『海外文学、時代小説、1円~、0~10冊(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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かつてイングランドを股にかける大強盗として名を馳せていたキット・ウェブ。今はしがないコーヒーハウスの店主として平凡な日々を過ごすキットの元に、ある日、パーシーと名乗る美しい紳士が訪ねてくる。
「仕事を依頼したい」
退屈で物足りないキットの毎日に突如舞い込んだ強盗計画。待ち望んでいたスリルと平和な日常との間で葛藤するキットに、パーシーはあきらめることなく何度も誘惑を繰り返す。逢瀬を重ねるうち、二人は互いに惹かれ始め……。
美しくも奔放な貴族と元強盗のコーヒーハウス店主。別世界を生きていた二人が織り成す、ヒストリカルボーイズラブロマンス。 -
炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。
「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
古内一絵さん大満足
1938年、五月の台湾。
作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。 -
北欧発大型歴史ミステリー、待望の文庫化!
1793年。フランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。スウェーデンにも余波は広がり、前年1792年には国王グスタフ3世が暗殺されている。無意味な戦争と貧困にあえぐ庶民の不満と王制への不信がマグマのように煮えたぎる、混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。遺体の四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。結核に冒されたインテリ法律家と、戦場帰りの荒くれ風紀取締官が殺人事件の謎を追う――。
2018年スウェーデンベストセラー第2位(PB部門)、「このミステリーがすごい!」2020年海外編第8位。貧しく、汚く、腐敗した18世紀の北の都とその中で正義を貫こうとする者たちを、スウェーデン最古の貴族の末裔が大胆かつ繊細に描く、重厚でスリリングで濃密な、大型北欧歴史ミステリー、待望の文庫化。三部作『1794』『1795』も2022年秋、連続刊行。
※この作品は単行本版『1793』として配信されていた作品の文庫本版です。 -
この恋は、地獄につながっている――。
女はなぜ、男のために火付けをし、火あぶりになったのか(「八百屋お七」)。
女はなぜ、道ならぬ恋におぼれ、自ら鉋(かんな)で胸を突いたのか(「樽屋おせん」)。
女はなぜ、ふしだらな下男と駆け落ちし、心を喪ったのか(「お夏清十郎」)。
江戸時代の人々の注目の的になった恋の事件の裏には、
悲しい“まこと”と、優しい“ほら”があった――
心中、駆け落ち、不義密通。
江戸のスキャンダルをまとめた井原西鶴の代表作『好色五人女』を大胆に新解釈した、胸に刺さる悲恋時代小説。 -
生きのびられたのは偶然(チャンス)だった。
ぼくと家族が生きのびたのは、まったくの偶然(チャンス)だった。
『よあけ』や『あめのひ』など、日本でもよく知られる絵本作家、ユリ・シュルヴィッツ。ユダヤ人である彼が第二次世界大戦にまきこまれたのは、まだ4歳の頃でした。ナチスドイツ軍の攻撃のあと、ポーランドを脱出し、家族とともに各地を転々とした日々の生々しい記憶を、豊富なイラストとともに描き出します。 -
ことばに生涯を捧げた女性を描く珠玉の一篇。
「生きるということは、ことばを集めることだ――べつに辞書編纂者でなくても。エズメがそれを教えてくれる」――国語辞典編纂者・飯間浩明
19世紀末の英国。母を亡くした幼いエズメは、『オックスフォード英語大辞典』編纂者の父とともに、編集主幹・マレー博士の自宅敷地内に建てられた写字室に通っている。ことばに魅せられ、編纂者たちが落とした「見出しカード」をこっそりポケットに入れてしまうエズメ。ある日見つけた「ボンドメイド(奴隷娘)」ということばに、マレー家のメイド・リジーを重ね、ほのかな違和感を覚える。この世には辞典に入れてもらえないことばがある――エズメは、リジーに協力してもらい、〈迷子のことば辞典〉と名付けたトランクにカードを集めはじめる。
大英語辞典草創期の19世紀末から女性参政権運動と第一次世界大戦に揺れる20世紀初頭の英国を舞台に、学問の権威に黙殺された庶民の女性たちの言葉を愚直に掬い上げ続けた一人の女性の生涯を描く歴史大河小説。
2021年豪州ベストセラー1位(フィクション部門)、NYタイムズベストセラーリスト入り。「ことば」を愛するすべての人に贈る珠玉の感動作。 -
紀元一八〇年頃から二八〇年の三国時代から千年以上後、明の時代に成立した小説、『三国志演義』。今日まで続く三国志人気の原動力となった、大ベストセラーです。劉備、諸葛亮、関羽、張飛といった英傑達が活躍する、壮大な歴史スペクタクル。しかし、その英傑達の活躍の陰には、実際には優れていたにも関わらず、残念な役割を演じさせられた『三国志演義被害者』が大勢います。多彩な被害者達が、会長・周瑜、副会長・魯粛、ご意見番・曹操と共に、会話形式で、自らの実像に面白おかしく迫ります。まずは上巻。英雄、豪傑、智謀の士。彼らの魂の叫びを聞け!
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超難解「ペスト」が、これ1冊で簡単にわかる!
感染症が街を襲った時、
彼らは何を思い、どう行動したのか――。
押さえておくべき代表的なシーンを、マンガ&あらすじで紹介。
新型コロナ時代、何を考え、行動すべきか――。
フランスのノーベル文学賞作家アルベール・カミュの代表作「ペスト」の解説本。
マンガ、あらすじ、著者の考察の組み合わせで、
ストーリー全体、代表的なシーンを知ることができる。
人間としての自由、行動、選択とは何か。
オランという市でネズミが次々に死に始め、
続いて、原因不明の熱病患者が発生、人々を恐怖に陥れた。
市は閉鎖、解決策はなかなか見つからない中、立ち上がった人々の物語。
感染症との闘いが他人事でない今、70年前の長編小説が読まれている理由がわかる。
■目次
・マンガでつかむ『ペスト』
・『ペスト』登場人物相関図
・『ペスト』原題(La Peste)とは
・ああらすじでつかむ『ペスト』
●各章 あらすじ
1 大量のネズミの死(1章)
2 当事者になれない権力者たち(2章)
3 閉門(2章)
4 「どんな手を使っても脱出する!」ランベールの挑戦(2章)
5 「ペストは神の罰なのです!」パヌルー神父の説教(2章)
他
・解説 易しさの自覚と、自由な選択
■著者 大竹稽
教育者、哲学者。思考塾(横浜市)塾長
1970年愛知県生まれ。愛知県立旭丘高校卒。1989年名古屋大学医学部入学・退学。
1990年慶應義塾大学医学部入学・退学。1991年東京大学理科三類入学・退学。
2007年学習院大学フランス語圏文化学科入学・首席卒業
(フランス語圏文化学学士。論文テーマは、サルトルと自己について)。
2011年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程入学・修士課程修了(学術修士)、
フランス思想を研究。その後、博士後期課程入学、カミュ、サルトル、バタイユら実存の思想家、
バルトやデリダらの構造主義者、そしてモンテーニュやパスカルらのモラリストを研究(その後、中退)。
博士課程退学後は建長寺・妙心寺などの禅僧と共に「お寺での哲学教室」や「お寺での作文教室」を開いている。
専門分野は哲学、教育、禅(哲学と仏教(東西の思想)の融合 共悦・共楽・共生の思想家)。
■イラストレーター 羽鳥まめ
漫画家・イラストレーター。
主に大手学習教材企業の漫画やイラストを手掛ける。専門学校で非常勤講師経験あり
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
何より肝心なのは、己に嘘をつくなということである。
―――ハムレット
野村萬斎さん、推薦!!
すぐれた古典作品でも、
本当に洗練されているものだけが、
時空を超えて存在し続ける。
シェイクスピアが生きた中世も、
今日も、明日も、
『人間の悩みは変わらない。』
●全作品のあらすじをわかりやすく紹介。
●シェイクスピア全作品から、
【人間関係】【恋愛】【転機】【成長したい】【迷い】【後悔しない】
【豊かさとは】【無常を感じたら】といったテーマで名言を抽出。
原文も併記。
●その名言の持つストーリーや、「自分の悩みへの活かし方」に言及。
読んで、覚え、日常生活の中で引用したり、
判断基準としつつ行動したりするための、一生使える頼れる一冊。
現代は、言葉によって振り回され、心が不安定になりやすい時代。
発した言葉は常に評価の対象となり、他者の目を前提として言葉を修正していく・・・
そこに、拠りどころとしての安定感はない。
しかし、誕生から400年を経たシェイクスピア作品には、
時代を越えて脈々と人間が向き合ってきた苦悩・生き方へのメッセージが生きている。
普遍的な価値を持つシェイクスピア全作品から選び抜いた名言集。
何だか行き詰まりを感じたとき、「この世は舞台、人は皆役者だ」
(『お気に召すまま』)などと呟いてみると、
俯瞰してみられるようになり、心が少し軽くなる。
人生の達人・シェイクスピアの、心を元気にする言葉たち。
■目次
Ⅰ.後悔しないために
Ⅱ.生き方に迷ったら
Ⅲ.人間関係に悩んだら
Ⅳ.転機を迎えたら
Ⅴ.成長したいときは
Ⅵ.虚しさにおそわれたら
Ⅶ.豊かさについて考えたら
Ⅷ.恋愛に悩んだら
シェイクスピア全作品あらすじ 推定執筆年代順
■著者 河合祥一郎
東京大学大学院総合文化研究科教授。日本シェイクスピア協会会長(2019-2020)。
東京大学文学部英文科卒。東京大学より博士号、ケンブリッジ大学よりPh.D.取得。
『ハムレットは太っていた! 』(白水社)でサントリー学芸賞受賞。
主著に『シェイクスピア――人生劇場の達人』(中公新書)、『謎解き『ハムレット』』(ちくま学芸文庫)、
『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)、『あらすじで読むシェイクスピア全作品』(祥伝社新書)ほか。
角川文庫よりシェイクスピア新訳、角川つばさ文庫より児童文学新訳を刊行中。Kawai Project主宰として演出も行う。 -
全米を感動で包んだ、大戦下の姉妹の物語!
戦争は内気な姉を勇者に変え、わがままな妹を聖女に変えた。
アメリカ版読書メーター「Goodreads」、2015年ヒストリカル・ノベル第1位!
本文庫発売時におけるアメリカAmazonレビュー数21,500超、★4.8!!
感動のスーパー・ベストセラーが遂に登場します。
第一次大戦に従軍し、心に傷を負った父親は、妻の死後、二人の娘に背を向けた。
姉のヴィアンヌは慰めを求めて十六歳で妊娠、翌年結婚するが流産してしまう。
妹のイザベルは姉にも見捨てられ、寄宿学校に入れられるが、成長とともに反抗的になり学校を転々とする。
やがて第二次大戦が始まり、フランスはドイツに屈服する。ヴィアンヌの住む町にもドイツ軍が侵攻、出征した夫を待つヴィアンヌは、ドイツ軍大尉との同居を強いられる。
一方、寄宿学校を退学させられたイザベルは姉のもとに身を寄せるが、途上ドイツ軍の暴虐を目の当たりにし、怒りに震え、パリのレジスタンス組織を目指す。
娘の命を守るため、屈辱的な仕打ちに耐え続けるヴィアンヌ。イザベルはパリで、暗号名〈ナイチンゲール〉として、連合軍航空兵を国外へ逃亡させる秘密活動を開始する。 -
ローマに凱旋したシーザーを、ローマ市民は歓呼の声で迎える。だが、彼の強大な力に不満をもつキャシアスは、暗殺計画を進め、担ぎ出されたのは、誉れ高きブルータス!
シーザーが帰ってきた! 凱旋する英雄を歓呼の声で迎えるローマ市民たち。だが群衆のなかには、彼の強大な権力に警戒心を抱くキャシアス、フレヴィアスらの姿があった。反感は、暗殺計画の陰謀へとふくらむ。担ぎ出されたのは人徳あるブルータス。そして占い師の不吉な予言……。耳をくすぐる言葉、卑しい媚びへつらいにも動じないシーザーに、死はとつぜん訪れた。息遣いが聞こえる演出家の名訳・第2弾。
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