『時代小説、ホラー、谷津矢車(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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大人気シリーズ「陰陽師」のアンソロジー。
夢枕獏による「陰陽師」短編2本と、「オール讀物」の「陰陽師」特集に掲載された新進気鋭の作家4名による短編を収録しています。舞台は平安時代にとどまらず、室町時代・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まった一冊です。(解説・細谷正充)
収録作品
・露子姫が見つけた不思議な烏毛虫は、食べれば食べるほど大きくなり…(夢枕獏「むしめづる姫」)
・信子姫に仕える、耳のいい女房。彼女は右耳には虫が棲んでいて…(蝉谷めぐ実「耳穴の虫」)
・鳥辺野で騒ぎを起こす少年は、博雅の腕を欲していた。その理由は?(谷津矢車「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」)
・足利義教の時代。法師陰陽師の兄弟が、蘆屋道満の式神に出会う(上田早夕里「井戸と、一つ火」)
・戦国大名・細川幽斎とキリシタン陰陽師が、「連歌」をもって妖に挑む(武川佑「遠輪廻」)
・晴明たちが出会った不思議な少年は、唐の国からやってきた「??(なた)」だった(夢枕獏「??(なた)太子」) -
女の怖さ、儚さ、したたかさ、危うさ――。
江戸時代に起こった事件をモチーフに紡がれた珠玉の5篇。
単行本『奇説無惨絵条々』を文庫化にあたり改題。
「雲州下屋敷の幽霊」雲州松平家前当主・宗衍の侍女となったお幸は、
どんな酷い仕打ちを宗衍に受けても、恨む素振りを見せない。
業を煮やした宗衍が思いついたのは、彼女の背に刺青を入れさせることだった……。
「女の顔」南町奉行所の将右衛門は、
材木問屋の娘・お熊が夫に毒を盛った事件で下女のお菊を取り調べる。
彼女が頑なに口を割らない裏には恐るべき事実があった。
「夢の浮橋」見世物小屋一座の智は若い男に頼まれて、身の上話をはじめる。
貧乏漁師の家から吉原に売られた彼女は、
花魁の八橋姐さんに可愛がられていたが……。
ほかに「だらだら祭りの頃に」「落合宿の仇討」を収録。
解説・田口幹人(書店人)
※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本『奇説無惨絵条々』を改題した文庫版を底本としています。
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