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『時代小説、その他(レーベルなし)、0~10冊、雑誌を除く(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1533件

  • 2,200(税込)
    著:
    澤田瞳子
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    藤原道長の栄華を転覆させようと都を暗躍する盗賊たち。道長邸で働く女房・小紅は、盗賊の首魁が死んだはずの兄との噂を知り探索を始める。その過程で権力を巡る暗闘とそれに翻弄される者たちの恨みを知った小紅は、やがて王朝を脅かす秘密へと辿り着き――紫式部、和泉式部も巻き込んで咲き誇る平安ロマン、艶やかに開幕。
  • 教養を高める最も有力な手段は、歴史を学ぶこと。なにしろ歴史には、これまでの人類の営みが凝縮されているのだ。政治も経済も芸術も宗教も、すべて歴史を通じて参照できる。一方で、歴史というと、なんとなく、とっつきにくい印象を抱く人が多いのも事実。そんな人は、ほとんどの場合、年号や歴史上の人物を暗記させるような学校の授業が、「つまらない」と感じて離脱している。
    しかし、好きな「時代」や「人物」から興味を広げていけば、確実に歴史を好きになれる。そして、その導入として最適なのが「歴史小説」なのだ。歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる道先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。道先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。
    本書では、教養という視点から歴史小説について語っていく。小学5年生で歴史小説と出会い、ひたすら歴史小説を読み込む青春時代を送ってきた直木賞作家・今村翔吾。20代まで歴史とは無関係のダンス・インストラクターとして活動。30歳のときに一念発起して、埋蔵文化財の発掘調査員をしながら歴史小説家を目指したという異色の作家が、歴史小説マニアの視点から、歴史小説という文芸ジャンルについて掘り下げるだけでなく、小説から得られる教養の中身や、おすすめの作品までさまざまな角度から縦横無尽に語り尽くす。
  • 炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
    結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
    ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。

    「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
    そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
    古内一絵さん大満足

    1938年、五月の台湾。
    作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
    現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
    台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
    しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
    国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
    あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
  • 935(税込)
    著者:
    野中信二
    レーベル: ――
    出版社: 学陽書房

    戦国最後の勝者、徳川家康。小領主からのし上がった
    その道のりは苦難の連続であった。領内の一揆、武田信玄の
    来襲、本能寺の変後の大坂からの脱出等の様々な危機は、主君
    に忠実な家臣達なしには乗り越えられなかった。石川数正、
    酒井忠次、本多忠勝ら、時代の荒波の中を共に駆け抜けてき
    た多士済々な三河家臣団。家康と彼らの激動の日々を、男達
    の深い絆を軸に描いた傑作長編小説。◆文庫書き下ろし◆
  • 「ああ……あの仇討ちを見たかって。ええ、見ましたよ」
    ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい少年・菊之助によるみごとな仇討ちが成し遂げられた。
    父親を殺した下男を斬り殺し、その血まみれの首を高くかかげた勇姿はたくさんの人に目撃され、木挽町の語り草となった――。
    二年のち、菊之助の知人だという若侍が芝居小屋で働く人々に仇討ちの詳細をたずねにくる。
    木戸芸者、殺陣師、衣装係、小道具、筋書……、仇討ちの現場に居合わせた人々が自身の来し方を織り交ぜながら語る「木挽町のあだ討ち」の顛末、そしてその真相は――。

    2022年上半期直木賞候補作『女人入眼』で大注目の著者による2023年1月刊行の最新長篇のなかから、第一幕を特別無料配信します。
    *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。
  • 1,760(税込)
    著:
    高殿円
    レーベル: ――
    出版社: 淡交社

    誰も知らない織田信長を、お道具さんたちは知っていたのです。――神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したとされる名品「白天目茶碗」が掘り出された。ところが、白天目茶碗の付喪神である「シロさん」は、どうして自分が割れずに残ったのか、自分自身の来歴さえ思い出せない。シロさんはなぜ芦屋に埋まっていたのか? 本能寺の変の真相は? シロさんの持ち主である「先生」、茶道具を偏愛するアラブ人の「ほうっかむりさん」、そしておしゃべりで無邪気なお道具たち(※国宝級)が繰り広げる、異色の骨董ファンタジー!
  • 781(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    西條奈加
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    武士から菓子職人に転身した変わり種の主、治兵衛。父を助ける出戻り娘、お永。看板娘の孫、お君。
    親子三代で切り盛りする江戸麹町の評判の菓子舗「南星屋」には、味と人情に惹かれやって来るお客が列をなす。
    麹町を大火が襲った夜以来、姿を見せなくなった気のいい渡り中間を案ずる一家だったが、ある日、思わぬところから消息が届き……。

    「誰だって、石の衣は着ているもんさ。中の黒い餡を、見せねえようにな」
    やさしい甘みで包む親子の情、夫婦の機微。
    諸国の銘菓と人のいとなみを味わう直木賞作家の大人気シリーズ最新刊!

    〈収録作〉
    饅頭くらべ
    母子草
    肉桂餅
    初恋饅頭
    うさぎ玉ほろほろ
    石衣
    願い笹
  • 55(税込) 2024/5/12(日)23:59まで

    吉川英治の名作・代表作を一挙収録した吉川英治全集の決定版。※本書は全31巻中の2巻目です。
    ●目次
    三国志(中)
  • 55(税込) 2024/5/12(日)23:59まで

    吉川英治の名作・代表作を一挙収録した吉川英治全集の決定版。※本書は全31巻中の3巻目です。
    ●目次
    三国志(下)
  • 55(税込) 2024/5/12(日)23:59まで

    吉川英治の名作・代表作を一挙収録した吉川英治全集の決定版。※本書は全31巻中の1巻目です。
    ●目次
    三国志(上)
  • 1,980(税込)
    著者:
    今村翔吾
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    直木賞作家・今村翔吾の凄みあふれる驚愕の初期短編集

    今川義元の嫡男今川彦五郎氏真はなぜ名家を没落させたのか―
    蹴鞠と歌を何より好んだ戦国武将が天下人に見せた正しき矜持とは?

    桶狭間での父義元の急死を受け、彦五郎氏真は駿河今川氏の当主となった。
    だが、落日はすぐそこに――家臣だった松平元康(徳川家康)は離反、甲斐武田からも圧迫され、正室である相模北条氏の娘・早川殿とともに転々と落ちゆく日々。
    そんな中にも救いはあった。氏真は近江の寺で出会った童子たちの師となり、ある希望を抱く。
    しかし無常にも、天下を掌中に納めつつあった織田信長は、氏真と心通わせた子らを叛乱の縁者として殺してしまう。
    蹴鞠の名手であり、歌をこよなく愛した男が見せた最後の心意地とは……(「蹴れ、彦五郎」)
    表題作のほか、感動の七編を収録。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    分かるること久しければ必ず合し
    合すること久しければ必ず分かる

    第一回の冒頭、その後の群雄割拠を暗示する言葉で始まり、最終回・第一百二十回の末尾は、順番が逆の文章が繰り返される『三国志演義』。次々に登場する数多の英雄のなかでも、義絶(義の極み)・関羽、奸絶(狡猾の極み)・曹操と並び三絶と称された智絶(知の極み)の人、諸葛亮孔明は、超人的な智謀・戦略でいまなお絶大な人気を誇ります。2020年代の渋谷に転生した孔明を描く漫画『パリピ孔明』に想を得て、いまこの時代を生き残るための智慧を孔明の故事、名言を中心に、他の英雄たちの故事、名言とあわせて『演義』のほか『正史』中にも探り、いまならではの解釈を読者に伝える異色の一冊。新解釈で送る令和版三国志に乞うご期待!
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 880(税込)
    著者:
    野中信二
    レーベル: ――
    出版社: 学陽書房

    二〇二一年、生誕五百年を迎えた甲斐の虎、武田信玄。その活躍の影には、常に忠義を誓う四人の漢たちがいた―。馬場信春、山県昌景、内藤昌秀、高坂虎綱。後に武田四天王
    と呼ばれる器量と軍才に秀でた強者たち。風林火山の旗印の下、信玄に天下を統一させんがために命を賭して熱く戦う四人の生涯。上杉家、北条家との戦い、上洛戦。激動の日々の中で彼らが掴んだものとは。◆文庫書き下ろし◆
  • 836(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    浅田次郎
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    著者代表作にして大ベストセラー『蒼穹の昴』シリーズ第6部。1936年、蒋介石を張学良が拉致した西安事件の胸熱くする真相とは。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ◎堀江貴文氏、推薦! !

    “これからのビジネスに役立つ
    最強のマンガだ! ”

    歴史的名著
    『三国志』がついに
    マンガで登場! !

    吉川英治の原作を
    石森プロが渾身の
    コミック化!

    個性豊かな武将たちが
    覇権をかけて火花を散らす
    中国歴史大河ロマンの傑作!

    劉備はどうやって
    台頭したのか?

    宿敵・曹操と
    どう覇権を
    争ったのか?

    天才軍師・諸葛孔明が
    劉備に惹かれた
    最大の理由とは?

    三国志の名場面やポイントを
    きちんと押さえているから
    面白くてわかりやすい!

    欄外には注釈があり
    原作や原書との
    比較も楽しめます!

    三国志をなんとなく知っているけれど
    きちんと読んだことがないという方に
    ぜひおすすめです!

    ――――――――――――――――――――― 目次(一部抜粋)

    桃園の誓い
    黄巾の乱
    漢室の危機
    曹操の野望
    独裁者董卓
    曹操の台頭
    呂布無残
    劉備の志
    男の中の男 関羽
    劉備雌伏
    水鏡先生
    三顧の礼
    孔明初戦
    曹操侵攻
    孔明対周瑜
    十万本の矢 ほか
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    ◎ひろゆき氏、推薦!!

    「『三国志』に興味あるけど、
    60巻は読めないという人に朗報。
    世界の教養が2冊で完璧。
    コスパいいよね。」

    中国歴史大河ロマンの傑作
    『三国志』が
    マンガで登場!!


    吉川英治の原作を
    石森プロが渾身の
    コミック化!

    個性豊かな武将たちの
    覇権をかけた戦いが
    ついに完結!

    赤壁の戦いで
    諸葛孔明はどうやって
    勝利を掴んだのか?

    関羽・張飛・劉備の
    3人の友情と
    その運命は?

    戦略家・諸葛孔明が
    描いたグランドデザインとは?

    ストーリー漫画だから
    中華統一思想の歴史が
    わかりやすく学べます。

    欄外には注釈があり
    原作や原書との
    比較も楽しめる!

    三国志を読んだことがある方も
    本書なら新たな発見があるはずです!
  • 880(税込)
    著者:
    野中信二
    レーベル: ――
    出版社: 学陽書房

    戦国の要衝地近江の国に生まれ、秀吉に才覚を
    見いだされた三成は太閤の天下統一に誰よりも貢献していく。
    秀吉の死後、独断専行を続ける家康の動きに、主家の滅亡
    を防ぎ、天下安堵のため一身を捨てて立ち向かっていく…。
    盟友・大谷吉継、剛将・島左近との交誼を折り込み、戦国の
    ハイライトである関ヶ原へ向かうダイナミックな人間模様と
    義将の生涯を描く長編歴史小説。◆文庫書き下ろし◆
  • 1,771(税込)
    著:
    小松エメル
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    「あんたにとって、新選組は何だったんだ」「夢さ。お前と一緒だ、歳」新選組局長近藤勇を支える、「鬼の副長」土方歳三。なぜ彼は「鬼」と呼ばれるようになったのか。『燃えよ剣』から半世紀。新世代の歴史作家による新選組小説最前線。
  • 858(税込)
    著者:
    野中信二
    レーベル: ――
    出版社: 学陽書房

    幼き頃より槍術を叩き込まれ、徳川家康に仕えたのちは
    大鹿角脇立の兜に大数珠を袈裟懸けにかけた姿で戦場を疾駆。
    名槍・蜻蛉切を操り圧倒的武勇を誇った本多平八郎忠勝。
    岡崎時代、姉川、小牧・長久手、関ヶ原など家康の天下取り
    の戦いにはいつでも獅子奮迅の激闘をみせる忠勝がいた。
    義に篤く、情に深い徳川四天王の剛将の生涯を描く長編
    歴史小説。◆文庫書き下ろし◆
  • 924(税込)
    著者:
    野中信二
    レーベル: ――
    出版社: 学陽書房

    「たとえ最後の一兵となっても、われらは義弘様を薩摩へ連れ帰ります。

    義弘様あっての島津家です。

    ここで殿を殺させるようなことがあれば島津は滅んでしまいます…」

    群雄ひしめく九州統一戦線(伊東家、大友家、龍造寺家との戦い)から、

    秀吉への抗戦、文禄・慶長の役、運命の関ヶ原敵中突破。

    戦国で無類の強さを示し、家臣に心底慕われていた戦国最強の男の

    激戦譜を描く。
  • 日本創世の物語。さまざまな神さまが生まれ、そして日本という国を造っていった。愛する妻を探しに黄泉の国へ旅する男神。しかし約束を破って復讐される有名なイザナミとイザナギ「女神の死」。アマテラスが天の岩屋に隠れて世界は暗黒に包まれる「天の岩屋」。スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する「八俣の大蛇」など日本人として一度は読んでおきたい古事記。
  • いまや二郎三郎は、秀忠を自在に操る家康なみの智将であった。彼の壮大な夢は、江戸・大坂の和平を実現し、独立王国=駿府の城を中心に自由な「公界」を築くことだった。キリシタン勢力を結集した倒幕の叛乱を未然に防ぎ束の間の平安を得るが、秀忠の謀略から遂に大坂の陣の火の手が上がる。自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編!
  • 704(税込)
    著:
    山本周五郎
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    “風の吹溜まりに塵芥が集まるようにできた貧民街”で懸命に生きようとする庶民の人生。――そこではいつもぎりぎりの生活に追われているために、虚飾で人の眼をくらましたり自分を偽ったりする暇も金もなく、ありのままの自分をさらけだすしかない。そんな街の人びとにほんとうの人間らしさを感じた著者が、さまざまなエピソードの断面のなかに深い人生の実相を捉えた異色作。
  • 鍋島藩に崩壊の兆しあり。藩主勝茂が孫の光茂を嫡子としたためだ。藩内に燻る不満を抑え切るには、光茂では器量が小さすぎた。老中松平信綱は、不満分子と結び、鍋島藩解体を画策する。信綱の陰謀を未然に潰そうと暗躍する杢之助たち。勝茂は死に際し、佐賀鍋島藩存続のため信綱の弱みを掴め、と最期の望みを託した! 男の死に方を問う葉隠武士道をロマンとして甦らせた時代長編。
  • 慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された! 家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ……。
  • 常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では、莫逆の友、中野求馬と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中松平信綱は、彼らの武功を抜駆けとみなし、鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。
  • 関ヶ原で見事な勝利を収めた徳川陣営。しかし、嫡子・秀忠による徳川政権が確立すれば影武者は不要となる。その後の生命の保障がないことを知った影武者・二郎三郎は、家康を斃した島左近を軍師に、甲斐の六郎率いる風魔衆を味方に得て、政権委譲を迫る秀忠、裏柳生と凄絶な権力闘争を始めた。そして、泰平の世を築くため、江戸・大坂の力を拮抗させるべく駿府の城の完成を急ぐ。
  • 693(税込)
    著:
    西條奈加
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。差配の儀右衛門は盗品を捌く窩主買(けいずか)い。髪結い床の半造は情報屋(ねたもと)。唐吉、文吉兄弟は美人局(つつもたせ)。根っからの善人で人助けが生き甲斐の加助が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、しぶしぶ事の解決に手を貸すが……。人情時代小説の傑作!
  • ビジネスマン必読! 戦乱の世でトップを目指す実力者達を蹴散らし、主君に天下を取らせた、天才軍師・黒田官兵衛。彼の生涯を作家・誉田龍一が綴る。さらに各章の終わりには、その逸話から現代のビジネスマンが学ぶべき勝利の法則を「ビジネス処世術を歴史に学ぶ会」が書き下ろした。歴史小説を読みながら、ビジネススキルが身につく、新しいタイプのビジネス書!
  • 1,980(税込)
    2024/5/16 (木) 配信予定
    著:
    蝉谷 めぐ実
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。
  • 手に汗にぎる完結編!

    関所破りに山賊襲来。命からがら旅を続ける彦輔にさらなる難敵が襲いかかる。
    この過酷な旅には壮大な企てが隠されていた!

    「関所破りは磔と、相場が決まっておる」。御法度関所破りの最中、追いはぎに襲われた藤八とかなめ。一方、彦輔は見知らぬ侍に連れ去られた菊野を追う。不可解な旅の裏に隠された思惑を嗅ぎつけた彦輔は裏の手を講じるも、さらなる窮地に追い込まれる。敵に取り囲まれる彦輔、決死の覚悟でつかんだ驚くべき真実とは――。(挿絵・深井国)
  • 「道連れ稼業は、冗談抜きの命懸けの仕事でござんすよ」
    江戸の旅情あふれる傑作時代小説!

    この娘はもめごとの種になる――
    素性も分からぬ美少女の道連れ(付き添い)で中山道を旅する彦輔を数々の難関が待ち受ける。

    この電子書籍は「道連れ彦輔 居直り道中」上下巻の合本版となります。重複購入にご注意ください。
    電子書籍限定!連載時の挿絵を収録。
  • 「道連れ稼業は、冗談抜きの命懸けの仕事でござんすよ」
    江戸の旅情あふれる傑作時代小説!

    この娘はもめごとの種になる――
    素性も分からぬ美少女の道連れ(付き添い)で
    中山道を旅する彦輔を数々の難関が待ち受ける。

    「この仕事は、ただ剣の腕が立つだけでは、務まらんのよ」。鹿角(かづの)彦輔は、手間賃さえ出れば細かい事は穿鑿しない「道連れ(付き添い)」稼業。江戸小人目付け・神宮より請け負ったのは、口のきけない美少女菊野の道連れだった。目的も娘の正体も知らされぬまま、中山道を進む一行に怪しい影がつきまとう。予測不能の長い旅が始まる!

    口絵・挿絵 深井国
  • わけありの女たちを診療するおゑんの許へ、何かを極度に怖れている妊婦が訪ねてきた。彼女は目を血走らせ、十両を差し出しながら言った。「お願いします。この子を産ませてください」と――。
    後日、吉原惣名主に依頼され診ることになった女郎も、奇矯な妊婦だった。大店の主人に身請けされることが決まっていて、その子を身籠っていながら、「産みたくない」と叫びながら自死しようとしたのだ。
    彼女たちは何者で、何故、一人は出産を望み、もう一人は出産を拒否するのか? 疑念がきざしたおゑんは、遊女連続死を調べる過程で親しくなった吉原の用心棒・甲三郎や薬草に詳しい末音らの力を借り、その謎に迫ろうとするが……。
    「読売新聞オンライン」人気連載、待望の書籍化。
  • 2,200(税込)
    著:
    矢野隆
    レーベル: ――
    出版社: 光文社

    絶体絶命。待ったなし。人生最大の危機をどう切り抜ける? 愛する女を奪われ、失った呉服屋の主。その悔恨と諦念……「鴨」、懐かしい村へ帰る。母のわがままに秀吉は……「さいごのおねがい」、赤穂浪士の討ち入り当日。隣家では……「おとなりさんちのかたきうち」など、善も悪もない、ただひたすらに生き抜いた名もなき人の物語。陰に隠れた人々の生死を懸けたさまざまな“覚悟”を、鮮烈かつ詩情豊かに描き出す珠玉の作品集。
  • 歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。
    読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――?
    異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。

    5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える
    矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。
    天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。
    西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。
    蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。
    澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。
  • 時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。第七十六巻は「おもかげ」「小指」「墨丸」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 【書籍説明】

    織田信忠の父信長は天性の革命家だった。天正三年(1575)五月、信長は長篠の合戦で強豪武田軍を破り、天下一統を五割方成し遂げた。

    信長は織田家の家督を嫡男信忠に譲り、自分は琵琶湖南岸に京の都に匹敵する「平安楽土」、安土城を築いて本拠地とした。

    父信長は信忠に美濃・尾張二ヶ国と岐阜城を与え、「おまえの思う通り存分にせよ」と言う。

    織田軍総大将となった信忠は、父に無断で武田勝頼の人質となっている異母弟御坊丸の救出を企てた。

    武田勝頼の父信玄は天下の名将と定評がある有力大大名だった。信玄は天下一統のため上洛の軍を起こしたが、天正元年(1573)四月、上洛途上で病没した。

    嫡男勝頼は父信玄の跡目を継いだが、武田家重臣達は初めから勝頼を信頼しなかった。勝頼は信玄の後嗣に相応しいことを証明するため、領土拡大に熱中した。

    しかし、長篠の合戦で織田軍に大敗すると、織田信長と徳川家康の反撃に遭い、領土を奪還された。

    勝頼は怒りにまかせて人質の御坊丸や信忠の婚約者だった異母妹松姫を虐待した。

    信忠は御坊丸と松姫を救い出し、美濃に連れて戻った。

    信長・信忠父子は武田勝頼と決着つけて、天下一統を成し遂げようとするが……。
  • 2,420(税込)
    著:
    玉岡かおる
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    「安徳帝は入水せず、三種の神器の剣とともに土佐山中に消えた」。伝承を信じて、後鳥羽上皇のため神剣探索の旅に出た忠臣・有綱。苦難の果てに帝一行が住み着いたという集落を発見するが、そこでは思いも寄らない運命が待ち構えていた。一人の若者の冒険と恋を通じて、日本史最大の謎に挑んだ著者新境地の長編歴史ロマン。
  • 戦国で鬼と呼ばれるほどに戦に強い武将7人を描いたた短編小説集!
    水野勝成、佐久間盛政、森長可、佐竹義重、長宗我部元親…。
    強烈な強さで戦国を破天荒に生きた魅力のある武将達の生き様を描く。
  • 天下動乱。
    戦国時代末期を奔走した佐竹義宣とは何者か。

    義宣が天下分け目の戦いでは「静観」するに至った道筋と、
    信長の死後から関ヶ原までのドラマを鮮やかに紡ぎだした傑作歴史小説。

    権謀術数が渦巻く戦乱の世に義を貫けるのか。

    常陸国、現在の茨城県にて権勢を誇った佐竹氏の二十代目当主・義宣。
    小田原の陣で豊臣秀吉に臣下の礼を執るものの、
    揺れ動く時代と権力争いの波に吞みこまれ、翻弄されていく——。

    諸侯蠢く戦国の世を克明に描いた、渾身の一作。
  • 戦国武将にして剣聖が辿った艱難辛苦の道。

    上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。
    相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。
    しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。
    肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。
    甲斐国躑躅ヶ崎館・武田晴信の誘いにもなびかず、我が道を行く主君に仕える信綱だったが、ついに業政の命運が尽きてしまう。
    信綱は「兵法を極めよ」という業政の遺言を成し遂げるべく、弟子の疋田文五郎、神後宗治とともに諸国修業の旅に出る決意を固めることに。
    出立後、信濃国諏訪大社で奉納演武してからというもの、長坂釣閑斎をはじめ、諏訪四郎左衛門、武田晴信、小山田信茂らが、兵法家として名高い信綱を引き留めては策を弄してくる。
    なんとか魔手を振り切り、常陸国へ向かう一行。
    ようやく辿り着いた、武の神を祀る鹿島神宮を詣でていると、なんと剣聖・塚原卜伝が現れた。
    教えを乞う信綱に卜伝は……。
    戦国武将剣豪ロマン。
  • 1,980(税込)
    著:
    高瀬乃一
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    修験者のなりをして国々を放浪する謎の「十三童子」。
    役者と見まがうこの色男は、錫杖を鳴らし銀のキセルをふかしながら、欲にまみれた人間たちをこう誘う。
    ーー来世で地獄に堕ちてもよいなら、ひとつだけ願ってこの鐘を撞け。
    ただし、撞いた者は来世に底なしの無間地獄に堕ち、子も今生で地獄に堕ちる。
    撞くか撞かぬは、本人次第。さあ、あなたならどうする?

    人の欲をためす不思議の鐘、鳴らすか、やめるか? 今が人生の分かれ道。
    ストーリーテリングの凄さ際立つ新星が放つ傑作時代小説!

    心の奥底に響く物語。深い、深すぎる。ー細谷正充(文芸評論家)

    読むと、心のひだをじゃらんと撫でる音が聞こえる。ー三宅あみ(ジャパネスク・ナビゲーター/江戸文化研究家)
  •  信忠は九州まで含めた西国十数カ国を平定した。残るは、徳川・北条・伊達の東国連合だけになった。信忠は天下人の居城として大坂築城に取りかかった。ついに織田軍十万の大軍が三河に殺到した。家康は二万の精兵と北条の援軍を合わせて迎え撃つ。戦局の焦点は再び岡崎城の攻防に絞られた。信濃戦線では、北畠信雄が深志城を攻めあぐんでいた。一方、伊達政宗は北条氏照と示し合わせて佐竹義重を挾撃する。佐竹支援に上杉景勝と真田昌幸も上州へ出陣する。徳川と北条は支城群に頼って頑強な抵抗を示した。信忠は連合軍の足並みを乱す計略をひそかに実行に移した。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第8弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  天正十年(一五八二)六月二日、本能寺は火に包まれた。明智光秀の大軍に囲まれて、稀代の天下人織田信長は落命した。このとき、妙覚寺に宿泊していた嫡子信忠はどうしようとしていたのか。ドラマはそこから静かに幕を開ける。個性が伝わらない信忠だが、武田攻めですでに武将の片鱗を顕していた。信長の後継者にふさわしい颯爽たる貴公子だった。だが、信忠が生き延びたとしても、光秀をどうしたら討てるのか。「中国大返し」をした秀吉、「伊賀越え」をした家康はどう出るか。北陸の勝家は、上州の一益は、甲州の河尻は、また信忠に絡みつく正体不明の忍群たちは敵か味方か。物語は信忠の成長を軸に、群雄たちの新たな天下布武へと突き進む。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第1弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  • 時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。第七十五巻は「糸車」「梅咲きぬ」「尾花川」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  •  織田信忠と徳川家康の対決は佳境を迎えていた。半年間持ちこたえた三河岡埼城がついに落ちた。城将平岩親吉は無念の自害を遂げる。信忠は機に乗じてさらに三河奥深くに侵攻し、家康もまた吉田城に堅固な防衛線を構えた。信忠は有利に戦いながらも、なかなか家康を屈伏させられない。織田家中から、家康との和睦論が台頭してきた。その代表は、信忠が右腕と頼む蒲生賦秀だった。一方、北関東では佐竹氏を破った伊達政宗が勢力を拡大し、関東の覇者、北条氏直との対決に踏み切ろうとしていた。徳川・北条・伊達の攻守同盟を自ら破壊する政宗の狙いは何なのか……。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第9弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  京では信忠・信孝・秀吉の三者が激しく睨み合っていた。信孝は前代未聞の禁裏参内を強行し、近衛相国の行方を追及する。一方の信忠も、父信長の法要を名分についに京洛制覇に乗り出した。京の冷戦をよそに、東国に火が噴いた。火元は家康である。武田旧臣の一揆を口実に、家康は怒濤のように甲斐に侵攻した。信忠の宿老だった河尻秀隆は武田忍群の凶手により暗殺される。また上州では滝川一益が神流川の合戦で北条氏直に大敗を喫した。信忠の東国支配は崩壊の危機に瀕し、於松は信忠の身を案じる。安土から岐阜へ戻った信忠は信濃出陣の機を窺うが……。秀吉が信忠との対決姿勢を鮮明にし、信孝は破滅の道をひた走る。信忠を軸とした群雄の抗争はいよいよ白熱した正念場を迎える。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第2弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  織田信長亡きあと、天下を争うのは信忠、秀吉、家康の三者に絞られた。信忠が先に動き、山崎表で秀吉が築いた宝寺城に攻めかかるが、黒田官兵衛の奇策や堀秀政の強襲により、進退窮まる。土壇場に陥った信忠を、細川幽斎の秘策=勅命講和が救った。信忠は非力を痛感し、鈴鹿山系に隠遁していた滝川一益を軍師に迎える。その頃、於松は伊賀衆に襲撃されていた。窮地を救ったのは真田忍び。家康に背いた真田昌幸は上田城を築いて、徳川軍を散々に撃ち破る。昌幸と結んだ上杉景勝は逆臣の新発田重家を攻めるが失敗する。島左近は信忠の命で、直江兼続をひそかに訪れ、同盟締結を策す。西国でも、羽柴・毛利両軍の脅威に接した長宗我部元親が信忠に近づく。信忠は北陸の雄柴田勝家を尾張に転封し、満を持して反攻に転ずる。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第3弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  織田信長が死してすでに四年の歳月が流れた。信忠と秀吉の対決がクライマックスを迎えようとしていた。大坂城攻略をめざす信忠は二つの秘策を仕掛けた。将軍足利義昭を大坂城から京へ迎えることと、高山重友の調略である。狙いは見事に的中する。動揺した羽柴軍は次々と敗走した。秀吉はついに信忠に最後の決戦を挑む。その帰趨やいかに……。上方で大きな変動が起きようとする頃、九州も戦乱が激化した。島津軍五万の大軍が北上して、一気に筑前に侵攻した。信忠の命で長宗我部軍が豊後に上陸した。東国では、織田政権に抗して徳川・北条・伊達の攻守同盟が結ばれた。その標的は越後である。三方面から同盟軍数万が国境を越えた。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第6弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  信忠は滝川入庵の献策により、秀吉に対して大反攻作戦に転じた。最新甲鉄船を率いる九鬼嘉隆は、雑賀衆の頭目鈴木孫一と結び、淡路島攻略めざして、大船隊を組んで難波の海に乗り出した。迎え撃つは羽柴水軍衆を率いる小西弥九郎行長。九鬼水軍の甲鉄船は期待に違わぬ威力を発揮するのか……。また陸では、信忠自ら数万の大軍を率いて河内に侵攻する。その頃、戦乱の堺に現れた於松は、キリシタンに改宗した。四国では、長宗我部元親が待望の伊予切り取りに乗り出し、三河では、満を持していた柴田勝家が家康との対決を望む。そして信忠・秀吉・家康鼎立の外で、若き覇者が檜舞台に踊り出た。奥州の独眼竜こと、伊達藤次郎政宗である。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第4弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  信忠と秀吉の畿内決戦は、信忠がやや有利ながら痛み分けに終わった。両雄の攻防は戦場から朝廷へと移った。武器のないいくさが始まった。備後から大坂に戻ってきた将軍義昭は秀吉の昇官を朝廷に要求する。朝廷内の反織田派公卿も動き出したが、信忠はこれを未然に叩き漬す。その頃、雑賀衆の鈴木孫一が岸和田城を落として、蜂屋頼隆を自害に追い込んだ。秀吉が歯がみするなか、信忠はその功を認めて、孫一を一躍紀州国主とする。信忠はまた紀伊・和泉両国に地歩を築いたが、孫一はさらに和泉国主の座を要求した。孫一の専横に手を焼いた信忠はついに非常の断を下す……。秀吉は織田方の足並みの乱れに乗じて、大坂築城を開始し、織田陣営に調略を仕掛ける。一方、三河では柴田勝家と徳川軍との激突が始まっていた。関東では奥州の伊達政宗の南下をきっかけに新たな騒乱の火種が播かれた。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第5弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  織田信忠の股肱中の股肱、蒲生賦秀の上州転封。北条方を撃破し、またたく間に上州を平定した賦秀に挑むべく奥羽の雄、伊達政宗が下野に侵攻、佐竹方の黒羽城を囲んだ。織田、伊達、北条という三つ巴の対決構図。関東に新たなる風雲が巻き起こる。一方、信忠は三河表でじわじわと徳川方を圧迫しつつあった。窮地に陥った家康は本多正信と語らい、ひそかに手を打つ。―信忠政権に不満をもつキリシタン勢力の挙兵。天下を賭けた織田と徳川、三度の対決。勝つのはどちらか? 信忠、於松、そして数多の人々が駆け抜けた動乱の時代がついに閉幕のときを迎える……。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第10弾。完結編。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  •  西の強敵羽柴秀吉がついに滅んだ。それも束の間、戦雲が北越に迫っていた。徳川・北条・伊達連合軍六万が三方から越後に攻め込んだ。揚北衆の新発田重家がこれに呼応し、下越はたちまち席捲される。伊達政宗は本庄繁長がこもる本庄城へと矛先を向けた。境目の坂戸と海津の両城では上杉方が激しく抵抗する。信忠は上杉景勝の求めにより、大軍を率いて三河へ侵攻した。岡崎城では平岩親吉が頑強な篭城戦を展開して、織田軍の行く手を阻んだ。焦る信忠……。木曽路からは島清興・真田信繁らが徳川軍の背後を突こうとする。職田政権と東国連合軍が、がっぷり四つの全面激突となった。その頃、畿内ではキリシタンが急激に勢力を拡大していた。
     圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第7弾。

    ●桐野作人(きりの・さくじん)
    1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。
  • 1,630(税込)
    著者:
    西條奈加
    レーベル: ――
    出版社: 潮出版社

    江戸を舞台に、個性豊かな三人の婆たちの日常と
    その周りで起こる悲喜劇をコミカルに描く
    「女性の老後」をテーマにした長編小説。


    名手宅の祐筆(文書や記録を取り扱う職)を得て静かな余生を
    過ごしたいお麓(ろく)は、おはぎ長屋という長屋に住んでいた。

    これで老後の安泰は約束されたと思い込んでいたが、
    その平穏な暮らしはわずか一年で終わりを迎えた。

    お菅(すげ)が越してくると、さらに半年後には
    お修(しゅう)がやってきたのだ。

    二人の幼馴染はお麓の長屋を毎日欠かさず訪ねてきては、
    心底どうでもいい話をしゃべり散らす。

    お麓はこの先、二人とうまくやっていけるのか。
    安穏に暮らすはずの余生はどうなってしまうのか。
    さらには、いろいろな事件に巻き込まれていき……。
  • 千葉県・南房総の「仲良し4人組」は、長じて第一次世界大戦やシベリア出兵、米騒動、農村の疲弊と飢餓、上海事変など、歴史の大波に洗われながら、数奇な運命の糸にあやつられていく。
    大正から昭和に至る激動の近代日本の歩みに重ねながら、幼馴染み4人の友情と慟哭、その生と死の物語をたどる。先達たちの「魂の軌跡」を壮大なスケールで描く歴史小説巨編。
    聖なるものが薄れ、あてどなく漂流する21世紀。羅針盤を失いがちな、すべての日本人に問う。
    ※通常版と電子書籍版では一部の記載が異なります。
  • 時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。第七十四巻は「はたし状」「初蕾」「町奉行日記」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 1,683(税込)
    著:
    伊吹亜門
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    犯人は誰? 探偵こそ誰?

    時は明治、那珂川二坊は文学で名をなさんとす。尾崎紅葉に師事すれど執筆がかなうのは小説どころか三文記事ばかり。この日も簡易食堂に足を運び、ネタを探して与太話に耳を傾けた。

    どうやら昨晩、かの徳川公爵邸に盗人が入ったらしい。蓋を開ければ徳川公にも家人にもこれと云った被害はなく、盗人は逃走途中に塀から落ちて死んだという不思議な顛末。酔客らは推論を重ねるが、「そりゃ違いますやろ」という声の主、福田房次郎が語り始めたのは、あっと驚く“真相”だった(「長くなだらかな坂」)。

    京都・奈良をつなぐ法螺吹峠、ナチス勃興前夜のポツダム、魔都・上海ほか、那珂川の赴く地に事件あり、妖人あり! “歴史・時代ミステリの星”伊吹亜門が放つ全5話の連作短編集――


    絢爛たる謎解き秘話を通して、
    〈あの人〉たちの妖人ぶりにあらためて瞠目した
    ――有栖川有栖(作家)

    著者の本領発揮作と呼ぶに相応しい完成度
    ――千街晶之(ミステリ評論家)
  • 1,925(税込)
    著:
    砂原浩太朗
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    「どいつもこいつも、こけにしやがって」「難儀だね、身内って奴から逃れられないものさ」、追い詰められ女と男は危うい橋を渡ろうとする。「あの場所の生まれでなければ」と呪い、「死んどくれよ」と言葉の礫をぶつけながら、その願いが叶いそうになると惑う。ここに江戸八景の本物がある。「傑作」と呼ぶしかない短篇集。
  • 2,090(税込)
    著者:
    天羽恵
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    第6回大藪春彦新人賞を受賞した天羽恵、凄烈なるデビューへ!
    御役目は必殺!?刺客となった少女と人斬れぬ御供の武士。死への旅路の果てにあったのは……。
    仇討ちに謀略。なんと贅沢なエンターテインメントだろう。――今野敏
    自らの生を賭して足掻くことは、かくも切なく美しい。――澤田瞳子

    「無念を晴らす為やったら、鬼にでも夜叉にでも、喜んでなったる」
    道場剣一筋の真木誠二郎は、裏目付の佐野に見込まれてある御役目を言い渡される。尊王攘夷派の黒幕を誅殺すべく、江戸から京まで刺客の供をせよというのだ。
    鬼のような刺客と聞いて生来の臆病者である誠二郎は怯えるが、現れたのは年端もいかない少女・美津だった――。
    時代小説に新風を起こす業火の仇討ち旅が始まる!

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