『ホラー、ダイレクト出版、1円~、0~10冊(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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猟奇的だけど永遠の友情が成立したわけね
●頭鳴り姫は怪異を語る
【デザインエッグ、ディスカヴァー・トゥエンティワン主催「第1回ノベラボ小説アワード」最終候補作品】
〈あらすじ〉
大学生の義甲貴伸は、親友の周防優樹に誘われて、同級生の花香瑞、黒塚華菜恵と一緒に天鼓岳の案内人を務めることになった。
目的は社会人グループ『野鳥の会』と雷鳥を探すことだった。
山登りをしている途中、黒塚が姿を消し、1体の裸になった死体を発見したことにより、『異常気象』が義甲たちに襲いかかる。
殺された和服の女の子が囁くとき、『あれ』が正体をあらわす――。
【目次】
登場人物紹介
プロローグ
第一章 異常気象
第二章 動物の森
第三章 悪夢の社会見学
第四章 『あれ』の正体
エピローグ 有耶無耶(うやむや)
あとがき 100人のイラストレーターと付き合ってきた私のイラストの依頼方法【非公開情報】
【おまけ:イラスト依頼:契約書:キャラクターの固め方:アドバイス付き】(2024年保存版)
特典 クレジットなしカラーイラスト
〈著者〉
因幡雄介(いなば ゆうすけ)
趣味で映画紹介記事と小説を書いてます。個人サークル小説制作所を運営。スローライフ電書レーベルで電子書籍を出版。
ソニー・ミュージックエンタテインメント主催「モノコン2018」優秀賞受賞。別作品が「ボイスドラマ」化。
デザインエッグ、ディスカヴァー・トゥエンティワン主催「第1回ノベラボ小説アワード」最終候補作品を電子書籍化。【表紙:デザインエッグ制作】
〈イラスト〉
あんこ
カラーイラスト3枚
挿絵1枚
END挿絵1枚
〈体験版表紙イラスト〉
カラーイラスト4枚
おしながき(https://inaba20170119.hatenadiary.jp/)
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中学二年の夏、肝試しの最中に親友の道哉が祠に飲みこまれてしまった
その肝試しは俺と亥春が言いだしたために、悪ガキだった俺たちは村八分にされ、ついには引っ越すことになった。
そんななか、雑誌記者の矢田瑠璃子が落ちこんでいる俺と亥春を連れまわして事件の謎に迫った。
そしてついに、『安寿と厨子王』にまつわる呪いが判明したんだ。
……だけど、この事件はその後に続く『一寸法師』『竹取物語』そして『浦島太郎』に隠された壮大な計画の序章にすぎなかったんだ……。
ちょっとホラー&おとぎ話ミステリー&昭和の青春ストーリー。 -
ファミリーレストランに籠城した行きずりの客たちの運命は?
駅前のファミレス『バンビーナ』に偶然居合わせた人々。
未知のウィルスが蔓延し人々がゾンビ化する世界で、店内に取り残されたバツイチ三十路の七瀬は予備校生の八尋と親しくなるが、パニックは次第に加速して……。
パンデミックホラーコメディー短編。
表紙:ダイ街(@glaa_da)
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うちに知らない人がいる。
優しい両親と暮らす中学生の女の子。
ある朝起きると玄関に見知らぬ靴がある。両親に聞いても心当たりはないらしい。
それから次々と起こる不審な出来事。
風呂場の磨りガラスに映る人影、深夜の廊下に感じる気配、ベッドの足元に佇む謎の老人……。
一体この家で何が起きているの?
表紙:zuma(@zuma58)様
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先輩後輩JKコンビが旧校舎に残された花子さんの足跡の謎に挑む!
女子高生の繭とサラは先輩後輩の間柄。今日も今日とて誰もこない校舎の屋上でのんべんだらりとだべっている。
ある時2年B組のパリピたちが旧校舎に肝試しに行った。彼等はそこで花子さんに出会ったらしい。
好奇心旺盛な繭はこの話に早速興味を示し、嫌がる後輩を巻き込んで突撃調査を開始。
サラも繭をほうっておけず同行する。
2年B組の面々は旧校舎で花子さんの足跡を見たそうだが、それは花子さんがでるとされる女子トイレ右から3番目ではなく2番目で途切れていらしい。
一体何故だろうと推理する繭とサラ。
やがて図書室で古いアルバムを発見した二人は、30年前に自殺したとされる少女の顔を確認。この子が花子さんではないかと疑惑を深める。
廊下から響く湿った足音に反応し、花子とおぼしき霊を追いかけたサラたちは、女子トイレ右から2番目の個室に導かれて衝撃の真実を知る。
表紙:ええっぱ (@eextupa0000)様
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ワンルームで幽霊と同居。
事故物件クリーナーの小林 至(こばやし・いたる)の仕事は、自殺・事件・事故など、変死があった部屋に入って履歴をクリーンにすることだ。
告知義務は次の入居者に限る。
二人目以降は発生しない。
そんな抜け道を逆手にとり203号室に転がり込んだ至は初日から超常現象に遭うのだが、盛り塩を代用した味の素で「よろしく」と書いたり、パンダの赤ちゃんのもふもふ日干し動画を見たがったりと、なんだかこの幽霊変わっていて……?
ヒューマンドラマ+コメディ。
表紙:横(@Bh1h1J )様
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踊れ踊れマンドラゴラの娘。
植物学者の父親と大きな屋敷に暮らす13歳の少女、ミラ。
学校へ行くのを禁じられ退屈していたミラは庭師見習いの少年・デュークと仲良くなるが、ある日突然彼が蒸発。
「裏庭の温室に行ってはいけないよ」
父の戒めに隠されたおぞましい秘密とは。
(ホラー/洋風)
表紙:宮菜(@miyanamiya38)様
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トウモロコシ畑でブギーマンが狙っている。
父が営むトウモロコシ畑を今日も今日とて駆け回るおてんばサム。
収穫期に訪れる出稼ぎ労働者たちとも仲良しだ。
ある日サムが案山子の根元に埋めた宝箱を掘り返していると、口がきけない大男が現れた。
過去の惨劇のショックで言葉を忘れた彼は、仲間内でサイレンス・ジョニー……だんまりジョニーと呼ばれている。
サムはジョニーと大親友になるのだが……。
(ホラー/ミステリー/短編)
イラスト:mink(@mink_171219)様
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他殺・自殺・その他。ご利用の際は該当事故物件のグレード表をご覧ください、報酬額は応相談。
巻波 南(まきなみ・みなみ)27歳、職業はフリーター兼事故物件クリーナー。
事故物件には二人目以降告知義務が発生しない。その盲点を突き、様々な事件や事故が起きて入居者が埋まらない部屋に引っ越しては履歴を浄めてきた彼女が、新しく足を踏み入れたのは女性の幽霊がでるアパート。
当初ベランダで事故死したと思われた前の住人の幽霊は、南の夢枕に立って「コロサレタ」と告げる。
犯人はアパートの中にいる―……?
南はバイト先のコンビニの常連である、男子高校生の黛 隼人(まゆずみ・はやと)と組み、前の住人・ヒカリの死の真相を調べ始めるのだが……恋愛/ТL/NL/年の差/高校生(17)×フリーター(27)
スラップスティックヒューマンコメディ、オカルト風味。
イラスト:がちゃ@お絵描き(@gcp358)様
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あぐりってだれなの、おばあちゃん
田舎に住む祖母に会いに来た小学生のあゆ。
久しぶりに会ういとこの圭と遊んで楽しい夏休みを過ごすものの、祖母の留守中立ち入りを禁じられた屋敷の北側を探検した際、恐ろしい秘密を知る。
箪笥の引き出しにしまわれた写真には見知らぬ少女が映り、「あぐり」の名が日記に記されていた……。
ホラー短編。
イラスト:キロジ(@Kiroji_0)
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転生したのは、まさかのホラーゲームの世界?しかも1970年代?
ただでさえ、都市伝説の象徴のような彼女から逃げないといけないのに。
期限まで条件を満たしてクリアしないと命のカウントダウンが・・・!
ホラーゲームに転生した男子高生のBL小説、長編。全年齢向け。
あまりBLっぽくなく、都市伝説がらみのホラーです。
七日ある制限期間のうち一日目、二日目を収録しています。舞台は夜の山、ゴーストタウン。
「プロローグ」「一日目の調査パート・探索パート」を試し読みできます。
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高校三年生の時突然姿を消した友人・和貴を、太一は八年間待ち続けていた。
ある日高校の同級生だった秦野省吾が、太一の家を訪れる。
「俺に手を貸してくれないか」という秦野の提案を受け入れ、太一は自らの持つちからを使うことになった。
『ちから』は死に瀕した人々の、命の最期の想いを再現するものだった。
―本文よりー
亡くなったひとたちの記憶を追体験するごとに、僕はある奇妙な欲望が自分のうちにあることに気づいた。
それは生きている自分をなげうって、死んだ彼らになり代わりたいという欲望だった。
死をもって完結するには、あまりにも短い人生だったと思われる、そんなひとたちになり代わりたいと願った。
それほどまでに彼らの生の瞬間は鮮やかで、僕を恍惚とさせる光彩を放っていた。
やがて止まっていた時計が動き出すように、太一の周囲に様々な出来事が起こり始める。
前作「十三夜」は、和貴と太一の出会いから別れまでを綴ったものでした。
「十六夜」はその後日譚となります。前作と併せて読んでいただけると嬉しいです。 -
呪われた灰色の城で、あなたは悲劇に誘う囁きを聞く
灰色城綺譚は、呪われた城館を舞台としたゴシックホラー&ファンタジーTRPGです。
誰からともなく「灰色城」と呼ばれるそれらの城や館は、それ自体が悪意を持ち、そこに集う人々に〈囁き〉を投げかけます。
〈囁き〉は隠された本心を暴き、あるいは思いもしなかったような情念や欲望を植え付け、悲劇と破滅の待つ方へと誘うでしょう。
登場人物達は、〈囁き〉を受け入れることも拒むこともできます。灰色城の物語はハッピーエンドに終わるとは限りません――むしろ、そうならないことのほうが多いでしょう。
怪奇と幻想、悲劇と破滅、死と再生。そんな陰鬱なゴシックの物語を楽しめます。
本書はTRPG『灰色城綺譚』のルールブックです。
〇収録内容
・ゲームルール
・世界設定
・リプレイ1本
・シナリオ4本
・コンポーネント類
※ゲームに必要なコンポーネント類はかりかりうめのホームページでも配布しております。
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怪談、意味がわかると怖い話、人怖、奇妙な話、不条理な話、せつない話……
100文字でつづる小さな100の物語 -
■収録作品私は負けたことがないウィズバイラス・インジュピター夢の中の少女ソシャゲ世界のやり直しだいたいゾンビのせい信じた手紙は花の香り素敵なお話いっぱい書いてね!〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】
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引っ越し先は地元民から忌地と呼ばれる、以前からワケありの地?
父の念願、一戸建ての住宅が完成し、引っ越してきた片倉一家。その一人娘のクミコ(匠美子)は、その新居に不審な気配を感じた。高台の住宅地だが、周囲には片倉家のほかにほとんど家はなく、交通機関も日に何本もないバスくらい。父はこれから発展していくというが……。クミコは転校した学校でクラスの世話役でオカルト好きなお珠さんと郷土史に強い塩崎先生から、片倉家の土地はが周辺から忌地と呼ばれる不浄の地だと知らされる。そして、クミコは母の奇行に始まり、クミコの前には外国人兄妹の腐乱死体幽霊を目撃。情緒欠乏症を自認するクミコは平然を装うが、さらに翌日、帰宅したところを前日の兄妹の幽霊に家には入るなと警告される。幽霊の言葉を無視したクミコだったが、なにかに憑かれた母に襲われる。 -
女子高生のみつきは満員の通学電車で押し倒したホームレスに呪われた!? みつきの身体から臭気と垢と虫が這い出す!
高校生のみつきは電車通学で、その日は寝坊していつもよりもひどい混雑に巻き込まれた。だが、みつきが揉み合う人の中から押し出されたのは、車内にぽっかりと空いていた空間。その中心の席には強烈な異臭を放つホームレスが座っていた。押されてホームレスにどんどん接近させられていくみつき。次の駅に着いたとき、下車する人並みの混乱の中、みつきは通学カバンでホームレスを押し倒してしまった。そのまま動かなくなるホームレス。だが、みつきはその場を立ち去った。学校に着いたみつきだが、眼窩や口からゴキブリが這い出し、異臭がし始める。フケや垢が浮かび、体中が痒くてたまらなくなる。早退したみつきに托鉢僧が声をかけてきた。この慈現坊はみつきを救えるのか。 -
「先生。私を救って。もう一度。」
*あらすじ*養護教諭の須山美里は死んだはずの女生徒かのんと再会し助けを求められる。かのんは美里に学校に巣くう悪霊を退治して自分の魂を解放してほしいと依頼。美里は今度こそかのんを救うためと悪霊と戦う決意をする。 -
この「アッシャー家の崩壊(The Fall of the House of Usher)」は、19世紀アメリカの文学者エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)の代表作の一つとされる短編ホラー小説です。名作を新訳でお楽しみください。テキストはグリスウォルド編『エドガー・アラン・ポー最新作品集』(1850年)に拠る。
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「月刊群雛」は、独立系作家の作品をパッケージにして提供する有料の電子雑誌です。NPO法人日本独立作家同盟(現・HON.jp)が編集・発行し、電子書店やオンデマンド印刷版で配信されています。毎号、一般公募で掲載作品をジャンル不問で、巧拙問わず、早い者勝ちという編集方針で募集して掲載し、新しいプラットフォームとしても一部で注目されていました。2014年1月28日に創刊し、多くの自主出版系作家が執筆してきましたが、発展的に新たなステージに向かうために2016年08月号をもって、惜しまれながら休刊することとなりました。
この「リバイバル群雛」はその当時の執筆陣を中心としながらその未来を担うと思われたNovelJam系の作家などで群雛OBOG有志を結成し、HON.jp公認の下、責任編集・米田淳一によって群雛本誌をリバイバルする特別号です。
「群雛」が10年の時を経て、発展的にステージアップした姿をぜひお手にとってご覧いただければ幸いです。
・掲載作品
マスカレード・マインド/神楽坂らせん
堕天使/竹島八百富
ゲーム・オーバー/きうり
人類滅亡想定原因保護管理研究所/白色黒蛇
舞姫裁判/萬歳淳一
NovelJam殺人事件/米田淳一
総天然色ひなまつり/折羽ル子
言葉よりも先に歌があった/王木亡一朗
440Hz-Wandering Wolves-/澤俊之
百年後のあなたへ/小桜店子
有楽町で笑いましょう/和良拓馬
リバイバル群雛日記/米田淳一
他、元月刊群雛編集長/HON.jp理事長 鷹野凌のコメントを収録。 -
怪奇現象を暴く、ホラー&ミステリー
オカルト部員の天乃エミと喪古田末吉の元に、奇怪な現象の相談がやってくる。部長のエミはその頭脳を使って怪奇現象を解き明かしていく…… -
天井から見守るもの。
認知症の祖母の介護を離れて暮らす母1人に押し付けていた彩名。
祖母の葬儀の為に帰省すると、母はひどく憔悴していたが、近所の人々は「よくできた嫁だ」としきりに褒めている。
祖母はありがとうありがとうと言いながら死んでいった。最期まで母に感謝していたらしい。
お焼香の際、棺桶に眠る祖母の首元の痣に気付いた彩名は、子供の頃に祖母の部屋の天井に見た、「モクメサン」のことを思い出す。
イラスト:ひびの(@hibimeguru5)様 -
「マンホールってお皿に似てますよね。ごちそうを乗せて食べるんです」
マンホールの多い町では人が消える。
夕立が降る日に警察に保護された中学生。彼女が刑事に語ったのはにわかには信じがたい話。
それは彼女がマンホールで飼っていた怪物が引き起こした惨劇だった。文
「私は怪物の飼育係だったんです」
不可解な発言の真意とは……。
イラスト:ミ造(@MIZ0_mmm333)様 -
この世ならざる存在「ダイモン」を、生贄を用いて召喚しようとする男。その前に現れたのは、真にダイモンを使役する「ウィッチ」の少女だった。
ダイモン召喚を阻止しようとするウィッチだったが、召喚者と生贄の少女もろともダイモンに呑み込まれてしまい…!?
現代オカルトバトル漫画!
『創作同人2023年7月』参加作品 -
ホラーチックでアダルトなBL小説四作を収録した短編集です。R18。
グロや孕みネタ、近親相姦など、えぐい描写が多いのでご注意。
【ホラーゲームは割とエロいが、当事者になると話はべつだ!】
ホラーゲームをエロさを求めて、日々、プレイをする彼。
夜通しプレイして寝落ちし、目覚めたら当事者になって、クリーチャーに襲われることに?
グロ描写、孕みネタあり。
【亡きあとも美しい少年は鬼に囚われている】
ある山奥の村の鬼にまつわるイイツタエ。
興味を持って由来の洞窟に足を運ぶと、暗がりに少年がいて・・・。
【「俺とやらないか!」「さあ、やろうぜ!」「よし、やりまくるぞ!」】
友人たちと訪れた地下迷宮の脱出ゲーム。
途中まで順調だったのが「俺とやらないか!」と叫ぶ謎の男たちが急に迫ってきて・・・。
特殊プレイあり。
【双子はつながり地獄の釜は閉ざされる】
観光名所、奈落の底がある田舎の町。
昔から奈落の底を見守る一族、その時期当主に惹かれた男が、世にもおぞましい双子の秘密を知ってしまい・・・。
近親相姦ほか、特殊な描写あり。
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鬼対人間どっちが強いのか!
その夜は、月が血のように真っ赤に滾っていた。風は無く、夏だというのに、空気は妙に冷たく感じられた。空は赤い月明かりで照らされて、真っ赤な雲で覆われていた。血の色のような赤が、空一面ににじんでいた。草原に虫も鳴かず、田んぼにも畑にも、森にも土や植物の臭いすらなく、用水路に流れる水の音も聞こえなかった。上空にも風がないのか、雲の動きも見ることが出来なかった。音も無く、ただ漫然と時間だけが過ぎて行く。いや、その時間さえも止まっているようであった。赤い月明かりに照らされた建物や木々の影は、赤黒く見えていた。ねっとりとした密度で、その場の空気が淀んでいる。そんな空間に、少しばかり場違いとも思える声が、辺りに響いた。「こんな時は鬼が出るぞ!」どこからともなく現れた老人が、真っ赤に照らされて血に染まったように見える身体をよじりながら、ゆっくりと月を見上げる。誰に言ったのか、誰も居ないその場所で、独り言だったのか、それを聞きつけた者が居た。これもまた、どこからともなく現れて、老人の3メートルほど後ろに立つ若者の姿があった。 -
奇怪な四つのショートストーリー
ノベルゲームに表示された不可解なメッセージ かつての親友から送られてきた奇妙な手紙賞金の掛かったあやしげな影踏み大会 近辺で起き始める無関係なはずの連続殺人事件四種の奇譚を収録したホラー・ミステリー風味の小説集 -
元いじめられっこの戦いが今!始まる!
わたしは子供の頃から周りの人々に変わってるって言われ続けている。どこが、どの辺が変わっているのか自分ではわからないから、人に尋ねてまわった事もある。そういう所が変わっているんだよって言われたが、どういう所だよって、一向にわからなかった。わたしはたいていの時間1人で過ごしていた。本を読んでいる事が多かったが、ボッとしてラジオやテレビに見入っている時もあった。一緒に遊んでくれる友達も居たが、あまり多くは無かった。虐められていた時もある。女だてらに反発して、青あざをこしらえて帰ったこともあった。何が人と違っているのだろうって、いつも思っていた。どうして自分が、どうして自分だけがって思って、でも家には財力もなくて、ぐれることも出来なかった。ぐれて暴れ回るのは、中流以上の特権だって、いつも思っていた。わたしを虐めていた同級生達も、皆、お店の子だったり、収入の多い家の子が多かった。わたしが反発したら、わたしの身体が大きいものだから、5人がかりで押さえつけられて、反対に青あざを作る羽目になった。自分の身体が大きいのは別に気にならなかった。むしろ虐めてくる奴らに抵抗できる武器だと思っていた。わたしはいつか奴らを殺してやろうと、ポケットにはカッターナイフを持ち歩き、空手の道場へ通い、身体を鍛えていた。それが中学の卒業まで続いた。 -
#読書好きと繋がりたい
「宇宙の果ての向こうには何がありますか?」「諸説あるな!」
宴会で帰りが遅くなった夜、詫びに献上する本は?生涯で一番、読んでる途中で寝落ちした本は?正義と真実どちらを選ぶ?世界じゅうの情報に瞬時アクセスできるAI刑事にとって読書とは?
ダンテ、ソンタグ、マザーグース(※一部こじつけもあります)…読書を愛し、読書を愛するひとを愛するひとのための連作に
フルカラー社畜メガネ召喚百合SF「有楽町で逢いましょう」を併録。
第20回いっせい配信「創作同人2022年11月」参加作品。 -
200X年。退屈で憂鬱な日常の壁に空いた穴に指を差し込んで押し広げてみたい、そんな衝動に駆られた少年は、かつて姉を惨殺されたフリーライターと共に、吸血鬼さながらの殺人者を追う――。
森口祐樹は家庭の事情で伯母一家と共に
裕福だが窮屈な暮らしを送っていた。
吸血鬼にまつわる伝承に固執し、
いくつかの未解決殺人事件に強いこだわりを持つフリーライター
月島朔也と知り合った祐樹は、
彼と共にヴァンパイアを思わせる美貌の殺人犯を追うことに……。
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タイトルはブラッドオレンジの意。
吸血鬼というモチーフをサスペンス×ミステリの枠に落とし込んだ
メタフィクショナルな長編小説。
恋と友情と恐怖と師弟愛の物語。 -
旧地獄の業務が引き継がれ、古明地さとりの生活は落ち着いたかのようだった。しかし、夜な夜な悪夢に苛まれるさとりは、自らの抱えるストレスとコンプレックスを自覚せざるを得なかった。
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ある日、宝物探しでルナチャイルドが見つけた『黒い触手のようなものが巻き付いている銀の原石』。
気に入ったそれを持ち帰った翌日、彼女は自室で『てるてる坊主ごっこ』をしているところを発見された。
そこから三月精たちに不幸が連鎖していき……
毎日が日曜日な彼女たちに訪れる特別な日曜日を描く短編ホラー -
内部告発と国際的な陰謀、それらに共通するものは何なのか?
平岡は正体不明の内部告発者による内部告発について調べていた。 そんな時、同じ系統の調査をしていた知り合いの嶋田から呼び出される。 嶋田の知り合いの安永という男もこの種の件を調べていたというのだが、死んでしまったという。 そして安永が調べていた事を調べていた嶋田も死んで……。 -
春夏秋冬、四季折々の小さくて少し不気味な物語。タイトル calendario はイタリア語でカレンダー(暦)のこと。旅と食事と、ほんの少しの血の匂い……。
ネットで公開中のショートショートから季節感のある作品をピックアップした『からんどりえ』その後。書き下ろしを加えての電子書籍化、全16編。 -
まともな人類には内容がとても理解できやしないサイコギャグ第一弾!
2019.07.07に開催された東方想七日7で販売しました、当サークル初めての同人誌です。全26P。
注意事項
本同人誌は成人向けではないものの、若干のグロテスク、エロチック、サイコチックな演出があります。
あらすじ概要
夜明けの散歩をしているルーミアの前に、忽然とこいしちゃんが現れた! 出会った二人は遊び、食べ、涙を流し友情を深め合っていく……。 -
恐怖の世界に、ようこそ。
恐怖の語り部ミスター・ホラーのロウソクに灯りがともる時、恐怖と不思議な世界が幕を開ける…… 作者が学生時代の漫画研究会の会誌に連作していたホラー短編集13話に加え、21年ぶりに描き下ろした新作エピソードを加えて書籍化しました。(全72P)「創作同人2021年11月」参加作品 -
東京ではいつの間にか各地でヴァンパイアが溢れ出る事態となっていた。ヴァンパイアに噛まれるとヴァンパイアになって行き、ヴァンパイアウイルスが東京に広がり始めていた。カティルは隣に住む幼馴染みエディルを劣化したヴァンパイアから守るとそのあとヴァンパイアウイルスの抗体を欲しがる女性達に捕まってしまう。カティルを捕まえた女性達はカティルの股関の凸を女性達の股関の凹に取り入れ、カティルからヴァンパイアウイルスの抗体を女性の体内へと入れる事でヴァンパイアにならないようにしようと女性達は女性達で戦っていた。 カティルとエディルは女性達から逃げ切ったと思ったら、エディルの横に現れたカティルの宿敵ヴァンパイアガデルにエディルは噛まれヴァンパイアウイルスに感染させられてしまう。 ヴァンパイアガデルに噛まれヴァンパイアウイルスを注入されたエディルはヴァンパイアウイルスの抗体を体内へと5回打ち込まれ、どうにかエディルはヴァンパイアガデルのヴァンパイアウイルスを抑え込む事に成功する。しかしエディルはカティルのヴァンパイアウイルスの抗体を体内に受け取っていかないとヴァンパイアガデルのヴァンパイアウイルスを抑え込めない体になってしまう。 そんなある日昨日と同じようにカティルの股関の凸をエディルの股関の凹に入れてカティルのヴァンパイアウイルスの抗体を体内に入れてもらうとしていると、エディルは感じてしまい、エディルは感じれば感じる程カティルの血を吸いたくなる衝動が強くなる体へと変化して行く。 あの日カティルはネリル研究所からカティルの体内にあるヴァンパイアウイルスの抗体の提供をさせてくれと頼むが断り力づくでネリル研究所へと連れて行かれそうになる。そして次の日ネリル研究所のビルへ襲撃を掛け、戦争状態になり、カティルとエディルはネリル研究所で開発された動きの速いヴァンパイアや生物ヴァンパイアと戦う事になる。ネリル研究所のビルの中は壊滅状態まで破壊出来たが、肝心のネリル研究所のトップを逃してしまう。そしてネリル研究所のビルからは生物ヴァンパイアが街へと逃げ出し行く。 東京で増え続けるヴァンパイアを必死に成仏させて行くカティルではあるがヴァンパイアの増殖は止まらず、とうとう東京でヴァンパイアウイルスのパンデミックが起きてしまう。
成人向けの内容が含まれる書籍が 24 件あります。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。