『海外文学、ミステリー・推理・サスペンス、宇野利泰(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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20世紀アメリカが生んだ鬼才、幻想と怪奇の作家、ラヴクラフト。彼の想像力の産物であり彼自ら病的なまでに憑かれていたクトゥルフ神話が怪しく息づく代表作「インスマウスの影」と「闇に囁くもの」。デラポーア家の血筋にまつわる恐るべき秘密を描いた「壁のなかの鼠」、彼の知られざる一面を垣間見せる異色作、ブラックユーモアの「死体安置所にて」の全4編を収録。深遠な大宇宙の魔神の呼び声が、読者を太古の昔から永劫の未来につづく暗黒世界のとりこにすることはまちがいない。
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悪名高い上院議員が殺された。遺品の中からは、いわくありげな小箱と、ある囚人からの復讐をにおわす脅迫状が発見された。しかもその男は、最近出所したばかりだったのだ……現代的な女探偵の先駆ペイシェンス・サムと老探偵ドルリイ・レーンの見事なコンビぶりを描く型破りの本格探偵小説。新訳決定版!
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1891年、英国で創刊したばかりの〈ストランド・マガジン〉が掲載したシャーロック・ホームズ譚は、爆発的な好評を博し、雑誌の売行きは一挙に数倍にはね上がった。この異常人気に他誌が黙っているはずはない。かくして陸続と独自の個性を誇る名探偵たちが登場し、名推理を競い合うことになった。彼らを通称して《シャーロック・ホームズのライヴァルたち》といい、名探偵の世紀が開幕する。本巻はアメリカの生んだ名探偵《思考機械》の活躍を描く名作を選りすぐった本格派ファン垂涎のコレクション第1巻!/【目次】《思考機械》調査に乗り出す/謎の凶器/焔をあげる幽霊/情報洩れ/余分の指/ルーベンス盗難事件/水晶占い師/茶色の上着/消えた首飾り/完全なアリバイ/赤い糸/解説=戸川安宣
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ピーター・デス・ブリードン・ウィムジイ卿は十五代デンヴァー公爵の次男。クリケットの名手にしてワイン通、書物蒐集と音楽、そして犯罪の探究を趣味とする貴公子である。クリスティと並び称されるミステリの女王セイヤーズが創造したピーター卿は、従僕を連れた優雅な青年貴族として世に出たのち、作家ハリエット・ヴェインとの大恋愛を経て人間として大きく成長し、古今の名探偵の中でも屈指の魅力的な人物となった。本書はその貴族探偵の活躍する中短編から「不和の種、小さな村のメロドラマ」等、代表的な秀作7編を選んだ作品集である。【収録作】「鏡の映像」/「ピーター・ウィムジイ卿の奇怪な失踪」/「盗まれた胃袋」/「完全アリバイ」/「銅の指を持つ男の悲惨な話」/「幽霊に憑かれた巡査」/「不和の種、小さな村のメロドラマ」/解説=戸川安宣
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謹厳実直の士、そして妥協なき謎の解明者〈テナント大佐〉。彼が活躍する4篇を収め、「復刊希望アンケート」で二度No.1に輝いた伝説的短篇集がついに文庫化。全7篇収録。
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世界的な製靴会社を築き上げたコーネリと前夫との間に生れた三人の子供は奇人揃いだった。ある日、長兄のサーロウは弟のロバートに決闘を申し込み、なんとクイーンに介添人を頼んできたのだった。彼は一計を案じ、銃に空包をつめたのだが……!マザー・グースの歌を本格推理にみごとに融合されたクイーンの中期の傑作
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新年、独立記念日、ハロウィーンやクリスマスまで、毎月の行事にちなんだ十二の犯罪を描く推理アラベスク。殺人、盗難、暗号解読、宝捜しなど趣向に富んだ謎の数々に名探偵エラリイ・クイーンの頭脳が挑む。短篇の名手であり、また同時に優れたアンソロジストでもあった巨匠が、精魂を込めて編み上げた傑作短篇集第一部
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新年、独立記念日、ハロウィーンやクリスマスまで、毎月の行事にちなんだ十二の犯罪を描く推理アラベスク。殺人、盗難、暗号解読、宝捜しなど趣向に富んだ謎の数々に名探偵エラリイ・クイーンの頭脳が挑む。短篇の名手であり、また同時に優れたアンソロジストでもあった巨匠が、精魂を込めて編み上げた傑作短篇集第二部
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髭をまだらに染めた異様な風体の男がサムのもとを訪れた。一通の封筒を預けて男は消えたが、同じ頃博物館でシェイクスピアの稀覯本すり替え事件が起きる。サムの要請に応じ、ドルリイ・レーンが世界文学史を根底から覆す大事件の謎に挑む。X、Y、Zに続く四部作の掉尾を飾る、巨匠の代表的傑作。改訳決定版。
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ベルリンの壁を境に展開される英独諜報部の熾烈な暗闘を息づまる筆致で描破!作者自身情報部員ではないかと疑われたほどのリアルな描写と、結末の見事などんでん返しとによってグレアム・グリーンに絶賛され、英国推理作家協会賞、アメリカ探偵作家クラブ賞両賞を獲得したスパイ小説の金字塔!
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大病院の手術台の上で、今まさに執刀されようという患者が首を絞められ殺されていた!被害者は病院の創設者であり、遺産相続をめぐる容疑は病院内部に向けられたが、やがて第二の殺人が起った!あらゆる手がかりを提示し、フェアプレイの精神で読者に挑戦する本格中の本格ミステリ。
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盲目の老富豪ハルキスの死後、奇妙なことが起った。保管済みの遺言状が見事に消失し、捜索も空しく何の手掛りも得られなかったのだ。大学出たてのエラリイは棺の発掘を主張したが、そこから出たのは新たな第二の死体だった!緻密な推理が二転三転し、謎の犯人との息づまる頭脳戦が展開する最大長篇。
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喧騒を極めるニューヨークの五番街、その一角を占めるフレンチ百貨店では、新型家具の展示が行われていた。群衆を前に係が壁収納ベッドのボタンを押すと・・・・・・中から飛び出したのはなんとフレンチ社長夫人の射殺死体だった。大百貨店を醜聞の中に叩き込んだ事件の謎をエラリイはどう解くか?国名シリーズ第2作。
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観客でごったがえすローマ劇場で異常な事態がもちあがった。ニューヨークきっての悪徳弁護士が客席で息絶えていたのだが、不思議なのは被害者の帽子が現場から消えていたことだった。弁護士に恨みをもつ小悪党、社交界の花形、俳優たち・・・・・・帽子は誰の手でなぜ消えたのか? クイーンの処女長篇決定版。
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誘拐された妹を取り戻してほしいと一人の女から依頼を受けたサム・スペードは、女の希望どおりに相棒のマイルズに一人の男の跡をつけさせる。だが、マイルズは射殺され、肝心の男も死体となって発見される。嫌疑をかけられたスペードは依頼主の女を追う…やがて明らかになる「マルタの鷹」と呼ばれる謎の彫像をめぐる血で血を洗う争奪戦…ハードボイルドの金字塔!
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「不可解な謎とその合理的な解決」を信条としたディクスン・カーの本格ミステリーの代表作のひとつ。舞台は陰惨な伝説にみちみちたロンドン塔、その中の、そのむかし反逆者が夜、テムズ川から船に乗せられてこの塔に収容されるときに使われた逆賊門(トレイターズ・ゲート)で、殺人は起こる。濃霧につつまれたなか、昼なお暗いその構内に、シルクハット!をかぶり、中世の鉄矢で背中を射られた死体が発見されるのだ。
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江戸川乱歩はこの作品について、「物理的に絶対なし得ないような不可能を、不思議な技巧によってなしとげている」と評して激賞した。カーは、謎解きの妙味を骨の髄まで心得ている作家、謎はとうてい解決不可能だと読者に信じこませれば、それだけあざやかに解決したときの感銘は深い。それを十分承知しているのである。
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