『ミステリー・推理・サスペンス、e-NOVELS、我孫子武丸(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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ある日、私の探偵事務所に年の割には派手な若い女性がやってきた。彼女は、先斗町の倶楽部で働いている源氏名・及川みひろ。自分の家の近所で最近残酷な猫殺しが横行していて、その犯人を捕まえて欲しいのだと言う。翌日、私はみひろの住むマンションに向かい、聞き込み調査を始めた。野良、飼い猫を問わず猫を可愛がり、餌をやる猫好きもいれば、盛りの付いた猫の鳴き声を騒音としか思えず、猫嫌いであることを露わにしている住民もいて…。そして、私が最後に行き着いたのは、意外な真相だった!
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いつの頃からか「黄昏ホテル」と呼ばれるようになったクラシカルなホテル。このホテルの3階の客室に、見るからにいかがわしい何人かの男たちが長期滞在していた。ここに数十年勤めるベテランホテルマンは、彼らが問題を起こすのではないかと危惧していたが、ついにある日、1発の銃声が鳴り響く。そして年老いたホテルマンは、3階のある一室で死んでいる男を発見するが…。哀愁漂う短編ミステリー。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
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見知らぬ場所で目を覚ました私。病院の病室らしいが、壁は金属でできていて、外の景色は見えない。頭に手をやると包帯が巻かれていた。私は、頭を怪我したのだろうか? 記憶をたどっていると、ドアが開いて医師らしき男と、中年の女1人に若い女が2人入ってきた。「あなた、大丈夫だったのね! よかった……」と言って抱きついてきた中年女は、私の妻!? そんなはずはない。こんなぶくぶくと太った醜い女が自分の妻だなんて…。そして私に明かされた驚愕の事実とは?
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賢治は舞にとって、限りなくヒモに近い存在だった。不安定なフリーターで、お金がないときは舞が払い、手料理を食べさせる。舞だって、彼との結婚など望んでいないし、彼氏がいない状態を長く続けたくないがために、付き合っているようなものだった。ある日、舞はレイプのようなセックスを提案する。ストッキングをかぶった賢治に部屋に侵入させ、自分を襲わせるのだ。いつもと違う状況に興奮したふたりは、ますますプレイをエスカレートしていく。そんなある日、友人・慎吾とあった賢治は…。危険な遊びの驚愕の結末。
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幸司は、最近小学校の近くにペットショップが開店し、同級生たちが次々に猫や犬を買ってもらっているのがうらやましくてしょうがない。しかし、両親は彼に飼うことを許さなかった。そんな中、ペットを飼い始めた同級生たちに異変が起きる。みんな妙に大人しくなり、騒ぐのはおろか、私語さえしなくなったのだ。ある日、親友の聡史が目に青あざを作って登校してきた。幸司が理由を問いただすと、震えながら「――殺される」と呟き走り去る。その数日後、聡史は謎の死を遂げた。ペットがその死に関与しているのではないかと疑い、幸司はショップへと向かうが…。
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