した、異形の英国世紀末作家による〈伝説的奇書〉にして破天荒な〈自伝的幻想小説〉が、遂に邦訳!!!

    ★栞エッセイ=河村錠一郎

    ・澁澤龍彦、生田耕作、丸谷才一、D・H・ロレンス、グレアム・グリーンらが注目・絶賛した「異形の英国世紀末作家」の代表作。
    ・河村錠一郎氏の紹介により、文学の「裏街道」読者に邦訳が待望されていた「幻の奇書」。
    ・造語や古語を鏤めた革新的で実験的な文学的手法を駆使した、英国モダニズム文学の正統な「古典的名著」。
    ・聖職者を志すも挫折した作家の男が書いた「作家が教皇に成り上がる物語」。いわば「100年前のなろう小説」。
    ・英ガーディアン紙「最高の英語小説100冊」選出。
    ・英国の名門ペーパーバック「ペンギン・クラシックス」所収。
  • 3,850(税込)
    著:
    陳思宏
    訳:
    三須祐介
    レーベル: ――
    出版社: 早川書房

    ベルリンで同性の恋人を殺した陳天宏は、刑期を終えて台湾の永靖に戻って来る。折しも中元節を迎えていた故郷では、死者の霊も舞い戻る。天宏の6人の姉と兄、両親や近隣の住民。生者と死者が台湾現代史と共に生の苦悩を語る、台湾文学賞、金鼎賞受賞の長篇
  • 炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
    結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
    ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。

    「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
    そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
    古内一絵さん大満足

    1938年、五月の台湾。
    作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
    現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
    台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
    しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
    国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
    あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
  • 1,540(税込)
    著者:
    チョ・ナムジュ
    著者:
    小山内園子
    著者:
    すんみ
    レーベル: ――
    出版社: 筑摩書房

    韓国で136万部、日本で23万部を突破した、『82年生まれ、キム・ジヨン』の多大な反響と毀誉褒貶、著者自身の体験を一部素材にしたような衝撃の短編「誤記」ほか、10代の初恋、子育ての悩み、80歳前後の姉妹の老境まで、全世代を応援する短編集。貧富の格差、家父長制、女性差別、誤解。悩みながらも、シスターフッドと自分のアイデンティティを大切にする女性たちの物語。
  • 770(税込)
    著:
    笑笑生
    訳:
    土屋英明
    レーベル: ――

    世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。その書名はほとんどの人が知っているはずだが、さてその全訳となると目にした人は少ないのではないか。なぜなら本書以外、全訳している本が日本にないからだ。
    物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる、そのうえに女中や乳母、使用人の女房たちとも関係をしているし、遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが流れている。本書では露骨な性交の描写も訳されている。中国の性に関するおおらかさを楽しんでほしい。電子書籍化するにあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。本書はその第二巻目。
  • 白痴と呼ばれる純朴なムィシキン公爵と二人の女性をめぐる群像劇を感動的に描き、ドストエフスキー五大長編の一つとされる『白痴』。ロシア文学者中山省三郎の読みやすい名訳を上下巻セットで合本した完全版。
  • 孔子と弟子たちの言行録であり東洋思想の古典中の古典『論語』。本書では論語全文の「原文(白文)」、定番の「書き下し文」、作家・教育家としても著名な下村湖人による自然で格調高い「現代語訳」と「注釈」を各章ごとにまとめ、論語のエッセンスを湖人が物語として編んだ「論語物語」も合本。さらに和辻哲郎による孔子論『孔子』、孔子の高弟・子路の生涯を情感豊かに描いた中島敦の小説『弟子』も収録。一冊で論語のすべてがわかる必携書。
    ●目次
    【現代訳論語】下村湖人
    「論語」を読む人のために
    訳註その他について
    学而第一
    為政第二
    八佾第三
    里仁第四
    公冶長第五
    雍也第六
    述而第七
    泰伯第八
    子罕第九
    郷党第十
    先進第十一
    顔淵第十二
    子路第十三
    憲問第十四
    衛霊公第十五
    季氏第十六
    陽貨第十七
    微子第十八
    子張第十九
    尭曰第二十

    【論語物語】下村湖人
    序文
    改版序
    富める子貢
    瑚連
    伯牛疾あり
    志を言う
    子路の舌
    自らを限る者
    宰予の昼寝
    觚觚ならず
    申棖の欲
    大廟に入りて
    豚を贈られた孔子
    孝を問う
    楽長と孔子の眼
    犂牛の子
    異聞を探る
    天の木鐸
    磬を撃つ孔子
    竈に媚びよ
    匡の変
    司馬牛の悩み
    孔子と葉公
    渡場
    陳蔡の野
    病める孔子と子路
    一以て貫く
    行蔵の弁
    永遠に流るるもの
    泰山に立ちて

    【弟子】中島敦

    【孔子】和辻哲郎

    再版序
    一 人類の教師
    二 人類の教師の伝記
    三 『論語』の原典批判
    四 孔子の伝記および語録の特徴
    付録 武内博士の『論語之研究』
  • 小説・映画・演劇など、物語をどのように構成すれば、読者の興味を引くかということに関して、基本的なセオリーがある。ストーリーテリングにおけるプロット(筋立て)は、その基本中の基本。本書ではプロの作家が、理論と具体的なプロットをつくる技術を紹介し、プロットをどのように操作すればドラマチックな効果が得られるかを伝える。作家を志す人がアイデアをしっかりとした作品に育てることを目的とした実践的な本。
  • 夏休みを迎えた12歳のテッドは、母と姉といっしょに、グロリアおばさんといとこのサリムが住むニューヨークを訪れた。おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員で、休館日に特別に入館させてくれた。ところが改装中の館内を見学していると、突然、何かのきついにおいと、白くて濃い煙が。火事だ! テッドたちは、大急ぎで美術館の外に避難した。だが火事は見せかけで、館内の全員が外に出た隙に、カンディンスキーの名画〈黒い正方形のなかに〉が盗まれていたのだ。しかも、おばさんが犯人だと疑われて逮捕されてしまう。なんとしても絵を取りもどして、おばさんの無実を証明しなければ。「ほかの人とはちがう」不思議な頭脳を持つテッドは、絵の行方と真犯人を探すため謎解きに挑む。『ロンドン・アイの謎』につづく爽快なミステリ長編!
  • 853(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    作:
    ルイス・キャロル
    訳:
    高杉一郎
    装画:
    北澤平祐
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』が1冊に!

    楽しくて不思議なふたつのアリスの物語を
    60点を超える、イメージ豊かな北澤平祐の挿絵とともにお届けします。

    <中学生以上の漢字にルビつき>
  • ★韓国国内でシリーズ累計110万部突破!
    ★SEVENTEENウォヌほか、スターたちも愛読!

    ここは、眠っているときにしか訪れることができない<ドルグート夢百貨店>。
    どこかに存在するこの不思議な街の住人・ペニーは、そんな憧れの百貨店に就職したばかり。
    店主ドルグート、個性豊かなマネージャーたち、作品を生み出す夢師、不思議な生き物ノクチルカや妖精たちに囲まれながら、さまざまな夢を買いにくる客たちと出会う。
    気になるあの人の夢、家族の帰りを待ちわびる老犬がみる夢、繰り返す悪夢、夢追い人がみる夢、いまは亡き人との再会——

    「<夢>はこんなにもリアルなのに、自分の無意識が作り出した幻に過ぎないなんてホントなんだろうか」。
    著者のそんなふとした疑問から生まれた、やさしい連作短編集。
  • パトリシア・ハイスミス曰く、「あらゆる物語には、サスペンスがある。」

    鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で世界中の読者を魅了するサスペンスの巨匠が、「書くこと」と「仕事にすること」についてのノウハウを明かす。

    「私は物語のきっかけになるような日々の出来事からこの本を始めている。作家はそこから進んでいく——まず作家が、次に読者が動き出す。芸術はいつでも、おもしろいことや、数分ないし数時間を費やす価値があると思えることを語って、読者の気を惹けるかどうかの問題なのである。」(本文より)

    鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で多くの文芸ファンをも魅了するサスペンスの巨匠、パトリシア・ハイスミス。「この本はハウツー式の手引き書ではない。どうすれば成功する本、つまり読みやすい本が書けるかを説明することは不可能である」と本書冒頭で確言する著者が、自らの「小説を書くことと、それを職業にすること」についてのノウハウを明かした、文章読本・執筆論。

    本書は、1966年に初版が刊行され、その後なんども版元を変えながら現在まで熱心に読み継がれてきたハイスミスの隠れた名著。長編・短編集を合わせ30タイトルほどある作品のほぼすべてが邦訳されている作家の唯一の小説指南書であり、今回が待望の初邦訳となる。

    何が「小説を書くこと」を専門的職業としうるのか、なおかつ何がそれを刺激的で生き生きとしたものにするのか。同時に、絶えず失敗の可能性を秘めたものである「執筆」において、失敗から学べることとはなんなのか。ハイスミスは本書において、サスペンス小説の重要な要素をプロセスに分けて解説し、アイディアの芽、書き始め、プロットの作り方、行き詰まり、初校、改稿など、自身の小説から豊富な実例を示しながら余すところなく説明していく。自身の経験から成功や失敗についても包み隠さず語られ、そのキャリアに基づいた実践的なアドバイスは、失敗や行き詰まりを経験した作家志望者の心を必ず捉えるだろう。ミステリにとどまらず、全てのジャンルの小説家志望者の必読書!
  • 770(税込)
    著:
    笑笑生
    訳:
    土屋英明
    レーベル: ――

    世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。その書名はほとんどの人が知っているはずだが、さてその全訳となると目にした人は少ないはず。なぜなら本書本以外、全訳がないからだ。この本では露骨な性交の描写も訳されている。
    物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる、そのうえに女中や乳母、使用人の女房たちとも関係をしているし、遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが流れている。
    中国の性に関するおおらかさを楽しんでほしい。デジタル化にあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。
  • 1,485(税込)
    著者:
    ポール アルテ
    著者:
    平岡敦
    レーベル: ――
    出版社: 行舟文化

    呪われた一族、屋敷、怪人、降霊会、雪の密室、変人探偵とワトソン役。「フランスの新本格作家」アルテ氏が好きなものだけを詰め込んだ、同好の士への最高の贈り物。本作で、美学者探偵オーウェン・バーンズがますます好きになりました。彼の言動や推理から目が離せません。そして、最後の一行の鮮やかさに脱帽!
    ―― 作家 大山誠一郎さん推薦!

    ●オーウェン・バーンズシリーズ第一作が待望の邦訳!

    夜、白い仮面を目にし、鈴の音を耳にしたら用心せよ――
    芸術家を目指す青年アキレス・ストックは、ロンドンで友人になった自称・名探偵オーウェン・バーンズから厄介な頼みを押しつけられる。自分の代役として、名門マンスフィールド家にまつわる呪いの調査をしてほしいというのだ。それも、依頼人の婚約者に成りすまして。
    長女の婚約を巡って愛憎渦巻くマンスフィールド家に集まるのは、やり手の貿易商とその腹心の部下、美しき夢遊病患者に高名な霊媒師……と、一癖も二癖もある面々。そして彼らは一様に、毎年の聖夜に現れて一族の誰かの命を奪うという白面の亡霊「混沌の王」の影に怯えていた。それはいにしえの伝承でなく、三年前のクリスマスにも当主の息子エドウィンが、完全な密室の中で殺されたのだという。
    そして「混沌の王」を呼び出し鎮めるための交霊会が開かれた夜、新たな殺人事件が発生し――過去と現在の二つの「雪密室殺人」が交差する、奇想と幻影の不可能犯罪ミステリ!
  • 技巧(クラフト)が芸術(アート)を可能にする
    『ゲド戦記』『闇の左手』のアーシュラ・K・ル=グウィンによる小説家のための手引き書

    「芸術には運もある。それから資質もある。それは自分の手では得られない。ただし技術なら学べるし、身につけられる。学べば自分の資質に合う技術が身につけられる。」(本書「はじめに」より)

    ハイファンタジーの傑作『ゲド戦記』や両性具有の世界を描いたフェミニズムSF『闇の左手』などの名作を生み出し、文学史にその名を刻んだアーシュラ・K・ル=グウィン。
    本書は、ル=グウィンが「自作の執筆に励んでいる人たち」に向けて、小説執筆の技巧(クラフト)を簡潔にまとめた手引書である。

    音、リズム、文法、構文、品詞(特に動詞、副詞、形容詞)、視点など、ライティングの基本的なトピックを全10 章で分かりやすく解説。各章には、ジェイン・オースティンやヴァージニア・ウルフ、マーク・トウェイン、チャールズ・ディケンズなど偉大な作家が生み出した名文が〈実例〉として収録され、ル=グウィン自身がウィットに富んだ〈解説〉を加えている。また章末に収録されている〈練習問題〉を活用することで、物語のコツと様式について、自らの認識をはっきりと強固にすることが可能になる。

    小説の執筆は、技芸(アート)であり、技巧(クラフト)でもあり、物作りでもある。執筆の楽しみを満喫することができる一冊。
  • 夏をオーストリアのザルツブルクで過ごそうと、ゲオルクは国境をはさんで目と鼻の先にあるドイツの町に宿をとった。為替管理のからくりで、毎日オーストリアに無一文で行っては友人にたかり、夜になるとドイツ側に帰ってきて豪遊するという喜劇的な生活を送ることができた。ところがある日、待ち合わせたカフェに友人がやってこない。コーヒー代が払えなくてどうしようかと思っていると、カフェにいた美女が立て替えてくれて、しかもその美女(実は伯爵令嬢)と恋におちた!「消え失せた密画」「雪の中の三人男」につづくケストナーのユーモア三部作。
  • 大不況下のブルックリン。名門大を中退したマイルズは、霊園そばの廃屋に不法居住する個性豊かな仲間に加わる。デブで偏屈なドラマーのビング、性的妄想が止まらない画家志望のエレン、高学歴プアの大学院生アリス。それぞれ苦悩を抱えつつ、不確かな未来へと歩み出す若者たちのリアルを描く、愛と葛藤と再生の物語。
  • 1,452(税込)
    著者:
    ポール アルテ
    著者:
    平岡敦
    レーベル: ――
    出版社: 行舟文化

    各年末ミステリランキングにランクインした傑作!
    ・『2019本格ミステリ・ベスト10』 第2位
    ・『このミステリーがすごい!2019年版』 第6位
    ・「週刊文春ミステリーベスト10 2018」 第8位

    ・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。
    ・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。氏本人が撮った、その体験をした場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。
    ・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。

    ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。 そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、時にそのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる――単なる噂話ではない。その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、まさにたった今、自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ! しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い……。謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!
  • 魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソルテの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫──「アーサー王伝説」。本シリーズは、1485年刊行の原典・キャクストン版を、全訳し紹介する、本邦初の完訳版。「1」は、原書全21巻のうち1巻から6巻までを収録。
  • 不滅の王のドラマ、完結!

    魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソードの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫「アーサー王伝説」。15世紀の原典“キャクストン版”、本邦初の完訳版。ビアズリーの豪華流麗な挿絵500余点を完全収録。原書全21巻のうち18巻から21巻までを収録。
  • めぐりあう騎士たちの華麗な冒険。15世紀の原典「キャクストン版」、本邦初の完訳版。ビアズリーの豪華流麗な挿絵500点を完全収録。あらゆる西欧ファンタジーの源泉。その全貌が初めてここに明らかに。
  • 魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソードの悲恋、聖杯探求……。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫──「アーサー王伝説」本シリーズは、1485年刊行の原典・キャクストン版を、全訳し紹介する、本邦初の「完訳版」。
  • “聖杯探求”の物語あらゆる西欧ファンタジーの源泉いよいよクライマックス。
  • 痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しい。

    50人のドラマが、あやとりのように絡まり合う。
    韓国文学をリードする若手作家による、めくるめく連作短編小説集。

    ものがたりの楽しさに満ちた、韓国小説の新シリーズ創刊!

    (訳者あとがきより)
    家族のように近い関係ではなく、すれ違う程度の人々、良き隣人たちの存在が社会においてどんなに重要かを著者は描きたかったのだろう。
    還暦を前にした母親である訳者にとっては、お嫁さんのけがに心を痛めるチェ・エソン、
    初の就職でダメージを受けた娘を思いやるイム・チャンボクの二人はまさに同僚、
    もう一歩進んで同志のように感じられたし、読む人の立場によってそれぞれに、
    忘れられない「人生の同僚」を見つけることができるだろう。
  • 文学史&エンタメ史の未確認混沌時代(ミッシング・ピース)!

    「東海道中膝栗毛」の弥次喜多が宇宙を旅行する、「舞姫」の主人公がボコボコにされる、身長・肩幅・奥行きが同じ「豆腐豪傑」が秀吉を怒らせる――明治・大正時代、夏目漱石や森鴎外を人気で圧倒し、大衆に熱烈に支持された小説世界が存在した。
    本書では、現代では忘れられた〈明治娯楽物語〉の規格外の魅力と、現代エンタメに与えた影響、そして、ウソを嫌い、リアルを愛する明治人が、一度は捨てたフィクションをフィクションとして楽しむ術(すべ)をどのようにして取り戻したのか、その一部始終を明らかにする。
    朝日新聞とスタジオジブリも注目する、インターネット出身の在野研究者が贈る、ネオ・文学案内。
  • 一九六七年ニューヨーク。文学を志す大学生は、禁断の愛と突然の暴力に翻弄され、思わぬ道のりを辿る。フランスへ、再びアメリカへ、そしてカリブ海の小島へ。章ごとに異なる声で語られる物語は、彼の人生の新たな側面を掘り起こしながら、見えざる部分の存在を読む者に突きつける。事実と記憶と物語をめぐる長篇小説。
  • 第1集『タイム・マシン』にひきつづき、サイエンス・フィクションの世界的巨人、大ウェルズの多彩をきわめる作品群から傑作短編を精選してお届けする。第二次世界大戦を予見したかのごとき悪夢を描いた表題作「世界最終戦争の夢」のほか、怪奇生物譚として名高い「アリの帝国」「クモの谷」、植物怪談「めずらしい蘭の花が咲く」、文明批評譚「盲人の国」など、必読の12篇を収録。
  • 330(税込)
    著:
    H・G・ウェルズ
    訳者:
    井上勇
    レーベル: ――

    ある夜、火星に白熱光を発するガス状の大爆発が観測された。これこそ六年後に世界を震駭させる大事件の前ぶれであった。
    ある晩、イギリス諸州の人々は夜空を切り裂く未知の物体が大音響とともに落下するのを見た。やがてそこから現れたものは……。
    想像を絶する、火星人の地球侵略がはじまったのだ。世界SF史に輝く大ウェルズの古典。
  • 大帝シャルルマーニュのスペイン遠征にまつわる勇壮な騎士物語「ロランの歌」(フランス中世文学の傑作)をはじめ、シャルルマーニュの十二勇士の活躍を縦横にえがく壮大な冒険物語。 ヨーロッパ中世の文学遺産をてぎわよくまとめた好著。
  • ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、着々とあざやかに進められる。“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”と有名な挑戦をする、本格中の本格。
  • 狂気じみたハッター家の当主の死体がニューヨークの港から発見され、その後一族の中で次々と奇怪な惨劇が起こる。サム警視の依頼を受け、ドルリイ・レーンはその恐るべき完全犯罪の意外きわまる真相を解き明かそうとするが……犯罪の異常性、用意周到な伏線、明晰な推理。本格ミステリ不朽の名作、新訳決定版!
  • 栄枯盛衰は世のならい。かつての英雄・猛将らも、踵(きびす)を接して歴史の主舞台を駆けぬけてゆく。権謀術策に長けた曹操も、義兄弟をちぎった三英雄、劉備、関羽、張飛も。
  • かくして時代は、いままた新たな戦機をはらみつつ暗転する。呉を併呑した魏の英主曹丕(そうひ)、南蛮を制して営々と兵馬を養う蜀の知将孔明、両雄の一大決戦は刻々に運命を賭して秒をきざむ。そしてついに、渭水(いすい)南岸の本営に孔明が起った。
  • 漢が滅びてのち中国は、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)が覇を争う激動の時代を迎えた。本書は、この三国の抗争に材をとった、波乱万丈の伝奇物語『三国志演義』の完訳である。従来日本では 『三国志』といえば、この『三国志演義』のことを指している。時は後漢王朝も崩壊直前の末期。暗雲全土をおおい、群雄が諸方に起(た)ち、戦機まさに野に満ちる。そのおり、劉備(りゅうび)・関羽(かんう)・張飛(ちょうひ)が世に現われ、三英雄は桃園(とうえん)に会し、兄弟のちぎりを結ぶ。
  • ニューヨークの薄気味の悪い館にすむ元シェイクスピア俳優ドルリー・レーンを探偵役にすえた、クイーンの「悲劇シリーズ」4部作の第一編。株式仲買人がすし詰めの路面電車のなかで、ポケットに忍び込まされた高純度ニコチンを塗った針先に刺されて即死する。そんな芸当は、いったい誰に可能だったのか? 動機は? しらみつぶしの警察の調べによって、共同経営者が浮かび上がるが……緻密な構成、全体の進行を劇の上演に見立てた凝ったつくりで、遊び心も忘れない本格ミステリーの代表作。1932年、バーナビー・ロスという無名の新人名義で発表され、ミステリー界にセンセーションをまきおこした作品としても有名。
  • アキレウスは悲しみと怒りからついに意を決し、アガメムノンと和解して復讐の戦いにのぞむ…ヘクトルを殺せば、自分の死もまぬがれぬという母親の警告もきかず。アキレウスはほとんど単身、トロイア勢に切り込み、ついにヘクトルを殺し、死体を戦車の後ろに結びつけてトロイアの城壁のまわりを何度もまわって辱める。
    アキレウスはパトロクロスのために荘厳な葬儀をおこなうが、ヘクトルの遺骸をトロイア方へ返そうとはしない。ヘクトルの父プリアモスは身代金を積んで息子の遺骸をひきとりに来る。アキレウスは初めて情を動かされ、ヘクトルの遺骸を返し、その葬儀のために11日間の休戦を認める。物語はここで終わるが、むろんその後、アキレウスはトロイアの陥落を見ることなく死ぬ。
  • 三国争闘の状態は、呉の脱落によって蜀・魏決戦の様相をみせはじめる。ともに天下ー統の野望に燃える蜀・孔明、魏・司馬懿(しばい)の両雄が、大軍を擁して五丈原(ごじょうげん)に対決する。だが、知謀のかぎりをつくすなか、稀代の英傑・孔明は、雄図をはたしえずして陣没。五十四歳の生をおえる。司馬は炎(えん)に至って晋を建て、天下統一を実現、さしもの乱世もここに終わりをつげる……。
  • 百将乱れ起つなか、ついに怪傑曹操(そうそう)が、劉備らを制し、天下一統を果たそうとする。だが、江南の雄、孫権(そんけん)がそれを阻み、流亡の将軍劉備(りゅうび)もまた、名将孔明(こうめい)を得て、曹操反撃に転じる。
  • 大長江の「赤壁(せきへき)の戦い」に孫権・劉備の同盟軍に敗れた曹操は、敗亡の身をいったん本拠地の魏にしりぞく。共通の敵を失って、孫権・劉備の角逐(かくちく)が始まる。一方、最後のあがきをつづける王朝一族の死命を制した曹操はふたたび起ち、劉備の蜀をうかがう。両者ゆずらず、孫権の呉と、三国相分かれての修羅場へと世は進展してゆく。
  • 1,980(税込)
    2024/5/27 (月) 配信予定

    意識不明の作家の人気シリーズを完結する依頼が。
    夢のようなオファーだがなぜ私に?

    アメリカで人気No.1の作家が仕掛ける、一気読み必至の衝撃サスペンス!
    新たに「エピローグ」が追加された特別版!

    語られているのは真実か嘘なのか――

    NY、マンハッタンに住むローウェン・アシュリーは売れない作家。仕事でもぱっとしない上に、幼い頃からトラウマを抱え、引っ込み思案で友人もほとんどいない。おまけに末期がんを患う母親の看病で、しばらく家に引きこもっているうちに社会との接点を完全に見失って、家賃滞納で退去勧告まで受けていた。ところが、そんな『崖っぷち』ローウェンに、ある日、驚くようなオファーが舞い込む。
  • 全世界で多くのプレイヤーを魅了するゲーム「LoL」の公式小説が登場

    カマヴォールでは、帝国の騎士による殺戮が繰り返されていた。カリスタはそんな悲劇の国を変えようとしていた。若くナルシストな叔父のヴィエゴが王になったとき、彼女は忠実な軍司令官として、彼の破壊的な野心を抑えこむことを誓う。しかし、ヴィエゴの妻イゾルデが暗殺者の毒刃により不治の病に冒されたことで、彼女の計画は頓挫してしまうのだった。イゾルデの病状が悪化するにつれ、ヴィエゴは狂気と悲しみに堕ち、カマヴォールを引きずり込もうと画策する。カリスタは王国を救うため、王女の救済が得られると噂される、失われた祝福の島を探すのだった。しかし、島は腐敗が進み、復讐に燃える管理人がカリスタを残酷な策略に陥れようとしていた――。
    カリスタ、ヴィエゴ、スレッシュを中心に、シャドウアイル誕生のきっかけとなった事件を描く前日譚。
  • 3,400(税込)
    2024/5/11 (土) 配信予定

    1800年代後半、のちに『吸血鬼ドラキュラ』を生み出すことになる若きブラム・ストーカーは、人気俳優であり劇場経営者でもあったヘンリー・アーヴィングに雇われ、ライシアム劇場の支配人となっていた。仕事に忙殺される慌ただしい毎日だったが、ストーカーの無意識の中で『吸血鬼ドラキュラ』の小説が形をなしていくにつれ、ドラキュラの存在が影絵の芝居(シャドウプレイ)のように現実に影を落とし始める。劇場では、ジョナサン・ハーカーという名前の男が働き、屋根裏にはミナという名の幽霊が出る……。アイリッシュ・ブックアワード受賞。ストーカー、アーヴィング、そして一座に加わった名優エレン・テリー。個性的な三人の人生を、虚実織り交ぜたドラマティックな筆致で描く『吸血鬼ドラキュラ』誕生秘話。
  • 人気「夜ふけに読みたいおとぎ話」シリーズ、アンデルセン童話の第2弾。古典童話の新訳をアーサー・ラッカムの美しい挿絵とともに。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    『桜の園』は「チェーホフ四大劇」の一つである。44歳という若さで、結核で没したチェーホフの最後の作品である。この作品は特に何かが起こるという訳でもなく話が展開する。主人公のラネーフスカヤは現実から逃避して、パリに行き、失意の中で故郷に帰って来る。そこでも、彼女の心の拠り所であった「桜の園」も彼女の経済観念のなさにより喪失してしまう。ところが、彼女はこの喪失により自己反省する訳でもない。ここがチェーホフらしいと言えば、それまでだが、やり切れなさを感じる。この作品は最後の場面が気に掛る。みんなが出て行った後、一人残されてベンチに横たわる老人の心境を思うと胸が詰まる。寂寥感、孤独感は言葉では言い表せない。特に、「桜の園」の桜の木が伐られている音がする中では…。この作品には独特のペーソスが静かな音調として流れ、それが私たち読者の心に読み終えた後でも、桜の木を伐る音のようにいつまでも木霊すのである。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    この作品の原題はA Midsummer Night’s Dream である。「真夏」、即ち、夏至の日。一年中で一番昼が長い6月24日の前夜である。6月は真夏ではないし、クライマックスの結婚式と余興の日は、夏至の日なのか五月祭なのか曖昧であるが、この婚礼の日は、妖精たちに守られて、男女は結ばれ、新しい生命を生み出し、植物も大きく育つ季節である。真夏の「真」を取るべきだという訳者も現れ、『夏の夜の夢』という題になっているものもある。私の作品は折衷案として『(真)夏の夜の夢』としてある。この作品に登場するのは善良な妖精の王と女王であり、悪戯好きの妖精である。筋立ての中心になるのは、妖精の悪戯による2カップルの青年貴族の恋愛沙汰と、職人たちの劇中劇とそのリハーサル中の喜劇的な人物のロバへの変身である。場面の多くは、「魔法の森」で繰り広げられ、とても面白く作劇されていて楽しめる作品である。
  • アメリカの弱体化と、中国の台頭。

    かつて謀略の最前線にいた元「ヒットマン」だから書けた、「米中経済戦争」の裏側を暴く、衝撃のノンフィクション。
    世界的ベストセラーに最新情報を大幅加筆した決定版!

    このまま世界は、中国に支配されてしまうのか――

    なぜ、資源の豊かな多くの国々が、いつまでも貧しいままなのか――。
    本書は、私が長いあいだ感じてきた疑問への理解を助けてくれた。
    本書に書かれていることは、複雑で不快な真実かもしれない。
    だが私たちは、みずからの責任を簡単に放棄してはならないのだ。
    /スティング(ミュージシャン)

    これまでに起こった多くの悲劇、その舞台裏を本書は語っています。
    そして、このような「死の経済」を、「命の経済」に変えるための方法を。
    /オノ・ヨーコ(アーティスト)

    「エコノミック・ヒットマン」とは、表向きはコンサルティング会社など企業の社員として働きながら、実際にはアメリカ資本の手先となって、途上国の指導者たちを罠にはめ、天然資源や巨大利権を強奪する「工作員」のことである。
    相手が、彼らの「非暴力的な手段(利権や賄賂)」に屈しない場合は、「ジャッカル」つまり「本物の殺し屋」たちの出番となる。

    *******

    -ジョン・パーキンス
    John Perkins
    1945年生まれ。かつて、アメリカのエコノミック・ヒットマン(EHM)として暗躍し、発展途上国を舞台に、数々の謀略に関わった。その後、みずからの活動を後悔し、そのような欺瞞と搾取の経済システムを阻止するべく、告発本の執筆を試みるが、脅迫、賄賂、命の危険を感じるような出来事が重なり、何度も筆を折る。しかし、9.11アメリカ同時多発テロをきっかけに、あらためて出版を決意。2004年、ついに本書の初版を刊行した。
    初版は発売後、瞬く間にベストセラーとなり、「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストに73週連続でランクイン。世界38言語に翻訳され、200万部以上を売り上げた。その後は、本書の内容をテーマに世界中で講演活動などを行い、2012年には、歌手のレディ・ガガらとともに「レノン・オノ平和賞」を受賞している。
    本書は、中国問題を中心に、前作から新たに12の章を追加するなど、最新情報を大幅に加筆した「第3版」として、2023年に刊行された。

    -権田敦司
    Atsushi Gonda
    業界新聞記者、消防士を経て翻訳家に。訳書に『図解 教養事典 数学―INSTANT MATHEMATICS』『エレガントな免疫〈上・下〉』(いずれもニュートンプレス)、『シンクロニシティ 科学と非科学の間に』(あさ出版)がある。救急救命士。
  • 詐欺師とスパイは、どこか似ている

    サスペンスの女王パトリシア・ハイスミスと、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ。
    2大巨匠の作品を、キャラクター造形に注目して読み解く本格評論!
    ハイスミス作品屈指の人気キャラクター、田舎紳士に成り上がった詐欺師リプリーと、ル・カレの描く『スマイリー三部作』でイギリス紳士の素顔に仮面を着けて諜報機関に尽くすスマイリー。
    自分を偽り、他人に成りすます、歪んだ世界の行く末は……?

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