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『ミステリー・推理・サスペンス、宝島社(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全292件

  • 1,650(税込)
    著:
    白川尚史
    レーベル: ――
    出版社: 宝島社

    第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作!

    紀元前1300年代後半、古代エジプト。
    死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。
    欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。
    ミイラのセティは、自分が死んだ事件の捜査を進めるなかで、やがてもうひとつの大きな謎に直面する。
    棺に収められた先王のミイラが、密室状態であるピラミッドの玄室から消失し、外の大神殿で発見されたというのだ。
    この出来事は、唯一神アテン以外の信仰を禁じた先王が葬儀を否定したことを物語るのか?
    タイムリミットが刻々と迫るなか、セティはエジプトを救うため、ミイラ消失事件の真相に挑む!
    浪漫に満ちた、空前絶後の本格ミステリー。

    【選考委員 大絶賛!】
    死者が甦る世界でなければ書けない魅惑的な謎に正面から挑んでいる。
    これだけ野心的な設定を用意して、壮大な物語をきちんと着地させた点を高く評価。
    このミステリーはたしかにすごい。
    ――大森 望(翻飲家、書評家)

    現世に蘇ったミイラが何の違和感もなく受け入れられるあたり、
    落語にも似たとぼけた味わいがあり、思わず吹き出しそうになった。
    奇想天外な謎作りといい友情溢れる人間関係劇といい大賞の価値あり。
    ――香山二三郎(コラムニスト)

    探偵役がミイラ、タイムリミット有り、不可能犯罪のほか謎がちりばめられ、
    読ませるポイントが随所に用意されている。
    古代エジプトに興味をもてない方々もぜひ読んでほしい。
    ――瀧井朝世(ライター)
  • 790(税込)
    著:
    遠藤かたる
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    2024年 第22回『このミステリーがすごい!』大賞
    文庫グランプリ受賞作

    行き着く先は破滅か、ステージか!
    待ち受けるどんでん返し!

    (あらすじ)
    大阪で活動する三人組女性地下アイドル「ベイビー★スターライト」は、様々な問題を抱えて危機的な状況にあった。尊大な事務所社長、グループ内での人気格差、恋人から暴力を受けているセンター……そのような中で、“ベビスタ”はさらに大きな問題に見舞われる。メンバーのひとりが事務所で人を殺してしまったのだ。彼女の罪を隠蔽するため、三人は死体を山中に埋めることを決意して――。

    【著者について】
    遠藤かたる
    1988年生まれ。愛媛県松山市出身。甲南大学法学部卒業。現在、化粧品メーカー勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。
  • 770(税込)
    2024/5/7 (火) 配信予定
    著:
    新川帆立
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    シリーズ累計100万部突破
    『このミステリーがすごい!』大賞受賞作&連続ドラマ化
    『元彼の遺言状』のヒロイン再び


    法律相談から殺人事件まで――弁護士・剣持麗子は
    今夜も徹夜で街の事件の謎を解く!


    (あらすじ)
    亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間に一般民事の相談にも乗る羽目になり……。本名も住所も明かさず「武田信玄」と名乗る男に犯罪現場に呼び出されたり、認知症を患っているらしいおばあさんを家まで送ったら首つり死体を発見したり、深夜に次々と舞い込む難題を麗子は朝までに解決できるのか!?


    (著者プロフィール)
    新川帆立
    1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『倒産続きの彼女』(以上、宝島社)、『競争の番人』(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)、『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』(集英社)など。
  • 840(税込)
    2024/5/7 (火) 配信予定
    著:
    久真瀬敏也
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    准教授・桜咲竜司は、民俗学の知識を用いて、土地にまつわる様々な謎を解き明かす。旧家の遺産相続争いの焦点となった、江戸の鬼門に位置する土地建物。その価値はどうやって決まる? 小学生が藁人形を発見した? 誰が誰を呪ったのか? そもそも、そのような呪詛に効果はあるのか? 平安の世に繁栄した陰陽師の歴史をひもとく、人気シリーズ第4弾! 桜咲准教授の推理が冴えわたる!
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    35年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。


    巻頭では『名探偵コナン』30周年を記念し、
    青山剛昌×東野圭吾の超巨大対談が実現!
    17,000字に及ぶ、ミステリー界のトップランナー2人の邂逅をお楽しみください。

    更に、デビュー30周年を記念し、京極夏彦単独インタビューも掲載。
    最新作『鵼の碑』のお話もたっぷりうかがいました。

    そのほかQuizKnock河村拓哉×『君のクイズ』作者・小川哲特別対談などで、2023年のミステリーヒット作に迫ります。

    各業界人も注目する2023年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。
  • 第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!

    「連発される密室トリックの中ではドミノの密室がイチ推し。本格ミステリ刊行ラッシュの中に割って入るだけの力はありそうだ」大森 望(翻訳家・書評家)
    「密室殺人づくしの趣向が楽しい。主役の二人をはじめキャラ設定もいかにもマニアックかつ軽快」香山二三郎(コラムニスト)
    「これでもかというくらい密室ネタを盛り込んで、遊び心たっぷり。探偵役となる少女も謎めいていて魅力的だ」瀧井朝世(ライター)

    「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。
    そんななか著名なミステリー作家が遺したホテル「雪白館」で、密室殺人が起きた。館に通じる唯一の橋が落とされ、孤立した状況で凶行が繰り返される。
    現場はいずれも密室、死体の傍らには奇妙なトランプが残されていて――。


    (著者プロフィール)
    1985年、山口県宇部市生まれ。東京理科大学理工学部卒業。現在はシステム開発会社に勤務。
    第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。
  • 750(税込)
    著:
    新川帆立
    レーベル: ――
    出版社: 宝島社

    第19回『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞作
    「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」――奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー!

    シリーズ累計48万部突破!
    テレビ・新聞・雑誌・WEBニュースほか各メディアで話題

    (あらすじ)
    「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。
  • シリーズ累計20万部突破
    第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作

    「密室殺人」「人間消失」「幽霊騒動」…
    孫娘の持ち込むさまざまな謎を「認知症の祖父」が鮮やかに解き明かす!


    ミステリーの扉の先には、わくわくする謎と、
    個性的な登場人物たちの愛が詰まっていました。
    主人公の楓は私と同じ27歳。
    物知りで優しくて大好きだったおじいちゃんに
    会いたくなって胸がいっぱいになりました。
    ――井桁弘恵さん(モデル・女優)


    (あらすじ)
    かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻す。そんな祖父のもとへ相談を持ち込む楓だったが、やがて自らの人生に関わる重大な事件が……。古典作品が彩る安楽椅子探偵ミステリー!

    【著者について】
    小西マサテル
    1965年生まれ。香川県高松市出身、東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。現在、『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。
    本作で第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。他の著書に『名探偵じゃなくても』(宝島社)など。
  • シリーズ累計10万部突破
    『このミス』大賞受賞作
    『名探偵のままでいて』続編

    南原清隆(ウッチャンナンチャン)感嘆!
    「幻影の中に誰も見えない真実が見える認知症の祖父とその孫娘。
    登場人物たちが私の心に棲みついて、ミステリーの連鎖にドキドキしながらも、
    一編の人情落語のように余韻が残りました」

    〝密室状況からの消失〟〝学校の七不思議〟――
    謎を解くのは認知症を患う、私の祖父。

    (あらすじ)
    クリスマス直前、居酒屋で〝サンタクロース消失事件〟について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。彼は、かつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだという――。〝連続自殺未遂事件〟や〝泣いている死体〟など、楓や我妻が持ち込む不可解な謎を、レビー小体型認知症の祖父が名探偵のごとく解決する。しかし、その症状は一進一退を繰り返しており……。

    (著者プロフィール)
    小西マサテル
    1965年生まれ。香川県高松市出身、東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。
    第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2023年に『名探偵のままでいて』(宝島社)でデビュー。
    現在、ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。
  • 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。洪水・津波・疫病など過去の災害についての伝承を調べ将来の教訓とする「災害伝承」を研究し、マスコミ露出も多い新進気鋭の民俗学者・桜咲竜司准教授。神や妖怪の名を借りた災害伝承について研究する「妖怪防災学」を確立した彼いわく、「妖怪退治とは、人為を超えた不可解な出来事を克服してきた歴史、すなわち防災の伝承でもある」。「新地名に隠された危険な旧地名」や「伝承や神話に登場する怪物の正体」などの講義や書籍が人気で、災害に関するコメンテーターも務める異色の民俗学者である。が、彼には論文盗用の疑いもあった。よく知られた「桃太郎と鬼退治」「河童と人柱」「両面宿儺(りょうめんすくな=頭部の前後両面に顔があり、手足が合わせて八本もある鬼神)の正体」の謎を解く彼の研究は、やがて、思いもよらぬ結論を導き出すこととなり……。そして論文盗用疑惑に隠された悲しい真実とは。知的興奮に満ちた歴史民俗学ミステリー。由来を解き明かされる実在の地名も多数登場します。
  • 女性バリスタの趣味は――謎解き!理想の珈琲を追い求める青年が、京都の一角にある珈琲店「タレーラン」で、のっぴきならない状況に巻き込まれて……。魅惑的な女性バリスタが解き明かす日常の謎の数々。第10回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補作に、全面的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」。
  • 780(税込)
    2024/5/7 (火) 配信予定
    著:
    三日市零
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    コミカライズも決定した人気作『復讐は合法的に』シリーズ続巻! 美貌の合法復讐屋・エリスは様々な依頼を受ける。逆恨みで嫌がらせを繰り返すYouTuberはどのような報復を受ける? 死亡事件を起こしたブラック企業への反撃の手段とは? ある犬の身に起きた虐待事件。犯人の正体と罪の所在は? そして最後に予想外の事件が起きる。エリスが復讐を果たす前に、依頼人が殺人容疑で逮捕され——。
  • 840(税込)
    著:
    高野結史
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。到着後、ミステリーの古典になぞらえた猟奇殺人が次々起こる。
    それは「探偵」役のために催された、実際に殺人が行われる推理ゲーム、「リアル・マーダー・ミステリー」だった。
    佐藤は自分が殺される前に「探偵」の正体を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。

    密室。見立て殺人。クローズド・サークル――ミステリーの常識が覆る!
  • 『このミス』大賞シリーズ
    平安転生×ミステリー

    若紫は名探偵!?

    源氏物語の世界に転生したので
    優雅な平安貴族ぐらし…と思ったら
    奇妙な事件が次々と…!

    物の怪に取り憑かれたとされる葵上の死の謎など
    王朝絵巻の事件に令和の就活女子が挑む

    (あらすじ)
    皇居のお濠に転落した就活生の紫乃。目を覚ますと、彼女はなぜか平安時代の幼い姫君に転生してしまっていた。しかもただの平安時代ではなく、そこは「源氏物語」の世界で――!? 紫乃は光源氏にすべてを打ち明け、若紫として生活を続けることに。そんななか、源氏の妻・葵上が急死し、六条御息所の生霊に取り殺されたという噂が立つ。これは殺人事件ではないかと考えた紫乃は真相を探り始める。

    【著者について】
    日部星花
    2001年、神奈川県厚木市生まれ。2019年に「DEATH★ガール!」で第2回青い鳥文庫小説賞金賞を受賞。同年、第17回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『偽りの私達』(宝島社)を刊行し、小説家デビュー。現在お茶の水女子大学に在学中。
  • 地名や伝承から、その土地の災害を推測する「災害伝承」の第一人者・桜咲竜司は、東京・深川で奇妙な話を聞く。どんな傷も治す河童の秘薬を受け継ぐ、薬局の一人娘が呪われたという。秘薬と呪いの正体とは。関東大震災時に井戸から聞こえた小豆を研ぐような音。誰が何のためにそんな音を立てたのか。謎を解く中で桜咲は、数々の妖怪伝説を吞み込んだ、江戸の町の秘密に辿りつく──。
  • 謎の異常気象! 連続怪死事件!
    その猛烈な吹雪が過ぎ去ると、死体の山が築かれる――

    「あらゆるジャンルを覆い尽くす、前人未到の“絶滅”娯楽小説!
    “人類絶滅”が絵空事ではなくなった今、本作が描く”犯人“も創作とは言い切れない」
    ――小島秀夫(ゲームクリエイター)

    「どう考えても、必読の一冊」
    ――村上貴史(書評家)

    累計137万部突破「生存者ゼロ」シリーズ著者が贈る、衝撃パニック小説

    (あらすじ)
    アフガニスタンと中国を結ぶワフジール峠で、中国の国境警備隊が全滅した。
    タジキスタン側から登ってきた日本の気象観測隊も、猛烈なブリザードのもとで何ものかの襲撃を受ける。
    果たして極寒の山岳地帯でなにが起きたのか。グリーンランドで同様の現象を目にしたプロ登山家の甲斐は、
    連絡の途絶えた気象観測隊の救出に協力するよう政府に求められ、研究者とともにワフジール峠に向かうが……


    (著者プロフィール)
    安生正
    1958年生まれ。京都府京都市出身、東京都在住。京都大学大学院工学研究科卒業。
    第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』(宝島社)にて2013年デビュー。
    現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている。他の著書に『ゼロの迎撃』『ゼロの激震』(ともに宝島社)、『レッドリスト 絶滅進化論』(幻冬舎)、『不屈の達磨 社長の椅子は誰のもの』(角川春樹事務所)など。
  • 第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉

    六年付き合った彼氏に手酷く裏切られたOL・麻友が出会ったのは「合法復讐屋」エリス。
    弁護士資格と法律知識を活かして麻友の復讐を代行したエリスは、その後も様々な依頼をこなす。
    妄想じみた依頼から辿りつく、殺人事件の意外な真相とは。法律の通じない権力をもつ相手に、エリスはどう立ち向かうのか。
    そして最後のターゲットはエリスと同じ「復讐屋」……。
    異色の連作リーガルミステリー!
  • 第21回 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!

    「どんでん返しが大好きな私にとって最高の作品でした!
    最初から最後まで、物語にどんどんと引き込まれていき、そしてある一文で鳥肌が立ちました。
    狂気に満ちた人間たちに翻弄されて、読み終わったあとは放心状態になります。
    沢山伏線がはってあるので、何度も読み返したくなる作品です!」――齋藤なぎさ(女優・声優)

    「二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました」――瀧井朝世(ライター)

    十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。
    しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。

    被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、
    妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。

    (著者プロフィール)
    1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『焼けた釘』(産業編集センター)で2021年にデビュー。2022年、本作で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。
  • 『両面宿儺の謎』に続く桜咲准教授シリーズ第2弾!
    『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。地名や伝承から、その土地で過去にあった事件や未来に起こりうる災害を推測する「災害伝承」研究の第一人者・桜咲竜司。出張で京都を訪れた彼は、不動産鑑定士である姉・椎名からの依頼で、奇妙な土地の調査をすることになる。行方不明者が帰ってくる“神戻し”の伝承が残る産婦人科医院。過疎化したニュータウンに残された、怨霊を祀る天満宮。その地に伝わる怪異の真相を桜咲が解き明かす!
  • 第18回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』の続編! 野良猫虐待事件をフィギュア造形の蘊蓄(うんちく)で解決し、父を喪った少年の心を印刷の蘊蓄で開く。さらに、凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎をコスプレの技術で暴く!? 新たな相棒・フィギュア作家の團(だん)と共に、紙鑑定士・渡部がさまざまな事件に挑む。紙の薀蓄が楽しめる全三作の連作短編! ※本書は2022年3月刊行の書籍『紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 』を文庫化したものです。
  • 10周年記念!
    累計250万部突破《珈琲店タレーランの事件簿》シリーズ、最新作

    「いまから私が、すべての謎を解き明かしてみせます――犯人は、この中にいる」

    平安神宮前の岡崎公園で開催されるコーヒーイベント。
    バリスタの切間美星とアオヤマが再び事件に巻き込まれる!

    (あらすじ)
    珈琲店《タレーラン》のバリスタ兼店長である切間美星と、恋人として正式にお付き合いを始めたアオヤマ。そんな折、二人は京都で開催されるコーヒーの飲み比べイベントに出店することとなった。かつて関西バリスタ大会で競った《イシ・コーヒー》なども参加しており、懐かしい顔ぶれとも再会するなか、初日から何者かによる妨害事件が発生。翌日には《タレーラン》にも魔手が……。

    (著者プロフィール)
    岡崎琢磨
    1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。同シリーズの他、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『貴方のために綴る18の物語』(祥伝社)、『Butterfly World 最後の六日間』(双葉社)などがある。

    電子版特典として、巻末にshirakabaさんによるカバーイラストを収録しています。
  • 累計235万部突破!大人気喫茶店ミステリー
    女性バリスタは安楽椅子探偵――
    ビブリオバトル決勝大会で起きた実際の出来事をはじめ、日常にさりげなく潜む謎のかけらを結晶化したミステリー短編集!

    全国高校ビブリオバトルの決勝大会にて、プレゼンの順番決めの抽選でトラブルが発生。くじに細工をしたのはいったい誰か。
    話を聞いていたバリスタの口から、思わぬ真実が告げられる。(「ビブリオバトルの波乱」)。
    ほか、ハワイ旅行をめぐるオカルト譚「ハネムーンの悲劇」、幼少期の何気ない思い出に隠された秘密が暴かれる「ママとかくれんぼ」など、ショート・ショートも含む全7話を収録。


    《純喫茶タレーラン》に持ち込まれる7つの謎
    「ビブリオバトルの波乱」…………抽選箱に細工をしたのはいったい誰?
    「歌声は響かない」…………………美星バリスタ、高校時代の推理
    「ハネムーンの悲劇」………………行けなかった新婚旅行のお土産の謎
    「フレンチプレスといくつかの噓」…別れ話をするカップルそれぞれの秘密
    「ママとかくれんぼ」………………幼い頃の思い出に隠された真実
    「拒絶しないで」……………………常連客が出した突然の指示の理由とは
    「ブルボンポワントゥの奇跡」……あるトラウマを抱えた男性に不審な出来事が…


    (著者プロフィール)
    岡崎琢磨
    1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。
    第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。
    同シリーズのほか、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『貴方のために綴る18の物語』(祥伝社)、『Butterfly World 最後の六日間』(双葉社)などがある。
  • 童謡を歌いながら、アイツがやって来る!ネット上に実名を晒された悪辣なレイプ犯や鬼畜なキャバ嬢が、次々に処刑されていく――。掲示板に犯行声明を出す「森のくまさん」を名乗るシリアル・キラーの正体は!?第9回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補作に、全面的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」です。
  • 応募総数10,332作品。第8回ネット小説大賞受賞作、完結編!

    言葉を尽くして生徒たちと向き合う辰巳センセイの姿に、円城咲耶は惹かれていた。彼女がアメリカへ短期留学することになったのと入れ替わりに、美貌の補助教員、シャーロットが現れた。シャーロットは辰巳との距離を縮めてきて……。
    高校生活が巡り、人間関係が変化していくなかで、辰巳の「こころ」を縛る鎖が見えてくる。
    日本の名作文学とリンクする、人間ドラマの行き着く先は……。

    <WEBにおいて読者より寄せられた声>

    ●お話を読んで、本気で泣いて感動しました。本気で泣いたのは数年ぶりです。
    ●色んな小説を読んできましたが、「小説家になろう」の内外問わず、おすすめできる作品を教えてくれと言われれば、全く全ての自信を持ってこの作品を紹介します。
    ●開幕早々階段の踊り場で、血まみれで横たわる女生徒。 駆けつける辰巳先生。
    ここから始まるお話で、まさか後半ボロボロと泣いている自分がいるとは想像もできませんでした。
    ●本作のヒロインたちが心に抱いた透き通った恋心は、読み手の心を揺らします。心が揺らされたのなら、それはもう、この物語に「恋」をしているといってもいいのかもしれません。
    ●誰もが経験する学校という環境を題材にし、現実に起こりえる物語だからこそ――感情移入しながら読み進め、同じ目線・等身大の世界を楽しめると思います!
    ●辰巳先生から授業を受けた生徒たちも、私と同じように心揺れ、人生を重ね、前を向いて歩むことを学んでいったのだろうと思う。
    そして本書を読み進めるうち、そうした生徒たちの姿に、私はまた、自分の人生を重ね、心の底から応援せずにはいられなかった。
  • 応募総数10,332作品。第8回ネット小説大賞受賞作!

    辰巳祐司は国語科のセンセイ。ゆえに言葉で、こじれた心と謎を解く。彼は校内の階段で負傷した女生徒を見つける。彼女はなんらかのトラブルに巻き込まれて階段から落ちてしまったようだが……。
    事情を調べていくうちに見えてくる、複雑な恋愛模様や家庭事情。それはどこか、森鴎外の『舞姫』のストーリーと重なっていく。
    教科書に載っている日本の名作文学と高校生活がリンクする青春恋愛ミステリー。

    <WEBにおいて読者より寄せられた声>

    ●お話を読んで、本気で泣いて感動しました。本気で泣いたのは数年ぶりです。
    ●色んな小説を読んできましたが、「小説家になろう」の内外問わず、おすすめできる作品を教えてくれと言われれば、全く全ての自信を持ってこの作品を紹介します。
    ●開幕早々階段の踊り場で、血まみれで横たわる女生徒。 駆けつける辰巳先生。
    ここから始まるお話で、まさか後半ボロボロと泣いている自分がいるとは想像もできませんでした。
    ●本作のヒロインたちが心に抱いた透き通った恋心は、読み手の心を揺らします。心が揺らされたのなら、それはもう、この物語に「恋」をしているといってもいいのかもしれません。
    ●誰もが経験する学校という環境を題材にし、現実に起こりえる物語だからこそ――感情移入しながら読み進め、同じ目線・等身大の世界を楽しめると思います!
    ●辰巳先生から授業を受けた生徒たちも、私と同じように心揺れ、人生を重ね、前を向いて歩むことを学んでいったのだろうと思う。
    そして本書を読み進めるうち、そうした生徒たちの姿に、私はまた、自分の人生を重ね、心の底から応援せずにはいられなかった。
  • 第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞、読書メーター「読みたい本ランキング」第1位(単行本部門 月間(2020年1月6日~2020年2月5日))の作品が、待望の電子化!
    どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑 定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。
    手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相にたどり着く。
    さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。
    土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知り――。
  • 平安の世。京の外れに暮らす竜胆は、愛宕山に捨てられ呪禁師の末裔に育てられた外法師。
    貧乏な民草や妖怪の悩みを解決する毎日だったが、ある日、竜胆の元を貴族の青年が訪れる。
    賀茂忠行と名乗る柔和な青年は、陰陽寮に勤める新米陰陽師だった。
    忠行は呪い返しに失敗し依頼主の貴族を死なせた罪に問われており、外法師である竜胆に助けを求めにきたのだという。
    陰陽師嫌いの竜胆だったが、忠行の人当たりの良さに迂闊にも丸め込まれ、しぶしぶ都の呪詛事件の調査を手伝うことになり……。
    中納言を襲った物の怪の病、五条大路の鬼女、帝の寵妃のもがりの儀。
    貴族たちの欲に端を発した事件の裏には、呪詛の気配が漂っていた。さらに、道摩という外法師までもが現れて……。
    呪禁師と陰陽師の平安呪術事件録! 装画は『地獄くらやみ花もなき』のアオジマイコさん。
  • 日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金三千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが四例立て続けに起きている。不審に感じた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか――。
  • 難聴を患いながらも、世界的なピアノコンクール「ショパン・コンクール」に出場するため、ポーランドに向かったピアニスト・岬洋介。しかし、ショパン・コンクールの会場で殺人事件が発生。遺体は手の指10本がすべて切り取られるという奇怪なものだった。岬は鋭い洞察力で殺害現場を検証していく!
  • 戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る、屋敷の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていく――。
  • 大人気シリーズ第4弾! 早朝にひっそりと営業しているスープ屋「しずく」には、今日もさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。店主の娘・露の同級生が金縛りに遭い、さらには母親に幽霊が憑いている!?「おばけがきえたあとにおやすみ」。カルガモのジビエをなぜか食べられない「野鳥の記憶は水の底に」。亡くなった大叔父が隠したらしいお宝を探す「大叔父の宝探し」。調理実習中に起きたスープ事件「まじわれば赤くなる」。理恵に転職の話が舞い込む!? 「私の選ぶ白い道」など、全5話。
  • 『このミステリーがすごい!』大賞作家の作品!!相手の習慣やしぐさ、行動パターンから嘘を見破る行動心理を専門にした女性刑事・楯岡絵麻が鮮やかに事件を解決する、連作短編集です。焼死体が見つかり、被疑者として浮かび上がった被害者の幼馴染がついた嘘を暴く「近くて遠いディスタンス」。人気俳優の夫を殺害したとして自首してきた有名女優の真実を暴く「名優は誰だ」。絵麻の同僚の刑事が殺人事件の犯人として疑われる「綺麗な薔薇は棘だらけ」など、全五話。
  • 800(税込)
    2024/5/7 (火) 配信予定
    著:
    福田悠
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    東京の大手老舗文具店のバイヤー・榎本史郎は、京都伏見で文房具店を営んでいた祖母の死を機に、店を継ぐことにした。祖母の形見の硯箱に入っていた、謎の大学ノートとファーバーカステルの鉛筆。物に無頓着な親友が突然くれた高級万年筆。転落死したイラストレーター。大学の書道学科で起きた紛失事件。様々な謎や悩みを、史郎が文房具をヒントに優しく解きほぐす。
  • 累計80万突破! 連続ドラマ化した大ヒットシリーズ、ついに完結!
    相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事・楯岡絵麻。相棒である西野圭介の婚約者宅に火をつけた犯人は、12人を殺害した元精神科医の死刑囚、楠木ゆりかだと見破る。絵麻は同僚の筒井とともに、獄中から指示を受け放火した実行犯を探すが、尻尾をつかめない。その間も楠木は絵麻を潰すために、次々とターゲットに襲いかかり--。
    絵麻は仲間を守るため、最後の敵に立ち向かう!
  • 『このミステリーがすごい!』大賞
    出身作家36名が競演!

    3分で仰天するショート・ミステリー集

    なるほど!
    まさか、そんな!?

    ラスト1行で世界が一変・納得・すっきり!!

    (あらすじ)
    ドラマ「主婦たちの完全犯罪」に触発され企てた殺人計画は、誰にもバレないはずだったが……(倉井眉介「味方のいない完全犯罪」)。田中が死ぬたびにタイムリープが発生!?
    果たして俺はこのループから抜け出せるか(三日市零「田中突然死回避計画」)。その他、誰も出した覚えのない特許使用許可の謎や、互いに相手を出し抜こうとする双子の姉妹の話など、ショート・ミステリー全36編収録。
  • 元科捜研研究員の著者が描く、最前線の警察科学捜査ミステリー! 特殊捜査班の熊谷は、ほぼ全焼した養護施設に向かい、科捜研の小春と共に、出火原因の調査を行う。すると煙草の不始末による失火で、その煙草を始末したのは、行方不明の少年・望だと判明。彼が書いた遺書も見つかった。しかし、望が生きていると踏んだ小春は熊谷と共に捜査を続行し……。第22回『このミス』大賞・隠し玉作品。
  • 『このミステリーがすごい!』大賞
    出身作家36名が競演!

    3分で楽しめるショート・ミステリー集

    私は五年後のあなたです
    同期の男全員と寝てみたんだけど
    犯人に復讐したい

    意外な・とんでもない・魅力的な冒頭1行

    (あらすじ)
    “「同期の男全員と寝てみたんだけど」”そう切り出した幼馴染の真意は?(新川帆立「深夜のファミレス同期会」)“私が家に帰ると、夫が私と不倫していた。”私がもうひとりいることを利用した殺人計画の顚末とは?(猫森夏希「私たちの殺意」)その他、密室内でアイスクリームに埋もれた死体の謎や、自分の進路を導いてくれる未来からの不可解な手紙の正体など、ショート・ミステリー全36編収録。
  • 累計40万部突破の大人気「連続殺人鬼カエル男」シリーズ【完結編】、vol.2です!

    烏森弁護士の後に殺されたのは木嶋弁護士だった。ともに人権派として知られ、木嶋は七年前、七歳の女児を誘拐・殺害した山辺容疑者を、責任能力はないとして無罪にした。しかし数年後、山辺は再び殺人事件を起こした。木嶋の死により人権派弁護士に対する世論の声は一気に燃え盛る。事件の影に有働さゆりの影を感じずにおれない古手川は、有働が法律を買えてしまう存在に見えていた。そして、第三の事件が起きるが……。

    電子連載特別エッセイは〈原作とドラマの間には深くて暗い川がある〉。

    (次回vol.3の発売は2024年6月下旬を予定しております)
  • 2024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作!


    「他人からの評価を可視化するアイデアをコンゲームのネタに使っているところがうまい。エンターテインメントとしてたいへんよくできている」大森 望(翻訳家・書評家)

    「ユニークな設定、文章力、テンポもよくて一気読み。さまざまな人物が有機的に連なっていく過程も面白かった」瀧井朝世(ライター)

    「軽妙ライトノベルタッチで展開するキャンパス・サスペンスで、キャラも立っているし呈示される設定もユニーク」香山二三郎(コラムニスト)

    ビジネスセンスを備えた人材の育成を目指す木津庭商科大学では、学食等での支払いのみならず、家賃の支払いや単位の売買にも使用できる「ポイント」を獲得するため、学生たちがしのぎを削っていた。そうした大学において、サークルとは、共通の趣味のために存在するのではなく、事業を行うために存在していた。
    家庭の都合により、突如残り半年で卒業しなければならなくなった2年生の降町歩は、不正にポイントを稼ぐ者たちを摘発する「監査ゼミ」に所属する。家庭教師サークルを装いガールズバーを運営していると噂が出ているサークルに調査に行くが、逆に取り込まれ……。

    単位は買ってでも取得しろ。大学卒業をかけた、一世一代の大仕掛け!
  • 累計1080万部突破
    『チーム・バチスタの栄光』シリーズ

    厚労省の変人役人 vs 中抜きハイエナ!?
    コロナ三部作堂々の完結!

    「コロナ三部作は、現実の事象をリンクさせつつフィクションでしかできないことをやってのけた」
    鈴木エイト(ジャーナリスト・作家)

    (あらすじ)
    2022年7月、新型コロナウイルスの新規感染者数は1日10万人を超えていた。その頃、東城大学医学部付属病院のホスピス病棟とコロナ病棟の責任者を兼務する田口公平は、医師のワークライフバランスを主張し、病棟に「効果性表示食品」を導入しようとする新任の中堅医師・洲崎洋平に手を焼いていた。田口は問題解決のための禁断の一手として、厚生労働省の白鳥圭輔を東城大に召喚するが……。

    (著者プロフィール)
    海堂尊
    1961年、千葉県生まれ。作家、医師。第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2006年に『チーム・バチスタの栄光』で作家デビュー。著書は「桜宮サーガ」と呼ばれるシリーズを成し、本作および『コロナ黙示録 2020災厄の襲来』『コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴』(以上、宝島社)も連なっている。他に、キューバ革命のゲバラとカストロを描いた「ポーラースター」シリーズ、北里柴三郎と森鷗外の確執を描いた『奏鳴曲 北里と鷗外』(ともに文藝春秋)などがある。
  • 紙業界誌に掲載された〝紙人32面相の推理クイズ〟と、
    現実に起きたという密室殺人事件との関係とは――?

    どんな紙でも見分けられる紙鑑定士・渡部は、懸賞目当てにクイズを解きながら様々な事件に巻き込まれる。
    学習塾で起きたカンニング事件の真相とは?
    「さわるときけん けがするで」物騒な怪文書を作った犯人は、どうやって密室の建物に忍び込んだ?
    事件とクイズを解明していった渡部は、〝紙人32面相〟から協力を請われ、とある怪死事件の謎も解くことに……。
  • シリーズ累計130万部突破!宝島社大人気ショートショートシリーズの中から
    おぞましいラストから鬱展開、ドロドロの愛憎劇まで深~~い闇を抱えたイヤミスの物語だけを集めました!

    妹を排除できてすっきりしたはずが……。(中山七里「ふたり、いつまでも」)
    僕が出会ったのは誰にも愛されない可哀想な子。(武田綾乃「かわいそうなうさぎ」)
    ある日を境に、不気味な贈り物が届くようになって……。(林由美子「ギフト」)
    愛の手料理、召し上がれ。(佐藤青南「私のカレーライス」)
    後味がいやなイヤミスの物語、25作品を収録!

    【著者】※五十音順
    伽古屋圭市/桂 修司/貴戸湊太/佐藤青南/新藤卓広/高山聖史/武田綾乃/辻堂ゆめ/塔山 郁/中村 啓/中山七里/ハセベバクシンオー/林 由美子/深沢 仁/深津十一/降田 天/堀内公太郎/森川楓子/柳原 慧
  • 累計40万部突破の大人気「連続殺人鬼カエル男」シリーズ、新連載開始です!

    埼玉県飯能市で起きた、残忍な手口と五十音順しか手がかりがつかめないことから世間を震撼させた、連続殺人鬼カエル男事件。
    そのキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、山手線で目撃されて以来、一切の消息が不明だった――。
    そんな時、埼玉県内で残忍な殺人事件が発生する。稚拙な文章の犯行声明と残虐な手口。
    殺されたのは人権派で知られる烏森弁護士。
    彼は精神疾患を患って罪を犯した被告を無罪にしたことで名を上げていた。
    渡瀬刑事と小手川はカエル男の再来を視野に入れながら捜査をすすめると、第二の被害者が……。
    電子連載特別エッセイは〈才能は悪魔の証明〉。

    本シリーズはデジタル限定で全4回連載。本書vol.1以降、3か月毎に新刊を配信予定です(次回vol.2の発売は2024年3月下旬を予定しております)。
  • 盲目のピアニストが殺人事件の容疑者に?
    友人のピンチに天才ピアニスト・岬洋介が駆けつける!

    累計175万部突破の“音楽ミステリー”シリーズ! 友人のピアニスト・榊場を助けるため、岬洋介が活躍する『おわかれはモーツァルト』が待望の文庫化です。
    盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。
  • 累計60万部突破『果てしなき渇き』著者
    デビュー20周年記念、待望の新装版!

    極悪&痛快なバイオレンス・アクション!

    ――敬意を払うに値しない相手には相応の死を。
    それがあたしの流儀。

    殺人強盗放火が日常茶飯事、都会も田舎も等しく極貧にあえぐ20XX年。
    東北のアウトロー少女が荒廃した世界を爆走する!

    (あらすじ)
    20XX年、震災によって荒廃した東北をひとりの少女が爆走する。
    稀代の不良・桐崎マヤ――ナイフを常に持ち歩き、目的のためなら手荒い行為もいとわない、通称“切り裂き”マヤ。
    時に大麻を収穫すべく舎弟を連れて隣県まで乗り込み、時に強盗放火殺人の容疑をかけられながら真犯人を追いかけ……。
    無慈悲な世界を舞台にした連作短編集が、深町秋生デビュー20周年を記念して装いを新たに再臨!


    【著者について】
    深町秋生
    1975年、山形県生まれ。第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2005年に『果てしなき渇き』(宝島社)でデビュー。同作は「渇き。」として2014年に映画化。他の著書に「組織犯罪対策課 八神英子」シリーズ(幻冬舎)、「ヘルドッグス」シリーズ(KADOKAWA)など多数。
  • 電車内には、たくさんの物語があふれている――

    世界23言語に翻訳
    『人生写真館の奇跡』
    著者書き下ろし最新作!

    笑いあり、涙あり、感動あり!
    3分で楽しめる一駅間の超短編集!

    (あらすじ)
    母親から教育虐待を受けている児童を救うため、立ち上がる三人の乗客たち。その方法とは……(「通勤電車の流儀」)。一週間で一番憂鬱な月曜日。そんなとある月曜日、満員電車に乗っていると聞こえてきたのは笛の音で――(「月曜日の笛吹き男」)。駅と駅のあいだの時間で一編が楽しめる、山手線をテーマにしたチャーミングでシュールでハッピーなショートショート・ミステリー全30話、詰め合わせ!

    (著者プロフィール)
    柊サナカ
    1974年、香川県生まれ。第11回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『婚活島戦記』で2013年デビュー。他の著書に『人生写真館の奇跡』『古着屋・黒猫亭のつれづれ着物事件帖』「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズ(以上、宝島社)、「機械式時計王子」シリーズ(角川春樹事務所)、「二丁目のガンスミス」シリーズ(ホビージャパン)、「天国からの宅配便」シリーズ(双葉社)、『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』(PHP研究所)、『ひまわり公民館よろず相談所』(KADOKAWA)などがある。
  • 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作
    地面師vs中国系半グレ!激しい騙し合いの末、消えた4000万円は誰の手に?

    陸上自衛隊・特殊作戦群に所属していた橘。現在は地面師グループの一員として、北海道の土地を利用して大金を騙し取っている。
    今回もいつものように海外企業から金を奪うことに成功した橘は、仲間との合流地点に向かう。
    しかし、そこで仲間の一人が無残な姿で殺害されていた。
    さらにその仲間が預かっていたはずの金はどこにもないうえ、なぜか謎の中国人たちに追われることになり……。

    北海道で激しく繰り広げられる、至極のガンアクションエンターテインメント!
  • 累計55万部突破の大人気『スープ屋しずく』シリーズ最新刊は、四季折々のミネストローネが人々の心をつなぐストーリー。麻野に好意を伝えた理恵だが、「少し待ってほしい」と言われ、待つことに――。山菜採りと遺産探し、夏の沖縄で起きた不可思議な出来事、秋の弁論大会と引っ掻き事件、フードロスの寄付会場での不穏な出会い……。様々な事件と謎を、季節のスープとともに店主・麻野が鮮やかに解き明かしていく、シリーズ第8弾。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
  • 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作


    大正時代から現代に戻る鍵は関東大震災!?
    現役医師が描く医療ミステリー×タイムリミットサスペンス

    研修医の井筒は東北旅行中、ある洞窟の割れ目に吸い込まれ、
    大正12年6月の東京・王子にタイムスリップした。
    近所にある病院の院長宅に居候することになった井筒は、
    診察を手伝い、病院に持ち込まれる事件や謎を解決しながら現代への戻り方を探る。
    そして9月1日の関東大震災発生時、王子で時空の扉が開く可能性が高いことを知るも、
    井筒は8月から大阪へ往診に出かけることになり――!?
  • 茶室で密室殺人!
    日本家屋で不可能状況

    衆人環視下で発生した殺人事件の謎に、
    タイムトラベラーの現代人おゆうこと関口優佳が挑む!
    事件を解くカギは、穴開け用ドリルとファイバースコープ!?

    (あらすじ)
    茶問屋の清水屋が根津の寮で殺害された。居合わせた南町奉行所内与力・戸山の証言によれば、被害者の入室後、現場である茶室に近付いた者はいないという。「密室殺人事件に遭遇した!」と興奮する十手持ちの女親分・おゆうこと現代人の関口優佳は、友人である科学分析ラボの宇田川の協力を得て調査を進める。果たして、茶株仲間の主導権争いを背景に起きた日本家屋での密室殺人の真相とは?

    (著者プロフィール)
    山本巧次
    1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社)で2015年デビュー。他の著書に『開化鉄道探偵』(東京創元社)、『途中下車はできません』(小学館)、『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』(講談社)、『早房希美の謎解き急行』(双葉社)、『鷹の城』(光文社)、『急行霧島 それぞれの昭和』(早川書房)などがある。
  • 累計33万部突破の大人気シリーズ最新刊です! 失踪した虎太郎を連れ戻し、彼からプロポーズを受けたれんげ。将来のため、虎太郎は目前の大学卒業と就職に向けて必死に日々を過ごしていた。年が明けると、れんげは仕事先で教えてもらった吉田神社へ初詣に行くことにした。そこで、午頭天王と再会し、「朱雀石を探してほしい」と頼まれる。調べを進める中で、れんげと虎太郎が出会ったのは、日本料理の祖・藤原山蔭だった。朱雀石探しに協力してくれるという山蔭と共に、れんげはまたも京都を駆け回ることになる。好評の「和菓子案内vol.2」巻末掲載!
  • 880(税込)
    著:
    城山 真一
    レーベル: 宝島社文庫
    出版社: 宝島社

    シリーズ累計12万部突破
    人生が交差する驚愕の傑作・刑務所ミステリー

    ミステリー的な息詰まる葛藤劇が並ぶが、その一方で、心温まる着地があり、感涙にむせぶ人生賛歌もある。読者は体を熱くして読み進めることになるだろう。
    池上冬樹(文芸評論家)
    河北新報 ほか/時事通信 2022・3・8配信

    骨太にして珠玉。前作を超えるサプライズと感動を、たっぷり味わっていただきたい。
    大矢博子(書評家)

    (あらすじ)
    釈放前の更生プログラムに参加した模範囚が、外出先で姿を消した。発見されるまでの「空白の30分」でいったい何が起きたのか(「しゃくぜん」)。刑務所内で行なわれた運動会の翌日、集団食中毒が発生。これは故意の犯行なのか。炊事係の受刑者が容疑者に浮上するが……(「甘シャリ」)。自身の信念を問われるような事件の数々に奔走する刑務官たち。一方そのような中、敏腕刑務官・火石には不審な動きが――。


    (著者プロフィール)
    城山真一
    1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』『看守の流儀』(以上、宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。

    ※本書は2022年2月に刊行した単行本『看守の信念』を文庫化したものです。
  • 裂かれた腹に石を詰められ、特殊詐欺グループの男が殺された。死体のそばに置かれていたのはグリム童話の一ページ。男は『赤ずきん』の狼に見立てて殺されたのだ。
    その事件を皮切りに、焼けた鉄の靴を履かされて死ぬまで踊らされた『白雪姫』の母親、作中の妻たちのように吊り下げて殺された『青髭』の男など、童話の悪役を想起させる殺人が次々と起こる。

    戦慄のサスペンス・ミステリー!
  • 人が死ななくても、ミステリーってこんなに面白い!

    『このミス』大賞シリーズのなかから、著者自ら選んだ“人の死なないミステリー”のみを集めました!
    抽選くじの番号が重複してしまった理由とは……岡崎琢磨「ビブリオバトルの波乱」。
    危険なダイエットを続ける女子大生に隠された秘密とは? 友井羊「ふくちゃんのダイエット奮闘記」。
    日常に潜む謎を名探偵たちが華麗に解決! 怖がりさんでも楽しめるとっておきのミステリー集。


    【目次】
    ビブリオバトルの波乱(「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズより)
    岡崎琢磨

    緋色の脳細胞(『名探偵のままでいて』より)
    小西マサテル

    知識と薬は使いよう(「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズより)
    塔山 郁

    ふくちゃんのダイエット奮闘記(「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」シリーズより)
    友井 羊

    暗い部屋で少年はひとり(「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズより)
    柊サナカ
  • 宝島社のショートショートシリーズ累計125万部突破!

    幼い二人はなぜ殺されたのか。(中山七里「オシフィエンチム駅」)
    一年前に夫が死んだ場所で、妻が望んだのは……。(安生正「白い記憶」)
    この物語の意味に気づいた時、あなたはきっと戦慄する。(岡崎琢磨「三霊山拉致監禁強姦殺人事件」)
    「父を殺した」と言う、祖父の言葉の真意とは。(海堂尊「赤い顔」)

    宝島社の大人気ショートショートシリーズから、鮮やかで濃密な殺人事件の物語を25作品、厳選!
  • 電子書籍限定にて連載した『このミステリーがすごい! 中山七里「いまこそガーシュウィン」vol.1~4』、待望の書籍化です!

    アメリカで指折りのピアニスト、エドワードは、大統領選挙の影響で人種差別が激化し、変貌しつつある国を憂い、音楽で何かできないか模索していた。そこで、3カ月後に予定しているカーネギーホールでのコンサートで、黒人音楽を愛した作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」を弾くことを思い立つ。しかし、マネージャーがガーシュウィンでは客を呼べないと反対したため、ショパン・コンクール中に演奏で人命を救い、一躍有名になった男、岬洋介との共演を取り付けることにした。一方、新大統領の暗殺計画を進めていた〈愛国者〉は、依頼主の男から思わ提案をされー一。音楽の殿堂、カーネギーホールで流れるのは、憎しみ合う血か、感動の涙か。

    どんでん返しの帝王が放つ、累計168万部突破の音楽シリーズ最新刊!
  • 映画化も大ヒット!累計100万部突破の人気シリーズ最新刊

    ある朝目覚めると、首を吊った母親を発見した佐藤翔太。身寄りのない小学生の翔太は養護施設に送られ、そこでヨシハルという少年に出会う。そして、彼が翔太と距離を縮めて殺人を促したことで、翔太はとある殺人に加担することになり……。スマホを駆使した詐欺や暴行、殺人を繰り返してきた「怪物」の正体とは。黒髪の女性ばかりを凄惨な方法で殺害した連続殺人鬼が生まれるまでの物語。


    (著者情報)
    志駕 晃(しが・あきら)
    1963年生まれ。明治大学商学部卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『スマホを落としただけなのに』で2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』(以上、宝島社文庫)、『そしてあなたも騙される』(幻冬舎)などがある。
  • 仕掛けられた「騙り」の罠
    十三回忌の夜、嵐で孤立した家で起きた事件の真相とは?

    市川憂人さん推薦!
    「誰が毒を入れたのか?
    油断するなかれ。大胆かつ巧妙に淹れられたその謎は、単純に見えて深く濃い。
    カップの底から真相が浮かび上がるとき、読者は『自分が何服も盛られていた』ことに気付くだろう」


    (あらすじ)
    自室で毒入りコーヒーを飲んで自殺したとされている箕輪家長男の要。
    遺書と書かれた便箋こそ見つかったものの、その中身は白紙だった。

    十二年後、十三回忌に家族が集まった嵐の夜に、今度は父親の征一が死んだ。
    傍らには毒が入ったと思しきコーヒーと白紙の遺書――要のときと同じ状況だった。

    道路が冠水して医者や警察も来られないクローズドサークル下で、過去と現在の事件が重なり合う!


    (著者プロフィール)
    朝永理人
    1991年生まれ。福島県郡山市出身。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『幽霊たちの不在証明』で2020年にデビュー。
    他の著書に『観覧車は謎を乗せて』(以上、宝島社)がある。
  • 『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作家、最新刊! そのいちごの名前は違法!?


    絶体絶命からの大逆転ほど胸のすくものはない。
    ――大矢博子(書評家)※「労働新聞」令和5年2月27日掲載の書評より抜粋

    種苗法、商標権、農業ってかなり大変なんです。生産者の苦労を助けてくれるキレキレの頭脳に読む手が止まらない。
    ――鈴木典子(ヤマト屋書店仙台三越店)


    大震災からの復興を目指し、新品種“絆姫”の開発に成功した久郷いちご園。
    そこに、大手商社の田中山物産から絆姫の名称は、商標権侵害との警告書が届いた。
    さらに、クリスマスケーキに絆姫を使用することが決定している世界的パティスリー「カリス」から、
    名称変更せずに解決か、全被害額を支払うかを迫られ――。
    大手商社という巨大な敵から、いちごの名称と農家たちの熱い想いを守るため、
    弁理士・大鳳未来は驚天動地の策に出る!

    (著者情報)
    南原 詠(なんばら・えい)
    1980年生まれ、東京都目黒区出身。東京工業大学大学院修士課程修了。元エンジニア。現在は企業内弁理士として勤務。第20回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』(宝島社)で2022年にデビュー。

    ※本書は2022年9月に刊行した単行本 『ストロベリー戦争 弁理士・大鳳未来』を文庫化したものです。
  • どんでん返しの帝王・中山七里が描く、シリーズ累計165万部突破の音楽シリーズ、最終回です!

    アメリカで指折りのピアニスト・エドワードは、大統領選挙により変貌しつつある国内の様子に憂い、音楽を通して何かできないか模索していた。そして、6年前のショパン・コンクールで鮮烈な演奏をし、たった五分間の演奏で人命を救った男・岬洋介との競演コンサートが決定した。新大統領夫妻も観劇に来ることが決まる。しかし、オーストラメンバーをマイノリティや有色人種の中から採用することに敵意をもつ者たちがメンバーに危害を与え……。一方、新大統領抹殺の依頼を受けた〈愛国者〉は、オーケストラメンバーとして潜入し――。
    電子版特別エッセイ「新人さん、いらっしゃい」掲載。

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