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『恋愛、ハーパーコリンズ・ジャパン、101円~400円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全119件

  • 倒錯的なプレイをしてみたい――
    秘密の願望はその夜、現実のものになった。

    メアリーが部屋に入ったとき、夫は若い男性客とブランデーを楽しんでいた。
    端整な顔立ちのその青年が言った。「こちらにおいでください。あなたをじっくり拝見したいので」
    彼は近づいていったメアリーのドレスを腰まで引き下ろし、ペチコートを引きはがした。「いけませんわ……おやめになって……」
    半裸の彼女を見つめる、青年と夫の舐めるような視線。
    青年は慣れた手つきでコルセットの前のホックを外し、あらわになった乳首をつまんでひねった。
    「奥さまは、好色な方でいらっしゃいますね」
    「底なしの欲望の持ち主です。さあ、始めてくれたまえ。好きにしてくれてかまわない」
    青年が瞳をきらめかせる。「デスクの上に身を乗り出し、もたれて」
    言われたとおりにすると、ズロースのスリットを左右に大きく広げられ、ヒップを丸出しにされた。
    ゆっくり、ゆっくりとヒップを這う彼の指が、そのとき不意に振り下ろされた。「ああ、痛い!」
    洗練された外見とは裏腹に彼は容赦なかった。メアリーのヒップの隅々に強烈な打撃を繰り出し……。
  • その夜、初めて秘密の願望を口にした。
    「私の両手をベッドに縛り付けて動けないようにして」

    寝室の壁に張り巡らされた巨大な鏡が見ている。夜ごと私が深紅のシーツの上で繰り広げる恋人たちとの淫靡な時間を――
    金曜の夜。ジョージが来た。「その髪は何だ」富豪の彼に不機嫌に言われ、急いでポニーテールにして寝室に入る。
    と、ベッドに腰かけていた彼はやおら立ち上がった。「俺の望みはわかっているだろ」
    ひざまずかせた私の髪を乱暴につかんで奉仕させたあと、慌ただしく帰っていった。
    月曜はカルヴィン。「オイルを塗ってくれ」たっぷり彼のものを愛撫すると、今度は彼がオイルをつけた指で私の敏感な場所を弄び始める。
    アブノーマルなのが彼の好みだ。私は四つん這いにさせられ、激しく貫かれた。
    そして今日は水曜日。内気なのに誰よりも貪欲なデニスは満足するまで一晩かかることもある。
    「今夜は違うことをしよう」デニスが言った。
    「何をしたいの?」彼はなぜかためらっている。
    私は我知らず口走った。「いい考えがあるの」脈が速くなっていく。「私の両手をベッドに縛り付けて、動けないようにして」
  • 念入りなマッサージをお願い。
    敏感な部分は指と舌で、ゆっくりと。

    ワーカホリック気味のキャリアウーマン、アレクシアはひとときたりとも携帯電話を手放せない。たとえヴァカンスの最中でも……ほら、また電話がかかってくるわ――
    だが、いまはそれどころではない。さきほどバーで知り合ったホテルのオーナー、逞しい肉体を持つリヴェラに魅入られて、ロビーの一角で抱きすくめられているのだから。
    誰かが角を曲がると、丸見えだと思うと鼓動が高まるけれど、それでもリヴェラの執拗な指がレースの布片を横にずらすと、ぞくぞくする。
    繊細な蕾がほとんどあらわになって脈打つと、リヴェラが指を止め、アレクシアを抱き上げて、夢のような屋上薔薇園へと誘うのだった……。

    辺り一面、酔わせるような薔薇の香りが漂うけれど、薔薇の茂みにはもう、花ひとつ、咲き誇ってはいなかった。リヴェラがアレクシアのために、花をすべて摘み取り、急ごしらえのベッドにまき散らしたから。
    逃れられないように覆いかぶさってくるリヴェラの美しい横顔から、どれほどの美しい声が漏れでるだろうと期待するのに、いつまでたっても何も言ってくれないのだ。だから、アレクシアは脚を大きく広げ、自ら哀願するように囁いた。
    愛・し・て・ほ・し・い、と――
  • 「口を開いて。ぼくをいい気持ちにさせて」
    やがて口いっぱい何か温かいものが広がって…。

    エリザベスにある日、見目麗しい公爵との縁談が舞い込んだ。
    後継ぎをもうけるため花嫁を迎えたいという公爵は、同性愛者だという噂。
    その証拠に、いつもそばにアーサーという美青年がぴたりとくっついている。
    いったいどうやって後継ぎをつくるのかしら?
    そして、迎えた初夜。夫妻はベッドに入ったものの――案の定うまくいかない。
    「ここで待っていてくれ」公爵はベッドを出て、自分の寝室へ。
    なかなか戻らない夫が気になり、エリザベスが公爵の部屋のドアを開けると……
    公爵の正面にひざまずくアーサーが、夫の一物を口ですっぽりと咥えている――!
    ああ、なんてこと!
    「ようこそ、リジー」アーサーは頭を傾け、エリザベスを見あげてにやりとした。
    「こっちへおいで」
    ハンサムで、美しく男らしい体つきの二人は猛々しい兵士のようだ。
    エリザベスは陶然となって一歩前に踏み出し……。
  • スカートを脱がせる。
    淫らなTバックがあらわになる。
    ぼくは人差し指を下へずらし…。

    アムステルダムへ向かう列車で、セクシーなブロンドの青年が向かいに座った。
    彼――チャドとの会話は弾んだが、何事もなく駅で別れた。当然だった。私には夫がいる。
    翌朝、散歩中に財布をすられたことに気づいてホテルに戻ろうとしたとき、私の財布を手にチャドが現れた。
    いたずらのお詫びにコーヒーをおごると誘われ、カフェに入った。
    「あの……」彼は照れくさそうに言った。「すごく惹かれてるんだ。モーガン、もっとあなたが見たい。意味わかるよね」
    夫を裏切る気はなかった。「話をするだけなら問題ないわ」
    「それなら、もしも一緒にあなたの部屋に行ったら、僕があなたをどんなふうにファックするか、詳しく話してもいい?」
    心臓が早鐘を打ちはじめた。肉体的な関係には進まないのだ。あと数分くらい……。「いいわよ、チャド」
    「僕はあなたを壁に押しつけ、両手で顔をはさむ。それから舌であなたの唇を開き、じっくりとキスをする」
    私は彼の目を見た。欲望の波が体の奥深くからこみ上げてくる。
    「あなたの喉に歯を立てたいと言ったら?」低く甘い囁きに、私は催眠術にかかったようになって……。
  • 「もっと締めつけろ」「もっと強く」
    秘密の恋人が王妃に命じる。
    私の盗み見に気づいた彼は――!

    「もっと締めつけろ。もっと強く」
    秘密の愛人が王妃マリー・アントワネットに荒々しく命じる声がもれ聞こえて、今宵も侍女アラベルは頬を染めずにはいられない。男の体から立ち込める甘い麝香の香り――
    ため息をついて廊下を歩いていると、黒い人影があらわれ、アラベルは捕まえられる。見知らぬ男はアラベルを抱えあげると、腰に尖ったモノをこすりつけてきた。
    冷たい床に押しつけられて、いまや、アラベルの下半身はむき出しだ。
    男の指先が襞をかき分け、ピンク色に腫れあがった欲望の芯にたどりついた。花芯を軽く摘ままれると、思わず喘ぎ声が出てしまう。
    アラベルが可愛いお尻をよじったそのとき、大きくて長い蛇にいっきに貫かれたのに気づいて、はっと息をのんだ。
    ヘアブラシの柄や、ときには侍女たちに指を入れてもらったことはあるけれど、男性自身を差し入れられたことは一度もないのに……。
    アラベルが処女だとわかると、いっそう興奮をかき立てられたのか、男は激しい挿入を繰り返し始める。
    そして、男からは麝香の甘い香りが……。
  • きみが組み伏せられて、
    プッシーをなめられたり
    ペニスを押し込まれたりするのを見たい。

    他の男とセックスするわたしを見ること。
    それが、ゲイブがわたしに望んだ愛し方だ。美青年のナイルに貫かれるさまを、彼は見るだけ。
    キスしたい、彼を愛撫したい……それなのに、触れさせてくれないゲイブの狡い愛し方に、わたしは多少なりとも傷ついていた。
    「両手で自分の胸をいじるんだ」
    羞恥に眩む想いで、ゲイブに言われるままに――むっちりとしたわたしが唯一、自慢できる――豊満な胸を露出させ、尖った乳首を親指と人差し指で何度もいじくった。ノーマルとは言いがたい性交のせいで、引き攣るように身悶えて、知らぬ間に締めつけている。
    こうして、いけない官能に溺れ、飼育されていくのだ。
    だがやがて、わたしは気づいてしまう。ゲイブの目がナイルを……熱を孕んだまなざしで、ナイルの美貌を陶然と見つめていることを。
    ナイルの尻をなでまわしながら、もう一方の手をシャツの裾から背中にすべりこませているのを。
    ゲイブが欲しいのは、本当にわたしなのだろうか――それともナイル?
  • むきだしのお尻を叩いて、
    甘い割れ目を舐めてイカせてほしい――!

    エルはある日、親友のサーシャに誘われて、彼女の知人ステファンおじさんが住むというベネチアへ行くことになった。
    運河に面した大邸宅。夢のようにゴージャスな、素晴らしい休暇になる――はずだった。
    ところが、その夜、遠くから女の喘ぎ声がもれ聞こえてきたのだ。
    驚くエルが部屋を覗くと、そこには美しいサーシャの白い裸身が闇に浮かび上がっていた。豊かな黒髪、情熱的な黒い瞳、見たことがないほどの美貌の男ステファンの、男らしい完璧な肉体に貫かれて。
    まるで何かの罰かのように、サーシャの尻の頬を激しく叩き続け、泣き声をあげさせるや、股を開かせ、「私はふしだらな女です」と口走らせるまで、尻に指を入れて突き続ける。
    唇がはねあがり、面白がっているのは明らかだ。その端整なステファンの姿を見つめているうちに、エルの股間は疼き、手は知らず秘所に触れていた。
    もう止められなかった。鏡の前にある大理石のテーブルに片方の足を置き、太ももを広げてショーツの上から撫で始めた……。
  • 俺のペニスピアスが
    彼女のスイートスポットをこすった瞬間の顔を見てみたい。

    その夜もキットはクラブへ行った。お目当てはマーシー。セクシーな美女だ。
    黒革のミニスカートにピンク色のホルタートップ。純情そうな顔立ちからは想像もできないほど、腰の動きに色気がある。
    さりげなく近づいて、囁くのだ。俺のモノに夜通しなぶられてみたいか? と。
    銀のピアスが6つ嵌まった――ベッドの相手の感度を増すためにつけた――俺の自慢のモノに。
    股間はすでに脈打っていた。俺の銀のピアスがスイートスポットをこすった瞬間の彼女の顔を見たい。
    キットはマーシーのところまで行くと、彼女に体を密着させた。ヒップを抱きかかえ、音楽に合わせて体を揺らしだす。
    ――マーシーは目を閉じ、キットの体の熱を感じていた。彼はいつも私を誘惑するのだ。目覚めているときだけでなく、夢の中でも。
    彼の手が脇から背中へと滑ってホルタートップの下へと潜りこんできた。
    思わず吐息をもらす。体の奥深くで悦びがつのっていき、我知らず太腿の内側に力が入る。
    彼の姿を見ただけで正気を失ってしまいそうなのに、こんなふうに抱き合ったら、まともでいられるはずがない。
    だが今夜のキットは容赦しなかった。もう一方の手でスカートをめくって太腿に指を這わせ……。
  • んんっ…声が出ちゃう…。
    隣室でお祖父ちゃんが寝てるのに。

    妹に比べて不完全な人間で、吃音もあるわたしは誰にも愛されない――そんな思いに、物心ついたときからずっと苛まれてきた。妹のほうが美しくて、賢くて、今日、結婚も先を越されてしまった。
    そんなことをつらつら考えていると、一睡もできなくなって、暑苦しくて……だめ、のどが乾いてたまらない。
    「ル、ルーカス。ど、どうして、こ、ここに?」
    驚きのあまり、声がもれた。キッチンに降りると、もう帰ったと思っていた、片恋相手のルーカスが目の前になぜかいて、ショートパンツしか身につけていない姿で立っていたから。
    そういうわたしもネグリジェが汗だくで、ぴったり張りついて、裸同然だ。胸の膨らみを慌てて腕で隠しても、ルーカスには丸見えだろう。彼に触れられるのを乞い願い、乳首がつんと尖っているのが。
    ルーカスがショートパンツをすばやく足首までおろすと、黒々とした股間が露わになり、わたしはあっと声をあげそうになった。
    逃れるようにキッチン・カウンターに乗り上げると、ルーカスの指がついてくるように伸びてきて……胸にされる甘やかな愛撫に我を忘れて、すがろうとするけれど、なめらかな表面の上では支えになるものなど何も見つからない。
    ネグリジェをまくりあげられて、腕にからみついたまま全裸にされると、恥ずかしくて、手のひらに爪が食い込むまでこぶしを握りしめた。
    これから何をするつもりなの? その答えはわからない――だけど、彼のさらなる愛撫を心の底から求めていることだけははっきりとわかる。
  • ある日、裸の男が天から降ってきた。
    たくましい体。情欲に燃える目。
    「ぼくの任務は、君がしてほしいことをすること」

    ブリザード吹き荒れる凍えるような夜、
    雷鳴とともに、裏庭に大きな何かがおちてきた。
    物だと思ったら――裸の男だった。
    豊かな黒髪と、光る肌。広い肩と胸。引き締まった腰。たくましい太腿。
    きれいに筋肉がついた丸い尻。男性器は……。
    リリーは驚いて彼を家に入れた。毛布を着せかけ、ココアをいれる。
    ザカライアと名乗った男を、リリーはザックと呼ぶことにした。
    大雪が降っているのに、彼には雪のかけら一つついていない。
    いったい何者? 宇宙人? 未来人? それとも――。
    「どうしてここに来たの?」「君がしたいことをするためだ」
    「もし出ていけと言ったら?」「ぼくは任務に失敗しない」
    彼の黒い目に何かが光った。
    大きくてたくましい手が伸びてきて……!?
  • 家庭教師の白い肌に舌を這わすと、
    お尻が震え、喘ぎ声が漏れた。

    「お兄様に秘密にしていただけるなら、この体を閣下に差しだしますわ」
    木登りをしていた淑女を引きずり下ろすと、伯爵家の次男ウィリアムの掌中にすっぽりとおさまり、妖艶なまなざしでそう訴えた。
    彼女の名はクリスティン。まもなくウィリアムの兄と結婚する見目麗しい婚約者だったが、なぜか兄を忌み嫌い、家庭教師となって逃げていたところを、ウィリアムが捕らえたのだ。
    シャワーを浴びながらも、ウィリアムはクリスティンのことが気になってたまらない。いまから彼女のドレスを剥ぎ取り、裸にさせ、男をまだよく知らない白い貞淑な肉体に、思うままに快楽を注ぐ――そう考えるだけで股間が熱くなり、思わず慰めていた。
    そのときふと、“彼女も自分で自分を慰め、悦びを得たことがあるだろうか?”とウィリアムは思いつき、その考えに囚われた……。

    バスルームから出たウィリアムは、巨大なベッドの真ん中に横たわったクリスティンの裸身を見下ろし、甘い言葉で囁いた。「自分の体に触れてみてくれ」
    予想していた以上に、淫らな色香を滲ませる肢体の持ち主――クリスティンが腹部から胸へと両手を這いのぼらせ、手のひらで豊満な乳房を包み込むと、親指で乳首のまわりに弧を描き始めた。さらに唇をわななかせて、あられもなく脚を広げるさまに、ウィリアムの理性はいっきに吹き飛んだが、ひとつだけ決めていたことがあった。
    彼女が自慰でイッたことがあるかどうか――なんとしても、その答えだけは見つけださなくてはならない。
  • 彼の指が下着の中へ滑り込む。
    だめ…カメラの前でイっちゃう。

    「おっぱい」と聞くだけで、顔を赤らめる清楚女優――そんなわたしをたった4日で、本能のままの獣に変えた男。
    知性派俳優ミハエル・サマーヴィル――セクシーな魅力を放つ色男が、官能芸術映画の撮影中、衣装のボディスに指を滑り込ませてきたのだ。
    ミハイルの親指が硬くなった蕾を刺激するだけで、わたしの乳首に命が吹き込まれる。鋭いまなざしで見つめられるだけで、骨の髄までとろかされる。
    事実、この4日間、“アレ”を思い出しては、丁寧に擦る、甘ったるい彼の指ばかりをわたしは考えている。
    撮影のあいまに行った海で、ミハイルはビキニの結び目をほどきながら、もう片方の手でわたしのいやらしい場所を包み込んだ。
    伸縮性のある布地を必死で横にずらそうとして、指の先端や関節が花芯にあたるたびに、あられもなく嬌声をあげ、体をのたうたせるわたしがいる。ついにミハイルは完全に布地をずらすことに成功し――彼の指がゆっくりと差し込まれてきた……。
    そんな淫靡な“アレ”の記憶にたゆたっているときに、監督の声が突然響いた。
    「君たちが本当にやっているところを、撮影したい」
  • このひとの喉元に蜂蜜を垂らし、
    舌先で舐めてみたい……今すぐ。

    「きみの土曜日の夜の習慣を教えてくれ。不道徳な習慣を」
    「毎週土曜日の夜、マスターベーションするわ」目を伏せて答えると、マルコが、目を細めてわたしをじっと見つめる。
    脚の間がしっとりと濡れるのを感じる。立ち上がって、黒いレースのショーツをおろし、わたしが脚を広げて見せると、マルコのうめき声がする。
    マルコは、コーヒーテーブルを脇へ押しやり、わたしの両脚を肩にかけ、手を押しのけると、舌をリズミカルに動かして花の蕾を舐めたり吸ったりしながら、皿の上にあったピクルスに手を伸ばし、わたしの奥深くへ挿入し始めた。
    手からこぼれ落ちたラベンダー色の革製ノートパッド――わたしの成功の象徴――が転がっていき、彼の屋敷のプールの底へ沈んでいく……。
    昨夜のパーティで、謎めいたハンサムな大富豪マルコが、官能的な笑みを浮かべながら声をかけてきたのだ。
    “一晩だけ、僕のいいなりになれば、きみにぼくの屋敷をあげよう”と――
    でも、よく知らない彼に何をされるというの? もしも四肢を縛られて、鞭や鎖が出てきたら――そのときのわたしは頭がおかしくなっていたに違いない。いままで無難に生きてきたわたしなのに、知らぬ間に頷いていたのだ。
    完全にプールの底に沈んでいる、ノートパッド。あれはわたし? 危険に飛び込んだあげく、永遠に使い物にならなくなってしまった……わたし――
  • イクことを禁じられて3週間──
    ああ、淫らなご褒美が待ち遠しい。

    支配するよりもされる側になりたい――“M”の恋人と別れたあと、そんな願望に取り憑かれていたハドリーは、
    仕事で知り合ったセクシーなトレーナー、フロストに強烈に引きつけられた。
    190センチを超える長身。厚い胸板に筋肉質の腕。圧倒的なオーラ。
    彼とファックしたい。今夜彼がアパートメントへ来てくれるなら、ベッドの柱に縛りつけられて鞭打たれても構わないわ。
    ハドリーは彼に言った。「あなたの指導を受けたいの」
    だが誘惑の言葉は冷たく拒まれ、フロストに激しく攻められたい願望をSMクラブで満たしていたある日……。
    ハドリーは気づいた。“S”に屈辱的な姿でいたぶられる自分を、フロストが見ていることに。
    帰らないで。お願いだから――彼女は目で訴えた。駐車場に出ると、フロストがいた。ハドリーを車に乗せるやいなや、彼は強く命じた。「服を脱げ」そして腹這いにした彼女の肌に両手を滑らせ、ショーツを引き下ろし……。
  • あなたを犯したい。
    鞭であなたの腿と腰を叩いて、
    おもいきり私をイカせて!


    昼間はIT企業で働く地味なOLイヴは、エリス・アパレントの名で密かにブログでエロティックな小説を綴っている。
    ブログを始めたのは2年前。恋人に刺激的なプレイを求めたら変態呼ばわりされ、別れたあとだった。
    オフィスでは品行方正なイヴがエリス・アパレントだと知る者はいない。
    その夜は、セクシーな同僚レーンを妄想してブログを書き、手と口と舌と彼のモノが登場するすばらしい夢を見た翌朝……。
    大変、遅刻だわ! オフィスのエレベーターに駆け込むと、レーンがいた。狭い空間に二人きり。
    彼に鏡張りの壁に押しつけられ、スカートの中をまさぐられる――
    そんな妄想が頭を離れず、帰宅後、彼を逞しいカウボーイと重ねてホットなシーンをブログにアップした。
    翌朝、出勤してきたレーンを見て、イヴは心臓が止まりそうになった。
    古びた黒いブーツ。黒いTシャツにGパン。ゆうべ書いたカウボーイと同じ格好……。まさか、知ってるの?
    目が合うとレーンは挑発的な笑みを浮かべた。
  • 私…眼鏡以外、何も身につけていないわ!
    カーテンの隙間から美しい全裸の男性が見える。

    裁縫サークルに集った淑女たちは、紅茶とケーキを前に刺激的なお喋りに興じていた。
    「ルーシー、あなた、会を休んでいるあいだにアバンチュールを経験したのではない?」
    ルーシーはどきりとした。あの日、世にも美しい紳士と過ごした甘美な時間。あれは現実だったのかしら?
    興味津々の視線を浴びながら、彼女はみずからの体験を語りはじめた――
    その日、雨でぬかるんだ道を自転車で走っていたルーシーは、バランスを崩し、転んでしまった。
    天使のような微笑みを浮かべた美青年イーサンが現れたのは、そのときだった。
    逞しい腕に抱き上げられ、どこかへ運ばれていく途中で、彼女はいつしか眠りこんでいた。
    ところが目を覚まして仰天した。一糸まとわぬ姿でベッドにいる!
    カーテンで仕切られた部屋の向こうから聞こえてくるのは、水が撥ね、濡れた布が肌を打つ音。
    ベッドを抜け出し、カーテンの隙間から奥を覗き見る。そこにいたイーサンは……。
  • ハンサムで冷酷な悪党の隠れ家で、
    私を弄ぶ男がどんどん増えて…。

    「ハンサムな盗賊か海賊にさらわれて、無理やり体を奪われてみたいわ」
    たくましくて冷酷な悪党の隠れ家に閉じこめられたあげく、情熱のとりこになる。
    そのようすをほかの男たちに見られて、いけないことをされ、快感を覚える――
    そんな破廉恥な空想を、裁縫サークルで語ったプルーデンスは、帰り道でも相変わらず妄想に耽っていた。
    馴れ馴れしい愛撫やキスを受け、極限まで快感をあおりたてられる自分の姿を想像して。
    ところが、近道をしようとひとけのない裏通りに入ると、突然、背後から重い足音が聞こえてきて、羽交い絞めにされてしまった!
    目隠しをされ、乱暴に馬車に押し込まれる。「動くな」
    異国風の刺激的な香りを漂わせた男がうなり、プルーデンスを組み伏せた。
    片手で胸をわしづかみにし、反対の手は下のほうをさぐりまわす。やがて小刻みに動く指が、ついに秘密の場所にもぐりこんできた。
    「お願い……いけません……もうだめ……」言葉とは裏腹に、体は熱くなっていくばかりで……。
  • 「膝立ちになって」
    手を伸ばして伯爵様のペニスをつかむ。
    「君は覚えが早い」

    住み込みで年老いた未亡人の話し相手をつとめるペネロープは、舞踏会で真っ青な瞳の美貌の男性に目を奪われた。
    彼こそは悪名高き放蕩伯爵ロビン。根っからの女たらしで、この会場にいる女性のほとんどと寝たという噂だ。
    身分の低い自分が、まさかそんな彼にダンスを申し込まれるとは思わなかった。
    音楽に合わせてターンする彼の腿がスカートに入り込むたび、熱いものが全身に流れ、呼吸が乱れた。
    以来、伯爵は屋敷を訪れては、人目を盗んでペネロープを誘惑するようになった。
    そしてついにある日、使用人階段で待ち伏せしていた伯爵が欲望をむきだしにする。
    「きみのスカートをたくし上げ、その部分に触れたら……」
    こんなところで、伯爵様は何をしようというの?
    伯爵は戸惑う彼女の腿に両手を滑らせ、下着の中へ――彼女の中心へと指を動かしていく。「すぐに濡れてくる」
    ペネロープの敏感になった部分を、伯爵は容赦なく弄び……。
  • 前と後ろを同時に“彼ら”に犯される──
    ああ…想像しただけでゾクゾクする。

    結婚式の二次会でストリップ・クラブへ行ったリンダは、端整な顔立ちの赤毛の男に声をかけられた。
    「僕たちと飲み直さないか?」甘い囁きに膝から力が抜け、体の奥が熱くなる。
    彼――エリックに肘を引かれ、連れていかれたのはステージ前のテーブル。そこには彼の友達ネイトもいた。
    青い瞳に、透きとおるほど白い肌。なんて神々しい。その彼が好奇心もあらわに見つめてくる。
    ステージではストリッパーがダンスをしていた。胸はむきだしで、レースのTバックだけ身に着けて。
    やがてネイトがストリッパーを膝にのせ、官能的な動きをしはじめると、リンダはエリックの膝にのせられた。
    脇腹をなでられ腿に下腹部をこすりつけられるうち、あっというまに絶頂に達してしまった。
    下腹部の疼きがおさまらぬままスカートをたくしあげ、今度はネイトの膝にまたがった。
    背後からエリックがヒップをなではじめる。ああ、エリックとネイトに抱かれたい。
    気づくとわたしはふたりに両手を掴まれ、路地裏のレンガの壁に押しつけられていた。
    「後ろをを向け」
  • 男が4人と女が1人。
    体のいたるところに手が伸びてきた――。
    彼の命令で。

    「……いかせ……て……」
    その夜、ミリは、行きずりの男に禁断の愛の調教を施される。椅子に拘束され、脚を広げさせられると、その男はミリの秘部に優しく触れてきたのだ。
    花びらの奥に舌を差し入れてきて、身をよじらせるミリをいままで知らなかった、悦楽の甘い官能世界へ誘ってくれた……ああ、淫靡にこすってもらえばもらうほど、もっとこすって欲しくなるの――
    それなのに、どんなに懇願しても許してくれず、徹底的に我慢させられて、ミリはえんえん苦しみ続けることになる。やがて彼を欲し、愛おしいとさえ思い、自ら口淫するようになるまで……。

    でも、その一夜の情事のあと、ミリの心は完全に崩壊した。
    もうミリは彼なくしては夜も日もあけないのに、ジャックという名前以外、知らないのだ。結婚しているのか、都会にいるのか、田舎の片隅にいるのかも。すべてが欲しくて、世界の果てまで追いかけたいのに、何もわからない。
    他の男を誘うこともできずに、ミリはしかたなく部屋に閉じこもった。
    そして、濡れた花園にゆっくりと自分の指を、玩具を差し入れて、彼に貫かれる夢を見るようになるけれど……。
  • さらに奥まで舌をもぐりこませる。
    熱い蜜があふれてきた。

    結婚記念のお祝いで、わたしたち夫婦はマイアミへ旅行に出かけた。
    淫猥なクラブのダンスフロアで夜更けまで踊りつづけていると、近くで腰をくねらせていた若い女が話しかけてきた。
    かなり酔っていた。気づいたときには3人で宿泊先のホテルのベッドに倒れこんでいた。
    わたしと女はあわただしく服を脱ぎ、夫のシャツとズボンをはぎとった。
    ブラとTバック姿になった女が夫の隣に腰かけ、コックを口に含む。
    夫がわたしに顔を向けてきた――狼狽と快感がないまぜになった面持ちで。
    わたしは自分のブラをむしりとり、仲間に加わった。わたしと女の舌が並外れて立派なコックのまわりでもつれ合う。
    やがて、夫がうなり声をもらし、両手でシーツを握りしめた。オーガズムが間近に迫っているのだ。
    わたしは女に主導権を譲った。質量を増した夫のモノを女は両手でいたぶり、舌を刀身にそって躍らせる。
    夫がかすれ声をしぼり出した。「ああ……もうがまんできない」
  • どんな欲求も満たせる、官能の館。
    ここで起きたことは、他言無用。

    豊かな漆黒の髪。知性を感じさせる瞳。高級スーツの下の鍛え抜かれた肉体。
    セックスと金に不自由したことなど一度もない、ファッション帝国の若き後継者、ダンテ・リッチ。
    その彼に顧問弁護士に指名されたソニアは、彼が買収予定のリゾート・ホテルへ誘われた。
    VIP専用の螺旋階段を上ると、バニラとシナモンの香り漂う、薄暗いダイニングスペースが現れた。
    そこは、カードに綴った官能的な夢想を“デザート”として提供するレストランなのだという。
    「ここで休暇を過ごす客は、快楽に溺れ、あらゆる欲望を満たせる」
    なまめかしい個室でのディナー。その間中、彼との甘美な妄想に体を火照らせていたソニアは、酔いも手伝いカードに書いた。
    〈ダンテと狂おしくアブノーマルなセックスをしたい〉
    ダンテの顔に、熱く飢えた欲望が垣間見えた。導かれたカーテンの奥には巨大なマホガニーのベッドが、
    そして壁の飾り棚には、様々なアダルトグッズが並べられていて――
  • 誰にも言えない禁断のセックス・セラピー。
    極限のオーガズムに未亡人は失神して…。

    若く裕福な未亡人ソフィアは、上流婦人の“夜の生活”について助言を受けるため、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねた。
    応接間に現れたのは、並はずれて美しい官能的な笑みを浮かべた紳士――アンブローズ・シャムフルール。
    彼は相談に訪れる女性を不安がらせないよう女性の名を使っていると明かし、大きな両手で彼女の手を握った。
    と、その瞬間、ソフィアの下腹部に淫らな戦慄が走った。ふしだらにも、彼の指に体のほかの部分をゆっくりとやさしく愛撫される自分の姿が頭に浮かぶ。ソフィアは頬を真っ赤に染めながら告白した。夫婦の営みに満足を見いだせず、当惑ばかりさせられていた過去を。
    「つまり、ご主人は一度も喜びを与えてくれなかったのですね?」
    彼はソフィアを立ち上がらせ、つぎつぎに服を脱がせると、シュミーズに包まれた胸のふくらみを指で愛撫しはじめた。
    経験したこともない、初めての感覚。ソフィアは両脚のあいだがゆっくりと脈打ち、濡れていくのを感じて……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『傲慢貴族の世にも淫らな官能レッスン~調教された貴婦人』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「エロティック・タッチ・マッサージです。
    ご用件をおうかがいします」

    夫の35歳のバースデイに、私はある“サプライズ”を用意した。
    寝室のベッドサイドテーブルには、シャンパンと、とっておきのランジェリー。
    夫は喜んでくれるかしら? シャンパングラスを合わせたとき、玄関のチャイムが鳴った。
    時間どおりだ。だが、黒髪の女性と金髪の女性を目にして、私は訝った。
    予約したのは1人のはずだわ。追い返すべきか迷ったが、好奇心が邪魔をした。
    CEOという職業柄、常に支配的な夫が、2人の官能マッサージ師に意のままに操られる――
    黒髪の女が夫を寝室へ促し、ベッドに寝かせた。
    淫らな手つきで脚から腰、そして下半身へと巧みな愛撫を受けた夫は、あっという間に達してしまった。
    彼がほかの女性にイカされるなんて……。私は嫉妬混じりの言いしれぬ興奮に身を震わせた。
    そのとき、黒髪の女が私を振り返った。「次はあなたの番よ」
  • 「先生、僕にお仕置きをしてくれる? 
    悪さをしちゃったから」

    弟の結婚式の夜、寝苦しさに私は裏庭に出て長椅子に寝そべっていた。
    「何をしているの?」
    驚いて地面の上の眼鏡を探る。
    声の主は弟の親友イーサンだった。ネクタイを締めたシャツの襟元を緩め、くつろいだ様子だ。
    私は恥ずかしさのあまり顔を赤らめた。無防備なパジャマ姿でビン底のような眼鏡をかけているのだから。
    彼は大きな手で私の足首をつかんで脚を持ち上げ、隣に座った。足首を握ったまま。
    彼が目を閉じて、後ろ向きのまま膝に倒れこんできた。
    「ブロンドの髪に大きな胸。それにセクシーだ」
    私がセクシー? 「からかわないで。こんなにレンズの分厚い眼鏡をかけているのよ」
    「まるでお色気たっぷりの女性教師みたいだ。目を閉じて」
    弟の親友の突然の誘惑。私は度を失い、身じろぎした。ああ、神様――!
  • 見知らぬ男に欲情して、路上で辱められ、
    あげく野次馬に見られながらイクなんて…。

    私がトレーナーを務めるジムに、がっしりした体躯の客がやってきた。威圧的なオーラを放つ男だ。
    「はじめまして、マイケル。ガビーよ。さあ、腕立て伏せを始めて」
    腕立て伏せをする彼を見ながら、淫らな妄想に耽る。ああ、彼を縛りつけて思うままにセックスをしたい。
    そのとき、急に彼が顔を上げ、私の太腿の内側を舐め上げた。
    激しい快感に息をのんだが、なんとか平静を装った。「指示どおりにしないなら帰ってちょうだい!」
    “続きは今夜だ”――去り際に残した言葉どおり、その夜マイケルは、ビーチへ向かう道で私を待ち伏せしていた。
    目が合ったとたん膝から力が抜け、まるで催眠術にかかったように、私は彼にされるがままになった。
    ブラをずらして胸をまさぐり乳首を舐め回す一方で、彼は指をスカートの中へ、そして下着の中へと入れてくる。
    「ああ、いい」恍惚感にまぶたを半ば閉じ、私はぼんやりと闇を見つめた。歩いていた男たちが足を止め、私たちを見に集まってきた。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「奴隷よ、私の足をなめろ」
    私はたちまちびしょ濡れになった。

    古代ローマ時代、ブリタンニア――奴隷小屋で競りにかけられていた私は、堂々たる体躯の男性を一目見て直感した。
    彼こそ夢に見ていたご主人さまだ。
    私はその裕福な商人に買われ、彼の屋敷で働くことになった。
    その夜、あてがわれた粗末な部屋で寝床に横たわっていると、ご主人さまが現れた。
    私の胸をあらわにして片方を吸い、指で反対側の乳首をつまんで痛いほど駆り立てる。
    私はひざまずき、すでにそそり立っていたご主人さまのモノに触れ、口に含んだ。
    「あっ!」という驚き混じりの叫び声とともに、彼が私の喉の奥へと高ぶったモノを押し込んできた。
    口内にほとばしるご主人さまの精。私がうっとりと味わっていたとき、突然、彼は激高し、私の手首を縛って吊るし上げた。
    乱暴に後ろから貫かれ、私は歓喜のエクスタシーにうち震えた。
    ご主人さまはなんと誇り高く、厳しく、容赦しないお方なのだろう。
    私は奴隷としての夜のお勤めが待ち遠しくてならず……。
  • 深夜のキッチンで始まった淫らな乗馬。
    半裸の私に彼が跨り、野蛮に乗りこなす。

    「経験はあるのか?」ルームメイトの突然の問いかけに、アノーラは耳を疑った。
    カウンターに食料品の袋を下ろそうとするが、うまくいかない。
    裸同然のルームメイト――シンが、ジーンズの中の怒張したモノをヒップにこすりつけてくるのだ。
    「ないわ」背後から彼に犯されるのを想像したとたん、鼓動が速まり、アノーラはカウンターにしがみついた。
    妄想の中でだけだった。彼がこんなふうに淫らに腰を動かすのは……。
    シンは慣れた手つきでジーンズのボタンをはずし、下着の中に指を滑り込ませてきた。
    秘められた箇所をまさぐり、襞を広げて言う。「濡れているじゃないか」
    熱を帯びた体の芯に指を埋め込まれると、アノーラはうめいた。悦楽が体を走り抜ける。
    最も敏感な部分を彼の指にはじかれるたびに、絶頂の扉が近づいてくる。
    彼が急に欲望を爆発させた理由なんて、もうどうでもいい――
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 彼は指を濡らすと、秘所の奥へと這わせていく。
    「絶対にイクな」

    見合いがいやで家を飛び出したマヤは、ヨガの看板を見つけ、気を落ち着けようと中へ入った。
    人けのないスタジオにいたのは、見事な肉体のインストラクター、ヴィクラム。ここでは必要最小限のものしか身につけない決まりだと言い、ブリーフ一枚の自分の姿を指し示した。
    Tシャツとショートパンツを脱いで、彼と体をからませ合うと考えただけで興奮に胸が高鳴る。でも……。
    「抵抗しているね、マヤ。なぜだい?」
    わたしの体内の血は熱くざわめき、乳首が痛いほど固く立ち上がった。ヴィクラムがわたしの背後に回る。
    彼は長い指でわたしの太腿を開き、両膝をわたしのヒップに押し当て背中の下に体を入れてきた。
    次の瞬間、固くたかぶった彼の欲望のしるしが背骨に当たるのを感じた。
    わたしはあえぎ声をもらして全身を震わせ、彼の唇を求めて向き直ろうとした。
    「だめだ」手首をつかむ彼の両手が腕を這い上がり、汗に濡れた乳房を強く握りしめる。「残りの衣類も全部脱ぐんだ」
  • 「いい子だ――パンティを脱いで、ぼくに渡して」
    誰かが入ってきたら、どうするの…?

    高校の同窓会で、わたしは離婚した夫ジェームズと3年ぶりに再会した。
    わたしたちはカレッジを卒業後すぐ結婚したが、
    仕事が多忙だった彼は“今夜は疲れているから”と言っては、セックスを避けていたものだ。
    でも、離婚後ビジネスで成功したという今の彼に、以前の面影はまるでない。
    日に焼けた逞しい体を見ていると、下半身がうずうずしてたまらない。
    誘われるまま互いをむさぼり始めると……ベッドでの彼は180度変わっていた。
    これが本当に、あのジェームズなの?
    ――いつも青白い顔で仕事に疲弊していた彼は今や、
    元妻をいたぶり奉仕させることに歓びをみいだす、暴君と化していたのだ!
  • あなたは誰?
    冷たい舌と指に、下半身をねぶられて…。

    スコットランド高地地方――北のはずれの海沿いの町へ、ナターシャは一心不乱に逃げてきた。
    彼女を狂人に仕立て上げ、遺産を横取りしようと画策する冷酷な義兄から。
    たどり着いた古びた城の門番小屋の扉をたたくと、現れたのは、漆黒の髪と白い肌をもつセクシーな男性。
    ギャレットと名乗った主が言う。「夕暮れになると従業員はみな帰ってしまい、きみ一人になるが、いいか?」
    不安が胸をよぎった。しかし選択の余地などない。
    やがて部屋で疲れきった体をベッドに横たえたナターシャは、ふいに誰かの視線を感じた。
    次の瞬間、目に見えない何者かがベッドに忍びこんできて、甘い愛撫で彼女をさいなんだ。
    これは夢? それとも……?
    翌朝、目覚めたナターシャは首筋についた小さな歯の痕に気づく。
    そして夕食に出かけたパブで、城には吸血鬼が取り憑いているという噂を耳にし……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『絶倫ヴァンパイアに愛されて』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「君はわれわれ二人を、“旦那様”と呼ぶんだ」
    「では、ご命令を。旦那様」
    「ベッドに乗って両肘をつくんだ。尻は上げておけ」

    年の離れた夫の死後、ソフィはつかの間の逢瀬を楽しんできた。
    だが、物足りないのだ。もっと大胆な、何もかもどうでもよくなってしまうほど深い快楽を味わいたい……。
    日増しに思いは膨れあがり、ソフィはかつての愛人エドワードとの密会時、その願望を口にした――
    もうすぐ今の愛人である侯爵が到着したら、今夜は3人で……。
    と、ドアをノックする音にソフィははっとした。現れた侯爵はいつにもまして凛々しい。
    磨きこまれた膝丈のブーツ。逞しい背中。腰にさげた乗馬鞭。
    ソフィの提案を聞いた侯爵は、3人でのプレイに条件付きで同意した。「君が、我々2人に絶対服従するならば」
    「ではご命令を、旦那様」態度は従順でも、欲望で乳首と下腹部が痛いほど脈打っている。
    そんなソフィを見て、侯爵は鞭の柄を、顎から喉、むき出しになった胸の谷間へと滑らせていく。
    そして、重みを増したふくらみをたどりながら先端を弄びだし……。
  • 「ひざまずくんだ」
    私は彼のブリーフとズボンをペニスが飛び出すまでずりおろした。
    「そうだ、いいぞ」

    土曜日の午後6時、ジャックが電話をしてきて、いつものホテルのバーで待っていると告げた――ファックしたいのだ。
    わたしはセクシーな下着を着けると、入念な化粧を施し、髪を整える。そして車に乗り、ダウンタウンをひた走った。
    彼はバーのカウンター席にいた。日に焼けた金色の産毛におおわれた彼の腕を見たとたん、下半身が疼いた。
    白ワインを注文したわたしに彼が言う。「セクシーなブラウスだ。ボタンをもうひとつはずすんだ」
    彼の望みに従う。それがルールだった。
    わたしは片手をブラウスの前に持っていき、胸のふくらみをぎりぎり隠しているボタンをはずした。
    「行こう」これは誘いではない。命令だ。
    わたしは席を立ち、彼の手に触れた。二人でバーを出る。
    部屋に入るやいなや、彼はタイトスカートをつかんで乱暴に引っ張り上げた――わたしのヒップの丸みがあらわになるまで。
    次にレースのパンティを腿までずり下ろした。
    「これはすごいな」熱く湿った秘所に彼の指がすべり込み……
  • 「ローブを脱げ。早く」
    手錠をかけられ、顔をベッドに押しつけられて…。

    ある晩、クラブへ出かけたシャーロットは、泥酔して意識を失い、床で眠りこんでしまった。
    目を覚ましたとき、目の前にはハンサムという言葉では表せない、セクシーなオーラを放つ男性の姿が。
    クラブのオーナー、キングズリー・エッジだった。
    「おれの家に来ないか? 朝食とシャワーの用意がある。それから……商談について話したい」
    迷った末、ついていった彼女にもちかけられた“商談”――
    それは、女性を力ずくで奪うことに快楽を見出す、さる裕福な顧客と主従契約を結ぶこと。
    彼は変態プレイを好む顧客たちにぴったりの相手を仲介しているのだという。
    「変態プレイの経験なんてあるわけないでしょう!」
    キングズリーは彼女を頭から爪先まで眺め、危険な笑みをひらめかせて言った。
    調教は1カ月間。彼自身が行うと。
    「君が知る必要のあることは、すべておれが教える。立ちなさい」
    命じられて無意識に立ち上がった次の瞬間、彼はベッドサイドテーブルの引き出しから、手錠を取り出し――
  • 「清純ぶるな。
    あいつのモノを突っこんでほしそうな顔をして」
    卑猥な言葉は屈辱的なのに…。

    ここはいったいどこ? ヘレンは眠気で朦朧とする頭を起こし、まばたきした。揺れるろうそくの光――
    見慣れない部屋だ。身を起こそうとして、愕然とした。縄で腕を縛られている!
    「ようやく目が覚めたね」部屋の隅から聞こえてきた低い声の主は……新郎のピアースだ。
    ヘレンは父を恨めしく思った――悪名高き放蕩侯爵に娘を嫁がせた父を。
    固く立ち上がった乳首をピアースの指がかすめ、ヘレンはあえいだ。「ほら、体はこんなにも正直だ」
    レースのナイトガウンの胸元からは乳房があらわになっているし、その下のサテン地も薄く、秘所の茂みまでが透けて見えている。
    そのとき、食事の盆を抱え使用人が現れた。ああ、使用人の目に裸同然の新妻の姿をさらすなんて……。
    花婿は、ズボンの前のふくらみを大きくした使用人を下がらせてから言った。
    「清純ぶるな。その脚を開いて濡れたところにあいつのモノを突っこんでほしそうな顔をしただろう?」
    卑猥な言葉に屈辱を覚えながらも、恥ずかしいことにヘレンはその部分が潤ってくるのを感じて……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『無垢な幼妻は絶倫侯爵に調教される』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「下着をおろし、脚を開きなさい。
    四つん這いになるんだ」

    冷夏のせいで花売りの仕事を失い、17歳のエマはリグズ家でメイドに雇われた。
    外出と帰宅、食事を出すときにお見かけする旦那様は、深いブルーの瞳のハンサムな方だった。
    ある日の午後、書斎の床をはいていたとき、旦那様が入ってきた。
    「こんにちは、旦那様」わたしは挨拶し、仕事を続けた。
    「やあ……エマ……」旦那様は心ここにあらずといった様子で、カーテンを閉めるよう言いつけた。
    そして言った。「下着を下ろして、脚を開きなさい」
    エマは耳を疑った。けれど……旦那様の言いつけは絶対だ。
    「きみの秘部はさぞ美しいだろう」旦那様が穏やかな声で言う。
    一方の手を太腿に這わせ、もう一方で股間を愛撫する。
    やがて旦那様の指が、うずく割れ目の上に移って、ぬるぬるに濡れたひだのあいだに差しこまれ……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『旦那様の歪んだ溺愛~メイドは甘い愛撫に翻弄される~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 紳士がスカートがたくし上げ、じっくりと味わっている。
    お願い、お尻を叩いて! いい子にするから。

    社交界の悪名高き放蕩者トマス・ボルトンは、
    物欲しげな女ばかりの集うパーティーに飽き飽きしていた。
    時間つぶしにウイスキーを片手に図書室に足を踏み入れると、そこには見慣れぬ優美な女性の姿が。
    ふっくらした魅惑的な曲線を描く唇に、ぼくのモノをくわえさせたら……
    きっと罪深いほど甘美な悦びを得られるだろう。
    ズボンの下のピラニアがいち早くその妄想に気づき、かつてないほどの興奮を示して固くなる。
    ところが、オリヴィアと名乗ったそのアメリカ人女性は、予想だにしない大胆な言葉を口にした。
    男と女は恋愛というゲームにおいては敵同士だと。
    そしてボルトンがありきたりの恋愛ごっこに飽きていると知るや、
    限界ぎりぎりまで互いを挑発し合う、“肉欲のゲーム”を楽しもうともちかけてきた。
  • まだ足りないのか、この淫乱女!
    さあ、何が欲しいか言うんだ。大勢の観客の前で。

    アダルドグッズとともにスイートルームのウェルカム・バスケットの中にあった、秘密のパーティへの招待状。
    好奇心に駆られ、夫と会場へ向かったわたしは、
    部屋のあちこちで繰り広げられる淫靡なSMプレイに目を奪われた――
    メイドの制服や真っ赤なラバースーツに身に包んだ女、両手首を背後で縛られた女……
    黒いガーターベルトとハイヒールだけ身につけた拘束台の女は、
    男に乗馬鞭で打たれると、獣のような声をあげて身をよじった。
    赤い線の刻まれた肌を紅潮させ、むきだしの下半身からはいまにも蜜がしたたりそうだ。
    そのとき、夫の指がわたしのドレスの上から下着を探り、愛撫を始めた。
    それに気づいた人々が淫らな視線を向けてくる――ああ、もう我慢できない。見られてもかまわない。
    「お行儀の悪いまねはやめるんだ」夫は悪魔のような笑みを浮かべた。
  • 「奥さん、オナニーしてるってこと?」
    「熱にうかされてる。自分じゃどうしようもない」

    ヘイルが仕事でひと月近くも留守にして家に戻ると、妻が熱を出して眠っていた。
    驚いたことに、彼女は眠ったままヘイルの名をつぶやきながら、毛布の下で自分の体を愛撫しはじめた。
    妻が親指で自らの胸にそっと力を加えるのを見つめるうち、ヘイルの口が乾いてきた。
    顎が上がり、ネグリジェのひだ飾りの上に、なめらかな首があらわになる。
    妻が体の中央で、手の届くかぎり下のほうへ手を伸ばす。
    上掛けの下で指がひくひくと動くのがわかった。
    ヘイルの全身の血が騒ぎだす。妻は欲情しているのだ。
    「ヘイル」彼女の動きのリズムが乱れ、呼吸も乱れた。
    妻はおれの夢を見ている。おれを求めている。
    ヘイルは座り直した――急な鬱血で太さと長さを増したもののために余地を作り……。
  • 神殿の奥深くで繰り広げられる、秘密の官能儀式。
    哀れな巫女見習いは、王子に組み敷かれ…。

    エジプトの巫女見習いのティアは、王子の婚礼の儀を前に神殿へ向かっていた。
    その身に女神アスタルテを乗り移らせ、王子と交わる“神殿奴隷”の務めを果たすために。
    行為の最中、体現する快楽は人間の女のそれをはるかに超えるものだという。
    だが、ティアはまだ女としての悦びを知らなかった。
    体を清めて化粧を施され、香の焚かれた部屋で待っていると、やがて、たくましい王子が現れた。
    欲望を漲らせた目でティアを舐め回すように見る。
    そのとき、吹きつけた一陣の風が薄いローブをなびかせ、豊満な胸の膨らみを月光の下にさらけ出した。
    ティアは感じた――意志とは無関係な何かに、体が支配されるのを。
    清らかな乙女から、なまめかしい“女”へと、己が急激に変貌するのを。
    「お待ちしておりました」艶やかな笑みで応えたその女は、情欲の業火でたちまち王子を貪りはじめた。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『淫靡な女神は気高き王子を情欲の業火で貪る~捧げられた巫女見習い~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 濡れてぱっくり口を開けた秘所が、
    彼の眼前にさらされて…。

    悪魔アクラムのしもべモリガンは、少女の時から長い年月、人間たちの魂を奪ってきた――主の若さと美貌を保つために。
    従順なしもべがひそかに主に欲望を抱き、どれほどはしたない妄想をしているか、彼は知らない。
    ああ……アクラムがほしい――
    たくましく硬くたかぶった男のしるしが背後からヒップに押しつけられ、食いこんでくる。
    敏感になったつぼみを容赦なくいじくり回す、力強い手。
    思わずあえぎ声をもらすやいなや、太い指が脚の間にすべりこんできた。
    下の唇を左右に分けて、蜜がしたたらんばかりの秘所をいやらしく広げてくる。
    だめ、それだけじゃまだ足りないわ。もっと、もっとほしい!
    望みどおり四つん這いにされると、ついにその秘所が主の眼前にあらわになる。
    ヒップをぐいと掴まれた次の瞬間、狂ったように腰を振り立てる主の硬くそそり立つコックに何度も深々と刺し貫かれ……。
  • 秘密の扉の向こうで、彼が愛人と貪りあっている。
    私ではなく、あの男と…。

    ミスター・ジェームズ・グラントは、イングランドの紳士だ。
    彼はいま、駐在しているスコットランドの宿屋に秘密の小部屋を持ち、
    ドゥガン・ムーアという労働者階級の若者を度々招いては、部屋の鍵をかける。
    彼のブリーチズを荒々しく開き、いきり立つペニスをしゃぶってくれるドゥガン……。
    ドゥガンは粗野だが、男も女も魅了する原始の美しさを併せ持っていた。
    ミスター・グラントはそんなドゥガンに夢中だった。絶対に手放したくない。
    だが男しか愛さない彼とは違い、ドゥガンが女も欲しているのはわかっている。
    そしてあるときついに、ドゥガンが宿屋のメイドとも惹かれ合っていると知ったとき、
    ミスター・グラントは、ドゥガンとのベッドに女を迎えるという苦渋の選択を迫られる。
    女を組み敷き激しく動くドゥガンの尻はしかし、いつになく彼をそそることに気づき……。
  • 行きずりのイケメンと、出逢いがしらのセックス。
    刺激が強烈すぎてクセになりそう…。

    ヴェネチア行きの寝台列車を途中下車すると、ジーナはうきうきと広場へ向かった。
    お目当てのチョコレート・ジェラートを買って歩きだそうとしたとき、ヒールが石畳にひっかかり、よろけてしまった――
    と、伸びてきた鋼のような腕に抱き止められた。
    「ケガはない?」ハシバミ色の瞳の男性が、魅惑的なカーブを描く唇から真っ白な歯を見せて笑う。
    カルロと名乗ったハンサムなイタリア人男性は、同じ列車に乗り込み、ジーナの隣の席に座った。
    サンドレスの下の太腿と、硬いデニム地で隠れた彼の腿が列車の振動でこすれるたび、電気ショックのような衝撃が走る。
    やがて日が落ち、外は暗くなった。
    そっと伸びてきた彼の手が、ゆっくりと官能的に膝を撫ではじめる。
    「君を悦ばせたい」耳元に感じる熱い吐息。次の瞬間、大きな手が太腿の間に滑り込んできて……。
  • 彼のネクタイで両手を縛り、目隠しをして命じる。
    「その舌で、私が達するまで奉仕しなさい」

    1年前、研修先で知り合った内気なグラハムと最終日に笑顔で別れて以来、ジュリアは倒錯的な夢想に悩まされ続けている。
    “わたしの部屋に来ない?”と、彼を誘いたくてたまらなかったのに、勇気が出なかった。
    返事がイエスだったら、彼を部屋に入れネクタイで両手を縛るか目隠しするかして、わたしが達するまで舌で奉仕しなさいと命じただろうか。
    暴れ馬に乗るように彼に跨がって、わたしの名前を彼が叫ぶまで腰を振っていただろうか。
    様々な妄想が頭を駆けめぐったあと、最後に行きつくのは決まって同じ――
    目の前にひざまずき、彼女の望みのままの行為をするグラハムの姿……。
    やがて、運命の再会の日は突然訪れた。出張で彼の住む街で足止めを食らったジュリアは、彼に電話をかけてみたのだ。
    案内されたレストランで、ディナーの間中、夢中でエロティックな妄想に耽っていた彼女は気づきもしなかった――
    目の前の従順そうな彼もまた、この1年、自分へのとてつもなく淫らな妄想を膨らませ続けていたとは。
  • あの男の顔は二度と思い出したくもない。
    でも、望遠鏡みたいなアレを忘れるなんて無理。

    知的で自由な精神を持つアナは、10代の若さで伯爵未亡人となった。
    社交界では理想的なレディとして振る舞いながらも、素顔のアナは性に奔放だった。
    お相手は、父親である将軍のもとに駐屯している、若く逞しい新兵たち。
    彼女との関係が知られたら文字どおり首が飛ぶ。彼らが秘密を漏らす心配は皆無で、
    アナのみずみずしく溢れる若い性は、惜しみない快楽を謳歌していた。
    ところがあるとき、アナは父親の命でパリに住む従兄ロバートの屋敷へ送られてしまう。
    わがままなまでに疼く身体を慰めてくれる名も無き若い男たちはもういない。
    ひょんなことからロバートに贔屓の娼館に連れていかれた彼女は一計を案じる。
    娼婦たちが「身体もテクニックも最高なのに無愛想」と嫌っているスコットランド人の客――
    ジェームズ・マッキアナンの相手を、わたしが務めるというのはどうかしら……。
  • 「きみはこれが得意だったな」「はい、ご主人様」
    固くなった長いものが口の中に押し込まれ、喉の奥へと突き進む。

    「ボスが、今すぐオフィスへ来いって」
    同僚のいつもの言葉に、ウエイトレスのローズの頭はたちまち冷静さを失った。
    「わかったわ」か細く上ずった声で答える――そわそわしている様子が表に出ないよう、細心の注意を払って。
    分厚いオフィスのドアの奥で革張りの回転椅子にゆったりと腰掛けていたボスが、重々しい口調で静かに言った。
    「今日のランチタイムに、冷めた料理をお客に出したそうだね」
    全身にぞくりと戦慄が走り、ボスの黒いブーツをじっと見つめる。
    「こういうトラブルを起こした者にはお仕置きが必要だとぼくは思うが。どうだね?」
    ローズは蚊の鳴くような小さな声で答えた。「はい、ご主人さま……そういうウエイトレスはお仕置きに値すると思います」
    「出せ」ボスが命じた。両手を大きな椅子のアームに預け、待ち受けている。
    「はい、ご主人さま」ローズはコンクリートの床にひざまずき、ボスの大きく開いた脚の間に体を滑り込ませると、ズボンをゆっくり引き下ろした。
    そのとたん、怒張した彼のものが勢いよく飛び出し、獣じみたにおいが一気に立ちこめた。
    ボスが喉の奥で低い声を洩らす。
    「では、きみがどれくらい反省しているか見せてもらおうか。口を開けろ」
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『ドS社長の秘蜜のお仕置き部屋』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「やめてほしいのか?」―「いいえ」
    「何がほしいか言ってごらん」―「ふたりで突いてほしい。いっしょに」

    社交界デビュー以来、そそっかしさが仇となり不名誉な評判に悩むグレースは、その日もドレスの裾を踏んで転び、二人連れの紳士をレモネードでびしょ濡れにしてしまった。
    二人の紳士は丁重に詫びるが早いか、グレースを近くの部屋に連れていくと……ドアを閉めて施錠した。
    グレースは息をのんだ――閉じこめられてしまった! きっと陵辱されるのだ。
    「きみに大切な話があるんだ。内密に」えくぼの素敵な紳士はアティクスと名乗り、傍らに立つ美貌の紳士を紹介した。「彼はフィッツジェラルド子爵」
    子爵が真っ青な瞳で射抜くようにグレースを見つめ、燃えるような熱い手を太腿にのせてくる。
    「ぼくたちは、しばらく前からきみのことを花嫁候補に考えていた」
    グレースの心臓がびくんと跳ねた。“ぼくたち”ですって……?
    「ぼくたちはすべてを分かち合う――女性も含めてね」
    グレースの胸が早鐘を打ち始めた。「あの……つまり……結婚したら、夫婦のベッドにはあなたがたふたりがいる……ということ?」
    「そうだ。ふたりできみに触れ、キスをし、舐め、快感で立てなくなるまで突きまくる」
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『寝室の子爵と暴君~咲き濡れる花嫁候補~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「今、ぼくにフェラチオしたくてたまらないでしょう?」

    キャリアウーマンのデルタは、仕事と他人のために尽くすことで欲望を昇華しているが、
    ときには盛りのついた中年女の本能むきだしで、出会い系サイトで不毛な男漁りをする。
    だがその日、待ち合わせの喫茶店に現れたコナーは、夢に出てきてほしいと願うようなハンサムな大学院生だった。
    「あなたみたいにセクシーな人……初めて会いました」
    彼がテーブルの下でデルタのスカートの中にてのひらを押しつけ、じわじわと股間に近づけてくる――卑猥な言葉とともに。
    デルタはとめどなく湧き上がる渇望を感じて、彼にむしゃぶりつきたくなった。
    二人はタクシーを拾い、コナーのアパートメントへ。
    来客をもてなそうとキッチンに向かいかけた彼を、デルタが引き留める。
    「飲み物はいらないわ。いるのはあなただけ」
    ツイードのズボンのファスナーを下ろし、彼のものを両手でなでさすると、喉の奥へ深々と受け入れ……。
  • 会議室に響くのは、バイブレーターの振動と喘ぎ声、
    そして重役たちがごくりと唾をのむ音だけ。

    ザーラは社内でプレゼンがうまいと評判だった。
    堅物のお偉方を前にしたら誰だって萎縮しそうなものだけど、ザーラは違う。
    プレゼン30分前になると、ザーラは社屋の4階にある誰も使わない化粧室に入り、鍵をかける。
    大きな鏡に映る自身の目をまっすぐに見つめながら、ブラウスのボタンを外していく。
    オカズは会議室のCEOや取引先の男たち。
    バイブをあてがい、卑猥なショーを披露するザーラを、
    彼らは股間をぱんぱんに膨らませながら見ている――そんな妄想の中で彼女は達する。
    オーガズムという強力なドーピングは、プレゼンを成功させるための秘密の儀式だった。
    頬の火照りや、にじみ出る“満たされオーラ”が消えないうちに会議室に行かなきゃ――
    ところがザーラは、化粧室を飛び出したところで見も知らぬ男性とぶつかってしまう。
    まさかこの人、ずっとここにいたの……? わたしの声を、聞いていた……?
  • 若く食べ盛りの彼はサンドウィッチをつまんで味わうと、
    今度は私の乳首をつまんで味わいだした──。

    カトリーナの息子は大学生で、きょうも親友のキャメロンを家に連れてきた。
    「こんにちは。ミセス・ムーア」逞しくハンサムな若者は礼儀正しく挨拶をしながら、
    いつもカトリーナを少し上目遣いに見る。見上げるほど背が高いのに。
    カトリーナの頬が年甲斐もなく火照る。はしたなくも、息子の親友に欲情している。
    ある昼下がり、呼び鈴に応えてドアを開けると、キャメロンが立っていた。
    息子は夕方まで講義のはず……。カトリーナは彼を招き入れ、サンドイッチを出した。
    食べ物をのみ下す音がごくりと響く。二人の間に、熱と性の匂いが充満する。
    カトリーナの足がキャメロンの腿を這い上り、固いふくらみに押しつけられた。
    数分後、カトリーナはテーブルの上で、しとどに濡れた秘部を若い種馬に貪られていた。
    最初の嬌声が、長い午後のはじまりを告げる――。
  • 「もっとよ。早く。やって」
    「なら目を閉じろ、あばずれ。とことんいかせてやる」

    夜のパリの街――
    古城の壁面に鎮座する悪魔の彫刻に目を留め、メドゥーサは一目散に屋上へと駆け上がった。
    男性器を持つ悪魔の彫刻を見つけたのは初めてだった。
    目が合った男をたちまち石に変えてしまうメドゥーサにとって、元から石でできた彫刻は欲望を満たす格好の相手。
    はるか昔、海神ポセイドンに陵辱されたあと、女神アテナに恐ろしい魔力を授けられて以来、
    メドゥーサは永遠の時を生きてきた。
    誰も愛さず、誰からも愛されぬ孤独の中で。
    ところが、絶頂に達したそのときだった。
    突如、彫刻の悪魔が生命を持ち、動きだしたのだ。
    やがて悪魔は、この世のものとは思えぬほどのまばゆい美青年の姿に変わって……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『悪魔なイケメンは男嫌いの女神を落としたい』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • おまえは俺を卑しい平民だと口では罵る。
    だが、下の口はどうだ? こんなに欲しがってる…。

    伯爵未亡人アナは、可憐な従妹シャーロットの婚礼のため、イギリス郊外の館に滞在していた。
    シャーロットは類い希な美貌を持ち、気立てもよく、完璧なレディとして育てられた。
    この無垢な令嬢が、夫となるつまらない子爵に一生の貞節を誓うことになる――
    それがアナには不憫でならなかった。誓いを立てるその前に、彼女に贈り物をしたい。
    アナは友人ロレンツォを呼びだした。イタリアの詩人で、放蕩者だが情に厚い男だ。
    夜10時。屋敷の者が寝静まった頃、ロレンツォはするりと窓から入ってきた。
    ベッドに横たわる、薄いナイトドレス姿のシャーロットの傍らにはアナが座っている。
    「アナ。こんなにも美しいレディに奉仕する名誉をこの僕に与えてくれるとは……!」
    ロレンツォの男性的魅力を目の当たりにしたシャーロットの胸が期待と不安に震える。
    アナは優しくシャーロットの前を開いた。「さあ、あなたの美しい胸を見せてあげましょう」
  • 「さかりのついた牝犬め。我慢できないのか」
    「はい……下着はぐしょ濡れです」
    「見せてみなさい」

    スーザンは休暇先で、ある写真集を恋人の目を盗んで何度も見返していた。
    19世紀の愛らしい乙女たちが、むきだしのお尻を器具や平手で叩かれている。
    こんな変態的な行為をもとめる人たちと同じ嗜好が、わたしにもあるらしい。
    ハンサムで優しい恋人にいたぶられる自分の痴態を想像すると、どうしようもなく興奮するのだから。
    スーザンはフランス窓の外のラウンジチェアに座る恋人に視線を転じた。
    サイモン、あなたもこの本を見て興奮したの?
    その日、珍しく彼と口論になったとき、彼女はおずおずと願望を口にしてみた。
    「わたし……あの……お仕置きを受けたほうが……?」
    すると彼は眉間にしわを寄せ、使用人でも見るような目つきで腕組みした。
    「失敬な振る舞いに対しては、お仕置きが必要だ」
    愛情深い恋人は突如、尊大な暴君に変貌した。
  • 毎週水曜日の淫らなごっこ遊び。
    ある時は変態司祭に懺悔する罪人に。またある時は発情した泥棒猫に。

    毎週水曜日。それはフレイヤたち“プレイメイト”の約束の日。
    ソールとジェイソンというハンサムでセクシーな同僚ふたりと彼女は、
    毎週水曜の夜になると、それぞれのセクシーなアイディアを持ち寄り、
    役になりきって互いの秘密の願望を叶えてやる。
    たとえば、きょうのフレイヤは、地下室のワイン倉庫に監禁されたOL。
    同僚のソールに仕事のミスという弱みを握られ、椅子に縛りつけられたまま、
    ワンピースを引き裂かれ、彼に陵辱の限りを尽くされるという役どころだ。
    ところがその夜、事態は予定されていた筋書きとは違う展開を見せた。
    撮影に徹するはずのジェイソンが、いいアイディアがあるとばかりに割り込んでくると、
    彼女を四つん這いにして後ろから犯し、ソールには前を攻めろと言い……。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『小悪魔OLはエリートCEOに執着されています』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 「どうしようもない変態女だな…
    しゃぶれ! 
    ぐずぐずするな」

    この椅子……サイモンとのSMプレイにうってつけだわ。
    アンティークショップに飾られた、どこか卑猥な感じのする艶やかな赤い革張りの椅子に、
    スーザンはひと目で魅了された。
    休暇中、女性のむきだしのお尻を叩く写真を食い入るように見つめていたサイモン。
    突如荒々しい暴君に変貌した彼に苦痛と歓喜に満ちたお仕置きを受けて以来、彼女は変態的なセックスの虜なのだ。
    全裸で赤い椅子に座る彼に、お尻を容赦なく叩かれる――そんな自分の恥ずかしい姿を想像すると、
    めまいがするほどの興奮に襲われ、高価なその椅子を衝動買いしてしまった。
    やがて帰宅したサイモンは、椅子を見るなり怒りをあらわにした。
    スーザンが震える声で言う。「ごめんなさい、ご主人さま……お願いです、許してください……」
    「いけない子だ」パンティをそろそろと脱ぐ彼女に、彼は命じた。「よこせ」
  • 「脚を開け、伯爵夫人。そこに触れたまえ」
    ああ、正体も明かさぬ男にオーガズムを見られるなんて。

    伯爵未亡人アナ・フォン・エスリンは、ここ2年ほど独り寝をかこつ暮らしだった。
    30代に入ったばかりで、まさに熟れた果実ともいうべき身体をもてあましているのは、
    ひとえにジェームズ・マッキアナンという憎らしい男のせいだ。
    爵位も持たないくせに、科学技術者としてのし上がり、王室からも一目置かれる男。
    彼は本気でアナを妻にと望み、舞踏会で、晩餐会で、彼女と顔を合わせる度に、
    誘惑の触手で絡めとろうとする。二人の身分差などおかまいなしに。
    そんな彼の傲慢さがいやでたまらないのに、ほかの男では満足できない。
    悶々とするアナに、いとこのロバートが“君がいちばん欲しがっているもの”を贈ってくれた。
    それは究極の愛の技巧を持った“理想の愛人”――。
    ただし、目隠しをしていなければ会えない、謎の愛人だった。
  • 「おれのブーツを脱がせてくれ」
    ジーンズから勢いよく飛び出した巨大なモノを地面にひざまずいて口に含むと…。

    親友シェイラの誘いで、わたしはロデオを観にタスマニアの牧場を訪れた。
    車を停めた瞬間、バイクの上に屈みこむ、ジーンズをはいたセクシーなお尻に目が釘付けになった。
    日焼けした顔に、煙るような黒い瞳の彼――
    トニーが、食べ頃の動物を眺めるような目つきでわたしを見る。
    ロデオが始まると、子牛がロープで縛られるのを眺めながら、わたしははしたない想像をしていた。
    屈強な男にわたしが縄で縛られ、組み伏せられる姿を。
    夕方になってシェイラとトニーの姿が見当たらず、退屈してコテージの部屋に戻ったわたしは、目の前の光景に息をのんだ。
    シェイラが全裸の男の足下にひざまずき、巨大なモノを口に含もうとしている。
    突如彼女は切羽詰まった欲情に駆り立てられ、部屋を飛び出した。今すぐトニーを見つけなきゃ……。
  • 秘所を舌で愛撫すると、
    彼女がひざまずいてペニスを咥えて舐める。
    最高に美味しそうに。

    富と美貌に恵まれた令嬢レティシアには、社交界デビュー以来、求婚が殺到。
    だが、最大の関心事である花婿候補たちとの肉体的相性を知る術がなく、途方に暮れていた。
    やがて思いついたのは、彼らを秘密のピクニックに誘うこと。
    これなら付き添いの目のないところで思う存分、相性を試せるわ。
    招待状を出した数日後、求婚者の一人、ラングストン子爵が屋敷を訪ねてきた。
    広い肩、引きしまった腰、鍛えあげられた腿とふくらはぎ。服を着ていてもにじみ出る、男らしい力強さ。
    まるで肉欲を形にしたような男性だ。
    レティシアが震える膝を深く折って優雅に会釈すると、子爵は誘惑的な視線を投げた。
    「いったいきみは、ピクニックで何をするつもりだ?」
    顔を赤らめつつ計画を告白したレティシアに、子爵は言った。
    「きみと花婿候補たちとの逢い引きの見張り役を引き受けよう。ただし……」
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『淫らな子爵の欲望に無垢な令嬢は翻弄される』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 濡れているね。いい感じだ。
    さあ、今から尻を叩く。もう後戻りできないよ。

    「100ドル? 本気で言ってるの?」私はお酒にむせそうになりながら言った。
    バーで飲んでいた私に、見ず知らずの男が声をかけてきたのだ。
    うちに来てくれたら――そしてセックスしたら――100ドルあげるよ、と。
    憤慨して答えに窮していると、後ろから低く柔らかい声がした。「1000ドルではどうかな」
    そう言ったのは、ダンディでセクシーで、見るからに裕福そうな男性だった。
    もう、ふたりともやめて、と言うかわりに私は冗談を返した。「2時間で5万ドルよ」
    するとダンディは革の小切手帳を取り出すと、さらさらと数字を書き込んだのだ。
    えっ? どうしよう……。いったい彼はわたしに何をしようというの……?
    “お金で買われた女”として、彼の意のままに身体を嬲られる――
    そんなシチュエーションに自分がどれだけ興奮するか、私はまだ気づいてもいなかった。
    *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『5万ドルで買われた乙女~イケメン紳士はまさかのドS~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。

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