『歴史、時代小説、官能(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~36件目/全36件
-
神田で手習所を営む佳純は、娘を助けた縁で呉服屋の越前屋に用心棒を頼まれる。佳純は腕に覚えがあった。父の道場で剣術を磨き、いっぱしの女剣士となっていたのだ。
一方巷では鬼蜘蛛という盗賊が、世間を騒がせていた。金品の強奪だけでなく、おなごは手籠めにされるという。
美しい妻と娘たちを持つ越前屋は、見ず知らずの浪人者を家に入れるのを躊躇していたところに、ようやく佳純を得たのだった。佳純は越前屋に入り、大胆不敵な色右衛門率いる鬼蜘蛛を迎え撃つ。
その一方で、町方同心の真之介は佳純を見守り、陰で支えようとする。火付盗賊改方の多岐川もまた、佳純の腕前を知り……。
痛快無比の時代エンタテインメント! -
兵藤三郎は貧乏御家人の三男坊。学問所で医術に秀でていた三郎は、町医者の鉄丸源斎から請われて養子となる。
だが、この源斎にはもうひとつの顔があった。彼は鉄魔羅の源――手籠め人という裏稼業を持っていたのだ。養父の死後、三郎は鉄魔羅の二つ名を継いで源之助と名乗る。
手籠め人の元締めである薬種問屋の女将・お美津から色事の手ほどきを受けた源之助。絵草紙屋の女将・香代、旗本の女剣士・雪絵と情交を重ね、経験を積んだ彼は、男と女の痴情のもつれを解きほぐす、手籠め人として江戸の闇の中への第一歩を踏み出すが……。
鬼才が放つ傑作時代エンターテインメント! -
関ヶ原の合戦から百年。常陸国田代藩の三友虎太郎は小柄で非力、剣術も苦手な二十歳の若侍だ。
だが虎太郎、江戸に発つことになった藩主の娘・千代姫の警護役にはからずも選ばれてしまう。不安をかかえながらも江戸行きに加わった虎太郎だが、そんな一行は道中、賊の一団に襲われ姫を掠われてしまった。
震えながら賊に立ち向かおうとしたそのとき、虎太郎を助けたのは美貌の女忍び・茜とその母親の朱里。
しかも賊を一網打尽にした手柄を、母娘は虎太郎のものにしてしまったのだ。
命の恩人の虎太郎にしだいに執心する千代姫。さらに国家老の娘・剣術指南役の風見奈緒まで、みずからの初物を捧げようと彼のもとへ……。書下ろし時代長編の新シリーズ開幕! -
最大のミッションは世継ぎを残すこと
将軍が幼いころから受ける性の作法とは――。
奥御殿での「性の作法(テクニック)」を門外不出の秘伝として、
江戸時代初期に記された『秘事作法』を種本に、薬子が宣旨(せんじ)、内侍(ないしのかみ)として後宮に奉職した頃、立派なお世継ぎを産んでもらうために、幼少から若君の男性器をたくましいものに鍛える「養宝作法(ようほうさほう)」。女官たち自らの身体を駆使して若殿に実践の手ほどきをする「奉礼作法(ほうれいさほう)」など様々な秘め事を集約した一冊。
【目次】
前之章 秘事作法
第一章 強腕・藤原百川の策略(白龍となった井上皇后の怨霊)
第二章 藤原薬子と安殿親王(薬子、安殿の養育係として東宮に入る)
作法1「養宝作法」(若殿のお宝を強靭にする方法)
作法2「奉礼作法」(若殿に女性への手ほどきを指南する)
作法3「養宮作法」(奥方に交合の作法をお側でお手伝いする)
第三章 薬子が尚侍に任命される(薬子、女官たちへ秘事作法を指南)
作法4「房中術難所の心得」(我慢のための還精の術を学ぶ)
作法5「女官たちの礼法と健康指導」(奥女中の欲求不満解消法)
第四章 平城太上天皇の変(薬子の最期と平城の悲しみ)
終之章 余禄
1)医心方房内篇(性医学書の集大成で春本にあらず)
2)藤原一族(朝廷をも牛耳る神代からの名門)
3)水鏡(神武から仁明天皇まで1,500年間の仮名国史)
4)弓削道鏡(道鏡は坐ると膝が三つでき)
5)臨御之章(初夜はとりあえず、男性は右に女性は左に)
6)断鬼交之章(鬼とのセックスの満足感は人間以上なり)
7)態位九法之章(黄帝が石室に残した秘中の性交九態位)
8)四ツ目屋のこと(江戸のアダルトショップ秘聞)
【著者プロフィール】
昭和17年生まれ石川県白山市在住。「歴史は同じことの繰り返し、その検証は我が将来への道標(みちしるべ)となる」を命題に、東四柳史明氏(金沢学院大学名誉教授)に師事し、郷土の中世・戦国社会を研究。著書に『悪女万華鏡』(幻冬舎2022年)。 -
徳川吉宗の治世、江戸に類希なる美貌の巫女が現れた。戦国の世に武田信玄の下でくノ一を束ねた巫女頭の末裔、望月千代であった。
千代はまずある神社を色じかけで乗っ取り、そこを拠点に千里眼や雨乞いなどで霊力をしめす。
それが評判となり、江戸の民たちは千代に熱狂。だが千代の目的は、民衆を煽動し、吉宗のご政道を批判することであった。
事態を重く見た吉宗は、側近の加納久通を通じて寺社役の高畠辰之伸に密命を下す。だが、千代の背後には吉宗の政敵、尾張の宗春が黒幕として控えており……。
暗雲ただよう政争のゆくえはいかに。
疾風怒濤の時代エンタテインメント! -
天下統一なるか!?
明智光秀「白蜜党」vs武田信玄「望月党」
性技の決戦、いざ出陣!!
武将を堕とす女たちの技を体感せよ!
今宵、きっと良きことがあります
女の意地を懸け、性技の限りを尽くした戦い
浪々の身であった明智光秀は、
天竺の山奥で性技を会得したという茜と交わりをもつ。
すると、運命が変わる――。
光秀は足利義昭に出会い、天下統一を目指す織田信長に仕え、
一国一城の主となった。
光秀を支えるのは、卓越した性技と妖術をもつ、
茜率いる白蜜党。
女たちは、武田信玄を守る名器軍団・望月党と決戦へ。
新聞連載時より話題沸騰、時代官能の傑作!
【目次】
第一章 白蜜堕ち
第二章 性技の合戦
第三章 絶倫坊主
第四章 天下性膣 -
冴えない男が姫君の「初物」を奪う
「そなたと、情交したい……」金も身分もない男が、姫や江戸の美女たちと……! 好色な父のせいで村を追われ、山で孤独に暮らす十郎。彼のもとへ、天から絢爛たる着物を着た女が降ってきた! なんと彼女は武家の姫君・田村小巻だという。輿入れに向かう途中で、つむじ風に巻き上げられ、崖から落ちてしまったようだ。気の進まぬ婚儀の末に、思わぬ男に初物を捧げるよりも命を救ってくれた十郎に報いたいと小巻の望むまま、身分違いを承知しつつ体を求め合うふたり。すっかり小巻に気に入られた十郎はその後、乳母の香穂、女武芸者の胡蝶、厨の奉公人である雪絵と小夜など小巻周辺の多彩な美女・美少女たちと情交を重ねていく。そんな十郎に、香穂と胡蝶から驚くべき依頼が……。エロスの名匠が情感たっぷりに描く時代官能の傑作! -
鬼塚弥四郎は常陸吉住藩見廻り役の四男坊。梅雨明けのある日、弥四郎は村の視察中、家宝の名刀をうっかり谷底に落としてしまった。途方に暮れるそんな彼の前に現われたのは十七歳の美少女・千夜。ところがこの少女、鬼の里から人を食うために下りてきたあやかしだった。切腹か、鬼に食われるか、いずれにせよ死を覚悟していた弥四郎は、どうせ死ぬならその前に一度と、千夜に頼み込んで初めての情交を経験してしまう。一方の千夜も弥四郎に情が移ったのか、他の者に姿が見えないのを幸い屋敷までついてきてしまった。千夜と契ることによって次第に鬼の力が宿り始めた弥四郎。ある日、御前試合で別人のような剣術を見せた彼は、藩主の江戸行きの供に選ばれるのだが…。
-
旅に出た好色素浪人を待ち受ける美女と事件! めくるめく艶肌夢道中
女遊びが過ぎ、下総国関宿藩の下役人である父親から勘当された若松鉄之進は、家来の山岡荘次郎の生国・上野国安中へと旅立つ。鉄之進は男前で腕っぷしも強く、女にめっぽうもてる男。旅の道中、さっそく色白の村娘や旅篭の美人女将らと次々に色事を楽しむ。そんな折、美人女将から商売敵に旅篭を乗っ取られそうだという相談を受けるのだが…。
●北山悦史(きたやま・えつし)
1945年、北海道生まれ。山形大学文理学部中退。学習塾運営のかたわら小説を書き、1977年、官能作家デビュー。「官能小説大賞」「日本文芸家クラブ大賞」「報知新聞社賞」を受賞。独特のソフトな文体と描写で人気を博す。気功家としての顔も持ち、各地で気功教室を開いている。『占い師天峰 悦び癒し』(二見文庫)、『絵草子屋勘次随喜竿』(悦の森文庫)、『金四郎桃色秘帖 桜吹雪の女』(学研M文庫)など著書多数。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。