『時代小説、講談名作文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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数多きお家騒動の中で善と悪との争い、これほど腹の底から湧く憤激、これほど腹の底から泣ける感激感動の物語なし。
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悪童・河内山宗俊、大いに世にはばかる! 金はない地位もない数寄屋坊主が、持ち前の舌先三寸で江戸八百八町を渡ってゆく痛快譚。悪でありながら人情家でもある宗俊の下に集うは片岡直次郎、森田屋清蔵、金子市之丞、闇の丑松、花魁三千歳という、いずれも一筋縄ではいかない怪人物。世のしがらみに囚われず、思うまま生きるその姿は正に大輪の悪の花、となえて天保六花撰! 江戸に咲いた徒花の散り際、とくと見よ!
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面白い! 又とない滑稽読み物! 天下一の滑稽で、弥次さん喜多さんの底抜けの道中記。名を聞いただけでもおかしくなるような、弥次郎兵衛と喜多八は生まれつき天下無類の呑気者で、頓狂であわてもの。昔の東海道五十三次を歩きながら旅をする二人が、あちこちで大騒ぎ。次から次へと、道中いたるところで珍妙無類の大活躍、読み始めたらとても手放すことができない。
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天下の三名人が秘術を尽くして天晴れ輝く技くらべ!! 三代将軍家光公の頃、その人ありと知られた、馬術の三代名人、曲垣平九郎、向井蔵人、筑紫市兵衛が火花を散らして秘伝の技くらべ。手に汗握る大試合、壮絶快絶の大場面ばかり。壮快だ! 人間業ではない素晴らしいものだ。
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「清水港は鬼よりこわい、大政小政の声がする」と恐れられた大政、小政を始め、あまたの子分から親分と慕われ、海道一の侠客としてその名を天下に轟かした清水次郎長の一代任侠物語。死相を気にして家業をやめて侠客となる。石松の金毘羅参り、卑怯な都鳥の刃にかかって無念の最期を遂げた石松の仇を討ちとる次郎長の子分思い、大侠客の面目躍如として痛快無比な物語。
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後世に剣聖と称えられる塚原卜伝、その血沸き肉踊る生涯を余すところ無く伝える名講談! 幼い時から才の片鱗を煌めかせ、師である上泉伊勢守から見事一本! 長じて後は諸国漫遊、各国名人達人、更には怪猫との死闘までも繰り広げ、遂には父兄の仇、卑怯千万な佐竹弾正を見事討ち取る! これぞ男子の鑑。八面六臂の大活躍を、とくと御覧じろ!
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家康、秀忠、家光のような将軍達も、彦左衛門には叱られるという天下御免の御意見番!! 二言目には『鳶の巣文珠山……』を持ちだして、諸大名や旗本達をピシャッと押さえる痛快さ。たらいに乗って登城したり、我慢会を催し若い旗本連中を驚かしたり、胸のすくような痛快な活躍。しかも、誠忠無二の忠臣で、情あり、涙あり、智あり、勇ある快男児。
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天下無敵!! 大関を16年間張り通した稀代の名力士雷電の手に汗握る大相撲物語。小さい時から力自慢で、大釣鐘を担ぎあげて40人力を現したのをはじめ驚異の怪力ぶり。力士を志して江戸に上り、谷風の弟子となっては場所毎に優勝。トントン拍子の出世。相撲道の名誉のために悪人と戦ったり、愛弟子越の海の仇討ち相撲をとったり痛快な大活躍。
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古今に類のない名人甚五郎の神技! ちょっと見ると阿呆のように見える彫物大工の甚五郎が、天下の大久保彦左衛門老人をすっかり感心させ、将軍家光公からは莫大なご褒美に預かる。知恩院や広徳寺建築では恩義のため身の危険も顧みず大苦心。日光陽明門の普請の時にはあまりの腕前に仲間から妬まれ、遂に右腕を切られたりする左甚五郎の血と涙の修行物語、任侠義烈の一生です。
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悪の限りを尽くす直参旗本と、侠客の間で争いが耐えなかった寛永年間の江戸。侠客の代表的存在である長兵衛は、堅気の人々にまで被害が及ぶ大規模抗争になることを懸念、方々走って和解の道を探る。しかし必死の働きも虚しく、狼藉を重ねる旗本。孝行ものの力士が闇討ちされ、手打ちの約束も反故にされた長兵衛は、遂に自らの命をもって旗本頭、水野十郎左衛門を破滅させる道を選ぶ。身を捨てて江戸を救った、真の侠客ここにあり!
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苦心に苦心を重ねて十一年、首尾よく親の仇を討った田宮坊太郎の血沸き肉踊る武勇伝! 運命の孤児となって寺へ預けられた坊太郎が、僅か八歳の身で四国から遥々江戸に上って柳生飛騨守(宗冬)の弟子となり、遂に水戸、柳生両家の後ろ盾で天下御免の大仇討ちをするまでの物語。母親おつじの涙ぐましい激励あり、感激のうちに面白く読める名講談!
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僅か十四で病気の父のため、馬方として世に出た忠治。ずる賢い継母の奸計で父を殺されるも、見事親の仇を取る。その見上げた孝行心と人情味溢れる人柄を買われ、若くして親分となった忠治。持ち前の義侠心から、飢饉の村に金を届け、非道な悪人を斬って捨てる善行を行う。しかし往くは極道、日陰の渡世、人々にはその徳を讃えられながらも、お上からは追われる立場になってしまう。その身を仁義の二文字に捧げた、胸を打つ一代記!
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見よ! 愉快! 痛快! 物凄い大場面! 大豪傑の岩見重太郎が大勇を奮って掛川堤の28人斬、7メートルある大蛇退治や身の毛もよだつ怪物退治、父と兄の敵をたずねて血の出るような大苦心、遂に天橋立で晴れの大仇討ちなど、聞いただけでも胸は高鳴り、血を湧かさずにいられぬ場面が次から次への大講談!
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7、8歳のころから怪童丸とあだ名をされた後藤又兵衛。10歳の時にものすごい唐犬を退治し、12歳の時には海賊を退治するなどたちまち黒田家の人気者となる。14歳の時には河屋城攻めに初陣して敵の大将を難なく槍玉にあげ、その名を天下に轟かせた。諸国へ武者修行に出かけ、数多の豪傑と腕比べをし、関ヶ原の戦い、大阪冬夏の両陣には大暴れ、大手柄を立てるなど大活躍の痛快物語。
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時は寛永年間、三代将軍家光公の御前において行われた古今未曾有の武術大試合! 出場するは荒木又右衛門、宮本無三四、関口弥太郎、伊達政宗、大久保彦左衛門、笹野権三郎、間垣平九郎、羽賀井一心斎、磯端伴蔵、柳生飛騨守、由比正雪等々、いずれも当代一流の錚々たる面々! その神技を尽くした決死の大試合は、読者をして手に汗握らせ、快哉を叫ばせずにはいない!
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江戸の花形、火消しの中でも男の中の男とうたわれた、野狐三次の痛快活劇! 捨て子の境遇ながらも、華々しい火消しの職を得るまでになる三次。しかし義人の行く手に試練はつきもの、悪旗本から芸者を助け、火事に喧嘩に向かう先々で苦難の連続。けれどもさすがは男・三次、果てには天晴親の仇討ちもなし、継ぐは父の名上州屋秀五郎。火消しの頭にもめでたく相成り、愛する人とも結ばれ、全てが万々歳のうちに終わる胸のすく物語。
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不当な年貢の取り立てに対し、義人・宗五郎が立ち上がる! 唐突に告げられた年貢の増税に対し、一揆寸前もやむなしとする仲間たち。それを抑えて殿様に不当を直訴しに行く宗五郎だったが、暗君である堀田上野介は聞く耳を持たない。こうなっては命がけで将軍に直訴するしかないと、我が身を省みずに行った訴えは聞き入れられ、堀田家の重臣はそのかどで重く罰されるが……。涙なしには読めない、佐倉宗五郎、任侠義烈の生涯!
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