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『映画、ダイヤモンド社(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~2件目/全2件

  • あの、高田純次が喜寿、77歳を迎える――。
    そう聞いて、あなたは何を思うだろうか。
    「こないだ散歩の番組を見たけどテキトーなことしてた」
    「相変わらずシモネタ言ってた」
    「あんな77歳いる?」

    年齢、老若男女問わず、一般視聴者はもちろん、各界の著名人にもファンの多い高田純次。浮き沈みの激しい芸能界において、「適当」という唯一無二のポジションを確立し、お茶の間を賑わせてきた彼も実は他の人と同じように年齢を重ねていた。2024年1月21日、高田純次77歳。
    出版業界においても彼の足跡は特筆すべきものがある。

    発売の会見時に「さっき初めて読んだけど良いこと書いてたよ」と語った「適当論」。
    使い勝手を度外視した世界初のスケジュール帳「適当手帳」。
    適当ブームに乗って文庫がバカ売れした「適当教典」。
    そして、日記を銘打ちながら後半は週記、最後は月記になってしまう適当の最高到達点「適当日記」。
    これらはそれぞれ10万部以上のヒットシリーズとなっており、ちなみに、高田純次に無関係な書籍も含めれば累計2,000万部を圧倒的に超える。『世界で1000万部!「嫌われる勇気」シリーズ』もかわいいものである。

    そんな彼が寄る年波の中で一つの決断をした。
    「もう面倒な仕事はしたくない」「本を出すなんて散歩に比べて疲れすぎる」

    それを聞きつけた旧知の編集者が、半ば強引に最後の書籍として依頼したのが本書「最後の適当日記(仮)」である。2008年に刊行された「適当日記」と同様、前年1月21日から喜寿を迎える2024年1月21日までの1年間、"無理やり書かされた"彼の日々だ。
    年甲斐もなく若い女の子を翻弄したつもりで翻弄される、顔だけ覚えてる人に勘で話しかけたら全くの赤の他人、生命保険を確認に行ってスタッドレスタイヤを買って帰る…。
    世界一日記が似合わない男が最後に綴る日記は、土佐日記、更級日記とともに3大日記文学と並び称されることになるのか?

    「最後の書籍」にふさわしく、付録も充実。
    おなじみの脚注での「日記の振り返りインタビュー」に加え、芸能界デビューから現在に至るまでの出演歴をまとめた「高田純次全仕事」は今回の読みどころ。内容・分量ともに、日記より価値があると発売前から評判を得ている。

    高田純次とはいったいなんだったのか。本書は矍鑠なうちに彼を語り合うための我々の原典になる。刮目せよ。
  • 1,320(税込)
    著:
    新田匡央
    レーベル: ――

    『男はつらいよ』シリーズで日本映画の金字塔を打ち立てた山田洋次監督。その最新作『おとうと』の撮影現場に3カ月密着。その膨大な資料と関係者への詳細なインタビューから、山田洋次が映画づくりを通して描こうとする真髄を探る。

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