『ミステリー・推理・サスペンス、青年マンガ、マンガの金字塔(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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ドイツ第三帝国崩壊前夜に北極点の氷の下を潜航して日本へ向かった2隻のUボートが、アリューション海域に沈んでいるという。その船内には、戦後史の影で神話のように語り継がれてきた第三帝国の隠し財産、ヒットラーの遺産「M資金」が積載されていた…(「南アラスカ海流」)。しがないピアノ調律師の男に付きまとう殺し屋たち…男はかつてアフリカの戦場で「エル・オンブレ」と呼ばれていた傭兵だった――(「エル・オンブレ」)。運命に抗う男たちを描くハードボイルド作品集。
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美人女子プロレスラー・シルバー純として活躍する銀純(しろがねじゅん)は、その身体能力を買われ犯罪調査庁からある要職にスカウトされる。警察でも手に負えないこの世に蔓延る巨悪たちを、法を超えて秘密裏に葬り去る……いわば必殺仕事人だ!!純の初仕事はとある芸者・桃香の始末。桃香はお忍びで来日したA国大統領と一夜を共にし、それをネタに大金を巻き上げている凶悪美女である。客を装い桃香に近づく純だったが、逆に眠らされ裸で縛り付けられてしまい……!? 昼はプロレスラー、夜は必殺仕事人、二つの顔を持つナイスバディ美女の闘いを描くスパイ・アクション!!
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かの名探偵シャーロック・ホームズを伯父に持つ少女クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープ。ロンドン郊外に移り相変わらずせわしない日々を送るクリスティに、ある連続不審死の情報が入る。それぞれ全く別の場所で起きた事故であるにも関わらず、全ての現場写真に同じ「ロシアン帽をかぶった老婆」が写っているのだ。この連続不審死には何か裏がある。確信したクリスティは捜査に乗り出すが…? 「クリスティ・ハイテンション」から6年後、クセの強い新たなメイド達も加わり、クリスティの冒険が再び幕を開ける!
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昼は南青山に勤務するエリート会社員、夜はターゲットを狙う暗殺者、昼夜ふたつの顔を持つ男・加納達也!ある夜、仕事で三重松連合会長・郷田を暗殺した達也。翌日、相棒の由加から「世界的テロリスト・叙(じょ)が達也の命を狙っている」との連絡が入る。郷田の娘・美沙子が、父親を殺された復讐のためテロリストを雇ったのだ。叙が潜伏している巨大プリンスホテルを舞台に、どちらかが命を落とすまで終わらない、殺し屋vs殺し屋の過酷な心理戦が始まろうとしていた…!会社員と暗殺者、ふたつの顔を持つ男の頭脳派バイオレンス・アクション。
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舞台は19世紀のロンドン。10歳の少女クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープは、かの名探偵シャーロック・ホームズを伯父に持つ。ホームズ譲りの推理力と貪欲な好奇心を武器に、クリスティは様々な難事件に挑んでゆく。ある日ホワイトホールに何者かが忍び込み高価な宝石が盗み出された。事件の概要を偶然盗み聞きしたクリスティは、ホームズの相棒・ワトソンが3時間かけて突き止めた情報を僅か3分で推理し、更には犯人である不良貴族・シルヴァイス伯爵と直接対決をする事となる…!
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家族には国家公務員という事で通っている蒲生草平だが、本職は007ばりのスパイ稼業。通称「ガマ」と呼ばれる彼は、政府の隠れた諜報機関である日本情報センターに所属する、日本でただ一人しかいない本物のスパイなのだ。機密情報がふんだんに書かれ大ベストセラーとなっている「クレムリン親書」の著者が大学生4人組である事を突き止めた蒲生。彼らの隠れ家に行くと、既に4人中2人は殺されていた。「クレムリン親書」によって被害を被った始末屋・コズロフの仕業だ…! 世界を股に掛け暗躍するスパイの仕事を描いたハードボイルド作品!
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漫画家になるために故郷の岩手から単身東京に出てきた健二は、ボロアパートで原稿と格闘する日々を暮らしていた。出版社に出向いては編集長に追い返され、ふてくされていたある日、奇妙な女と出会う。アパートを探しているという女に場所を教える健二。部屋に戻り窓を開けると、目の前にさっきの女がいた。女は今日この部屋に引っ越してきたという。健二の住むアパートと女のいるアパートの部屋は、わずか60センチほどで向かい合っているのだ。妙に人懐っこいその女と隣人同士の生活が始まるが、その日から不思議なことが身の回りに起こりはじめ……。奇才・上村一夫が描く、人情ファンタジーの傑作!
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『昭和十九年一月・マリアナ基地より飛立ったB29は二十七日夜より三回にわたって帝都に侵入、焼夷弾を投下』政府は戦局悪化により、一般疎開を東京・名古屋など23地区を指定し疎開命令が出された。これにより学童の縁故疎開がおこなわれた。当時、小学三年生の藤本は兄と共に愛知の祖母のところへ縁故疎開する事になり、田舎での生活が始まって現地の学校へと登校するが、子供達は疎開者がなにかを理解できないまま、自分たちの輪の中に入れようとはしてくれなかった。そんな苦しい日々の中、藤本の将来に関わることとなる人物が現れる……。等々、ヒューマンドラマが描かれた短編集!
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私、御崎妃呂子(みさきひろし)はアイドルやってます。これでも結構人気あるんだから。今日も忙しいスケジュールの中、映画の撮影で新潟へ。移動する列車内で、脅迫状の噂を聞いて監督に直撃! なんと噂は本物、素敵! 憧れのミステリーみたい。そんな中、撮影は進むのだけど、変な事故が次々と起こり……? これは名探偵・ヒロシの出番ではっ!? キュートな絵柄で人気の作者によるミステリー風味アイドルコメディ!
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豪快で女好きな花園署刑事・中山妻三郎(通称「弁慶」)と、同じく花園署の中性的イケメン刑事・高田又三郎(通称「牛若丸」)の凸凹コンビが、警察の枠を飛び越え現代犯罪の闇に迫る!強姦殺人事件の犯人を説得し自首させようという又三郎と、拳銃を駆使し容赦なく逮捕しようという妻三郎。犯人の母親を上手いこと利用し、事件の解決を試みる二人だったが……!? 見た目も性格も全く異なるのに何故か馬が合う刑事コンビが、悲しき現代犯罪に挑んでゆくミステリー・アクション!
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警察に頼めない秘密のもめごとはオレに任せろ!銭のニオイが大好き、儲かる仕事には身体を張る。人呼んで私設・六本木警察・葉山修介!そんな彼のもとに『自分のオンナを誘拐してくれ』と奇妙な依頼が舞い込む。不審に思いつつもさっそく仕事に取り掛かる葉山だったが、彼女もろとも命を狙われ始める。何かウラがあると踏んだ葉山は誘拐した女・裕美を尋問し、隠された真実を暴き出すのだが……。政界、財界、芸能界、悪のうずまくウラのウラを洗練された手口で痛快に暴いていくアウトロー一匹狼が紡ぎ出すハードボイルドアクションコミック!
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フリーカメラマンの保阪春介は、友人の山林と夜の公園にアベックの写真を取りに行った。ところが、撮影した1枚の写真に前総理の岩野、暴力団の庭野、憲民党左派の山之部らの10億円授受の現場が写っていた。山林がこれをネタに5千万円を要求するが殺されてしまう。危うく春介も消されるところだったが、兄・秋夫に救われる。秋夫は殺し屋だったが、身内のヤクザを裏切って春介を助けたのだ。しかし、岩野、庭野、山之部が生きている限り、春介の命が狙われると思った秋夫は、自分の命と引き換えに彼ら3人を殺すことを決意した。そして、一人目のターゲットとして庭野を射殺するのだが……。
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美木本リカは5チャンネル木曜番組のレギュラー出演者であることから「木曜日のリカ」と愛称されるテレビタレント。しかし裏の顔は、世界でただひとり女でノーベル殺人賞をもらった凄腕の美女スナイパーなのだ!!リカが司会を務める番組の収録中、ゲストで来ていた大蔵省主計局長が何者かに射殺される大事件が発生。しかも容疑者としてリカ自身が指名手配されてしまう。事件が闇社会ナンバーワンの狙撃屋グループ・HAL(ハル)の仕業である事を突き止めたリカは、警察の追手をかいくぐりながら国際的犯罪に挑んでゆく!!
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祖父の生まれた国を見たいと日本に出かけた妹のユキが消息不明になった。妹を探しにはるばるアルゼンチンから日本にやってきた日系三世・マルコ。妹へとつながる手がかりを求めて新宿・歌舞伎町を彷徨い歩く。人探しをするなら目立った方がいいと、侍の恰好をするマルコだったが、ヤクザの中でも悪名高い赤獣会に目をつけられてしまう。覚せい剤・人身売買・愚連隊・風俗嬢まで、アンダーグラウンドな世界を舞台に日本人が失った「サムライの魂」をもつ主人公・マルコが活躍する痛快バイオレンスストーリー!!
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加納康子、28歳。その妖艶な裸体を晒し巨大なベッドに寝そべりながら、彼女は考えていた。「うちは男の生気を吸い取ってんかもしれへんな……」大阪でホステスをしている康子は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。しかし本当に愛した男はヤクザの抗争で殺された。彼のことを忘れられないまま金づるのオヤジに抱かれていた時……その親父が突如腹上死! 康子と関係した男は死んでしまう……本当に、彼女は男の命を吸い取って生きている魔女なのか……!?
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「当時、マンガで現代の鮮やかな断面を切りとることができないか、というのが僕のテーマだった」(関川夏央による巻末掲載文「スポンサーからひとこと」より)。1979~1981年の間に「カスタムコミック」(日本文芸社・刊)に掲載された原作・関川夏央、作画・松森正による短編を収録した作品集。攻撃的な営業戦略で巨大商社の社長に登りつめた男の敗北を描いた「18階の男」、天才の名をほしいままにしたCMディレクターが死に至るまでの軌跡を描く「硝子の狼」、原子力発電所の炉心融解事故の現場に居合わせた4人の技術者たちを描く「正義の四人」など、作品が発表された当時の日本の断片ともいえるキャラクターを主人公に、時代に追い立てられたかのように生き、時に破滅していく人間たちの迫真のドラマが描かれる。
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オレの名は椎名竜作。横浜に事務所をかまえる私立探偵だ。一応スピーディな解決がモットーだが実は、先天性特異体質のため火事場のクソ力みたいな超人じみた瞬発力はあるのだが持続力がないという「24時間戦えない」探偵だ。当面の飲み代さえあれば遊んでいたいのに、ダチの妹で押しかけ助手の香緒理とトラブルの種がオレを逃しちゃくれない。今日も浮気調査から、ヤクザのちょっとした危ない依頼やらetc……。まったく、この稼業も楽じゃないぜ……
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歴史には我々の理解を超えた「何故」が存在する。1990年8月、対立する組織が銃撃戦を繰り広げる毎日の香港で、ある日、浮浪児たちは港の海に浮かぶ謎の人物と遭遇する。彼は持ち前の力と驚異的な瞬時の洞察力と運の力を持ち、カジノ連勝の上に、襲い来るマフィアの銃弾をも寄せ付けなかった。記憶喪失の彼は過去をとりもどす唯一の手がかりとして(09999)と刻まれた金属製の棺を追っていた。様々な舞台で人々との出会いやアクションの痛快超人ドラマ。
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神戸が異様な緊張に包まれていた。警察、政治家、そしてヤクザまでが手を組み、外国人を片っ端から捕まえては甲子園球場に集める……一体これはどういう事態なのか?! それは情報…確かな筋からの情報があったからだった。「外国人マフィアが今日、神戸に紛れ込む」と。一度地下に潜られたら、見つけ出すのは困難。それならば、との水際作戦だったが、日本の組織という組織が結集しても、マフィアを見つけ出すことはできなかった。しかし…!? 神戸を舞台に、悪が、暴力が、嵐を巻き起こす! バイオレンス劇画の傑作長編!!
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コヨーテが笑ったような顔、と言われる男、不動院民夫。彼は個人で事務所を開いているしがない探偵だ。今日も一人、ウラ若い女が彼を訪ねてきた…どうせいつもの離婚調停だろう? と思いきや、女はいきなり武器を持っているか? と彼に尋ねた。ある男と会ってほしい、その男は彼女の夫を殺した「殺し屋」だ、と。これはよくある依頼とどうも違うようだ…。ハードボイルドな世界観を背景に、男と女の不都合な真実を乾いた語り口で描いた珠玉の連作短編集!
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明治25年9月、「帝国主義」がまだ誇り高い言葉として使われてる帝都ロンドンにひとりの日本人青年・熊やん(南方熊楠)が降り立った。その風貌はスラムの住人たちよりもさらにひどく周りから蔑まされていたが、革命騒ぎで別れたキューバ島以来の親友八っつあん(岡本八之助)と会い、自分の穢い部屋に呼び飲み明かす。熊やんの研究は多種に渡り、論文は学会に反響を呼び、大英博物館の嘱託となっていた。だが嫌がらせにより英国にいられなくなってしまう――。夏目漱石、南方熊楠、コナン・ドイル、江戸川乱歩など明治時代の実在の著名人を配して描かれる連作ミステリー作品集。
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「人間は自分の首の上に落ちてくるギロチンの刃を磨いていただけだったのだ」(「五月の晴れた日」)。原作・関川夏央、作画・松森正のコンビによって『地球最後の日』をテーマに描かれた短編4作品を収録した傑作作品集。作家、関川夏央ならではのハードボイルドなセリフやエッセンスを随所に散りばめながら、核戦争による放射能汚染や致死率100パーセントのウィルス性ガン、軍事大国の日本侵攻など、「死」に直面した人々の命を懸けたドラマが展開していく。
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魑魅魍魎の蠢く卓上に魔性の女が舞い降りる!?彼女の名は沙耶!!対立する暴力団をバックにつけた大手開発事業団の間で行われる麻雀勝負、掛け金は開発予定地となった工場跡地。何百億という金が動き莫大な利益を生む土地を賭けた命がけの勝負に代打ちとして現れた沙耶。彼女が放つ魔性の一打は相手のすべてを喰らい、勝利を貪りつくす!喰うか喰われるしかない代打ちの世界に今、己の全てを賭けた怨念と復讐、そして哀しいまでの愛に満ちた狐火が灯る。勝負の先に沙耶は何を見据えるのか……
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孤鷹真璃(こだかまり)、通称マリー、25歳。銃器のプロフェッショナルにして女賞金稼ぎ(バウンティーハンター)。17歳のときから3年連続でアメリカの射撃大会で優勝し射撃競技の世界で将来を嘱望されていたマリー。だが二十歳の時、スーパーで銃乱射事件に巻き込まれ、父のように慕っていた射撃のコーチ・ロブは死亡。その時、初めて人間に銃を向け犯人を射殺したマリーは、ロブの亡くなる前の「その腕を生かせ、役立たせろ!」の言葉を胸に日本に帰国。バウンティーハンターとして依頼を受け、法を無視した悪人たちを狩り続ける――。凄腕の美人バウンティーハンターの活躍を描いたハードボイルド・ガンアクション!
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「コイツさえ、いなければカードは私のもの……」様々な要因でお金に困った人間の前に現れる黒づくめの女。彼女から送られたのは無限のお金をもたらす不思議なカード、通称マザー・カード。カードを使いこなせるかどうかは持ち主次第だが、無限の富をもたらすカードの魅力に一人、また一人と飲み込まれてしまう。そして果てしない欲望に取りつかれた持ち主はやがて……。無限にお金を引き出せる不思議なカードが紡ぐ所有者たちのオムニバスストーリー。
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自動小銃を乱射しながら、GI(アメリカ軍人)に追われる青年。追いつめられた彼は、突如目の前に現れた奇妙な洋館に逃げ込んだ。住人と思われる女がひとり現れ、銃を突きつける青年に向かって、怪しく微笑んだ。「あなたは恐れるものなどなにもない…」彼女は何故かその青年の名・ゴッドを知っていた。おののくゴッドを招き寄せるように女は語りかける。「私の名はイヴ…」官能と戦慄の表題作「イヴの館」を含む、十編の物語が織りなす珠玉の短編集!
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殺人死体を発見した女の子が監禁された!縛られたまま凄腕AV男優にアソコをイジられまくって……絶対感じたくないのに……ダメ……。必死に快感をこらえる姿がエロい!──血がつながっていない三姉妹プラス弟の計四人が、売春事件や麻薬事件、心霊現象などなど、トラブルに巻き込まれまくるドタバタエロコメディ!
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“サハラ女外人部隊”――それは、隊長チュチュ・ヒステリーカ率いる、ポルトガル軍に所属する女だけの精鋭外国人部隊。“魔女”の異名で恐れられる、金のために自分の生命と貞操を自分自身の手で売る女たちの集まりだ。かつてのポルトガルの海外領土でありポルトガル領西アフリカとも呼ばれたアンゴラの独立戦争を背景に、ポルトガル正規軍、“サハラ女外人部隊”とアンゴラ解放戦線とのし烈な戦い、そして過酷で非情な戦場でしたたかに生きる女アウトローたちの生き様が描かれるミリタリーアクションドラマ!
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ニュー・ブラックボックスとは何か!? 19XX年、世界はアメリカ・ソ連・そして中国が互いに力を競い、第三次世界大戦へと一触即発の眼前に有る! が、辛うじてその大戦は各大国の核兵力のバランスによって未然に保たれていた。人類を破滅の道から救う方法は唯一つ、核兵器の全面的な禁止条約の締結、これ以外にない。しかし各大国は表面上は平和を望んでいるふりをしながら、秘密裏に地下核実験を繰り返していた。その秘密実験を確実にキャッチする機械…それがニュー・ブラックボックス! その機械が日本で発明されたというのだ!!
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見ず知らずの男からのストーカー行為に怯える日高翠(みどり)。彼女は、ある絵画作品を目にすると、なぜか体調不良に襲われる現象にも悩まされていた。そんなある日、彼女は著名な画家・柴原によって地下室に監禁されてしまう。助けを求める電話を受けた精神科医・氷室レイカは監禁の現場へ向かい……。──氷室メンタルクリニックの女医・レイカが、現代の病と闇を鋭く読み解く。
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M県T市―――この街の中心に広大な敷地を持つ大邸宅がある。人々はこの屋敷を「皇御殿」と呼んだ。昭和41年――物語は、この「皇御殿」の一室から始まる。皇家当主・皇徳馬が女中に産ませた子供、鳳翼の背中には鳳凰のようなアザがあった。母一人子一人、このときはまだこれから辿ろうとする数奇な運命を想像すらできずにいたのであるが――。
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東旺映画で十年の助監督時代を過ごした、村瀬高之。やっと自分の書いたシナリオが認められ、監督として映画を任される事になった。その時に出会った美少女・綾小路若葉。その美しさもさることながら、彼女が自殺した大女優・梓ふみ子(綾小路扶美)の娘だと知り、絶大なチャンスが自分に向いてきたと確信する村瀬だった。しかし引退していた大御所監督・牧口健造が、若葉を使って映画を撮りたいと復帰してくる。折角の幸運を横取りされそうになった村瀬は…。ドロドロとした映画界の深層を描く長編!収録作「PART・I」「PART・II」「PART・III」「PART・IV」「PART・V」「最終章」を収録。
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集められたメンバーは元プロレスラー、女優、プロ麻雀士。彼らは、かつて日本を揺り動かす大事件の犯人・四ツ柳という男にスカウトされ、挑む痛快マネーゲーム!四ツ柳を追う元刑事。人間関係は、複雑に絡み合い…果たして最後に勝つのは!
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貸本時代の定番である「殺し屋」「復讐」をテーマに編んだ、ハードボイルド短篇集。しかしただの殺人劇にあらず、永島慎二の深い思想が詰まった一冊です。
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―――あれは夢ではなかったのだろうか。―――俺にはまだわからない。「ああ…」自らの秘所に指をあてがう少女、それをカメラに収める俺。熱病に犯された時の酩酊感にも似た感覚に侵されながら、それでも一心不乱にカメラを回す。「ジトク」、この美しい少女にはこの言葉が一番ふさわしい。それはオナニーでもマスターベーションでも、ましてや手淫でもなく自らをケガすジトクでなければならない。この甘美な映像を収めることになったのは、あの日の雨の昼下がり――――。収録作「妖美なる無声フィルム」ほか「猟奇令嬢」「兄と妹のバラード」「東京紅団」「わが恋せし主演女優」「ある閨秀作家の犯罪」「ある閨秀作家の犯罪・弐」の全7話を収録。
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繰り返し見る悪夢――笑いながら人を切り刻む全裸の女!その夢がフラッシュバックする時、突然の衝動に抑えが効かなくなり、血を見るまで際限なく暴力をふるい続け、射精してしまうコーキ。そんなある日、性交中の男性が刃物でメッタ刺しにされて殺されたというニュースに接し、記憶の奥底から、忘れ去っていたはずの過去の体験が浮かび上がる――。性欲と暴力のリビドー、血と汗、精……体液まみれに紡がれる、エロティック・サイコ・サスペンス! 著者の本領を発揮したスピード感とバイオレンスに溢れる快作、ここに登場!!
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1999年、政府は急増し続ける少年犯罪に対処すべく、未成年者に対する死刑適用を含む新少年法を導入する。それと共に、少年犯罪の抑制を目的として、20歳未満のみに入国を許可する巨大テーマパーク「ガーデン」を設立した――。クラサワ・タクミは強制労働所(ハウス)での刑期を終え、「ガーデン」に戻ってきた。しかし彼の頭からは「ミハル」という女の記憶が消えない。そんなタクミが謎の集団によって拉致される。そして彼らは衝撃的な事実、ミハルが政府のナビゲーターだとタクミに告げるのだった――! 著者のオリジナリティに溢れるスタイリッシュ・サイバーパンク・ロマン大作が、未収録となっていたプレ連載読み切り「“GARDEN”暴力トコドモノクニ」を含む完全版としてwebに登場!
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昭和52年、東都大学附属病院でがん患者が次々と突然死した。極秘裏に新抗ガン剤「キロイド」の臨床治験で患者がモルモットがわりにされていたのだ!この事実を突き止めた若き医師・倉石は、何者かの手により殺害される。そして、倉石の親友・渡(わたり)は、事件解明のため、キロイド入手に奔走するが…!?
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元警視総監の娘・麻子。幼い頃お父さんと同じ警察官になると言ったお蔭で、武道全般を厳しく叩き込まれ、絵本の代わりに六法全書を読まされて育った。嫌々婦人警官になったものの、もっと女の子らしくなりたいと悩んでいる。一念発起女らしくなるために、ランジェリーパブで働いてみるが、店で暴れた客を叩きのめしてしまった。やっぱりこんな仕事は向いていないと悟り、いい仕事が見つかるまで警官を続けていくことを決意する。可愛くてめちゃ強い婦人警官・麻子ちゃんの活躍をご覧あれ。収録作「警官なんて大ッ嫌い!」ほか「エステに行こう!」「デートしたいのぉ」「ボディーガードはセクシーに」(1)(2)「ステキにネズミ小僧」(1)(2)「アイドル大好きッ!」を収録。
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表彰も多いが、懲罰も多いゴキブリ刑事・鳴神鉄也。己が血で染まろうとも悪を野放しにはしておけない彼は今日も非道なゴキブリ野郎を始末する。1973年に、渡哲也主演、石原裕次郎製作で映画化された作品。
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