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『時代小説、あさのあつこ(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~41件目/全41件

  • わけありの女たちを診療するおゑんの許へ、何かを極度に怖れている妊婦が訪ねてきた。彼女は目を血走らせ、十両を差し出しながら言った。「お願いします。この子を産ませてください」と――。
    後日、吉原惣名主に依頼され診ることになった女郎も、奇矯な妊婦だった。大店の主人に身請けされることが決まっていて、その子を身籠っていながら、「産みたくない」と叫びながら自死しようとしたのだ。
    彼女たちは何者で、何故、一人は出産を望み、もう一人は出産を拒否するのか? 疑念がきざしたおゑんは、遊女連続死を調べる過程で親しくなった吉原の用心棒・甲三郎や薬草に詳しい末音らの力を借り、その謎に迫ろうとするが……。
    「読売新聞オンライン」人気連載、待望の書籍化。
  • 小間物問屋『遠野屋』の主、清之介は、嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。さらに奉公人のおちやにも騒動が起きる。事件が続くことに北定町廻り同心、木暮信次郎と岡っ引、伊佐治は不審に思う。次々と『遠野屋』に降りかかる不穏な動き、清之介に纏わりつく、血の臭い、底なしの闇。ニヒルな同心信次郎、元刺客の商人清之介。尋常ならざる男と男がうねり合う「弥勒シリーズ」第12弾!
  • 北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎の姿が消えた。奉行所はおろか屋敷からも姿を消し、信次郎から手札を預かる岡っ引きの伊佐治は、大番屋に連れていかれる。伊佐治の解き放ちに奔走した小間物問屋『遠野屋』主・清之介は伊佐治と二人で信次郎を捜し始める。一方、北町奉行所に不審な者の影が。最後に待っている衝撃のラスト! 100万部突破シリーズ、驚愕の第十一弾。
  • 浅草の油屋・利根屋の娘お玉に、本所髄一の大店の主人との縁談が持ち上がった。しかし見合いの前日、お玉は置手紙を残して姿を消した。利根屋の体面と命運のかかった縁談である。身代わりとなったおまいは、当日、〈えにし屋〉を名乗る謎めいた女の元で、美しく着飾らせてもらい見合いの席に臨む。しかしその後もお玉の行方は一向に掴めないままで……。浮世には結びたい縁もあれば切りたい縁もある。縁を商いとする者と頼る者の光と影に、心揺さぶられる長篇時代ミステリー、シリーズ第一作。
  • 身寄りの子どもたち十五、六人と暮らす孤児・信太。物乞い稼業で糊口をしのぐ毎日だ。だが、どうしても実入りのなかった日、信太は一緒に物乞いをするおみきさんに連れられ、〈えにし屋〉を訪ねる。信太たちを出迎えたのは、お初という妖しくも美しい女。一方同じ頃、三十路を過ぎと見える、やけに疲れ果てた夫婦もお初を訪ねていた。五年前行方知れずとなった一人息子を探してほしいという。今になって何故。二組の客になぜか心を揺さぶられるお初。つなぐも切るも容易ではない縁(えにし)。真剣に扱うならなおのこと――。人生の光と影を描く、身も心も震える傑作時代長篇サスペンス!
  • 理想と現実のはざまで青年は成長する――好評シリーズ第三弾!
    少年剣士たちの友情と成長を描く青春時代小説シリーズ。

    小舞六万石が大火に見舞われた。山河豊かで災害も少ない土地で、城下の半分に迫る町が焼け落ちたことで、人々は混乱に陥る。

    筆頭家老の後嗣である樫井透馬は、執政会議で一刻も早く救済策を講じることを主張するが、前例主義に凝り固まった藩の上層部は有効な策を講じることができない。
    苛立ちが募る透馬は、少年の頃から剣を通じて身分を超えた友情をはぐくみ、今は側近として取り立てている新里正近、山坂半四郎と共に人々の救済に乗り出す。

    一方で透馬たちが独自に動くうち、この大火事がただの失火ではないのではないか、という疑いが芽生える。
    さらに藩政の主導権を巡る政争も巻き起こり……。

    『火群のごとく』『飛雲のごとく』に続く第三弾にして、感動の完結篇!

    文庫解説・細谷正充

    ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 数千の男女が蠢き、夥しい金が動く。
    幻の花が咲く街・吉原。
    遊女たちの命を次々に奪う病の正体は!?


    おゑんは、複雑な事情を抱える女たちを診ることを生業とする闇医者だ。吉原の廓・美濃屋で花魁の安芸を診察した帰り、甲三郎と名乗る謎めいた男がおゑんに声をかけてくる。美濃屋の主・久五郎と吉原の惣名主である平左衛門のもとにいざなわれたおゑんは、三日前に倒れた遊女・春駒を診て欲しいと二人に頼まれる。しかし、これまでおゑんが見たこともない症状で病み窶れている春駒は、治療も虚しく命を落としてしまう。平左衛門によると、最近、同様に亡くなった遊女は春駒で三人目だという――。
    「婦人公論」人気連載、待望の書籍化。
  • 憎むより、笑って生きたい。
    剣才ある町娘×武士の身分を捨てた職人
    町医者不審死の謎を追う――

    深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙を訪れた町医者の宗徳は、職人の一居(いちい)の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、直後に謎の死を遂げる。
    宗徳は一居の過去を知っていたのか。剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。武家に生まれながら、刺繍の道を歩む一居。ふたりの葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く時代青春ミステリーシリーズ〈針と剣〉第2弾!
  • 口入屋『佐賀屋』の主夫婦が惨殺された。死体は何かに驚いたまま死んだようだった。北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎は岡っ引きの伊佐治に命じて事件の謎を追わせる。すると、小間物問屋『遠野屋』主・清之介の周囲に繋がりが。浮かんでくる事実の裏にまたも意外な真相が――。最後に待つ大どんでん返しの衝撃。100万部を突破した人気シリーズ、驚愕の第十弾。
  • 少年剣士の清々しい友情と成長を描く、あさのあつこの新たな代表作。
    “小舞(おまい)藩”シリーズ、第二弾!

    第一弾「火群(ほむら)のごとく」から4年。
    16歳になった林弥は無事に元服の儀を済ませ、名実ともに新里家にとっての当主となる。
    義姉の七緒に密かな想いを募らせる林弥だが、真実を告げることはできず、
    また理不尽な兄の死の真相も、いまだ掴めずにいた。
    そんななか、江戸に出ていた透馬が、樫井家を継ぐために小舞藩へと戻ってくる。
    ふたたび政争に巻き込まれようとする透馬は、家臣として林弥を重用することを決意するが……。

    山河豊かな小舞藩を舞台に繰り広げられる、傑作青春時代小説。

    解説・杉江松恋

    ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 770(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    イラスト:
    丹地陽子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    己が斬るのは公儀か藩か、それとも父か? 熱い「青春時代小説」!

    江戸時代中期、十五万石を超える富裕な石久藩。鳥羽新吾は上士の息子でありながら、藩校から郷校「薫風館」に転学、自由な気風を謳歌していた。その「薫風館」で陰謀が起きる。かつての学友たちが斬殺され、その真相を知った学友だった瀬島が自害。中老である彼の父も罷職となった。真実を知るはずの新吾の父は、事件後何事もなかったかのように妾宅に住み、そして二年が過ぎようとしていた。新吾は元服を迎え、親友の栄太は江戸へ遊学し同じく同輩の弘太郎には嫁取りの話が来ている。ゆっくりと時が進んでいたある日、弘太郎の近所で太刀傷の死体を見たと証言した隠居の老人が事故死する。同時に、弘太郎の許嫁の八千代が不自然に新吾の姓「鳥羽」に対し戦く。そして、突然栄太が謎の理由で帰郷する。かつての陰謀から再び不穏な気配がわき起こる。熱い「青春時代小説」!
  • 町娘のお糸が仕えることになったのは、鈴江三万石の奥方様。
    その正体は……なんと猫?
    人情、猫情てんこ盛りの抱腹絶倒、時代小説!

    幼い頃から妖かしが見えてしまうお糸は、鈴江三万石の江戸屋敷に奉公に出ることになった。正室の珠子に仕えるものの、お糸の目に映る珠子は……なんと猫?
    聞けば、城主長義に一目惚れし、人間に変化して嫁いできたという。しかし鈴江には権謀術数が飛び交い、長義にも命の危機が!
    愛する人を守ろうとする珠子の姿に心打たれ、お糸もともに立ち上がるが……。
    【『にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳』改題作品】
  • 814(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    一人では世を動かせない。だから、手を取り合いたい。
    藩の政が大きく変わる様を見届けるため、江戸から故郷に戻ってきた天羽藩上士の子・伊吹藤士郎と異母兄の柘植左京。
    家族や友と再会し、喜びに浸ったのも束の間、藩から登城せよとの命が下る。意図がわからぬまま藤士郎と左京は揃って城に参上するが、そこで告げられたのは決して受け入れることのできない沙汰だった。
    父の死を乗り越え、ふたりが選んだ道とは―。
    青春時代小説シリーズ、感動の完結編!
  • 814(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    生きるのだ。生きて、漆黒の闇に明かりを灯すのだ―!
    天羽藩上士の子・伊吹藤士郎は藩政を揺るがす証文を発見する。
    それは豪商と癒着した咎で切腹した父親が隠し持っていたものだった。
    藤士郎は証文を江戸に向かう恩師に秘かに託すと、追っての囮となるために脱藩する。
    証文のたどり着く先を探るため、異母兄の柘植左京とともに権謀術数渦巻く天羽藩下屋敷への侵入を画策するが…。
    青春時代小説シリーズ、第二弾!
  • 770(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    飲み屋で男二人が喧嘩をした。一人は大怪我、殴った男は遁走の果てに首を吊った。町方にすれば“些末な”事件のはずだった。しかし、怪我を負った男が惨殺されたことから事態は大きく展開し、小間物問屋〈遠野屋〉の主・清之介の周囲で闇が蠢く。北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎と岡っ引の伊佐治が辿り着いた衝撃の真相とは――。一気読みのシリーズ第九弾。
  • 825(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    元服を目前に控えた伊吹藤士郎は、天羽藩上士の嫡男として何不自由ない生活を送っていた。
    だが突然、父の斗十郎が、豪商と癒着した咎で捕縛されてしまう。無実を信じながら母や姉と共に不安な日々を過ごす中、ついに斗十郎に切腹の沙汰が。
    一目会うべく牢屋敷に忍び込んだ藤士郎に、斗十郎は介錯を命じるが……。
    ひたむきな生を描く青春時代小説シリーズ、第一弾!
  • 小間物問屋〈遠野屋〉の元番頭が亡くなった。その死を悼む主の清之介は、火事で焼けた仕舞屋で見つかった若い女が殺されていたと報される。亡くなった女の元にあった帯と同じ作りの鶯色の帯が番頭の遺品から見つかり、事件は大きく展開する。北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎と“仇敵”清之介が掴んだ衝撃の真相とは――。緊張感溢れるシリーズ第八弾。
  • 剣才ある町娘と、刺縫職人を志す若侍。
    一途なふたりの人生が交わったとき、事件が――
    深川の縫箔(刺縫)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と丸仙を訪れた若侍・吉澤一居に心を奪われる。娘斬殺事件が江戸を震撼させるなか、新たな事件が――。あでやかな刺縫を生み出す職人技と、その対極にあるような剣術。ふたつの世界に生きるおちえと一居の葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く、一気読み必至の時代青春ミステリー!
  • 748(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    イラスト:
    丹地陽子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    抗ってみせる。ここに在る、志も心も、命も。きっと守り通して見せる。

    江戸時代中期、十五万石を超える富裕な石久藩。上士の息子でありながら、鳥羽新吾は藩校から郷校「薫風館」に転学する。母からは強く反対されたが、毎日仲間たちと切磋琢磨しつつ青春を謳歌していた。かつて通った藩校は家格で全ての順列が決まる息苦しい場所だった。ある日、気の強い母を厭い落合町の妾の家に暮らす父が久しぶりに家に戻ってきた。新吾と二人きりになると「薫風館」を探る間者になれと新吾に命じる。「薫風館」の教授陣の中に、藩主の暗殺に関わる陰謀があるという。それは新吾の仲間たちまでも巻き込む嵐の前触れだった!
  • 715(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    「きやぁぁっ」老舗の油問屋で悲鳴が上がる。大店で知られる東海屋の主が変死した。内儀は、夫の口から牡丹の花弁が零れているのを見て失神し、女中と手代は幽霊を見たと証言した。北町奉行所の切れ者同心、木暮信次郎は探索を始めるが、事件はまたも“仇敵”遠野屋清之介に繋がっていく……。肌を焦がす緊張感が全編に溢れる、人気シリーズ待望の第七弾。
  • 江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。
    時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。

    【収録作品】
    「春の夢」
    「空蝉の人」
    「冬木立ち」
  • 竹は女の樹だ。細く、風に容易くしなってしまう。けれど、容易く折れはしない――。江戸の片隅の竹林を背負った家で、「闇医者」として子堕ろしを行うおゑん。彼女は、ひたむきに信じた愛や、幼き日より育んだ友情を失い、怒り、惑う女たちに助けの手を差しのべる。異国から流れ着き薬草に精通する末音と、情を交わした男に殺されかけた過去を持つ見習いのお春とともに。
    いきさつのある女たちの再生を描く、人気シリーズ第2弾。

    【収録作品】
    「竹が鳴く」
    「花冷えて」
  • 鈴江藩の江戸屋敷に奉公することになった呉服商の娘・お糸。仕えた正室・珠子には猫の化身疑惑が!? しかも屋敷内は権謀術数が飛び交い、何やら不穏な空気。一目惚れした殿さまを守りたい…そんな珠子の心意気に打たれ、お糸も立ち上がる! 町娘の目を通して、人(猫)情と世情を描いた極上のエンターテインメント!!
  • 北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎が腹を刺された。信次郎から手札を預かる岡っ引の伊佐治、信次郎と旧知の小間物問屋・遠野屋清之介に衝撃が走る。襲った男は遺体で大川に上がる。背後で糸を引く黒幕は何者なのか。深まる謎のなかで見えてきたのは、信次郎の父親・右衛門の衝撃の「過去」だった――。あさのあつこの代表時代小説シリーズ、衝撃の第六弾!
  • 715(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎の同僚で本勤並になったばかりの赤田哉次郎が女郎と心中した。その死に不審を抱いた信次郎は、独自に調べを始めた矢先、消息を絶つ。信次郎に仕える岡っ引の伊佐治は、思案に暮れた末、遠野屋清之介を訪ねる。次第に浮かび上がってきた事件の裏に潜む闇の「正体」とは――。あさのあつこの代表時代小説シリーズ、待望の第五弾!
  • 『バッテリー』『NO.6』のあさのあつこが描く!
    江戸時代を舞台に、少年たちの成長と葛藤を描く、人気青春活劇全八巻がこの一冊に。

    【収録作一覧】
    『燦 1 風の刃』
    江戸から遠く離れた田鶴藩。その藩主が襲われた。疾風のように現れた刺客は鳥獣を操り、剣も達者な謎の少年・燦(さん)。筆頭家老の嫡男・伊月(いつき)は、その矢面に立たされるが、2人の少年には隠された宿命があった――。
    『燦 2 光の刃』
    江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿(よしひさ)とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その2人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。
    『燦 3 土の刃』
    「圭寿、死ね」。江戸の大名屋敷に暮らす田鶴藩の後嗣(こうし)に、闇から男が襲いかかった。同じころ、伊月は、藩邸の不穏な動きを探らせていた石崎文吾(ぶんご)の無残な死体を前にしていた。そして燦は、江戸で「神波の一族」を知る人物に出会う。彼らにいったい何が起ころうとしているのか――。
    『燦 4 炎の刃』
    「闇神波は本気で我らを根絶やしにする気だ」。刺客、暗殺、陰謀。江戸で男が次々と闇から斬りつけられる中、燦はついに争う者たちの手触りを感じ始める。一方、伊月は藩の代替わりの準備に追われるが、圭寿の亡き兄が寵愛した美しき側室・静門院(せいもんいん)が面会を求めてきて……。
    『燦 5 氷の刃』
    燦、助けてくれ。頼む、燦。――圭寿の亡き兄が寵愛した側室・静門院の住まう屋敷からの帰り道、刺客に襲われた伊月は、生死の境をさまよい続ける。正体を現さぬ敵、闇神波への激しい怒りに揺り動かされる燦が静門院のもとを訪ねると、予想外の真実が明らかになり……。
    『燦 6 花の刃』
    手伝ってくれ、燦――田鶴藩立て直しのため、燦に頭を下げる圭寿。藩の「病巣」かもしれぬ父・伊佐衛門への懸念を伊月が抱く中、闇神波と田鶴藩との繋がりも明らかになっていく。一方、静門院とお吉のふたりの女子は、思いがけない形で三人と深くかかわることになり……。
    『燦 7 天の刃』
    田鶴藩に戻った燦を不意に襲う、謎の飛礫。それはかつて共に暮らした與次の仕業だった。「今更のこのこ帰りやがって。何もかも遅すぎるんだ!」與次から篠音の身の上を聞いた燦は、ある決意をする。
    『燦 8 鷹の刃』
    おれが必ず燦に逢わせてやる――遊女に堕ちた身を恥じながらも燦への想いを募らせる篠音に、伊月は誓う。遊里からの帰り道、星月夜に轟く鳥の声に不吉な胸騒ぎがし、城へと急ぐ。正に刺客が薄主・圭寿に放たれていた。その頃、静門院とお吉は田鶴に向かって道を急いでいたが……。
  • 燦・伊月・圭寿――三人の運命やいかに?

    本気で政を変えようとする圭寿を不意に闇神波が襲う。そのとき燦、そして伊月は――。
    少年達が闘う大好評シリーズ、ついに最終巻。

    おれが必ず燦に逢わせてやる――遊女に堕ちた身を恥じながらも燦への想いを募らせる篠音に、伊月は誓う。
    遊里からの帰り道、星月夜に轟く鳥の声に不吉な胸騒ぎがし、城へと急ぐ。
    正に刺客が藩主・圭寿に放たれていた。
    その頃、静門院とお吉は田鶴に向かって道を急いでいたが……。
    文庫オリジナルシリーズ、ついに感動の最終巻!
  • 主人公の燦(さん)は田鶴藩によって滅ぼされた異能の一族「神波」の生き残り。
    江戸から田鶴藩に戻った燦は、不意に謎のつぶてに襲われる。
    相手は、幼いころ共に暮した與次(よじ)だった。「今更のこのこ帰りやがって。何もかも遅すぎるんだ」。
    燦は、不在の間、とも育った篠音を襲った悲劇を聞かされ、ある決意を固める。

    城では、江戸で燦とかたい絆で結ばれた若き藩主、圭寿が、藩政の改革を志して、側近・伊月の父、伊佐衛門と向き合っていた。

    少年たちが闘う大人気シリーズ第7弾。
  • 少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしシリーズ第2弾。江戸での生活がはじまった。伊月(いつき)は藩の世継ぎ・圭寿(よしひさ)とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦(さん)も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その2人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが――。一気読み必至のエンターテインメント時代小説。江戸の世を少年たちが躍動する!
  • 少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしのエンターテインメント時代小説シリーズ第4弾。「闇神波(やみかんば)は本気で我らを根絶やしにする気だ」。刺客、暗殺、陰謀。江戸で男が次々と闇から斬りつけられる中、燦(さん)はついに争う者たちの手触りを感じ始める。一方、伊月(いつき)は藩の代替わりの準備に追われるが、圭寿(よしひさ)の亡き兄が寵愛した美しき側室・静門院(せいもんいん)が面会を求めてきて……。「異能の一族」が持つ闇の歴史が蠢き始めた! いよいよベールを脱ぐ「闇神波」の正体。
  • 大好評書き下ろしシリーズ、新展開!江戸の膿を掻き出し、田鶴藩のたて直しを誓った圭寿。「圭寿様に従う。それだけがわが道だ」――伊月も燦とともに闇神波に挑む。
  • ベストセラー書き下ろし時代小説・第5弾!田鶴藩の後嗣・圭寿、彼に寄り添う伊月、そして闇神波一族の生き残りと出会った燦。妖婦・静門院によって少年たちの関係にも変化が。
  • 少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしのエンターテインメント時代小説シリーズ第3弾。「圭寿(よしひさ)、死ね」。江戸の大名屋敷に暮らす田鶴藩の後嗣(こうし)に、闇から男が襲いかかった。同じころ、伊月(いつき)は、藩邸の不穏な動きを探らせていた石崎文吾(ぶんご)の無残な死体を前にしていた。そして燦(さん)は、江戸で「神波(かんば)の一族」を知る人物に出会う。彼らにいったい何が起ころうとしているのか――。静寂を切り裂き、忍び寄る魔の手。大きく物語が動き出す!
  • 山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。
  • 少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしシリーズ第1弾。江戸から遠く離れた田鶴藩。その藩主が襲われた。疾風のように現れた刺客は鳥獣を操り、剣も達者な謎の少年・燦(さん)。筆頭家老の嫡男・伊月(いつき)は、その矢面に立たされるが、2人の少年には隠された宿命があった――。尋常でない能力を持つ「神波(かんば)の一族」の正体とは? 一気読み必至のエンターテインメント時代小説。江戸の世を少年たちが駆ける!
  • 「藪入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。下働きを始めたおふくを、仲居頭のお多代は厳しく躾ける。涙を堪えながら立ち働く少女の内には、幼馴染の正次(しょうじ)にかけられたある言葉があったが――。江戸深川に生きる庶民の哀しみと矜持を描いた人情絵巻。
  • 『バッテリー』の著者の『弥勒の月』に続く渾身の時代小説シリーズ第2作。

    江戸の町で女が次々と殺された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、被害者が挿していた簪(かんざし)が小間物問屋主人・清之介の「遠野屋」で売られていたことを知る。因縁ある二人が再び交差したとき、事件の真相とともに女たちの哀しすぎる過去が浮かび上がった。生きることの辛さ、人間の怖ろしさと同時に、人の深い愛を『バッテリー』の著者が満を持して描いたシリーズ第2作。
  • 「弥勒」シリーズ、ますます好調。珠玉の短編が詰まった第三弾が待望の文庫化!

    胸を匕首(あいくち)で刺された骸(むくろ)が発見された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙、そこには小間物問屋遠野屋の女中頭の名が。そして、事件は意外な展開に……(「楓葉の客」)。表題作をはじめ闇を纏う同心・信次郎と刀を捨てた商人・清之介が織りなす魂を揺する物語。時代小説に新しい風を吹きこんだ『弥勒の月』『夜叉桜』に続くシリーズ第3巻、待望の文庫化。
  • 橋の下で見つかった男の屍体の中から瑠璃が見つかった。探索を始めた定町廻り同心の木暮信次郎は、小間物問屋の遠野屋清之介が何かを握っているとにらむ。そして、清之介は自らの過去と向き合うため、岡っ引きの伊佐治と遠き西の生国へ。そこで彼らを待っていたものは……。著者がシリーズ史上ないほど壮大なスケールで描く「生と死」。超絶の「弥勒」シリーズ第4弾。
  • 小間物問屋・遠野屋(とおのや)の若おかみ・おりんの水死体が発見された。同心・木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、妻の検分に立ち会った遠野屋主人・清之助(せいのすけ)の眼差しに違和感を覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之助に関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治(いさじ)とともに、事件を追い始める……。〃闇〃と〃乾き〃しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは? 哀感溢れる時代小説!
  • 570(税込)
    著者:
    あさのあつこ
    レーベル: ――

    江戸から西に一八〇里の嵯浪藩で代々勘定奉行を務める西野家。一人娘で小太刀の名手である紀江は、父の弟子の青年にほのかな想いを寄せる。別の弟子と夫婦になった後も彼のことを忘れられぬ紀江だが、うしろめたさに苦しみながらも少しずつ夫と共に笑い合えるようになっていく。しかしある朝、思いもよらぬ事実が……。著者は『弥勒の月』『東雲の途』や、『燦』シリーズで時代小説家としても高い評価を受けるあさのあつこ。武士の家の娘として強く生きた女性を主人公に、人生のままならなさや真の愛情の意味を、四季や剣のみずみずしい描写とともにしっとりと描く傑作時代小説。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
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