『ミステリー・推理・サスペンス、アデュルト社(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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東京のことを知らない地方出身の純粋な女子大生が、夜遊びをしたばかりに……。
律子は東京の名門女子大に入学し、ひとり暮らしをはじめたばかりの一年生。
高校時代の友だちに誘われ、六本木のディスコに誘われた。初めての六本木、初めてのディスコ。初めての夜遊び。
しかし彼女は舞い上がることもなく、翌日の授業のことを考え、ひとり、帰宅することにした。
深夜一時。タクシーは止まってはくれない。そんなことは律子の田舎では考えられなかった。
困り果てていたところに、手を差しのべてきた男が……。
そこから律子の人生は転落の一歩をたどっていく。 -
茜は三年前、ひとり娘の浩美を連れて、再婚した。新婚の頃は皆で食卓を囲み、幸福な日々を送っていたが、夫の浮気によって家庭は徐々に崩壊していく。孤独と不安な日々を送るうちに、茜は夫の連れ子の孝之に誘惑され、体を許してしまう。罪悪と快楽の間で揺れるうち、あろうことか、娘の浩美が、夫と情事に耽っていることが発覚する。ひとつの家庭に交錯する、禁断の愛とめくるめく官能。彼らの果てに、何が待っているのか。
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大学時代は新体操のキャプテンとして華やかに踊り、「乱舞蝶」と呼ばれてスターだった咲子。
卒業後すぐに結婚したが、緊張感のない生活のため、太ってしまい、かつての美貌は消えてしまった。
だらだらと専業主婦をしていて、暇潰しに電話をしたのが、大学時代の同級生で、新体操を一緒にやってきた奈津美だ。
だが、彼女はこそ、悪魔の化身のような女だった。
咲子は、夫ともども性の地獄をみることになってしまう。 -
老舗料亭を切り盛りしているのは、亡くなった長男の妻、そして、先代の残した3姉妹だが、時代の流れを汲みとらない経営は苦しくなっていた。
立て直しが急務となり、俊英の経営コンサルタント轟計介が相談を受けるようになった。
だが、内情がわかるにしたがって、立ち直しの難しさがはっきりしてきた。
複雑な人間関係、愛憎が、同族ゆえに、経営の足を引っ張る。
出戻った長女、レズを隠して板長と結婚した次女、十代で短大に通う三女。そして、寡婦として生きる長男の嫁。
彼女たちは性欲を噴き出し、店の男たちを淫らに誘うが、それが元で混乱に陥っていく……。
はたして、淫悦に満ちた老舗料亭は、立て直しができるのか。 -
美加とみどりは学生時代に女同士の交わりに目覚め、それ以来、パートナーを代えながらも関係を深めてきた。しかし、うまくはいかない。義姉の夫が恋人にちょっかいを出したことで、女と女、女と男の思惑が、関係を複雑にしていく(表題作)。
ごく普通の女性が、自らの意思で、または強引に、女同士の交わりの世界に誘われていくさまを濃厚に描く。女たちの妖しい世界が広がる禁断の短編集。 -
プール監視員のアルバイト大学生・稜は溺れて意識を失った女性を救助した。控室でマウストゥーマウスの人工呼吸をするうちに、むらむらとした感情に揺さぶられる。意識を失っていることをいいことにみだらな行為に及ぶ。気が付いた女性は激しく抗議をするが、幸い訴えられることはなかった。
稜にはまだ見ぬ姉がいた。姉からはたびたび会いたいという手紙が来る。偶然にもその姉が救助した女性・水世とわかる。救助した時の思いが忘れられず、稜は水世と関係を持とうとする。姉と弟、禁断の性愛は淫靡な熱を持って深く激しく突き進んでいく。潤み,蕩ける官能小説。 -
男と女が深い仲になり、壊れていく臨場感と面白さをギュッと詰め込んだ、丸茂ジュン渾身の作。
妻子がありながらも、常に純粋な愛を求めている鉄平は、出版社のやり手専属記者の美加を追いかけ、同時に、美加の姉で既婚の真知子にも真剣に手を出す。
妻の奈穂子は、家を出た夫の鉄平を、離婚せずに歯を食いしばって待ち続ける……。
男の身勝手さと、振り回される女の哀しみと狡さと哀しみを、それぞれの立場と視点から描ききった! -
美貌の叔母志奈子が離婚したことで、志奈子の兄の家で、一人娘の奈緒美を預かることになった。
一人息子で大学生の譲治は、思ってもみなかった女子高生との共同生活で、毎日がワクワクの連続になるはずだった。
ところが、現実は甘くない。
奈緒美に無視されつづけてしまい、妄想を現実にすることを諦めた。
しかし、そんなつまらない毎日が、急変する。
奈緒美が急接近してきた。そして、叔母の志奈子とも、深い関係になっていく。
母娘のふたりと味わう官能の数々。譲治はとろけるような日々を送るが……。 -
――耀司の世界には、おっぱいがあった。――この刺激的な書きだしから、妖しい世界ははじまる。さらに、――顔を埋めればぬくぬくと温かく、ほのかに甘い肌の匂いと、柔らかな肉のたわみに鼻を塞がれ、息苦しくさせられる。それでも、いつまでもしがみつき、顔を寄せていたい、そんなおっぱいが。――六歳だった耀司を残して家を出た母の記憶は、たわわに実るおっぱいだったのだ。大人になっても、母の残照としてのおっぱいを求め、そして苦しむ耀司。おっぱいとともに育っていく無垢な男の淫らで逞しい成長譚。
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親しい者は、普段何事もなければ、互いの性を意識することなく生活を送る。
だがいったん何かのきっかけ――それは事故やアクシデント、嫉妬心など――によって、異性として意識した途端、近親の者は異性となり、愛と欲の対象となる。
本書では、いくつもの近親の禁断の関係を描いている。
いずれの性愛も、激しく淫靡でありながら清冽だ。 -
「下半身に人格なし」をモットーとしている鈴木昇は、血気盛んな銀行員。渉外担当の支店長代理として成城支店へ異動になった翌日から、女漁りを始めた。
仕事上で知り合った女性たちに猪突猛進、ひるむことなく口説き落とし、その巨根と情熱で女性たちを満足させる。
暇をもてあましている人妻、若き看護師、職場の女性行員、休日なしのアイドル、喪服未亡人、デートクラブのママ、レズ願望の女子大生……。
あくことのなく濃厚な官能世界を追求する10編。 -
白百合銀行登戸支店の渉外係長の鈴木昇は、無類の女好き。
下半身に人格なし、を自認しているだけあって、銀行の仕事で会う女性たちとのセックスを常に想像する、いわば、性の猛者である。
家庭では一男三女をもうけ、きわめて平和ながら性欲は旺盛で、それはアルコールが入ると、手がつけられないほどになってしまう。
新規に口座を開設した女性、取引している果物店の娘、結婚披露宴会場で出会ったフランス人女性、会社の慰安旅行先の温泉宿にやってきた芸者などなど。
手当たり次第に口説きまくり成功する、男の夢を叶えた痛快官能短編連作集。
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