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『時代小説、聖龍人(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全75件

  • 北町奉行所の名物同心・猫宮冬馬は、他人の気持ちに無頓着な言動を繰り返す風変わりな男。同僚からは煙たがられているものの、その鋭い観察眼と江戸を守る正義感で、幾多の事件を解決に導いていた。
    そんな冬馬を、恋女房の小春は陰に日向にささえているのだが、じつはここには大きな秘密が隠されていた……。
    なんとこの小春、冬馬や奉行所の天敵・大怪盗ねずみ小僧の三代目だったのである。だが小春は盗賊家業に未練はなく、おのれの突出した能力を、愛する夫の事件解決のため、惜しみなく発揮していたのだ。
    誰も予想だにしなかった猫とねずみの敵同士が、江戸を守るために力を合わせる!大好評のシリーズ第三弾!
  • 他人とどこかずれた言動の北町奉行所同心・猫宮冬馬は、同僚や町人にも知られた変わり者。その特殊な能力で、意外にもさまざまな事件を解決していた。
    そんな冬馬の悲願は、大盗賊ねずみ小僧の捕縛。神出鬼没の怪盗に、奉行所は手も足も出せずにいた。
    だがこのねずみ小僧、まるっきりの悪党と思いきや、さにあらず。冬馬が手がけた探索をそれとなく手助けし、解決への道筋を示したりもする。
    それもそのはず、この大怪盗にはある秘密があった。なんと冬馬の恋女房・小春こそが、ねずみ小僧の正体なのだ。
    表向きは仲睦まじい夫婦、そして裏では猫とねずみの敵同士……風変わりなふたりの、江戸を揺るがす活躍やいかに!? シリーズ第二弾!
  • 北町奉行所同心の猫宮冬馬は、他人の気持ちや場の雰囲気を読まぬ言動で、ついまわりから浮いてしまう変わり者。
    そのぶん世間の常識にとらわれず、妙なところで観察が鋭い、ある面では町方同心にぴったりな男であった。
    そんな冬馬には、誰もが羨む恋女房・小春がいた。大恋愛のすえに結ばれたふたりは、意地悪な姑・夏絵の嫌味にも負けず、日々を仲睦まじく暮らしていた。
    だがこの小春、じつは江戸市中を騒がすねずみ小僧の三代目……家伝の秘術を身につけた、大怪盗だったのである!
    果たして、追う者と追われる者、猫とねずみのおしどり夫婦の運命や、いかに!?
    大人気作家が描く純愛捕物帳の新シリーズ、ここに開幕!
  • 名門旗本の早乙女家には、双子の兄弟がいる。文武両道、品行方正なのは弟の右門のほうで、肝心の跡継ぎ、兄の早乙女左門は、まことぐうたらで不真面目な若者であった。
    だがこの男、唯一の趣味である事件の探索にかかわると、途端に才能のきらめきを見せる。
    しかも、これまた天賦の才か、剣を持てば師範代の弟に勝るとも劣らぬ……いや、唯一無二の必殺剣を繰りだす実力者であった。
    真の力を隠した左門は、弟の婚約者である喜多姫へのかすかな思慕を秘めたまま、さまざまな事件を通し、卑劣な人身売買の闇を追及していく。
    そしてその先には、思わぬ別れが待っているのであった……。
    剣と涙の痛快シリーズ・第二弾!
  • 名門旗本の早乙女家には、町で噂となっている双子の兄弟がいた。この兄弟、姿形はそっくりであるものの、中身はまるで違う。
    文武両道賢い弟・右門にくらべ、兄の左門はぼんくらでぐうたら……ふらふらと日々を遊び歩く、まこと不真面目な兄であった。
    しかしてこの左門、真の本性も出来損ないかと問われれば、そうとも言えぬ。剣や頭脳などの秘めし能力は、弟の右門を凌ぐほどの逸材であったのだ。
    弟を思ってか、はたまた生来の面倒くさがりか、左門はおのれの真の実力を隠したまま、今日も岡っ引の真似事をして、さまざまな事件に首をつっこんでいくのだが……。
    剣や恋に大活躍! 愉快痛快の新シリーズ、ここに開幕。
  • 三万五千石稲月藩の若君・千太郎は、じゃじゃ馬姫と名高い田安家ゆかりの由布姫との祝言を前に江戸下屋敷から夜逃げ、骨董目利きの才と剣の腕で江戸の難事件解決に大活躍。そんな折、お忍びで町に出た由布姫と出会って意気投合し、互いに自分の正体を隠したまま、奇想天外な怪事件の謎解きに協合しあううちに……。
  • 骨董商片岡屋に居候しつつ目利きの才を発揮する千太郎は、稲月藩三万五千石の若君の仮の姿。御三卿田安家ゆかりの由布姫との祝言を前に江戸下屋敷から夜逃げ、目利きの才と剣の腕で江戸の難事件解決に大活躍。たまたまお忍びで町に出ていた由布姫と出会って意気投合。そんな折、千太郎と名乗る贋者が目の前に!
  • じゃじゃ馬姫と名高い御三卿・田安家ゆかりの由布姫は、お忍びで江戸の町に出て会った高貴な佇まいの侍・千太郎に一目惚れ。千太郎は実は姫の祝言の相手、稲月藩三万五千石の若殿の仮の姿であった。互いに名乗らぬまま惹かれ合い、千太郎の目利きの才と剣の腕、姫のけなげな助力で、江戸の難事件解決に挑む。大人気シリーズ第5弾!
  • 左和島藩の若さまでありながら、あまたの縁談がことごとくまとまらず、嫁探しのため市井に出てきた源之丞。だがこの男、武家暮らしから解放されたのをいいことに、ご先祖である霧隠才蔵の二代目を気取って、悪を成敗する世直しに勤しんでいた。
    そんな源之丞にも、運命と呼べる出会いが訪れる。相手は居候先の娘、お比美。たがいを憎からず想いあうふたりであったが、そこへ降ってわいたように、お比美への縁談が持ちこまれた。じつはこのお比美も、さる藩の姫君であったのだ。
    降りかかる凶悪事件の探索とともに、姫と若君の恋も思わぬ展開を見せるのだが……。
    大人気シリーズの第八弾! 圧倒的な大団円!
  • 御三卿・田安家ゆかりの由布姫は、お忍びで町に出て会った気品ある侍・千太郎に一目惚れ。千太郎が姫の祝言の相手、稲月藩三万五千石の若殿の仮の姿であることは、まだ知らない。由布姫は一目会いたさに邸を抜け出たが……。千太郎の目利きの才と剣の腕、由布姫のけなげな助力で、江戸の難事件解決に挑む。
  • 骨董商・片倉屋の離れに居候しつつ骨董の目利きをする千太郎は、稲月藩三万五千石の若君の仮の姿。御三卿・田安家ゆかりの由布姫との祝言を前に、江戸下屋敷から逃げ出していたのだ。ふとした縁で知り合った山之宿の岡っ引き・弥市親分とともに、骨董がらみの江戸の難事件解決に、謎解きの才と剣の腕を振るう。
  • 下総三万五千石稲月藩の若君・千太郎は御三卿・田安家ゆかりの由布姫との祝言までの日々を気ままに楽しむべく、江戸下屋敷から夜逃げした。その夜、浅草奥山で知り合った骨董商・片倉屋の離れに居候することになった千太郎は、骨董目利きの才と剣の腕で、山之宿の弥市親分を助けて江戸の難事件解決に挑む。
  • 大川で水難事故を起こした呉服屋の若旦那・文太郎は、捜査の手から逃れるべく、西国への逃亡をはかる。
    だが、その船旅の途中、ふとしたことから身元が割れ、思わず海中へ飛びこんでしまう……。
    そしてしばらくののち、江戸近辺に逃亡中の文太郎が姿を現わす。しかしその言動や身体能力などは、別人のごとく変わっており、おのれを、瀬戸内の海賊・藤原純友と名乗るのであった。
    訪れた先々で傍若無人に暴れまわり、悪逆のかぎりを尽くす純友は、やがて、運命の女ともいえるある芸者と出会うのだが……。
    人智を超えた強大な悪党に、忍びの秘術を極めた若さま・桐山源之丞とその仲間たちが挑む!大人気シリーズの第七弾!
  • れっきとした大名の跡継ぎでありながら、忍びの秘術を会得して、夜な夜な町の治安を守る謎の忍者侍・桐山源之丞。
    同じく身分を隠し市井にくだってきた姫さまのお比美と、互いに想いあう仲になったものの、ふたりの性格ゆえか、いっこうに縁談話は進まない。
    そんななか、目明かしの晋助から奇妙な事件が持ちこまれる。河原にあがった亡骸は、あたかも獣に噛み殺されたかのような、無残な状態であったという。
    いっぽう、武者修行中のお栄は、同行者の義京の異変に気づく。江戸に戻って源之丞の助けを借りようとしたのだが、そこに立ちはだかったのは、人間離れした謎の刺客集団であった。
    呪いの一族の永きにわたる戦いとは…!? シリーズ第六弾!
  • ついに、互いへの想いを確認しあった源之丞とお比美。とはいえ、ふたりは大名家の子息という、いわば雲上人。気軽に祝言をあげるなどもってのほかで、いくつも難題は残されていた。
    一方、武者修行に出たお栄こと栄姫は、なんの因果か、凄腕の刺客である義京とともに旅を続けることに。八王子にいたったふたりは、ひょんなことから商家の誘拐事件にかかわっていく。
    そしてすべての糸をつなげるのは、はぐれ柳生の里から逃げてきた女、お関。
    風魔への復讐とおのれの生存のため、荒くれ者の加四郎を引きこんだお関は、行く先々で殺しもいとわぬ非道なおこないを繰り返し、地獄の悪鬼として恐れられていく。シリーズ第五弾!
  • 見合い相手に断られ続け、嫁探しのため町に出てきた佐和島藩の若さま、源之丞。
    だが嫁を探すどころか、秘伝の忍術と得意の剣で霧隠才蔵の生まれ変わりとなり、戦いに明け暮れる日々である。
    しかもようやくのこと見つけた恋の相手、お比美には、なんとも厄介な事情があるようで、源之丞の恋にはいくつもの難題が待ち構えていた。
    そんな源之丞に業を煮やした父親・桐山出羽守は、息子にある縁談をもってくる。
    じゃじゃ馬として有名な相手方の姫であれば、風変わりな息子にぴったりだと思ったのだが、なんとその姫も屋敷を抜け出し、江戸市井にかくれてしまったという……。
    風雲急を告げる男女の恋模様と、はぐれ柳生の大乱戦。人気シリーズの第四弾!
  • 船宿に居候する謎の浪人、幸四郎。
    なにをするでもなく毎日を遊び暮らしているものの、ときに難事件をあざやかに解決するという、まこと不思議な男である。
    とぼけた顔とは裏腹に頭脳は明晰、しかも剣の腕前は達人級。それもそのはず、じつはこの幸四郎、さる藩の大名……つまりは、本物のお殿さまなのであった。
    大名の生活を嫌がり、市井にくだってきた幸四郎のもとに、いつしか浜吉やおりん、六助、貫太郎といった大切な仲間たちが加わり、そして秘密めいた凄腕の同心もかかわりはじめる……!
    大人気シリーズ『殿さま浪人 幸四郎』の初期作品群を再編成、書下ろし新作一編を加えた決定版・第二弾!
  • 置屋の用心棒である源之丞は、嫁探しのために身分を隠して市井にくだってきた、左和島藩の若さま。
    だが、肝心の目的はどこへやら、ひそかに身につけた忍術と剣の腕前を武器に、霧隠才蔵を名のって物騒な事件に首を突っこみ、闇夜を駆けまわる始末。
    そんな源之丞にも、じつのところ気になる娘はいた。居候先の置屋の娘、お比美である。
    だがこのお比美にも、下野古川藩の姫という裏の顔があり、しかもなにやら命を狙われている様子。
    こんなややこしい状況のなか、風魔の残党……果ては柳生一族までもがかかわってきて、ますますと騒ぎは大きくなるばかり。
    はたして、源之丞とお比美の恋の行方やいかに? 人気シリーズ第三弾!
  • 女掏摸おりんと子分の六助の前に現れた、とぼけた顔の侍──。
    みずからを幸四郎と名乗るその武士は、これまた怪しげなお供の浜吉を引き連れ、江戸の市井をものめずらしげに見まわしていた。
    じつはこの幸四郎、さる藩の大名……つまりは正真正銘、本物のお殿さまであった。退屈な大名暮らしに飽きた幸四郎は、身代わりに双子の弟を立て、身分を隠し市井にくだってきたのである。
    気楽な浪人暮らしを楽しもうとしていた幸四郎であったが、ふとしたことから難事件をあざやかに解決し、やがてさまざまな謎にかかわってゆく……。
    大人気シリーズ『殿さま浪人 幸四郎』の一巻〜三巻の各編を再編成、書下ろし新作一編を加えた決定版・第一弾!
  • 置屋の用心棒をつとめながらも、ぶらぶらと暇そうにしている若侍。一見ただの浪人のようにも見えるが、じつは佐和島藩の次期当主・桐山源之丞という若さま、しかも、幼きころから開かずの間に出入りし、霧隠才蔵の忍術を会得した凄腕の達人であった。そんな源之丞であるが、なぜか女にもてぬ。これではまずいと身分を隠し、嫁を探すため市井にくだったものの、なんの因果か二代目・霧隠才蔵としてさまざまな事件にかかわることに。しかも、恋に堕ちた居候先の娘・お比美には、なにやら秘密がある様子。やがて源之丞は、風魔一族と幕府をめぐる影の戦いに巻きこまれるのであるが……。痛快時代活劇の人気シリーズ、第二弾!
  • 大川橋にたたずむ妙な侍……彼こそ、佐和島藩・桐山家の跡取りである桐山源之丞。市井に下った正真正銘の若殿様である。 この源之丞、とにかく縁談がまとまらぬ。このままでは安心して隠居できぬと考えた父の桐山重久は、息子を町にくだらせ、よき女子を連れてくるように、と厳命する。 そんななか、居候先の娘・お比美が正体不明の敵に狙われ、源之丞は、謎の姫や忍び同士の争いに巻きこまれていく。いかにも物騒な話ではあるが、この源之丞、とてつもなく強い。それもそのはず、幼きころ、開かずの間に隠された霧隠才蔵の巻物を盗み見て、秘伝の術を身につけていたのであった! 期待の新シリーズ開幕!
  • 市井のさまざまな事件を解決に導いてきた、謎の娘・あおいと、そのお付きの侍・片森兵庫。だがこのふたり、最近では、とんと江戸に姿を見せぬ。それもそのはず、このふたりこそ、現将軍・徳川家重と、その腹心の臣下の大岡兵庫であった。吉宗の娘に生まれつつも、女であることを隠して将軍となった家重は、その鬱憤を晴らすため、町の暮らしを楽しんでいたのだが、そんな家重を追い落とすべしと、なにやら京の貴族が動き出した。危険を避けようと、江戸城に籠っていた家重は、ついにあおいとして、最後の決戦に挑む!『ぼんくら同心と徳川の姫』を継ぐ痛快シリーズ、大団円の第三弾!
  • ふらりと江戸にあらわれて米問屋に居候し、市井の暮らしを謳歌する謎の娘と深編笠の侍――。なにを隠そうこのふたりこそ、現将軍・徳川家重とその腹心の部下で、切れ者として知られる大岡兵庫であった。だが、将軍であるはずの、このあおいと名乗る娘、どこからどう見ても女性……。じつは徳川家重、女であることをひた隠し、天下を治めているというまこと数奇な上様なのである。あおいと兵庫は、南町奉行所同心・弓川心十郎とともに、町場のさまざまな事件にかかわっていくのだが……。『ぼんくら同心と徳川の姫』を継ぐ、痛快時代シリーズ¥第二弾!
  • 春の江戸に突如としてあらわれた、謎の娘と深編笠の侍――。怪しげなふたりに難癖をつけ、素性を探ろうとする御用聞きの千八であったが、ぬらりくらりと相手にされぬ。それどころか、その場のなりゆきで、事件の探索をともにすることになってしまった。南町奉行所同心・弓川心十郎をくわえ、奇妙な仲間となった四人であったが、この謎の男女こそ、町にくだった男装の女将軍・徳川家重と、幕府一の権力者である側用人・大岡兵庫であった。ひとりの娘として江戸の町を謳歌するあおいと、茫洋としながらも切れ者のお目付役・兵庫が、身分を隠して悪党を成敗する!『ぼんくら同心と徳川の姫』を引き継ぐ、痛快時代の新シリーズ!
  • 冴えない中年同心の末広喜十郎が恋に落ちた相手は、なんと八代将軍・徳川吉宗の娘である松恵姫。成就できぬ仲とわかっていても、どうしても諦めきれない恋に、深く懊悩する喜十郎であった。一方、松恵姫も、魅力あふれる若殿との婚姻が決まりながら、ふとした瞬間、心に浮かんでくるのは、愛しき喜十郎の顔。周囲から『ぼんくら』と揶揄され、馬鹿にされてきた喜十郎の真の姿を、松恵姫だけは、いちはやく見抜いていたのである。吉宗の遺産をめぐる騒動で、姫を守るべく奔走する喜十郎。だがそんななか、すべてを解決する奇跡の一手を思いつくのだが……。同心と姫の波乱万丈の恋を描く大人気シリーズ、ついに完結!
  • 北町奉行所の例繰方同心である末広喜十郎は、妻に先立たれ、ひとり娘を育てる冴えない中年男。まわりから「ぼんくら」と侮られつつも、定町廻り同心や腕利きの目明かしが、事件捜査でひそかに頼りにするほど、頭脳明晰な傑物である。そんな喜十郎の本質に気づいたお松は、いつしか心を奪われてしまう。だがお松の正体は、市井に下った徳川吉宗の娘であった。身分違いの恋に悩み、別れを選んだお松であったが、思わぬ再会を果たしてしまい、そのうえ、愛しい喜十郎の横には、もうひとりの娘の姿があった……。我を忘れたお松が、衝動に駆られてとった行動とは!?いよいよ物語も大詰めの、大人気シリーズ・第八弾!
  • 凶賊捕縛の大捕り物で、同心・坂巻慶之進は、賊の頭目が放った捨て身の一撃により非業の死を遂げてしまう。残された妻・お幸は、ひとり息子の辰之助とともに、市ヶ谷の屋敷へと移り住んだ。慶之進の死から五年が過ぎ、天保三年、夏―。武芸道場月心館で、辰之助の学友、新一郎の行方がわからなくなった。心配する辰之助をよそに、あまりにも冷淡な態度をとる新一郎の母親。話を聞いたお幸は、新一郎の消息を知るため、ある策を講じる。秘めた親子の情が結んだ、意外な結末とは?市井に巻き起こる様々な事件を、鮮やかに解決していくお幸の活躍。夫の親友、北町同心・麻生源史郎との間に芽生えるほのかな恋慕に、お幸の女心が揺れ動く。
  • 将軍・徳川吉宗直々の命により動く、影の隠密組織「十二支組」。さまざまな能力を持つ隠密たちが集うなかで、祝辰之介は、一番の腕利きとして知られていた。ある日、商家が賊に襲われ、主の孫・真吉が誘拐されてしまう。賊の呼び名は「暗闇団」。金品ではなく子どもを拐かし、身代金を狙う、特殊な盗賊集団であった。事態を重くみた町奉行・大岡越前は、暗闇団の撲滅を目指し、辰之介に探索の命を出す。そして、暗闇団の四人の幹部・四天王も、それぞれの思惑を秘め、江戸の闇に蠢きだした。十二支組と四天王の激闘が続くなか、辰之介が最後に暴き出す驚愕の真実とは…。
  • 馴染みの居酒屋『ひさご』でひとり飯を食べる、末広喜十郎。北町奉行所の例繰方同心でありながら、同僚からは『ぼんくら』などと揶揄される冴えない男だ。だがこの喜十郎、見かけとは違い、難事件を鮮やかに解決するという、意外な才をもちあわせていた。そんな喜十郎に惚れてしまったのが、ひさごの女中として市井に下ってきた、徳川の姫・お松。たがいに惹かれあうふたりであったが、紆余曲折を経て、別々の道を進んでしまう。そしていまや、奥州の若殿の許婚となったお松であるが、ふとした瞬間に思いだされるのは、喜十郎の顔ばかりであった……。同心と姫の運命の恋路を描く、大人気シリーズ。待望の第七弾!
  • ぎょろりと動く大きな黒目。ぞんざいで伝法な口ぶり。武士の面目など気にもせず、昼間から馴染みの飯屋で酔いどれる鷹井十郎は、北町奉行所の定町廻り同心。上役に挨拶もせず、同僚ともつるまない奇態ぶりから、『はぐれ鷹』と揶揄されているが、凶賊かげろうを追うことを使命とし、亡き友の妻を思いやる一面もあった。ある日、十郎は、与力から新入り同心である佐分利進吾の教育を命じられる。単独行動に慣れた十郎と御役目に気張る進吾は、ことごとく反発しあうのだが…。秘めた恋に揺れながらも、様々な事件を解決していく十郎に、謎の刺客が襲いかかる。十郎の大刀が闇に閃き、霞の剣が悪を斬る。
  • 今日もまた一膳飯屋でひとりため息をつく、北町奉行所・例繰方同心の末広喜十郎。妻を亡くしてから、色恋などとは無縁だったはずの中年男が、なんと若い娘に恋をしてしまった。一方、そのお相手の娘・お松は、喜十郎たちの前から姿を消して、こちらもひとり思い悩んでいた。このお松、じつは徳川吉宗の実子であり、葵の血をひく一橋家のお姫さまなのである。お松の憂いの原因は、突如ふってわいた縁談話。裏には、幕府と大藩、それぞれの思惑があった。己の身分ゆえしかたない、と頭ではわかっているお松であったが、心のなかは、喜十郎への思慕と未練で満ちていた……。ますます先が気になる、シリーズ第三弾。
  • 北町奉行所の例繰方同心・末広喜十郎は、本好きの目立たぬ男。亡き妻とのあいだに生まれたひとり娘は可愛がっているものの、他人とかかわろうとしない、変わり者であった。平凡な生活を送っていた喜十郎が、いきつけの一膳飯屋『ひさご』で、女中のお松に出逢ったことから、人生が一変する。ただの女中とは思えぬお松は、なにを隠そう、徳川吉宗を実父にもつ、正真正銘のお姫さまであった。葵の姫さまと平凡な中年同心が出逢い、さまざまな事件をとおして、ふたりのあいだには、淡い憧れと恋心が芽生えるのだが……。賊の凶刃に襲われた喜十郎、復活なるか?シリーズ第二弾。
  • 人を寄せつけず、書物のみを心の友として暮らす北町奉行所の同心・末広喜十郎。まわりからは『ぼんくら』などと呼ばれ、変人あつかいであるが、こと事件の探索では思わぬ活躍を見せる。そんな喜十郎が一世一代の恋に落ちてしまったのが、一膳飯屋の女中・お松。ところがこのお松という娘、まことの素性は前将軍・徳川吉宗の実子であり、一橋家の姫さま。しかもいまのお松は、正体不明の敵に命を狙われている身で、とてものこと、喜十郎の好意に応えられる状況ではなかった……。愛する気持ちゆえ、みずから身を引こうとするお松の前に、魅力あふれる某藩の若さまが現れるのだが……。まさかの展開が見逃せない、人気シリーズ第五弾。
  • 北町奉行所・例繰方同心の末広喜十郎は、人付き合いが苦手で本好きないっぷう変わった男。他の同僚からは『ぼんくら』などと揶揄される始末だが、難事件の探索では意外な冴えを見せることも。そんな喜十郎が、一膳飯屋で働くお松という娘に恋をする。喜十郎の好意に対して、素直に応えたいお松であったが、この若い娘には、とんでもない秘密が隠されていた。前将軍・徳川吉宗の子であり、御三卿一橋家の姫――それが、お松がひた隠しにする本当の身分なのであった。そんなお松が、ある日、謎の刺客たちに命を狙われる。負った傷の療養と、敵の真の正体を探るため、お松一行は神奈川宿へと旅に出るのだが……。大人気シリーズの第四弾。
  • 北町奉行所の例繰方同心・末広喜十郎と、徳川吉宗の血を引く葵の姫・お松。ふたりはたがいを想い合いながらも、それぞれの思惑からべつべつの道を歩むことを決意した。奥州の若さま・室川陸奥守雅治との婚儀の準備が進むなか、なおも揺れ惑うお松の前に現れたのは、雅治の幼馴染みと名乗る不思議な姫。しかもどうもこの姫は、自分こそが雅治の許嫁だと、勝手に思い込んでいるようなのだ。一方、失意のまま、仕事に精を出す喜十郎であったが、その姿を見て、ある意外な女性が心を揺れ動かされていた……。新たな人物の登場で、ますます目が離せないシリーズ・第六弾。
  • 北町奉行所の同心・末広喜十郎は、例繰方に勤める人嫌いの偏屈な男。妻に先立たれ、娘とふたり、ひっそりと暮らしている。そんな喜十郎のいきつけの一膳飯屋『ひさご』で、ある日、若い美貌の女中・お松が働きだした。けったいなお供の三蔵を引き連れ、とてもただの女中とは思えぬ娘であったが、それもそのはず、このお松こそ、徳川吉宗を父にもつ、正真正銘、将軍のお姫さまであった。市井の暮らしを知りたいと、お忍びで出てきたお松であったが、目立たぬ風貌に隠された喜十郎の、優れた知性と探索力に、乙女心が揺れはじめて……。人気作家の新境地・待望の新シリーズ開幕!!
  • 根岸の屋敷に住まう謎の浪人、青葉山幸四郎。あくせくと働くこともせず、ぐうたらと日々を遊び暮らす自堕落な侍だが、この男の正体は、身分を隠して市井にくだった、さる藩の大名であった。ではこの幸四郎、寝て過ごしてばかりかというと、そうでもない。親しい岡っ引きの六助や、同心の朝比奈、はたまた変わり者の目明かし・完治などから相談を受け、世間を騒がすさまざまな難事件を解決に導いているのであった。そんな幸四郎が出くわしたのが、男女ふた組のあいだで起きた不可解な事故。一見、仲むつまじげに思える若者たちだが、その奥底には、危険な悪意とよこしまな企てを秘めていた……。
  • 悪党どもには手加減なし!捕り物騒ぎに隠された卑劣なたくらみを、見事打ち破った謎の浪人・青葉山幸四郎。さる藩の大名が、退屈な武家暮らしに飽きて、浪人になりかわった仮の姿である。そんな幸四郎が、捕り物の途中で、腰を痛めてしまった。むしろこれはよい機会と、従妹の三佳姫や御用聞きの六助を引き連れ、箱根へと湯治の旅に出かけたまではよかったものの、そこでも不可解な殺人事件に巻き込まれてしまう……。振りかかる火の粉を涼しげな顔でさらりと払う、一風変わったお殿さまが、さまざまな事件の裏側に、正義の光をあてる!
  • 不可解な事件や厄介な揉め事に、ひょいと首をつっこみ、まわりを振りまわしながらも、見事解決する謎の浪人、青葉山幸四郎。その正体は、さる藩の大名……本物のお殿さまであった。大名暮らしに飽いて市井に下った幸四郎は、その持ち前の推理力と剣の腕で、さまざまな事件をあざやかに裁いていく。そんな幸四郎のもとに、ある日、若い女が近づいてきた。お袖と名乗ったその娘の父親は、ある夜、正体不明の大男に脅され、みずから命を絶ってしまったのだという。大男はなおもお袖を脅迫し、父親が隠したという財宝を要求してきたのだが……。運命に翻弄され、父の過去に怯える哀れな娘を、幸四郎はいかに助けるのか?
  • 仙台藩のもと隠密、矢車真之介は、矢場の用心棒や釣り堀の番人をしながら日々を遊び暮らすぐうたら浪人。だが、その鋭い知性と幾多の修羅場をくぐりぬけた柳生心眼流の秘剣で、さまざまな難事件やもめ事を、見事解決に導いていた。そんななか、金で悪党を始末し、庶民の怨みを晴らすという怨助屋なる殺し屋が現れ、江戸市井を騒がせる。やくざの友七や岡っ引きの助蔵が持ち込む難題にかかわるうちに、真之介は一連の騒動の裏に隠された悪辣な奸計を嗅ぎつけた! 巻末には、若き日の真之介が、もうひとつの代表作・あの『殿さま』と夢の競演を果たす書下ろし『外伝 殿さまと真之介』も収録。
  • どこかとぼけた顔をした謎の侍、幸四郎。日々を遊び暮らし、自らを「殿さま浪人」などと称して、まこと自堕落な生活を送る不思議な男。かと思えば、ときどきふいっと姿をくらまし、周囲の者は呆れるばかり。しかしその正体は、れきとした藩の大名……つまりは正真正銘、本物のお殿さまなのである。この幸四郎、大名のくせに市井に興味を持ち、その明晰な頭脳とあざやかな剣さばきで、町方がもてあます難事件を次々に解決していく。お供の浜吉、許婚の千佳姫、掏摸のおりんに六助、そして岡っ引きの貫太郎……いつもの仲間のほかに、恨みを晴らす謎の殺し人までもが加わり、幸四郎の謎解きはますます冴えを見せる
  • 横川の流れを見下ろす船宿に居候する、ぼんやり顔の侍──幸四郎は、昼間から酒を飲み、だらだらと日々を遊び暮らす謎の浪人。働こうとはしないものの、金に困っているようには見えず、気品漂う身なりも立派。しかも剣の腕が立ち、明晰な頭脳を持っていた。じつはこの幸四郎、ある藩の大名、つまりはれっきとしたお殿さまなのである。己の正体を隠し、庶民の暮らしを楽しむ幸四郎であったが、その非凡な才に気づいた目明かしの貫太郎や掏摸のおりんに、市井で起きたさまざまな難事件の探索を頼まれてしまう。お供の浜吉や許嫁の千佳姫とともに、幸四郎は、奇想天外な策と目にもとまらぬ剣さばきで、庶民を泣かす悪党どもを退治していく!
  • 浅草の雑踏のなか、女掏摸のおりんと手下の六助は、高級そうな着物を身につけ、ぼんやりと物珍しそうに町並みを眺めている侍に目をつけた。さっそく懐を狙ったおりんたちであったが、じつはこの侍にはとんでもない秘密が隠されていた。 自らを幸四郎と名乗るこの男、茫洋としているが、どこかに品を感じさせる人物であった。しかしてその正体は、小さいながらもある藩の藩主、つまりはれきとした大名だったのである。 江戸の市井に興味を持ち、身分を隠して町民暮らしを楽しむ幸四郎であったが、岡っ引きの貫太郎のたっての頼みで、さまざまな事件の探索に乗り出していく……
  • 船宿に居候する謎の浪人、幸四郎。どこかとぼけた風貌とは裏腹に、剣をとれば天下無双の遣い手。しかも、岡っ引きの貫太郎が持ち込む難事件を、奇想天外な策で次々に解決していく、風変わりなお侍であった。しかしてこの幸四郎、実はある藩の大名……武家暮らしに嫌気がさし市井に降りた、本物のお殿さまだったのである。ある日のこと、浅草の奥山をぶらぶらしていた幸四郎は、ひょんなことから得体の知れぬ浪人と出会う。凡太郎と名乗るこの男、勝負をして幸四郎が勝てば、なんと己を差し出すというのだが……。奇っ怪な浪人の謎、事件の鍵を握るまぼろしの女、母を亡くした子どもの不思議な能力……。
  • どこからともなく現れ、難事件をさっそうと解決する謎の浪人、青葉山幸四郎。とぼけた顔と言動で、まわりを呆れさせながらも、ときおり見せる推理力と剣の腕には、舌を巻くばかり。そんな謎多き幸四郎であるが、その正体はなんとさる藩の大名。……つまりは、正真正銘のお殿さまであった。窮屈な武家を飛び出した幸四郎は、武家娘の三佳や岡っ引きの六助、同心の朝比奈などとともに、さまざまな謎にかかわっていく。ある日、幸四郎はぶらりと訪れた品川で、悪人たちの抜け荷騒動に巻き込まれる。素性や目的を隠したくせ者どもが、騙し騙され右往左往する中、はたして幸四郎はどう裁きをつけるのか?
  • 不忍池の出会い茶屋に入りびたる自堕落な侍──祝辰之介は、遊び人風の見かけとはことなり、隠密組織「十二支組」の一員である。十二支組は、将軍・吉宗直々の命によって動き、属する隠密たちには、ひとりひとりに干支の呼び名が与えられていた。数年前、ある商家が賊に襲われ、金品とともに、書き付けが盗まれる。探索を恐れた賊はそのまま行方をくらましたものの、その書き付けこそが、次期将軍候補の鍵となる重要な証「三日月」であった。賊がふたたび江戸に現れたという噂を聞きつけ、さっそく十二支組が動き出す。しかし一方で、先の政争に敗れた「尾張の虎」こと守屋甚八郎も、三日月奪還の機会を、虎視眈々と狙っていた……
  • 東両国の屋敷に住む謎の浪人、徳山幻四郎は何を隠そう盗賊一味の頭。しかも、正義のために盗みを働くという、まこと奇っ怪な男である。仲間の格右衛門、助五郎とともに、町中のさまざまな騒動に首を突っ込んでは、盗みと共に解決していく。だが、この幻四郎、実は笹島藩の若さまで、実父は十一代将軍の徳川家斉。つまりは、将軍家のご落胤であった。ある日、幻四郎のもとに舞い込んだのは、部下である助五郎の色恋話。相手はなんと女盗賊で、幻四郎たちの心配をよそに、助五郎はどんどんと深みにはまっていく。しかしその裏には、哀れな女の一途な思いが秘められていたのだが……。読めばわかる痛快活劇!
  • 船宿に居候し、日々をだらりと過ごす謎の浪人、幸四郎。身なりこそ立派なものの、特に働きもせずに遊び暮らす、まことうらやましいお侍である。だがこの幸四郎、実はさる藩の大名であり、本物のお殿さま。退屈な藩主暮らしを嫌い、江戸の市井に下った、変わり者なのであった。この幸四郎がゆくところ、さまざまな騒動が巻き起こり、お供の浜吉や岡っ引きの貫太郎、そして許嫁・千佳姫の助けを借り、難事件をあざやかに解決していく。しかし近頃、幸四郎の様子がちとおかしい。なにやら、秘密を隠しているようなのだが……。大人気シリーズが重大な転換点を迎える、記念碑的・必見の一冊。
  • 毎日をぐうたらと遊び暮らす矢車真之介は、釣り堀の番人や矢場の用心棒をしながらも、市井のさまざまな難事件を解き明かす江戸の名物男。もと隠密の腕を活かし、秘められた知力と、柳生心眼流の必殺剣で、庶民を泣かす悪党どもを成敗してきた。天保三年、初春……江戸に義賊が出没し、市中は大騒ぎとなる。紫頭巾と名づけられたその賊は、盗んだ金を貧乏長屋にばらまき、庶民からはやんやの喝采。いっこうに進まぬ探索に困りはてた目明かしの助蔵は、真之介に力を借りようとするが、紫頭巾に続き、紅頭巾、はては白頭巾までもがあらわれ、まさかの頭巾対決に!痛快娯楽の傑作シリーズ。書き下ろし短編もありのお得な新装版!
  • 昼間から酒を飲み、釣れぬ釣り堀の番をしながら、日々を遊び暮らす──仙台伊達藩の裏隠密という血なまぐさい過去を捨て、新しい人生を手に入れた矢車真之介。殺しや策謀、裏切り……殺伐とした世界から足を洗ったつもりであったが、やくざの友七や岡っ引き助蔵の手によって、様々な難事件に巻き込まれてしまう。天保四年、夏の江戸。矢場・火的屋に顔を出した真之介は、男女がいい争う場面に遭遇する。仲裁しようとした真之介の胸に、いきなり飛び込んできた女──捨てたはずの過去を知る、真之介の古い馴染みであった……。嫉妬の炎に身を焦がす火的屋の女将・お紺を巻き込み、男女の恋情が思いもよらぬ大事件を呼び込んだ!
  • 根岸の屋敷に住まう謎の浪人、青葉山幸四郎。のほほんとした顔つきとは裏腹に、事件の探索では鋭い冴えを見せる不思議な人物。いかにもただ者でない雰囲気を醸し出しているが、それもそのはず、この幸四郎、じつはさる藩の大名であった。藩主暮らしに飽いた幸四郎は、武家娘の三佳や岡っ引きの六助、定町廻りの朝比奈など、ひと筋縄ではいかぬ面々を手下のように使いこなし、さまざまな難事件を紐解いていく。そんな幸四郎、悪人どもにはめっぽう強いが、女子どもにはちと弱い。武士たちに囲まれた娘ふたりを助けだしたはいいものの、その娘たちには、ある事情があって……。シリーズ待望の新刊!
  • 東両国の釣り堀で日がな一日、糸を垂れる矢車真之介は、まわりから「若さま」と呼ばれる昼行灯の侍。矢場の女主人・お紺や、浅草を仕切るやくざの友七、連雀町の目明かし助蔵などに囲まれ、のどかな暮らしを謳歌していたが、持ち込まれる様々な事件が、真之介を危険な探索へと駆り立てていく。千住宿で起こる真之介の偽者騒ぎ、天眼通を使う修験者の失踪、芝居小屋の座主殺し、そして襲いくる謎の刺客……。頻発する騒動の裏には、もと伊達藩隠密である真之介の過去が関係していたのだが……。頭が切れて腕も立つ、風変わりな凄腕侍の活躍やいかに!?書き下ろし「外伝 ゆうがお」を収録した、超人気シリーズ新装版
  • 姓は青葉山、名は幸四郎……そんなへんてこな名を自称し、根岸の屋敷でだらだらとした暮らしを送る、風変わりな浪人、幸四郎。働いているようにも見えないが、さりとて、日々の生活に困っているようにも思えない。なによりこの幸四郎、知り合いの岡っ引きや同心から難事件の探索を頼まれては、みごと解決。しかも、振るう剣の腕前は天下一品という、まこと不思議なお侍である。じつはこの男、さる藩の大名であり、正真正銘のお殿さま。退屈な大名暮らしを嫌い、市井にくだった幸四郎を待ち受けるのは、なんとも摩訶不思議な事件の数々であった……。復活からますます好調の、殿さま活劇大人気シリーズ最新作!
  • 船宿に居候する幸四郎は、ふらりふらりと毎日を遊び暮らす謎の浪人。高級な着物に旨い酒、浜吉なる得体の知れぬお供まで引き連れ、まこと奇っ怪な人物である。だが、この幸四郎の正体は、ある藩の大名──武家暮らしに嫌気がさし、市井にくだった本物のお殿さまであった。許婚の千佳姫や、腕っこきの目明かし・貫太郎の協力を得て、幸四郎はさまざまな難事件を解決していくのだが……。今回、その貫太郎の様子が、どこかおかしい。ぼんやりしては、思いつめたようにため息ばかり……。泣く子も黙る親分の、思いがけぬ純情と熱意に、さすがの殿さまもたじたじに!
  • 文政十二年、秋──江戸にふらりと現れた、矢車真之介と名乗る謎の浪人……とぼけた風貌と人を食った言動の不思議な侍であるが、実はこの真之介、凄腕で知られる仙台藩の元隠密であった。暗殺、裏切りも辞さぬ殺伐とした隠密業に嫌気がさした真之介は、火的屋の女主人・お紺や生真面目なやくざの友七と出会い、釣り堀の番人として平穏な暮らしを手に入れる。だが、持ち前の好奇心と正義感がわざわいし、薄幸の少女・お栄や謎の賞金稼ぎを巻き込み、お紺の亡夫・庄右衛門に秘められたお宝の秘密を探ることになるのだが……。描き下ろし「外伝 待つおんな」を収録した、超人気シリーズ新装版!
  • 岡っ引きの完治が目をつけたのは、なにやら怪しげな侍……。みずからを幸四郎と名乗り、浪人の身なりとは裏腹に、のほほんとした顔には、どこか高貴な雰囲気すら漂わせている。この幸四郎、じつはさる藩の主で、まごうことなき本物のお殿さま。退屈な大名暮らしを嫌い、風変わりな事件の謎解きがなにより好きという、まこと変わった人物である。参勤交代により、やむなく国許に帰っていた幸四郎であったが、思い出すのは江戸市井での騒がしくも楽しい日々……。二年の月日が経ち、待ってましたとばかりに、幸四郎が江戸に舞い戻った!あの大人気シリーズが、よそおいも新たにふたたび開幕!
  • 東両国の外れにある古びた隠れ家。そこに住まうのは謎の浪人、徳山幻四郎。正体不明で毎日をふらりふらりと浮き草のように暮らしているが、じつはこの男、盗賊団の頭であり、笹島藩二万三千石の若さま。しかも、実父が十一代将軍・徳川家斉という、やんごとなき若侍であった。だがこの幻四郎、盗人といえど私利私欲のためにあらず。なんと正義のために盗みを働くという、風変わりな男である。各右衛門、助五郎、そして隠密の佐保といった凄腕とともに、市井のさまざまな事件を解決に導いていく。誰もが読みたかった時代ファン必読の、どこか懐かしくて新しい痛快時代小説!好評の第三弾。
  • 毎日をふらふらと遊び暮らす正体不明の浪人、幸四郎。茫洋としたぼんやり侍ではあるものの、その剣の腕前は天下一品。そのうえ、難事件をあざやかに解決する、まことに不思議な侍であった。じつはこの幸四郎、退屈な日常に嫌気がさし、市井に下りてきたある藩の大名。つまりは、本物のお殿さまだったのである。そんな幸四郎の日々を見て、我慢ならなくなったのは、許婚の千佳姫。私も市井で暮らしてみたいと、女掏摸のおりんと入れかわってしまったから、さあ大変。そこに、千佳姫の女心を揺らす謎の浪人や、奉行所同心の殺し屋、山岡周次郎までもが加わり、騒ぎは大きくなるばかり。殺し屋集団を相手取る幸四郎の活躍や、いかに!
  • 屋敷の縁側で、のんべんだらりとしている謎の浪人、幸四郎。しかしてその正体は、さる藩の大名……れっきとしたお殿さまであった。窮屈な武家社会から抜け出し、庶民の暮らしを楽しんではみたものの、やはり心のうちにある好奇心はおさえられぬ。旧知の仲である岡っ引きの六助や、定町廻り同心の朝比奈とともに、江戸で巻き起こるさまざまな事件を解決していくことに。ところがこの幸四郎、乳母日傘のいわゆるお殿さまとは違い、一風変わった男である。そのとぼけた言動と研ぎ澄まされた剣技は、味方ばかりか、悪党まで翻弄していくのだが……。時代劇好き必見!手に汗握る捕り物活劇シリーズ・最新作!
  • 笹島藩下屋敷に暮らす若侍、片倉晴四郎は、藩主の息子でありながら、じつのところ養子。実父はなんと十一代将軍の徳川家斉……つまりは正真正銘、徳川のご落胤であった。しかし、その若さま暮らしは退屈そのもの。衣食住は満ち足りているものの、藩政にかかわることもなく、まさに籠の中の鳥。そこで晴四郎、一計を案じ、家臣であり竹馬の友でもある助五郎、各右衛門を仲間に引き込むと、正義の盗人・徳山幻四郎になることを宣言した!とはいえ、盗みはあくまでも道楽、あくどい豪商や威張りくさった武家を懲らしめるのが目的というのだが……。盗人になった徳川家若さまの痛快活劇シリーズ、ついに開幕!

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