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『時代小説、3か月以内、0~10冊(文芸・小説、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全192件

  • 江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。一人前の料理人を目指して精進を重ねていたある日、与力の上田と店の常連客とが盛り上がり、「千川」で酒合戦(呑み比べ)をすることになってしまった。――どうせやるなら「千川」の名が江戸中に広まるような酒合戦にしよう。そう張り切るきよだったが、想像以上に話が大きくなったあげく、酒の手配に苦慮する羽目になって……
  • 茨城県の山中にある寂れた神社の宝物庫にあった陶製の大瓶の一つから、
    膝を抱える体勢をとった古い白骨死体が発見された。
    その話を友人のフリージャーナリスト、小松崎から聞いた桑原崇は、
    大瓶と神社の祭神に興味を抱き、棚橋奈々を含めた三人で茨城へ向かうのだった。
    警察や郷土史家らが出入りするなか起きる新たな殺人。
    その死体もまた瓶に入れられていた。
    QEDシリーズ長編!
  • 筑前朝倉藩大名行列襲撃さる。藩主の長章(ながあきら)は重傷を負った上、信平(のぶひら)を襲った曲者は朝倉藩との縁を匂わせる。だが信平は裏に宿敵・神宮路(じんぐうじ)の陰謀を感じ、長章に面会を申し出るが‥‥‥。進む二条城の襲撃計画、信平を絡め取る陰謀に秘剣・鳳凰の舞が煌めく。実在した傑人を描く大人気時代小説、ことはじめ編完結!
  • 759(税込)
    著者:
    白蔵盈太
    レーベル: 双葉文庫
    出版社: 双葉社

    深川佐賀町の裏店に住まう棒手振りの八五郎は、平凡かつ地味な男。人並み外れた影の薄さが悩みの種だが、独り身ゆえの気楽な貧乏暮らしを謳歌している。そんな八五郎は、ある夜、巷で噂の幽霊剣士「鳴かせの一柳斎」が旗本を襲う場に出くわす。物陰から固唾を呑んで闘いを見守る八五郎だが、一柳斎の正体が、隣の部屋に住まう浪人の雲井源次郎だと気づき――。影と秘密は江戸の華!? 期待の新鋭が贈る、書き下ろし傑作時代小説。
  • 思いが通じ合った相手の元へ嫁ぐ娘と、
    両親に溺愛された美しい娘。
    失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した。
    --その発端は、すべての女性が持つ「迷い」。

    嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。すべて表裏一体だ。

    真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自信番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。不自然な失踪に「神隠し」を疑うお初と右京之介。探索を始めた二人は、娘の嫁ぎ先に不審な点があることを突き止める。だがその時、第二の事件が起こった。

    悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も全部吸い取ってくれる。
    だから、宮部みゆきはすごい。
    霊験お初シリーズ、第二弾!
  • 【人類の永遠の悩みに挑む!】
    「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
    「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
    自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
    そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
    すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。

    【目次】
    まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
    序章   労働と読書は両立しない?
    第一章  労働を煽る自己啓発書の誕生――明治時代
    第二章  「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級――大正時代
    第三章  戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?――昭和戦前・戦中
    第四章  「ビジネスマン」に読まれたベストセラー――1950~60年代
    第五章  司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン――1970年代
    第六章  女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー――1980年代
    第七章  行動と経済の時代への転換点――1990年代
    第八章  仕事がアイデンティティになる社会――2000年代
    第九章  読書は人生の「ノイズ」なのか?――2010年代
    最終章  「全身全霊」をやめませんか
    あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
  • 南町奉行所の同心・塩川とその中間・大八が行方知れずとなる。日ごろ塩川に世話になっていた同心・稲葉七十郎が必死に探索をしたところ、中間の遺体だけが発見される。一方、書院番の久岡勘兵衛は、出仕した昼休みの弁当部屋で、同僚三人が斬り殺される惨劇に遭遇する。勘兵衛のとっさの働きで下手人は取り押さえられるが、その後、それぞれの事件は意外な展開を見せていく……。話題の剣豪ミステリーシリーズ第三弾!
  • 将軍家の毒味役を代々務める矢背家の一粒種・鐡太郎が上方から戻ってきた。だが、久しぶりの帰郷には理由があった。時を同じくして「死の病」が江戸を恐怖に陥れる。上方で医学の修行をしていた鐡太郎の知識と技が生きるか。矢背家の家督を継いだ鬼役の卯三郎も病に倒れるなか、蔵人介は蔓延する病の背後に「黒幕」の存在を見出し、日ノ本を混乱に突き落とそうとする陰謀の阻止に動くのだが……。超人気シリーズ、待望の第34弾。
  • 事件の予兆と、恋の予感。これが宮部みゆきの世界---。死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の右京之介と探索を始めた。だがその時、油樽から女の子の遺体が発見される。人は過去にも家族にも縛られる。霊験お初シリーズ第一弾。


    事件の予兆と、恋の予感。
    人は狡いし、汚い。だけど優しくて、美しい。
    これが宮部みゆきの世界。
    「霊験お初」シリーズ第一弾!

    死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が本所深川で起きた。甦った人物が以前より若返っていると感じた「姉妹屋」のお初は、老奉行の御前さまから紹介された与力見習の右京之介と探索を始めた。だがその時、油樽から女の子の遺体が発見される。人は過去にも家族にも縛られる。霊験お初シリーズ第一弾。
  • 時は1578年11月、史実より約1年半早く開催される運びとなった『京都御馬揃え』を皮切りに、西国進出と東国統一目指し、知略謀略渦巻くメインストーリーを軸に、今回は魅力溢れるあのキャラに焦点を当てたこぼれ話が満載!!
    東国統一のため鉄道構想を練ったり、マンガンを選鉱したり、オオウミガラスの飼育に奔走したり、羊羹を巡って諍いが起きたり……
    ますます目が離せない17巻!
  • 神田で不思議な唄と踊りとともに一家が失踪するという奇妙な事件が起きた。さらに、本郷のろうそく問屋で大金が盗まれたり、上野の置屋から芸者が身をくらましたりと、立て続けに起こる事件すべてに謎の唄が関わっていた。南町奉行所の見習い同心・徳川竜之助が事件の鍵となる唄について調べを進めるうち、とある藩の名と悪事の影がおぼろげに浮かんできて……。傑作時代小説シリーズ新装版、第五弾!
  • 独自に編み出した剣術、三社流の師範・望月竜之進は黒田藩の福岡城下にいた。そこで足に怪我を負った竜之進は、温泉療養に行くことにした。その地で、大の男が黒い犬に斬りかかっているのを目にする。しかし、その犬は服部半蔵が飼っていた犬だという……。奇想天外なのに物語に引き込まれホロリとする。風野真知雄だから書けたオリジナル時代小説シリーズ第二弾。
  • 絶頂期を迎えていた戦国武将・織田信長。安土城が落成、狩野永徳に命じていた「安土山」を描いた「屏風」も完成したが、その直後、信長は本能寺で明智光秀に討たれる。信長討伐に貢献したのが光秀に仕える忍び「神山衆」。頭領・神山藤祐は光秀から、屏風を手に入れることを命じられる。屏風が手に入れば天下が取れるとされるだけに屏風を手に入れるべく蠢く武将や忍びたち。命を削る戦いの末に待つ衝撃のラストとは。
  • 数寄者相手に嘘偽りない怪談を売る『お伽屋』を生業にする銀次。ある夜、依頼を受けて、真夜中の川面に幽玄のように現れるという物売りの舟を待っていた。そこに現れたのは、もののけが見えるという酔狂な隠居の瓢仙。すっかり彼の物言いに巻き込まれ――(表題作)。奇妙な縁でつながった二人が江戸の不可思議な噂や事件にかかわっていく! 霜島けいが新たに描く、痛快な新シリーズ第一弾!
  • 両国橋に刀を奪う狐が出る。――剣術、三社流の師範・望月竜之進は、亡き父に縁のある江戸の道場主から師範代を頼まれる。しばらくすると、弟子の間に不穏な噂が出回るようになった。そして、竜之進の亡き父が絡む忌わしき過去までが浮かび上がってきた……。シリーズ第三弾の今巻は、弱き者たちを苦しめる「卑劣な悪」に、竜之進が奇想天外な手段で立ち向かう!
  • 評判の鴛鴦夫婦の裏の顔──。
    娘たちを食い物にする色悪に凜之助が迫る!

    日本橋に店を構える榛沢屋の羽左衛門とお多代は、近所でも評判の鴛鴦夫婦。
    美貌のお多代は笑顔で今日も客に愛想を振りまく。
    だが、羽左衛門は誰にも言えない深い悩みと、妻への暗い情念を抱えていた。
    ある日、妻を待ち伏せる羽左衛門の目の前で惨劇が起きる。
    折しも、江戸では近頃、若い娘の夜鷹が出没するようになり……。

    新米同心・凛之助が、絡み合った事件の切ない真相と、
    背後で暗躍する裏組織を追う!

    シリーズ91万部突破「おれは一万石」著者、待望の書き下ろし時代小説。
  • 最強にして最恐!? 土下座の好敵手現る!

    江戸は弘化年間、徳川十二代将軍家慶の治世。
    千代田城「松の廊下」で、土下座奉行こと牧野成綱は行く手をはばまれた。
    はばんだのは、老齢白髪の吉良義房。幕府の儀式典礼を司る高家の主だ。
    牧野の作法が礼を失しているというではないか。
    吉良にとがめられ、進退きわまった牧野は、必殺技の「土下座」を繰り出す――。
    一方、江戸の道ばたでは、人を斬る「辻斬り」でもなければ、金品を奪う「辻盗人」でもない、奇妙な悪事が流行り、町人を震え上がらせていた。
    探索に奔走する同心の小野寺重吾の前に、美貌な若侍の吉良桔梗之介が現れ、事態はとんでもない方へ……。
    意気衝天の剣戟捕物、みたび見参!
    小野寺重吾……北町奉行所の同心。あだ名は「しゅうとめ重吾」。
    牧野成綱……北町奉行。江戸城内で「どげざ駿河」と呼ばれる。
    咲く良……弱きを助ける美人喧嘩娘。「げんこつ咲く良」が通り名。
    八重……重吾の妹。「黙っていれば小町」と囁かれるほどの美形。
    遠山景元……南町奉行。人呼んで「いれずみ金四郎」。
    財前孝三郎……南町奉行所の廻り方同心。周りは「花がら孝三郎」と呼ぶ。
    夜目鴉の菊……関八州を股にかけた元大盗賊の老女。
  • 若い筆職人の念次郎が飲み仲間の取引先の若旦那松助と夜、迷い込んだ大きな料理屋。広い宴席には誰の姿もなく、二階にあがると、なぜか真っ昼間の明るさだった。いったい、ここはどこなのか? いつなのか? そして松助も「煙のように」姿を消した。外に出た念次郎はさんざんさまよったあげく、深川の皆塵堂の大家の清左衛門に救われる。
    松助の祖父の亀松は、明和の大火のときに、目黒の料理屋で飲んでいて火事に巻き込まれた。その後金貸しとして儲けるが、十八年後に姿を消し、死体で発見された。松助の父の松蔵は、それから十八年後にやはり突然姿を消し、やはり死体で発見されている。松助は、祖父と父の死について、叔父の継右衛門からくわしくは聞かされていなかった。そして今年は、父の松蔵が死んで、十八年後にあたる。松助は大丈夫なのか?
    清左衛門から曰くものを扱う古道具屋皆塵堂を教えてもらった念次郎は、皆塵堂を拠点に、姿を消した松助を探しはじめる。

    幽霊の見える太一郎も、さすがに時空がねじれていると、気配が読めず、今回は役立ちそうにない。
    料理屋、二階建ての長屋、湯屋、大店など建物にまつわる因縁のある屋敷で繰り広げられる幽霊譚。
    大江戸版ホーンテッド・マンションに、皆塵堂の面々は、どう立ち向かうのか?
  • 740(税込)
    著:
    夢枕獏
    著:
    佐藤嗣麻子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    若き日の安倍晴明が事件に挑む! 話題映画のノベライズ

    【映画『陰陽師0』2024年4月19日公開 主演・山崎賢人】

    鬼や霊が跋扈する平安時代。呪術の才に長けた学生・安倍晴明(あべのせいめい)は、貴族の源博雅(みなもとのひろまさ)から「ある怪異を鎮めてほしい」と頼まれる。女王を悩ます金の龍や、若者の奇妙な死を調べる中で、晴明は都を脅かす邪悪な呪いに巻き込まれていく。実在した陰陽師、安倍晴明の生誕1100年を迎え、人気シリーズを原作にした呪術エンタメノベライズ。
  • 880(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    おれには、はなから母親がいない、そう考えるのだ――

    売り出し中の料理屋<元喜世>に突然現れた「平蔵の母」きえ。その真偽は、平蔵の真意は。

    池波正太郎没後なお多くの支持を集める『鬼平犯科帳』。父で挿絵家・中一弥氏が「オール読物」で挿絵を描いていた縁と、長年の愛読者だった著者が、「鬼平」へのオマージュをこめて、切れ味鋭く長谷川平蔵を蘇らせたシリーズ最新の第4作。収録作品は表題作の他、「せせりの辨介」「旧恩」「陰徳」「深川油堀」「かわほりお仙」の全6作。

    ※この電子書籍は2020年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 時は元禄11年(1698)、第5代将軍、徳川綱吉の治世における、備前の国、岡山藩、第2代藩主、池田綱政公の治める岡山城下に、空穂無刀流の道場があった。
    師範代の尾上龍之介と、その妻、美代、そして4人の子供たち。
    師範の空穂清史郎とは親戚同然の間柄であった。
    やがて御前試合が開かれるのだが、柳生新陰流、北辰夢想流、小野派一刀流、宝蔵院流槍術、そして空穂無刀流。
    空穂無刀流の無刀の構えとは・・・・・。
    そして勝敗の行方やいかに・・・・・。
  • 関ヶ原の戦いで敗れ、八丈島に流された西軍の将・宇喜多秀家。秀丸は、その庶子として生まれた。立派な若武者に成長した彼は、ある日、島の洞窟で異人の残した宝を見つける。秀丸は、父の仇を討つため、その宝を持って、島抜けを決意する!
  • 寛永の世、霧丸は江戸にいた。狙うは柳生十兵衛の首! かつての仇敵であり、いまは友誼で結ばれた宗矩の口添えで娶った最愛の妻・鶴を、その息子に斬殺されたのだ。しかも鶴は身ごもっていた。怒りを白刃にこめ、霧丸は十兵衛の行方を追う!
  • 真田幸村に従い、冬の陣を闘った宍戸一剣こと霧丸。徳川によって大坂城の堀が埋め立てられ、豊臣家滅亡を予感した幸村らは、秀頼の嗣子・国松を薩摩に移し再興を図ることを決意する。その密命をおびた霧丸、佐助、才蔵らを待ち受けるものは。
  • 時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。第七十七巻は「二十三年」「風鈴」「不断草」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 卒爾ながら一手ご教授願いたい。姓名の儀は梅原才蔵幸行と申す――名を変え、左眼を抉りとって身をやつした霧丸は、道場破りを繰り返しながら路銀を得、江戸に向かった。目指すは柳生宗矩との勝負! 廻国の途上、木刀一本を携えた霧丸を待ち受けるものは…。
  • 605(税込)
    著者:
    田中光二
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    天下動乱の戦国の世、十二歳の霧丸は、出雲・備後国境の秘境、宍戸谷で平和に暮らしていた。だがある日、谷は何者かに襲われ、父・一貫斎は自ら作った名刀・七星剣で首を刎ねられる。囚われの身となった霧丸は、父の仇討ちを強く誓うが……。
  • 世間の知らない幕末の裏側に、ダークヒーロー「音羽一家」の活躍あり!!
    「闇の水脈」シリーズついに完結。

    弘化三年(一八四六)・初夏の夜。京都洛中では、密かに、倒幕と新政権樹立を図る謀略が推し進められていた。謀略の提唱者は怪人物の革命家・黒岩一徹。
    その黒岩は、翌日の夜、隠れ家の洛外・岩倉において、謎の陰陽師を相手に、己れのテロリストとしての本音を存分に語るのだった。
    それは、二百年以上も続いた徳川の泰平の世を覆し、この国を動乱の渦中へと導き、その果てに「万国の長」たらしめるような〈火〉の強国へと生まれ変わらせんとする野望であった。

    同じ頃、大坂で起こる連続殺人事件。その背後には、抜け荷一味の元締・河内屋利兵衛の操る闇の組織の暗躍があった。河内屋一味によって無実の罪を着せられて処刑された廻船問屋・和泉屋藤兵衛の無念を晴らすため、闇の世間師・音羽一家の活躍が始まる。抜け荷のカラクリをあばこうと努めるうちに、音羽たちは、大坂の陰謀が京都の政治的謀略と一本の糸でつながっていることに気づく……

    風雲急を告げる幕末を舞台にした痛快時代小説。
  • 1,980(税込)
    著:
    蝉谷 めぐ実
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。
  • 佐平次親分こと佐助は、お鶴の故郷、上州は高崎へ赴くこととなった。道すがら、二人の後をつけてくる謎の男に気づいた佐助。これまでの捕物で、佐平次親分に恨みを持った人間が襲ってくるのではないかと危惧の念を抱く。一方、江戸では平助が同心の井原伊十郎より面倒な問題を持ち込まれていた。井原はある駕籠屋の主人の妾に手を出し、何者かに揺すられているというのだ。渋々探索を引き受けた平助だったが、佐平次親分の名を語り悪事を働く偽者の存在を知ることに――。偽の佐平次親分の正体とは!? 果たして、佐助は無事に上州へたどり着けるのか!? 大好評シリーズ第十七弾!!
  • 芳蘭は唐へ貢ぎ物として送られるさ中、耶律突欲と出会い、運命を共にすることとなった。一方、契丹の皇后・月理朶の命により、寮州城にいた明秀たちは、捕らわれの身となってしまう。失ったものは東日流兵千人の命。明秀は、自分を護ろうとして死んでいった千人のために、何があっても生きのびようと決意をする。滅びゆく渤海の運命は果たして……?  壮大なスケールで描く、大長篇伝奇ロマンシリーズ第五弾!
  • 劉備の軍師として乱世にその姿を現した〝臥竜〟諸葛亮は、揚州との同盟を図り孫権との謁見に向かう。孫権に曹操と劉備軍の交戦を告げる諸葛亮。その言動に揚州は揺れる。一方、覇道のみを見つめてきた周揄は、孫権の心を動かし、ついに曹操との開戦を宣言させた。巨大な曹操軍三十万に、周揄と諸葛亮、希代の知将が挑み、乱世の行方を大きく変えた『赤壁の戦い』を描く、新装版・北方三国志、白熱の第七巻。
  • 天保五年の正月、むさし屋喜兵衛の寮から火の手が上がり、焼跡から三人の焼死体が見つかった。三人は、長く結核を患っていた当主喜兵衛と、妻おその、娘おしのと認められる。一方その年の晩秋、江戸の町では殺人事件が相次ぎ、骸の傍らには必ず椿の花弁が残されていた。被害者はいずれも殺されて当然と思われるような悪名高い男たちばかり。この一連の事件に、与力青木千之助が捜査に当たる。聞き込みの末に若い娘の影を掴むが、果たしてその娘とは・・・・・・。法で罰することのできない、けれど到底許しがたい罪をどう裁くべきか――昭和の文豪・山本周五郎渾身の傑作長篇。(エッセイ/澤田瞳子、編・解説/竹添敦子)
  • 昔馴染みで役者の市之進の死絵を描いたことをきっかけに、地本問屋からの注文が増えてきた絵師見習いのおふゆ。ある日街中で、ご禁制とされている、立役と女方の心中を描いた読売が売られていた。偶然通りがかったおふゆは、画帖を持っていたことから、その読売を描いた絵師だと勘違いされ、岡っ引きに捕まってしまう……。第十四回角川春樹小説賞を満場一致で受賞した著者の、注目の新シリーズ第二巻。
  • 渤海は滅亡し、契丹では皇帝・耶律阿保機が暗殺された。激動の中、契丹国皇后・月理朶は、弟の堯骨を皇帝にするために、突欲に東丹国の統治を命ずるのだった。一方、新たなる渤海国の復興のために、明秀は安東勇魚たちとともに、東日流軍を率いて契丹国に抵抗し続けていた。突欲と明秀は、それぞれの野望と覚悟を持って再び闘うことになるのだが……。大好評の大長篇伝奇ロマンシリーズ第六弾! (解説・細谷正充)
  • 【本電子書籍は『口入屋用心棒』シリーズ41巻~50巻を1冊にまとめた合本版です。重複購入にお気を付けください】
    三月前に読売屋「かわせみ屋」を継いだ養子の庄之助とは何者か。恐るべき遣い手で、湯瀬直之進でさえまったく歯が立たなかった。以前は雪谷鈴太郎という名の武士で、秀士館とも何らかの関係があったようだ。江戸市中で大店が強請られ、大金を奪われる事件が続いていた。不気味な動きを見せる庄之助一味との関わりは? その魂胆は?(『口入屋用心棒 : 41 群青色の波』より)。鈴木英治の人気時代小説シリーズ、一気読み必至の【合本版】堂々の第五弾!
  • 神田白壁町で小間物屋を営む新助が、京での取引を終え半年ぶりに江戸に帰ってきた。旅の途中で盗賊に襲われ、死んだものと思われていた新助の帰りに驚く妻のお若。お若は奉公人の彦六と店をまもり、夫婦としての生活を始めていたのだ。自暴自棄になった新助が何をするかわからないと相談を受けた佐平次親分は、三人の話し合いに立ち会うことに――。一方、同心の井原井十郎より、東海道筋を荒らし回っていた暗闇一味が、江戸で盗みを働く動きがあると探索を命じられた佐平次たち。やがて、二つの事件の糸は絡みはじめる・・・・・・。頼もしく成長を遂げた佐平次親分こと佐助の活躍が光る!! 大好評シリーズ第十八弾!!
  • 「この物語、年代を問わず全ての女のためにあるのかもしれない。そして、本気で女を愛せる男たちのためにも」(あさのあつこ・巻末エッセイより)。「待っているわ・・・・・・」明日上方へ旅立つ男からの告白に幼い感傷で応えてしまったおせんが、その一途さゆえに歩むこととなった苛酷な生涯を描いた恋愛小説の傑作「柳橋物語」、万年補欠とも称すべき武家の四男としての人生を堂々とまい進する青年とその家族の物語「ひやめし物語」、あまりの世間しらずに幽霊たちもたじたじ・・・・・・講談調の滑稽譚「風流化物屋敷」。人間の諸相を巧みに、鮮烈に描き出した三篇を収録。(エッセイ/あさのあつこ、編・解説/竹添敦子)
  • ぜんやに転がり転がりこんできたお転婆姫――只次郎の姪のお栄は大奥に仕えていたのだが、将軍からお手付きとなるのを嫌い、暇を貰って只次郎の許へと逃げていた。家に戻ってもどこぞの武家に嫁がされるに決まっている、と町人になって己の才覚で生きていくことを望むが……。熊吉は熊吉で世話焼きの血が祟り、お花はそれにもやきもき。ままならぬ江戸の世を、若者たちがもがきます。独活の穂先と人参のかき揚げ、桃の節句の手鞠寿司、楊梅の金玉羹、露草で青く染めた砂糖。料理が気持ちを彩る、傑作時代小説第六弾!
  • 城代家老の子息・広一郎の女嫌いは、許婚者に見向きもしないほどの徹底ぶり。ある日、家庭内で絶対的権力を持つ母のさしがねで、紀伊という侍女をつけられて――。ユーモアたっぷりに女性の主導の恋を描いた「女は同じ物語」をはじめ、藩を捨て、浪人となり裏長屋に安住の地を求めた信兵衛の人情味溢れる生き方を描いた「人情裏長屋」など、「人間の持つ愛憎、苦悩、悲哀、妬心、人情などの、感情の全てが描かれている」(今井絵美子・巻末エッセイより)周五郎作品から、名作全五篇を精選。文庫オリジナル。(編・解説/竹添敦子)
  • 【本電子書籍は『若さま同心 徳川竜之助 〈新装版〉』シリーズ全13巻を1冊にまとめた合本版です。重複購入にお気を付けください】
    御三卿・田安徳川家の十一男に生まれついた徳川竜之助は、御曹司の身分を隠して江戸の町を守る見習い同心となり、持ち前の聡明さと機転、そして練達した剣の腕によって様々な事件を颯爽と解決していく。
    剣戟あり、人情あり、ユーモアもたっぷりの長編時代小説の新装版が全13巻収録の【合本版】として登場!
    風野真知雄の人気作『若さま同心 徳川竜之助 〈新装版〉』シリーズ、その魅力あふれる作品世界を是非最後までご堪能ください。
    《収録一覧》
    「消えた十手」「風鳴の剣」「空飛ぶ岩」「陽炎の刃」「秘剣封印」「飛燕十手」「卑怯三刀流」「幽霊剣士」「弥勒の手」「風神雷神」「片手斬り」「双竜伝説」「最後の剣」
  • 江戸城の警備を担う伊賀同心。伊賀の四天王と呼ばれる忍びたちは、自分たちの存在価値が低下していることを嘆き、起死回生の策を練る。大御所・徳川吉宗を狙った刺客として伊賀の里から江戸へ連れてこられた伊賀忍びのコノハズク。しかし、事態は急展開し、江戸城の森を舞台に忍びたちとの死闘が始まる。そして衝撃の結末が――。風野真知雄の超絶技巧作品。
  • 一人の伊賀忍びに大御所・徳川吉宗が殺害されて二年。その忍びは、長屋で平穏な暮らしをしていた。しかし、富士講に出た長屋の者が皆殺しにされる。仇を討たんと、「コノハズク」とあだ名されていた伊賀忍び「竹次」は、長屋の人々の死の真相を探り始める。そして、辿り着いた驚愕の真相とは――。富士山と尾張藩を舞台とした、著者ならではの大スペクタクル活劇!
  • 佳純は父の道場で剣術を磨いた、凄腕の女剣士。ひと月前、江戸中を震撼させた鬼蜘蛛という盗賊は、佳純の活躍によって壊滅したが、頭の色右衛門は逃げのび、再び佳純へと触手を伸ばそうとしていた。
    一方、上方より新たな盗賊が江戸に入っていた。夜叉姫という女盗賊だ。
    南町同心の真之介は、湯屋を探るように下知される。頭の絹の股間には、女郎蜘蛛の刺青があるというのだ。しかし、絹は、抜群の美貌で男を籠絡し、手引きさせた押込み先でも男を犯し精気を吸い尽くすともいわれている。
    夜叉姫と対峙する真之介は、絹の誘惑を振り切り、捕らえることができるのか……。痛快無比の時代エンタテインメント!
  • 父のお役御免によって御家人の身分を失い、剣の道のかたわら、医師・柴垣青山のもとで医術を目指すことを決意した清河涼介。
    涼安と名を変えた彼が修業のため始めた養生食は評判を呼び、旗本や大店に請われて薬膳を振る舞うまでになっていた。
    そんな涼安が依頼されたのは、西国の大名・猪狩宗盛の御膳。不調を訴える宗盛の身体の質を見立て、涼安が供した薬膳によって宗盛は復調。涼安は役目を果たしたかと思われた。
    だが、涼安は屋敷の奥に不穏な動きがあることを知る。世嗣の鶴丸が急に寝込むようになり、それには家老が雇ったもう一人の薬膳師が関わっているらしいのだ。
    幼い命を脅かすのは邪な薬膳なのか?気鋭が贈る書下ろし長編。
  • 大家稼業で借金返済を目指す小太郎と官兵衛は、貸家で次々起こる騒動に頭を抱えていた。目下の悩みは、絵師の偕楽と役者の円之助。売れない二人はいつも喧嘩ばかりで、ある晩ついに抜刀騒ぎを起こしてしまう。これ以上の争いを防ぐため小太郎たちは一計を案じるが、そんな時、邸内に狐の面を被った覗き魔まで現れて……。笑いと涙の人情時代小説!
  • 浅草花川戸町の両替商[湊屋]から四千両の金が奪われ、二人の娘が攫【さら】われた。
    賊は西国を荒らし回ってきた希代の盗賊・漣【さざなみ】権兵衛一味。攫われたのは主人の娘・千代と女中のおみさだった。しかも、おみさは平蔵の患者。北町同心・斧田晋吾から事件を聞いた平蔵はおみさの安否を憂うが、自分は一介の町医者の身。いかんともしがたい事態に歯噛みするばかりだった。
    だが、そこに現れたのは徒目付組頭の味村武兵衛。味村は盗賊捕縛の助太刀を平蔵に依頼する。そして、それは将軍吉宗直々の命だった。
    品川沖に停泊する千石船に娘たちが囚われていることを察知した平蔵たち。伝八郎、女忍のおもん、黒鍬組・火盗改総出の決戦の行方は?
    大人気痛快時代シリーズ、ついに完結!
  • 紅蓮の業火が立ち上がる。家人を皆殺しにして金品を奪い取る悪党の中の悪党、赤猫の捨蔵一味の押し込みの完了を告げる狼煙火だった。
    現場に向かった「裏火盗」の御頭・結城蔵人だったが、黒装束の男らに行く手を阻まれる。敵が放ったのは柳生流十字手裏剣。将軍家剣術指南役が残忍な事件にかかわっているのか?と蔵人は愕然とする。
    一方、蔵人からの報告を火盗改方長官・長谷川平蔵は老中・松平定信に告げるが、過去に捨蔵を取り逃がした件を叱責されるのみ。
    今度は旗本屋敷が一味に襲われる。手掛かりは十字手裏剣と焼け残った異国の風景画。蔵人は大胆な策を柳生家に仕掛け……。
    果たして赤猫の狙いは?愛刀同田貫が悪を断つ、待望の第七弾!
  • 根津の屋敷で、まこと嬉しそうに野良仕事にいそしむ浪人・徳川京四郎。ふらふらと遊び暮らしているかと思えば、身にまとう着物は牡丹や桜、虎や龍など派手なものばかり。
    女読売屋の松子を相棒にして、奇怪な難事件や騒動を快刀乱麻を断つがごとく解決する、謎多き若侍である。また、松子による京四郎の読売や錦絵は、庶民の間で飛ぶように売れていた。
    そしてこの京四郎、じつは徳川家の血を引いており、現将軍・吉宗からは、弟や甥のように目をかけられている雲上人なのである。
    そんな変わり者の若さま京四郎が、将軍拝領の妖刀村正をひっさげ、許せぬ悪を成敗していく!
    痛快時代小説のシリーズ第四弾!
  • 殺気を放つおんな
    菊結びに秘めた夫婦愛
    ――商人殺しの黒幕を探せ! 大人気シリーズ第19弾

    険しい表情で口入屋を見詰める年増。
    その様子にただならぬものを覚えた秋山久蔵は、女を見張らせる。
    飾結び作りをしながら暮らす村岡佐奈と判明するが、
    佐奈には切腹に追い込まれた夫がいた。
    浪人暮らしを抜け出した矢先に、商人との刃傷沙汰を起こした夫。
    しかし、その騒動の裏には悪辣な企てが……。
  • 甲州黒駒を乗り回す岡っ引・吉蔵が大活躍するシリーズ第二弾

    ある時は凧屋の店主、またある時は馬を操る腕利きの岡っ引。
    追い求めるのは、父の面影――。

    暮れも押し迫るなか、見回りをしていた吉蔵は、
    田楽の店を一人で切り盛りする身重のおはると出会う。
    彼女には何やら事情があるらしい。
    一方、神田堀には心の臓を一刺しにされた死体が浮かぶ。
    その男が阿漕な高利貸しの宇兵衛だとわかり……。

    黒駒を乗り回し、父への思いが詰まった凧を愛する異色の
    岡っ引・吉蔵が大活躍の、シリーズ第二弾!
  • 「武将・今村翔吾と歴史時代小説」&「鳴り止まぬ! ラノベ狂想曲」

    本とコミックの娯楽マガジン『ダ・ヴィンチ』6月号の第1特集は「武将・今村翔吾と歴史時代小説」。歴史時代小説は直木賞受賞が続き、他ジャンルの著者も歴史時代小説に挑戦するなど、今まさに最も熱い戦場となっています。そんな中、デビュー以来破竹の勢いで文学賞を受賞し、さらには出版業界の仕組みを変えようと書店経営者としても奮闘する今村翔吾さんをナビゲーターに、今改めて歴史時代小説の魅力に迫ります。
    第2特集は「鳴り止まぬ! ラノベ狂想曲」。『境界のメロディ』で念願のライトノベルデビューを果たしたKis-My-Ft2・宮田俊哉さん。話題のデビュー作を語っていただきます。人気作家のインタビューや各出版社の推し作品など、今なお進化を続けているラノベの世界を紹介します。
    ※本誌の誌面と一部異なり、掲載のない頁・写真等がございます。
    ※本電子書籍の配信期間は、2024年8月6日までの予定となっております。あらかじめご了承ください。
  • 慶長の役における武功により、政重の名は国中に鳴り響いていた。政重には幾多の召し抱えの誘いがあったが、宇喜多秀家の元で徳川家に挑み、天下分け目の合戦に臨むことを決意する。何より義を重んじた男の波乱万丈の人生を活写した歴史巨編。
  • 摂関政治から院政への橋渡し役をはからずも演じた、道長の子・藤原能信。藤原摂関家と天皇家を中心に、皇子誕生をめぐる閨閥(けいばつ)による権力抗争を、道長の背中を追いながら王朝社会の陰の実力者となった能信を通して描いた歴史大作。
  • 家康の謀臣・本多正信の次男として生まれ、槍奉行・倉橋長右衛門の養子として育った倉橋長五郎政重は、故あって秀忠の近習を斬り捨て徳川家を出奔する。前田利家の密命を帯びて朝鮮半島に渡り、慶長の役に身を投じた政重が見たものとは!?
  • 時代劇脚本の名手が贈る、入神の第17弾!

    ●第一話 初春祝言
    天保五年の正月、六平太は年礼回りの付添いに勤しんでいた。今日は木綿問屋信濃屋の主・太兵衛のお供だ。帰途、ならず者に乱暴されている商人を助けに入ろうとしたが、破れ菅笠を被り、黒袴を穿いた小柄な侍が先んじた。なんと侍の正体は?

    ●第二話 洗濯女
    六平太は同心・新九郎の相談に応じていた。上総から妹を探しにきた粂七の訴えだ。妹は洗濯屋に住込みで働いているはずだが、店に行ってみるとすでに畳まれていたという。数日後、主の釜五郎が見つかって、今は出合茶屋を営んでいるのが分かり……。

    ●第三話 父と子と
    小間物屋寿屋の娘・美鈴との仮祝言に迷う穏蔵は、踏ん切りをつけるべく、六平太と恋仲のおりきに頼みごとをしてみたものの……。一方六平太は、沢田庄助に関宿藩久世家の屋敷へ来てほしいと頭を下げられていた。女乗り物を救ってくれた縁だというが。

    ●第四話 春嵐
    六平太が師範代を任されている相良道場に女剣士が現れた。是が非でも腕比べをしたいと譲らない。気乗りしないが、師範・庄三郎の命もあって、仕方なく女剣士と立ち会う羽目に。そして寿屋の主・八郎兵衛からは穏蔵の返事があったと知らされて……。
  • 奈緒は、夫の仇を討つため、義父の文二郎と信州から江戸へやってきた。 ふたりは暮らしを立てようと、深川で薬屋を営むが、医者である文二郎の元には、貧しく医者代の払えない病人やけが人が次々と駆け込んでくるようになっていた。 そんなある日、深川の芸者・捨て丸が、惚れ薬を作ってほしいといってくる。 捨て丸の相手は、なんと有名な本草学者であった……。 奈緒たちは、藩の秘め事に巻き込まれながらも、市井の人々のたくましさと優しさに触れ 日々の暮らしを愛するようになるが――。 『貸本屋おせん』で、時代小説界に鮮やかにデビューした、期待の新鋭による飛翔の傑作長篇。
  • 手に汗にぎる完結編!

    関所破りに山賊襲来。命からがら旅を続ける彦輔にさらなる難敵が襲いかかる。
    この過酷な旅には壮大な企てが隠されていた!

    「関所破りは磔と、相場が決まっておる」。御法度関所破りの最中、追いはぎに襲われた藤八とかなめ。一方、彦輔は見知らぬ侍に連れ去られた菊野を追う。不可解な旅の裏に隠された思惑を嗅ぎつけた彦輔は裏の手を講じるも、さらなる窮地に追い込まれる。敵に取り囲まれる彦輔、決死の覚悟でつかんだ驚くべき真実とは――。(挿絵・深井国)
  • 「道連れ稼業は、冗談抜きの命懸けの仕事でござんすよ」
    江戸の旅情あふれる傑作時代小説!

    この娘はもめごとの種になる――
    素性も分からぬ美少女の道連れ(付き添い)で中山道を旅する彦輔を数々の難関が待ち受ける。

    この電子書籍は「道連れ彦輔 居直り道中」上下巻の合本版となります。重複購入にご注意ください。
    電子書籍限定!連載時の挿絵を収録。
  • 信平は初陣の薬売り。
    亡父への想いを胸に江戸の街を行く。

    信平の父は時化にのまれ、江戸を見ることなく逝った。
    信平を見守るのは父の親友。
    懸命に薬売りに励むが、折しも捕物騒ぎが勃発!

    日の本じゅう、津々浦々を旅する薬売りが久々にのどか屋に現れた。時を同じくして、黒四組が探索しているのは「上方訛り」の京から下ってきた悪党だという。なりは越中の薬売りだが、中身は上方からきた悪党どもを探し出すことはできるのか。「おいらたちの真似をするとは、許せねえっちゃ」と気概を示す越中の薬売りたちは果たして手柄を立てることができるか――。

    *本書登場の小料理
    「焼き茄子」
    焼きたての茄子は水につけないで皮をむく。
    熱いので、指のほうを水につけて、手際よく。
    むけたら、へたを切り落とし、箸で四つに割く。
    それを器に盛り、だしが二、濃口醤油が一の割り醤油をかける。
    おろし生姜を添え、糸がきの鰹節をふわりと載せれば出来上がり。

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