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『ホラー、黒熊文芸文庫、101円~400円、雑誌を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧

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  • さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    おや? こんな時間に訪問者とはめずらしい。

    さあ、中へお入りなさい。外はもう極寒でしょうに。ほら、扉を閉めてストーブの近くへ。

    あなた見たところ巡礼者のようですが、いったいどうしてこんな時間にここへ?

    ……まさか、町へ出る汽車に乗るおつもりだったのですか?

    ……そうですか、図星ですか。残念ですが、今日の最終の汽車はすでに発ってしまいました。次に汽車がここにやって来るのは、夜が明けてからになってしまいます。

    ……歩いて山を下りる方法ですか? ほっほっほ、なかなかに元気なお方ですなぁ。

    ですがやめておきなさい。外は雪をも凍る極寒です。人間の身体では耐えることはできません。

    それに、この山は夜が深まると魔物や怨霊が出没します。あれらは寒さよりも厄介だ。憑かれたら最後、人間に戻ることはできません。

    悪いことは言いません。ここで始発の汽車を待ちなさい。心配せずとも夜が明ければ汽車はやってきますから。

    そうだ、あなたの退屈しのぎに私がいくつか面白い話をして差し上げましょう。じじいの話なぞ耳障りに聞こえるかもしれませんが、暇つぶし程度にはなるかと思います。

    【目次】
    九時(夜明けまで九時間)
    零時(夜明けまで六時間)
    惨時(夜明けまで三時間)


    【著者紹介】
    壇希(ダンキ)
    関西在住のオカルトライター
    怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ))

    【書籍説明】

    すみません、そこのお方。お隣、失礼してもよろしいですか? ああ、どうも。

    この汽車はいつも混むのですよ。今日も座れないのかと、肩を落としていたところなんです。いやあ、助かりました。

    ……おや? あなた以前お会いしたことがありますね。こんな所で再会するとは奇遇ですな。

    以前お会いしたのも確か汽車の中でした。あの時あなたは、私のする話をたいそう面白そうに聞いてくれましたな。いやあ懐かしい。

    ……覚えておられませんか? いえいえ、謝るようなことではございませんよ。人とは忘れる生き物なのです。

    忘れた分、あなたは新たな出会いを経験されたということでしょう。素晴らしいことです。

    今日はどこまで行かれるのです? ほう、無量まで。無量というと、終点ですな。これまた長旅になりますな。

    かくいう私も、その手前まで行くのです。この汽車は亀よりも遅いから、それはそれは長い時間が掛かりますよ。

    しかしあなたは運がいい。私がいれば退屈などさせません。時間は十分にあるのです。以前のように、面白い話をたくさんお聞かせいたしましょう。

    おや、そろそろ発車するようですよ? まもなく扉が閉まるでしょう。もう未練はありませんか?

    【目次】
    十勝―極上間
    酒豪―京間
    大京―賞間
    大賞―無量間


    【著者紹介】
    壇希(ダンキ)
    関西在住のオカルトライター
    怪談、伝承、妖怪話など、あらゆるオカルトな話題を収集中
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)

    【書籍説明】

    時は平安。夜半、桂川を群れ歩く妖を見た村人が次々に死んでいく。
    全ては羅城門に棲む鬼の仕業。平安京を脅かす魔物を討伐するため、
    源氏のうら若き御曹司・頼義は、とある法師陰陽師のもとを訪ねる。
    男の名は鬼宿法眼。光る君と見紛うほどの美貌とは裏腹に、
    人々から『魑魅魍魎を自在に操る朱雀の鬼』と恐れられていた。
    幾重にも連なる朱の鳥居の先に見える世界は、夢か幻か。
    差し伸べられたその手は一体、誰を救うためにあるのか。
    人間の業の闇が蠢くとき、閉ざされていた魔界への境界が啓かれる――

    【目次】
    序章  遷都 ―せんと―
    一章  深縹 ―こきはなだ―
    二章  魔窟 ―まくつ―
    三章  焔 ―ほむら―
    四章  月宮 ―つきみや―
    五章  鬼星 ―おにぼし―
    六章  奇々怪々 ―ききかいかい―
    七章  曙 ―あけぼの―
    八章  槿花 ―きんか―
    幕章  反魂草 ―はんごんそう―


    【著者紹介】
    沓名凛(クツナリン)
    江戸に塗れた京女。侍をこよなく愛する。
    … 以上まえがきより抜粋
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)

    【書籍説明】

    あなたは通学路の道で不気味なことを感じたことはありませんか?
    感じたことがある人は気を付けてくださいね、もしかしたらこんな体験をしてしまうかも。
    これはある男の子に起きた、怪奇現象。
    怖いという感情が引き起こしてしまった体験。
    あなたも一人で帰る時は合わないように。
    じゃないと本当に連れていかれるかもしれません。

    【目次】
    夕刻の音
    近づくもの
    現実…?
    不可解
    去らない恐怖
    真相


    【著者紹介】
    真杏(シンアン)
    ホラーや推理系を主に書いています。
    クスッと笑えるようなギャグも書くことがあります。

    … 以上まえがきより抜粋
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)

    【書籍説明】
    存在しない筈の日づけの出来事を記した日記
    その日記を手にしてから、野田孝の周囲では奇妙なことが起こり始める
    日記に書かれた「白露」という奇妙な存在の正体とは
    そして、日記に書かれた存在しない筈の日づけの真実に気付いた時、孝は何を思うのか


    【目次】
    日づけの不思議
    上司と後輩の不和
    白露の謎
    狛前屋敷にて
    日づけの答え
    二人は語る
    一欠片の理解
    白露とは


    【著者紹介】
    藤安悠(フジヤスユウ)
    げっ歯類にはまってます。
    … 以上まえがきより抜粋
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)

    【書籍説明】

    意気揚々と楽しく生きていたつもりで、ふとしたことから居場所をなくすことがあるものです。

    自分を、過去を振り返って、そこに瑕は本当にないのでしょうか?

    誰かを痛めつけたりはしていないでしょうか?

    【目次】
    実家途中の地蔵
    追ってくる足音
    あの頃のあの子
    消えない罪
    生きる誇り


    【著者紹介】
    森内ゆい(モリウチユイ)
    ライター 小説では事故物件ホラー「ことりの巣」、阪神大震災二十年小説「赤い月はもう見ない」が出版されている 神戸在住 犬が大好き
    … 以上まえがきより抜粋
  • さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度)

    【書籍説明】

    大学生のなな子と真子は学生最後の夏休みを楽しむため、大好きなバンドが出演する夏の音楽フェスティバルを見に行く。

    しかし本番中に事故が!

    その事故をきっかけに、ふたりは不思議な体験を強いられることになる。

    はたしてこの現象の意味、目的とは……?


    【目次】
    夏の恋
    ひと夏の恋にしたくない
    夏をもう一度
    真実の夏
    夏の終わり、そして……


    【著者紹介】
    天音(ソラ)
    お酒と甘いお菓子が大好き
    … 以上まえがきより抜粋

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