『時代小説、光文社、早見俊(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~22件目/全22件
-
水野忠邦が推進し、鳥居耀三が担う印旛沼開拓の普請場で、印旛沼狒々なる怪物が役人を殺したと江戸は大騒ぎに。開拓から手を引きたい沼津藩の仕業ではと疑いのかかる中、調べを行う闇御庭番菅沼外記は、三つ鱗の紋を着けた謎の軍団に襲撃される。水野、鳥居の企みと、沼津藩を巡る大きな陰謀に巻き込まれた外記は、闇御庭番として最後の成敗へと向かう。シリーズ完結。
-
鳥見役・諏訪京四郎は、飛鳥山で横笛を吹いて鳥を自在に操る謎の男に驚く! 組頭の兄に警護を頼まれた京都の公家・久御山卿が、なんとその男だった。江戸見物に来た見せ物小屋で二人は襲われ、久御山はかどわかされてしまう! 身代金千両を要求してきた閻魔党を名乗る一味の狙いは何か――!? さらに町中から娘たちが消える怪事件が。幕閣も絡む陰謀に京四郎が挑む!
-
表の顔は小普請組旗本、裏の顔は御側衆・上野権十郎の隠密――能登川清兵衛は、浦賀湊に入る正体不明の抜け荷船を沈めよとの密命を受ける。浦賀に赴き、老隠密・八右衛門とともに抜け荷船を探ろうとするが、一味の襲撃を受け失敗。彼らの探す「黄金のマリア像」と自らを囮に、一味の黒幕を見つけようとするのだが……。清兵衛と敵との、壮絶な囮合戦が幕を開ける!
-
小普請組旗本・能登川清兵衛は、義母と妻に頭が上がらない毎日だが、彼には探索・暗殺者という裏の顔があった。御側衆・上野久唯から持ち込まれたのは、権勢を誇る小納戸頭取・大原石堂の殺害依頼。石堂の周囲を探るうち、清兵衛は幾重にも巡らされた陰謀の匂いを嗅ぐ。小者の峰介が作った、珍妙で抜群に使える道具の数々を懐に潜ませ、清兵衛は敵陣に乗り込む!
-
王子村で右の乳房を切り取られた女の亡骸が発見された! 鳥見役京四郎が探索を始めた矢先、飛鳥山の水茶屋の看板娘も同様の手口で殺される。二人の繋がりを探った京四郎は、王子村に構えられた広大な屋敷に目をつける。だが、応対に出た僧侶に「ここの主はお上の御曹司だ」と、一喝される! 探索の中止を命じられ、一人屋敷に向かった京四郎は彼らの正体を暴けるのか!?
-
将軍の鷹の餌となる雀の捕獲と鷹場の巡検を表の仕事とする鳥見役・諏訪京四郎。その裏では、鳥見役組頭である兄の命を受けての隠密働きもする。飛鳥山へ雀捕りに出かけた京四郎は豊後国東藩の若君・鶴千代と知り合い、好意を持つ。ところが国東藩では鶴千代とその弟を巡り御家騒動が勃発していた。国東藩の探索を命じられた京四郎が、抜け荷事件も絡む血肉の争いに挑む!
-
将軍のお世継ぎ・徳川家慶が王子村での鷹狩りの最中に鉄砲で襲われた。暗殺は未遂に終わるが、鷹狩りの警護を命じられていた鳥見役・諏訪京四郎と組頭の異母兄は責任を問われ窮地に陥る。下手人の正体を突き止めようとした京四郎の前に現れたのは謎の虚無僧。その後を追って辿り着いた武家屋敷には、なんと幕府老中が!? 大奥もからむ難事件を京四郎は解決できるか!
-
江戸に近々、伊勢神宮のお札が降り、お蔭参りが始まるという噂が流れる。浮き立つ町で、闇御庭番・菅沼外記は、その陰に将軍の日光社参を妨害しようとする、ある藩の陰謀があるという疑いを耳にする。そんな中、京から訪れた公家の飛鳥小路政智卿という人物が騒ぎを巻き起こし、老中・水野忠邦や南町奉行・鳥居耀蔵までをも翻弄する。公家の正体と陰謀の行方は?
-
「積み荷を検める。船頭は誰だ」大阪西町奉行所与力・伊吹伝四郎は安治川の河口で抜け荷を探索していた。大阪には様々な荷を積んだ船が全国から集まる。その一隻に御禁制の抜け荷があると密告があったのだ。船に隠してあった鉄砲を発見したが、突然爆発した船もろとも証拠の品は燃えてしまう。抜け荷の謎を追う伝四郎は庶民の支持を集める謎の教団に行き当たる。
-
大坂西町奉行所与力・伊吹伝四郎は、織田信長が砦にしていたという今城塚古墳の警護を行った。この古墳警護を皮切りに、次々と難事件が伝四郎に降りかかる。子供の連続誘拐、被害者の全身の毛を剃るという殺し、詫びの言葉を残して行われる盗み……。そして、信長が知ろうとしていた伊勢神宮の秘密。盛夏の大坂を揺るがす事件は、伊勢神宮へと伝四郎を誘う。
-
大坂西町奉行所与力・伊吹伝四郎は、奉行から盗賊・霧の十兵衛一味捕縛の特命を受ける。伝四郎は、練達と若者同心の混成部隊を組織し、任務遂行に邁進する。折しも、討ち入り不参加の不義士、赤穂浪人・工藤京太郎は別れた妻子に会うべく赤穂に戻り、浅野内匠頭刃傷に隠された秘密を知る。やがて、伝四郎の盗賊探索に赤穂事件の闇が覆い被さってくる……。
-
「主人がさらわれました!」鳥見役・諏訪京四郎は組頭の兄京太郎の妻恵美から相談を受ける。兄の家に届いた書付には、時刻と場所を定め、京四郎に一人で来いとあった。そこへ赴いた京四郎は、「水野越前守忠邦を殺せ」と命じられる。“世直し党”を名乗り「世を変えるには混乱があればいい」とうそぶく彼らは何を企んでいるのか――。京四郎の必死の探索が始まる!
-
闇御庭番菅沼外記は、水戸藩主徳川斉昭から老中水野忠邦の推し進める上知令に関する探索を依頼された。上知令は海防政策の要、その成否が水野の改革と権力の行方を左右する重要な政策なのだ。そんな中、帝の御落胤という姫・雛子が江戸にやってきた。上知令を巡り、雛子を利用し朝廷を味方につけようとする者らの暗躍が始まる。史実に着想を得たシリーズ、佳境へ。
-
表の顔は小普請組旗本、裏の顔は御側衆の隠密。能登川清兵衛は、黒い噂の絶えぬ老中・京塚長門守を探り始める。京塚は、江戸を揺るがす大陰謀を企んでいるらしい。大下道場の心優しき門人・小暮と共に京塚の下屋敷に乗り込む清兵衛だが、そこには想像を超えた凶気が蠢いていた。江戸の平和を守るため、清兵衛は珍妙な道具を駆使し、人間以下の獣老中を成敗する!
-
表の顔は小普請組旗本、裏の顔は御側衆の隠密。能登川清兵衛は、相次ぐ公儀隠密の失踪が、南朝の皇統にあたる上月家の改易騒動に絡んでいると聞き、探り始める。近頃江戸を賑わせる六重の見世物小屋・天空楼に興じる江戸庶民を横目に、やんごとなき上月家の隠し財宝「錦の御旗」をめぐる争奪戦が始まる。清兵衛は道具を駆使し、陰謀を斬る! 好評シリーズ、完結編。
-
奢侈禁止令に苦しむ江戸に吉報が。締め付けの急先鋒、妖怪奉行鳥居耀蔵の行方が知れないというのだ。鬼の居ぬ間にと浮き立つ町に、盗賊・黄金党が小判を振る舞い、人々は明るさを取り戻したように思えた。しかし、その小判は贋金! 闇御庭番・菅沼外記らは贋金探索の密命を受け、怪しい黄金党の正体を探るが――。鳥居の行方が絡む騙し合いの果て、最後に笑うのは、何奴だ。
-
五年前の乱で死んだ大塩平八郎の名を騙り、江戸で打ち壊しが発生、老中・水野忠邦が襲撃される。不思議な術でそれを助けたのは、芥川源丞という侍だった。折しも箱根山中では、幕閣を揺るがす密書が見つかり、将軍直属の闇御庭番・菅沼外記は背後を探ることに。密書を追ううち明らかになる芥川の正体。そして芥川の秘術と菅沼流気送術、二つの流儀が直接対決に!
-
闇御庭番・菅沼外記は新潟湊を訪れ、薩摩藩の御納戸役が、豪商の北国屋へ一つの壺を手渡すのを目撃する。それは一国を滅ぼしかねない危険な「抜け荷」だった。その流通を阻止しようとする外記の前に、次々現れる敵。一方江戸では、老中・水野忠邦の進める強引な奢侈取締まりが、悲しい殺しを引き起こす――。手に汗握る騙し合いと悪党退治。痛快なシリーズ第三弾。(『闇御庭番 妖怪南町奉行』改題)
-
将軍直属の闇御庭番・菅沼外記配下の真中正助は、同じ道場に通う、高潔で手練れの使い手だった持田加兵衛が仇討ちされたことに疑問を持つ。一方、仇討ち本懐を遂げた松本左内という侍は、読売でもて囃され大人気になっていた。実はこの仇討ちには、持田・松本の郷里である諫早藩を巡る、巨大な陰謀が絡んでいたのだが……。闇御庭番が人心すさむ江戸で悪党退治!
-
将軍直属の闇御庭番・菅沼外記は、江戸に流入する危険な抜け荷品の実態と、その流入経路を探る密命を受ける。棒手振りの義助は、魚河岸で仲間が死んだ背後に不審な犯罪の匂いを嗅ぎ、浅草奥山に小屋を張る唐人一座の花形・ホンファに魅了された春風は、怪しい廃寺へと導かれていく――。同様に事件を追う南町奉行の鳥居耀蔵と外記らの、新たな決戦が幕を明ける!
-
老中水野忠邦と目付鳥居耀蔵の悪政を正すべく将軍家慶の「闇御庭番」となった菅沼外記。卑劣な「三方領知替」の計画を実現させようと庄内藩に隠密を放った水野らの企みを阻止すべく、家慶の命を受けた外記らは芭蕉の『おくのほそ道』を辿る旅に出る。道中、隠密たちとの攻防と知恵比べの果てに、酒田湊でついに決戦! 時代小説の醍醐味が詰まったシリーズ第二弾。(『闇御庭番 天保三方領知替』改題)
-
将軍・家慶の公儀御庭番である菅沼外記は、老中・水野忠邦の命により、佞臣・中野石翁を罠に嵌めるが、口封じのために水野に命を狙われてしまう。外記は試練を経て、水野とその配下の御目付・鳥居耀蔵の悪政を正す「闇御庭番」として生まれ変わる。家慶の密命を帯び、仲間とともに巨悪に立ち向かう正義の男。時代小説の醍醐味が詰まった傑作シリーズ、ここに始まる。(『闇御庭番 江戸城御駕籠台』改題)
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。