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『ハーレクイン(小説)、藤峰みちか、0~10冊(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~46件目/全46件

  • おなかを痛めた赤ん坊に愛を注ぎたい。でも、貧しい私に母の資格はないの?

    ウエディングプランナーのポピーは、姉夫婦を失った悲しみをこらえ、みんなが幸せな顔をしている結婚式で仕事に精を出していた。そのとき、彼女はハンサムなギリシア人男性からダンスに誘われる。さらに星月夜の下で唇も奪われ、彼にすっかり夢中になってしまう。ダンスが終わって、男性の名前がアポロだと聞くまでは。一度も姿を見せたことのない、亡き義兄の裕福な弟がなぜ私のもとに?「君のおなかの子はドラコス家の一員だ。僕がもらう」泣きそうになりながら、ポピーは自分の大きなおなかに腕を回した。子どもができなかった姉は、ポピーに代理出産を頼んでいた。姉との最後の絆は絶対に渡したくない。かなわぬ恋は忘れるのよ……。

    ■お待たせしました! I-2602『ギリシア富豪の完璧な人生』の関連作をお届けします。ヒーローのようなお金持ちでなくても、子どもは愛情深く育てると決めたヒロイン。ところが赤ちゃんもヒロインも手に入れたいヒーローは、彼女を壮麗な屋敷に引きとめ……。
  • 母になりたいと夢見るシンデレラ。タイムリミットは刻一刻と迫り……。

    「兄さん、リズは赤ちゃんを産まなきゃならないの。一刻も早く」親友が兄のクエンティンにそう伝えたばかりに、リズはどぎまぎした。体の不調が原因で、子供を望むなら急がなければならないのだが、相手がいないため人工授精を考えているのだ。しかも大富豪のクエンティンは、リズが18歳で初めて会った日から、その男らしい魅力に心奪われ、密かに恋してきた相手。でも彼はリズのことを、堅苦しく“エリザベス”と呼び、11年たった今もなお、リズは彼の前では緊張し、びくびくしてしまう。そんな彼女に、クエンティンは冷静に、事務的に、無感情に告げた。「君は僕と結婚しなければならない。伝統的な方法で子供を作ろう」

    ■愛に包まれた家庭を夢見るリズと、愛に冷淡な大富豪クエンティン。彼は孫を早く見たいと願う両親のため、経済的援助と引き換えに、リズに子供を産ませようと考えます。でも、彼がリズの前でクールにふるまうのには訳があって……。心弾むシンデレラ・ストーリー!
    *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ディザイア傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 腕に抱く愛し子は、異国の想い人の忘れ形見。

    トーリは異国で山賊にさらわれ、小屋に閉じこめられた。明日をも知れぬ身を嘆き、絶望しかけるが、同じくさらわれてきたアッシュと名乗る男性に励まされ、その輝く黒い瞳と野性的なたくましさに魅了されて、気づけば命の残り火を燃やし尽くすように体を重ねていた。翌朝、銃声で彼の死を悟ったトーリは命からがら逃げだし、故郷へ帰りついた──身ごもっているとも知らずに。15カ月後、トーリは訪ねてきた異国の貴人を見て仰天する。アッシュ!? 彼女の愛息と同じ黒い瞳がみつめていた。

    ■愛らしいヒロインと心にしみる作品で人気のアニー・ウエスト。今作も感涙必至の感動作に仕上がっています。明日なき命を覚悟し、名前しかわからない男性と一夜の契りを結んだヒロイン。奇跡の小さな天使に導かれ、思いがけない運命の扉が開きます。
  • 平凡な店員にすぎない私が、富と権力を誇る王様の妃に?

    30も半ばを過ぎたからには、世継ぎをもうけなければならぬ。黒い瞳の王オマールは世界中から才色兼備の女性20人を選び、パリの豪邸に招待した。愛の存在など信じていない彼は、義務のためだけの花嫁選びを慣習に従って行おうと決めたのだ。26歳でバージンのエリザベスは壮麗な舞踏場で愕然とした。たぐいまれな美貌や才能を誇る女性たちが居並んでいる。双子の姉の身代わりでこんな場所に来たけれど、似合わぬドレスを着た冴えない私が王の興味を引くわけないわ!だが恥辱に震える彼女を熱く見つめていたのはオマールで……。

    ■“大スター作家ペニー・ジョーダンの再来”との呼び声も高い作家ジェニー・ルーカスが描く夢のようなロマンスをお届けします。思いがけず異国の王に見初められ、光り輝く王宮に招かれたヒロインの運命は? 最後までハラハラドキドキの展開にご注目ください!
  • 情熱と戸惑いの口づけは、もどかしい愛の萌芽……。

    サブリナが働く巨大企業の新社長フリンは、彼女とは旧知の仲。彼が結婚してしまってからは疎遠になっていたが、昔は一緒に街を歩いたり、身の回りの世話を焼いたりしたものだった。それが恋心だと、サブリナは自分でも気づいていなかったけれど。今、トップに君臨する重圧で、かつては屈託がなかったフリンが非情な仕事人間に変わっていくのを、彼女は見ていられなかった。そんな折、重役の提案でフリンが休暇をとることになり、彼が仕事をしないよう、サブリナが見張り役を命じられる。迎えた休暇初日、青天の霹靂ともいうべき事態が起こる――ふだん黒縁眼鏡に隠れている彼女の美しさに気づいたフリンが、初めて見る熱っぽい表情で、唇に迫ってきて……。

    ■フリンが悪妻との離婚を経て、学生時代に親友と交わした“独身の誓い”を最近復活させたばかりだと知るサブリナ。たとえ彼と過ごす時間がめくるめくものになろうと、それは休暇が明ければ消えるうたかたの恋……。ニューヨーク編集部絶賛の新進作家が魅せます。
  • さようなら、憧れのボス。私はもうあなたのメイドじゃないの。

    巨大企業のCEOセバスチャンの秘書ミッシーは、出張で同行したラスベガスに着くやいなや、退職届を出した。今日は30歳の誕生日。この4年間、尊大なセバスチャンに朝から晩までこき使われ、休日さえも返上して働きづめだった。でもそれももう終わり。ミッシーは眼鏡を外し、三つ編みをほどき、セクシーなドレスを身につけて、カジノのルーレットへ繰りだした。するとそこへボスが現れた。目の奥には初めて見る炎が燃えている。ミッシーは彼に賭を挑んだ──あなたが勝てば仕事に戻る。でも私が勝ったら、密かに憧れていたあなたと一夜を過ごしたいと。勝利したミッシーは彼に身を捧げるが、やがて体に異変が現れ……。

    ■『ナニーの秘密の宝物』で日本デビューを飾って以来、次々と話題作を出し続けているキャット・シールド。地味な秘書の大胆な変身も楽しめる、ボスと秘書の情感豊かなロマンスをお楽しみください。
  • 名ばかりの結婚なのに、初夜に結ばれて……。

    カリブ海の島にあるリゾートホテルで働くブリアンは、ボスのゲイブから不意にプロポーズされ、思わず息をのんだ。黒髪と青い目のボスに愛される夢がついにかなうの?だが詳しい話を聞いて、ブリアンはひどく動揺した。ニューヨークの富豪一族の一員であると判明したゲイブは、祖父から遺産相続の条件として結婚を言い渡されたという。さらに彼は別れた妻が残した赤ん坊の母親を必要としていたので、信頼できるブリアンが選ばれたというわけなのだ。人知れず失望した彼女に、ゲイブは冷徹に言い放った!「この結婚は契約に基づいたビジネスだから体の関係は含まれない」

    ■J・ロックは『消えた花嫁と忘れじの愛』で記憶喪失に陥った悲運のヒロインをドラマティックに描きました。この作品では、彼女の夫の弟として顔を見せていたゲイブがヒーローをつとめます。名門マクニール一族の男性と契約結婚したブリアンの運命は……?
  • メアリーは夫ダニエルと生後3カ月の愛娘ホープを事故で亡くし、この6年、ずっと悲しみと孤独から抜け出せずにいた。ある日、ふと入った古道具店でにわかにめまいを感じて気を失い、目覚めると、6年前の事故直前の世界に戻っていた。なりふり構わず、メアリーは身を挺して愛する夫と娘の命を救った。夢か現実かもわからぬまま、ただこの時が続けばいいと願うが、気づけばもといた店にまた戻っており、彼女は現実に打ちのめされる。だが帰ろうとしたそのとき、幼い少女と男性の姿が目に飛びこんできた。なんとそれは、愛してやまないダニエルと、6歳になったホープだった!

    ■涙の感動作で読み手の心を癒やしつづける偉大な作家、シャロン・サラの名作をお贈りします。“あなたに永遠の約束を”と刻まれた美しいアンティークの指輪に指を通した瞬間、不思議なできごとが起こり……。後悔、夢、そして希望が描かれた、深い愛の物語です。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美しい御曹司にかなわぬ恋をした。ドレスを着てもお姫様にはなれないのに。

    フラッシュは生活費のために溶接というきつい仕事をこなしながら、2年前から副社長のイアンに片想いをしていた。富と権力に恵まれた彼は、大学も出ていない私の手の届く人じゃない。たとえ半年前、二人で夢のような一夜を過ごしていたとしてもだ。その証拠にイアンは翌日、てのひらを返すように私をあっさり捨てた。パーティの夜、背伸びしてドレスを身にまとい、彼に会いに行ったら、入口で警備員に追い返された屈辱は、いまも忘れられない。耐えきれなくなったフラッシュは、ついに会社を辞めると彼に告げた。するとこれまで無関心だったイアンから、突然自宅へ招待される。最後に私をもてあそぶ気? それでも彼女の心は自然と浮き立って……。

    ■数々の賞を受賞してきた実力派、T・ライスがハーレクイン・ディザイアに初登場です! ヒーローの人生の伴侶にはなれないと知っているヒロインは、彼と一緒にいたい一心からベッドだけの相手に甘んじようとしますが、その願いも拒絶されてしまいます……。
  • 住みこみのナニーにすぎない私が、特権階級の大富豪に愛されることはない。

    ある日、テイトはしばらく音信不通の姉キャリーに突然呼び出された。ところが出向いた店に姉の姿はなく、女の赤ちゃんが残されていた。なんてことなの! また、わが子を置き去りにするなんて……。4年前、キャリーは大富豪のリンク・バランタインと婚約し、彼の息子を産んだものの、結婚式の直前に逃げ出したのだった。テイトは途方に暮れ、息子を引きとって育てているリンクに連絡した。そして赤ちゃんとともに彼の豪邸を訪れて事情を説明したところ、思いもかけなかった話を持ちかけられる。「僕の息子には今すぐナニーが必要だ。赤ん坊と一緒に面倒をみてくれ」子供を見捨てられないテイトは彼と同じ屋根の下で暮らすほかなく……。■人気急上昇中の作家ジョス・ウッドの新作をお届けします。姉が置き去りにした赤ちゃんを抱えて途方に暮れるテイトは、やむなくリンクの豪邸で暮らし始めますが、超セクシーな彼に魅了され……。本作は『なくした記憶と愛しい天使』の関連作になっています。
  • かりそめの夫は億万長者のプレイボーイ。決して愛してはいけない人なのに……。

    行動に愛が伴わない男性にさんざん傷つけられてきたキャットは、ひとりで生きていこうと決意し、高級レストランでの仕事に就いた。しかし案内係に昇進した今でも経済的には苦しく、唯一の親族であるおばの治療費の工面に頭を悩ませている。ある夜、店の上得意客ジョナスに借り物のドレスを台無しにされ、彼女は青ざめた。こんな高価なドレスの代金なんて払えない……。すると、CEOとして不動産デベロッパーを率いるジョナスが提案した。「僕の妻でいる間、ひと月ごとに50万ドル支払おう」3カ月以内に結婚しなければ会社の相続権を失ってしまうらしい。ベッドは共にしない純粋な契約結婚という条件で、彼女は同意したが……。

    ■『なくした記憶と愛しい天使』でデビューしたジョス・ウッドは『独身富豪の天使を抱いて』で筆力を示し、ディザイアの期待の星となりました。待望の新作は、魅惑の億万長者のかりそめの花嫁となったヒロインの物語。貧しくとも凛とした彼女にご声援を!
  • 彼が欲しいのは、形だけの花嫁。愛されないと、最初からわかっていたのに。

    「結婚しよう」ある日突然、オフィスでボスにそう言われて、モーリーンはあっけにとられた。黒い髪と巨万の富を持つ、冷たい青い瞳の大富豪、ザンダー。だが、プロポーズは愛ゆえではない。幼い娘を亡き妻の両親に奪われないよう、家庭環境を整えるため。彼の心はいまだに亡くなった奥さまのもの……。胸の痛みを抑えて、モーリーンは承諾した。でも、これで私の抱えている労働ビザの延長問題も解決する。少しの間、幸せな夫婦を演じて離婚するだけ。けれども、情熱の一夜を経て、彼への思いは深まるばかりで……。

    ■RITA賞受賞歴を持つUSAトゥデイのベストセラー作家、キャサリン・マン。今作でも、彼女の得意とする、けなげなヒロインとゴージャスなヒーローが織りなす、都会的でセクシーなロマンスをお楽しみください。
  • ずっとひとり寂しく生きてきた。恋は贅沢と、自分に固く禁じて。

    トリッシュが大富豪ネイトの屋敷でナニーとして働くことになったのは、彼女だけが彼の姪である赤ん坊を泣きやませたからだった。破格の報酬とすてきな部屋、毎日出されるおいしいごちそうに、貧しい生活しか知らないトリッシュは驚くしかなかった。しかも、敏腕実業家として名高い億万長者のネイトは、世間の女性から理想的な結婚相手と騒がれるほどセクシーな男性だ。けれどいくら彼と同じ家で暮らし、同じ時間を過ごしても、私は1カ月後には出ていく臨時のナニーにすぎない。携帯電話も持っていなかった貧乏学生の私を、お金持ちの彼は哀れんだだけ。恋をするなんて間違っているわ……。■人気沸騰中、サラ・M・アンダーソンの2016年度のRITA賞受賞作! 彼女の持ち味であるドラマチックな展開はそのままに、恋を背を向けて生きてきたヒロインのせつなさも楽しめる1作です。
  • いとしいおなかの子の父親は、裏切りを恐れ誰も愛さない億万長者。

    砂漠の国バジュールの王宮で働くキラは、億万長者タレクを接待するうち自信とパワーにあふれた彼の魅力に屈し、一夜を共にしてしまう。だが、その代償は大きかった。タレクからの連絡はとだえ、やがて妊娠がわかったのだ。彼に話す? 一人で産み育てる?決心がつかず思い悩むキラ。そこへ突然現れたタレクに、キプロスへの出張にアシスタントとして同行してほしいと依頼される。もし彼に愛人扱いされたりしたら……。でも、おなかの子のために父親がどんな人物か知る必要がある。キラは不安を抱えながら、タレクと共にギリシアの島へと旅立った。■クリスティ・ゴールドの話題作『幻のシークと無垢な愛人』、『シークとの許されぬ結婚』、『シークと純真なナニー』の関連作をお贈りします。億万長者タレクの出自に隠された秘密にご注目を!
  • 貧しいウエイトレスのケリーは、仕事先のカフェで彼と出会った。ライアンはリゾート開発会社の経営者で、優しくてハンサム。二人は瞬く間に激しい恋に落ち、2カ月後には婚約した。だがケリーは、ある事件を境に幸せの絶頂から奈落へと落とされる。なんと、ライアンの弟に襲われそうになったのだ。あわやというところを逃げ出しフィアンセの腕に飛びこんだ彼女を、彼は信じるどころか弟をレイプ犯呼ばわりしたと激怒した。そして婚約破棄を言い渡すと、手切れ金だと小切手を投げつけたのだ!半年後、ケリーは遠く離れた町のさびれた食堂で働いていた。身重の体を引きずって昼夜働く彼女の前に、ライアンが再び現れ――。

    ■人気作家マヤ・バンクスの4部作〈誘惑された花嫁〉の2話目です。愛と情熱に満ちた幸せな日々から一転、絶望へ。ページを繰る手が止まらなくなること請け合いのドラマティックな展開は、これぞロマンス小説、これぞハーレクイン・ディザイアの世界です!
    *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 地味でお堅い女教師ナタリーは、ある秘密を抱えている。それは、同じアパートに住むセクシーな男性ジェット・サッターと夜ごとベッドをともにしていること。存在すら知らずにいた甘美な世界を彼に教わり、退屈だったナタリーの生活は一変した。だが、いつかはジェットとの関係も終わるのだと思うと胸が痛むようになり……。人気作家ローリー・フォスター作『昼の顔、夜の顔』他、スーザン・ドノヴァン作『プライベート・バカンス』、そして期待の新星ヴィクトリア・ダールが綴る衝撃作『誰にも言わないで』の3編を、豪華収録!
    *本書に収録されている「昼の顔、夜の顔」「プライベート・バカンス」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 関係は1度きり。誰も愛さない。それが彼のルール。

    ジュリアはセクシーな取引先のホテルオーナー、キャメロンの虜になり、別れたあとは2度と会わない約束で、夢のような甘い週末を過ごした。しかしその後、予想外の事態に陥る。どうしよう。まさか妊娠するなんて。ジュリアは彼にメールした。電話がほしい、と。だが、連絡はなかった。スイートルームの主寝室に入ったキャメロンは、驚いて足を止めた。ベッドの上にはピンクのランジェリー。いったい、どういうことだ……?やがてバスルームから現れたのは、かつて1度だけ関係を持ったジュリア。つまり彼女は、養母が非婚主義のぼくを心配して送り込んだ花嫁候補か!「君にまた会えて嬉しいよ」おずおずと微笑む彼女にキスをしたそのとき、赤ん坊の泣き声が聞こえて――?!

    ■2014年下半期ベストロマンス大賞8位に入賞したケイト・カーライルの、D-1659『秘書とハンサムな悪魔』に続く養子3兄弟の物語をお贈りします。結婚を頑なに拒む魅惑の大富豪は自分に息子がいると知って……? 続くブランドンの恋も、どうぞお読み逃しなく!
  • 要求された一夜の情事――これは使命か、禁断の果実か。

    ニューヨークの大企業に勤めるスザンナは、ある仕事のため異国へ飛んだ。社長の命で、彼の婚外子とおぼしき実業家に会い、血のつながりを証明するためにDNAを提供してもらうのだ。見ず知らずの相手にそんな依頼をするのは気が引けるが、余命幾ばくもない社長の頼みを断ることなどできない。当の実業家アマード・アルバレスの地所に到着したスザンナは、出迎えに現れた彼のあまりに魅力的な姿に、思わず息をのんだ。ああ、今からこの人の人生を180度変えてしまうかもしれないなんて……。彼女が意を決して用件を伝えると、アマードが驚くべき条件を口にした。「君が僕とひと晩、ベッドで過ごすなら」■大人気作家J・ルイスによる『ボスとの秘密の関係』(D-1638)の関連作をお贈りします。女性なら誰もが憧れる理想的でセクシーな誘惑シーンが楽しめるだけでなく、繊細に描かれる心情描写には思わず目頭が熱くなります。美しい珠玉作をぜひご堪能ください。
  • 憎しみを忘れられないのに、
    あなたを求めずにいられない。

    人道支援活動のため国外へ出ていた砂漠の国ジュダールの王女ジャラは、突然兄に呼び戻され、不安を胸に帰国した。もしや母国の存亡にかかわる一大事が……?すると王宮では、思いもよらぬ人物が彼女を待っていた。サラヤ国王子、モハブ。かつてジャラの心をずたずたにした男性。彼がなぜここに? 6年前ジャラはモハブと出会い、熱い恋におちた――そんな彼女をモハブは弄び、紙屑のように捨てた。甦る屈辱に震えるジャラ。だが、兄の口から信じ難い事実が告げられる。ジュダールとサラヤが戦争に突入するのを阻止するには、二人がただちに結婚する以外ないのだと――。■愛憎相半ばする究極の恋!! 王の命により結婚を余儀なくされた
    プリンスたちを描く、オリヴィア・ゲイツの3部作〈愛を拒むプリンス〉最終話をお届けします。激しい愛の世界をご堪能ください。
  • 罪なほど甘美なキスを交わした夜。あの瞬間に二人の運命は始まった。■時計の針が午前零時ちょうどを指したとき、新年を迎えるパーティーの会場で、助産師のジョアンナは見知らぬ男性にキスされた。彼の神秘的な魅力の虜になり、知らず知らずのうちに、彼女は大胆に応えていた。しかし耳元で新年の挨拶をささやかれたとたん、はっと我に返り、自分の犯した過ちに気づいてその場を逃げ出した。数日後、仕事で病院を訪れたジョアンナは、予期せぬ再会に息をのんだ。あの夜の謎めいた男性が診療衣に身を包み、何食わぬ顔で彼女の前に立っていたのだ!
  • 父の突然の訃報と軽蔑のまなざし――それが彼との冷戦のはじまりだった。■彼が戸口に立って名乗った瞬間、アナの興奮は一気に頂点に達した。ギャレット・ホールデンといえば、一代で巨万の富を築いた億万長者ということを知らない者はいない。アナは、この血のつながらない兄のことを父ロビンからよく聞いていて、いつか会いたいと思っていた。会えた喜びも束の間、彼の口からこぼれ落ちたのは、ロビンが死んだという知らせだった。しかも葬儀はすでに終わっていた。あまりの衝撃と悲しみに呆然自失している彼女に、義兄は軽蔑の念を込めた視線を向け、言い放った。「ロビンの次は僕をたらし込むつもりか?」アナは悟った――自分が老人の財産を狙った悪女だと思われていることを。
  • ★『セイレーンの涙』から1年。ノーラはいま、愛する独裁者ソルンのベッドから逆さまにぶら下げられていた――。ザックを妻のもとへ返し、ウェスの無垢な愛も手放してしまったノーラ。けれどソルンの腕の中に戻ったいま、彼女はふたたび“所有”される歓びに酔いしれていた。彼女を15歳のときからこんなふうに“支配”してきたソルンは、表向きは人望厚い聖心教会の司祭だが、その素顔はNY地下世界に君臨する倒錯と享楽の神。杖で打たれ、鞭でなぶれ、痛みを感じるまで突き上げられても、ノーラはその嗜虐的な愛が何より幸せだった。一通の密告が、ある野心的な女性記者のもとに寄せられるまでは。ソルンは身辺を嗅ぎまわる記者の動向に警戒を強め、ノーラにひと夏のあいだ身を隠すよう命じる。そしてなぜか、教会の信徒マイケル・ディミア――ノーラが“エンジェル”と呼ぶ美しい17歳の少年――を連れていくように言い、彼を徹底的に“調教”するように、と告げた。マゾヒストという自らの性に罪悪感を抱き苦しむ少年が、“痛み”という歓びによって羽ばたけるように。
  • ★これはグリフィンとマイケルの物語――倒錯の髄を極めても、愛は知らない美しい男たちの。ノーラとマイケルの潜伏先は、SM界のバッドボーイ・プリンス、グリフィン・フィスクの屋敷だった。美貌とたくましい肉体に加え、NY随一の資産家のひとり息子であるグリフィンは、内気な少年マイケルにとってあまりにも恐れ多く、眩しい存在だった。グリフィンと目が合うたび、苦しくなるほど胸は高鳴り、股間は熱く硬くなる。連夜のノーラの調教はマイケルを花開かせたが、翌朝あざの手当てをしてくれるグリフィンの手指の動きは、次第にマイケルを苦悶に陥れるようになっていた。グリフィンとマイケル、激しく惹かれ合う二人の美しい男たちを静かに見守るノーラの脳裏に浮かぶのは、ウェスリーの、あの大きな茶色の瞳だった。彼の一途な愛には応えきれず、その手を振り払ってソルンの元へ戻ったはずなのに、今も心は、どんな鞭で打たれるより強い痛みに疼いているのだった。
  • ★ソルン、キングズリー、グリフィン、マイケル、そしてノーラ。すべてが終わったとき、彼らは〈第八圏〉に集う――ある儀式のために。そこに“彼”もいることを、ノーラはまだ知らない。ソルンの身辺を嗅ぎまわる女性記者、スーザンは深い霧の中にいた。「あなたは聖職者でありながら、エロティカ作家ノーラ・サザリンの愛人なのか? そればかりか、まだ未成年だった彼女に罪深い手ほどきをした犯罪者ではないのか?」と、ソルンの司祭館を訪ね、直談判しようとさえしたのだ。だが追及をたたみかけるより先に、彼女はソルンの世にも怜悧で美しいルックスと、その圧倒的なまでの威圧感に言葉を失った。そして認めざるを得なかった。わたしはこの司祭に欲情している、と。当然ながら彼に拒まれ、スーザンはいっそう執拗になった。記者としてのプライドか女としての執着か、ソルンとノーラの過去にまつわる調査にのめり込んでいったのだった。そんな彼女の前に、NY地下世界の帝王キングズリー・エッジが現れる。この退廃的な魅力を放つフランス人は、スーザンを妖しく誘惑しながら、自らとソルン、そしてノーラの、悲しみと背徳に満ちた過去へと案内するのだった……。
  • グローリーは、職場の上司で王族のヴィンチェンツォと激しい恋に落ち、夢のような日々を過ごした。なのに、君はつかのまの愛人にすぎないと屈辱的な言葉を投げつけられ、彼の人生から蹴りだされてしまう。想いを断ち切れぬまま6年がたったとき、一通のメールが届いた。“君の家族の罪を告発する”――送信者はなんとヴィンチェンツォだった。動揺を抑え、ヴィンチェンツォを訪ねたグローリーに彼は冷たく言った。不正を働いた家族を投獄されたくなければ交換条件をのめ、と。「1年だけ、ぼくの妻として暮らすんだ」それはつまり、妃になれということ?■人気絶頂オリヴィア・ゲイツのミニシリーズ3部作〈愛を拒むプリンス〉がスタート! “人生の最大の幸福は結婚”との信条をもつ王に、結婚を命じられた愛を知らないプリンスたちは、幸せをつかむことができるのでしょうか?
  • ★今年いちばんの話題作(問題作!?)エロティカがついに刊行。『7日間のご主人様』のヒロインが全身全霊を賭して描き、生きる、幾通りもの愛のかたちが、ここに凝縮。★“ロンドンの霧”の異名を取る敏腕編集者ザック・イーストンは憤慨していた。NY支局の編集長にあてがわれた次の担当作家が、あの悪名高いノーラ・サザリンとは。挑発的で低俗なSM小説を書き、自身も黒革のドレス以外では外出しないという噂の、頭のいかれた売れっ子ポルノ作家だ。ザックは担当する作品に対しては、どんな“S”の男よりサディスティックになれる。そう自負しつつ、まだ見ぬ作家に対する嫌悪感を臆面もなくあらわにして、彼はノーラとの初顔合わせに赴いた。だが通されたオフィスで彼が見たのは、アヒル模様のパジャマ姿のまま一心不乱にパソコンに向かう、色白で小柄な、見たこともないほどの美人だった。彼女はゆるいウェーブの黒髪を揺らし、魅惑的な瞳をザックに向けると、甘やかな声で言った。「あなたの助けが必要なの――」
  • ★ロマンスファンも、アンチ・ロマンスファンも、この挑発的(プロヴォカティブ)なエロティカからは目が離せない! 1行を追うごとに、深く堕ちていく――愛の深淵へと。★ノーラはついに、自身がそれまで生きてきたSMの地下世界をザックの眼前にさらした。そしてそこに絶対神として君臨するソルンの正体も。ノーラの定義では、“エロティカとは、愛するが故に別れを選ぶ恋人たちの物語”――それは、ソルンとも、ウェスとも、決して結ばれることのないノーラ自身の物語なのだった。そして彼女が書き終えたとき、ザックは打ち明ける。去って行った最愛の妻グレースのことを。愛すればこその別れは、彼の物語でもあることを。ノーラとの共同作業は、いつしか互いの心の膿をさらけ出し、吸い、拭い合う癒やしとなっていたのだった。ノーラ、ザック、ウェス……物語が完成した今、ハッピーエンドは誰に訪れるのか。誰にも予想できない、極限のクライマックス!
  • ★これはロマンス、それともアンチ・ロマンス? いいえ、これがエロティカ――わたしたちが初めて出会う、究極のラブストーリー。★ザックとノーラの執筆活動は順調に進んでいた。ザックはノーラの原稿を容赦なくカットし、ノーラはザックの要求以上のスピードとクオリティで応酬した。いかれたポルノ作家と思っていた彼女の才能は本物だった。ノーラの描く濃密なSMの世界は単なる暴力的なプレイではない。そこに心理的かつ逆説的な愛のかたちを見出すにつれ、抑制されていたはずのザックのノーラへの思いも、鈍い艶を帯びてにじむように姿を現し始める。それを黙って見つめるノーラの美しい同居人、19歳の少年ウェス。ノーラの過去や裏の顔をすべて知りつくしていながら、なおも彼女を愛する無垢な魂は、ノーラにとって唯一汚すことのできない聖域だった。そしてウェスの対極には、いまだ圧倒的な存在感をもって立ちはだかるノーラの元恋人、ソルンがいる。かつて彼女を“所有”し、今ある姿へ“調教”したというソルンが何者なのか、ザックはまだ知る由もなかった。
  • 仮面舞踏会に出席したジルは、仮面をつけたフィアンセを追って湖畔のコテージに駆け込んだ。なかに入るなり、無言で強く抱きすくめられ、気の遠くなるような熱い口づけを受ける。最近冷たかった彼の愛情を確認できたように思えて、ジルは胸を高鳴らせ、暗闇を利用して奔放に愛を交わした。その後ひとり自宅に戻ると、保安官代理が待ち受けていた。驚いたことに、先ほどフィアンセが他殺体で発見されたと告げ、さらにジルを疑ってアリバイまで要求してくる。それなら、わたしが愛を交わした人物はいったい誰なの?■謎が謎を呼ぶ本格派ミステリー登場! 北米では人気作家の地位を確立したB・J・ダニエルズの実力がいかんなく発揮されています。
  • やさしい男性と結ばれて幸せな家庭を築く。それが、かつてのペギー・ジョーの夢だった。だが現実は苛酷で、最近ではストーカーに悩まされる日々だ。そんな彼女のもとに、腕利きのボディガードがやってきた。甘い言葉、誘うような微笑み。ジャック・パーカーはまさに“女性を愛しては去る”プレイボーイの典型だ。そして、わたしが大嫌いなタイプ……。彼の熱いまなざしに、ペギー・ジョーの胸は千々に乱れた。わたしの心を奪わないで。むなしい夢など見させないで。「きみだって考えられなくなる。ぼくのベッドに入ってしまえば」自信満々のせりふを聞いた瞬間、全身がうずき、彼女は敗北を悟った。★究極のプレイボーイがヒロインの凍りついた心を溶かす日はくるのでしょうか?★
  • 酒癖の悪い父が亡くなり、牧場主サムに引き取られてからも、リオは父の噂を十字架のように背負い、人々に蔑まれて成長した。今、唯一の理解者だったサムが心臓を患い、死を目前にしている。サムの息子ケインが牧場を継げば、わたしは追い出されるだろう。ケインもまた、いつもわたしを厄介者のように扱い、身寄りのない哀れな女だと言わんばかりの態度をとるのだ――わたしがひそかに彼を愛していることに気づきもせず。だがある夏の晩、ケインは突然リオを抱きすくめ、唇を奪った。激しい情熱、そして不可解な怒りと軽蔑を瞳に宿して。
  • レイフは豪華な会場で、大勢の花嫁候補たちを紹介され辟易していた。運命の相手と出会ったとき、その身を“炎”に包まれる――そんなダンテ家の伝説などレイフは信じていなかった。事故死した妻に対しても“炎”は感じなかったし、再婚する気もない。弟の入れ知恵どおり、偽りの婚約者を仕立て上げてお茶を濁そうか……。そのとき、後ろで立ち働いていたウエイトレスがトレイをひっくり返し、グラスが派手な音をたてて割れた。シャンパンが飛び散る。その場で解雇されうなだれる彼女に尋ねると、金に困っているという。レイフは気の毒に思い、彼女に婚約者役として雇いたいと申し出た。優雅な妖精のように美しい彼女と話すうち、キスしたくなったレイフがそれを実行に移した瞬間……思いもよらない感覚が二人を襲った。■『めぐり逢いの交差点』に続く、人気ミニシリーズ〈ダンテ一族の伝説〉です。結婚願望のないレイフが周囲の干渉をかわそうと雇った、偽りの婚約者ラーキン。二人が出会ったのは決して偶然ではありませんでした。ラーキンに隠された驚くべき秘密とは?
  • ストーカーと化した元恋人から逃げるため、アンナはラスベガス行きの飛行機を待っていた。そこでひょんなことから、コナー・スターンという男性と知り合う。機内でも隣の席になった二人はまたたく間に惹かれあい、幸せいっぱいのまま、ラスベガスのチャペルで電撃結婚した。だがハネムーンも最後の夜、アンナは偶然コナーの名刺を見てしまう。行方不明者の捜索を専門とする、総合警備会社の経営者……牧場主だと名乗っていたのに、なぜ?まさか彼は、元恋人に雇われた探偵なの?嘘をつかれたショックと恐怖に襲われ、アンナは逃げ出した。おなかにコナーの子がいるとわかったのは、ほどなくしてのことだった。■「きみに言えない言葉」の関連作です。兄に頼まれ、幼い頃から行方不明となっているある女性を捜していたコナー。ようやく見つけたところたちまち恋に落ち、勢いこんで結婚したのですが……。切ない恋をご堪能ください。
  • クリスティーナは署内で唯一の女性消防士。バービー人形のような容姿とずば抜けた能力で同僚の男性たちを魅了している。セクシーな救急救命士ダスティンもその一人だ。彼に惹かれながら心を開こうとしない彼女にダスティンが求めたものは……。
  • ★水辺の隠れ家で重ねた二人きりの時間。それは甘美なまでの夢? それとも……。★アケイラはFBI捜査官。偶然訪れたホテルで、喉をかき切られて殺されている女性を発見した。現場となった部屋に入ろうとしたとき、背後に男の気配を感じる。この部屋に泊まっていた男、クロード・ラフィットに違いない。アケイラは容疑者を確保しようと銃を構えて振り返った。ところが、逆に人質にとられて男の逃亡を許してしまうことに!今、アケイラは車のトランクの中で、激しい揺れに耐えていた。押しこめられたときには、思いがけない男の優しさにとまどった。その触れ方はアケイラに忘れたはずの情熱を思い出させた。ああ、彼はいったい、私をどうするつもりなの?
  • エムのTVプロデューサー生命は、危機に瀕していた。手がけた番組が立て続けに三本とも失敗。もうあとはない。それでもなんとか上司に泣きつき、エムは最後のチャンスを得た。だがそれは、彼女にとって最大の難関だった。料理番組の制作?鍋の空炊きしかできない、この私が?あとは主役……ジェイコブ・ヒル。人気急上昇の天才シェフを口説き落とせたら、番組の成功は約束されたも同然だけれど。偵察のため彼の店を訪れたエムは、あまりの衝撃で凍りついた。艶やかな黒髪に、底知れぬ黒い瞳。ミステリアスなシェフがまるで素材を吟味するかのように、彼女の全身に目を走らせていた。★2月刊『週末のファンタジー』、4月刊『摩天楼に抱かれて』、5月刊『マンハッタンの恋人』の関連作品をお届けします。ジェイコブの秘められた過去を知ったエムは?恋の行方は急展開!★
  • 私立探偵のジョーは、夫キャムの命を脅かす脅迫状を受け取った。会社経営者であり発明家でもある夫を、何者かが狙っている。ジョーはキャムに危険が及ばぬよう、極秘に捜査を進めるが、倉庫街で一人の男を尾行中、胸を撃たれてしまう。「キャム、助けて……」ジョーは息絶える寸前、携帯電話越しに彼女を呼ぶキャムの叫びを聞いた。天国の入口で、いまは亡き元夫スキップのなつかしい声がした。「きみにはまだ、やるべきことが残っている」そうよ……わたしはキャムを助けなければいけない。スキップによって地上に戻されたとき、ジョーはまだ知らなかった。死してなお妻を愛する元夫も、幽霊の姿で追ってきたことを。■事件の解決を目指すジョーを守ろうとする夫と亡夫。夫婦と幽霊の奇妙な三角関係の行く末と、脅迫状の犯人は? 意外な結末まで目が離せません。
  • アンジェリカは早くに両親を亡くし、懸命に弟を育ててきた。その唯一の家族まで失った彼女に泣く肩を貸したのは、弟の会社の重役、ライリー・フォーチュンだった。ある夜、彼女は慰められるままに彼とベッドをともにしてしまう。翌朝目覚めると、ライリーは跡形もなく消え去っていた――彼女のおなかに命を残して。ところが三カ月後、それまで連絡一つよこさなかった彼が、アンジェリカの仕事場へ突然やってきて、驚くべき申し出をした。「僕たちは結婚しなければならない。できるだけ早く」★
  • 情報分析官としてCIAに勤めるグレイスは上層部に逆らったばかりに中東の無法地帯へ赴くことになった。そしてヘリで視察中に銃撃に遭い、とらわれてしまう。幽閉された洞窟で、瀕死のパイロットの介抱をしながら、彼女の脳裏をよぎるのは、唯一愛した男性ランドンの面影だった。一度きりでいい。死ぬ前にひと目ランドンに会いたい。あきらめたはずなのに、封印してきた恋心はつのるばかりだ。その夜、肩を揺さぶられて彼女が目を覚ますと、眼帯をつけた屈強な男がかたわらにいた。救出のため、軍に送りこまれてきた精鋭の兵士だろう。でも面影が……。まさか!?グレイスは息をのんだ。★リンダ・ハワードもその実力を絶賛するゲイル・ウィルソン。元CIAエージェントたちをホットに描いた人気ミニシリーズ『孤高の鷲』の最新作を先月から二カ月連続でお届けしています。★
  • 「なぜ僕をそんなに嫌うんだ?」そう尋ねるジェシー・キングを、ベラは思い切りにらみつけた。ジェシーは三カ月前にモーガン・ビーチの町に越してきた実業家だ。ジェシーがやってきて、モーガン・ビーチは一変した。うらぶれたメインストリートの店は買収されて近代的に改装され、町は活気づき、住民はみな喜んでいる――ベラをのぞいて。ベラは“利益が第一”というジェシーの考え方が気に入らなかった。でもジェシーにつらく当たるいちばんの理由は、別にある。彼は本当に私のことを覚えていないのだろうか……。三年前の砂浜での一夜を思い返し、ベラは一人胸を痛めた。■昨年刊行してご好評をいただいたモーリーン・チャイルドの三部作〈キング家の花嫁〉の続編を三カ月連続でお届けします。プレイボーイと一夜を過ごし、翌日に捨てられたベラ。その彼が三年後、町に越してきて……。来月はジェシーの兄ジャスティスの登場です。
  • インテリア・デザイナーのリズは大きな危機に直面していた。仕事が軌道に乗り始めた矢先に大きなトラブルに見舞われ、早急に夫となる男性を探さなければならなくなったのだ。しかし、仕事一途で生きてきたリズに親しい男性などいない。途方に暮れるリズに、意外な人物が助けの手を差し伸べた。クエンティン・ホイッタカー。親友の兄で、大企業の経営最高責任者でもある彼は、リズが長年片思いしている相手だった。思わず胸をときめかせる彼女に、クエンティンは冷たく告げた。お互いの利益のために取り引きをしよう、と。■“億万長者との恋物語”――リッチで傲慢なヒーローの華やかな輝きと、隠れた素顔の魅力を描いた、ゴージャスな恋物語です。
  • ルーシーは、内気だけれど腕のいいシェフとして、高級スキーリゾートのロッジを切り盛りしていた。今日は男性ばかりのお金持ちのご一行が到着予定だが、名簿に一人、匿名の人物がいる。しかもボディガードつきだ。よほど高い地位にある人なのね……要求が高すぎなければいいけれど。一抹の不安を感じながらも、ルーシーはディナーの用意に勤しんだ。その夜。あろうことか、ルーシーは大失態を演じた。一人の客と目を合わせた瞬間、料理を床にぶちまけてしまったのだ!黒髪に浅黒い肌の男性が、王のごとき威厳をたたえた目で睨んでいる。ああ、彼が匿名の人物だ。わたしはきっとくびにされてしまう……。■なんとか汚名返上しようと必死のルーシーを見つめ、謎の客は何か別のことを考えているようです。熱くセクシーなロマンスで人気のスーザン・スティーヴンスが描く、砂漠のシンデレラストーリーです。
  • 友人の出産祝いで産婦人科医院を訪れたジャックは、そこで思いがけず、かつての恋人ニーナと鉢合わせした。8カ月前、ジャックの子供嫌いが原因で二人は諍いになり、口論の末、ニーナは彼のもとを去っていったのだ。忘れられずにいた最愛の人を前にしてジャックは呆然とするが、一方のニーナは何も言わず、怯えた様子で彼の脇を過ぎていく。なぜニーナがこんな場所に? しかも、入院患者の服を着て。まさか……ある可能性が頭をよぎり、彼はニーナを追いかけた。一度は失ってしまった大切なものを、その手に取り戻すため。
  • モーガンは独立記念日を祝うパレードで、開業したばかりの不動産会社を宣伝しようとはりきっていた。ところがパレード用に借りた馬が暴走し、あわや落馬かというとき、意外な人物に窮地を救われた。ゲイブリエル・チャンス――この町の名士チャンス一家の三男で、いまは馬術競技の名選手だ。高校時代ゲイブに恋焦がれていたモーガンは、思いがけぬ再会と、彼が自分を覚えていてくれたことに胸を躍らせた。二人はパレードをともに楽しみ、その後すいかの早食い競争に出場する。見事モーガンが優勝を飾ったところで、事件は起きた。甘い果汁がついたモーガンの唇に、ゲイブが熱いキスをしたのだ!■大人気作家ヴィッキー・L・トンプソンによる、最高にセクシーなチャンス三兄弟の物語〈ラスト・チャンスへようこそ〉二話目です。運命の再会を果たし、たちまち燃えあがる二人ですが……。
  • 6年前に最愛の夫と娘を事故で失って以来、メアリーは運命を呪い、まるで抜け殻のように生きてきた。そんなある日、ふと立ち寄ったアンティークショップで彼女は不思議と心ひかれるブルートパーズの指輪に出合う。何かに導かれるようにして指にはめると、突然世界が回りだし、意識が急速に遠のいていった……。気がつくと目の前には、事故に遭う直前の家族の姿があった。夢でも現実でもかまわない――夫と娘を救わなければ。わが身の危険も顧みず、とっさにメアリーは駆けだした。
  • たった一度だけなら、甘い駆け引きに興じてみたい。エリート一家の中で一人浮いた存在のソフィは、家族に認められたいと思うあまり、みんなの使い走りになっていた。今回姉に頼まれたのは、大物実業家ロレンゾのオフィスの整理だ。ソフィはてきぱきと仕事をこなしたが、ひとつだけ困ったことがあった。ロレンゾは貧困層からのし上がった自由奔放な男性で、シャツも着ずに裏庭でバスケットボールに興じたり、裸でソファに寝転がったまま仕事をしたりするのだ。お堅いソフィがどぎまぎしているのを知って、彼は故意に肉体美を見せつけている気がする。ソフィは決心した。一度だけ、奔放になってみるのも悪くないかも。次の朝、彼女はいちばん上のボタンを開けて出勤した。■『キスを盗んだ億万長者』の関連作をお届けします。次第に大胆さを増していくお互いへの誘惑。その行き着く先は……。セクシーなボスと、かわいらしいヒロインのロマンスをお楽しみください。

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