『時代小説、浅田次郎、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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〈大ショックの若殿vs.逃げ切りを目指す先代〉
天下泰平260年の間に、積もり積もった藩の借金はなんと25万両!
この世のものとは思えぬ巨額の負債を知った嫡男はショックで急死してしまった。
丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて
庶子の四男・小四郎に家督を継がせて隠居すると、
ひそかに「大名倒産」の準備を進め、逃げ切りを狙う。
何も知らずに大名家の家督を継いでしまった
21歳の小四郎は、クソがつくほどの真面目さ誠実さを武器に
最大の難関・参勤交代の費用をひねり出そうと必死に奮闘するが……。
万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す!?
笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。
2023年、映画化決定!
※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
〈家臣も商人も(神様も?)必死の金策。奇跡の大逆転、なるか!?〉
美しい故郷とお家を守りたい――。
天下一の塩引鮭が名産の御領国・越後丹生山へ初入りした
若殿・小四郎。そのなりふり構わぬ姿に、
国家老が、商人と民が、そして金が動き始める。
人の世を眺めている七福神まで巻き込んで、
奇跡の「経営再建」は成るか?
笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。
巻末対談 浅田次郎×磯田道史「改革をなし得る人とは」
2023年、映画化決定!
※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
累計590万部突破! 「蒼穹の昴」シリーズ第5部完結巻!
シリーズ史上、もっとも哀切なラストに涙する。
ふたたび玉座へ。
ラストエンペラー・溥儀は満洲国皇帝に。
日中史の最大の転換点を描き切る奇蹟の小説!
日本軍による張作霖爆殺で、自らの足を失った吉永将は、関東軍への強い不信を募らせていた。
満洲国建国の真の目的は何なのか。
新京では人々のあらゆる思惑を呑み込み、溥儀の皇帝即位の大礼の準備が進んでいた。
その裏に隠された悲劇。その時、春児は。
1934年新京。
梁文秀、李春雲の支えを得て、溥儀はついに満洲国皇帝になる。
上海に帰還した張学良は、次々に襲い来る刺客を返り討ちにしつつ、
龍玉を抱きこの国を統べるべき救世主を探し続ける。
満洲に生きる希望を見いだそうとした正太と修の進む道は。 -
張学良の帰還。
満洲国建国――祖国を失った将軍の決意とは。
政争に敗れ欧州に渡った張学良。亡命なのか帰国するのか、世界が注目する中、馬占山が、吉田茂が張学良の前に現れる。一方、満洲国の執政として、皇帝に即位する日を待ち望む溥儀の心のよりどころは、「魔法使い」甘粕正彦と、清朝の遺臣、梁文秀だった。龍玉なき満洲で、夢を掴む者は誰なのか。
1933年ヨーロッパ。
ムッソリーニ、イギリス首相などと会見した張学良は、
フィアット戦闘機一個編隊を土産として中国への帰途につく。
日本で殺人の罪に問われた甘粕正彦は満洲で復権、
映画スターオーディションには、馬賊にあこがれた日本の少年の姿があった。
シリーズ累計590万部、「蒼穹の昴」シリーズ第五部。 -
チャールズ・チャップリンがやってくる!! 昭和七年五月、日本中が彼の来日に沸くなか、安吉一家の耳に驚くべき噂が飛び込んできた。チャップリン暗殺――。信念を持つこの稀代の芸術家を殺させてなるものか。世間を混乱させることなくテロリストの魔の手を振り払うため、いなせな夜盗たちが東京の街を所狭しと走り回る。表題作ほか全六編を収録した大人気“天切り松”シリーズ待望の第五巻。
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「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」――最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長・斎藤一(さいとう・はじめ)。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ。『壬生義士伝(みぶぎしでん)』『輪違屋糸里(わちがいやいとさと)』に続く、浅田版「新選組」3部作完結篇!
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南部藩を脱藩し、新選組隊士となった吉村貫一郎は鳥羽伏見の戦いで敗れ、切腹して果てた。その子、嘉一郎も脱藩者という父の汚名を雪ぐべく戊辰の役に参戦するが、南部藩は降伏。嘉一郎は、箱館へと走る。五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した――義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が結実する壮大なクライマックス。第13回柴田錬三郎賞受賞の傑作長篇小説。
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小雪が舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、傷だらけの侍がたどり着いた。貧しさゆえ南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と蔑称された新選組の隊士になった、吉村貫一郎であった。その剣の冴えは“人斬り貫一”と京の都で恐れられ、一方、極度の倹約のため守銭奴と蔑まれた男には、まったく異なる貌もあった。元新選組隊士や教え子たちが語る非業の隊士の生涯から、血なまぐさい時代にひとすじに生きた「誠」の人生が浮びあがる。03年映画公開。浅田次郎、渾身の名作!
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近藤勇と土方歳三らによる「芹沢鴨一派暗殺計画」は着々と進んでいた。芹沢暗殺は、いわば百姓が真の武士を殺すという凶事。音羽太夫を殺されて芹沢を恨んでいる糸里と土方の心の絆が強まる中で、計画を聞いた糸里は、ある決意をかためる。決行の日──予想外の展開が待ち構えていた! 黎明期の新選組の不器用な生きざまと、彼らに翻弄されながらも自らの道を誇り高く生きようとする女たち。運命の糸に操られた男と女の哀しみが滲み出る、浅田次郎ならではの感動傑作!
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沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。土方の遺影を託された少年・市村鉄之助はどこに消えたのか――維新後、警視庁に奉職した斎藤一は抜刀隊として西南戦争に赴く。運命の地・竹田で彼を待っていた驚愕の光景とは。「悪鬼の所業と言わば言え。」百の命を奪った男の迫真の語りで紡ぐ鮮烈な人間ドラマ・浅田版「新選組」3部作、ここに完結。
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新選組局長・芹沢鴨はなぜ殺されたのか? 近藤勇ら試衛館派と芹沢鴨ら水戸派の間で対立が深まっていた、新選組と呼ばれる前の壬生浪士組。京都・島原の置屋「輪違屋(わちがいや)」の芸妓・糸里は、姉のような存在の音羽太夫を芹沢に無礼討ちにされ、浪士達の抗争に巻き込まれていく…。土方歳三を慕う糸里、芹沢の愛人・お梅ら新選組に関わる運命を背負った女たちの視点から、激動の時代のうねりを描く。大ベストセラー『壬生義士伝』に続く“浅田版”新選組、第二弾!
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1945年8月15日、玉音放送後に〈知られざる戦い〉が、美しい北の孤島で始まった――。それぞれの場所で、立場で、未来への希望を求める人々を描く浅田版「戦争と平和」。第64回毎日出版文化賞受賞作。
1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。国境の島・占守(シュムシュ)島では、通訳要員である片岡らが、終戦交渉にやって来るであろう米軍の軍使を待ち受けていた。だが、島に残された日本軍が目にしたのは、中立条約を破棄して上陸してくるソ連軍の姿だった。――美しい北の孤島で、再び始まった「戦争」の真実とは。戦争文学の新たなる金字塔、堂々の完結。 -
運命の糸に操られるように、北千島の戦地へ向かった3人の男。信州の疎開先から逃げ出した少年と少女。過酷な状況下、何を信じ、何を守るのか。人間の本質を照射する戦争文学の巨編。
片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占守(シュムシュ)島へと向かう。美しい花々の咲き乱れるその孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。――否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描く著者渾身の戦争文学、中編。 -
戦況も敗色濃厚な昭和20年夏、3人の男に召集令状が舞い込み、北の孤島へ。45歳の片岡。4度目の召集となる歴戦の兵・鬼熊。若き医学生・菊池…。戦争の理不尽を重層的に描く渾身の長編。
1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。東京の出版社に勤める翻訳書編集者・片岡直哉は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。何も分からぬまま、同じく召集された医師の菊池、歴戦の軍曹・鬼熊と、片岡は北の地へと向かった。――終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く歴史的大作、待望の文庫化。第64回毎日出版文化賞受賞作。 -
官吏となり政治の中枢へと進んだ文秀。一方の春児は、宦官として後宮へ仕官する機会を待ちながら、鍛錬の日々を過ごしていた。この時、大清国に君臨していた西太后は、観劇と飽食とに明けくれながらも、人知れず国の行く末を憂えていた。権力を巡る人々の思いは、やがて紫禁城内に守旧派と改革派の対立を呼ぶ。
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人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるものか――紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国の熱き想いはついに臨界点を超えた。天下を覆さんとする策謀が、春児を、文秀を、そして中華4億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは、天命のみしるし“龍玉”のみ。感動巨編ここに完結!
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落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后の側近となった春児と、改革派の俊英・文秀は、互いの立場を違えたまま時代の激流に飲み込まれる。
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汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう――中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつベストセラー大作!
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